JP2004050417A - 印刷装置の制御方法、印刷装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

印刷装置の制御方法、印刷装置、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】より正確に印刷装置のインクの残量の監視を行うことができるようにする。
【解決手段】CPU31は外部コンピュータ38からインターフェース35を介して印刷データを入力する。そして、プリンタ11のインクカートリッジ22の記録素子42から、インク残量に関するデータを読み出す。CPU31は、印刷データから、各色について、ドット毎にインク吐出パターンが連続吐出パターン、間欠吐出パターン(1〜5レベル)のいずれであるかを判断し、それぞれのインク吐出パターンのドット数をカウントする。そして、CPU31は、予測吐出インク重量をROM32から読み出し、各色についてインク吐出パターン毎のドット数と予測吐出インク重量とからインク使用量を算出する。そして、CPU31は、そのインク使用量を前記インク残量から減算して、印刷を実行した場合のインク残量を算出する。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置の制御方法、印刷装置、プログラム及び記録媒体に係り、詳しくは印刷装置のインクカートリッジのインクの残量の監視に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクジェットプリンタのように、インクカートリッジを使用する印刷装置においては、インク残量を監視してインクエンドを検出すると、その旨をユーザに報知している。この場合、インクの残量の監視方法としては、印刷ヘッドから吐出されるインクの吐出回数をカウントし、1回の吐出による吐出インク重量とカウントした吐出回数とから、インク残量を推定する方法がある。実際は、この吐出インク重量には、ばらつきがあり、従来、1回の吐出による吐出インク重量の基準値として、そのばらつきの最大値を使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、吐出インク重量のばらつきは、印刷のパターンによって異なるものである。つまり、インク吐出パターンが間欠吐出パターンである場合と連続吐出パターンである場合とでは、実際の吐出インク重量は、ノズル先端のインク液面の挙動の違い等により異なる重量となる。このため、従来のように1回の吐出による吐出インク重量の基準値を、実際の吐出インク重量のばらつきの最大値で一定としたのでは、実際の吐出インク重量よりも大きい値で吐出インク重量をカウントしてしまう場合がある。そして、特に連続吐出パターンの場合、実際の値との乖離が大きくなる。その結果、インク残量が実際にはインクエンドに達していなくてもインクエンドと判断するような場合が生じ、インクカートリッジの交換頻度が高くなり、コストアップの原因ともなっている。
【0004】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、より正確にインクの残量の監視を行うことができる印刷装置の制御方法、印刷装置、プログラム及び記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、インクジェット式の印刷装置において使用されるインクの使用予測量を印刷データに基づいて算出するとともに、前記使用予測量に基づいてインクの残量の監視を行う印刷装置の制御方法であって、前記印刷データに基づいて吐出するインクの各ドットをインク吐出パターン別に振り分ける段階と、前記インク吐出パターン別の吐出インク重量の基準値に基づいて、前記使用予測量を算出する段階と、前記使用予測量に基づいてインク残量を算出する段階とを備えたことを要旨とする。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の印刷装置の制御方法において、前記インク吐出パターンには、インクを連続的に吐出させる連続吐出パターン及びインクを間欠的に吐出させる間欠吐出パターンが含まれ、これら各インク吐出パターンは、それぞれ異なる吐出インク重量の基準値を有することを要旨とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の印刷装置の制御方法において、前記連続吐出パターンは、インクを吐出できる最大のノズル駆動周波数でインクを吐出する状態であって、前記連続吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値は、前記間欠吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値よりも小さい値であることを要旨とする。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の印刷装置の制御方法において、前記間欠吐出パターンは、前記連続吐出パターン以外の状態であって、複数のレベルを有し、前記複数のレベルにそれぞれ対応した前記吐出インク重量の基準値は、前記連続吐出パターンの場合の前記吐出インク重量の基準値よりも大きい値であることを要旨とする。
【0009】
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の印刷装置の制御方法において、前記連続吐出パターンは、インクを吐出できる最大のノズル駆動周波数でインクを吐出する状態であって、前記連続吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値は、前記間欠吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値よりも大きい値であることを要旨とする。
【0010】
請求項6に記載の発明は、請求項2又は5に記載の印刷装置の制御方法において、前記間欠吐出パターンは、前記連続吐出パターン以外の状態であって、複数のレベルを有し、前記複数のレベルにそれぞれ対応した前記吐出インク重量の基準値は、前記連続吐出パターンの場合の前記吐出インク重量の基準値よりも小さい値であることを要旨とする。
【0011】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1つに記載の印刷装置の制御方法において、インクエンドを検出する値としてインクエンド値が予め設定されているとともに、前記インク残量を前記インクエンド値と比較し、前記インク残量が前記インクエンド値に達した場合、インクエンドである旨を報知することを要旨とする。
【0012】
請求項8に記載の発明は、インクジェット式の印刷装置において使用されるインクの使用予測量を印刷データに基づいて算出するとともに、前記使用予測量に基づいてインクの残量の監視を行う印刷装置であって、前記印刷データに基づいて吐出するインクの各ドットをインク吐出パターン別に振り分ける振分手段と、前記インク吐出パターン別の吐出インク重量の基準値に基づいて、前記使用予測量を算出する使用予測量算出手段と、前記使用予測量に基づいてインク残量を算出するインク残量算出手段とを備えたことを要旨とする。
【0013】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の印刷装置において、前記インク吐出パターンには、インクを連続的に吐出させる連続吐出パターン及びインクを間欠的に吐出させる間欠吐出パターンが含まれ、これら各インク吐出パターンは、それぞれ異なる吐出インク重量の基準値を有することを要旨とする。
【0014】
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の印刷装置において、前記連続吐出パターンは、インクを吐出できる最大のノズル駆動周波数でインクを吐出する状態であって、前記連続吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値は、前記間欠吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値よりも小さい値であることを要旨とする。
【0015】
請求項11に記載の発明は、請求項9又は10に記載の印刷装置において、前記間欠吐出パターンは、前記連続吐出パターン以外の状態であって、複数のレベルを有し、前記複数のレベルにそれぞれ対応した前記吐出インク重量の基準値は、前記連続吐出パターンの場合の前記吐出インク重量の基準値よりも大きい値であることを要旨とする。
【0016】
請求項12に記載の発明は、請求項9に記載の印刷装置において、前記連続吐出パターンは、インクを吐出できる最大のノズル駆動周波数でインクを吐出する状態であって、前記連続吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値は、前記間欠吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値よりも大きい値であることを要旨とする。
【0017】
請求項13に記載の発明は、請求項9又は12に記載の印刷装置において、前記間欠吐出パターンは、前記連続吐出パターン以外の状態であって、複数のレベルを有し、前記複数のレベルにそれぞれ対応した前記吐出インク重量の基準値は、前記連続吐出パターンの場合の前記吐出インク重量の基準値よりも小さい値であることを要旨とする。
【0018】
請求項14に記載の発明は、請求項8〜13のいずれか1つに記載の印刷装置において、インクエンドを検出する値としてインクエンド値が予め設定されているとともに、前記インク残量を前記インクエンド値と比較する比較手段と、前記インク残量が前記インクエンド値に達した場合、インクエンドである旨を報知する報知手段とをさらに備えたことを要旨とする。
【0019】
請求項15に記載の発明は、インクジェット式の印刷装置において使用されるインクの使用予測量を印刷データに基づいて算出するとともに、前記使用予測量に基づいてインクの残量の監視を行うためのプログラムであって、前記印刷装置を、前記印刷データに基づいて吐出するインクの各ドットをインク吐出パターン別に振り分ける振分手段、前記インク吐出パターン別の吐出インク重量の基準値に基づいて、前記使用予測量を算出する使用予測量算出手段、及び、前記使用予測量に基づいてインク残量を算出するインク残量算出手段として機能させることを要旨とする。
【0020】
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載のプログラムにおいて、前記インク吐出パターンには、インクを連続的に吐出させる連続吐出パターン及びインクを間欠的に吐出させる間欠吐出パターンが含まれ、これら各インク吐出パターンは、それぞれ異なる吐出インク重量の基準値を有することを要旨とする。
【0021】
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載のプログラムにおいて、前記連続吐出パターンは、インクを吐出できる最大のノズル駆動周波数でインクを吐出する状態であって、前記連続吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値は、前記間欠吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値よりも小さい値であることを要旨とする。
【0022】
請求項18に記載の発明は、請求項16又は17に記載のプログラムにおいて、前記間欠吐出パターンは、前記連続吐出パターン以外の状態であって、複数のレベルを有し、前記複数のレベルにそれぞれ対応した前記吐出インク重量の基準値は、前記連続吐出パターンの場合の前記吐出インク重量の基準値よりも大きい値であることを要旨とする。
【0023】
請求項19に記載の発明は、請求項16に記載のプログラムにおいて、前記連続吐出パターンは、インクを吐出できる最大のノズル駆動周波数でインクを吐出する状態であって、前記連続吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値は、前記間欠吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値よりも大きい値であることを要旨とする。
【0024】
請求項20に記載の発明は、請求項16又は19に記載のプログラムにおいて、前記間欠吐出パターンは、前記連続吐出パターン以外の状態であって、複数のレベルを有し、前記複数のレベルにそれぞれ対応した前記吐出インク重量の基準値は、前記連続吐出パターンの場合の前記吐出インク重量の基準値よりも小さい値であることを要旨とする。
【0025】
請求項21に記載の発明は、請求項15〜20のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、前記印刷装置を、前記インク残量をインクエンドを検出する値として設定されたインクエンド値と比較する比較手段、及び、前記インク残量が前記インクエンド値に達した場合にインクエンドである旨を報知する報知手段として機能させることを要旨とする。
【0026】
請求項22に記載の発明は、記録媒体に請求項15〜21のいずれか1つに記載のプログラムを記録したことを要旨とする。
(作用)
請求項1,8,15に記載の発明によれば、前記インクジェット式の印刷装置は、印刷データに基づいて吐出するインクの各ドットをインク吐出パターン別に振り分ける。そして、前記印刷装置は、インク吐出パターン別の吐出インク重量の基準値に基づいて使用予測量を算出し、その使用予測量に基づいてインク残量を算出する。このため、インク吐出パターン毎に、より実際に吐出されるインクの重量に近い吐出インク重量の基準値を用いることが可能となる。従って、より実際のインク使用量に近い使用予測量を求めることが可能となり、より正確なインク残量を算出して、より正確にインクの残量の監視を行うことができる。
【0027】
請求項2,9,16に記載の発明によれば、前記インク吐出パターンには、インクを連続的に吐出させる連続吐出パターン及びインクを間欠的に吐出させる間欠吐出パターンが含まれる。そして、これら各インク吐出パターンは、それぞれ異なる吐出インク重量の基準値を有する。このため、前記印刷装置は、連続吐出パターンの場合と間欠吐出パターンの場合とで、異なる吐出インク重量の基準値を用いることができ、より実際のインク使用量に近い使用予測量を求めることが可能となる。従って、より正確にインクの残量の監視を行うことができる。
【0028】
請求項3,10,17に記載の発明によれば、前記連続吐出パターンは、インクを吐出できる最大のノズル駆動周波数でインクを吐出する状態である。そして、連続吐出パターンでの吐出インク重量の基準値は、間欠吐出パターンでの吐出インク重量の基準値よりも小さい値である。このため、インクの吐出間隔が最も短い状態を連続吐出パターンとすることができる。そして、連続吐出パターンの場合は、間欠吐出パターンの場合よりも小さい値の吐出インク重量の基準値を用いることで、より実際に近い吐出インク重量の基準値を用いてインク残量を監視できる。
【0029】
請求項4,11,18に記載の発明によれば、前記間欠吐出パターンは、前記連続吐出パターン以外の状態であって、複数のレベルを有する。そして、その複数のレベルにそれぞれ対応した吐出インク重量の基準値は、前記連続吐出パターンの場合の吐出インク重量の基準値よりも大きい値である。このため、間欠吐出パターンの実際の吐出インク重量が、連続吐出パターンの場合よりも大きい場合に、間欠吐出パターンのそれぞれのレベルに応じて、より実際に近い吐出インク重量の基準値を用いてインク残量を監視できる。
【0030】
請求項5,12,19に記載の発明によれば、前記連続吐出パターンは、インクを吐出できる最大のノズル駆動周波数でインクを吐出する状態である。そして、連続吐出パターンでの吐出インク重量の基準値は、間欠吐出パターンでの吐出インク重量の基準値よりも大きい値である。このため、インクの吐出間隔が最も短い状態を連続吐出パターンとすることができる。そして、連続吐出パターンの場合は、間欠吐出パターンの場合よりも大きい値の吐出インク重量の基準値を用いることで、より実際に近い吐出インク重量の基準値を用いてインク残量を監視できる。
【0031】
請求項6,13,20に記載の発明によれば、前記間欠吐出パターンは、前記連続吐出パターン以外の状態であって、複数のレベルを有する。そして、その複数のレベルにそれぞれ対応した吐出インク重量の基準値は、前記連続吐出パターンの場合の吐出インク重量の基準値よりも小さい値である。このため、間欠吐出パターンの実際の吐出インク重量が、連続吐出パターンの場合よりも小さい場合に、間欠吐出パターンのそれぞれのレベルに応じて、より実際に近い吐出インク重量の基準値を用いてインク残量を監視できる。
【0032】
請求項7,14,21に記載の発明によれば、インクエンドを検出する値としてインクエンド値が予め設定されている。そして、前記印刷装置は、インク残量をインクエンド値と比較し、インク残量が前記インクエンド値に達した場合、インクエンドである旨を報知する。このため、前記印刷装置は、予め設定したインクエンド値にインク残量が達すると、ユーザにその旨を報知することにより、ユーザの対応を促すことができる。
【0033】
請求項22に記載の発明によれば、記録媒体に記録したプログラムを印刷装置に読み取らせて、前記プログラムを実行することにより、請求項15〜21と同様の作用が得られる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。図1は本実施形態のプリンタの一部破断斜視図、図2は同プリンタの電気的構成図を示す。
【0035】
図1に示すように、印刷装置としてのプリンタ11は、プリンタ本体12と、プリンタ本体12の背面側に設けられている給紙装置12aとを備える。そして、給紙装置12aにセットされた用紙Sは1枚ずつプリンタ本体12に給紙されるようになっている。
【0036】
プリンタ本体12はそのケース13の内部に印刷機構14を備え、図示しない紙送り装置によって用紙Sが紙送りされ、印刷が行われるようになっている。詳しくは、印刷機構14は、レール15に案内されてプラテン16の軸方向と平行な主走査方向に往復移動可能なキャリッジ17を備えている。キャリッジ17はキャリッジモータ18とタイミングベルト19を介して連結され、キャリッジモータ18の駆動によって駆動される。
【0037】
キャリッジ17の下部には、用紙Sと対向する下面側に印刷ヘッド21が配設されている。一方、キャリッジ17の上部には、シアン、ライトシアン、マゼンダ、ライトマゼンダ、イエロー、ブラックの各色のインクを各々収容した複数のインクカートリッジ22が装着されている。これらのインクカートリッジ22は、印刷ヘッド21にインクを供給するものである。印刷ヘッド21には前記各色分のノズル列(図示せず)が形成されている。そして、印刷ヘッド21に内蔵された圧電振動子よりなるノズル駆動体の振動作用に基づき、前記各色に対応するノズルからインク滴が吐出されて印刷が行われるようになっている。
【0038】
そして、上記の印刷機構14により、プリンタ本体12において用紙Sに印刷が行われる。そして印刷された用紙Sは、プリンタ本体12の前側下部に開口する排出口12bから排出される。
【0039】
また、プリンタ本体12は、ケース13の上面右側に操作パネル部23を備え、操作パネル部23は、操作画面24と各種メニューボタン25とを備える。操作画面24には、プリンタ11のメニュー機能、動作内容、動作状況、エラー内容などが表示され、メニューボタン25は、プリンタ11のメニュー選択を行う時に押されるようになっている。そして、これら操作画面24及び各種メニューボタン25により、各種操作が行えるようになっている。
【0040】
次に、上記のように構成されたプリンタ11の電気的構成について説明する。図2に示すように、プリンタ11は、中央処理装置(CPU)31、ROM32、EEPROM32a、RAM33、印刷制御部34、操作パネル部23、インターフェース35、情報授受部36を備える。
【0041】
CPU31は、プリンタ11の各種動作を制御するものであって、振分手段、使用予測量算出手段、インク残量算出手段、比較手段、報知手段等として機能する。
【0042】
CPU31は、印刷制御部34を介して、紙送り装置の紙送り用モータ37、キャリッジモータ18に対して接続され、これらモータ18,37を駆動制御するための駆動制御信号を出力する。
【0043】
また、CPU31は、印刷制御部34を介して印刷ヘッド21に接続され、印刷ヘッド21に設けたノズルからインク滴を吐出させるためのノズル駆動体に対してノズル駆動信号を出力する。本実施形態では、CPU31は、前記各色のインクについて、所定の吐出インク重量のインク滴が用紙Sに吐出されるように、ノズル駆動体の振動作用を制御する。但し、実際には、間欠吐出パターンの場合、ノズル先端のインク液面の挙動の違い等により、連続吐出パターンの場合と比較して吐出インク重量が、例えば、大きくなる。
【0044】
CPU31は、操作パネル部23に接続され、操作パネル部23の操作画面24にメニュー情報等を出力し、メニューボタン25からの操作信号を入力する。また、CPU31は、インターフェース35を介して外部コンピュータ38と接続され、外部コンピュータ38から印刷データ等を入力するとともに、外部コンピュータ38に対して警告表示等の諸情報を出力する。
【0045】
CPU31は、情報授受部36に接続されている。この情報授受部36は、前記キャリッジ17が非作動位置であるホームポジションにあるときに、キャリッジ17に装着された、各色のインクが収容されたインクカートリッジ22(図2では、1のみ表示)の検出部39と接続される。詳しくは、検出部39は、電極41とEEPROMよりなる記録素子42とを備える。そして、各インクカートリッジ22がキャリッジ17に装着されたとき、前記検出部39が情報授受部36に対応配置され、検出部39の電極41が情報授受部36の電極(図示しない)と接続されるようになっている。すなわち、CPU31は、キャリッジ17がホームポジションにあるときに、情報授受部36を介して各インクカートリッジ22がキャリッジ17の上に装着されているか否かを示す装着情報を入力する。そして、CPU31は、この状態で、情報授受部36を介して各インクカートリッジ22の記録素子42に対して、インク残量Ra〜Rfの読み出し及び書き込みを行う。つまり、各記録素子42は、当該インクカートリッジ22に収容されたインクについて、インク残量Ra〜Rfをそれぞれ記憶している。なお、インク残量Ra〜Rfは、それぞれ、シアン、ライトシアン、マゼンダ、ライトマゼンダ、イエロー、ブラックの各色のインクについてのインク残量である。
【0046】
CPU31は、ROM32に記録された各種プログラムに従って動作し、その演算処理結果等を一時、EEPROM32a又はRAM33に記録するようになっている。詳述すると、ROM32には、使用量算出プログラム、インクエンド検出プログラム、その他各種プログラムが格納されている。
【0047】
使用量算出プログラムは、印刷データに基づいて、インク吐出パターンを判断し、インク吐出パターンに応じた予測吐出インク重量E0〜E5に基づいて使用予測量としてのインク使用量を求めるためのプログラムである。インクエンド検出プログラムは、インク残量Ra〜Rfが、インクエンドを示す基準値であるインクエンド値としての閾値Aa〜Afを超えているか否かを判断するためのプログラムである。ここで、閾値Aa〜Afは、それぞれ、シアン、ライトシアン、マゼンダ、ライトマゼンダ、イエロー、ブラックの各色のインクについての閾値である。なお、本実施形態では、閾値Aa〜Afは、各色のインクカートリッジ22に収容可能なインクの全量の90パーセントを使用した場合の値に対応し、EEPROM32aに予め記録されている。
【0048】
また、ROM32には、インク吐出パターンに対応して、予測吐出インク重量E0〜E5が記録されている。インク吐出パターンは、インクを連続的に吐出させる連続吐出パターン、インクを間欠的に吐出させる間欠吐出パターンの別を示す。さらに、間欠吐出パターンについては、本実施形態では、インクの吐出間隔に基づいて、インク重量が小さい方から順に、1〜5レベルにレベル分けしている。CPU31は、印刷データに基づいてインクの吐出間隔を求め、そのインクの吐出間隔に基づいてインク吐出パターンを判断する。ここで、連続吐出パターンとは、ノズル駆動体の振動作用において、ノズル駆動周波数が最大で、かつ、インクの吐出動作に抜けのない場合をいう。つまり、連続吐出パターンの場合は、単位時間あたりのインクの吐出回数が最大で、インクの吐出動作の間隔は最小となる。一方、間欠吐出パターンとは、連続吐出パターンに該当しない場合である。
【0049】
そして、CPU31によるノズル駆動体の振動作用の制御により吐出を制御される吐出インク重量に対して、連続吐出パターン、間欠吐出パターン(1〜5レベル)について、それぞれ予測吐出インク重量E0〜E5が設定されている。この予測吐出インク重量E0〜E5は、吐出インク重量の基準値として、予め測定された値に基づいて求められた値である。間欠吐出パターンの場合、ノズル先端のインク液面の挙動の違い等により、連続吐出パターンの場合の予測吐出インク重量E0よりも大きい値が予測吐出インク重量E1〜E5(E1<E2<E3<E4<E5)として設定されている。また、間欠吐出パターンの場合、その間欠吐出パターンのレベルに対応して、ノズル先端のインク液面の挙動の違い等により、実際の吐出インク重量が異なる。このため、本実施形態では、間欠吐出パターンの1〜5レベルについては、予測吐出インク重量E1〜E5は、順に大きい値となるように設定され、5レベルについて最も大きい値が設定されている。つまり、ノズル駆動体の振動作用により制御される所定の吐出インク重量に対して、連続吐出パターン、間欠吐出パターン(1〜5レベル)について、それぞれ予測吐出インク重量E0〜E5が設定されている。ここでは、連続吐出パターンに相当する予測吐出インク重量E0は、7.0pl(ピコリットル)が設定されている。間欠吐出パターンの1レベルに相当する予測吐出インク重量E1は、7.1plが設定されている。間欠吐出パターンの2レベルに相当する予測吐出インク重量E2は、7.2plが設定されている。間欠吐出パターンの3レベルに相当する予測吐出インク重量E3は、7.3plが設定されている。間欠吐出パターンの4レベルに相当する予測吐出インク重量E4は、7.4plが設定されている。間欠吐出パターンの5レベルに相当する予測吐出インク重量E5は、7.5plが設定されている。そして、これらの予測吐出インク重量E0〜E5は、予めROM32に記録されている。
【0050】
次に、上記のように構成したプリンタ11について、特に、予測吐出インク重量E0〜E5を用いてインク残量Ra〜Rfを算出し、インクの残量の監視を行う際の作用について、図3に従って説明する。なお、CPU31は、前述の使用量算出プログラム及びインクエンド検出プログラムに従って、インクの残量の監視を行う。本実施形態では、印刷の実行前に、CPU31が、入力された印刷データに基づいてインクの使用予測量を算出し、それに基づいて、印刷が実行された場合のインク残量を算出することにより、インクの残量の監視を行う。
【0051】
まず、CPU31に、外部コンピュータ38からインターフェース35を介して印刷データが入力される。CPU31は、プリンタ11のキャリッジ17にインクカートリッジ22が装着されているか否かを、前記情報授受部36を介して検出する。そして、CPU31は、図3に示すように、各色のインクカートリッジ22の記録素子42から、当該インクカートリッジ22のインクについて現在のインク残量Ra〜Rfに関するデータを読み出す(ステップS11)。CPU31は、そのインク残量Ra〜Rfに関するデータをRAM33に記録する。
【0052】
次に、CPU31は、印刷データに基づいて、各色について、ドット毎にインク吐出パターンを判断し、インク吐出パターン毎に予測ドット数をカウントする(ステップS12)。具体的には、CPU31は、印刷データの各色のインクについて多値化された信号に基づいて、吐出するインクの各色について、ドット毎に、インク吐出パターンが連続吐出パターン、間欠吐出パターン(1〜5レベル)のいずれであるかを判断する。そして、CPU31は、各色について、インク吐出パターン毎に、吐出が予測されるドットについて予測ドット数をカウントする。ここで、CPU31は、印刷データに基づいて吐出するインクのドット全部についてインク吐出パターンを判断する。そして、CPU31は、印刷データに基づいて印刷を実行した場合に吐出が予測されるドット全部について、各色についてインク吐出パターン毎に予測ドット数のカウントを行う。
【0053】
例えば、シアンインクについては、予測ドット数として、インク吐出パターン毎にNa1〜Na6がそれぞれカウントされたものとする。詳しくは、連続吐出パターンについてはNa1、間欠吐出パターンについては1レベルはNa2、2レベルはNa3、3レベルはNa4、4レベルはNa5、5レベルはNa6がそれぞれカウントされたものとする。
【0054】
次に、CPU31は、ROM32から予測吐出インク重量E0〜E5を読み出す(ステップS13)。そして、CPU31は、各色についてのインク吐出パターン毎の予測ドット数とそのインク吐出パターンに対応する予測吐出インク重量E0〜E5とに基づいて、各色のインクについてインク使用量Ua〜Ufを算出する(ステップS14)。
【0055】
例えば、前記シアンインクについては、インク使用量Ua=Na1×E0+Na2×E1+Na3×E2+Na4×E3+Na5×E4+Na6×E5、を計算することにより、インク使用量Uaを算出する。
【0056】
そして、CPU31は、RAM33に記録したインク残量Ra〜Rfから、そのインク使用量Ua〜Ufを減算し、算出したインク残量Ra〜RfをRAM33に記録する(ステップS15)。
【0057】
次に、CPU31は、算出したインク残量Ra〜RfをEEPROM32aに記録されている閾値Aa〜Afとそれぞれ比較する(ステップS16)。全色についてインク残量Ra〜Rfが閾値Aa〜Afを超えている場合(ステップS16でYESの場合)、CPU31は、印刷処理を実行する(ステップS17)。
【0058】
そして、印刷が終了すると、CPU31は、RAM33に記録した各色のインク残量Ra〜Rfを各色のインクカートリッジ22の記録素子42にそれぞれ記録し(ステップS18)、処理を終了する。
【0059】
なお、ステップS16において、いずれかの色のインクについて、インク残量Ra〜Rfが閾値Aa〜Af以下であるものがある場合(ステップS16でNOの場合)、CPU31は、ステップS19に移る。この場合、CPU31は、操作画面24にインクエンドの旨を表示する(ステップS19)。これにより、インクエンドの旨がユーザに報知される。そして、CPU31は、印刷処理を行わずに処理を終了する。
【0060】
上記実施形態のプリンタによれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 上記実施形態では、インク吐出パターンが連続吐出パターン、間欠吐出パターンのいずれであるかにより、ドット毎の予測吐出インク重量E0〜E5を変えた。そして、間欠吐出パターンの場合の予測吐出インク重量E1〜E5を、連続吐出パターンの場合の予測吐出インク重量E0よりも大きい値とした。このため、実際の吐出インク重量と同様に、間欠吐出パターンの場合に連続吐出パターンの場合の予測吐出インク重量E0よりも大きい予測吐出インク重量E1〜E5を用いて各色のインク使用量Ua〜Ufを算出できる。従って、算出したインク使用量Ua〜Ufと実際のインク使用量との誤差を、より小さくすることができ、算出した各色のインク残量Ra〜Rfと各色の実際のインク残量との誤差を、より小さくすることができる。
【0061】
・ 上記実施形態では、間欠吐出パターンの場合について、インク吐出パターンについて1〜5レベルを設け、それぞれのレベルについて予測吐出インク重量E1〜E5を設定した。このため、間欠吐出パターンの場合に、それぞれのレベルに応じた予測吐出インク重量E1〜E5を用いることができ、各ドットについて、実際の吐出インク重量との誤差を、より小さくすることができる。従って、算出したインク残量Ra〜Rfと実際のインク残量との誤差を、より小さくすることができる。
【0062】
・ 上記実施形態では、各色のインク残量Ra〜Rfは各色のインクを収容したインクカートリッジ22の記録素子42に記録した。このため、インクカートリッジ22を取り外して、再度使用する場合や別のプリンタで使用する場合であっても、それぞれのインクカートリッジ22のインク残量Ra〜Rfを正確に検出できる。
【0063】
・ 上記実施形態では、閾値Aa〜Afはインクの全量の90%使用した場合の値とし、インク残量Ra〜Rfが閾値Aa〜Afに達すると、インクエンドを報知して印刷を行わない。このため、インクがない状態でインク吐出動作をすることがなく、空打ちにより印刷ヘッド21等を損傷することがなくなる。
【0064】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、閾値Aa〜Afをプリンタ11のEEPROM32aに記録した。これに代えて、閾値Aa〜Afをインクカートリッジ22の記録素子42に記録してもよい。このようにすることで、それぞれのインクカートリッジ22の記録素子42に、そのインクカートリッジ22の容量に対応した閾値を記録し、それを用いることができる。
【0065】
・上記実施形態では、間欠吐出パターンを1〜5レベルにレベル分けし、連続吐出パターン、間欠吐出パターン(1〜5レベル)について、それぞれ予測吐出インク重量E0〜E5を設定したが、間欠吐出パターンのレベル分けは、より多くても少なくてもよい。例えば、間欠吐出パターンのレベル分けをより多くすれば、実際の吐出インク重量により近い値の予測吐出インク重量を用いてインク使用量Ua〜Ufを算出でき、実際のインク残量と算出したインク残量Ra〜Rfとの誤差をより小さくすることができる。
【0066】
・ 上記実施形態では、インクカートリッジ22に各色のインクをそれぞれ収容し、各々のインクカートリッジ22に備えた記録素子42にインク残量Ra〜Rfをそれぞれ記録した。これに代えて、複数の色のインクを別々に収容するインクカートリッジを用いてもよい。例えば、ブラックインクカートリッジとカラーインクカートリッジとを備え、カラーインクカートリッジには、各色のインクを別々に収容していてもよい。この場合、カラーインクカートリッジの記録素子42に各色のカラーインクについてのインク残量Ra〜Reを記録してもよい。
【0067】
・ 上記実施形態では、CPU31は、印刷の実行に先立って、インク残量Ra〜Rfを算出し、そのインク残量Ra〜Rfを閾値Aa〜Afと比較した。これに代えて、CPU31は、インクの吐出の度に、インク残量Ra〜Rfを算出し、そのインク残量Ra〜Rfを閾値Aa〜Afと比較してもよい。
【0068】
・ 上記実施形態では、CPU31は、印刷データを全データ入力し、その全データに基づいて、インク使用量Ua〜Uf及びインク残量Ra〜Rfを印刷の実行に先立って算出した。これに代えて、インク使用量Ua〜Uf及びインク残量Ra〜Rfの算出は、ページ毎又はライン毎に行ってもよい。
【0069】
・ 上記実施形態では、閾値Aa〜Afはインクの全量の90%使用した場合の値としたが、閾値Aa〜Afは、空打ちを防ぐことができれば、他の値であってもよい。
【0070】
・ 上記実施形態では、連続吐出パターンの場合の吐出インク重量よりも間欠吐出パターンの場合の吐出インク重量が大きい場合について、本発明を具体化した。これに代えて、連続吐出パターンの場合の吐出インク重量よりも間欠吐出パターンの場合の吐出インク重量が小さい場合について、本発明を具体化してもよい。この場合、予測吐出インク重量は、連続吐出パターンの場合の予測吐出インク重量E0が最大となる。なお、この場合、間欠吐出パターンについては、そのレベルに対応して、例えば、予測吐出インク重量E1〜E5((E0>)E1>E2>E3>E4>E5)を設定してもよい。このようにすることで、連続吐出パターンの場合の吐出インク重量よりも間欠吐出パターンの場合の吐出インク重量が小さい値となる機種についても対応できる。
【0071】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、より正確にインクの残量の監視を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のプリンタの一部破断斜視図。
【図2】同プリンタの電気的構成図。
【図3】同プリンタのインク残量の取得についての作用を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
Aa〜Af インクエンド値としての閾値
E0〜E5 吐出インク重量の基準値としての予測吐出インク重量
Ra〜Rf インク残量
Ua〜Uf 使用予測量としてのインク使用量
11 印刷装置としてのプリンタ
22 インクカートリッジ
31 振分手段、使用予測量算出手段、インク残量算出手段、比較手段、報知手段としてのCPU

Claims (22)

  1. インクジェット式の印刷装置において使用されるインクの使用予測量を印刷データに基づいて算出するとともに、前記使用予測量に基づいてインクの残量の監視を行う印刷装置の制御方法であって、
    前記印刷データに基づいて吐出するインクの各ドットをインク吐出パターン別に振り分ける段階と、
    前記インク吐出パターン別の吐出インク重量の基準値に基づいて、前記使用予測量を算出する段階と、
    前記使用予測量に基づいてインク残量を算出する段階と
    を備えたことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  2. 請求項1に記載の印刷装置の制御方法において、
    前記インク吐出パターンには、インクを連続的に吐出させる連続吐出パターン及びインクを間欠的に吐出させる間欠吐出パターンが含まれ、これら各インク吐出パターンは、それぞれ異なる吐出インク重量の基準値を有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  3. 請求項2に記載の印刷装置の制御方法において、
    前記連続吐出パターンは、インクを吐出できる最大のノズル駆動周波数でインクを吐出する状態であって、前記連続吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値は、前記間欠吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値よりも小さい値であることを特徴とする印刷装置の制御方法。
  4. 請求項2又は3に記載の印刷装置の制御方法において、
    前記間欠吐出パターンは、前記連続吐出パターン以外の状態であって、複数のレベルを有し、前記複数のレベルにそれぞれ対応した前記吐出インク重量の基準値は、前記連続吐出パターンの場合の前記吐出インク重量の基準値よりも大きい値であることを特徴とする印刷装置の制御方法。
  5. 請求項2に記載の印刷装置の制御方法において、
    前記連続吐出パターンは、インクを吐出できる最大のノズル駆動周波数でインクを吐出する状態であって、前記連続吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値は、前記間欠吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値よりも大きい値であることを特徴とする印刷装置の制御方法。
  6. 請求項2又は5に記載の印刷装置の制御方法において、
    前記間欠吐出パターンは、前記連続吐出パターン以外の状態であって、複数のレベルを有し、前記複数のレベルにそれぞれ対応した前記吐出インク重量の基準値は、前記連続吐出パターンの場合の前記吐出インク重量の基準値よりも小さい値であることを特徴とする印刷装置の制御方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の印刷装置の制御方法において、
    インクエンドを検出する値としてインクエンド値が予め設定されているとともに、前記インク残量を前記インクエンド値と比較し、前記インク残量が前記インクエンド値に達した場合、インクエンドである旨を報知することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  8. インクジェット式の印刷装置において使用されるインクの使用予測量を印刷データに基づいて算出するとともに、前記使用予測量に基づいてインクの残量の監視を行う印刷装置であって、
    前記印刷データに基づいて吐出するインクの各ドットをインク吐出パターン別に振り分ける振分手段と、
    前記インク吐出パターン別の吐出インク重量の基準値に基づいて、前記使用予測量を算出する使用予測量算出手段と、
    前記使用予測量に基づいてインク残量を算出するインク残量算出手段と
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項8に記載の印刷装置において、
    前記インク吐出パターンには、インクを連続的に吐出させる連続吐出パターン及びインクを間欠的に吐出させる間欠吐出パターンが含まれ、これら各インク吐出パターンは、それぞれ異なる吐出インク重量の基準値を有することを特徴とする印刷装置。
  10. 請求項9に記載の印刷装置において、
    前記連続吐出パターンは、インクを吐出できる最大のノズル駆動周波数でインクを吐出する状態であって、前記連続吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値は、前記間欠吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値よりも小さい値であることを特徴とする印刷装置。
  11. 請求項9又は10に記載の印刷装置において、
    前記間欠吐出パターンは、前記連続吐出パターン以外の状態であって、複数のレベルを有し、前記複数のレベルにそれぞれ対応した前記吐出インク重量の基準値は、前記連続吐出パターンの場合の前記吐出インク重量の基準値よりも大きい値であることを特徴とする印刷装置。
  12. 請求項9に記載の印刷装置において、
    前記連続吐出パターンは、インクを吐出できる最大のノズル駆動周波数でインクを吐出する状態であって、前記連続吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値は、前記間欠吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値よりも大きい値であることを特徴とする印刷装置。
  13. 請求項9又は12に記載の印刷装置において、
    前記間欠吐出パターンは、前記連続吐出パターン以外の状態であって、複数のレベルを有し、前記複数のレベルにそれぞれ対応した前記吐出インク重量の基準値は、前記連続吐出パターンの場合の前記吐出インク重量の基準値よりも小さい値であることを特徴とする印刷装置。
  14. 請求項8〜13のいずれか1つに記載の印刷装置において、
    インクエンドを検出する値としてインクエンド値が予め設定されているとともに、前記インク残量を前記インクエンド値と比較する比較手段と、
    前記インク残量が前記インクエンド値に達した場合、インクエンドである旨を報知する報知手段と
    をさらに備えたことを特徴とする印刷装置。
  15. インクジェット式の印刷装置において使用されるインクの使用予測量を印刷データに基づいて算出するとともに、前記使用予測量に基づいてインクの残量の監視を行うためのプログラムであって、
    前記印刷装置を、
    前記印刷データに基づいて吐出するインクの各ドットをインク吐出パターン別に振り分ける振分手段、
    前記インク吐出パターン別の吐出インク重量の基準値に基づいて、前記使用予測量を算出する使用予測量算出手段、及び、
    前記使用予測量に基づいてインク残量を算出するインク残量算出手段
    として機能させるためのプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムにおいて、
    前記インク吐出パターンには、インクを連続的に吐出させる連続吐出パターン及びインクを間欠的に吐出させる間欠吐出パターンが含まれ、これら各インク吐出パターンは、それぞれ異なる吐出インク重量の基準値を有することを特徴とするプログラム。
  17. 請求項16に記載のプログラムにおいて、
    前記連続吐出パターンは、インクを吐出できる最大のノズル駆動周波数でインクを吐出する状態であって、前記連続吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値は、前記間欠吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値よりも小さい値であることを特徴とするプログラム。
  18. 請求項16又は17に記載のプログラムにおいて、
    前記間欠吐出パターンは、前記連続吐出パターン以外の状態であって、複数のレベルを有し、前記複数のレベルにそれぞれ対応した前記吐出インク重量の基準値は、前記連続吐出パターンの場合の前記吐出インク重量の基準値よりも大きい値であることを特徴とするプログラム。
  19. 請求項16に記載のプログラムにおいて、
    前記連続吐出パターンは、インクを吐出できる最大のノズル駆動周波数でインクを吐出する状態であって、前記連続吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値は、前記間欠吐出パターンでの前記吐出インク重量の基準値よりも大きい値であることを特徴とするプログラム。
  20. 請求項16又は19に記載のプログラムにおいて、
    前記間欠吐出パターンは、前記連続吐出パターン以外の状態であって、複数のレベルを有し、前記複数のレベルにそれぞれ対応した前記吐出インク重量の基準値は、前記連続吐出パターンの場合の前記吐出インク重量の基準値よりも小さい値であることを特徴とするプログラム。
  21. 請求項15〜20のいずれか1つに記載のプログラムにおいて、
    前記印刷装置を、
    前記インク残量をインクエンドを検出する値として設定されたインクエンド値と比較する比較手段、及び、
    前記インク残量が前記インクエンド値に達した場合にインクエンドである旨を報知する報知手段
    として機能させるためのプログラム。
  22. 請求項15〜21のいずれか1つに記載のプログラムを記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10532581B2 (en) 2017-08-29 2020-01-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus

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