JP2004056065A - 電子基板の製造方法 - Google Patents

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横塚 剛秀
Masahide Harada
原田 正英
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山下 志郎
Takehiko Hasebe
長谷部 健彦
Nobuyuki Ushifusa
牛房 信之
Hiroyuki Hozoji
宝蔵寺 裕之
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Abstract

【課題】半導体モジュールとメイン基板との間の接続信頼性を維持しつつ放熱性を向上させる。
【解決手段】信号電極と該信号電極と独立した放熱用電極を備えた半導体モジュールと、該半導体モジュールが実装されているメイン基板とを有する電子基板の製造方法において、半導体モジュールの放熱用電極と基板の電極のいずれかの上に半田を配置し、初期リフローせずに半導体モジュールの放熱用電極と基板の電極との位置合わせを行ない、1次リフローすることにより半導体モジュールの放熱用電極と基板の電極を接合する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ECU(Engine Control Unit)等の高い放熱性が要求される半導体モジュールを実装した電子基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体チップの集積度の向上や、複数の半導体チップをインターポーザ基板に実装してモジュール化した半導体パッケージであるMCM(Multi Chip Module)の登場等により、半導体モジュールの放熱性が問題となっている。
【0003】
かかる放熱性を向上させる従来技術の一つの構造が、特許文献1に記載されている。
【0004】
特許文献1には、インターポーザ基板にメタルコア基板を用いた半導体モジュールで、そのメタルコア基板の一方の面の樹脂層を除去してコアメタルを露出させ、その露出領域に半導体チップをダイボンディングする構造に対して、そのインターポーザ基板の他方の面の樹脂層の一部が除去されたコアメタルの露出部を用いて空冷する構造とを組み合わせた構造やコアメタル上の樹脂を除去してビアホールを形成し、このビアホールをはんだで充填し、ビアホール近傍の領域にはんだボールが固定されている構造とを組み合わせた構造が記載されている。
【0005】
また、半導体モジュールをメイン基板に実装する技術としては、特許文献2がある。
【0006】
この特許文献2には、半導体パッケージの電極上にはんだを印刷で供給し、リフローしてはんだを半球状にし(初期リフロー)、接続時に再度リフロー(1次リフロー)接続する方法が記載されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−228452号公報
【特許文献2】
特開平11−204569号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の特許文献2の構造の半導体パッケージに特許文献1のようなはんだバンプを形成して、メイン基板へ実装しようとする場合、パッケージ基板(インターポーザ基板)を備えた半導体パッケージやフリップチップのベアのチップでできた半導体パッケージの裏面の電極やはんだ下地膜に、はんだボールを初期リフローすることにより山型形状のはんだバンプを形成することになる。
【0009】
このはんだボールを初期リフローすると、そのはんだボールを配置したインターポーザ基板やメイン基板の下地膜となる金属層(アンダーバンプメタライズ)の形状に濡れ広がることになる。
【0010】
下地膜となる金属層の面積が大きく異なると、異なる直径のはんだボールを用いることになるが、かかる場合に初期リフロー後のバンプの高さを一定にすることは難しい。
【0011】
この高さばらつきが生じると、1次リフロー時にインターポーザ基板や半導体パッケージがメイン基板に対して容易に位置ずれや回転をおこし、接続不良が生じてしまう。特に、半導体パッケージへの信号を伝える信号電極の接合にかかる接続不良が生じると、電子部品としての機能が損なわれてしまう。
【0012】
また、本発明の目的は、半導体パッケージがメイン基板にはんだ接続されている電子基板の接続信頼性の低下を抑制しつつ、放熱性能を向上する電子基板の製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
半導体モジュールの放熱用電極(信号電極と電気的に独立したはんだ下地膜)と基板の電極との間に初期リフローしていない半田を配置し、初期リフローせず1次リフローすることにより半導体モジュールの放熱用電極と基板の電極を接合する。
【0014】
このように、初期リフローしなかった半田により接合すると、初期リフローによる半田の高さのばらつきを抑制することができるので、電子基板の接続信頼性を向上させることができるようになる。
【0015】
第1の電極よりも大きな第2の電極を備えた半導体モジュールと、該半導体モジュールが実装されているメイン基板とを有する電子基板の製造方法において、半導体モジュールの第2の電極と基板の電極との間に初期リフローしていない半田を配置し、初期リフローせず1次リフローすることにより半導体モジュールの第2の電極と基板の電極を接合する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下の実施例では、電子基板の構造や製造方法について説明するが、これらの電子基板は、コネクタがモールドにより一体成形された金属筐体に固定され、メイン基板とコネクタが電気的に接続されることにより、エンジンコントロールユニット(ECU)を構成するものである。
【0017】
本発明に関する電気基板の第一の実施例を、図1を用いて説明する。
【0018】
図1(a)ははんだが搭載されたメイン基板を示す図で、図1(b)はインターポーザ基板を図1(a)のメイン基板上に配置した電子基板を示す図で、図1(c)は図1(b)の電子基板を1次リフローした状態を示す図である。
【0019】
本実施例のメイン基板を図1(a)を用いて説明する。
【0020】
メイン基板は、配線が形成されたアルミナ基板104と、信号電極となる金属層と放熱のためのはんだ下地膜となる金属層(放熱用電極)とで構成されたはんだ下地膜(金属層)103と、その下地膜103上に形成された半田101、102とを備えた構造をしている。
【0021】
半田101、102は、0.5mmの厚さのはんだ印刷用メタルマスクを用いてSn3Ag0.5Cuクリームはんだを印刷することにより形成した。
【0022】
また、半田101は放熱用に用いるため半田102よりも面積を大きく形成した。
【0023】
また、下地膜103は、半田の面積とほぼ同じ面積を備えるようにし、半田101の下方にある下地膜の面積の方が半田102の下方にある下地膜の面積よりも大きくなるようにAg−Pt導体、Ag−Pd導体、Cu導体、またはNi−Au導体の少なくともいずれかの金属で形成した。
【0024】
前述のとおり、この状態で初期リフローをしてしまうと、初期リフロー後に面積の大きな放熱電極である金属層の上のはんだ高さが接続面積の小さな信号電極上のはんだ高さよりも高い山形となってしまう(図2)。
【0025】
そこで、図1(b)(c)のように、初期リフローを行わないようにした。
【0026】
次に、半導体パッケージについて図1(b)を用いて説明する。
【0027】
本実施例の半導体パッケージは、半導体チップと該半導体チップを搭載したインターポーザ基板を備えている。このインターポーザ基板は、絶縁樹脂の下に基板のコア材となるメタルを内臓したメタルコア基板であり、絶縁樹脂の上には表裏の両面に配線が形成され、それらを表裏面の配線を繋ぐスルーホールが形成されている。
【0028】
さらに、このインターポーザ基板は、その表面の樹脂層を除去してコアメタルを剥き出しにした領域を備え、その剥き出しにした領域に発熱しやすいドライバーIC又はパワーICが銀ペーストあるいははんだによりダイボンディングされている。
【0029】
また、このインターポーザ基板の裏面にはアルミナ基板とはんだ接続するための金属層111がはんだと反応する金属、例えばNi−Auめっきで特定のパターンに形成されている。
【0030】
また、IC107が搭載されている領域に対応する裏面の樹脂層109も除去されてコアメタルが剥き出しになっており、メッキで放熱用の金属層106が形成されており、さらにその金属層の上に、はんだ接続用の金属層111が形成されている。
【0031】
この半導体パッケージを、位置合わせ搭載機を用いてアルミナ基板上に搭載する。
【0032】
インターポーザ基板をアルミナ基板に搭載した後に、リフロー炉で221℃以上で30秒以上加熱して、はんだを溶融させる。(図1(c))
このリフロー工程で、先のインターポーザ基板とアルミナ基板の位置合わせが多少ずれていても、リフロー時の放熱部のはんだのセルフアライメント効果と、信号電極上のはんだのセルフアライメント効果により、正常な位置に接続される。
【0033】
ここで、放熱部のはんだ接続部の面積が大きくなるほど、セルフアライメント効果は小さくなるが、信号電極のピン数が十分に多ければ、信号電極のセルフアライメント効果により、搭載時に要求される位置合わせ精度は低くても構わない。
【0034】
本実施例では、信号電極と該信号電極と独立した放熱用電極(信号電極と電気的に独立したはんだ下地膜)を備えた半導体モジュールと、該半導体モジュールが実装されているメイン基板とを有する電子基板の製造方法において、半導体モジュールの放熱用電極と基板の電極との間に初期リフローしていない半田を配置し、初期リフローせず1次リフローすることにより半導体モジュールの放熱用電極と基板の電極を接合しているので、はんだが濡れ広がるはんだ形成用の金属層の面積に大きな差があったも、高さばらつきによる接続不良を抑制することができる。
【0035】
また、2つの面積の異なる電極を備えた半導体モジュールの大きな電極(放熱用はんだ下地膜)と基板の電極との間に初期リフローしていない半田を配置し、初期リフローせずに、1次リフローすることにより半導体モジュールの大きな電極と基板の電極とを接合しているので、初期リフローにより生じるはんだの高さばらつきが生じないので、接続不良を抑制できる。
【0036】
また、この電子基板を搭載したECUは、発熱量の大きなドライバーIC又はドライバーICを搭載したインターポーザ基板からメイン基板へ大きな熱伝導経路を確保することができているので、ユニット全体としての放熱性を向上させることができている。
【0037】
第二の実施例を、図3を参照して、以下に説明する。
【0038】
この実施例では、第一の実施例のはんだの供給方法以外はすべて同様の製造方法である。
【0039】
微細な電極ピッチをはんだ印刷で対応するために印刷の抜け性を向上する必要がある。そこで、本実施例では、メタルマスクを薄くして、所望のはんだ量を形成するよりも少ないはんだ量を供給することにした。
【0040】
具体的には、アルミナ基板に、0.2mmの厚さのはんだ印刷用メタルマスクを用いてSn3Ag0.5Cuクリームはんだを印刷し、不足したはんだを補うために、信号電極上のはんだの上に直径0.3mmのSn3Ag0.5Cuはんだボール302を、放熱電極上のはんだの上には0.3mmの厚さのSn3Ag0.5Cuプリフォームはんだシート301を供給した。
【0041】
この方法で製造すると、メイン基板側のクリームはんだが、インターポーザ基板のはんだボールおよびはんだシートの仮止めの働きをするので、位置ズレが置きにくい。
【0042】
ここで通常は、初期リフローするが、本実施例では初期リフローを行わず、インターポーザ基板の電極とメイン基板の電極との位置合わせを行ない、1次リフローする。
【0043】
また、本実施例では、印刷形成とはんだボール搭載の2つの挟ピッチではんだを形成できる方法を組み合わせて信号電極を形成しているので、より微細化が実現できる。
【0044】
さらに、はんだの供給方法の異なる第三の実施例を、図4を参照して、以下に説明する。
【0045】
この実施例もはんだの供給方法以外は、第一の実施例と同じ構造、製法である。
【0046】
半導体パッケージとメイン基板の電極(金属層)上にフラックスを塗布後、信号電極上には直径0.7mmのSn3Ag0.5Cuはんだボールを、放熱用のはんだ下地膜の上には金属層には0.5mm厚さのSn3Ag0.5Cuプリフォームはんだシートをそれぞれ搭載する。
【0047】
この製法では、プリフォームはんだシート301で放熱のためのはんだ接続用の金属層が形成されているので、十分な量のはんだを実現できている。
【0048】
従って、実施例2より少ないプロセスで、微細化できる。
【0049】
第四の実施例を、図5を参照して、以下に説明する。この実施例では、はんだの接続方法と配置位置が異なるのと、半導体モジュールのリフロー回数が異なる以外は、第一の実施例とほぼ同じである。
【0050】
インターポーザ基板の信号電極上にフラックスを塗布した後、直径0.7mmのSn3Ag0.5Cuはんだボールを搭載する。この状態で、リフロー炉にて、221℃以上で30秒以上加熱することで、はんだを溶融させてはんだバンプを形成する。つまり、初期リフローして半田バンプを形成する。
【0051】
次に、アルミナ基板のBGAはんだ接続用金属層を除いた金属層103上に、厚さ0.5mmのSn3Ag0.5Cuクリームはんだ101を印刷する。その後、実施例1と同様に、インターポーザ基板を位置合わせ搭載機などを用いて、放熱用の金属層上にクリームはんだの印刷されたアルミナ基板上に搭載して、1次リフローする。
【0052】
第五の実施例を図6を用いて説明する。
【0053】
第四の実施例のアルミナ基板の信号電極の上にクリームはんだを印刷した。
【0054】
そして、インターポーザ信号電極上のはんだ高さが放熱電極上の高さよりも大幅に高くならないよう、メタルコアインターポーザ基板への初期搭載はんだボールを小さくした。
【0055】
第六の実施例を、図7を参照して、以下に説明する。この実施例は、第四の実施例におけるアルミナ基板へのはんだの供給方法以外はすべて同様である。本実施例では、アルミナ基板の信号電極上の金属層を除いた金属層上に、厚さ0.5mmのSn3Ag0.5Cuプリフォームはんだシートを、フラックス塗布後に搭載する。
【0056】
第七の実施例を、図8を参照して説明する。
【0057】
この実施例は、次の点を除いて第一の実施例と同じである。
【0058】
アルミナ基板104の放熱用電極及び信号用電極上に0.2mmのSn3Ag0.5Cuプリフォームはんだシートを形成し、さらに放熱用の電極上に0.5mmのクリームはんだ301を印刷する。
【0059】
このインターポーザ基板の信号電極上にはんだボールを搭載し、初期リフローすることにより、略半球状のバンプ501が形成されている。
【0060】
バンプ501とはんだシート102とが位置合わせされ、1次リフローすることにより、接合を行う。
【0061】
この方法によると、はんだシート上にバンプを搭載するので、はんだシートのやらかさによりバンプが仮固定され、はんだ溶融中のバンプの位置ズレを抑制することができるようになる。
【0062】
なお、いずれの実施例におけるメイン基板は、アルミナ基板以外の基板、例えばガラスセラミック基板等のセラミック基板やメタルコア基板等の樹脂(プリント)基板であっても良い。
【0063】
また、インターポーザ基板は、メタルやアルミナ等の導電性の高い部材をコアに内臓する基板であればかまわない。
【0064】
【発明の効果】
半導体モジュールとメイン基板との間の接続信頼性を維持しつつ放熱性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる接続フローを表す断面構造図
【図2】本発明の効果を説明する断面構造図
【図3】本発明に関わる接続フローを表す断面構造図
【図4】本発明に関わる接続フローを表す断面構造図
【図5】本発明に関わる接続フローを表す断面構造図
【図6】本発明に関わる接続フローの一部を表す断面構造図
【図7】本発明に関わる接続フローの一部を表す断面構造図
【図8】本発明に関する接続フローの一部を表す断面構造図
【符号の説明】
101…放熱用のはんだ、102…電気接続用のはんだ、103…はんだ接続用のメイン基板側金属層(アンダーバンプメタル)、104…アルミナ基板、105…電子部品、106…放熱用金属層(メッキ充填された金属層)、107…発熱ICチップ、108…電子部品、109…コアメタル上の樹脂層、110…コアメタル、111…はんだ接続用の下地膜(アンダーバンプメタル)、301…プリフォームはんだシート、302…はんだボール、501…信号接続用のはんだ

Claims (21)

  1. 信号電極と該信号電極と独立した放熱用電極を備えた半導体モジュールと、該半導体モジュールが実装されているメイン基板とを有する電子基板の製造方法において、
    前記半導体モジュールの放熱用電極と前記基板の電極のいずれかの上に半田を配置し、初期リフローせずに前記半導体モジュールの放熱用電極と前記基板の電極との位置合わせを行ない、1次リフローすることにより前記半導体モジュールの放熱用電極と前記基板の電極を接合することを特徴とする電子基板の製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記放熱用電極の接合に用いる半田を、クリーム半田の印刷又はプリフォームはんだの搭載により供給することを特徴とする電子基板の製造方法。
  3. 請求項1又は2において、
    前記信号電極を、初期リフローした半田で前記基板の電極に接合することを特徴とする電子基板の製造方法。
  4. 請求項3において、
    前記信号電極の接合に用いる半田を、はんだボールにより供給することを特徴とする電子基板の製造方法。
  5. 請求項1又は2において、
    前記信号電極を、初期リフローしない半田で前記基板の電極に接合することを特徴とする電子基板の製造方法。
  6. 請求項5において、
    前記信号電極の接合に用いる半田を、クリーム半田の印刷により供給することを特徴とする電子基板の製造方法。
  7. 請求項1から7のいずれかにおいて、
    前記メイン基板の信号電極及び放熱電極上にはんだシートを搭載し、
    該はんだシートの放熱電極上にクリームはんだを印刷し、
    前記半導体モジュールの信号電極上にはんだボールを初期リフローしたはんだバンプを形成することを特徴とする電子基板の製造方法。
  8. 第1の電極よりも大きな第2の電極を備えた半導体モジュールと、該半導体モジュールが実装されているメイン基板とを有する電子基板の製造方法において、前記半導体モジュールの第2の電極と前記基板の電極のいずれかにの上に半田を配置し、初期リフローせずに前記半導体モジュールの第2の電極と前記基板の電極との位置合わせを行ない、1次リフローすることにより前記半導体モジュールの第2の電極と前記基板の電極を接合することを特徴とする電子基板の製造方法。
  9. 請求項8において、
    前記第2の電極の接合に用いる半田を、クリーム半田の印刷又はプリフォームはんだの接着により供給することを特徴とする電子基板の製造方法。
  10. 請求項8又は9において、
    前記第1の電極を、初期リフローした半田で前記基板の電極に接合することを特徴とする電子基板の製造方法。
  11. 請求項10において、
    前記第1の電極の接合に用いる半田を、はんだボールにより供給することを特徴とする電子基板の製造方法。
  12. 請求項8又は9において、
    前記第1の電極を、初期リフローしない半田で前記基板の電極に接合することを特徴とする電子基板の製造方法。
  13. 請求項12において、
    前記第1の電極の接合に用いる半田を、クリーム半田の印刷により供給することを特徴とする電子基板の製造方法。
  14. 請求項8から13のいずれかにおいて、
    前記第1の電極と接合するメイン基板の電極及び前記第2の電極と接合するメイン基板の電極上にはんだシートを搭載し、
    該はんだシートの放熱電極上にクリームはんだを印刷し、
    前記第1の電極上にはんだボールを初期リフローしたはんだバンプを形成することを特徴とする電子基板の製造方法。
  15. コアメタルの両面が樹脂で覆われたメタルコア基板で構成されたインターポーザ基板と、樹脂が除去されたインターポーザ基板の一方の面にダイボンディングされた半導体パッケージと、前記インターポーザ基板が搭載されたメイン基板を備えた電子基板の製造方法において、
    前記インターポーザ基板の他方の面における前記半導体パッケージを搭載位置に対応する領域の樹脂を除去する工程と、
    該領域におけるコアメタル上に下地膜を形成する工程と、
    該下地膜及び該下地膜に対応するメイン基板の電極のいずれか一方又は双方の上に半田を形成する工程と、
    初期リフローせずに該下地膜と該下地膜に対応するメイン基板の電極との位置合わせを行ない、1次リフローすることによりメイン基板とコアメタルとを接合する工程を有することを特徴とする電子基板の製造方法。
  16. 請求項15において、
    前記半田を、前記下地膜と前記メイン基板の少なくとも一方の上にクリーム半田を印刷するか又はプリフォーム半田シートを搭載することにより形成することを特徴とする電子基板の製造方法。
  17. 請求項15又は16において、
    前記インターポーザ基板の他方の面には信号電極が形成されており、
    該信号電極とメイン基板とを1次リフローされていない半田で接合することを特徴とする電子基板の製造方法。
  18. 請求項17において、
    前記信号電極とメイン基板との間の半田を、前記信号電極又はメイン基板上にクリーム半田を印刷することにより供給することを特徴とする電子基板の製造方法。
  19. 請求項15又は16において、
    前記インターポーザ基板の他方の面には信号電極が形成されており、
    該信号電極とメイン基板とを1次リフローされている半田で接合することを特徴とする電子基板の製造方法。
  20. 請求項19において、
    前記信号電極とメイン基板との間の半田を、前記信号電極又はメイン基板上に半田ボールを搭載し、初期リフローすることにより供給することを特徴とする電子基板の製造方法。
  21. 請求項15から20のいずれかにおいて、
    前記メイン基板の信号電極及び前記下地膜上にはんだシートを搭載し、
    該はんだシートの下地膜上にクリームはんだを印刷し、
    前記半導体モジュールの信号電極上にはんだボールを初期リフローしたはんだバンプを形成することを特徴とする電子基板の製造方法。
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