JP2004058778A - ハンドルバー用スイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】位置決めピンが折損しても、それを修理する際の交換費用を抑制することができるとともに、製造コストを低減させることができるハンドルバー用スイッチ装置を提供する。
【解決手段】車両のハンドルバーHBに形成された位置決め用孔に嵌入可能な位置決めピン5dと、当該車両が搭載する各種電装品を操作するための複数の操作スイッチと、一対の半割り形状部品としての上側スイッチケース1a及び下側スイッチケース1bを互いに合致させて構成されたスイッチケース1とを具備したハンドルバー用スイッチ装置において、位置決めピン5dが、スイッチケース1とは別体の補強板材5に形成され、且つ、当該補強板材5がスイッチケース1から取り外し可能とされたものである。
【選択図】 図10
【解決手段】車両のハンドルバーHBに形成された位置決め用孔に嵌入可能な位置決めピン5dと、当該車両が搭載する各種電装品を操作するための複数の操作スイッチと、一対の半割り形状部品としての上側スイッチケース1a及び下側スイッチケース1bを互いに合致させて構成されたスイッチケース1とを具備したハンドルバー用スイッチ装置において、位置決めピン5dが、スイッチケース1とは別体の補強板材5に形成され、且つ、当該補強板材5がスイッチケース1から取り外し可能とされたものである。
【選択図】 図10
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二輪車などの車両が有するハンドルバーに固定され、当該車両が具備する各種電装品を操作するための複数の操作スイッチが形成されたハンドルバー用スイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、二輪車が具備する操舵用のハンドルバー先端には、運転者が走行中把持し得る把持グリップ又はスロットルグリップが取り付けられており、これら把持グリップ又はスロットルグリップに隣接した位置にスイッチ装置が固定されている。かかるスイッチ装置は、上下一対の半割り形状部品を合致して成るスイッチケースを筐体としており、該スイッチケースにおいて、二輪車が搭載する各種電装品を操作するための複数の操作スイッチが形成されている。
【0003】
従来のハンドルバー用スイッチ装置は、そのスイッチケースを構成する上下一対の半割り形状部品をハンドルバーを挟みつつ互いに合致させ、締付ボルトにて締め付けることによりハンドルバーに固定されていた。ここで、ハンドルバーの所定位置には予め位置決め用孔が形成される一方、スイッチケースを構成する上下一対の半割り形状部品の一方には当該位置決め用孔に嵌入し得る位置決めピンが一体成形されており、位置決めピンを位置決め用孔に挿通して嵌入させていた。これにより、ハンドルバーに対するスイッチ装置の取り付け時の位置決め、及び使用時のスイッチ装置の回り止めを図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のハンドルバー用スイッチ装置においては、位置決めピンがスイッチケースと一体成形されたものであったため、以下の如き問題があった。即ち、二輪車が転倒などしてスイッチ装置に過大な荷重が加わった際、位置決めピンが折損してしまうことがあり、この場合、ユーザは、スイッチケース全体(又は、一対の半割り形状部品のうち位置決めピンが形成された側)を交換する必要があるので、交換に伴う費用が嵩んでしまうという問題があった。
【0005】
一方、上記不具合を回避するには、過大な荷重が加わっても折損し難いように位置決めピンを設計する必要があり、当該位置決めピンの径を大きくしたり、材質を高価な硬質のものに変更せざるを得ず、ハンドルバー用スイッチ装置における製造コストが嵩んでしまうという問題があった。然るに、径の大きな又は硬質な位置決めピンであっても、折損してしまえば、その交換費用は従来のものと変わるところがなく、依然として費用が嵩んでしまう。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、位置決めピンが折損しても、それを修理する際の交換費用を抑制することができるとともに、製造コストを低減させることができるハンドルバー用スイッチ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、車両のハンドルバーに形成された位置決め用孔に嵌入可能な位置決めピンと、当該車両が搭載する各種電装品を操作するための複数の操作スイッチと、一対の半割り形状部品を互いに合致させて構成され、前記複数のスイッチ及び位置決めピンが形成されたスイッチケースとを具備し、前記スイッチケースを構成する一対の半割り形状部品を前記ハンドルバーを挟みつつ合致させ、締付ボルトにて両半割り形状部品を締め付けることにより当該ハンドルバーに固定されるハンドルバー用スイッチ装置において、前記位置決めピンは、前記スイッチケースとは別体部品に形成され、且つ、当該別体部品がスイッチケースから取り外し可能とされたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記別体部品が、前記スイッチケースの幅方向に亘って延設され、その両端に前記締付ボルトを挿通させるボルト孔が形成された補強板材から成ることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、前記スイッチケースには、前記複数の操作スイッチの配線を通すべく前記ハンドルバーの回動軸近傍に臨んだ配線用孔が形成されるとともに、前記別体部品に当該配線用孔の一部を遮蔽する遮蔽部が形成されたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るハンドルバー用スイッチ装置は、二輪車におけるハンドルバーの左側先端に取り付けられた把持グリップと隣接して固定され、当該二輪車が搭載する各種電装品を操作し得るもので、図1〜図3に示すように、上側スイッチケース1aと下側スイッチケース1bとから成る一対の半割り形状部品を合致して筐体としてのスイッチケース1を構成している。
【0011】
上側スイッチケース1aには、車両の前照灯をハイビームとロービームとで切り換えするディマースイッチ2と、当該前照灯をパッシングするためのパッシングスイッチ3とが形成されている。ディマースイッチ2は、シーソー型のスイッチを構成し、図4に示すように、その操作ノブ2dと対応する上側スイッチケース1a内に配設された樹脂製のディマースイッチ用ハウジング2aに設けられている。
【0012】
パッシングスイッチ3は、その操作ノブ3eを揺動動作することにより前照灯を一時的にハイビームにしてパッシングするもので、上側スイッチケース1a内のパッシングスイッチ用ハウジング3aに設けられている。
【0013】
更に、上スイッチケース1aの左右端には、二輪車におけるハンドルバーの外周面と合致し得る半円弧形状1aa及び1abが形成されており、下スイッチケースの左右端に形成された半円弧形状1ba及び1bbと合致して、当該ハンドルバーの外周面を上下から挟持し得るよう構成されている。また、半円弧形状1aaより僅か内側には、該半円弧形状1aaと略同一形状面を有するリブ1acが形成されている。このリブ1acは、上スイッチケース1aと一体的に形成されて当該上スイッチケース1aを補強しており、その両端に締付ボルトBT1及びBT2を挿通し得る挿通穴a、bが形成されている。
【0014】
下側スイッチケース1bには、車両の左右いずれかのウィンカを選択的に点滅させるターンシグナルスイッチ4と、ホーンを鳴らすためのホーンスイッチ6とが形成されている。ターンシグナルスイッチ4は、その操作ノブ4aを中間位置から左右いずれかに揺動させることにより、ウィンカを選択的に点滅させるよう構成されており、図5で示すように、下側スイッチケース1b内に配設されたターンシグナルスイッチ用ハウジング4bに設けられている。
【0015】
下側スイッチケース1bの左右端には、既述の如き半円弧形状1ba及び1bbが形成されており、二輪車におけるハンドルバーを上下から挟持し得るよう構成されている。また、図3で示すように、半円弧形状1baの一部から所定寸法下方に切欠かれて配線用孔1bcが形成されている。この配線用孔1bcは、上記した複数の操作スイッチの配線Hを外側に通すべくハンドルバーの回動軸近傍に臨んだ孔である。
【0016】
一方、半円弧形状1baより僅か内側には、下側スイッチケース1bとは別体の補強板材5(別体部品)が圧入固定されている。この補強板材5は、スイッチケース1の幅方向(図1における左右方向)に亘って延設され、下側スイッチケース1bを補強しつつ当該下側スイッチケース1bから取り外し可能とされたものである。また、補強板材5は、図6に示すように、その両端に締付ボルトBT1及びBT2を挿通させるボルト孔5a及び5bが形成されるとともに、中間部5cの上面5caが半円弧形状1baと同様な形状とされている。
【0017】
かかる中間部5cの上面5caには、上方に所定寸法突出した位置決めピン5dが一体的に形成されており、この位置決めピン5dが二輪車のハンドルバーに予め形成された位置決め用孔に嵌入することにより、当該ハンドルバーに対するスイッチ装置の取り付け時の位置決め、及び使用時のスイッチ装置の回り止めを図っている。即ち、位置決めピン5dは、補強板材5の樹脂成形時に一体的に造り込まれた(一体成形された)ものであり、当該補強板材5の一部を成している。
【0018】
更に、補強板材5の中間部5cには、前述した配線用孔1bcの一部を遮蔽するための遮蔽部5eが形成されている。この遮蔽部5eも位置決めピン5dと同様、補強板材5の樹脂成形時に一体的に造り込まれたものであり、補強板材5が下側スイッチケース1bに圧入固定された状態で、配線用孔1bcの上側(図3参照)を遮蔽し、当該孔1bcからの異物の浸入を回避している。
【0019】
次に、上記スイッチ装置のハンドルバーに対する組み付け方法を図7及び図8に基づいて説明する。
まず、上スイッチケース1a及び下スイッチケース1b内に各種操作スイッチ(上述のディマースイッチ2やターンシグナルスイッチ4等)を形成しておき、図7に示すように、補強板材5を下スイッチケース1bの上方から圧入固定させる。これにより、図8で示すように、配線用孔1bcの上側が補強板材5の遮蔽部5eにより遮蔽されるとともに、下側が開口したままとされて配線Hを通した状態が維持される。
【0020】
その後、図9に示すように、位置決めピン5dをハンドルバーHBに形成された位置決め用孔HBaに嵌入させつつ、当該ハンドルバーHBの下面側に下側スイッチケース1bを当てがっておく。この時、半円弧形状1ba及び1bbは、ハンドルバーHB外周面における下面側に沿って当接した状態とされている。この状態において、図10に示すように、上側スイッチケース1aをハンドルバーHBを挟みつつ下側スイッチケース1bと合致させ、締付ボルトBT1及びBT2にて両スイッチケース1a、1bを締め付けることにより当該ハンドルバーHBにスイッチ装置を固定している。
【0021】
即ち、締付ボルトBT1及びBT2は、下側スイッチケース1bの貫通孔c及びdから挿通され、補強板材5のボルト孔5a及び5bを介して、上側スイッチケース1aの挿通穴a及びbに至って、これら部材を共締めしており、この締付力でスイッチ装置をハンドルバーHBに固定している。更に、締め付けの際、補強板材5の位置決めピン5dがハンドルバーHBの位置決め用孔に嵌入しているので、ハンドルバーHBに対するスイッチケース1(即ち、スイッチ装置全体)の位置決めが図られるとともに、その後に使用される際のスイッチケース1の回り止めが図られている。
【0022】
以上により本実施形態に係るスイッチ装置のハンドルバーに対する組み付けが終了するのであるが、ここで、二輪車が転倒するなどしてスイッチ装置に過大な荷重が加わることにより位置決めピン5dが折損した場合、補強板材5を交換するのみで修理することができる。即ち、図10で示したように固定されたスイッチ装置の締付ボルトBT1及びBT2を緩めて、上側スイッチケース1a及び下側スイッチケース1bをハンドルバーHBから取り外した後、折損した位置決めピン5dを有する補強板材5を下側スイッチケース1bから取り外し、所定の位置決めピンが形成された新たな補強板材を当該下側スイッチケース1bに圧入固定する。
【0023】
従って、従来の如き、位置決めピンが折損した場合にスイッチケース1(位置決めピンが形成された側の半割り形状部品)を交換するものに比べて、補強板材5のみを交換すれば足りるので、修理する際の交換費用を抑制することができるとともに、位置決めピンが折損しないように強固な構成とする必要がなく、スイッチ装置の製造コストを低減させることができる。
【0024】
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、補強板材5の他、位置決めピン5dをスイッチケース1とは別体部品であって当該スイッチケース1から取り外しが可能なものに形成するようにしてもよい。この場合であっても、位置決めピンが折損した際の交換費用を抑制し、スイッチ装置の製造コストを低減することができる。
【0025】
また、本実施形態においては、ハンドルバーの左側に固定されるスイッチ装置に適用されているが、当該ハンドルバーの右側に固定されるスイッチ装置に適用してもよい。即ち、ハンドルバーの右側に固定されるスイッチ装置も、従来より位置決め及び回り止めのための位置決めピンが形成されていたが、これをスイッチケースとは別体であって取り外し可能な別体部品に形成するようにすれば、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができるのである。
【0026】
尚、上記実施形態においては、二輪車のハンドルバーに固定されたスイッチ装置に適用されているが、他のハンドルバーを有する車両(例えば、雪上車やATV等)に配設されるスイッチ装置に適用するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、位置決めピンがスイッチケースとは別体部品に形成され、且つ、当該別体部品がスイッチケースから取り外し可能とされているので、車両の転倒などで位置決めピンが折損しても、別体部品のみを交換すれば足り、修理する際の交換費用を抑制することができる。また、位置決めピンが折損しても交換し易いようになっているため、当該位置決めピンが折損しないよう設計する場合に比べ、製造コストを低減させることができる。
【0028】
請求項2の発明によれば、従来より配設されていた補強板材を別体部品とし、それに位置決めピンが形成されるので、新たに別体部品を設けるものに比べて、部品点数を削減することができ、スイッチ装置の組み立て時における作業性を向上させることができる。
【0029】
請求項3の発明によれば、スイッチケースに形成された配線用孔の一部を遮蔽するための遮蔽部が別体部品に形成されているため、配線用孔の遮蔽とスイッチ装置の位置決め及び回り止めとを別体部品に兼用させることができ、部品点数を削減することができ、スイッチ装置の組み立て時における作業性を更に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るスイッチ装置を示す正面図
【図2】同左側面図
【図3】同右側面図
【図4】図1におけるIV−IV線矢視図
【図5】図1におけるV−V線矢視図
【図6】本発明の実施形態に係るスイッチ装置における補強板材を示す斜視図
【図7】本発明の実施形態に係るスイッチ装置における補強板材を下側スイッチケースに取り付ける前の状態を示す模式図
【図8】本発明の実施形態に係るスイッチ装置における補強板材を下側スイッチケースに取り付けた後の状態を示す模式図
【図9】本発明の実施形態に係るスイッチ装置における補強板材の位置決めピンがハンドルバーの位置決め用孔に嵌入した状態を示す模式図
【図10】本発明の実施形態に係るスイッチ装置がハンドルバーに固定された状態を示す模式図
【符号の説明】
1…スイッチケース
1a…上側スイッチケース
1b…下側スイッチケース
1bc…配線用孔
2…ディマースイッチ
3…パッシングスイッチ
4…ターンシグナルスイッチ
5…補強板材(別体部品)
5a、5b…ボルト孔
5c…中間部
5ca…上面
5d…位置決めピン
5e…遮蔽部
6…ホーンスイッチ
HB…ハンドルバー
HBa…位置決め用孔
BT1、BT2…締付ボルト
H…配線
【発明の属する技術分野】
本発明は、二輪車などの車両が有するハンドルバーに固定され、当該車両が具備する各種電装品を操作するための複数の操作スイッチが形成されたハンドルバー用スイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、二輪車が具備する操舵用のハンドルバー先端には、運転者が走行中把持し得る把持グリップ又はスロットルグリップが取り付けられており、これら把持グリップ又はスロットルグリップに隣接した位置にスイッチ装置が固定されている。かかるスイッチ装置は、上下一対の半割り形状部品を合致して成るスイッチケースを筐体としており、該スイッチケースにおいて、二輪車が搭載する各種電装品を操作するための複数の操作スイッチが形成されている。
【0003】
従来のハンドルバー用スイッチ装置は、そのスイッチケースを構成する上下一対の半割り形状部品をハンドルバーを挟みつつ互いに合致させ、締付ボルトにて締め付けることによりハンドルバーに固定されていた。ここで、ハンドルバーの所定位置には予め位置決め用孔が形成される一方、スイッチケースを構成する上下一対の半割り形状部品の一方には当該位置決め用孔に嵌入し得る位置決めピンが一体成形されており、位置決めピンを位置決め用孔に挿通して嵌入させていた。これにより、ハンドルバーに対するスイッチ装置の取り付け時の位置決め、及び使用時のスイッチ装置の回り止めを図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のハンドルバー用スイッチ装置においては、位置決めピンがスイッチケースと一体成形されたものであったため、以下の如き問題があった。即ち、二輪車が転倒などしてスイッチ装置に過大な荷重が加わった際、位置決めピンが折損してしまうことがあり、この場合、ユーザは、スイッチケース全体(又は、一対の半割り形状部品のうち位置決めピンが形成された側)を交換する必要があるので、交換に伴う費用が嵩んでしまうという問題があった。
【0005】
一方、上記不具合を回避するには、過大な荷重が加わっても折損し難いように位置決めピンを設計する必要があり、当該位置決めピンの径を大きくしたり、材質を高価な硬質のものに変更せざるを得ず、ハンドルバー用スイッチ装置における製造コストが嵩んでしまうという問題があった。然るに、径の大きな又は硬質な位置決めピンであっても、折損してしまえば、その交換費用は従来のものと変わるところがなく、依然として費用が嵩んでしまう。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、位置決めピンが折損しても、それを修理する際の交換費用を抑制することができるとともに、製造コストを低減させることができるハンドルバー用スイッチ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、車両のハンドルバーに形成された位置決め用孔に嵌入可能な位置決めピンと、当該車両が搭載する各種電装品を操作するための複数の操作スイッチと、一対の半割り形状部品を互いに合致させて構成され、前記複数のスイッチ及び位置決めピンが形成されたスイッチケースとを具備し、前記スイッチケースを構成する一対の半割り形状部品を前記ハンドルバーを挟みつつ合致させ、締付ボルトにて両半割り形状部品を締め付けることにより当該ハンドルバーに固定されるハンドルバー用スイッチ装置において、前記位置決めピンは、前記スイッチケースとは別体部品に形成され、且つ、当該別体部品がスイッチケースから取り外し可能とされたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、前記別体部品が、前記スイッチケースの幅方向に亘って延設され、その両端に前記締付ボルトを挿通させるボルト孔が形成された補強板材から成ることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、前記スイッチケースには、前記複数の操作スイッチの配線を通すべく前記ハンドルバーの回動軸近傍に臨んだ配線用孔が形成されるとともに、前記別体部品に当該配線用孔の一部を遮蔽する遮蔽部が形成されたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るハンドルバー用スイッチ装置は、二輪車におけるハンドルバーの左側先端に取り付けられた把持グリップと隣接して固定され、当該二輪車が搭載する各種電装品を操作し得るもので、図1〜図3に示すように、上側スイッチケース1aと下側スイッチケース1bとから成る一対の半割り形状部品を合致して筐体としてのスイッチケース1を構成している。
【0011】
上側スイッチケース1aには、車両の前照灯をハイビームとロービームとで切り換えするディマースイッチ2と、当該前照灯をパッシングするためのパッシングスイッチ3とが形成されている。ディマースイッチ2は、シーソー型のスイッチを構成し、図4に示すように、その操作ノブ2dと対応する上側スイッチケース1a内に配設された樹脂製のディマースイッチ用ハウジング2aに設けられている。
【0012】
パッシングスイッチ3は、その操作ノブ3eを揺動動作することにより前照灯を一時的にハイビームにしてパッシングするもので、上側スイッチケース1a内のパッシングスイッチ用ハウジング3aに設けられている。
【0013】
更に、上スイッチケース1aの左右端には、二輪車におけるハンドルバーの外周面と合致し得る半円弧形状1aa及び1abが形成されており、下スイッチケースの左右端に形成された半円弧形状1ba及び1bbと合致して、当該ハンドルバーの外周面を上下から挟持し得るよう構成されている。また、半円弧形状1aaより僅か内側には、該半円弧形状1aaと略同一形状面を有するリブ1acが形成されている。このリブ1acは、上スイッチケース1aと一体的に形成されて当該上スイッチケース1aを補強しており、その両端に締付ボルトBT1及びBT2を挿通し得る挿通穴a、bが形成されている。
【0014】
下側スイッチケース1bには、車両の左右いずれかのウィンカを選択的に点滅させるターンシグナルスイッチ4と、ホーンを鳴らすためのホーンスイッチ6とが形成されている。ターンシグナルスイッチ4は、その操作ノブ4aを中間位置から左右いずれかに揺動させることにより、ウィンカを選択的に点滅させるよう構成されており、図5で示すように、下側スイッチケース1b内に配設されたターンシグナルスイッチ用ハウジング4bに設けられている。
【0015】
下側スイッチケース1bの左右端には、既述の如き半円弧形状1ba及び1bbが形成されており、二輪車におけるハンドルバーを上下から挟持し得るよう構成されている。また、図3で示すように、半円弧形状1baの一部から所定寸法下方に切欠かれて配線用孔1bcが形成されている。この配線用孔1bcは、上記した複数の操作スイッチの配線Hを外側に通すべくハンドルバーの回動軸近傍に臨んだ孔である。
【0016】
一方、半円弧形状1baより僅か内側には、下側スイッチケース1bとは別体の補強板材5(別体部品)が圧入固定されている。この補強板材5は、スイッチケース1の幅方向(図1における左右方向)に亘って延設され、下側スイッチケース1bを補強しつつ当該下側スイッチケース1bから取り外し可能とされたものである。また、補強板材5は、図6に示すように、その両端に締付ボルトBT1及びBT2を挿通させるボルト孔5a及び5bが形成されるとともに、中間部5cの上面5caが半円弧形状1baと同様な形状とされている。
【0017】
かかる中間部5cの上面5caには、上方に所定寸法突出した位置決めピン5dが一体的に形成されており、この位置決めピン5dが二輪車のハンドルバーに予め形成された位置決め用孔に嵌入することにより、当該ハンドルバーに対するスイッチ装置の取り付け時の位置決め、及び使用時のスイッチ装置の回り止めを図っている。即ち、位置決めピン5dは、補強板材5の樹脂成形時に一体的に造り込まれた(一体成形された)ものであり、当該補強板材5の一部を成している。
【0018】
更に、補強板材5の中間部5cには、前述した配線用孔1bcの一部を遮蔽するための遮蔽部5eが形成されている。この遮蔽部5eも位置決めピン5dと同様、補強板材5の樹脂成形時に一体的に造り込まれたものであり、補強板材5が下側スイッチケース1bに圧入固定された状態で、配線用孔1bcの上側(図3参照)を遮蔽し、当該孔1bcからの異物の浸入を回避している。
【0019】
次に、上記スイッチ装置のハンドルバーに対する組み付け方法を図7及び図8に基づいて説明する。
まず、上スイッチケース1a及び下スイッチケース1b内に各種操作スイッチ(上述のディマースイッチ2やターンシグナルスイッチ4等)を形成しておき、図7に示すように、補強板材5を下スイッチケース1bの上方から圧入固定させる。これにより、図8で示すように、配線用孔1bcの上側が補強板材5の遮蔽部5eにより遮蔽されるとともに、下側が開口したままとされて配線Hを通した状態が維持される。
【0020】
その後、図9に示すように、位置決めピン5dをハンドルバーHBに形成された位置決め用孔HBaに嵌入させつつ、当該ハンドルバーHBの下面側に下側スイッチケース1bを当てがっておく。この時、半円弧形状1ba及び1bbは、ハンドルバーHB外周面における下面側に沿って当接した状態とされている。この状態において、図10に示すように、上側スイッチケース1aをハンドルバーHBを挟みつつ下側スイッチケース1bと合致させ、締付ボルトBT1及びBT2にて両スイッチケース1a、1bを締め付けることにより当該ハンドルバーHBにスイッチ装置を固定している。
【0021】
即ち、締付ボルトBT1及びBT2は、下側スイッチケース1bの貫通孔c及びdから挿通され、補強板材5のボルト孔5a及び5bを介して、上側スイッチケース1aの挿通穴a及びbに至って、これら部材を共締めしており、この締付力でスイッチ装置をハンドルバーHBに固定している。更に、締め付けの際、補強板材5の位置決めピン5dがハンドルバーHBの位置決め用孔に嵌入しているので、ハンドルバーHBに対するスイッチケース1(即ち、スイッチ装置全体)の位置決めが図られるとともに、その後に使用される際のスイッチケース1の回り止めが図られている。
【0022】
以上により本実施形態に係るスイッチ装置のハンドルバーに対する組み付けが終了するのであるが、ここで、二輪車が転倒するなどしてスイッチ装置に過大な荷重が加わることにより位置決めピン5dが折損した場合、補強板材5を交換するのみで修理することができる。即ち、図10で示したように固定されたスイッチ装置の締付ボルトBT1及びBT2を緩めて、上側スイッチケース1a及び下側スイッチケース1bをハンドルバーHBから取り外した後、折損した位置決めピン5dを有する補強板材5を下側スイッチケース1bから取り外し、所定の位置決めピンが形成された新たな補強板材を当該下側スイッチケース1bに圧入固定する。
【0023】
従って、従来の如き、位置決めピンが折損した場合にスイッチケース1(位置決めピンが形成された側の半割り形状部品)を交換するものに比べて、補強板材5のみを交換すれば足りるので、修理する際の交換費用を抑制することができるとともに、位置決めピンが折損しないように強固な構成とする必要がなく、スイッチ装置の製造コストを低減させることができる。
【0024】
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、補強板材5の他、位置決めピン5dをスイッチケース1とは別体部品であって当該スイッチケース1から取り外しが可能なものに形成するようにしてもよい。この場合であっても、位置決めピンが折損した際の交換費用を抑制し、スイッチ装置の製造コストを低減することができる。
【0025】
また、本実施形態においては、ハンドルバーの左側に固定されるスイッチ装置に適用されているが、当該ハンドルバーの右側に固定されるスイッチ装置に適用してもよい。即ち、ハンドルバーの右側に固定されるスイッチ装置も、従来より位置決め及び回り止めのための位置決めピンが形成されていたが、これをスイッチケースとは別体であって取り外し可能な別体部品に形成するようにすれば、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができるのである。
【0026】
尚、上記実施形態においては、二輪車のハンドルバーに固定されたスイッチ装置に適用されているが、他のハンドルバーを有する車両(例えば、雪上車やATV等)に配設されるスイッチ装置に適用するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、位置決めピンがスイッチケースとは別体部品に形成され、且つ、当該別体部品がスイッチケースから取り外し可能とされているので、車両の転倒などで位置決めピンが折損しても、別体部品のみを交換すれば足り、修理する際の交換費用を抑制することができる。また、位置決めピンが折損しても交換し易いようになっているため、当該位置決めピンが折損しないよう設計する場合に比べ、製造コストを低減させることができる。
【0028】
請求項2の発明によれば、従来より配設されていた補強板材を別体部品とし、それに位置決めピンが形成されるので、新たに別体部品を設けるものに比べて、部品点数を削減することができ、スイッチ装置の組み立て時における作業性を向上させることができる。
【0029】
請求項3の発明によれば、スイッチケースに形成された配線用孔の一部を遮蔽するための遮蔽部が別体部品に形成されているため、配線用孔の遮蔽とスイッチ装置の位置決め及び回り止めとを別体部品に兼用させることができ、部品点数を削減することができ、スイッチ装置の組み立て時における作業性を更に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るスイッチ装置を示す正面図
【図2】同左側面図
【図3】同右側面図
【図4】図1におけるIV−IV線矢視図
【図5】図1におけるV−V線矢視図
【図6】本発明の実施形態に係るスイッチ装置における補強板材を示す斜視図
【図7】本発明の実施形態に係るスイッチ装置における補強板材を下側スイッチケースに取り付ける前の状態を示す模式図
【図8】本発明の実施形態に係るスイッチ装置における補強板材を下側スイッチケースに取り付けた後の状態を示す模式図
【図9】本発明の実施形態に係るスイッチ装置における補強板材の位置決めピンがハンドルバーの位置決め用孔に嵌入した状態を示す模式図
【図10】本発明の実施形態に係るスイッチ装置がハンドルバーに固定された状態を示す模式図
【符号の説明】
1…スイッチケース
1a…上側スイッチケース
1b…下側スイッチケース
1bc…配線用孔
2…ディマースイッチ
3…パッシングスイッチ
4…ターンシグナルスイッチ
5…補強板材(別体部品)
5a、5b…ボルト孔
5c…中間部
5ca…上面
5d…位置決めピン
5e…遮蔽部
6…ホーンスイッチ
HB…ハンドルバー
HBa…位置決め用孔
BT1、BT2…締付ボルト
H…配線
Claims (3)
- 車両のハンドルバーに形成された位置決め用孔に嵌入可能な位置決めピンと、
当該車両が搭載する各種電装品を操作するための複数の操作スイッチと、
一対の半割り形状部品を互いに合致させて構成され、前記複数のスイッチ及び位置決めピンが形成されたスイッチケースと、
を具備し、前記スイッチケースを構成する一対の半割り形状部品を前記ハンドルバーを挟みつつ合致させ、締付ボルトにて両半割り形状部品を締め付けることにより当該ハンドルバーに固定されるハンドルバー用スイッチ装置において、
前記位置決めピンは、前記スイッチケースとは別体部品に形成され、且つ、当該別体部品がスイッチケースから取り外し可能とされたことを特徴とするハンドルバー用スイッチ装置。 - 前記別体部品は、前記スイッチケースの幅方向に亘って延設され、その両端に前記締付ボルトを挿通させるボルト孔が形成された補強板材から成ることを特徴とする請求項1記載のハンドルバー用スイッチ装置。
- 前記スイッチケースには、前記複数の操作スイッチの配線を通すべく前記ハンドルバーの回動軸近傍に臨んだ配線用孔が形成されるとともに、前記別体部品に当該配線用孔の一部を遮蔽する遮蔽部が形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のハンドルバー用スイッチ装置。
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-
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- 2002-07-26 JP JP2002217956A patent/JP2004058778A/ja active Pending
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