JP2004050600A - プリンタ、印刷媒体の廃品化装置、および、印刷媒体の代金還元方法、装置、システム - Google Patents
プリンタ、印刷媒体の廃品化装置、および、印刷媒体の代金還元方法、装置、システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004050600A JP2004050600A JP2002210607A JP2002210607A JP2004050600A JP 2004050600 A JP2004050600 A JP 2004050600A JP 2002210607 A JP2002210607 A JP 2002210607A JP 2002210607 A JP2002210607 A JP 2002210607A JP 2004050600 A JP2004050600 A JP 2004050600A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- print medium
- identification information
- unit
- printing
- processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
【課題】印刷に失敗し、有効利用されない印刷媒体を廃品とし、廃品化された印刷媒体の代金を還元する。
【解決手段】プリンタ3が、記憶素子100付きの印刷用紙10に印刷されている画像が判別できなくなるような画像を、その印刷用紙10に上書きする。これで、印刷用紙10が廃品化される。廃品化するときに、記憶素子読み書き部35は、記憶素子100から印刷用紙のIDと印刷された日時を読み出す。ホスト装置2は、印刷用紙のID、印刷された日時およびユーザIDを含む還元要求を管理サーバ1へ送信する。管理サーバ1では、返金処理部12がユーザへ印刷用紙の代金を返金する処理を行うか、または、ポイント管理部13が印刷用紙の代金に相当するポイントをユーザへ付与する。
【選択図】 図1
【解決手段】プリンタ3が、記憶素子100付きの印刷用紙10に印刷されている画像が判別できなくなるような画像を、その印刷用紙10に上書きする。これで、印刷用紙10が廃品化される。廃品化するときに、記憶素子読み書き部35は、記憶素子100から印刷用紙のIDと印刷された日時を読み出す。ホスト装置2は、印刷用紙のID、印刷された日時およびユーザIDを含む還元要求を管理サーバ1へ送信する。管理サーバ1では、返金処理部12がユーザへ印刷用紙の代金を返金する処理を行うか、または、ポイント管理部13が印刷用紙の代金に相当するポイントをユーザへ付与する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷を失敗した印刷用紙などの代金を、ユーザへ還元するための技術に関する。
【0002】
【発明の背景】
プリンタなどの画像形成装置は、印刷用紙などの印刷媒体に印刷を行う。このとき、ユーザのミスやプリンタの不調など、様々な理由により印刷を失敗してしまうことがある。また、印刷自体はうまくいっても、必要部数以上に印刷してしまって、印刷用紙の無駄使いをしてしまうこともある。さらに、デジタルカメラで撮影した画像などの観賞用画像の印刷においては、満足がいく印刷品質を得るために何度も印刷を繰り返し、結果的に印刷用紙を大量に消費してしまうこともある。
【0003】
このように、印刷が行われたものの、その印刷結果物が本来の使用目的で、有効利用されない場合は意外と多い。それにもかかわらず、この印刷で使用された印刷用紙のコストはユーザが負担しなければならい。このコスト負担が軽減されれば、ユーザにとっては非常に好ましい。
【0004】
一方で、ユーザのコスト負担を軽減するために、印刷用紙の製造・販売者が代金の一部を還元するような場合には、一枚の印刷用紙について重複して還元したり、その印刷用紙が本当に使用されなかったのか、などを確実に判断する必要がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、有効利用されない印刷媒体の代金をユーザへ還元することである。
【0006】
本発明の別の目的は、印刷媒体の代金を、重複してユーザへ還元することを防止することである。
【0007】
本発明のまた別の目的は、印刷媒体が廃品として処理された場合に、廃品化された印刷媒体の代金を還元することである。
【0008】
本発明のさらに別の目的は、有効利用されない印刷用紙を廃品化するための装置等を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の一つの実施形態に従う印刷媒体の代金還元処理システムは、印刷媒体を廃品化する廃品化処理手段と、前記印刷媒体が有する記憶素子から、前記印刷媒体の識別情報を読み出す読み出し手段と、前記廃品化処理手段が廃品化した印刷媒体の識別情報に基づいて、前記印刷媒体の代金の一部または全部を還元するための処理を行う還元処理手段と、を備える。
【0010】
好適な実施形態では、前記廃品化処理手段は、前記印刷媒体を裁断する手段である。
【0011】
好適な実施形態では、前記廃品化処理手段は、前記印刷媒体に予め印刷されている画像を判別できない状態にする手段である。
【0012】
本発明の一つの実施形態に従う印刷媒体の代金還元処理装置は、廃品化された印刷媒体の識別情報およびユーザの識別情報を受信する手段と、前記受信手段が受信した印刷媒体の識別情報およびユーザの識別情報に基づいて、前記ユーザへ前記印刷媒体の代金の一部または全部を還元するための処理を行う還元処理手段と、を備える。
【0013】
好適な実施形態では、印刷媒体の代金還元処理装置は、前記還元処理手段が還元処理を行った還元済みの印刷媒体の識別情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段を参照して、前記還元処理手段が還元処理を行うかどうかを判定する判定手段と、をさらに備える。そして、前記還元処理手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて還元処理を行う。
【0014】
好適な実施形態では、前記受信手段は、前記廃品化された印刷媒体へ印刷が行われた時を示す情報を受信し、前記判定手段は、前記印刷が行われた時を示す情報に基づいて、前記還元処理手段が還元処理を行うかどうかを判定する。
【0015】
好適な実施形態では、前記還元処理手段は、前記印刷媒体の代金の一部または全部を返金するための処理を行う。
【0016】
好適な実施形態では、前記還元処理手段は、前記印刷媒体の代金の一部または全部に相当する、物品の購入代金へ充てることができるポイントを付与するための処理を行う。
【0017】
本発明の一つの実施形態に従う、情報処理装置と接続可能な印刷媒体の廃品化装置は、印刷媒体を廃品化する廃品化処理手段と、前記印刷媒体が有する記憶素子から、前記印刷媒体の識別情報を読み出す読み出し手段と、前記印刷媒体の識別情報を、前記情報処理装置へ送信する送信手段と、を備える。
【0018】
本発明の一つの実施形態に従うプリンタは、プリンタホスト装置からの指示を受けて、予め画像が印刷されている印刷媒体に、前記画像が判別できなくなるように印刷を行う印刷手段と、前記印刷媒体が有する記憶素子から、前記印刷媒体の識別情報を読み出す読み出し手段と、前記印刷媒体の識別情報を、前記プリンタホスト装置へ送信する送信手段と、を備える。
【0019】
本発明の一つの実施形態に従うプリンタは、プリンタホスト装置からの指示を受けて、予め画像が印刷されている印刷媒体に、前記印刷媒体が廃品であることを示す画像を印刷する印刷手段と、前記印刷媒体が有する記憶素子から、前記印刷媒体の識別情報を読み出す読み出し手段と、前記印刷媒体の識別情報を、前記プリンタホスト装置へ送信する送信手段と、を備える。
【0020】
本発明の一つの実施形態に従う情報処理装置は、印刷媒体を廃品化する廃品化装置と接続可能であって、前記廃品化装置から、前記廃品化装置が廃品化した印刷媒体の識別情報を受信する受信手段と、前記情報処理装置のユーザの識別情報を記憶した記憶手段と、前記受信手段が受信した識別情報と前記記憶手段に記憶されているユーザの識別情報とを、前記印刷媒体の代金の一部または全部を還元するための処理を行う還元処理装置へ送信するために出力する手段と、を備える。
【0021】
好適な実施形態では、前記受信手段は、前記廃品化装置が前記印刷媒体を廃品化する前に、前記印刷媒体へ印刷が行われた時を示す情報を受信し、前記情報処理装置は、前記印刷が行われた時を示す情報に基づいて、前記印刷媒体に対して廃品化処理を施すかどうかを決定する手段と、前記決定手段の決定結果に基づいて、前記廃品化装置へ廃品化処理の実行要否を指示するための情報を出力手段と、をさらに備える。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
【0023】
図1は、本発明を適用した第1の実施形態に係るシステムの構成図である。本システムは、印刷を行った印刷結果物が有効に利用されない場合に、その印刷用紙を本来の目的で使用できない状態に廃品化するための処理を施し、廃品化された印刷用紙の代金をユーザへ還元するためのシステムである。例えば、印刷に失敗した場合や、必要部数以上印刷してしまった場合、さらに、印刷結果の品質に満足できないような場合などに廃品化することにより、ユーザは印刷用紙の代金の一部または全部の還元を受けることができる。
【0024】
本システムにおいて、ユーザに対する廃品化した印刷用紙の代金の還元は、例えば、返金またはポイントを付与することにより行う。現金で返金する場合は、返金処理部12が後述する処理を行って返金し、ポイントを付与する場合は、ポイント管理部13が後述する処理を行ってポイントを付与する。返金またはポイント付与のいずれの方法でユーザへ還元するかは、予め決めておいても良いし、ユーザが選択できるようにしても良い。さらに、ポイントを付与する場合の方が、現金で返金する場合よりも還元率を高くしても良い。なお、ポイントとは、購入した物品の代金、または提供を受けたサービスの対価の一部または全部に充当することができるものである。
【0025】
本システムは、印刷用紙の代金の還元処理を行う管理サーバ1と、管理サーバ1とネットワーク9を介して接続されたプリンタのホスト装置2と、ホスト装置2と接続されたプリンタ3とを備える。図1に示す一組のホスト装置2およびプリンタ3は、複数組のホスト装置2およびプリンタ3と置き換えられても良い。
【0026】
管理サーバ1およびホスト装置2は、いずれも例えば汎用的なコンピュータシステムにより構成され、以下に説明する管理サーバ1およびホスト装置2内の個々の構成要素または機能は、例えば、コンピュータプログラムを実行することにより実現される。
【0027】
管理サーバ1は、ネットワーク9に接続された他の装置とデータ送受信を行うネットワークインタフェース部11と、印刷用紙の返金処理を行う返金処理部12と、ユーザへ付与するポイントを加算するポイント管理部13と、計時部14と、記憶部15とを有する。記憶部15には、本システムのユーザに関する情報を記憶したユーザテーブル151と、廃品とした印刷用紙のIDを記憶した廃品リスト152と、印刷用紙IDごとの還元率を示す還元率テーブル153が記憶されている。
【0028】
ユーザテーブル151のデータ項目の一例を図2(a)に示す。ユーザテーブル151は、ユーザID1511と、返金する銀行等の口座番号1512と、ユーザに与えたれたポイント1513とを有する。
【0029】
還元率テーブル153のデータ項目の一例を図2(b)に示す。還元率テーブル153は、印刷用紙ID1531と、返金したときの還元率1532と、ポイントで還元するときの還元率1533とを有する。なお、印刷用紙IDが、印刷用紙種類とその種類の中での連番との組み合わせになっているようなときは、印刷用紙ID1531は、印刷用紙種類を示す部分だけでも良い。
【0030】
また、返金およびポイント付与のうち、予め定めた一方でのみ還元する場合は、他方の還元処理を行うための構成を、管理サーバ1から省略することができる。
【0031】
ホスト装置2は、ネットワーク9を介して管理サーバ1とデータ送受信を行うネットワークインタフェース部21と、ホスト装置2を利用しているユーザのIDを記憶したユーザID記憶部22と、図示しないアプリケーションソフトから印刷要求を受け、印刷データを生成して、プリンタ3に印刷を実行させるプリンタ制御部23と、印刷用紙を廃品化するための処理を行う廃品処理部24と、計時部25と、プリンタ3とのデータ送受信を行うプリンタインタフェース部26とを有する。
【0032】
プリンタ3は、印刷ヘッドや紙送り機構などを備え、実際に印刷を行う印刷機構31と、印刷機構を制御する制御部32と、ホスト装置2とのデータ送受信を行うホストインタフェース部33とを有する。印刷機構31は、さらに、印刷用紙が有する記憶素子に対して情報の読み書きを行う記憶素子読み書き部(以下、単に読み書き部と言う)35を備える。読み書き部35は、印刷機構31が備える、図示しないキャリッジ上に印刷ヘッドと共に搭載されるタイプと、後述する印刷用紙10がプリンタ3に取り込まれて一時停止状態のとき、記憶素子100と対向する場所にセットされるタイプとがある。
【0033】
記憶素子100には、印刷用紙10を識別するための印刷用紙IDが記憶されている。そして、制御部32が、ホスト装置2からの読み出し指示を受けると、これに基づいて、読み書き部35が記憶素子100から印刷用紙IDを読み出す。また、プリンタ3が、記憶素子付きの印刷用紙10に印刷を行うと、記憶素子100に印刷を行った日時を示す情報が書き込まれる。例えば、制御部32が、ホスト装置2からの指示に基づいて印刷機構31を制御して印刷させるとき、制御部32は計時部34から現在日時を取得し、読み書き部35へ通知する。そして、読み書き部35が、記憶素子100へ日時を示す情報を書き込む。これらの詳細な処理については、後述する。
【0034】
本実施形態に係るプリンタ3は、既に述べているように、記憶素子100を有する素子付きの印刷用紙10に印刷することができる。この素子付き印刷用紙10は、例えば図3に示すように、矢印Bを給紙方向として、給紙方向の先端付近に記憶素子100が埋設されている。記憶素子100は、プリンタに取り込まれ一時停止状態のとき、読み書き部35と対向する位置に配置される。
【0035】
この記憶素子100は、非接触式の読み取り/書き込みが可能なタイプのものである。記憶素子100は、極めて薄く、0.5mm程度の印刷用紙10内に容易に埋め込むことができる。印刷用紙10に埋め込まれている記憶素子100は、図4に示すように、平面状コイル型アンテナ101と、金属被覆をエッチングして形成された共振用コンデンサ102と、ICチップ103とがプラスティックフィルム上に実装され、その上を透明カバーシートで覆ったものである。
【0036】
次に、記憶素子の読み書き部35と記憶素子100の機能ブロック図を図5に示す。
【0037】
記憶素子の読み書き部35は、アンテナコイル36と、制御部32に接続される送受信回路37とから構成されている。
【0038】
制御部32がホスト装置2から記憶素子100の読み取りあるいは書き込み指示を受けると、送受信回路37へ電力を供給する。送受信回路37は、これを受けて高周波信号を生成し、高周波信号がアンテナ36から出力される。また、アンテナ36が高周波信号を受信すると、送受信回路37が適切な信号に変換して制御部32へ通知する。
【0039】
ICチップ103は、NAND型フラッシュROM等の電気的に読み書き可能なメモリ107と、このメモリ107へのデータの書き込み及び読出しを行う制御部106と、メモリ107から読み出したデータを信号化する一方で、アンテナ101が受信した読み書き部35からの信号を解釈する信号解析部RF(RadioFrequency)105と、アンテナ101が受信した高周波信号を整流化し、この高周波信号を直流電源電流として制御部106等に供給する整流器104と、を有している。この記憶素子100のメモリ107には、印刷用紙のIDが記憶されている。さらに、メモリ107は、印刷用紙10に印刷を行った日時を示す情報を記憶するための領域を備える。
【0040】
アンテナ101は、読み書き部35からの高周波信号を受信すると、整流器104が高周波信号を直流電流に変換し、制御部106へ供給する。ここで、読み取り指示の場合、制御部106は、この直流電流を駆動電流として、メモリ107から印刷用紙IDを読み取り、信号解析部RF105に与える。信号解析部RF105は、印刷用紙IDを送信信号に変換して、アンテナ101から信号を発信する。一方、書き込み指示の場合は、信号解析部RF105が、アンテナ101が受信した信号を解釈し、印刷日時を示す情報を制御部106へ渡す。制御部106は、直流電流を駆動電流として、メモリ107へ印刷日時を示す情報を書き込む。
【0041】
記憶素子100は、全体としてごく小型かつ薄型で、片面に粘着性を持たせてシールとして対象物に貼着させるタイプの、メモリタグなどと呼ばれるものと置き換えられても良い。
【0042】
再び、図1を参照する。本実施形態に係るプリンタ3は、さらに、印刷用紙を廃品化する処理を行う。例えば、ホストインタフェース33を介してホスト装置2から廃品化指示を受けると、制御部32が印刷機構31を制御して、印刷用紙10に既に印刷されている画像を判別できない状態にし、印刷用紙10を廃品化する。既に印刷されている画像を判別できない状態にするためには、例えば、印刷用紙の印刷面全体を塗りつぶしたり、市松模様を上書き印刷したりする。また、デジタルカメラで撮影した画像やペイントツールで描かれた画像などの観賞用画像を印刷した印刷用紙を廃品化するときは、必ずしも鑑賞用画像を判別できない状態とする必要はない。例えば、鑑賞用画像の上に「無効」と印刷して、鑑賞用として価値を毀損するだけでも良い。
【0043】
また、この廃品化処理を行う前、または行っている最中に、読み書き部35が印刷用紙10内の記憶素子100から、印刷用紙のIDおよび印刷日時を読み出す。読み出された印刷用紙IDおよび印刷日時は、ホスト装置2へ通知される。
【0044】
次に、本実施形態に係るシステムでの処理の詳細について、フローチャートを用いて説明する。
【0045】
まず、ユーザが廃品化したい印刷用紙を予めプリンタ3へセットしておく。ここで、ユーザが図示しない入力装置から廃品指示を入力すると、廃品処理部24がこれを受け付ける。すると、廃品処理部24がプリンタ3へ印刷用紙IDおよび印刷日時の読取指示を送信する(S11)。
【0046】
プリンタ3は、この読取指示を受けて、読み書き部35が記憶素子100から印刷用紙IDと印刷日時を示す情報を読み出す(S21)。そして、読み出された印刷用紙IDと印刷日時を示す情報をホスト装置2へ返信する(S22)。
【0047】
廃品処理部24は、計時部25から現在の日時を取得し、記憶素子100から読み出された印刷日時を示す情報に基づいて、印刷用紙に印刷された時からの経過時間を求める。そして、廃品処理部24は、経過時間が所定の時間内であるかどうかを判定する(S12)。経過時間が所定時間を越えていた場合は(S12:No)、以下の処理を行わずに終了する。経過時間によるしきい値を設けるのは、例えば、印刷結果物を利用した後に廃品化処理がなされるようなことを防止するためである。従って、この所定時間は、印刷結果物が本来の目的で使用されない程度の時間である。
【0048】
なお、印刷結果物が本来の目的で実用されないことを確実に担保できるときは、この経過時間のチェックは省略することができる。これは、例えば、印刷業者などから印刷用紙を回収し、回収センタにおいて廃品化処理を行うような場合である。この場合、印刷時に、記憶素子100に印刷日時を示す情報を記憶させる必要もない。
【0049】
フローチャートへ戻り、説明を続ける。所定時間が経過する前であれば(S12:Yes)、廃品処理部24は、プリンタ3へ廃品化処理の実行を指示する(S13)。
【0050】
プリンタ3は、廃品化指示を受け付けて、印刷機構31が廃品化処理を実行する(S23)。
【0051】
廃品化処理が完了すると、廃品処理部24は、ユーザID記憶部22からユーザIDを取得して、図7に示す還元要求50を生成する。還元要求50には、ユーザID51と、印刷用紙ID52と、印刷日時を示す情報53とが含まれる。再び図6に戻り、廃品処理部24は、管理サーバ1へ還元要求を送信する(S14)。これで、ホスト装置2は処理を終了する。
【0052】
ホスト装置2から還元要求を受けると、管理サーバ1は、図8のフローチャートに示す手順で還元処理を行う。
【0053】
まず、ネットワークインタフェース部11が還元要求50を受信する(S31)。そして、返金処理部12またはポイント管理部13が計時部14から現在日時を取得して、印刷日時を示す情報に基づいて、印刷用紙に印刷された時からの経過時間を求める。そして、ホスト装置2で行ったのと同様に、経過時間が所定の時間内であるかどうかを判定する(S32)。そして、所定時間を既に経過していた場合は、還元処理を行わずに終了する(S32:No)。所定時間が経過していないときは(S32:Yes)、返金処理部12またはポイント管理部13が還元要求50に含まれている印刷用紙ID52が、廃品リスト152に登録されているかどうかをチェックする(S33)。廃品リスト152に登録されている場合、その印刷用紙IDについては既に還元処理がされているので、還元処理を行わずに終了する(S33:Yes)。これにより、同一の印刷用紙について、重複して還元することを防止できる。
【0054】
廃品リスト152に登録されていない場合は、返金処理部12が、ユーザIDをキーにしてユーザテーブル151から口座情報1512を取得し、印刷用紙の代金の一部または全部を返金処理するか、または、ポイント管理部13が、ユーザIDをキーにして、印刷用紙の代金の一部または全部に相当するポイントを、ユーザテーブル151のポイント1513へ加算する(S34)。このときの返金額またはポイントは、印刷用紙ID52に基づいて還元率テーブル153を参照して決定する。そして、返金処理部12またはポイント管理部13が、印刷用紙IDを廃品リスト152へ登録する(S35)。
【0055】
なお、所定時間が経過したかどうかの判定は、ホスト装置2または管理サーバ1のいずれかを省略しても良い。
【0056】
これにより、印刷に失敗した印刷用紙など、有効利用できなかった印刷用紙の代金をユーザへ還元することができる。
【0057】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態に係るシステムの全体構成を図9に示す。本実施形態に係るシステムも第1の実施形態と同様に、有効に利用されない印刷用紙を廃品化して、その廃品化された印刷用紙の代金をユーザへ還元するためのシステムである。
【0058】
しかし、本システムでは、印刷用紙を廃品化する方法が第1の実施形態とは異なる。すなわち、本システムは、プリンタの代わりに印刷用紙を裁断して廃品化するためのシュレッダを備える。以下の説明において、第1の実施形態と同様の構成要素または機能については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
【0059】
本システムは、管理サーバ1と、ネットワーク9を介して管理サーバと接続され、シュレッダからの情報に基づいて還元処理要求を行うシュレッダ管理装置6と、シュレッダ7とを備える。
【0060】
シュレッダ管理装置6は、管理サーバ1とのデータ送受信を行うネットワークインタフェース部61と、ユーザID記憶部62と、シュレッダ7が読み取った印刷用紙IDおよび印刷日時を示す情報に基づいて、還元要求を生成する還元要求処理部63と、シュレッダとのデータ送受信を行うシュレッダインタフェース部64とを備える。
【0061】
シュレッダ7は、シュレッダ管理装置6とデータ送受信を行う管理装置インタフェース部71と、記憶素子読み書き部74を制御する制御部72と、回転するカッターなどを備え、実際に紙を裁断するシュレッダ機構73とを備える。シュレッダ機構73は、記憶素子の読み書き部74を備える。読み書き部74は、印刷用紙10が裁断される前に記憶素子100から情報を読み出すために、裁断するために印刷用紙を取り込むときの給紙経路のカッターより手前の位置に配置される。
【0062】
次に、本実施形態における処理手順を図10に示すフローチャートを用いて説明する。
【0063】
まず、ユーザがシュレッダ機構74を起動して、廃品化したい印刷用紙10を裁断する。シュレッダ機構74が動作している間、制御部72は、読み書き部74へ記憶素子100の読取動作を行わせる。そして、裁断するために印刷用紙が取り込まれると、カッターよりも手前に設置された読み書き部74が記憶素子100から印刷用紙IDおよび印刷日時を示す情報を読み出す(S51)。
【0064】
読み出された情報が、管理装置インタフェース部71を介して、シュレッダ管理装置6へ通知される。シュレッダ管理装置6では、還元要求処理部63がユーザID記憶部62からユーザIDを取得し、シュレッダ7から通知されら情報と併せて還元要求50を生成する(S52)。そして、この還元要求50は、ネットワークインタフェース部61を介して管理サーバ1へ送信され、管理サーバ1で還元処理が行われる。
【0065】
これにより、シュレッダで印刷用紙を裁断した場合でも、自動的に印刷用紙の代金をユーザへ還元することができる。
【0066】
なお、シュレッダ管理装置6およびシュレッダ7は、一つの筐体内に収容されていても良い。
【0067】
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
【0068】
例えば、上述した管理サーバ1およびホスト装置2、あるいは、管理サーバ1およびシュレッダ管理装置6は、それらを纏めて一つのコンピュータマシンで集中的に実現することもできるし、それぞれ一つのコンピュータマシンに分けて実現することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る印刷用紙を廃品化し、代金を還元するためのシステムの全体構成図である。
【図2】(a)はユーザテーブルのデータ構造の一例であり、(b)は還元率テーブルのデータ構造の一例である。
【図3】記憶素子付き印刷用紙の斜視図である。
【図4】記憶素子の平面図である。
【図5】記憶素子と記憶素子読み書き部の構成を示す回路図である。
【図6】廃品化処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】還元要求のデータ構造の一例を示す図である。
【図8】還元処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る印刷用紙を廃品化し、代金を還元するためのシステムの全体構成図である。
【図10】第2の実施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…管理サーバ
2…ホスト装置
3…プリンタ
6…シュレッダ管理装置
7…シュレッダ
9…ネットワーク
10…印刷用紙
50…還元要求
100…記憶素子
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷を失敗した印刷用紙などの代金を、ユーザへ還元するための技術に関する。
【0002】
【発明の背景】
プリンタなどの画像形成装置は、印刷用紙などの印刷媒体に印刷を行う。このとき、ユーザのミスやプリンタの不調など、様々な理由により印刷を失敗してしまうことがある。また、印刷自体はうまくいっても、必要部数以上に印刷してしまって、印刷用紙の無駄使いをしてしまうこともある。さらに、デジタルカメラで撮影した画像などの観賞用画像の印刷においては、満足がいく印刷品質を得るために何度も印刷を繰り返し、結果的に印刷用紙を大量に消費してしまうこともある。
【0003】
このように、印刷が行われたものの、その印刷結果物が本来の使用目的で、有効利用されない場合は意外と多い。それにもかかわらず、この印刷で使用された印刷用紙のコストはユーザが負担しなければならい。このコスト負担が軽減されれば、ユーザにとっては非常に好ましい。
【0004】
一方で、ユーザのコスト負担を軽減するために、印刷用紙の製造・販売者が代金の一部を還元するような場合には、一枚の印刷用紙について重複して還元したり、その印刷用紙が本当に使用されなかったのか、などを確実に判断する必要がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、有効利用されない印刷媒体の代金をユーザへ還元することである。
【0006】
本発明の別の目的は、印刷媒体の代金を、重複してユーザへ還元することを防止することである。
【0007】
本発明のまた別の目的は、印刷媒体が廃品として処理された場合に、廃品化された印刷媒体の代金を還元することである。
【0008】
本発明のさらに別の目的は、有効利用されない印刷用紙を廃品化するための装置等を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の一つの実施形態に従う印刷媒体の代金還元処理システムは、印刷媒体を廃品化する廃品化処理手段と、前記印刷媒体が有する記憶素子から、前記印刷媒体の識別情報を読み出す読み出し手段と、前記廃品化処理手段が廃品化した印刷媒体の識別情報に基づいて、前記印刷媒体の代金の一部または全部を還元するための処理を行う還元処理手段と、を備える。
【0010】
好適な実施形態では、前記廃品化処理手段は、前記印刷媒体を裁断する手段である。
【0011】
好適な実施形態では、前記廃品化処理手段は、前記印刷媒体に予め印刷されている画像を判別できない状態にする手段である。
【0012】
本発明の一つの実施形態に従う印刷媒体の代金還元処理装置は、廃品化された印刷媒体の識別情報およびユーザの識別情報を受信する手段と、前記受信手段が受信した印刷媒体の識別情報およびユーザの識別情報に基づいて、前記ユーザへ前記印刷媒体の代金の一部または全部を還元するための処理を行う還元処理手段と、を備える。
【0013】
好適な実施形態では、印刷媒体の代金還元処理装置は、前記還元処理手段が還元処理を行った還元済みの印刷媒体の識別情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段を参照して、前記還元処理手段が還元処理を行うかどうかを判定する判定手段と、をさらに備える。そして、前記還元処理手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて還元処理を行う。
【0014】
好適な実施形態では、前記受信手段は、前記廃品化された印刷媒体へ印刷が行われた時を示す情報を受信し、前記判定手段は、前記印刷が行われた時を示す情報に基づいて、前記還元処理手段が還元処理を行うかどうかを判定する。
【0015】
好適な実施形態では、前記還元処理手段は、前記印刷媒体の代金の一部または全部を返金するための処理を行う。
【0016】
好適な実施形態では、前記還元処理手段は、前記印刷媒体の代金の一部または全部に相当する、物品の購入代金へ充てることができるポイントを付与するための処理を行う。
【0017】
本発明の一つの実施形態に従う、情報処理装置と接続可能な印刷媒体の廃品化装置は、印刷媒体を廃品化する廃品化処理手段と、前記印刷媒体が有する記憶素子から、前記印刷媒体の識別情報を読み出す読み出し手段と、前記印刷媒体の識別情報を、前記情報処理装置へ送信する送信手段と、を備える。
【0018】
本発明の一つの実施形態に従うプリンタは、プリンタホスト装置からの指示を受けて、予め画像が印刷されている印刷媒体に、前記画像が判別できなくなるように印刷を行う印刷手段と、前記印刷媒体が有する記憶素子から、前記印刷媒体の識別情報を読み出す読み出し手段と、前記印刷媒体の識別情報を、前記プリンタホスト装置へ送信する送信手段と、を備える。
【0019】
本発明の一つの実施形態に従うプリンタは、プリンタホスト装置からの指示を受けて、予め画像が印刷されている印刷媒体に、前記印刷媒体が廃品であることを示す画像を印刷する印刷手段と、前記印刷媒体が有する記憶素子から、前記印刷媒体の識別情報を読み出す読み出し手段と、前記印刷媒体の識別情報を、前記プリンタホスト装置へ送信する送信手段と、を備える。
【0020】
本発明の一つの実施形態に従う情報処理装置は、印刷媒体を廃品化する廃品化装置と接続可能であって、前記廃品化装置から、前記廃品化装置が廃品化した印刷媒体の識別情報を受信する受信手段と、前記情報処理装置のユーザの識別情報を記憶した記憶手段と、前記受信手段が受信した識別情報と前記記憶手段に記憶されているユーザの識別情報とを、前記印刷媒体の代金の一部または全部を還元するための処理を行う還元処理装置へ送信するために出力する手段と、を備える。
【0021】
好適な実施形態では、前記受信手段は、前記廃品化装置が前記印刷媒体を廃品化する前に、前記印刷媒体へ印刷が行われた時を示す情報を受信し、前記情報処理装置は、前記印刷が行われた時を示す情報に基づいて、前記印刷媒体に対して廃品化処理を施すかどうかを決定する手段と、前記決定手段の決定結果に基づいて、前記廃品化装置へ廃品化処理の実行要否を指示するための情報を出力手段と、をさらに備える。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
【0023】
図1は、本発明を適用した第1の実施形態に係るシステムの構成図である。本システムは、印刷を行った印刷結果物が有効に利用されない場合に、その印刷用紙を本来の目的で使用できない状態に廃品化するための処理を施し、廃品化された印刷用紙の代金をユーザへ還元するためのシステムである。例えば、印刷に失敗した場合や、必要部数以上印刷してしまった場合、さらに、印刷結果の品質に満足できないような場合などに廃品化することにより、ユーザは印刷用紙の代金の一部または全部の還元を受けることができる。
【0024】
本システムにおいて、ユーザに対する廃品化した印刷用紙の代金の還元は、例えば、返金またはポイントを付与することにより行う。現金で返金する場合は、返金処理部12が後述する処理を行って返金し、ポイントを付与する場合は、ポイント管理部13が後述する処理を行ってポイントを付与する。返金またはポイント付与のいずれの方法でユーザへ還元するかは、予め決めておいても良いし、ユーザが選択できるようにしても良い。さらに、ポイントを付与する場合の方が、現金で返金する場合よりも還元率を高くしても良い。なお、ポイントとは、購入した物品の代金、または提供を受けたサービスの対価の一部または全部に充当することができるものである。
【0025】
本システムは、印刷用紙の代金の還元処理を行う管理サーバ1と、管理サーバ1とネットワーク9を介して接続されたプリンタのホスト装置2と、ホスト装置2と接続されたプリンタ3とを備える。図1に示す一組のホスト装置2およびプリンタ3は、複数組のホスト装置2およびプリンタ3と置き換えられても良い。
【0026】
管理サーバ1およびホスト装置2は、いずれも例えば汎用的なコンピュータシステムにより構成され、以下に説明する管理サーバ1およびホスト装置2内の個々の構成要素または機能は、例えば、コンピュータプログラムを実行することにより実現される。
【0027】
管理サーバ1は、ネットワーク9に接続された他の装置とデータ送受信を行うネットワークインタフェース部11と、印刷用紙の返金処理を行う返金処理部12と、ユーザへ付与するポイントを加算するポイント管理部13と、計時部14と、記憶部15とを有する。記憶部15には、本システムのユーザに関する情報を記憶したユーザテーブル151と、廃品とした印刷用紙のIDを記憶した廃品リスト152と、印刷用紙IDごとの還元率を示す還元率テーブル153が記憶されている。
【0028】
ユーザテーブル151のデータ項目の一例を図2(a)に示す。ユーザテーブル151は、ユーザID1511と、返金する銀行等の口座番号1512と、ユーザに与えたれたポイント1513とを有する。
【0029】
還元率テーブル153のデータ項目の一例を図2(b)に示す。還元率テーブル153は、印刷用紙ID1531と、返金したときの還元率1532と、ポイントで還元するときの還元率1533とを有する。なお、印刷用紙IDが、印刷用紙種類とその種類の中での連番との組み合わせになっているようなときは、印刷用紙ID1531は、印刷用紙種類を示す部分だけでも良い。
【0030】
また、返金およびポイント付与のうち、予め定めた一方でのみ還元する場合は、他方の還元処理を行うための構成を、管理サーバ1から省略することができる。
【0031】
ホスト装置2は、ネットワーク9を介して管理サーバ1とデータ送受信を行うネットワークインタフェース部21と、ホスト装置2を利用しているユーザのIDを記憶したユーザID記憶部22と、図示しないアプリケーションソフトから印刷要求を受け、印刷データを生成して、プリンタ3に印刷を実行させるプリンタ制御部23と、印刷用紙を廃品化するための処理を行う廃品処理部24と、計時部25と、プリンタ3とのデータ送受信を行うプリンタインタフェース部26とを有する。
【0032】
プリンタ3は、印刷ヘッドや紙送り機構などを備え、実際に印刷を行う印刷機構31と、印刷機構を制御する制御部32と、ホスト装置2とのデータ送受信を行うホストインタフェース部33とを有する。印刷機構31は、さらに、印刷用紙が有する記憶素子に対して情報の読み書きを行う記憶素子読み書き部(以下、単に読み書き部と言う)35を備える。読み書き部35は、印刷機構31が備える、図示しないキャリッジ上に印刷ヘッドと共に搭載されるタイプと、後述する印刷用紙10がプリンタ3に取り込まれて一時停止状態のとき、記憶素子100と対向する場所にセットされるタイプとがある。
【0033】
記憶素子100には、印刷用紙10を識別するための印刷用紙IDが記憶されている。そして、制御部32が、ホスト装置2からの読み出し指示を受けると、これに基づいて、読み書き部35が記憶素子100から印刷用紙IDを読み出す。また、プリンタ3が、記憶素子付きの印刷用紙10に印刷を行うと、記憶素子100に印刷を行った日時を示す情報が書き込まれる。例えば、制御部32が、ホスト装置2からの指示に基づいて印刷機構31を制御して印刷させるとき、制御部32は計時部34から現在日時を取得し、読み書き部35へ通知する。そして、読み書き部35が、記憶素子100へ日時を示す情報を書き込む。これらの詳細な処理については、後述する。
【0034】
本実施形態に係るプリンタ3は、既に述べているように、記憶素子100を有する素子付きの印刷用紙10に印刷することができる。この素子付き印刷用紙10は、例えば図3に示すように、矢印Bを給紙方向として、給紙方向の先端付近に記憶素子100が埋設されている。記憶素子100は、プリンタに取り込まれ一時停止状態のとき、読み書き部35と対向する位置に配置される。
【0035】
この記憶素子100は、非接触式の読み取り/書き込みが可能なタイプのものである。記憶素子100は、極めて薄く、0.5mm程度の印刷用紙10内に容易に埋め込むことができる。印刷用紙10に埋め込まれている記憶素子100は、図4に示すように、平面状コイル型アンテナ101と、金属被覆をエッチングして形成された共振用コンデンサ102と、ICチップ103とがプラスティックフィルム上に実装され、その上を透明カバーシートで覆ったものである。
【0036】
次に、記憶素子の読み書き部35と記憶素子100の機能ブロック図を図5に示す。
【0037】
記憶素子の読み書き部35は、アンテナコイル36と、制御部32に接続される送受信回路37とから構成されている。
【0038】
制御部32がホスト装置2から記憶素子100の読み取りあるいは書き込み指示を受けると、送受信回路37へ電力を供給する。送受信回路37は、これを受けて高周波信号を生成し、高周波信号がアンテナ36から出力される。また、アンテナ36が高周波信号を受信すると、送受信回路37が適切な信号に変換して制御部32へ通知する。
【0039】
ICチップ103は、NAND型フラッシュROM等の電気的に読み書き可能なメモリ107と、このメモリ107へのデータの書き込み及び読出しを行う制御部106と、メモリ107から読み出したデータを信号化する一方で、アンテナ101が受信した読み書き部35からの信号を解釈する信号解析部RF(RadioFrequency)105と、アンテナ101が受信した高周波信号を整流化し、この高周波信号を直流電源電流として制御部106等に供給する整流器104と、を有している。この記憶素子100のメモリ107には、印刷用紙のIDが記憶されている。さらに、メモリ107は、印刷用紙10に印刷を行った日時を示す情報を記憶するための領域を備える。
【0040】
アンテナ101は、読み書き部35からの高周波信号を受信すると、整流器104が高周波信号を直流電流に変換し、制御部106へ供給する。ここで、読み取り指示の場合、制御部106は、この直流電流を駆動電流として、メモリ107から印刷用紙IDを読み取り、信号解析部RF105に与える。信号解析部RF105は、印刷用紙IDを送信信号に変換して、アンテナ101から信号を発信する。一方、書き込み指示の場合は、信号解析部RF105が、アンテナ101が受信した信号を解釈し、印刷日時を示す情報を制御部106へ渡す。制御部106は、直流電流を駆動電流として、メモリ107へ印刷日時を示す情報を書き込む。
【0041】
記憶素子100は、全体としてごく小型かつ薄型で、片面に粘着性を持たせてシールとして対象物に貼着させるタイプの、メモリタグなどと呼ばれるものと置き換えられても良い。
【0042】
再び、図1を参照する。本実施形態に係るプリンタ3は、さらに、印刷用紙を廃品化する処理を行う。例えば、ホストインタフェース33を介してホスト装置2から廃品化指示を受けると、制御部32が印刷機構31を制御して、印刷用紙10に既に印刷されている画像を判別できない状態にし、印刷用紙10を廃品化する。既に印刷されている画像を判別できない状態にするためには、例えば、印刷用紙の印刷面全体を塗りつぶしたり、市松模様を上書き印刷したりする。また、デジタルカメラで撮影した画像やペイントツールで描かれた画像などの観賞用画像を印刷した印刷用紙を廃品化するときは、必ずしも鑑賞用画像を判別できない状態とする必要はない。例えば、鑑賞用画像の上に「無効」と印刷して、鑑賞用として価値を毀損するだけでも良い。
【0043】
また、この廃品化処理を行う前、または行っている最中に、読み書き部35が印刷用紙10内の記憶素子100から、印刷用紙のIDおよび印刷日時を読み出す。読み出された印刷用紙IDおよび印刷日時は、ホスト装置2へ通知される。
【0044】
次に、本実施形態に係るシステムでの処理の詳細について、フローチャートを用いて説明する。
【0045】
まず、ユーザが廃品化したい印刷用紙を予めプリンタ3へセットしておく。ここで、ユーザが図示しない入力装置から廃品指示を入力すると、廃品処理部24がこれを受け付ける。すると、廃品処理部24がプリンタ3へ印刷用紙IDおよび印刷日時の読取指示を送信する(S11)。
【0046】
プリンタ3は、この読取指示を受けて、読み書き部35が記憶素子100から印刷用紙IDと印刷日時を示す情報を読み出す(S21)。そして、読み出された印刷用紙IDと印刷日時を示す情報をホスト装置2へ返信する(S22)。
【0047】
廃品処理部24は、計時部25から現在の日時を取得し、記憶素子100から読み出された印刷日時を示す情報に基づいて、印刷用紙に印刷された時からの経過時間を求める。そして、廃品処理部24は、経過時間が所定の時間内であるかどうかを判定する(S12)。経過時間が所定時間を越えていた場合は(S12:No)、以下の処理を行わずに終了する。経過時間によるしきい値を設けるのは、例えば、印刷結果物を利用した後に廃品化処理がなされるようなことを防止するためである。従って、この所定時間は、印刷結果物が本来の目的で使用されない程度の時間である。
【0048】
なお、印刷結果物が本来の目的で実用されないことを確実に担保できるときは、この経過時間のチェックは省略することができる。これは、例えば、印刷業者などから印刷用紙を回収し、回収センタにおいて廃品化処理を行うような場合である。この場合、印刷時に、記憶素子100に印刷日時を示す情報を記憶させる必要もない。
【0049】
フローチャートへ戻り、説明を続ける。所定時間が経過する前であれば(S12:Yes)、廃品処理部24は、プリンタ3へ廃品化処理の実行を指示する(S13)。
【0050】
プリンタ3は、廃品化指示を受け付けて、印刷機構31が廃品化処理を実行する(S23)。
【0051】
廃品化処理が完了すると、廃品処理部24は、ユーザID記憶部22からユーザIDを取得して、図7に示す還元要求50を生成する。還元要求50には、ユーザID51と、印刷用紙ID52と、印刷日時を示す情報53とが含まれる。再び図6に戻り、廃品処理部24は、管理サーバ1へ還元要求を送信する(S14)。これで、ホスト装置2は処理を終了する。
【0052】
ホスト装置2から還元要求を受けると、管理サーバ1は、図8のフローチャートに示す手順で還元処理を行う。
【0053】
まず、ネットワークインタフェース部11が還元要求50を受信する(S31)。そして、返金処理部12またはポイント管理部13が計時部14から現在日時を取得して、印刷日時を示す情報に基づいて、印刷用紙に印刷された時からの経過時間を求める。そして、ホスト装置2で行ったのと同様に、経過時間が所定の時間内であるかどうかを判定する(S32)。そして、所定時間を既に経過していた場合は、還元処理を行わずに終了する(S32:No)。所定時間が経過していないときは(S32:Yes)、返金処理部12またはポイント管理部13が還元要求50に含まれている印刷用紙ID52が、廃品リスト152に登録されているかどうかをチェックする(S33)。廃品リスト152に登録されている場合、その印刷用紙IDについては既に還元処理がされているので、還元処理を行わずに終了する(S33:Yes)。これにより、同一の印刷用紙について、重複して還元することを防止できる。
【0054】
廃品リスト152に登録されていない場合は、返金処理部12が、ユーザIDをキーにしてユーザテーブル151から口座情報1512を取得し、印刷用紙の代金の一部または全部を返金処理するか、または、ポイント管理部13が、ユーザIDをキーにして、印刷用紙の代金の一部または全部に相当するポイントを、ユーザテーブル151のポイント1513へ加算する(S34)。このときの返金額またはポイントは、印刷用紙ID52に基づいて還元率テーブル153を参照して決定する。そして、返金処理部12またはポイント管理部13が、印刷用紙IDを廃品リスト152へ登録する(S35)。
【0055】
なお、所定時間が経過したかどうかの判定は、ホスト装置2または管理サーバ1のいずれかを省略しても良い。
【0056】
これにより、印刷に失敗した印刷用紙など、有効利用できなかった印刷用紙の代金をユーザへ還元することができる。
【0057】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本発明の第2の実施形態に係るシステムの全体構成を図9に示す。本実施形態に係るシステムも第1の実施形態と同様に、有効に利用されない印刷用紙を廃品化して、その廃品化された印刷用紙の代金をユーザへ還元するためのシステムである。
【0058】
しかし、本システムでは、印刷用紙を廃品化する方法が第1の実施形態とは異なる。すなわち、本システムは、プリンタの代わりに印刷用紙を裁断して廃品化するためのシュレッダを備える。以下の説明において、第1の実施形態と同様の構成要素または機能については、同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
【0059】
本システムは、管理サーバ1と、ネットワーク9を介して管理サーバと接続され、シュレッダからの情報に基づいて還元処理要求を行うシュレッダ管理装置6と、シュレッダ7とを備える。
【0060】
シュレッダ管理装置6は、管理サーバ1とのデータ送受信を行うネットワークインタフェース部61と、ユーザID記憶部62と、シュレッダ7が読み取った印刷用紙IDおよび印刷日時を示す情報に基づいて、還元要求を生成する還元要求処理部63と、シュレッダとのデータ送受信を行うシュレッダインタフェース部64とを備える。
【0061】
シュレッダ7は、シュレッダ管理装置6とデータ送受信を行う管理装置インタフェース部71と、記憶素子読み書き部74を制御する制御部72と、回転するカッターなどを備え、実際に紙を裁断するシュレッダ機構73とを備える。シュレッダ機構73は、記憶素子の読み書き部74を備える。読み書き部74は、印刷用紙10が裁断される前に記憶素子100から情報を読み出すために、裁断するために印刷用紙を取り込むときの給紙経路のカッターより手前の位置に配置される。
【0062】
次に、本実施形態における処理手順を図10に示すフローチャートを用いて説明する。
【0063】
まず、ユーザがシュレッダ機構74を起動して、廃品化したい印刷用紙10を裁断する。シュレッダ機構74が動作している間、制御部72は、読み書き部74へ記憶素子100の読取動作を行わせる。そして、裁断するために印刷用紙が取り込まれると、カッターよりも手前に設置された読み書き部74が記憶素子100から印刷用紙IDおよび印刷日時を示す情報を読み出す(S51)。
【0064】
読み出された情報が、管理装置インタフェース部71を介して、シュレッダ管理装置6へ通知される。シュレッダ管理装置6では、還元要求処理部63がユーザID記憶部62からユーザIDを取得し、シュレッダ7から通知されら情報と併せて還元要求50を生成する(S52)。そして、この還元要求50は、ネットワークインタフェース部61を介して管理サーバ1へ送信され、管理サーバ1で還元処理が行われる。
【0065】
これにより、シュレッダで印刷用紙を裁断した場合でも、自動的に印刷用紙の代金をユーザへ還元することができる。
【0066】
なお、シュレッダ管理装置6およびシュレッダ7は、一つの筐体内に収容されていても良い。
【0067】
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
【0068】
例えば、上述した管理サーバ1およびホスト装置2、あるいは、管理サーバ1およびシュレッダ管理装置6は、それらを纏めて一つのコンピュータマシンで集中的に実現することもできるし、それぞれ一つのコンピュータマシンに分けて実現することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る印刷用紙を廃品化し、代金を還元するためのシステムの全体構成図である。
【図2】(a)はユーザテーブルのデータ構造の一例であり、(b)は還元率テーブルのデータ構造の一例である。
【図3】記憶素子付き印刷用紙の斜視図である。
【図4】記憶素子の平面図である。
【図5】記憶素子と記憶素子読み書き部の構成を示す回路図である。
【図6】廃品化処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】還元要求のデータ構造の一例を示す図である。
【図8】還元処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る印刷用紙を廃品化し、代金を還元するためのシステムの全体構成図である。
【図10】第2の実施形態における処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…管理サーバ
2…ホスト装置
3…プリンタ
6…シュレッダ管理装置
7…シュレッダ
9…ネットワーク
10…印刷用紙
50…還元要求
100…記憶素子
Claims (15)
- 印刷媒体の代金を還元する方法であって、
印刷媒体が有する記憶素子から、前記印刷媒体の識別情報を読み出す処理と、
前記印刷媒体を使用できない状態にする処理と、
前記使用できない状態になった印刷媒体の識別情報に基づいて、前記印刷媒体の代金の一部または全部を還元するための処理と、を有する印刷媒体の代金還元方法。 - 印刷媒体を廃品化する廃品化処理手段と、
前記印刷媒体が有する記憶素子から、前記印刷媒体の識別情報を読み出す読み出し手段と、
前記廃品化処理手段が廃品化した印刷媒体の識別情報に基づいて、前記印刷媒体の代金の一部または全部を還元するための処理を行う還元処理手段と、を備える印刷媒体の代金還元処理システム。 - 前記廃品化処理手段は、前記印刷媒体を裁断する手段である請求項2記載の印刷媒体の代金還元処理システム。
- 前記廃品化処理手段は、前記印刷媒体に予め印刷されている画像を判別できない状態にする手段である請求項2記載の印刷媒体の代金還元処理システム。
- 廃品化された印刷媒体の識別情報およびユーザの識別情報を受信する手段と、前記受信手段が受信した印刷媒体の識別情報およびユーザの識別情報に基づいて、前記ユーザへ前記印刷媒体の代金の一部または全部を還元するための処理を行う還元処理手段と、を備える印刷媒体の代金還元処理装置。
- 前記還元処理手段が還元処理を行った還元済みの印刷媒体の識別情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段を参照して、前記還元処理手段が還元処理を行うかどうかを判定する判定手段と、をさらに備え、
前記還元処理手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて還元処理を行う請求項5記載の印刷媒体の代金還元処理装置。 - 前記受信手段は、前記廃品化された印刷媒体へ印刷が行われた時を示す情報を受信し、
前記判定手段は、前記印刷が行われた時を示す情報に基づいて、前記還元処理手段が還元処理を行うかどうかを判定する請求項6記載の印刷媒体の代金還元処理装置。 - 前記還元処理手段は、前記印刷媒体の代金の一部または全部を返金するための処理を行う請求項5記載の代金還元処理装置。
- 前記還元処理手段は、前記印刷媒体の代金の一部または全部に相当する、物品の購入代金へ充てることができるポイントを付与するための処理を行う請求項5記載の代金還元処理装置。
- 情報処理装置と接続可能な印刷媒体の廃品化装置であって、
印刷媒体を廃品化する廃品化処理手段と、
前記印刷媒体が有する記憶素子から、前記印刷媒体の識別情報を読み出す読み出し手段と、
前記印刷媒体の識別情報を、前記情報処理装置へ送信する送信手段と、を備える印刷媒体の廃品化装置。 - プリンタホスト装置からの指示を受けて、予め画像が印刷されている印刷媒体に、前記画像が判別できなくなるように印刷を行う印刷手段と、
前記印刷媒体が有する記憶素子から、前記印刷媒体の識別情報を読み出す読み出し手段と、
前記印刷媒体の識別情報を、前記プリンタホスト装置へ送信する送信手段と、を備えるプリンタ。 - プリンタホスト装置からの指示を受けて、予め画像が印刷されている印刷媒体に、前記印刷媒体が廃品であることを示す画像を印刷する印刷手段と、
前記印刷媒体が有する記憶素子から、前記印刷媒体の識別情報を読み出す読み出し手段と、
前記印刷媒体の識別情報を、前記プリンタホスト装置へ送信する送信手段と、を備えるプリンタ。 - 印刷媒体を廃品化する廃品化装置と接続可能な情報処理装置であって、
前記廃品化装置から、前記廃品化装置が廃品化した印刷媒体の識別情報を受信する受信手段と、
前記情報処理装置のユーザの識別情報を記憶した記憶手段と、
前記受信手段が受信した識別情報と前記記憶手段に記憶されているユーザの識別情報とを、前記印刷媒体の代金の一部または全部を還元するための処理を行う還元処理装置へ送信するために出力する手段と、を備える情報処理装置。 - 前記受信手段は、前記廃品化装置が前記印刷媒体を廃品化する前に、前記印刷媒体へ印刷が行われた時を示す情報を受信し、
前記情報処理装置は、
前記印刷が行われた時を示す情報に基づいて、前記印刷媒体に対して廃品化処理を施すかどうかを決定する手段と、
前記決定手段の決定結果に基づいて、前記廃品化装置へ廃品化処理の実行要否を指示するための情報を出力手段と、をさらに備える請求項13記載の情報処理装置。 - コンピュータに実行されると、
印刷媒体の廃品化装置から、前記廃品化装置が廃品化した印刷媒体の識別情報を受信する処理と、
前記受信した印刷媒体の識別情報とユーザの識別情報とを、前記印刷媒体の代金の一部または全部を還元するための処理を行う還元処理装置へ送信する処理と、を行う印刷媒体の代金還元処理のためのコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002210607A JP2004050600A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | プリンタ、印刷媒体の廃品化装置、および、印刷媒体の代金還元方法、装置、システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002210607A JP2004050600A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | プリンタ、印刷媒体の廃品化装置、および、印刷媒体の代金還元方法、装置、システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004050600A true JP2004050600A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31934062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002210607A Pending JP2004050600A (ja) | 2002-07-19 | 2002-07-19 | プリンタ、印刷媒体の廃品化装置、および、印刷媒体の代金還元方法、装置、システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004050600A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007140990A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Seiko Epson Corp | 対価徴収システム |
JP2007140991A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Seiko Epson Corp | 対価徴収システム |
JP2015156214A (ja) * | 2014-02-05 | 2015-08-27 | アコ ブランズ コーポレーション | シュレッダ・ネットワークおよびシュレッダ管理方法 |
-
2002
- 2002-07-19 JP JP2002210607A patent/JP2004050600A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007140990A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Seiko Epson Corp | 対価徴収システム |
JP2007140991A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Seiko Epson Corp | 対価徴収システム |
JP2015156214A (ja) * | 2014-02-05 | 2015-08-27 | アコ ブランズ コーポレーション | シュレッダ・ネットワークおよびシュレッダ管理方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1422656B1 (en) | Apparatus for printing, data writing to memory tags and data reading from memory tags, and methods therefor | |
EP1796022B1 (en) | Wireless tag circuit element container and tag label creating apparatus | |
US20070014615A1 (en) | Printing apparatus and printing control method | |
JP2001143026A (ja) | プリントに関連する情報をプリントに結合されたメモリに保存するプリント | |
JP2004032120A (ja) | 画像データの処理方法、画像読み取り装置、pos端末および電子決済システム | |
JPH09104189A (ja) | 情報記録媒体、その作製方法および作製装置 | |
JP2009208465A (ja) | 印刷システム、印刷システムの制御方法、印刷システムの制御プログラム、及び印刷装置 | |
JP2004249499A (ja) | 画像形成システム | |
US9386168B2 (en) | Printed media reuse determination apparatus and media reuse determination program | |
CN110506254B (zh) | 服务器、打印机、以及计算机可读存储介质 | |
JP2004050600A (ja) | プリンタ、印刷媒体の廃品化装置、および、印刷媒体の代金還元方法、装置、システム | |
JP2007156774A (ja) | ネットワークシステム | |
CN100338626C (zh) | Pos系统以及控制pos系统的方法 | |
JP2005035145A (ja) | 画像形成装置とその制御方法 | |
JP2009211644A (ja) | カートリッジ回収用システム及びカートリッジ回収用システムの制御方法 | |
CN111428825A (zh) | 数据存储装置及数据存储方法 | |
JP4661337B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007133747A (ja) | Icカード発行システム及びicカード発行方法 | |
JP2009037552A (ja) | 記録装置およびその制御方法 | |
JP2007011790A (ja) | 電子文書管理システムおよびその方法 | |
JP4581588B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2005055955A (ja) | 印刷装置、印刷制御装置および画像データを提供するサーバ | |
JP4261852B2 (ja) | 通信装置、通信システム、記録装置、記憶媒体、記録システム、及び記録媒体発行システム | |
JP2006058566A (ja) | 画像形成装置、情報処理装置、情報処理方法、ならびにプログラム、記憶媒体 | |
JP2010046996A (ja) | 画像形成装置 |