JP2004050478A - 射出成形機 - Google Patents

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Mitsushi Yoshioka
吉岡 光志
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1777Nozzle touch mechanism

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】成形動作中射出ユニットを前後進させる必要のない射出成形機において、ノズルタッチ機構を必要とせず、構造が簡単で低コストの射出成形機を得る。
【解決手段】シリンダアッセンブリ3のノズル7を固定プラテン4に当接させ、ノズルタッチ状態とする。この状態で固定プラテン4とフロントプレート2を複数の連結棒5で連結固定する。固定プラテン4とフロントプレート2が連結棒5で連結され一体となることから、射出圧等による射出ユニット1の後退や固定プラテン4の倒れを防止することができる。連結棒5を設けるだけで、複雑な構成のノズルタッチ機構を必要とせず、低コストの射出成形機を得ることができる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、射出成形機に関し、特に、射出成形機のシリンダアッセンブリが有するノズルを固定プラテンへ当接保持する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
射出成形機においては、樹脂のパージ動作や、成形中にスプルーブレイクを行うために、射出ユニットを前進後退させるノズルタッチ機構が設けられている。
【0003】
例えば、特開昭60−259419号公報には、モータによりスプリングを介して射出ユニットを駆動し、ノズルを固定プラテンに押圧し、スプリングに蓄積した力によって、ノズルを一定圧力で固定プラテンに押圧する。射出等により、外力が射出ユニットに加わってもスプリングでその外力を吸収し、外力が無くなると、元の一定圧力で押圧し保持するようなノズルタッチ機構が記載されている。
【0004】
また、ノズルタッチ力が金型を取り付けた固定プラテンに加わることにより、固定プラテンが傾くことを防止するなどのため、特開平9−234765号公報には、金型が取り付けられる固定プラテンに複数の固定棒を取り付け、該各固定棒の先端にバネを介してナットを設け、該各ナットと螺合するボールネジをシリンダバレルが取り付けられた前プレートに回転自在に取り付け、各ボールネジをモータで同期して回転させることによって、バネを圧縮させながら射出ユニットを移動させ射出ノズルを固定プラテンにタッチさせるようにしたノズルタッチ機構が記載されている。
【0005】
また特開平9−277306号公報には、2つのボールネジ/ナット機構によって、金型が取り付けられた固定ダイプレートとシリンダ保持ブロックを連結し、モータでナットを回転させることによって、シリンダ保持ブロックをボールネジに沿って移動させてノズルタッチを行わせるノズルタッチ機構が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
射出成形機の用途によっては、格別なる精度を要求されないような成形を行う場合がある。このようなケースにおいては、スブルーブレークが不要となるため、ノズルタッチ動作も不要となる。
ノズルタッチを行わない場合は、ノズルを常に固定プラテンにタッチさせ、所定のタッチ力で押圧した状態で成形を行うことが考えられるが、固定プラテンには常に射出ユニット側から力が加わっており、固定プラテンが傾く恐れが大きくなる。
【0007】
また、ノズルタッチ動作を行わないにもかかわらず、モータ、ボールネジ/ナット機構等の機構を備えることは、射出成形機自体の構造が複雑となり、高価なものとなってしまうという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、成形動作中射出ユニットを前後進させる必要のない射出成形機において、ノズルタッチ機構を必要とせず、構造が簡単で低コストの射出成形機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、射出ユニットに取り付けられているシリンダアッセンブリの先端に設けられたノズルを固定プラテンにタッチさせ、その位置で射出ユニットのフロントプレートと前記固定プラテンとを連結する複数の連結棒を設けたことを特徴とする。この連結棒は一端に雄螺子部を有し該雄螺子部と螺合するナットによって、又は、連結棒の一端に雌螺子部を設け該雌螺子部と螺合するボルトによって、連結棒を固定プラテンに着脱自在に固定されるようにする。さらに、ナットと固定プラテン又はボルトの頭と固定プラテンの間にバネ部材等の弾性体を介在させることによって、緩衝機能を持たせる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態における射出ユニット側からみたノズルタッチ機構部の斜視図であり、図2は、同固定プラテン側からみた斜視図である。
射出ユニット1のフロントプレート2にはシリンダアッセンブリ3が設けられている。該シリンダアッセンブリ3の先端には、ノズル7が取り付けられている。射出ユニット1を移動させることによって、フロントプレート2、シリンダアッセンブリ3、ノズル7を一体となって移動させ、ノズル7を固定プラテン4にタッチさせ押圧させる。これにより、ノズル7は固定プラテンに取り付けた金型10のスプルーブッシュに押圧し密着する。
【0011】
また、本実施形態では、フロントプレート2に複数の連結棒5が固定され、固定プラテン4の方向に延設されている。複数の連結棒5はシリンダアッセンブリ3の中心軸線(ノズルの中心軸線)に対して対称に配置され、この実施形態では2本の連結棒5が図2において、左上隅と右下隅にシリンダアッセンブリ3の中心軸線に対して対称に配置されている。
【0012】
また、該連結棒5の先端には、雄螺子部8が設けられ、上述したシリンダアッセンブリ3のノズル7が固定プラテン4にタッチした状態では、連結棒5の雄螺子部8が固定プラテン4に設けられた貫通孔を通り固定プラテン4の反対側面まで到達するように構成されている。そして、この雄螺子部8にナットを螺合させて固定することによつて、固定プラテン4とフロントプラテン2は一体的に固定される。なお、図1,図2において符号11は、型締め機構におけるタイバーである。
【0013】
射出時には、シリンダアッセンブリ3のシリンダからノズル7を介して樹脂が金型10内に射出されるが、このとき、この射出圧力により射出ユニット1を後退させる力が働くが、射出ユニットは連結棒5によってフロントプレートに固定されているので、射出ユニット1の位置の変化はない。また、ノズルタッチ状態でも射出ユニット1から固定プラテン4に力が加わることはない。
【0014】
すなわち、射出ユニット1と固定プラテン4は連結棒5で一体的に固定されているから、射出ユニット1から固定プラテン4に加わった射出時の射出圧力やノズルタッチ力は連結棒5を介して射出ユニット1に伝達されるので、全体的に固定プラテンは、射出圧やノズルタッチ力によって傾くことはない。
【0015】
上記実施形態では、連結棒5として、図3に示したような先端部に雄螺子部8を設けて、該雄螺子部8と螺合するナット6によって固定プラテン4に連結棒5を固定したが、図4に示すように、連結棒5に雄螺子部8に代えて雌螺子部9を設け、固定プラテン4の貫通孔に挿入したボルトを該雌螺子部9と螺合させることによって、連結棒5を固定プラテン4に固定するようにしてもよい。
【0016】
さらに、固定プラテン4と連結棒5間に皿バネ等の弾性部材を介在させ、射出時の射出圧の衝撃をこの弾性部材で吸収するようにしてもよい。例えば、図3に示したような連結棒5を用いるときには、該連結棒5の雄螺子部8と螺合するナットと固定プラテン4間に皿バネ等の弾性部材を介在させて連結棒5を固定プラテンに固着する。また、図4に示すような雌螺子部9を有する連結棒を使用するときには、ボルトの頭部と固定プラテンの間に皿バネ等の弾性部材を介在させて該ボルトを固定プラテンの貫通孔を通し、連結棒5の雌螺子部9と螺合させて固定する。
【0017】
射出時の射出圧力が瞬時加わって、射出ユニットを後退する方向に力が加わったとき、この力による変位は弾性部材で吸収され、固定プラテン4や射出ユニットに直接加わらない。またこの力がなくなると、弾性部材はもとの状態に復帰することになる。
【0018】
また、連結棒5は、上述した実施形態では2本設けたが、2本以上設けてもよく、力のバランスを考慮してシリンダアッセンブリ3の中心軸線(ノズルの中心軸線)に対して対称の位置に複数配置する。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、スプルーブレークを行わず、射出ユニットの前後進をさせないような用途に使用する射出成形機において、ノズルタッチ機構を省略することができ、構造が簡素化され、低コストの射出成形機を得ることができる。また常時ノズルタッチ状態にあっても、射出ユニットの後退や固定プラテンの倒れを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における射出ユニット側からみたノズルタッチ機構部の斜視図である。
【図2】同実施形態における固定プラテン側からみたノズルタッチ機構部の斜視図である。
【図3】同実施形態における連結棒の説明図である。
【図4】連結棒の別の態様の説明図である。
【符号の説明】
1 射出ユニット
2 フロントプレート
3 シリンダアッセンブリ
4 固定プラテン
5 連結棒
6 ナット
7 ノズル
8 雄螺子部
9 雌螺子部
10 金型
11 タイバー

Claims (6)

  1. 先端にノズルが取り付けられたシリンダアッセンブリをフロントプレートに設けた射出ユニットを有する射出成形機において、
    前記ノズルを固定プラテンにタッチさせた位置で、前記射出ユニットのフロントプレートと前記固定プラテンとを連結する複数の連結棒を備えたことを特徴とする射出成形機。
  2. 前記連結棒の一端は固定プラテンに着脱自在に固定されることを特徴とする請求項1記載の射出成形機。
  3. 前記固定プラテンに固定される連結棒の一端に雄螺子部を形成すると共に、連結棒を固定プラテンの貫通孔に挿通し、ナットにより固定するようにしたことを特徴とする請求項2記載の射出成形機。
  4. 前記固定プラテンに固定される連結棒の一端に雌螺子部を形成すると共に固定プラテンの貫通孔に対向させ、
    該連結棒を固定プラテンの貫通孔に挿通されたボルトにより固定するようにしたことを特徴とする請求項2記載の射出成形機。
  5. 前記ナットと固定プラテンの間に弾性部材を介装したことを特徴とする請求項3記載の射出成形機。
  6. 前記ボルトの頭部と固定プラテンの間に弾性部材を介装したことを特徴とする請求項4記載の射出成形機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8501380B2 (en) 2010-03-25 2013-08-06 Fuji Xerox Co., Ltd. Electrostatic latent image developing toner, electrostatic latent image developer, toner cartridge, process cartridge and image forming apparatus
JP2016083885A (ja) * 2014-10-28 2016-05-19 東洋機械金属株式会社 射出成形機

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