JP2004051535A - 口腔用組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を含有する口腔用組成物に、水溶性抗酸化剤(但し、アスコルビン酸及びその塩を除く)を1種又は2種以上配合したことを特徴とする口腔用組成物。
【効果】本発明のヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を含有する口腔用組成物は、歯垢形成抑制効果に優れ、かつ長期間保存しても経時的な変色がほとんど生じない。
【選択図】 なし
【効果】本発明のヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を含有する口腔用組成物は、歯垢形成抑制効果に優れ、かつ長期間保存しても経時的な変色がほとんど生じない。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を含有する口腔用組成物に関し、更に詳述すると、歯垢形成抑制効果に優れ、かつ変色が防止された口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩は、歯垢形成抑制効果を有することが知られており、これを配合した口腔用組成物が、特開平7−82126号、同10−158134号、同10−158135号、同10−316548号、同11−180872号、特開2000−38312号、同2001−335449号、同2001−335448号公報に提案されている。
【0003】
しかし、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を口腔用組成物中に配合した場合、経時的に組成物中の香料等の油溶成分と反応し、変色を生じる問題があり、この点の解決が望まれる。
【0004】
本発明は、上記要望に応えるためになされたもので、歯垢形成抑制効果に優れ、かつ、経時的な変色が防止された、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を含有する口腔用組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を含有する口腔用組成物に、水溶性抗酸化剤(但し、アスコルビン酸及びその塩を除く)を1種又は2種以上配合した場合、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩と組成物中の香料等の油溶成分との反応に由来される組成物の変色が顕著に防止され、しかも、優れた歯垢形成抑制効果を有するものとなることを知見した。
【0006】
なお、アスコルビン酸又はその塩は、口腔用組成物の配合成分、抗酸化成分として従来より知られており、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を含有する口腔用組成物にアスコルビン酸又はその塩、ビタミンCを配合することは知られているが、アスコルビン酸又はその塩はそれ自身の変色が著しく、アスコルビン酸又はその塩を配合しても、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩と組成物中の香料等の油溶成分との反応に由来する組成物の変色を抑制することは困難である。
【0007】
これに対して、水溶性抗酸化剤として、アスコルビン酸及びその塩以外のもの、例えばアスコルビン酸リン酸エステル等のアスコルビン酸誘導体等を用いた場合、意外にもヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩と組成物中の香料等の油溶成分との反応に由来される組成物の変色が顕著に防止されることを見出し、本発明をなすに至ったものである。
【0008】
従って、本発明は、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を含有する口腔用組成物に、水溶性抗酸化剤(但し、アスコルビン酸及びその塩を除く)を1種又は2種以上配合したことを特徴とする口腔用組成物を提供する。
【0009】
以下、本発明につき更に詳しく説明すると、本発明の口腔用組成物は、練歯磨、液状歯磨、液体歯磨等の歯磨類、洗口剤、塗布剤、マウスウォッシュ、歯科用パスタ等として調製できるもので、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩に、水溶性抗酸化剤(但し、アスコルビン酸及びその塩を除く)を1種又は2種以上併用してなるものである。
【0010】
本発明において、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩としては、下記一般式(1)で示されるものを使用することができる。
【0011】
【化1】
(但し、式中R1,R2はそれぞれ水素原子又は水酸基であり、R1,R2の少なくとも一つは水酸基である。また、R3,R4,R5はそれぞれ水素原子又は一価の有機基である。)
【0012】
上記式(1)において、R1,R2はそれぞれ水素原子又は水酸基であり、かつR1,R2の少なくとも一つは水酸基である。また、R3,R4,R5はそれぞれ水素原子又は一価の有機基であり、一価の有機基としては、炭素数1〜18の酸素原子、硫黄原子、SO基などが介在してもよい直鎖状又は環状の炭化水素基を挙げることができ、例えばアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、ビシクロアルキル基、シクロアルキル−アルキル基、アリール基、アラルキル基、アリールアルケニル基、アリールオキシアルキル基、アリールメルカプトアルキル基、ベンズヒドリル基、フェニルスルホニルアルキル基、フリル基、フリルアルケニル基等を挙げることができるが、炭素数1〜18のメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基等のアルキル基、炭素数2〜18のエチニル基、プロピニル基、ブチニル基等のアルケニル基、炭素数3〜18のシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基等のシクロアルキル基やシクロアルキル−アルキル基、ベンジル基が好ましい。
【0013】
なお、上記式(1)のヒドロキシ−2−ピリドン誘導体は、1−ヒドロキシ−2−ピリドンあるいは3−ヒドロキシ−2−ピリドン骨格を有するが、各々互変異性体が存在する。1−ヒドロキシ−2−ピリドン骨格の場合は、2−ヒドロキシピリジン−N−オキシド骨格等が異性体として存在し、3−ヒドロキシ−2−ピリドン骨格の場合は、2,3−ジヒドロキシピリジン骨格等が存在する。本発明では、これらの異性体も使用することができる。
【0014】
更に、上記ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体は、適当な塩基を用いた塩として使用することも可能である。塩の形態としては、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、亜鉛、銅、アルミニウム、ランタン、鉄、錫等の一価又は多価の金属塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミンヒドロキシルアミン等のアミン類との塩、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸との塩、塩基性アミノ酸を含む塩基性ペプチドや塩基性蛋白質との塩等が広く利用可能であり、薬学的に許容できる範囲から適宜選択できる。
【0015】
ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩の配合量は、組成物全体の0.01〜10%(質量百分率、以下同じ)、特に0.1〜5%が好ましく、0.01%より少ないと歯垢形成が抑制されない場合があり、10%より多く配合すると使用感や配合上の問題が生じる場合がある。
【0016】
本発明においては、上記ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩の変色抑制剤として、水溶性抗酸化剤を1種又は2種以上配合する。
【0017】
ここで、水溶性抗酸化剤としては、例えばアスコルビン酸リン酸エステル、アスコルビン酸硫酸エステル、アスコルビン酸パルミチン酸エステル等のアスコルビン酸誘導体や、そのナトリウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ金属塩といったアスコルビン酸誘導体又はその塩、エリソルビン酸誘導体又はその塩等のビタミン類、亜鉛、セレニウム等の無機金属類、ポリフェノール、カテキン等の天然抽出物、コエンザイムA等の補酵素などが挙げられ、薬学的に許容できる範囲から適宜選択できる。また、油溶性抗酸化剤を水に可溶化する処理を行なったものでも、薬学的に許容できる範囲から適宜選択して、水溶性抗酸化剤として配合できる。
【0018】
なお、本発明では、上記に記載した水溶性抗酸化剤以外であっても、アスコルビン酸及びその塩以外であって、それ自身が変色しない水溶性抗酸化剤であれば、変色抑制剤として配合することができる。
【0019】
本発明では、水溶性抗酸化剤として特にアスコルビン酸誘導体又はその塩がより好適に配合し得る。
【0020】
上記水溶性抗酸化剤の配合量は、組成物全体の0.01〜10%、特に0.1〜1%とすることが好ましく、配合量が少なすぎると、その配合効果が十分発揮されない場合があり、多すぎると使用感を損なう場合がある。
【0021】
本発明の口腔用組成物は、その剤型に応じ、上記必須成分に加えて任意成分としてその他の添加剤を本発明の効果を妨げない範囲で配合できる。
【0022】
歯磨類の場合は、例えば研磨剤、粘稠剤、粘結剤、界面活性剤、甘味剤、防腐剤、各種有効成分、色素、香料等を配合でき、これら成分と水とを混合して製造することができる。
【0023】
ここで、研磨剤としては、シリカゲル、沈降シリカ、アルミノシリケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2リン酸カルシウム2水和物及び無水和物、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼオライト、ケイ酸ジルコニウム、第3リン酸カルシウム、ハイドロキシアパタイト、第4リン酸カルシウム、第8リン酸カルシウム、合成樹脂系研磨剤等が挙げられるが、特に沈降シリカ、水酸化アルミニウム等が好適に使用される。
【0024】
これら研磨剤の配合量は、組成物全体の2〜60%、特に8〜45%とすることが好ましい。
【0025】
粘稠剤としては、グリセリン、ソルビット、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、キシリット、マルチット、ラクチット等、粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、カラギーナン、カーボポール、グアガム、モンモリロナイト、ゼラチン等が挙げられる。
【0026】
界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン性界面活性剤等を配合し得、具体的にはラウリル硫酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−アシルサルコシネート、N−アシルグルタメート、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−アシルタウレート、ショ糖脂肪酸エステル、アルキロールアマイド、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、プルロニック等が挙げられる。
【0027】
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルヒドロカルコン、ペリラルチン等、防腐剤としては、パラ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム等が挙げられる。
【0028】
各種有効成分としては、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化第1錫、フッ化ストロンチーム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、正リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩等の水溶性リン酸化合物、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、ヒノキチオール、塩化リゾチーム、グリチルリチン酸及びその塩類、塩化ナトリウム、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸、酢酸dl−トコフェロール、α−ビサボロール、イソプロピルメチルフェノール、クロロヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニウム、アズレン、グリチルレチン酸、銅クロロフィリンナトリウム、グルコン酸銅等の銅化合物、乳酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、ベルベリン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、アミラーゼ、メトキシエチレン、無水マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコレステリン、塩化ベンゼトニウム、ジヒドロコレステロール、トリクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、トウキ軟エキス、オウバクエキス、チョウジ、ローズマリー、オウゴン、ベニバナ等の抽出物などが挙げられ、香料としては、l−メントール、カルボン、アネトール、リモネン等のテルペン類又はその誘導体など、着色剤としては、青色1号、黄色4号、二酸化チタン等が例示される。なお、これら成分の配合量は、通常量とすることができる。
【0029】
本発明の口腔用組成物を収容する容器の材質は特に制限されず、通常、口腔用組成物に使用される容器を使用できる。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン等のプラスチック容器等が使用できる。
【0030】
【発明の効果】
本発明のヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を含有する口腔用組成物は、歯垢形成抑制効果に優れ、かつ、長期間保存しても経時的な変色がほとんど生じないもので、各種剤型に調製して幅広く利用することができる。
【0031】
【実施例】
以下、実験例及び実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
【0032】
[実験例]
表1に示す組成の練歯磨組成物を表2に示す水溶性抗酸化剤を用いて常法で調製し、これをラミネートチューブに充填し、40℃で6ケ月保存後、練歯磨組成物の変色の官能評価を下記基準で行なった。また、40℃及び−5℃、6ケ月保存品を色差計で測定し、その差を求めた。結果を表2に示す。
【0033】
変色の官能評価基準:
○:変色は認められない〜わずかに変色が認められるが品質限度内である。
△:やや変色が認められ、品質限度レベルである。
×:変色が認められ、品質限度外である。
【0034】
【表1】
*1:ピロクトンオラミン;
1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチルペンチル)
−2(1H)ピリドンモノエタノールアミン(以下、同様)
【0035】
【表2】
*2:APS;リン酸アスコルビルナトリウム
ASS;硫酸アスコルビル2ナトリウム
ASA;アスコルビン酸
*3:△L=L40 ℃−L−5 ℃、△a=a40 ℃−a−5 ℃、△b=b40 ℃−b−5 ℃
【0036】
上記の官能評価の結果より、アスコルビン酸及びその塩以外の水溶性抗酸化剤の1種又は2種以上をヒドロキシ−2−ピリドン誘導体類と併用すると(No.1、2)、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体に由来される組成物の変色を顕著に防止し得ることが認められ、アスコルビン酸及びその塩を併用した場合(No.3)は、組成物の変色が防止されないことが認められた。
【0037】
また、変色については、ここで官能評価の結果と色差計の値との間には相関関係が認められ、官能評価において合格である本発明品No.1,2、比較品No.5,6,8は、色差の△b値が2以下であることが認められる。即ち、△b値は変色抑制の指標と見なすことができ、本発明においては、△b値が2以下になるような水溶性抗酸化剤の配合が望まれる。
【0038】
以下、実施例を示す。
[実施例1] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム塩 0.5%
ピロクトンオラミン 0.2
プロピレングリコール 5
カラギーナン 1.2
70%ソルビット液 50
サッカリンナトリウム 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
パラオキシ安息香酸エチル 0.1
ジルコノシリケート 18
無水ケイ酸 3
フッ化ナトリウム 0.21
香料 適量
クエン酸3ナトリウム 適量
精製水 残
合計 100%
【0039】
[実施例2] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム塩 0.4%
ハマメリス抽出ポリフェノール 0.01
ピロクトンオラミン 0.3
プロピレングリコール 4
60%ソルビット液 30
カルボキシメチルセルロース 2.2
サッカリンナトリウム 0.15
ラウリル硫酸ナトリウム 1
ラウロイルサルコシンナトリウム 0.2
安息香酸ナトリウム 0.5
トラネキサム酸 0.05
歯磨用リン酸水素カルシウム 45
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76
ゼオライト 1.5
香料 適量
精製水 残
合計 100%
【0040】
[実施例3] 練歯磨
アスコルビン酸−2−硫酸エステル2ナトリウム塩 0.2%
3−ヒドロキシ−2−ピリドン 1
ポリエチレングリコール#400 4
70%ソルビット液 40
アルギン酸ナトリウム 0.5
ポリアクリル酸ナトリウム 0.8
サッカリンナトリウム 0.15
ラウリル硫酸ナトリウム 1
安息香酸ナトリウム 0.5
トリクロサン 0.5
重質炭酸カルシウム 30
軽質炭酸カルシウム 5
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76
炭酸水素ナトリウム 適量
香料 適量
精製水 残
合計 100%
【0041】
[実施例4] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム塩 0.3%
水溶性改善β−カロチン 0.05
1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチル0,1ペンチル)−2−ピリドンモノエタノールアミン塩 0.5
プロピレングリコール 3
70%ソルビット液 45
カラギーナン 1
カルボキシメチルセルロース 0.5
サッカリンナトリウム 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
ラウロイルサルコシンナトリウム 0.2
パラオキシ安息香酸エチル 0.1
β−カロチン 0.01
無水ケイ酸 23
フッ化スズ 0.41
ピロリン酸ナトリウム 2
香料 適量
クエン酸 適量
水酸化ナトリウム 適量
精製水 残
合計 100%
【0042】
[実施例5] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム塩 0.3%
塩化亜鉛 0.01
1−ヒドロキシ−2−ピリドン 0.4
ポリエチレングリコール#400 3
70%ソルビット液 45
カラギーナン 0.2
キサンタンガム 0.8
ポリアクリル酸ナトリウム 0.1
サッカリンナトリウム 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
酸化チタン 0.5
無水ケイ酸 10
ジルコノシリケート 12
フッ化ナトリウム 0.21
ゼオライト 4
香料 適量
クエン酸3ナトリウム 適量
精製水 残
合計 100%
【0043】
[実施例6] 練歯磨
アスコルビン酸−2−パルミチン酸エステルナトリウム塩 0.3
1−ヒドロキシ−3,4−ジメチル−6−ベンジル−2−ピリドンモノエタノールアミン塩 0.2
プロピレングリコール 4
70%ソルビット液 20
カルボキシメチルセルロース 2
ポリアクリル酸ナトリウム 0.3
サッカリンナトリウム 0.15
ラウリル硫酸ナトリウム 1
安息香酸ナトリウム 0.5
ポリエチレングリコール#4000 0.5
リン酸水素カルシウム・2水塩 35
無水ケイ酸 5
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.41
トリポリリン酸ナトリウム 2
香料 適量
精製水 残
合計 100%
【0044】
[実施例7] 液状歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム塩 1%
ピロクトンオラミン 0.3
プロピレングリコール 5
70%ソルビット液 50
グリセリン 10
カラギーナン 0.2
サッカリンナトリウム 0.15
ラウリル硫酸ナトリウム 1
パラオキシ安息香酸ブチル 0.05
トリクロサン 0.1
シリカゲル 10
フッ化ナトリウム 0.21
香料 適量
精製水 残
合計 100%
【0045】
[実施例8] 洗口剤
アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム塩 0.5%
ピロクトンオラミン 1
エタノール 10
グリセリン 5
ソルビット 5
マンニトール 3
マルチトール 3
HCO−60 5
酢酸トコフェロール 0.05
フッ化ナトリウム 0.05
香料 適量
精製水 残
合計 100%
【0046】
[実施例9] 口腔用パスタ
アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム塩 0.5%
ピロクトンオラミン 0.5
セタノール 30
スクワラン 10
ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.1
ソルビタンモノオレイン酸エステル 1
ラウリル硫酸ナトリウム 0.2
グリチルレチン酸 0.1
サッカリンナトリウム 0.6
無水ケイ酸 5
フッ化ナトリウム 0.21
香料 適量
クエン酸 適量
水酸化カリウム 適量
精製水 残
合計 100%
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を含有する口腔用組成物に関し、更に詳述すると、歯垢形成抑制効果に優れ、かつ変色が防止された口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩は、歯垢形成抑制効果を有することが知られており、これを配合した口腔用組成物が、特開平7−82126号、同10−158134号、同10−158135号、同10−316548号、同11−180872号、特開2000−38312号、同2001−335449号、同2001−335448号公報に提案されている。
【0003】
しかし、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を口腔用組成物中に配合した場合、経時的に組成物中の香料等の油溶成分と反応し、変色を生じる問題があり、この点の解決が望まれる。
【0004】
本発明は、上記要望に応えるためになされたもので、歯垢形成抑制効果に優れ、かつ、経時的な変色が防止された、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を含有する口腔用組成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を含有する口腔用組成物に、水溶性抗酸化剤(但し、アスコルビン酸及びその塩を除く)を1種又は2種以上配合した場合、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩と組成物中の香料等の油溶成分との反応に由来される組成物の変色が顕著に防止され、しかも、優れた歯垢形成抑制効果を有するものとなることを知見した。
【0006】
なお、アスコルビン酸又はその塩は、口腔用組成物の配合成分、抗酸化成分として従来より知られており、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を含有する口腔用組成物にアスコルビン酸又はその塩、ビタミンCを配合することは知られているが、アスコルビン酸又はその塩はそれ自身の変色が著しく、アスコルビン酸又はその塩を配合しても、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩と組成物中の香料等の油溶成分との反応に由来する組成物の変色を抑制することは困難である。
【0007】
これに対して、水溶性抗酸化剤として、アスコルビン酸及びその塩以外のもの、例えばアスコルビン酸リン酸エステル等のアスコルビン酸誘導体等を用いた場合、意外にもヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩と組成物中の香料等の油溶成分との反応に由来される組成物の変色が顕著に防止されることを見出し、本発明をなすに至ったものである。
【0008】
従って、本発明は、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を含有する口腔用組成物に、水溶性抗酸化剤(但し、アスコルビン酸及びその塩を除く)を1種又は2種以上配合したことを特徴とする口腔用組成物を提供する。
【0009】
以下、本発明につき更に詳しく説明すると、本発明の口腔用組成物は、練歯磨、液状歯磨、液体歯磨等の歯磨類、洗口剤、塗布剤、マウスウォッシュ、歯科用パスタ等として調製できるもので、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩に、水溶性抗酸化剤(但し、アスコルビン酸及びその塩を除く)を1種又は2種以上併用してなるものである。
【0010】
本発明において、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩としては、下記一般式(1)で示されるものを使用することができる。
【0011】
【化1】
(但し、式中R1,R2はそれぞれ水素原子又は水酸基であり、R1,R2の少なくとも一つは水酸基である。また、R3,R4,R5はそれぞれ水素原子又は一価の有機基である。)
【0012】
上記式(1)において、R1,R2はそれぞれ水素原子又は水酸基であり、かつR1,R2の少なくとも一つは水酸基である。また、R3,R4,R5はそれぞれ水素原子又は一価の有機基であり、一価の有機基としては、炭素数1〜18の酸素原子、硫黄原子、SO基などが介在してもよい直鎖状又は環状の炭化水素基を挙げることができ、例えばアルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、ビシクロアルキル基、シクロアルキル−アルキル基、アリール基、アラルキル基、アリールアルケニル基、アリールオキシアルキル基、アリールメルカプトアルキル基、ベンズヒドリル基、フェニルスルホニルアルキル基、フリル基、フリルアルケニル基等を挙げることができるが、炭素数1〜18のメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基等のアルキル基、炭素数2〜18のエチニル基、プロピニル基、ブチニル基等のアルケニル基、炭素数3〜18のシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基等のシクロアルキル基やシクロアルキル−アルキル基、ベンジル基が好ましい。
【0013】
なお、上記式(1)のヒドロキシ−2−ピリドン誘導体は、1−ヒドロキシ−2−ピリドンあるいは3−ヒドロキシ−2−ピリドン骨格を有するが、各々互変異性体が存在する。1−ヒドロキシ−2−ピリドン骨格の場合は、2−ヒドロキシピリジン−N−オキシド骨格等が異性体として存在し、3−ヒドロキシ−2−ピリドン骨格の場合は、2,3−ジヒドロキシピリジン骨格等が存在する。本発明では、これらの異性体も使用することができる。
【0014】
更に、上記ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体は、適当な塩基を用いた塩として使用することも可能である。塩の形態としては、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、亜鉛、銅、アルミニウム、ランタン、鉄、錫等の一価又は多価の金属塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミンヒドロキシルアミン等のアミン類との塩、アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸との塩、塩基性アミノ酸を含む塩基性ペプチドや塩基性蛋白質との塩等が広く利用可能であり、薬学的に許容できる範囲から適宜選択できる。
【0015】
ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩の配合量は、組成物全体の0.01〜10%(質量百分率、以下同じ)、特に0.1〜5%が好ましく、0.01%より少ないと歯垢形成が抑制されない場合があり、10%より多く配合すると使用感や配合上の問題が生じる場合がある。
【0016】
本発明においては、上記ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩の変色抑制剤として、水溶性抗酸化剤を1種又は2種以上配合する。
【0017】
ここで、水溶性抗酸化剤としては、例えばアスコルビン酸リン酸エステル、アスコルビン酸硫酸エステル、アスコルビン酸パルミチン酸エステル等のアスコルビン酸誘導体や、そのナトリウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ金属塩といったアスコルビン酸誘導体又はその塩、エリソルビン酸誘導体又はその塩等のビタミン類、亜鉛、セレニウム等の無機金属類、ポリフェノール、カテキン等の天然抽出物、コエンザイムA等の補酵素などが挙げられ、薬学的に許容できる範囲から適宜選択できる。また、油溶性抗酸化剤を水に可溶化する処理を行なったものでも、薬学的に許容できる範囲から適宜選択して、水溶性抗酸化剤として配合できる。
【0018】
なお、本発明では、上記に記載した水溶性抗酸化剤以外であっても、アスコルビン酸及びその塩以外であって、それ自身が変色しない水溶性抗酸化剤であれば、変色抑制剤として配合することができる。
【0019】
本発明では、水溶性抗酸化剤として特にアスコルビン酸誘導体又はその塩がより好適に配合し得る。
【0020】
上記水溶性抗酸化剤の配合量は、組成物全体の0.01〜10%、特に0.1〜1%とすることが好ましく、配合量が少なすぎると、その配合効果が十分発揮されない場合があり、多すぎると使用感を損なう場合がある。
【0021】
本発明の口腔用組成物は、その剤型に応じ、上記必須成分に加えて任意成分としてその他の添加剤を本発明の効果を妨げない範囲で配合できる。
【0022】
歯磨類の場合は、例えば研磨剤、粘稠剤、粘結剤、界面活性剤、甘味剤、防腐剤、各種有効成分、色素、香料等を配合でき、これら成分と水とを混合して製造することができる。
【0023】
ここで、研磨剤としては、シリカゲル、沈降シリカ、アルミノシリケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2リン酸カルシウム2水和物及び無水和物、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼオライト、ケイ酸ジルコニウム、第3リン酸カルシウム、ハイドロキシアパタイト、第4リン酸カルシウム、第8リン酸カルシウム、合成樹脂系研磨剤等が挙げられるが、特に沈降シリカ、水酸化アルミニウム等が好適に使用される。
【0024】
これら研磨剤の配合量は、組成物全体の2〜60%、特に8〜45%とすることが好ましい。
【0025】
粘稠剤としては、グリセリン、ソルビット、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、キシリット、マルチット、ラクチット等、粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、カラギーナン、カーボポール、グアガム、モンモリロナイト、ゼラチン等が挙げられる。
【0026】
界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン性界面活性剤等を配合し得、具体的にはラウリル硫酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−アシルサルコシネート、N−アシルグルタメート、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−アシルタウレート、ショ糖脂肪酸エステル、アルキロールアマイド、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、プルロニック等が挙げられる。
【0027】
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルヒドロカルコン、ペリラルチン等、防腐剤としては、パラ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム等が挙げられる。
【0028】
各種有効成分としては、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化第1錫、フッ化ストロンチーム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、正リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩等の水溶性リン酸化合物、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、ヒノキチオール、塩化リゾチーム、グリチルリチン酸及びその塩類、塩化ナトリウム、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸、酢酸dl−トコフェロール、α−ビサボロール、イソプロピルメチルフェノール、クロロヘキシジン塩類、塩化セチルピリジニウム、アズレン、グリチルレチン酸、銅クロロフィリンナトリウム、グルコン酸銅等の銅化合物、乳酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、ベルベリン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、トリポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、アミラーゼ、メトキシエチレン、無水マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコレステリン、塩化ベンゼトニウム、ジヒドロコレステロール、トリクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、トウキ軟エキス、オウバクエキス、チョウジ、ローズマリー、オウゴン、ベニバナ等の抽出物などが挙げられ、香料としては、l−メントール、カルボン、アネトール、リモネン等のテルペン類又はその誘導体など、着色剤としては、青色1号、黄色4号、二酸化チタン等が例示される。なお、これら成分の配合量は、通常量とすることができる。
【0029】
本発明の口腔用組成物を収容する容器の材質は特に制限されず、通常、口腔用組成物に使用される容器を使用できる。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン等のプラスチック容器等が使用できる。
【0030】
【発明の効果】
本発明のヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を含有する口腔用組成物は、歯垢形成抑制効果に優れ、かつ、長期間保存しても経時的な変色がほとんど生じないもので、各種剤型に調製して幅広く利用することができる。
【0031】
【実施例】
以下、実験例及び実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
【0032】
[実験例]
表1に示す組成の練歯磨組成物を表2に示す水溶性抗酸化剤を用いて常法で調製し、これをラミネートチューブに充填し、40℃で6ケ月保存後、練歯磨組成物の変色の官能評価を下記基準で行なった。また、40℃及び−5℃、6ケ月保存品を色差計で測定し、その差を求めた。結果を表2に示す。
【0033】
変色の官能評価基準:
○:変色は認められない〜わずかに変色が認められるが品質限度内である。
△:やや変色が認められ、品質限度レベルである。
×:変色が認められ、品質限度外である。
【0034】
【表1】
*1:ピロクトンオラミン;
1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチルペンチル)
−2(1H)ピリドンモノエタノールアミン(以下、同様)
【0035】
【表2】
*2:APS;リン酸アスコルビルナトリウム
ASS;硫酸アスコルビル2ナトリウム
ASA;アスコルビン酸
*3:△L=L40 ℃−L−5 ℃、△a=a40 ℃−a−5 ℃、△b=b40 ℃−b−5 ℃
【0036】
上記の官能評価の結果より、アスコルビン酸及びその塩以外の水溶性抗酸化剤の1種又は2種以上をヒドロキシ−2−ピリドン誘導体類と併用すると(No.1、2)、ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体に由来される組成物の変色を顕著に防止し得ることが認められ、アスコルビン酸及びその塩を併用した場合(No.3)は、組成物の変色が防止されないことが認められた。
【0037】
また、変色については、ここで官能評価の結果と色差計の値との間には相関関係が認められ、官能評価において合格である本発明品No.1,2、比較品No.5,6,8は、色差の△b値が2以下であることが認められる。即ち、△b値は変色抑制の指標と見なすことができ、本発明においては、△b値が2以下になるような水溶性抗酸化剤の配合が望まれる。
【0038】
以下、実施例を示す。
[実施例1] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム塩 0.5%
ピロクトンオラミン 0.2
プロピレングリコール 5
カラギーナン 1.2
70%ソルビット液 50
サッカリンナトリウム 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
パラオキシ安息香酸エチル 0.1
ジルコノシリケート 18
無水ケイ酸 3
フッ化ナトリウム 0.21
香料 適量
クエン酸3ナトリウム 適量
精製水 残
合計 100%
【0039】
[実施例2] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム塩 0.4%
ハマメリス抽出ポリフェノール 0.01
ピロクトンオラミン 0.3
プロピレングリコール 4
60%ソルビット液 30
カルボキシメチルセルロース 2.2
サッカリンナトリウム 0.15
ラウリル硫酸ナトリウム 1
ラウロイルサルコシンナトリウム 0.2
安息香酸ナトリウム 0.5
トラネキサム酸 0.05
歯磨用リン酸水素カルシウム 45
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76
ゼオライト 1.5
香料 適量
精製水 残
合計 100%
【0040】
[実施例3] 練歯磨
アスコルビン酸−2−硫酸エステル2ナトリウム塩 0.2%
3−ヒドロキシ−2−ピリドン 1
ポリエチレングリコール#400 4
70%ソルビット液 40
アルギン酸ナトリウム 0.5
ポリアクリル酸ナトリウム 0.8
サッカリンナトリウム 0.15
ラウリル硫酸ナトリウム 1
安息香酸ナトリウム 0.5
トリクロサン 0.5
重質炭酸カルシウム 30
軽質炭酸カルシウム 5
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76
炭酸水素ナトリウム 適量
香料 適量
精製水 残
合計 100%
【0041】
[実施例4] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム塩 0.3%
水溶性改善β−カロチン 0.05
1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチル0,1ペンチル)−2−ピリドンモノエタノールアミン塩 0.5
プロピレングリコール 3
70%ソルビット液 45
カラギーナン 1
カルボキシメチルセルロース 0.5
サッカリンナトリウム 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
ラウロイルサルコシンナトリウム 0.2
パラオキシ安息香酸エチル 0.1
β−カロチン 0.01
無水ケイ酸 23
フッ化スズ 0.41
ピロリン酸ナトリウム 2
香料 適量
クエン酸 適量
水酸化ナトリウム 適量
精製水 残
合計 100%
【0042】
[実施例5] 練歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム塩 0.3%
塩化亜鉛 0.01
1−ヒドロキシ−2−ピリドン 0.4
ポリエチレングリコール#400 3
70%ソルビット液 45
カラギーナン 0.2
キサンタンガム 0.8
ポリアクリル酸ナトリウム 0.1
サッカリンナトリウム 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
酸化チタン 0.5
無水ケイ酸 10
ジルコノシリケート 12
フッ化ナトリウム 0.21
ゼオライト 4
香料 適量
クエン酸3ナトリウム 適量
精製水 残
合計 100%
【0043】
[実施例6] 練歯磨
アスコルビン酸−2−パルミチン酸エステルナトリウム塩 0.3
1−ヒドロキシ−3,4−ジメチル−6−ベンジル−2−ピリドンモノエタノールアミン塩 0.2
プロピレングリコール 4
70%ソルビット液 20
カルボキシメチルセルロース 2
ポリアクリル酸ナトリウム 0.3
サッカリンナトリウム 0.15
ラウリル硫酸ナトリウム 1
安息香酸ナトリウム 0.5
ポリエチレングリコール#4000 0.5
リン酸水素カルシウム・2水塩 35
無水ケイ酸 5
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.41
トリポリリン酸ナトリウム 2
香料 適量
精製水 残
合計 100%
【0044】
[実施例7] 液状歯磨
アスコルビン酸−2−リン酸エステルマグネシウム塩 1%
ピロクトンオラミン 0.3
プロピレングリコール 5
70%ソルビット液 50
グリセリン 10
カラギーナン 0.2
サッカリンナトリウム 0.15
ラウリル硫酸ナトリウム 1
パラオキシ安息香酸ブチル 0.05
トリクロサン 0.1
シリカゲル 10
フッ化ナトリウム 0.21
香料 適量
精製水 残
合計 100%
【0045】
[実施例8] 洗口剤
アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム塩 0.5%
ピロクトンオラミン 1
エタノール 10
グリセリン 5
ソルビット 5
マンニトール 3
マルチトール 3
HCO−60 5
酢酸トコフェロール 0.05
フッ化ナトリウム 0.05
香料 適量
精製水 残
合計 100%
【0046】
[実施例9] 口腔用パスタ
アスコルビン酸−2−リン酸エステルナトリウム塩 0.5%
ピロクトンオラミン 0.5
セタノール 30
スクワラン 10
ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油 0.1
ソルビタンモノオレイン酸エステル 1
ラウリル硫酸ナトリウム 0.2
グリチルレチン酸 0.1
サッカリンナトリウム 0.6
無水ケイ酸 5
フッ化ナトリウム 0.21
香料 適量
クエン酸 適量
水酸化カリウム 適量
精製水 残
合計 100%
Claims (2)
- ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体又はその塩を含有する口腔用組成物に、水溶性抗酸化剤(但し、アスコルビン酸及びその塩を除く)を1種又は2種以上配合したことを特徴とする口腔用組成物。
- 水溶性抗酸化剤が、アスコルビン酸誘導体又はその塩である請求項1記載の口腔用組成物。
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