JP2004053777A - 文字処理装置、文字処理方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

文字処理装置、文字処理方法、プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザーが画面上でマウスなどのポインティング・デバイスを用いた描画操作を行うことなしに、文字列を円弧状に均等に配置することができるようにする。
【解決手段】文字列を円弧状に配置する文字処理装置において、配置すべき文字列を指定する指定手段と、上記指定手段によって指定された文字列を円弧状に配置するためのパラメータを数値で入力するパラメータ入力手段と、上記パラメータ入力手段によって入力されたパラメータに応じた円弧の示す位置に、上記指定手段によって指定された文字列を配置する配置手段とを有する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、文字処理装置、文字処理方法、プログラムおよび記憶媒体に関し、さらに詳細には、単一の文字や複数の文字からなる文字列(本明細書においては、「単一の文字」や「複数の文字からなる文字列」を総称して、単に「文字列」と称することとする。即ち、特に断りのない限り、本明細書における「文字列」は、「単一の文字」と「複数の文字からなる文字列」との両者を含むものとする。)を円弧(アーチ)状に配置する際に用いる文字処理装置、文字処理方法、プログラムおよび記憶媒体に関し、特に、CADやCAMなどのような図形処理装置に実施して好適な文字処理装置、文字処理方法および記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CADやCAMなどのような図形処理装置が知られているが、一般にこうした図形処理装置においては、図形の一種として文字列を扱うことができるようになされている。
【0003】
ところで、上記したような文字列を扱うことができる従来の図形処理装置において、指定したフォントサイズの文字列を円弧状に均等に配置するためには、ユーザーが大規模なグラフィカルユーザーインターフェースを用いて、文字列を円弧状に均等に配置する際の当該円弧の形状を入力するとともに、円弧状に配置する文字列の開始位置および終了位置などを指定するという煩雑な操作が必要であった。
【0004】
特に、従来の図形処理装置において、文字列を円弧状に均等に配置する際の当該円弧の形状をユーザーが入力する際には、ユーザーは表示画面を見ながらマウスなどのポインティング・デバイスを用いて円弧の形状を描画して入力する必要があった。このため、マウスなどのポインティング・デバイスを用いた画面上での描画操作に不慣れなユーザーにとっては、従来の図形処理装置は非常に扱い難く、操作性に劣るという問題点があった。
【0005】
また、従来の図形処理装置においては、マウスなどのポインティング・デバイスを用いた画面上での描画操作により入力された円弧の形状は、画面上でのみしか確認できなかった。このため、当該入力した円弧の形状が、ユーザーが入力しようとした形状と一致するか否かを正解に判断することができないという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記したような従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ユーザーが画面上でマウスなどのポインティング・デバイスを用いた描画操作を行うことなしに、文字列を円弧状に均等に配置することができるようにして、マウスなどのポインティング・デバイスを用いた画面上での描画操作に不慣れなユーザーにとって扱いやすいように操作性を向上させた文字処理装置、文字処理方法、プログラムおよび記憶媒体を提供しようとするものである。
【0007】
また、本発明の目的とするところは、文字列を円弧状に均等に配置する際の当該円弧の形状が、ユーザーの所望の形状と一致するか否かを容易に判断することができるようにした文字処理装置、文字処理方法、プログラムおよび記憶媒体を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、文字列を円弧状に均等に配置する際の当該円弧の形状を、ユーザーがマウスなどのポインティング・デバイスを用いて描画操作により入力することなく、ユーザーが僅かな個数のパラメータの数値を指定することにより入力することができるようにして、ユーザーが画面上でマウスなどのポインティング・デバイスを用いた描画操作を行うことなしに、文字列を円弧状に均等に配置することができるようにしたものである。
【0009】
従って、本発明によれば、ユーザーは画面上でマウスなどのポインティング・デバイスを用いた描画操作を行う必要がないので、マウスなどのポインティング・デバイスを用いた画面上での描画操作に不慣れなユーザーにとっても、簡単な操作により文字列を円弧状に均等に配置することができるようになる。
【0010】
また、本発明によれば、ユーザーがパラメータの数値を指定することにより文字列を円弧状に均等に配置する際の当該円弧の形状を入力するので、入力された円弧の形状とユーザーの所望の形状とが一致するか否かを容易に判断することができる。
【0011】
即ち、本発明のうち請求項1に記載の発明は、文字列を円弧状に配置する文字処理装置において、配置すべき文字列を指定する指定手段と、上記指定手段によって指定された文字列を円弧状に配置するためのパラメータを数値で入力するパラメータ入力手段と、上記パラメータ入力手段によって入力されたパラメータに応じた円弧の示す位置に、上記指定手段によって指定された文字列を配置する配置手段とを有するようにしたものである。
【0012】
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、本発明のうち請求項1に記載の発明において、上記配置手段は、上記指定手段によって指定された文字列を配置する際に、該文字列を構成する各文字を均等に配置するようにしたものである。
【0013】
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、文字列を円弧状に配置する文字処理方法において、配置すべき文字列を指定する第1のステップと、上記第1のステップによって指定された文字列を円弧状に配置するためのパラメータを数値で入力する第2のステップと、上記第2のステップによって入力されたパラメータに応じた円弧の示す位置に、上記第1のステップによって指定された文字列を配置する第3のステップとを有するようにしたものである。
【0014】
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、本発明のうち請求項3に記載の発明において、上記第3のステップは、上記第1のステップによって指定された文字列を配置する際に、該文字列を構成する各文字を均等に配置するようにしたものである。
【0015】
また、本発明のうち請求項5に記載の発明は、本発明のうち請求項1または請求項2に記載の上記指定手段、上記パラメータ入力手段、上記配置手段として、コンピュータを機能させるためのコンピュータ・プログラムとしたものである。
【0016】
また、本発明のうち請求項6に記載の発明は、本発明のうち請求項1または請求項2に記載の上記第1のステップ、上記第2のステップ、上記第3のステップを、コンピュータに実行させるためのコンピュータ・プログラムとしたものである。
【0017】
また、本発明のうち請求項7に記載の発明は、本発明のうち請求項6または請求項7のいずれか1項に記載のコンピュータ・プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体としたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明による文字処理装置、文字処理方法、プログラムおよび記憶媒体の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
【0019】
図1には、本発明による文字処理装置の実施の形態の一例のブロック構成図が示されている。
【0020】
この文字処理装置は、中央処理装置(CPU)10により全体の動作の制御が行われるものである。
【0021】
そして、CPU10には、バス12を介して、CPU10を動作するためのプログラムなどが記憶されたリード・オンリ・メモリ(ROM)14と、CPU10の制御によって外部記憶装置22(後述する。)から読み出した処理対象の文字列を示す文字データを記憶する文字データ記憶部16−1や本発明による文字列の円弧状配置位置の指定の処理によって生成された文字配置位置データを記憶する文字配置位置データ記憶部16−2やCPU10の制御によって本発明による文字列の円弧状配置位置の指定の処理が行われる際のワーキング・エリアとしての領域などが設定されたランダム・アクセス・メモリ(RAM)16と、キーボードなどの文字や数字を入力する入力デバイスやマウスなどのポインティング・デバイスよりなる入力装置18と、CRTや液晶表示装置(LCD)などにより構成される表示装置20と、各種の文字列を示す文字データを記憶したハード・ディスクなどから構成される外部記憶装置22とを有して構成されている。
【0022】
ここで、CPU10は、後述する本発明による文字列の円弧状配置位置の指定の処理を実現するプログラムを実行する処理を行うものである。
【0023】
また、上記したように表示装置20は、例えば、CRTや液晶表示装置(LCD)により構成され、当該表示装置20の表示領域20a(図2参照)には、文字データにより示される文字列や後述する各種のパラメータの数値が表示される。
【0024】
以上の構成において、文字列を円弧状に配置する際に実行される文字列の円弧状配置位置の指定の処理について、図1ならびに図2以下に示す各図を参照しながら説明する。なお、図2において符号や破線で示す箇所は、説明の便宜上仮想的に図示したものであり、実際の処理においては図示してもよいし図示しなくてもよい。
【0025】
まず、この実施の形態においては、ユーザーが入力装置18を用いて外部記憶装置22に記憶されている所望の文字列を示す文字データを選択すると、当該選択された文字データの示す文字列が「文字列の円弧状配置位置の指定の処理」の処理対象の文字列として指定される。
【0026】
そして、上記のようにして処理対象として指定された文字列は、RAM16の文字データ記憶部16−1に記憶され、文字列の円弧状配置位置の指定の処理の必要に応じて適時読み出されて使用される。
【0027】
なお、この実施の形態においては、具体的には文字列「Roland」が処理対象として指定されたものとして説明する。
【0028】
次に、ユーザーは、上記のようにして指定された処理対象の文字列(具体的には文字列「Roland」)を円弧状に均等に配置するために用いるパラメータとして、後述するパラメータ(中心位置O(x,y)の座標値、文字列基準点Pにおける半径rおよび角度θ、円弧状エリアAの外径側円弧Aaの長さLおよび外径側円弧Aaと内径側円弧Abとの間の距離H)を指定する。このパラメータを指定することにより、指定された処理対象の文字列を円弧状に均等に配置する際の当該円弧の形状を入力することができる。
【0029】
なお、上記したパラメータの入力にあたっては、例えば、入力装置18を構成するキーボードを用いた数字指定操作による数値入力により入力したり、入力装置18を構成するマウスを用いた数字のアップ/ダウン操作による数値入力により入力したりすることができる。
【0030】
また、上記したパラメータの入力に伴って変化する各パラメータの数値は、表示装置20の表示領域20a中のパラメータ表示部位20bに表示される。
【0031】
以下、上記したパラメータについて、図2を参照しながら詳細に説明することとする。
【0032】
(1)中心位置O(x,y)の座標値
中心位置O(x,y)の座標値とは、表示装置20の表示領域20aに示される直交座標系(X−Y座標系:原点(0,0)は、図2において表示領域20aの左上隅に位置するものとする。)において、指定された処理対象の文字列を円弧状に配置する際の仮想的な配置領域たる円弧状エリアA(図2において、文字列「Roland」を囲う破線で示された仮想的な領域である。)の内径側円弧Abを円周の構成の一部とする円(以下、「仮想円」と称する。)の中心位置のx座標とy座標との座標値である。なお、円弧状エリアAの形状は、この実施の形態においては、扇形の中心位置O(x,y)側の部位を取り除いた形状である。
【0033】
(2)文字列基準点Pにおける半径rおよび角度θ
文字列基準点Pは、円弧状エリアAの内径側円弧Abの中点である。そして、文字列基準点Pにおける半径rとは、中心位置O(x,y)から文字列基準点Pまでの距離である。また、文字列基準点Pにおける角度θとは、表示領域20a上における中心位置O(x,y)からの垂線Bと、中心位置O(x,y)と文字列基準点Pと結ぶ線分Cとの間の角度であり、垂線Bからの時計回り方向において線分Cとの間でなす角度である。
【0034】
(3)円弧状エリアAの外径側円弧Aaの長さLおよび外径側円弧Aaと内径側円弧Abとの間の距離H
円弧状エリアAは、上記したように、指定された処理対象の文字列を円弧状に配置する際の仮想的な配置領域であり、長さLに応じてそれぞれ均等な間隔を開けて文字列を構成する各文字が円弧状エリアA内に配置される。また、距離Hに応じて、文字列を構成する各文字の高さが規制される。
【0035】
次に、図3に示すフローチャートを参照しながら、文字列の円弧状配置位置の指定の処理を説明する。
【0036】
この図3のフローチャートに示す文字列の円弧状配置位置の指定の処理は、ユーザーによる処理対象の文字列の指定ならびに上記したパラメータの入力の完了後に、ユーザーが入力装置18により処理開始の指示を行うと自動的に開始される。
【0037】
文字列の円弧状配置位置の指定の処理が開始されると、まず、処理対象の文字列を構成する各文字の文字幅を求める処理が実行される(ステップS302)。
【0038】
具体的には、処理対象の文字列として、図4(a)に示す文字列「Roland」が指定された場合には、文字列「Roland」を構成する各ローマ字「R」、「o」、「l」、「a」、「n」ならびに「d」毎に、文字幅W1を求める。この実施の形態においては、文字列を構成する各ローマ字はプロポーショナル・フォントを採用しており、各ローマ字の字形に応じて文字幅W1が異なるように設定されている。
【0039】
なお、この文字処理装置のOSがウィンドウズ(登録商標)の場合には、「CDC::GetTextExtent」を用いて、文字列の各文字の文字幅W1を求めることができる。
【0040】
次に、処理対象の文字列に関して、円弧状エリアAの外径側円弧Aaの長さLを考慮して、ステップS302で得た各文字の文字幅W1を修正する(ステップS304)。
【0041】
この各文字の文字幅W1の修正処理は、下記に示す演算式1の演算結果α(演算結果αは、小数点以下は切り上げとする。)を、各文字の文字幅W1に加算することにより行う。従って、修正後の各文字の幅W2はそれぞれ、各文字と毎に対応する文字幅W1にαを加算した値となる(図4(b)参照)。
【0042】
((長さL)−(各文字の文字幅W1の総計))/(文字数) 演算式1
次に、各文字の文字幅W2に修正した文字列に関して、図5に示すように、当該文字列の幅方向をピクセルで分割し、各ピクセルの座標(この座標は絶対座標(表示領域20a上の座標)である。)を全て保持しておく(ステップS306)。
【0043】
次に、ステップS306で求めた座標に基づいて、図6に示すように、処理対象の文字列を構成する各文字の文字中心線とベースラインとの交点を求め、当該交点を処理対象の文字列を構成する各文字の基準点Qとして保持する(ステップS308)。
【0044】
なお、この文字処理装置のOSがウィンドウズ(登録商標)の場合には、「CDC::GetTextM etrics」を用いて、各文字の文字中心線とベースラインとの交点を求めることができる。
【0045】
次に、表示装置20の表示領域20aに文字を表示する際の基準点(座標値をもつ。)をベースライン上におく(ステップS310)。
【0046】
なお、この文字処理装置のOSがウィンドウズ(登録商標)の場合には、「CDC::SetTextAlign(TA_CENTER|TA_BASELINE)」の命令を用いて、文字を表示する際の基準点をベースライン上におくことができる。
【0047】
次に、ユーザーが入力したパラメータである半径r、角度θおよび長さLから、円弧状エリアAに文字列を配置する際の配置開始角度θを求める(ステップS312)。
【0048】
ここで、半径r、角度θおよび長さLから、円弧状エリアAに文字列を配置する際の配置開始角度θを求めるには、具体的には、以下に示す演算式2を用いて演算により求める。
【0049】
θ=θ−(L/2)/(r+H) 演算式2(角度はラジアン)
次に、図7に示すように、ステップS312で求めた配置開始角度θに対し、処理対象の文字列を構成する各文字毎の基準点Qにおける配置角度θを求める(ステップS314)。
【0050】
具体的には、図8に示すように、以下の手順で文字列の先頭の文字(ローマ字「R」)から時計回り方向に各文字の配置角度θを求める。
【0051】
θsum=θ 演算式3
θsum=θsum+θ×W 演算式4
θ=θsum−θ×W/2 演算式5
ここで、
θ:文字列の配置開始角度
θ:1文字分の文字幅W2に対する角度、即ち、L/(文字幅w2の総計)/(r+H)
:文字列の中のn番目の文字の文字幅W2
なお、後述するように、ステップS314の処理は、処理対象の文字列中の全ての文字に対して繰り返し行われる。即ち、上記演算式4および演算式5の演算は、「n」を「1」から処理対象の文字列の文字数の数値になるまで順に変化させて繰り返し行われることになる。
【0052】
次に、各文字の基準点Qにおける配置角度θから文字の傾きを計算し、各文字のフォントを作成する(ステップS316)。ここで、文字の角度を(π/2)ラジアン回転させると、文字の傾きが得られる(図7参照)。
【0053】
なお、この文字処理装置のOSがウィンドウズ(登録商標)の場合には、具体的には、LOGFONT構造体のlfOrientationとlfEscapementメンバにセットし、フォントを作成する。
【0054】
また、この文字処理装置のOSがウィンドウズ(登録商標)の場合には、具体的には、フォント作成は「CDC::CreateFontIndirect」を用いる。
【0055】
次に、フォントを選択し、各文字を当該文字の基準点Qに表示する(ステップS318)。
【0056】
なお、この文字処理装置のOSがウィンドウズ(登録商標)の場合には、具体的には、「CDC::SelectObject」でフォントを選択し、「CDC::DrawText」によって基準点Qに表示する。
【0057】
そして、上記したステップS314乃至ステップS318の処理を、処理対象の文字列中の全ての文字に対して繰り返し、処理対象の文字列中の全ての文字に対してステップS314乃至ステップS318の処理を終了すると、この文字の円弧状配置位置の指定の処理を終了する(ステップS320)。
【0058】
なお、この処理により得られた処理対象の文字列中の全ての文字の円弧状配置位置を示す文字配置位置データは、RAM16の文字配置位置データ記憶部16−2に記憶される。そして、RAM16の文字配置位置データ記憶部16−2に記憶された文字配置位置データは、外部記憶装置22に転送して記憶することができる。
【0059】
また、RAM16の文字配置位置データ記憶部16−2に記憶された文字配置位置データを外部の印刷装置へ出力し、当該印刷装置により文字配置位置データの示す位置で文字列をシート上に印刷したり、文字配置位置データをカッティング装置へ出力し、当該カッティング装置により文字配
置位置データの示す文字列の位置でシートをカッティングするようにしてもよい。
【0060】
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(6)に説明するように変形することができる。
【0061】
(1)上記した実施の形態においては、文字幅W2の座標全てを保持しているものとしたが(図5参照)が、これに限られることなしに、図9に示すように文字境界の座標を保持するのみでもよい。図9に示すように文字境界の座標を保持すれば、文字中心線(図6参照)を求めることができる。
【0062】
(2)上記した実施の形態においては、理解を容易にするために詳細な説明は省略したが、円弧状に配置した文字列は、図10に示すように文字の向きを同心円上の円弧内で反転するようにしてもよい。この場合には、ブロックAに属する文字列に関しては、上記した実施の形態と同様な処理を行えばよい。一方、ブロックBに属する文字列に関しては、文字列の末尾の文字(ローマ字「y」)から半時計回りで各文字の配置角度θを求める。さらに、ブロックBに属する文字列に関しては、各文字のベースラインは逆さまに(倒置させて)取り扱う。
【0063】
(3)文字の傾き得るには、上記した実施の形態に限られることなく、仮想円の中心O(x,y)と各文字の基準点Qとの位置関係から得るようにしてもよい。
【0064】
(4)上記した実施の形態においては、文字配置位置データはX−Y座標上の二次元データとして扱ったが、これに限られるものではないことは勿論である。例えば、文字配置位置データに高さ方向(Z軸方向)のデータを付加することにより、三次元データに拡張することができる。こうした三次元の文字配置位置データを切削装置に出力することにより、円弧状に配置した文字列を立体的に切削することができるようになる。なお、上記した高さ方向のデータは、文字列を構成する文字毎あるいは各文字列単位で任意に設定できるようにしてもよい。
【0065】
(5)上記した実施の形態においては、理解を容易にするために詳細な説明は省略したが、長さLと距離Hとに応じて文字を円弧状エリアA内に均等に配置させる際に、各文字の大きさを円弧状エリアAの大きさに合わせて変化させるようにしてもよい。
【0066】
(6)上記した実施の形態ならびに上記(1)乃至(5)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、ユーザーが画面上でマウスなどのポインティング・デバイスを用いた描画操作を行うことなしに、文字列を円弧状に均等に配置することができるようになり、マウスなどのポインティング・デバイスを用いた画面上での描画操作に不慣れなユーザーにとって扱いやすい操作性の向上した文字処理装置、文字処理方法および記憶媒体を提供することができるという優れた効果を奏する。
【0068】
また、本発明は、以上説明したように構成されているので、文字列を円弧状に均等に配置する際の当該円弧の形状が、ユーザーの所望の形状と一致するか否かを容易に判断することができる文字処理装置、文字処理方法および記憶媒体を提供することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による文字処理装置の実施の形態の一例のブロック構成図である。
【図2】ユーザーが入力するパラメータを示す説明図である。
【図3】本発明による文字列の円弧状配置位置の指定の処理を示すフローチャートである。
【図4】処理対象の文字列を構成する各文字の文字幅を示す説明図であり、(a)は修正前の文字幅W1を示し、(b)は修正後の文字幅W2を示す。
【図5】処理対象の文字列の幅方向をピクセルで分割する処理を示す説明図である。
【図6】処理対象の文字列を構成する各文字の基準点Qを求める処理を示す説明図である。
【図7】処理対象の文字列を構成する各文字毎の基準点Qにおける配置角度θを求める処理を示す説明図である。
【図8】処理対象の文字列の先頭の文字(ローマ字「R」)から時計回り方向に各文字の配置角度θを求める。処理を示す説明図である。
【図9】処理対象の文字列の文字境界の座標を保持する処理を示す説明図である。
【図10】文字の向きを同心円上の円弧内で反転するようにして配置した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10   中央処理装置(CPU)
12   バス
14   リード・オンリ・メモリ(ROM)
16   ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
16−1 文字データ記憶部
16−2 文字配置位置データ記憶部
18   入力装置
20   表示装置
20a  表示領域
20b  パラメータ表示部位
22   外部記憶装置

Claims (7)

  1. 文字列を円弧状に配置する文字処理装置において、
    配置すべき文字列を指定する指定手段と、
    前記指定手段によって指定された文字列を円弧状に配置するためのパラメータを数値で入力するパラメータ入力手段と、
    前記パラメータ入力手段によって入力されたパラメータに応じた円弧の示す位置に、前記指定手段によって指定された文字列を配置する配置手段と
    を有する文字処理装置。
  2. 請求項1に記載の文字処理装置において、
    前記配置手段は、前記指定手段によって指定された文字列を配置する際に、該文字列を構成する各文字を均等に配置する
    文字処理装置。
  3. 文字列を円弧状に配置する文字処理方法において、
    配置すべき文字列を指定する第1のステップと、
    前記第1のステップによって指定された文字列を円弧状に配置するためのパラメータを数値で入力する第2のステップと、
    前記第2のステップによって入力されたパラメータに応じた円弧の示す位置に、前記第1のステップによって指定された文字列を配置する第3のステップと
    を有する文字処理方法。
  4. 請求項3に記載の文字処理方法において、
    前記第3のステップは、前記第1のステップによって指定された文字列を配置する際に、該文字列を構成する各文字を均等に配置する
    文字処理方法。
  5. 請求項1または請求項2に記載の前記指定手段、前記パラメータ入力手段、前記配置手段として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
  6. 請求項1または請求項2に記載の前記第1のステップ、前記第2のステップ、前記第3のステップを、コンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 請求項6または請求項7のいずれか1項に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110648381A (zh) * 2019-09-30 2020-01-03 北京金山安全软件有限公司 字符串显示方法、装置、终端设备和存储介质

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