JP2005280353A - カード処理機能付き印刷装置、posシステム、posシステムのレシート発行方法及びposプログラム - Google Patents

カード処理機能付き印刷装置、posシステム、posシステムのレシート発行方法及びposプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンパクトで安価なカード処理機能付き印刷装置を提供する。
【解決手段】カード処理機能付き印刷装置10は、ロール紙1を搬送する用紙搬送経路3と、用紙搬送経路3に隣接して設けられてロール紙1に対して印刷を行う印刷機構6と、ICカード2を搬送するカード搬送経路4と、カード搬送経路4に隣接して設けられてICカード2に対して情報の読み書き処理を行うカードリーダ/ライタ7と、を備える。用紙搬送経路3とカード搬送経路4の一部が共通経路5として構成されると共に、共通経路5にICカード2が搬送される際には、用紙退避手段により共通経路5上からロール紙1を退避させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ICカードや磁気カード等のカード型情報記録媒体に対してカード処理(情報の読み書き)を行うカード処理機構を備えると共に、ロール紙等の印刷用紙に印刷を行う印刷機構を備えたカード処理機能付き印刷装置に関する。
また、上記印刷装置で処理される可逆的感熱記録層を備えたカードを有効利用するPOSシステム、POSシステムのレシート発行方法及びPOSプログラムに関する。
近年、店舗等においては、各種の取り引きやサービスの取り扱いにICカードや磁気カード等のカード型情報記録媒体が使用されることが多くなってきた。
また、ユーザーに対してのレシートの提供は従来より一般に行われているので、店舗には通常、カードの取り扱いを行うためのカードリーダ/ライタやレシートプリンタ等が備わっている。
そこで従来より、この種のカードリーダ/ライタ(カード処理機構)やレシートプリンタ(印刷機構)を1台の装置に組み込む試みがなされている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
この様な1台の装置に、カードリーダ/ライタやレシートプリンタ等を組み込んだ場合、設置スペースや装置コストの面で有利になる上、ホストコンピュータとの信号の送受信が楽に行えるようになる等の利点が得られるからである。
特開平6−35947号公報 特開平7−244752号公報
ところで、カード処理機構や印刷機構を一緒に組み込んだ従来の装置では、カードとロール紙という取り扱い媒体の形態の違いにより、これらの搬送系を別々に設けているのが一般的である。特に、レシート等に使用するロール紙を印刷用紙とする場合は、ロール紙が連続して供給されるという特殊事情から、搬送系を全く別に設けているのが現状である。
しかしながら、カードの搬送系とロール紙の搬送系を別々に設けたのでは、装置全体のコンパクト化が難しく、カード処理機構や印刷機構を一体化することによるコスト面でのメリットが出難いという問題がある。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、コンパクトで安価なカード処理機能付き印刷装置を提供することである。
本発明の上記目的は、ロール紙を搬送する用紙搬送経路と、この用紙搬送経路に隣接して設けられて前記ロール紙に対して印刷を行う印刷機構と、カード型情報記録媒体を搬送するカード搬送経路と、このカード搬送経路に隣接して設けられて前記カード型情報記録媒体に対して情報の読み書きの少なくともいずれかの処理を行うカード処理機構と、を備えており、前記用紙搬送経路と前記カード搬送経路の少なくとも一部が共通経路として構成されると共に、前記共通経路に前記カード型情報記録媒体が搬送される際には、その共通経路上から前記ロール紙を退避させる用紙退避手段が設けられていることを特徴とするカード処理機能付き印刷装置により達成される。
上記構成によれば、ロール紙を搬送する用紙搬送経路とカード型情報記録媒体を搬送するカード搬送経路の少なくとも一部が共通経路として構成されているので、全く別々に用紙搬送経路とカード搬送経路をレイアウトする場合と違って、共通経路がある分だけ搬送経路をコンパクトにレイアウトすることができ、カード処理機能付き印刷装置の小型化が可能となる。
また、共通経路の範囲において搬送機構部品の共有が可能となるので、部品点数の削減によるコスト低減が図れる。更に、共通経路を使用してカード型情報記録媒体を搬送する際には、ロール紙を共通経路から退避させるので、ロール紙を使用しながらもカード型情報記録媒体の搬送に支障が生じることがない。
尚、好ましくは前記印刷機構が、前記共通経路上に設けられていることを特徴とする。
この場合、印刷機構に対してカード型情報記録媒体を通過させることができるので、表面に印刷可能なカード型情報記録媒体を用いれば、印刷機構によってカード型情報記録媒体に印刷することも可能となる。つまり、カード型情報記録媒体に対して何らかの可視情報の印刷が可能となる。
又、好ましくは前記印刷機構が、ロール紙に熱を加えて印刷するサーマルヘッドと、このサーマルヘッドとの間にロール紙を挟んで搬送するプラテンローラとを備えており、
前記プラテンローラが、前記用紙搬送経路と前記カード搬送経路とに共通の搬送機構部品として構成されていることを特徴とする。
この場合、印刷機構にサーマルヘッドを使用するので、カード型情報記録媒体に感熱記録部を設けておけば、サーマルヘッドによってこの感熱記録部に印刷することが可能となる。また、印刷機構のプラテンローラを共通の搬送機構部品として使用することにより、カード搬送路の部品点数を削減することができる。
又、好ましくは前記プラテンローラとの間で前記ロール紙又は前記カード型情報記録媒体を挟持する挟持位置と前記プラテンローラから離れる離間位置とに、前記サーマルヘッドを切り換えるヘッド位置切換手段が設けられていることを特徴とする。
この場合、サーマルヘッドを必要に応じてロール紙やカード型情報記録媒体に対する挟持位置から離間位置へ退避させることができるので、ロール紙先端の頭出し時やカード型情報記録媒体の挿入時などに、サーマルヘッドが干渉して搬送の障害となることを防ぐことができる。
又、好ましくは前記カード型情報記録媒体として、前記サーマルヘッドにより可視情報の記録及び消去が可能な可逆的感熱記録層を備えたカードを使用すると共に、前記カード型情報記録媒体が前記共通経路に搬入された際には、前記サーマルヘッドに前記可視情報の消去動作を行わせ、前記共通経路から搬出された際には、前記サーマルヘッドに前記可視情報の記録動作を行わせるヘッド制御手段を設けたことを特徴とする。
この場合、印刷機構のサーマルヘッドを共用して、カード型情報記録媒体の可逆的感熱記録層に対する可視情報の書き換えを行うことができ、装備の簡素化を図ることができる。
本発明の上記目的は、POSサーバと、少なくとも1台のPOS端末、無人端末及びユーザー端末とをネットワークを介して接続したPOSシステムにおいて、
前記POS端末及び無人端末に接続されたプリンタには、サーマルヘッドにより可視情報の記録及び消去が可能な可逆的感熱記録層を備えたカードの可逆的感熱記録層に、ユーザーの購買情報の少なくとも一部と決済番号を可視的に記録する記録手段を備え、前記ユーザー端末、無人端末若しくはPOS端末からの、ユーザーによる前記決済番号をアクセスキーとした前記POSサーバへのアクセスを可能とすることによって達成される。
上記POSシステムでは、カードに可逆的感熱層を備えて、サーマルヘッドで可視的に書込んだデータを繰返し消去・書き込みすることによって、購買情報をプリントアウトするレシートの発行を省略することができると共に、当該可逆的感熱層に可視的に記録された決済番号をアクセスキーとしてPOSサーバにアクセスができる。
又、好ましくは、前記POSサーバには、POS端末におけるユーザーに対するレシートの発行を省略した旨の情報を記録し、前記ユーザー端末、無人端末若しくはPOS端末からの、ユーザーによる前記決済番号をアクセスキーとしたレシートの発行要求に際して、既にレシートを発行済みか否かを明記したレシートを発行することを特徴とする。
この場合は、レシート発行済みの場合には、再発行等の印字がなされて、最初のレシートと明確に区別できるので、同一のレシートが複数発行されることを防止できる。
又、好ましくは、前記POSサーバには、ユーザー情報データベース、購買情報データベースと、家計簿ソフト若しくはカロリー計算、税金計算等のアプリケーションソフトを備え、前記ユーザー端末からの、ユーザーによる前記決済番号をアクセスキーとした家計簿若しくはカロリー計算、税金計算等のアプリケーションソフトのダウンロード要求に際して、ユーザー端末に対して、要求されたソフトをダウンロードすると共に、ユーザーの購買情報に基づく処理を実行し、ユーザーの購買情報のダウンロード要求のみに際してはユーザーの購買情報に基づく処理を実行することを特徴とする。
この場合は、POSサーバに格納されている家計簿やカロリー計算、税金計算等のアプリケーションソフトをユーザー端末にダウンロードして自己の購買情報を組み込み処理できる。
又、好ましくは、前記POSサーバには、ユーザー情報データベース、購買情報データベースとを備え、前記ユーザー情報データベース及び購買情報データベースにより、ユーザーの層別に応じた商品の品目/品名/日時/数量/値段等の商品分析を実行することを特徴とする。
この場合は、POSサーバで、ユーザーの層別に応じた商品の品目/品名/日時/数量/値段等の商品分析をすることができる。
又、好ましくは、前記請求項6〜9いずれか1項に記載のPOSシステムにおいて、前記POS端末若しくは無人端末に接続される印刷装置として、前記請求項1〜5のいずれか1項に記載の印刷装置を用いたことを特徴とする。
この場合は、請求項1〜5の印刷装置を有効にPOSシステムに利用できる。
本発明の上記目的は、POSサーバと、少なくとも1台のPOS端末、無人端末及びユーザー端末とをネットワークを介して接続したPOSシステムのレシート発行方法において、前記POS端末及び無人端末に接続されるプリンタは、サーマルヘッドにより可視情報の記録及び消去が可能な可逆的感熱記録層を備えたカードを処理可能な構成とし、前記POSシステムにおけるユーザーの購買に伴うレシートの発行処理時に、前記カードの可逆的感熱記録層に、ユーザーの購買情報の少なくとも一部と決済番号を可視的に記録するステップと、ユーザーの希望に応じてレシートの発行の有無を判断するステップと、ユーザーがレシートの発行を希望する場合には、レシート発行済み情報を前記POSサーバに記録して、レシートを発行するステップとを含むことによって達成できる。
又、好ましくは、前記ユーザー端末、無人端末若しくはPOS端末から、ユーザーによる前記決済番号をアクセスキーとした前記POSサーバへアクセスするステップと、
ユーザーによるレシート発行要求を入力するステップと、
既にレシートを発行済みか否かを明記したレシートを発行するステップと、
を更に含むことを特徴とする。
又、好ましくは、前記ユーザー端末、無人端末若しくはPOS端末から、ユーザーによる前記決済番号をアクセスキーとした前記POSサーバへアクセスするステップと、ユーザーによる家計簿若しくはカロリー計算、税金計算等のアプリケーションソフトのダウンロード要求を入力するステップと、ユーザーの購買情報を取り込んだ家計簿若しくはカロリー計算、税金計算等のアプリケーションソフトをダウンロードするステップと、ユーザーによるユーザーの購買情報のみのダウンロード要求を入力するステップとユーザーの購買情報を家計簿若しくはカロリー計算、税金計算等のアプリケーションソフトへダウンロードするステップと、を更に含むことを特徴とする。
本発明の上記目的は、POSサーバと、少なくとも1台のPOS端末、無人端末及びユーザー端末とをネットワークを介して接続したPOSシステムにおけるPOSシステム用プログラムであって、前記POSサーバ、POS端末、無人端末及びユーザー端末のいずれかに含まれるコンピュータに、前記請求項11〜13いずれか1項における処理を実行させることを特徴とするPOSシステム用プログラムによって達成できる。
本発明のカード処理機能付き印刷装置によれば、ロール紙を搬送する用紙搬送経路とカード型情報記録媒体を搬送するカード搬送経路の少なくとも一部を共通経路として構成することにより、全く別々に用紙搬送経路とカード搬送経路をレイアウトする場合と違って、共通経路がある分だけ搬送経路をコンパクトにレイアウトすることができると共に、部品点数を削減することができるので、カード処理機能付き印刷装置の小型化と製造コスト低減が図れる。
また、本発明のPOSシステムにおいて、カードに可逆的感熱層を備えて、サーマルヘッドで可視的に書込んだデータを繰返し消去・書き込みすることによって、購買情報をプリントアウトするレシートの発行を省略することが可能になり、省資源に寄与することができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係るカード処理機能付き印刷装置を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るカード処理機能付き印刷装置の概略断面図であり、図2は図1に示したカード型情報記録媒体の全体斜視図である。
本実施形態のカード処理機能付き印刷装置10は、図1に示すように、ロール紙1を搬送するための用紙搬送経路3と、この用紙搬送経路3に隣接して設けられて前記ロール紙1に対して印刷を行う印刷機構6と、カード型情報記録媒体であるICカード2を搬送するカード搬送経路4と、このカード搬送経路4に隣接して設けられて前記ICカード2に対して情報の読み書き処理を行うカード処理機構であるカードリーダ/ライタ7とが、筐体20内に収容されている。
前記ICカード2は、図2に示すように、内蔵したメモリにアクセスするための電極21を表面に備えると共に、表面の少なくとも一部に、加熱によって可視情報の記録及び消去が可能な可逆的感熱記録層(書換え可能な感熱記録部分)22を備えている。
前記可逆性感熱記録層22は、通常、特定温度より高い白濁温度(例えば、130℃)以上に加熱して、その後特定温度以下に冷却したときに白濁状態が得られると共に、白濁状態において透明化温度(例えば、100℃〜120℃)に加熱し、その後特定温度以下に冷却したときに透明状態が得られる物質を、記録材料として塗布または貼り付けたものである。可逆的感熱記録層の材料によっては、逆に高温で可視情報を消去し、低温で可視情報を得られるものもある。また、消去した部分の色と可視できる部分の色との組み合わせも様々なものがある。このように、可逆的感熱記録層に印加する温度を違えることにより、可視情報を消去したり、可視情報を得られたりすることが可能である。
前記印刷機構6は、ロール紙1に接触した状態で熱を加えて印刷するサーマルヘッド61と、このサーマルヘッド61との間にロール紙1を挟んで搬送するプラテンローラ62と、サーマルヘッド61の熱を逃がすための放熱板63と、サーマルヘッド61をプラテンローラ62に向けて押圧付勢するヘッド押圧バネ64と、を備えている。
前記用紙搬送経路3は、ロール紙1を挟んで回転駆動される一対の紙送りローラ31と、印刷機構6の搬送機構部品であるプラテンローラ62と、プラテンローラ62の上流側及び下流側に配置された用紙ガイド32及び用紙ガイド34とによって構成されており、前記プラテンローラ62の上流には用紙検出器33が配置されている。
前記カード搬送経路4は、一部が用紙搬送経路3と共通の共通経路5として構成されており、カード挿入口9の内方に設けられた一対のカード送りローラ41と、前記印刷機構6と共通の搬送機構部品であるプラテンローラ62とによって構成されており、前記カード送りローラ41の近傍にはカード挿入検出器42とカード排出検出器43が配置されている。
即ち、前記サーマルヘッド61と対をなすプラテンローラ62が、共通経路5を構成する搬送機構部品とされているので、印刷機構6は用紙搬送経路3とカード搬送経路4に共有されている。
また、筐体20の一面には、操作部21及び表示部22が設けられ、用紙搬送経路3の出口近傍には、印刷された用紙を切断するオートカッタ23が設けられている。
前記カードリーダ/ライタ7は、カード搬送経路4の奥端側(図中下端側)に設けられており、ICカード用基板7AとICカード用電極7Bとにより構成されている。
また、印刷機構6には、前記プラテンローラ62との間で前記ロール紙1又は前記ICカード2を挟持して接触する挟持位置と前記プラテンローラ62から離れる離間位置とのいずれかに、前記サーマルヘッド61を切り換える歯車式のヘッドアップ機構(ヘッド位置切換手段)65が設けられている。
更に、装置底部に配置された制御基板8は、操作部21および図示しない操作系や検出系からの入力信号や、用紙検出器33及びカード挿入検出器42、カード排出検出器43の検出信号などに基づいて、ロール紙1の回転制御、紙送りローラ31、プラテンローラ62及びカード送りローラ41の各回転制御、サーマルヘッド61の印刷制御、ヘッドアップ機構65の駆動制御、カードリーダ/ライタ7の動作制御、表示部22への出力信号、外部装置との入出力など印刷装置10の全般をコントロールする。
そして、前記制御基板8の制御機能の中には、カード挿入口9にICカード2が挿入された際(共通経路5にICカード2が搬送される際)に、その共通経路5上からロール紙1を退避させる機能(用紙退避手段)が含まれている。
また、前記制御基板8は、ICカード2が装置内の共通経路5に搬入された際にはサーマルヘッド61に前記可逆性感熱記録層22における可視情報の消去動作を行わせ、共通経路5から搬出された際にはサーマルヘッド61に前記可逆性感熱記録層22における可視情報の記録動作を行わせる機能(ヘッド制御手段)も有している。
次に、上述した本実施形態のカード処理機能付き印刷装置10の動作を説明する。
先ず、ICカード2が挿入されていないときには、図1に示すように、ロール紙1の用紙先端11がサーマルヘッド61を超えて後流側の用紙ガイド34に至り、ロール紙1がプラテンローラ62とサーマルヘッド61に挟持されている。
この状態で、印刷命令が入力されると、制御基板8からの制御信号により、用紙送りローラ31及びプラテンローラ62が正転(図1中矢印方向に回転)することで、用紙搬送経路3に沿ってロール紙1が送り出されると共に、サーマルヘッド61によりロール紙1に対して必要なデータが印刷される。
次に、カード挿入口9にICカード2が挿入されると、カード挿入検出器42がそれを検知することで、制御基板8からの制御信号によりロール紙1の退避動作が実行される。
即ち、最初にヘッドアップ機構65がサーマルヘッド61をプラテンローラ62から離れる離間位置まで引き離す。次に、図3に示すように、用紙送りローラ31及びプラテンローラ62を逆転(図3中矢印方向に回転)させることで、用紙先端11を用紙検知器33が検知する位置まで戻す。この時点で、用紙送りローラ31及びプラテンローラ62は回転を停止する。
次に、その状態でカード送りローラ41を正転(図3中矢印方向に回転)させて、ICカード2を装置内に引き込む。ICカード2の先端がサーマルヘッド61と対向する位置に到達したら、ヘッドアップ機構65がサーマルヘッド61を元の挟持位置に戻し、サーマルヘッド61とプラテンローラ62の間にICカード2を挟む。
そして、プラテンローラ62を逆転(図3中矢印方向に回転)させて、ICカード2を更に奥へ搬送する。それと同時に、サーマルヘッド61で所定熱量をICカード2の可逆性感熱記録層22に加えることにより、該可逆性感熱記録層22上に記録された可視情報を消去する。
ICカード2の電極21がカードリーダ/ライタ7の電極7Bと接触する位置まで来たら、ICカード2の搬送を停止し、電極7Bを介してカード用基板7AによりICカード2の内部情報の読み取り及び/又は書き込みを行う。ICカード2が磁気ストライプにより磁気情報を持っている場合には、磁気ストライプが通過するカードリーダ/ライタ7の近傍に磁気ヘッドも搭載して、磁気情報の読み取り及び/又は書き込みを行うことも可能である。
ICカード2に対する読み書き動作が終了したら、ICカード2の排出動作に移る。
即ち、プラテンローラ62を正転(ロール紙1の正送り方向へ回転)させると共にカード送りローラ41を逆転させて、ICカード2をカード挿入口9方向に搬送する。それと同時に、ICカード2の可逆性感熱記録層22にサーマルヘッド61で所定の熱量を加え可視情報を記録する。
ICカード2がカード排出検出器43によって検出されたら引き続き所定量カード送りローラ41を逆転してICカード2を排出する。次に、ヘッドアップ機構65によりサーマルヘッド61を一旦プラテンローラ62から引き離し、図3に示すように、その状態で紙送りローラ31を正転させて、ロール紙1を所定量だけ紙送りする。
ロール紙1の用紙先端11がサーマルヘッド61に至るまで紙送りがなされたら、ヘッドアップ機構65を戻し操作してロール紙1をサーマルヘッド61とプラテンローラ62で挟持し、プラテンローラ62を正転させて用紙先端11を下流側の用紙ガイド34まで頭出しをする。これにより、図4に示した初期状態に戻る。
即ち、本実施形態のカード処理機能付き印刷装置10によれば、ロール紙1を搬送する用紙搬送経路3とICカード2を搬送するカード搬送経路4の一部が共通経路5として構成されている。
そこで、全く別々に用紙搬送経路とカード搬送経路をレイアウトした従来の装置と違って、共通経路5を設けることにより紙搬送経路3及びカード搬送経路4をコンパクトにレイアウトすることができ、カード処理機能付き印刷装置10は小型化が可能となる。
また、共通経路5の範囲において搬送機構部品であるプラテンローラ62を共有することができるので、部品点数の削減によるコスト低減が図れる。
更に、共通経路5を使用してICカード2を搬送する際には、用紙退避手段によりロール紙1を共通経路5から退避させるので、ロール紙1を使用しながらもICカード2の搬送に支障が生じることがない。
また、ヘッドアップ機構65により、サーマルヘッド61を必要に応じてロール紙1やICカード2に対する挟持位置から離間位置へ退避させることができるので、用紙先端1の頭出し時やICカード2の挿入時などに、サーマルヘッド61が干渉して搬送の障害となることを防ぐことができる。
更に、本実施形態のカード処理機能付き印刷装置10では、共通経路5上に設けられる印刷機構6が、ロール紙1に熱を加えて印刷するサーマルヘッド61を備えると共に、ICカード2が、前記サーマルヘッド61により可視情報の記録及び消去が可能な可逆的感熱記録層22を備えている。
そこで、印刷機構6のサーマルヘッド61を共用して、ICカード2の可逆的感熱記録層22に対する可視情報の書き換えを行うことができ、別々にサーマルヘッドを装備する必要がないので、装備の簡素化を図ることができる。
尚、本発明のカード処理機能付き印刷装置における用紙搬送経路、印刷機構、カード型情報記録媒体、カード搬送経路、カード処理機構、共通経路及び用紙退避手段等の構成は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは勿論である。
例えば、上記実施形態においては、カードリーダ/ライタ7の電極7BがICカード2の電極21と接触した状態でICカード2の内部情報の読み書きを行う場合について述べたが、アンテナ及び無線回路を備えたカード処理機構と非接触型ICカードとにより内部情報の読み書きを行うこともできる。
又、カード型情報記録媒体としては、上記ICカード2に限らず磁気や光等を用いた種々のカード型情報記録媒体を用いることができる。
また、制御基板8に搭載された図示しないメモリに記憶された、例えば日付などの情報を、ロール紙1にもICカード2の可逆性感熱記録層22にも印刷するよう構成することができる。ここで、当該メモリへ記録される情報は、ホスト装置から送信される。この構成により、ロール紙1やICカード2への印刷の都度、ホスト装置から情報を送信する手間を省くことができる。さらに、印刷の都度同じ情報を当該メモリから読み出すことで、メモリの節約を図ることができる。
更に、ICカード2からカードリーダ/ライタ7で読み取った情報と制御基板8に搭載された図示しないメモリに記憶されたある条件の情報が一致した場合、制御基板8に搭載された図示しないメモリに記憶された印刷情報をロール紙1に印刷することもできる。例えば、条件としてICカード2から誕生日情報を読み取り、それが制御基板8に記憶された日付情報と一致した場合、制御基板8に記憶された景品引き換え券をロール紙1に印刷することができる。
次に、上記印刷装置で処理される可逆的感熱記録層を備えたカードを有効利用する本発明のPOSシステムについて説明する。
図5は本発明のPOSシステムの全体構成を示す図である。
図5において、51はPOSシステムを統括するPOSサーバであり、該POSサーバはネットワーク56を介してPOS端末52、無人端末53、ユーザー端末54、クレジットカード会社端末55に接続されている。
前記POS端末52及び無人端末53には、カードリーダ/ライタ付きプリンタ57が接続されていて、このカードリーダ/ライタ付きプリンタ57が図1に示すカード処理機能付き印刷装置10に相当する。
前記POSサーバ51には、サーバ制御部、POS端末制御部、ユーザー分析部、商品分析部、Webサイト制御部及び通信制御部があり、通信制御部を介してユーザー情報データベース、購買情報データベース及び商品マスタと接続されている。
また、前記Webサイト制御部には、ホームページ表示部、データ入出力部、データ変換部、データ記憶部及びダウンロードソフト記憶部が含まれる。
前記POS端末部52には、端末制御部、バーコードリーダー、キーボード、表示部、記憶部、キャシュドロア、ユーザー登録部及びカード処理部が含まれる。
また、前記無人端末53には、端末制御部、表示部、入力部、カード処理部及びユーザー登録部が含まれる。
また、前記ユーザー端末54は、ユーザーが保有するパーソナルコンピュータ(PC)、PDA、携帯電話等で構成されユーザープリンタ58が接続されると共に、ダウンロードソフト記憶部及びデータ記憶部が含まれる。
次に、POS端末52に接続されるカードリーダ/ライタ付きプリンタ57の詳細な構成を、図6を用いて説明する。
カードリーダ/ライタ付きプリンタ57は、インタフェース57a、CPU(制御部)57b、不揮発性のROM(制御プログラム)57c、揮発性のRAM(ワークメモリ)57d、不揮発可能なFlash ROM(一時保存データ)57e、検出部57f、表示部57g、操作部57h、データ圧縮/解凍部,暗号化部57i、搬送部57j、ヘッドアップ/ダウン部57k、印刷部57l及び紙切断部57mを含んでいる。
前記RAM(ワークメモリ)57dで扱われるデータとしては、日時データ、受信データ、レシート印刷データ、カード印刷データ、カード読み取りデータ及びカード書き込みデータが含まれる。これらは都度、POS端末52によりデータが送られ保存されたり、CPU52bで処理されたデータの保存などに使用され、頻繁に読み書きされる。
また、Flash ROM57eで扱われるデータとしては、サービス条件及び付加情報のデータが含まれる。これらは必要なとき、POS端末52によりデータが送られ保存されたり、CPU52bで処理されたデータの保存などに使用されるが、頻繁に書き換えするデータではない。
また、前記データ圧縮/解凍部,暗号化部57iの圧縮/解凍部での圧縮/解凍の方法の例としては、ランレングス符号化、ハフマン符号化、Lempel−Ziv法がある。
また、前記データ圧縮/解凍部,暗号化部57iの暗号化の例としては、公開鍵暗号方式、秘密鍵暗号方式がある。
次に本発明のPOSシステムのカードリーダ/ライタ付きプリンタ57における可逆的感熱記録層を備えたカードの処理手順を、図7及び図8のフローチャートを用いて説明する。
はじめに、CPU(制御部)57bは、カード挿入検出器42の検出に基づいて、可逆的感熱記録層を備えたカードが挿入されたか否かの判断を行う(ステップS1)。ステップS1の判断がYes(Y)である場合、CPU57bは、表示部57g(図1における表示部22)にカードが挿入された旨の表示を行わせると共に、POS端末52へステータスを返送する(ステップS2)。
次に、CPU57bは、ヘッドアップ機構65にサーマルヘッド61をプラテンローラ62から離れる離間位置まで移動させると共に、用紙送りローラ31及びプラテンローラ62を逆転させて、用紙検出器33が「紙無し」を検出するまでレシート紙(ロール紙)を退避させる(ステップS3)。
更に、その状態でカード送りローラ41を正転させて、可逆的感熱記録層を備えたカードをヘッド位置まで搬送させる(ステップS4)。
次に、CPU57bは、サーマルヘッド61をカードの可逆的感熱記録層に対応する位置まで「ヘッドダウン」させ、カードを搬送しながらサーマルヘッド61が所定の熱量を印加して既に書き込まれている可視情報を消去させると共に、カードリーダ/ライタ7の位置まで搬送させる(ステップS5)。
次に、CPU57bは、カードリーダ/ライタ7によるカードデータの読み込みが可能か否かを判断する(ステップS6)。ステップS6の判断がYse(Y)である場合、CPU57bは、次に、カードデータの読み込み情報である決済番号情報を含む購買情報とRAM(ワークメモリ)57dに保存されている決済番号情報を含む購買情報を比較して、当該カードに既に保存されている情報を書き込み済み、印刷終了済みのカードであるか否かを判断する(ステップS7)。この場合、RAM(ワークメモリ)57dでなく、POS端末52またはPOS端末52経由でPOSサーバ51に照合の問合せをするようにしてもよい。また、カードデータの読み込み時はデータ圧縮/解凍部,暗号化部57iで処理される。
ステップS6の判断がNo(N)である場合、またはステップS7の判断がYes(Y)である場合、CPU57bは、表示部57gにエラー表示を行わせると共に、POS端末52へその旨のステータスを送信する(ステップS8)。そして、カード排出検出器43でカードの排出を検出後、更に所定量を加えて排出方向にカードを搬送し、サーマルヘッド61を「ヘッドアップ」させる(ステップS9)更に、カードの排出表示を行うと共に、POS端末52へステータスを返送する(ステップS10)。その後、レシート紙(ロール紙)をヘッド位置まで搬送させ、サーマルヘッド61を「ヘッドダウン」させる(ステップS11)。
上記ステップS2〜ステップS11の手順を「処理A」とする。
ステップS7の判断がNo(N)である場合、CPU57bは、POS端末52からデータを受信したか否かの判断を行い、No(N)の場合はステップS1の手順に戻る(ステップS12)。一方、ステップS12の判断がYes(Y)である場合、CPU57bは、インタフェース57aを介してPOS端末52からデータを受信してRAM(ワークメモリ)57dに記憶する(ステップS13)。この場合、受信データには決済番号情報や購買情報などが含まれている。
更に、CPU57bは、読み込んだカードデータをデータ圧縮/解凍部,暗号化部57iで解凍処理と暗号の復元化処理をしてRAM57dに記憶させると共に、当該データをPOS端末52へ送信する(ステップS14)。この場合、RAM(ワークメモリ)57dでなく、POS端末52またはPOS端末52経由でPOSサーバ51にも記憶させることが望ましい。
次に、CPU57bは、RAM57dに記憶されたデータに基づいて決済番号情報を含む購買情報などのカード書き込みデータを生成して、データ圧縮/解凍部,暗号化部57iでデータの圧縮・暗号化処理を行ってからカードへの書き込みを実行させる(ステップS15)。
この場合、ICカード2のメモリ領域に空きがない時は、より古いデータを優先して消去してもよい。
また、CPU57bは、RAM57dに記憶されたデータに基づいて決済番号情報を含む購買情報などのカード印刷データ(決済番号情報や付加情報を含む)を生成して、印刷部57lに印刷を実行させる(ステップS16)。具体的には、カード送りローラ41を逆転させてカードを排出方向に搬送させながら、サーマルヘッド61で印刷する。この場合、ICカード2に印刷可能な可逆性感熱記録層22の領域に制限があるため、CPU57bは必ず決済番号情報を印刷するが、購買情報や付加情報についてはカードに印刷するべきデータを選択または統合して、カードに印刷しても良い。
カードへの印刷後CPU57bは、カード排出検出器43によるカード排出を検出した後、更に所定量を加えて排出方向にカードを搬送させ、サーマルヘッド61を「ヘッドアップ」させる(ステップS17)。また、カード排出を表示部57fに表示させると共に、POS端末52へステータスを返送する(ステップS18)。
次に、CPU57bは、レシート紙(ロール紙)をヘッド位置まで搬送させてからサーマルヘッド61を「ヘッドダウン」させる(ステップS19)。
ここで、CPU57bは、Flash ROM57eなどに保存してあるサービス条件と一致するか否かを判断し(ステップS20)、一致する場合は印刷部57lでサービス券の印刷を行って、オートカッタ23で切断させる(ステップS21)。
上記ステップS14〜ステップS21の手順を「処理B」とする。
一方、ステップS20においてサービス条件が一致しない場合、またはステップS21の処理終了後、CPU57bは、操作部21の操作がなされたか否かを判断する(ステップS22)。ステップS22の判断がNo(N)である場合、次に、CPU57bは、POS端末52からのレシート印刷コマンドの有無を判断する(ステップS23)。ステップS23の判断がNo(N)である場合、CPU57bは処理を終了する。
ステップS22の判断がYes(Y)である場合、またはステップS23の判断がYes(Y)の場合は、後述するステップS26の手順へ移行する。すなわち、オペレータが操作部21を操作した場合、またはPOS端末から52からレシート印刷コマンドを受信した場合、ステップS26へ移行する。これらの場合、レシート印刷に必要な情報は既にステップS12で得られている。
ここで、ステップS1の判断がNo(N)である場合、即ち、カードの挿入が検知されない場合、CPU57bは、既にカードが挿入済みか否かを判断し、カードが既に挿入されている場合はステップS12の手順に移行する(ステップS24)。一方、ステップS24の判断もNo(N)である場合、即ち、カードが挿入されていない場合は、POS端末52からデータを受信したか否かの判断をし、No(N)の場合はステップS1に戻る(ステップS25)。
ステップS25の判断がYes(Y)の場合、即ち、POS端末52からデータを受信した場合、CPU57bは、決済番号情報や購買情報などを含む受信データに基づいてレシート印刷データ(決済番号情報や付加情報を含む)を生成して(ステップS26)、印刷部57lでレシート印刷データの印刷を行って、オートカッタ23で切断させる(ステップS27)。
印刷後にCPU57bは、再び、カード挿入検出器42の検出に基づいて、可逆的感熱記録層を備えたカードが挿入されたか否かの判断を行う(ステップS28)。ステップS28における判断がNo(N)である場合、CPU57bは処理を終了する。一方、ステップS28における判断がYes(Y)である場合、CPU57bは、前述の「処理A」を実行させ(ステップS29)、その後「処理B」を実行させてから(ステップS30)、処理を終了する。これは、レシートを印刷した後から、ユーザーがカードをオペレータに渡すことがあっても対応できるようにするためである。
次に本発明のPOSシステムのPOS端末52における処理手順を、図9のフローチャートを用いて説明する。
はじめに、ユーザーが購入する商品に付けられたバーコードがバーコードリーダーのスキャナで読み取られ、商品コードが入力される(ステップS41)。端末制御部は、入力された商品コードをPOSサーバ51へ送信すると共に、POSサーバ51経由で商品マスタから商品コードに対応する商品情報を取得する(ステップS42)。端末制御部は、取得した商品情報を記憶部に記録する(ステップS43)。また、表示部に当該商品情報を表示させる(ステップS44)。
次に、端末制御部は、ユーザーが購買する商品に関わる購買情報を生成して(ステップS45)、記憶部に記録する(ステップS46)。また、POS端末52に接続するカードリーダ/ライタ付きプリンタ57にユーザーが挿入したカードに関わるユーザー情報等をカードリーダ/ライタ付きプリンタ57から取得して、POSサーバ51へ送信する(ステップS47)。
次に、端末制御部は、ユーザーが決済をプリペイドカードによる支払いとするか否かを判断し(ステップS48)、No(N)である場合、次に、決済をクレジットカードによる支払いとするか否かを判断する(ステップS49)。
端末制御部は、ステップS49における判断がYes(Y)である場合、即ち、クレジットカード決済とする場合、POSサーバ51を介して、クレジットカード会社55へ連絡して、与信確認がOKか否かを判断させる(ステップS50)。ステップS49における判断がNo(N)である場合、またはステップS50において与信確認がNGとなった場合、決済方法として現金による支払いが確定する(ステップS51)。
以上の手順の後、端末制御部は、決済番号情報を含む購買情報をPOSサーバ51へ送信する(ステップS52)。更に、端末制御部は、当該購買情報と決済番号情報、付加情報とをカードリーダ/ライタ付きプリンタ57へ送信して(ステップS53)、処理を終了する。
ステップS48でYes(Y)の場合は、プリペイドカードによる支払いと判断し、また端末制御部はステップS47でプリペイドカードの残金データも取得している。端末制御部は、支払い金額がプリペイドカードの残金より多い場合には、ステップS51の現金による支払いへと進む。
ステップS53でカードリーダ/ライタ付きプリンタ57にプリペイドカードから支払い金額を差し引く指示もし、カードリーダ/ライタ付きプリンタ57はプリペイドカードのメモリに記録されている残金から支払い金額を差し引いて書き換えることも行う。また残金をカードに印刷してもよい。
また、ステップ52で決済番号情報をPOSサーバに送信するが、決済番号情報は決済毎に端末制御部で生成する。複数のPOS端末52がある場合、決済番号情報が重複しないように、POSサーバが予め各POS端末52に異なる特定情報を与えておき、POS端末52は該特定情報を付加した決済番号情報を生成するようにする。或いは、予めPOS端末52は固有情報を記憶しておき、該固有情報を付加した決済番号情報を生成するようにしてもよい。または、POSサーバ51が決済番号情報を生成する機能を有し、ステップ52でPOS端末52が購買情報をPOSサーバ51に送信すると、POSサーバ51が生成した決済番号情報をPOS端末52に送信し、POS端末52はこの決済番号情報をカードやレシートに印刷したり、カードに書き込んだりすることができる。
次に本発明のPOSシステムのPOSサーバ51における分析処理手順を、図10のフローチャートを用いて説明する。
はじめに、サーバ制御部は、通信制御部を介してPOS端末52から商品コードを取得する(ステップS61)。そして、商品マスタを参照して商品コードに対応する商品情報を生成し(ステップS62)、生成した商品情報をPOS端末52へ送信する(ステップS63)。
次に、サーバ制御部は、POS端末52に接続するカードリーダ/ライタ付きプリンタ57に挿入されたカードに関わるユーザー情報と、当該ユーザーの(決済番号情報を含む)購買情報を取得する(ステップS64)。更に、取得したユーザー情報と購買情報を関連付けてユーザー情報データベースと購買情報データベースに記憶する(ステップS65)。
以上の処理手順は、ユーザーの商品購買に伴って実行される通常の処理である。
次に、サーバ制御部は、ユーザー情報データベースを参照して、ユーザーの男女/年齢/住所等の層別のユーザー分析を実行する(ステップS66)。また、購買情報データベースを参照して、ユーザーに販売した商品の品目/品名/日時/数量/値段等の層別の商品分析を実行する(ステップS67)。この場合、ネットワーク56を介して気象情報サイトから、該当店舗位置の購買時の天気や気温、湿度などの情報を取得してもよい。
更に、サーバ制御部は、ステップS66及びステップS67で実行したユーザー分析及び商品分析で層別した処理結果に基づいて、相関関係処理や表やグラフ化に伴う情報処理を実行する(ステップS68)。また、サービス券の発行率やサービス券の回収率等のその他の分析処理も実行する(ステップS69)。
次に、本発明のPOSシステムのPOS端末52または無人端末53におけるユーザー登録の処理手順を、図11のフローチャートを用いて説明する。
はじめに、POS端末52(または無人端末53)のユーザー登録部は、ユーザー登録に必要な情報をPOSサーバ51から取得またはPOS端末52(または無人端末53)が記憶している場合は読み出すなどして用意し(ステップS71)、メニューに従ってユーザー情報が入力できるようなユーザー登録画面を表示部に表示する(ステップS72)。キーボードや入力部でユーザーによりパスワードを含むユーザー情報の入力が行われると(ステップS73)、ユーザー登録部は、POSサーバ51へ取得したユーザー情報を送信し、ユーザー情報データベースへの登録が行われ、新たなユーザー情報登録によりPOSサーバ51はユーザー番号を生成し、POS端末52(または無人端末53)に送信する(ステップS74)。
次に、ユーザーがカードリーダ/ライタ付きプリンタ57にカードを挿入すると(無人端末の場合には、既に内蔵されている)、ユーザー登録部は、カードへユーザー番号等のデータの書込み/印刷を実行後、カードを排出して処理を終了する(ステップS75)。
次に、本発明のPOSシステムの無人端末53またはPOS端末52におけるレシート発行処理手順を、図12のフローチャートを用いて説明する。商品の購買時に決済情報をカードに印刷したり書き込むことによりレシート発行を省略したが、その後にレシートが必要となった場合や、購買時にレシートの発行を受けたが紛失等により再発行を受けたい場合の、レシート発行手順について説明する。
はじめに、ユーザーが、無人端末53またはPOS端末52に付属するカードリーダ/ライタ付きプリンタ57にカードを挿入すると(ステップS81)、端末制御部は、表示部に決済番号の入力を促す旨の表示を行わせる(ステップS82)。
ユーザーがカードの可逆的感熱記録層に記録されている購買情報の決済番号情報を入力すると(ステップS83)、端末制御部は、挿入されたカードに記録されているユーザー情報及び決済番号情報(含む決済情報)をPOSサーバ51へ送信し、応答のレシート印刷情報を取得する(ステップS84)。
次に、端末制御部は、挿入したカードに該当する決済番号情報に対するレシート発行済み情報があるか否かを判断する(ステップS85)。レシートが未発行である場合、端末制御部は、カードにレシート発行済み情報を書き込み、レシートの印刷を実行させる(ステップS86)。一方、レシートが発行済みである場合、端末制御部は、カードにレシート再発行済み情報を書き込み、レシートの印刷を実行させる(ステップS87)。この際、レシートには再発行したレシートである旨が印字される。以上の処理後、端末制御部はカードを排出して処理を終了する(ステップS88)。
次に、本発明のPOSシステムで使用される可逆的感熱記録層を備えたカードについて説明する。
図13は、本発明のPOSシステムで使用される可逆的感熱記録層を備えたカードの一例として、ICカードの回路構成を示す模式図である。図では、非接触/接触併用型の回路構成を示している。
ICカードは、アンテナ、無線回路、接触用電極、CPU、ROM、RAM、Flash ROM、などで構成される。非接触型ICカードでは、アンテナと無線回路によりデータの読み書きを行い、接触型ICカードでは、接触用電極を介してデータの読み書きを行う。
次に、上記構成のICカードの表裏両面の外観を、図14を用いて説明する。図14(a)及び(b)は、本発明のPOSシステムで使用される可逆的感熱記録層を備えたICカードの表面及び裏面の外観を示す模式図である。ICカードの表面には、接触用電極と、可逆的感熱記録層からなる印刷領域が配置され、POSシステムを運営する企業名称(○○ストア)やインターネットアドレス(http://ABCD)などが印字されている。印刷領域には、サーマルヘッドによって購買情報から抽出または選択された情報及び決済番号情報が可視可能に印刷される。例えば品名が多い場合は、図14(a)のように品目のみを印刷する。カードリーダ/ライタ付きプリンタ57が記憶している付加情報(各種広告や連絡情報など)を印刷してもよい。プリペイドカードの場合は、残金も印刷される。
図示されているポイント情報や割引情報などの付加情報、各種情報をコード化した2次元コードは、必要に応じて印刷される。
また、ICカードの裏面には、カードの発行番号、署名、注意書き等が記録されるが、この裏面情報も適宜変更してよい。更に、磁気情報も、当該カードをICカードのみとして使用する際には必要ないので省略することも可能である。
図15(a)及び(b)は、本発明のPOSシステムで使用される可逆的感熱記録層を備えた別のカードの表面及び裏面の外観を示す模式図である。カードの表面には、可逆的感熱記録層からなる印刷領域が配置され、POSシステムを運営する企業名称(○○ストア)及びインターネットアドレス(http://ABCD)等が印字されている。このカードは、ポイントカードとしての機能のみを付与したカードであるので、磁気情報のみでもよいためIC回路関連の配置が省略され、印刷領域には、サーマルヘッドによって決済番号情報が可視可能に記録される。
図示されているポイント情報や割引情報、各種データをコード化した2次元コードは、必要に応じて記録される。
また、ICカードの裏面には、上記の例と同様にカードの発行番号、署名、注意書き等が記録されるが、この裏面情報も適宜変更してよい。
2次元コードは万が一、カードのICの故障や磁気情報の欠損により、カード使用が不能になった場合に、無人端末53の入力部やPOS端末52のバーコードリーダーによりカードに印刷されている2次元コードを読み取ることにより、ユーザー情報等を取得することができ、カードの再発行を容易に行うことができる。また、ユーザー端末54に付加されている入力部により2次元コードを読み取り、詳細な購買情報を知ることも可能である。この場合、ユーザー端末54は、2次元コードを読み取り、読み取った情報を整理して表示するアプリケーションソフトを、POSサーバ51から予めダウンロードしておくことが望ましい。
また、2次元コードには、店舗のインターネットアドレスが含まれており、ユーザー端末54で読み取って簡単にアクセスすることもできる。
次に、本発明のPOSシステムの無人端末またはPOS端末に付属するカードリーダ/ライタ付きプリンタ57が印刷するレシートの表示例について、図16を用いて説明する。
図16は、レシートの表示例を示す模式図である。レシートには、通常の購買情報の他に、本発明のPOSシステムに特有の情報として、決済番号情報が必須の構成として印刷される。カードリーダ/ライタ付きプリンタ57が記憶している付加情報(各種広告や連絡情報など)を印刷してもよい。また、2次元コードは、必要に応じて記録される。
2次元コードは万が一、カードの紛失やカードのICの故障、磁気情報の欠損により、カード使用が不能になった場合に、無人端末53の入力部やPOS端末52のバーコードリーダーによりレシートに印刷されている2次元コードを読み取ることにより、ユーザー情報等を取得することができ、カードの再発行を容易に行うことができる。また、ユーザー端末54に付加されている入力部により2次元コードを読み取り、詳細な購買情報を知ることも可能である。この場合、ユーザー端末54は、2次元コードを読み取り、読み取った情報を整理して表示するアプリケーションソフトを、POSサーバ51から予めダウンロードしておくことが望ましい。また、2次元コードには、店舗のインターネットアドレスが含まれており、ユーザー端末54で読み取って簡単にアクセスすることもできる。
次に、図17は、本発明のPOSシステムにおけるユーザー情報データベースに格納されるユーザー情報のデータ構成例を示す模式図である。図では、ユーザー氏名、ユーザー番号、男女別情報、年齢、住所等でデータが構成されているが、構成は必ずしもこの例に限定されるものではない。
また、図18は、本発明のPOSシステムにおける購買情報データベースに格納される購買情報のデータ構成例を示す模式図である。図では、店名、決済番号、日時、ユーザー番号、ポイント、品目、品名、個数、単価、小計、消費税等でデータが構成されているが、構成は必ずしもこの例に限定されるものではない。
以上のように、本発明のPOSシステムでは、可逆的感熱層を有するカードを使用することにより、サーマルヘッドでデータを可視的に書き込んだり、消去したりすることが繰り返し行えるため、購買情報をプリントアウトするレシート発行を省略することが可能となり、省資源にも寄与することができる。
次に、ユーザー端末54から、本発明のPOSシステムのPOSサーバ51へアクセスする際の端末画面表示例について、図19を用いて説明する。
図19(a)は、ユーザーが、自己の保持するユーザー端末54から、本発明のPOSシステムを運営する店舗のホームページ(POSサーバ51のWebサイト制御部)にインターネットを介してアクセスする際のログイン画面の表示例を示すホームページ、ログイン画面の模式図である。画面情報はPOSサーバ51のホームページ表示部によりユーザー端末54に表示される。ユーザーは、ログイン画面上で予めユーザー登録時に決められたユーザー番号及びパスワードを入力することによりPOSサーバ51にアクセスできるようになる。図19(b)は、メニュー画面の表示例を示す模式図である。ユーザーは、画面上で購買情報を取得したい場合に、カードやレシートに印刷された決済番号情報を入力すると、図18に示すような必要な購買情報を取得することができる。取得した情報は、ユーザープリンタ58によりレシート出力させることもできる。各アプリケーションを選択することによりユーザー端末54へダウンロードすることもできる。
また、本発明のPOSシステムの例として、ユーザー端末54からのアクセスにより、家計簿情報やカロリー計算情報、税金計算情報、ポイント情報を取得することができ、予めダウンロードしておいた各アプリケーションのファイルにそれらの情報を自動的に追加することも、不図示の印刷用アプリケーションまたはドライバによりユーザープリンタ58に所定のフォーマットで出力させることもできる。
図19(b)に示すメニュー画面で、ユーザーが「家計簿」を選択すると、POSシステムのPOSサーバ51のダウンロードソフト記憶部に格納された家計簿ソフトがユーザー端末54へダウンロードされる。更に、ダウンロードした家計簿ソフトが購買情報(図18参照)を組み込んで家計簿データを自動的に作成する。図20は、本発明のPOSシステムが保持する家計簿ソフトを取得して、購買情報に対応した家計簿データをユーザー端末が自動的に作成する際の画面表示例を示す模式図である。
また、同様に、図19(b)に示す決済番号入力画面で、ユーザーが「カロリー計算」を選択すると、POSシステムのPOSサーバ51のダウンロードソフト記憶部に格納されたカロリー計算ソフトがユーザー端末54へダウンロードされる。更に、ダウンロードしたカロリー計算ソフトが購買情報(図18参照)を組み込んでカロリー計算表を自動的に作成する。図21は、本発明のPOSシステムが保持するカロリー計算ソフトを取得して、購買情報に対応したカロリー計算表をユーザー端末が自動的に作成する際の画面表示例を示す模式図である。「税金計算」なども同様に可能である。
更に、図22に示すように、ユーザーは、自らの購買情報に対応したポイント情報をユーザー端末に表示させることもできる。ポイント情報をユーザープリンタ58に印刷して店舗に持って行き、サービスを受けることも可能である。
また店舗も 図10のフローチャートで説明した本発明のPOSシステムのPOSサーバ51における分析処理手順により、得られたユーザー情報と購買情報などから、POSサーバにアクセスしたユーザーに適した情報や広告を配信することも可能である。これら情報や広告は、購買時の購買情報やカードリーダ/ライタ付きプリンタ57で取得したユーザー情報に基づいてPOSサーバ51やPOS端末52が生成し、カードやレシートに印刷してもよい。
本発明の一実施形態に係るカード処理機能付き印刷装置の概略断面図である。 図1に示したカード型情報記録媒体の全体斜視図である。 図1に示したカード処理機能付き印刷装置におけるカード挿入時の状態を示す概略断面図である。 図3に示したカード処理機能付き印刷装置におけるカード排出時の状態を示す概略断面図である。 本発明のPOSシステムの全体構成を示す図である。 本発明のPOS端末に接続されるカードリーダ/ライタ付きプリンタの詳細な構成を示す図である。 本発明のPOSシステムのカードリーダ/ライタ付きプリンタにおける可逆的感熱記録層を備えたカードの処理手順を示すフローチャート(その1)である。 本発明のPOSシステムのカードリーダ/ライタ付きプリンタにおける可逆的感熱記録層を備えたカードの処理手順を示すフローチャート(その2)である。 本発明のPOSシステムのPOS端末における処理手順を示すフローチャートである。 本発明のPOSシステムのPOSサーバにおける分析処理手順を示すフローチャートである。 本発明のPOSシステムのPOS端末または無人端末におけるユーザー登録の処理手順を示すフローチャートである。 本発明のPOSシステムの無人端末53またはPOS端末52におけるレシート発行処理手順を示すフローチャートである。 本発明のPOSシステムで使用される可逆的感熱記録層を備えたカードの一例として、ICカードの回路構成を示す模式図である。 本発明のPOSシステムで使用される可逆的感熱記録層を備えたICカードの表面及び裏面の外観を示す模式図である。 本発明のPOSシステムで使用される可逆的感熱記録層を備えた別のカードの表面及び裏面の外観を示す模式図である。 本発明のPOSシステムの無人端末またはPOS端末に付属するカードリーダ/ライタ付きプリンタが印刷するレシートの表示例を示す模式図である。 本発明のPOSシステムにおけるユーザー情報データベースに格納されるユーザー情報のデータ構成例を示す模式図である。 本発明のPOSシステムにおける購買情報データベースに格納される購買情報のデータ構成例を示す模式図である。 ユーザー端末から、本発明のPOSシステムのPOSサーバへアクセスする際の端末画面表示例を示す模式図である。 本発明のPOSシステムが保持する家計簿ソフトを取得して、購買情報に対応した家計簿データをユーザー端末で自動的に作成する際の画面表示例を示す模式図である。 本発明のPOSシステムが保持するカロリー計算ソフトを取得して、購買情報に対応したカロリー計算表をユーザー端末が自動的に作成する際の画面表示例を示す模式図である。 購買情報に対応したポイント情報をユーザー端末で表示する際の画面表示例を示す模式図である。
符号の説明
1…ロール紙、2…ICカード(カード型情報記録媒体)、3…用紙搬送経路、4…カード搬送経路、5…共通経路、6…印刷機構、7…カードリーダ/ライタ(カード処理機構)、8…制御基板(ヘッド制御手段)、10…カード処理機能付き印刷装置、51…POSサーバ、52…POS端末、53…無人端末、54…ユーザー端末、55…クレジット会社端末、56…ネットワーク、57…カードリーダ/ライタ付きプリンタ、61…サーマルヘッド、62…プラテンローラ、65…ヘッドアップ機構(ヘッド位置切換手段)

Claims (14)

  1. ロール紙を搬送する用紙搬送経路と、この用紙搬送経路に隣接して設けられて前記ロール紙に対して印刷を行う印刷機構と、カード型情報記録媒体を搬送するカード搬送経路と、このカード搬送経路に隣接して設けられて前記カード型情報記録媒体に対して情報の読み書きの少なくともいずれかの処理を行うカード処理機構と、を備えており、
    前記用紙搬送経路と前記カード搬送経路の少なくとも一部が共通経路として構成されると共に、前記共通経路に前記カード型情報記録媒体が搬送される際には、その共通経路上から前記ロール紙を退避させる用紙退避手段が設けられていることを特徴とするカード処理機能付き印刷装置。
  2. 前記印刷機構が、前記共通経路上に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のカード処理機能付き印刷装置。
  3. 前記印刷機構が、ロール紙に熱を加えて印刷するサーマルヘッドと、このサーマルヘッドとの間にロール紙を挟んで搬送するプラテンローラとを備えており、
    前記プラテンローラが、前記用紙搬送経路と前記カード搬送経路とに共通の搬送機構部品として構成されていることを特徴とする請求項2に記載のカード処理機能付き印刷装置。
  4. 前記プラテンローラとの間で前記ロール紙又は前記カード型情報記録媒体を挟持する挟持位置と前記プラテンローラから離れる離間位置とに、前記サーマルヘッドを切り換えるヘッド位置切換手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のカード処理機能付き印刷装置。
  5. 前記カード型情報記録媒体として、前記サーマルヘッドにより可視情報の記録及び消去が可能な可逆的感熱記録層を備えたカードを使用すると共に、
    前記カード型情報記録媒体が前記共通経路に搬入された際には、前記サーマルヘッドに前記可視情報の消去動作を行わせ、前記共通経路から搬出された際には、前記サーマルヘッドに前記可視情報の記録動作を行わせるヘッド制御手段を設けたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のカード処理機能付き印刷装置。
  6. POSサーバと、少なくとも1台のPOS端末、無人端末及びユーザー端末とをネットワークを介して接続したPOSシステムにおいて、
    前記POS端末及び無人端末に接続されたプリンタには、サーマルヘッドにより可視情報の記録及び消去が可能な可逆的感熱記録層を備えたカードの可逆的感熱記録層に、ユーザーの購買情報の少なくとも一部と決済番号を可視的に記録する記録手段を備え、
    前記ユーザー端末、無人端末若しくはPOS端末からの、ユーザーによる前記決済番号をアクセスキーとした前記POSサーバへのアクセスを可能とすることを特徴とするPOSシステム。
  7. 前記POSサーバには、POS端末におけるユーザーに対するレシートの発行を省略した旨の情報を記録し、
    前記ユーザー端末、無人端末若しくはPOS端末からの、ユーザーによる前記決済番号をアクセスキーとしたレシートの発行要求に際して、既にレシートを発行済みか否かを明記したレシートを発行することを特徴とする請求項6に記載のPOSシステム。
  8. 前記POSサーバには、ユーザー情報データベース、購買情報データベースと、家計簿ソフト若しくはカロリー計算、税金計算等のアプリケーションソフトを備え、
    前記ユーザー端末からの、ユーザーによる前記決済番号をアクセスキーとした家計簿若しくはカロリー計算、税金計算等のアプリケーションソフトのダウンロード要求に際して、ユーザー端末に対して、要求されたソフトをダウンロードすると共に、ユーザーの購買情報に基づく処理を実行し、ユーザーの購買情報のダウンロード要求のみに際してはユーザーの購買情報に基づく処理を実行することを特徴とする請求項6に記載のPOSシステム。
  9. 前記POSサーバには、ユーザー情報データベース、購買情報データベースとを備え、
    前記ユーザー情報データベース及び購買情報データベースにより、ユーザーの層別に応じた商品の品目/品名/日時/数量/値段等の商品分析を実行することを特徴とする請求項6に記載のPOSシステム。
  10. 前記請求項6〜9のいずれか1項に記載のPOSシステムにおいて、
    前記POS端末若しくは無人端末に接続される印刷装置として、前記請求項1〜5のいずれか1項に記載の印刷装置を用いたことを特徴とするPOSシステム。
  11. POSサーバと、少なくとも1台のPOS端末、無人端末及びユーザー端末とをネットワークを介して接続したPOSシステムのレシート発行方法において、
    前記POS端末及び無人端末に接続されるプリンタは、サーマルヘッドにより可視情報の記録及び消去が可能な可逆的感熱記録層を備えたカードを処理可能な構成とし、
    前記POSシステムにおけるユーザーの購買に伴うレシートの発行処理時に、
    前記カードの可逆的感熱記録層に、ユーザーの購買情報の少なくとも一部と決済番号を可視的に記録するステップと、
    ユーザーの希望に応じてレシートの発行の有無を判断するステップと、
    ユーザーがレシートの発行を希望する場合には、レシート発行済み情報を前記POSサーバに記録して、レシートを発行するステップと、
    を含むことを特徴とするPOSシステムのレシート発行方法。
  12. 前記ユーザー端末、無人端末若しくはPOS端末から、ユーザーによる前記決済番号をアクセスキーとした前記POSサーバへアクセスするステップと、
    ユーザーによるレシート発行要求を入力するステップと、
    既にレシートを発行済みか否かを明記したレシートを発行するステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項11に記載のPOSシステムのレシート発行方法。
  13. 前記ユーザー端末、無人端末若しくはPOS端末から、ユーザーによる前記決済番号をアクセスキーとした前記POSサーバへアクセスするステップと、
    ユーザーによる家計簿若しくはカロリー計算、税金計算等のアプリケーションソフトのダウンロード要求を入力するステップと、
    ユーザーの購買情報を取り込んだ家計簿若しくはカロリー計算、税金計算等のアプリケーションソフトをダウンロードするステップと、
    ユーザーによるユーザーの購買情報のみのダウンロード要求を入力するステップと、
    ユーザーの購買情報を家計簿若しくはカロリー計算、税金計算等のアプリケーションソフトへダウンロードするステップと、を更に含むことを特徴とする請求項11に記載のPOSシステムのレシート発行方法。
  14. POSサーバと、少なくとも1台のPOS端末、無人端末及びユーザー端末とをネットワークを介して接続したPOSシステムにおけるPOSシステム用プログラムであって、
    前記POSサーバ、POS端末、無人端末及びユーザー端末のいずれかに含まれるコンピュータに、前記請求項11〜13のいずれか1項における処理を実行させることを特徴とするPOSシステム用プログラム。
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