JP2015047802A - 液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクカートリッジの交換に加えて、インクパックのみの交換にも対応し、インクの有効利用を図ることができる液体噴射装置を提供する。
【解決手段】インクを収容するインクパック97と、インクパック97のインクの消費量情報を記憶可能な記憶素子90と、を備えたインクカートリッジ80が装着されるプリンター10は、インクパック97毎に液体消費量をインクカートリッジ80と関連付けて記憶するインク情報記憶部126と、インクカートリッジ80またはインクパック97が交換されたことを検知し、検知結果に基づいて消費量情報や液体消費量を書き換える制御部100と、を備え、制御部100は、インクカートリッジ80の交換を検知した場合、消費量情報に基づいて液体消費量を算出し、液体消費量をインク情報記憶部126に記憶させ、インクパック97の交換を検知した場合、消費量情報および液体消費量を所定値に書き換える。
【選択図】図4
【解決手段】インクを収容するインクパック97と、インクパック97のインクの消費量情報を記憶可能な記憶素子90と、を備えたインクカートリッジ80が装着されるプリンター10は、インクパック97毎に液体消費量をインクカートリッジ80と関連付けて記憶するインク情報記憶部126と、インクカートリッジ80またはインクパック97が交換されたことを検知し、検知結果に基づいて消費量情報や液体消費量を書き換える制御部100と、を備え、制御部100は、インクカートリッジ80の交換を検知した場合、消費量情報に基づいて液体消費量を算出し、液体消費量をインク情報記憶部126に記憶させ、インクパック97の交換を検知した場合、消費量情報および液体消費量を所定値に書き換える。
【選択図】図4
Description
本発明は、液体噴射装置に関する。
インクジェットプリンターは、インクを貯留した複数のインクパックを収容するインクカートリッジと、媒体に対する印刷を実行する印刷ヘッドを備える印刷装置本体とから概略構成されている。印刷ヘッドは、インクカートリッジから供給される各インクを吐出し、印刷用紙等の媒体に付着させることにより、媒体に対する印刷を実現する。インクカートリッジは、印刷装置本体に対して着脱可能に構成されている。インクパックには、当初、所定量のインクが収容されており、収容されている何れかのインクパックが空になると、インクカートリッジ単位で新たなものと交換される。
このようなインクジェットプリンターでは、下記特許文献1に示すように、インクカートリッジに不揮発性のメモリーを備え、メモリーにはインクジェットプリンターのIDと、インクカートリッジのインクの消費量と、を記録し、インクの吐出に応じて消費量を更新する。そして、消費量が所定量に達すると、インクジェットプリンターは、ユーザーにカートリッジ交換を促すメッセージを表示する。
ところで、インクジェットプリンターを一般的に使用すると、印刷するコンテンツによって消費されるインクに偏りが生じるため、1つのインクパックのインクの消費量が所定量に達した場合であっても、他のインクパックのインクの消費量は所定量に達していない場合が多い。
このようなインクジェットプリンターでは、下記特許文献1に示すように、インクカートリッジに不揮発性のメモリーを備え、メモリーにはインクジェットプリンターのIDと、インクカートリッジのインクの消費量と、を記録し、インクの吐出に応じて消費量を更新する。そして、消費量が所定量に達すると、インクジェットプリンターは、ユーザーにカートリッジ交換を促すメッセージを表示する。
ところで、インクジェットプリンターを一般的に使用すると、印刷するコンテンツによって消費されるインクに偏りが生じるため、1つのインクパックのインクの消費量が所定量に達した場合であっても、他のインクパックのインクの消費量は所定量に達していない場合が多い。
しかしながら、インクカートリッジのメモリーやインクジェットプリンターは、インクカートリッジ単位でインクを交換することを前提としてインクの消費量を管理しているため、貯留量が少なくなったインクパックのみを交換した場合であっても、メモリーのデータを書き換えて印刷を継続させることはできず、カートリッジのインクを有効に利用できなかった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、インクジェットプリンターのインク交換方法として、従来のインクカートリッジ単位の交換に加え、インクカートリッジに収容されたインクパックのみの交換にも対応することにより、インクの有効利用を図ることを目的とする。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、インクジェットプリンターのインク交換方法として、従来のインクカートリッジ単位の交換に加え、インクカートリッジに収容されたインクパックのみの交換にも対応することにより、インクの有効利用を図ることを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかる液体噴射装置は、液体を収容する液体収容体と、前記液体収容体を交換可能に収容するケースと、前記液体収容体毎に前記液体の消費量情報を記憶する記憶装置と、を備えたカートリッジが交換可能に装着される液体噴射装置であって、前記液体収容体毎に前記液体の消費を示す液体消費量を前記カートリッジと関連付けて記憶する記憶部と、前記カートリッジまたは前記液体収容体が交換されたことを検知し、検知した結果に基づいて、前記消費量情報および前記液体消費量の少なくとも一方を書き換える制御部と、を備え、前記制御部は、前記カートリッジの交換を検知した場合、前記カートリッジの前記記憶装置から前記消費量情報を取得し、取得した前記消費量情報に基づいて前記液体消費量を算出し、算出した前記液体消費量を、交換した前記カートリッジに関連付けて前記記憶部に記憶させ、前記液体収容体の交換を検知した場合、前記記憶装置に記憶されている前記消費量情報と、前記記憶部に記憶されている前記液体消費量と、を各々の所定値に書き換えることを特徴とする。
本適用例にかかる液体噴射装置は、液体を収容する液体収容体と、前記液体収容体を交換可能に収容するケースと、前記液体収容体毎に前記液体の消費量情報を記憶する記憶装置と、を備えたカートリッジが交換可能に装着される液体噴射装置であって、前記液体収容体毎に前記液体の消費を示す液体消費量を前記カートリッジと関連付けて記憶する記憶部と、前記カートリッジまたは前記液体収容体が交換されたことを検知し、検知した結果に基づいて、前記消費量情報および前記液体消費量の少なくとも一方を書き換える制御部と、を備え、前記制御部は、前記カートリッジの交換を検知した場合、前記カートリッジの前記記憶装置から前記消費量情報を取得し、取得した前記消費量情報に基づいて前記液体消費量を算出し、算出した前記液体消費量を、交換した前記カートリッジに関連付けて前記記憶部に記憶させ、前記液体収容体の交換を検知した場合、前記記憶装置に記憶されている前記消費量情報と、前記記憶部に記憶されている前記液体消費量と、を各々の所定値に書き換えることを特徴とする。
このような構成によれば、カートリッジまたは液体収容体が交換されたことを検知し、カートリッジが交換された場合には、カートリッジの記憶装置に記憶された消費量情報を取得し、消費量情報に基づいて液体消費量を算出し、カートリッジと関連付けて記憶部に記憶する。また、液体収容体が交換された場合には、記憶装置に記憶された消費量情報および記憶部に記憶した液体消費量を所定値に書き換える。従って、カートリッジおよび液体収容体の何れが交換された場合であっても、液体消費量をカートリッジと関連付けて管理できることに加え、液体の補充が必要になった液体収容体のみを選択的に交換できるため、液体を有効に利用できる。
[適用例2]
上記適用例にかかる液体噴射装置において、前記カートリッジには前記カートリッジを識別可能な識別情報が前記記憶装置に記憶されており、前記記憶部は装着された前記カートリッジの前記識別情報を記憶し、前記制御部は、装着されている前記カートリッジの前記記憶装置から前記識別情報を取得し、前記記憶部が記憶している前記識別情報と、前記記憶装置から取得した前記識別情報と、を比較することで、前記カートリッジの交換を検知することが好ましい。
上記適用例にかかる液体噴射装置において、前記カートリッジには前記カートリッジを識別可能な識別情報が前記記憶装置に記憶されており、前記記憶部は装着された前記カートリッジの前記識別情報を記憶し、前記制御部は、装着されている前記カートリッジの前記記憶装置から前記識別情報を取得し、前記記憶部が記憶している前記識別情報と、前記記憶装置から取得した前記識別情報と、を比較することで、前記カートリッジの交換を検知することが好ましい。
このような構成によれば、カートリッジを識別可能な識別情報を比較することによりカートリッジの交換を検知するため、カートリッジが交換されたことを正確に検知できる。
[適用例3]
上記適用例にかかる液体噴射装置において、前記カートリッジが装着されたことを検出する検出部を備え、前記制御部は、前記検出部が前記カートリッジの装着を検出した場合、前記カートリッジの前記記憶装置から第2の前記識別情報を取得し、前記カートリッジが装着される前に装着されていた前記カートリッジの前記識別情報を前記記憶部から取得し、前記記憶装置から取得した前記識別情報と、前記記憶部から取得した前記識別情報と、を比較することで、カートリッジ交換されたか、否かを判定することが好ましい。
上記適用例にかかる液体噴射装置において、前記カートリッジが装着されたことを検出する検出部を備え、前記制御部は、前記検出部が前記カートリッジの装着を検出した場合、前記カートリッジの前記記憶装置から第2の前記識別情報を取得し、前記カートリッジが装着される前に装着されていた前記カートリッジの前記識別情報を前記記憶部から取得し、前記記憶装置から取得した前記識別情報と、前記記憶部から取得した前記識別情報と、を比較することで、カートリッジ交換されたか、否かを判定することが好ましい。
このような構成によれば、検出部によるカートリッジの装着検出を契機として、装着検出前に装着されていたカートリッジの識別情報と、検出されたカートリッジの識別情報と、が比較されるため、カートリッジ交換を正確に検知できる。
[適用例4]
上記適用例にかかる液体噴射装置において、前記制御部は、前記カートリッジ交換されていないと判定した場合、前記記憶部に記憶されている前記液体収容体の前記液体消費量を取得し、取得した前記液体消費量に基づいて、前記液体収容体の交換が必要かどうかを判定することが好ましい。
上記適用例にかかる液体噴射装置において、前記制御部は、前記カートリッジ交換されていないと判定した場合、前記記憶部に記憶されている前記液体収容体の前記液体消費量を取得し、取得した前記液体消費量に基づいて、前記液体収容体の交換が必要かどうかを判定することが好ましい。
このような構成によれば、液体収容体の液体消費量は記憶されているため、記憶されている液体収容体の液体消費量に基づいて液体収容体の交換が必要であるか、否かを判定できる。
[適用例5]
上記適用例にかかる液体噴射装置において、前記制御部は、取得した前記液体消費量が所定の基準量を超えた場合、前記液体収容体の交換が必要であると判定し、前記液体噴射装置のユーザーによる前記液体収容体の交換の確認に基づき、前記液体収容体の交換を検知し、前記液体収容体が交換されたと判定しても良い。
上記適用例にかかる液体噴射装置において、前記制御部は、取得した前記液体消費量が所定の基準量を超えた場合、前記液体収容体の交換が必要であると判定し、前記液体噴射装置のユーザーによる前記液体収容体の交換の確認に基づき、前記液体収容体の交換を検知し、前記液体収容体が交換されたと判定しても良い。
[適用例6]
上記適用例にかかる液体噴射装置において、前記制御部は、前記液体収容体の交換を検知した場合、前記液体収容体が交換された回数が所定回数を超えるか、否かを判定し、前記回数が所定回数を超えない場合には前記消費量情報を前記所定値に更新し、前記回数が所定回数を超える場合には前記消費量情報を前記所定値に更新しないことが好ましい。
上記適用例にかかる液体噴射装置において、前記制御部は、前記液体収容体の交換を検知した場合、前記液体収容体が交換された回数が所定回数を超えるか、否かを判定し、前記回数が所定回数を超えない場合には前記消費量情報を前記所定値に更新し、前記回数が所定回数を超える場合には前記消費量情報を前記所定値に更新しないことが好ましい。
このような構成によれば、液体収容体を交換できる回数を設定することで、液体収容体を収容するカートリッジの劣化による品質低下を抑制できる。
[適用例7]
上記適用例にかかる液体噴射装置において、前記液体収容体に収容されている前記液体を滴状に吐出する吐出部を備え、前記制御部は前記吐出部に前記液体を選択的に吐出させ、前記液体の吐出に応じて前記記憶装置に記憶されている前記消費量情報と、前記記憶部に記憶されている前記液体消費量と、を更新しても良い。
上記適用例にかかる液体噴射装置において、前記液体収容体に収容されている前記液体を滴状に吐出する吐出部を備え、前記制御部は前記吐出部に前記液体を選択的に吐出させ、前記液体の吐出に応じて前記記憶装置に記憶されている前記消費量情報と、前記記憶部に記憶されている前記液体消費量と、を更新しても良い。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態)
図1は、液体噴射装置としてのインクジェットプリンター(以下、単にプリンターという)10の概略斜視図である。このプリンター10には、主走査方向(X方向)に往復移動するキャリッジ20が設けられている。このキャリッジ20の下面には、複数のノズルが形成された記録ヘッド22が設けられている。
プリンター10の前面の一側で、ノズルより下方の位置には、カートリッジ装着部24が設けられている。このカートリッジ装着部24には、交換可能なインクカートリッジ80を装着するための略長方形の挿入口24aが形成されている。
また、プリンター10のカートリッジ装着部24には、複数の供給針26が、インクカートリッジ80と対向するように配置されている。各供給針26は、インクカートリッジ80がカートリッジ装着部24に装着されると、インクカートリッジ80のそれぞれのインク供給口82(図2)に挿通可能な位置に配置されている。
図1は、液体噴射装置としてのインクジェットプリンター(以下、単にプリンターという)10の概略斜視図である。このプリンター10には、主走査方向(X方向)に往復移動するキャリッジ20が設けられている。このキャリッジ20の下面には、複数のノズルが形成された記録ヘッド22が設けられている。
プリンター10の前面の一側で、ノズルより下方の位置には、カートリッジ装着部24が設けられている。このカートリッジ装着部24には、交換可能なインクカートリッジ80を装着するための略長方形の挿入口24aが形成されている。
また、プリンター10のカートリッジ装着部24には、複数の供給針26が、インクカートリッジ80と対向するように配置されている。各供給針26は、インクカートリッジ80がカートリッジ装着部24に装着されると、インクカートリッジ80のそれぞれのインク供給口82(図2)に挿通可能な位置に配置されている。
また、プリンター10は、インクカートリッジ80のそれぞれのインク供給口82(図2)を挿通した各供給針26からインクを吸引し、供給チューブ28を介して記録ヘッド22に供給するインク供給部128(図4)を備えている。
また、何れも図示は略すが、プリンター10の上面や前面には、印刷に関してユーザーが指示可能な操作ボタン、印刷に関する情報を表示する表示パネル、および、メモリーカードのような記憶装置や所定の形式による通信を介して印刷画像データを取得可能なインターフェイス等が設けられている。更に、プリンター10には、ハードウェアとして、CPU、RAM、ROM等を備えた電子基板や集積回路が実装されている。
印刷指示に基づいてプリンター10が印刷処理を開始すると、何れも図示しない、給紙カセットや給紙トレイに載置された用紙Pは、記録ヘッド22と対向する位置まで案内される。そして、所定の印刷位置まで用紙Pが案内されると、キャリッジ20が主走査方向に往復移動すると共に、キャリッジ20の移動位置に応じて記録ヘッド22から用紙Pに対して吐出データに基づいてインクが滴状に吐出される。更に、キャリッジ20の主走査方向の往復移動に対応して用紙Pが間欠的に下流方向に案内され、インクが吐出される用紙Pの領域が順次移動する。
また、何れも図示は略すが、プリンター10の上面や前面には、印刷に関してユーザーが指示可能な操作ボタン、印刷に関する情報を表示する表示パネル、および、メモリーカードのような記憶装置や所定の形式による通信を介して印刷画像データを取得可能なインターフェイス等が設けられている。更に、プリンター10には、ハードウェアとして、CPU、RAM、ROM等を備えた電子基板や集積回路が実装されている。
印刷指示に基づいてプリンター10が印刷処理を開始すると、何れも図示しない、給紙カセットや給紙トレイに載置された用紙Pは、記録ヘッド22と対向する位置まで案内される。そして、所定の印刷位置まで用紙Pが案内されると、キャリッジ20が主走査方向に往復移動すると共に、キャリッジ20の移動位置に応じて記録ヘッド22から用紙Pに対して吐出データに基づいてインクが滴状に吐出される。更に、キャリッジ20の主走査方向の往復移動に対応して用紙Pが間欠的に下流方向に案内され、インクが吐出される用紙Pの領域が順次移動する。
このようにして、プリンター10は、印刷指示された印刷画像データに基づくイメージ画像をインク吐出により用紙P上に形成し、イメージ画像の形成を終了した用紙Pを排紙口29から排紙する。
図2はインクカートリッジ80を上面側から見た全体斜視図であり、図3はインクカートリッジ80の分解斜視図である。
容器本体81は、上下一対のケース83,84により形成された偏平な直方体状の態様である。下側のケース83は、底壁83a、前壁83b、後壁83c、左側壁83dおよび右側壁83eによって、上面を開放した箱形に形成されている。
上側のケース84は、下側のケース83における上面開放部を覆う上蓋(蓋体)となっている。
図2はインクカートリッジ80を上面側から見た全体斜視図であり、図3はインクカートリッジ80の分解斜視図である。
容器本体81は、上下一対のケース83,84により形成された偏平な直方体状の態様である。下側のケース83は、底壁83a、前壁83b、後壁83c、左側壁83dおよび右側壁83eによって、上面を開放した箱形に形成されている。
上側のケース84は、下側のケース83における上面開放部を覆う上蓋(蓋体)となっている。
この容器本体81は、プリンター10の記録ヘッド22に供給するインク(液体)を収容したインクパック(液体収容体)97が、各々交換可能に複数個(本実施形態では4個)収容される。各インクパックは、互いに異なる色のインクを収容している。例えば、各インクパックは、それぞれ、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクを収容している。本実施形態では、ユーザーは、上側のケース84と下側のケース83とを分離し、容器本体81に収容されたインクパック97を交換できる態様を想定する。4個のインクパック97は、それぞれ単体毎に交換する想定でも良く、また、4個のインクパック97を一括に交換する想定でも良い。また、インクカートリッジごとの交換も可能である。
前壁83bには、供給針26が挿通されるインク供給口82が4口設けられている。これらのインク供給口82は、各インクパック97の収容位置に対応して配列されている。
また、図示は略すが、インクパックは、インク供給口82に対応して、インク流出口を有する。インクパックのインク流出口がインク供給口82と係合するように、インクパックはケース83に収容される。インク流出口は、供給針26の挿入により流路を開閉するバルブ機構をそれぞれ備えている。
また、この前壁83bには、カートリッジ装着部24に挿入した際に、容器本体81を所定の位置に位置決めするための位置決め穴85a,85bが設けられている。
また、左側壁83dの先端側には、回路基板89が装備されている。この回路基板89の背面側(ケースと対向する側)には記憶素子90が搭載されており、反対の回路基板89の表面側には、記憶素子90への入出力端子となる接続端子部91が形成されている。
前壁83bには、供給針26が挿通されるインク供給口82が4口設けられている。これらのインク供給口82は、各インクパック97の収容位置に対応して配列されている。
また、図示は略すが、インクパックは、インク供給口82に対応して、インク流出口を有する。インクパックのインク流出口がインク供給口82と係合するように、インクパックはケース83に収容される。インク流出口は、供給針26の挿入により流路を開閉するバルブ機構をそれぞれ備えている。
また、この前壁83bには、カートリッジ装着部24に挿入した際に、容器本体81を所定の位置に位置決めするための位置決め穴85a,85bが設けられている。
また、左側壁83dの先端側には、回路基板89が装備されている。この回路基板89の背面側(ケースと対向する側)には記憶素子90が搭載されており、反対の回路基板89の表面側には、記憶素子90への入出力端子となる接続端子部91が形成されている。
接続端子部91は、インクカートリッジ80がカートリッジ装着部24に適正に装填された場合、カートリッジ装着部24に設けられた図示しないコネクターと電気的に接触する。この結果、プリンター10は、コネクターを介して記憶素子90との間で情報の授受ができるようになる。尚、記憶素子90はフラッシュメモリーのような不揮発性メモリーであり、インクカートリッジ80に関する情報が記憶される。本実施形態では、記憶素子90に記憶される情報は、インクカートリッジ80の個体を識別可能な識別情報、インクパック97毎のインクの消費量情報、および消費量情報を初期化した回数を示すリセット回数情報等を想定するが、これらには限定されない。尚、本実施形態では、インクの消費量情報は、吐出したインク滴の重量を例えばナノグラム単位で示す態様を想定するが、この態様には限定されない。例えば、インク消費率を百分率で示す態様も想定できる。
図4は、プリンター10の機能構成を示すブロック図である。このプリンター10は、制御部100、情報書き込み部102、カートリッジ検出部104、情報取得部106、インク吐出部120、表示部122、操作部124、インク情報記憶部126およびインク供給部128を備える。
図4は、プリンター10の機能構成を示すブロック図である。このプリンター10は、制御部100、情報書き込み部102、カートリッジ検出部104、情報取得部106、インク吐出部120、表示部122、操作部124、インク情報記憶部126およびインク供給部128を備える。
また、制御部100は、インクカートリッジに関する処理を制御するインク処理決定部130、インクパック交換処理部140、カートリッジ交換処理部142およびインク消費量更新処理部144を備える。制御部100は、通常の印刷処理時には、印刷画像データに基づくイメージ画像を生成するための吐出データを生成し、生成した吐出データに基づくインクの選択的な吐出をインク吐出部120に指示する。また、制御部100は、インク情報記憶部126に記憶されている各データに基づいてインクの残量を監視し、必要に応じてインクカートリッジ80の交換や、インクパック97の交換を促すメッセージをユーザーに対して表示する。
尚、本実施形態では、記録ヘッド22はインク吐出部120に相当し、表示パネルは表示部122に相当し、操作ボタンは操作部124に相当する。
カートリッジ検出部104は、例えば、制御部100がユーザーに対してインクが残り少ないことを通知した場合に、インクカートリッジ80がカートリッジ装着部24に装着されたことを検出し、検出したことを示す情報を制御部100に通知する。本実施形態では、カートリッジ検出部104はカートリッジ装着部24に設置されたセンサー(図示は略す。)を想定する。
情報書き込み部102は、制御部100からの指示に基づいて、インクの消費量情報を初期化したり、インク吐出部120からのインク吐出回数に応じてインクの消費量情報を更新したりする。また、情報書き込み部102は、制御部100からの指示に基づいて、リセット回数情報を更新する。
情報取得部106は、制御部100からの指示に基づいて、インクカートリッジ80の記憶素子90に記憶されている情報を取得し、取得した情報を制御部100に送る。
カートリッジ検出部104は、例えば、制御部100がユーザーに対してインクが残り少ないことを通知した場合に、インクカートリッジ80がカートリッジ装着部24に装着されたことを検出し、検出したことを示す情報を制御部100に通知する。本実施形態では、カートリッジ検出部104はカートリッジ装着部24に設置されたセンサー(図示は略す。)を想定する。
情報書き込み部102は、制御部100からの指示に基づいて、インクの消費量情報を初期化したり、インク吐出部120からのインク吐出回数に応じてインクの消費量情報を更新したりする。また、情報書き込み部102は、制御部100からの指示に基づいて、リセット回数情報を更新する。
情報取得部106は、制御部100からの指示に基づいて、インクカートリッジ80の記憶素子90に記憶されている情報を取得し、取得した情報を制御部100に送る。
インク情報記憶部126は、カートリッジ装着部24に装着されているインクカートリッジ80に関する情報や、以前に装着されたインクカートリッジ80に関する情報を記憶する。本実施形態では、インクカートリッジ80の識別情報と、インクパック97毎のインク消費量(液体消費量)と、を関連付けて記憶する。
本実施形態では、インク消費量はインク消費率を百分率で示す態様を想定する。インクが未使用状態は0%であり、インクが全て消費された状態は100%となる。例えば、黒色インクに関するインク消費量は、記憶素子90に記憶されている黒色インクの消費量情報に基づいて消費率が算出される。算出された消費率は、各色インクの直近のインク消費量としてインク情報記憶部126に記憶される。尚、インク消費量をインク消費率で示す態様は限定されるものではない。例えば、吐出したインク滴の重量を例えばナノグラム単位で示す態様も想定できる。
インク処理決定部130は、カートリッジ識別部132およびインク消費判定部134を備え、カートリッジ識別部132やインク消費判定部134の判定結果に基づいて、実行すべき処理を決定する。
本実施形態では、インク消費量はインク消費率を百分率で示す態様を想定する。インクが未使用状態は0%であり、インクが全て消費された状態は100%となる。例えば、黒色インクに関するインク消費量は、記憶素子90に記憶されている黒色インクの消費量情報に基づいて消費率が算出される。算出された消費率は、各色インクの直近のインク消費量としてインク情報記憶部126に記憶される。尚、インク消費量をインク消費率で示す態様は限定されるものではない。例えば、吐出したインク滴の重量を例えばナノグラム単位で示す態様も想定できる。
インク処理決定部130は、カートリッジ識別部132およびインク消費判定部134を備え、カートリッジ識別部132やインク消費判定部134の判定結果に基づいて、実行すべき処理を決定する。
カートリッジ識別部132は、カートリッジ装着部24に装着されているインクカートリッジ80の識別情報(第1の識別情報)と、インク情報記憶部126に記憶されている識別情報(第2の識別情報)との比較に基づいて、インクカートリッジ80の交換を判定する。
本実施形態では、カートリッジ検出部104がインクカートリッジ80の装着を検出した場合、カートリッジ識別部132は情報取得部106が取得したインクカートリッジ80(第2のカートリッジ)の識別情報と、インク情報記憶部126に直近に記憶されたインクカートリッジ80(第1のカートリッジ)の識別情報と、を比較する。カートリッジ識別部132は、比較した結果、両者が一致する場合には、同一のインクカートリッジ80の抜き差しと判定し、両者が一致しない場合には、カートリッジ装着部24に装着されるインクカートリッジ80が交換されたと判定する。
インク消費判定部134は、インク情報記憶部126に記憶されている直近のインク消費量を取得し、取得したインク消費量に基づいて、インクパック97の交換が必要であるか、否かを判定する。本実施形態では、インク毎に取得したインク消費量、即ち、消費率が100%である場合、該当するインクパック97の交換が必要であると判定するが、判定基準は100%に限定されず、可変値を含む所定の消費率(基準量)を判定基準としても良い。
本実施形態では、カートリッジ検出部104がインクカートリッジ80の装着を検出した場合、カートリッジ識別部132は情報取得部106が取得したインクカートリッジ80(第2のカートリッジ)の識別情報と、インク情報記憶部126に直近に記憶されたインクカートリッジ80(第1のカートリッジ)の識別情報と、を比較する。カートリッジ識別部132は、比較した結果、両者が一致する場合には、同一のインクカートリッジ80の抜き差しと判定し、両者が一致しない場合には、カートリッジ装着部24に装着されるインクカートリッジ80が交換されたと判定する。
インク消費判定部134は、インク情報記憶部126に記憶されている直近のインク消費量を取得し、取得したインク消費量に基づいて、インクパック97の交換が必要であるか、否かを判定する。本実施形態では、インク毎に取得したインク消費量、即ち、消費率が100%である場合、該当するインクパック97の交換が必要であると判定するが、判定基準は100%に限定されず、可変値を含む所定の消費率(基準量)を判定基準としても良い。
インク処理決定部130は、カートリッジ識別部132がインクカートリッジ80の交換を判定した場合、カートリッジ交換処理部142に対して、インクカートリッジ80の交換に伴う処理の実行を指示する。また、インク処理決定部130は、(インク消費判定部134がインクパック97の交換が必要であると判定した場合、インクパック交換処理部140に対して、インクパック97の交換に伴う処理の実行を指示する。
インクパック交換処理部140は、インク消費判定部134がインクパックの交換が必要であると判定した場合、インクパックの交換をユーザーに指示し、さらに、インクパック97を交換したかどうかをユーザーに確認するユーザーインターフェイス(UI)画面(図示は略す。)を表示部122に表示する。ここで、ユーザーに確認するUI画面は、ユーザーからの入力を受け付ける確認ボタンなどのUIを含む。さらに、ユーザーが交換後に確認ボタンなどのUIへの入力を実施するように促す表示をする。ここで、ユーザーがインクパック97の交換を確認した場合には、記憶素子90に記憶されるインクの消費量情報、およびインク情報記憶部126に記憶されるインク消費量に所定値、例えば、初期値(インク消費量0%、インク消費量が0gであることを示す値)を設定し、記憶素子90に記憶されているリセット回数情報を増分し、情報書き込み部102が記憶素子90にリセット回数情報を書き込み更新する。
尚、本実施形態では、インクカートリッジ80の耐久性等を考慮して、インクパック97の交換回数に制限を設けた態様を想定する。即ち、カートリッジ交換処理部142は、記憶素子90に記憶されているリセット回数情報が予め設定した所定回数に達した場合、ユーザーに対する警告メッセージを表示部122に表示し、インクカートリッジ80の容器本体81の交換を要求する。
尚、本実施形態では、インクカートリッジ80の耐久性等を考慮して、インクパック97の交換回数に制限を設けた態様を想定する。即ち、カートリッジ交換処理部142は、記憶素子90に記憶されているリセット回数情報が予め設定した所定回数に達した場合、ユーザーに対する警告メッセージを表示部122に表示し、インクカートリッジ80の容器本体81の交換を要求する。
カートリッジ交換処理部142は、交換されたインクカートリッジ80の識別情報をインク情報記憶部126に直近の識別情報として記憶する。更に、カートリッジ交換処理部142は、交換されたインクカートリッジ80における各インクの消費量情報に基づいて各インク消費量を算出し、算出した各インク消費量をインク情報記憶部126に直近のインク消費量として記憶する。
インク消費量更新処理部144は、インクの吐出に応じて、インク情報記憶部126に記憶されている直近のインク消費量、およびインクカートリッジ80の記憶素子90に記憶されているインクの消費量情報の更新を行う。
尚、インク情報記憶部126に記憶されているインク消費量は、インクカートリッジ80の記憶素子90に記憶されているインクの消費量情報に基づいて算出される。
インク消費量更新処理部144は、インクの吐出に応じて、インク情報記憶部126に記憶されている直近のインク消費量、およびインクカートリッジ80の記憶素子90に記憶されているインクの消費量情報の更新を行う。
尚、インク情報記憶部126に記憶されているインク消費量は、インクカートリッジ80の記憶素子90に記憶されているインクの消費量情報に基づいて算出される。
尚、これらの機能部の各機能は、前述したハードウェアと、ROMに記憶されたソフトウェアと、が協働することで実現する。
図5は、プリンター10がインクカートリッジ80の装着を検知した場合に実行する処理の流れを説明するフローチャートである。
制御部100は、印刷装置の電源ON時や、カートリッジ交換後に、インクカートリッジ80がカートリッジ装着部24に装着されたことを確認すると、インクカートリッジ80の識別情報と、インク情報記憶部126に記憶している識別情報と、を比較し(ステップS200)、2つの識別情報が一致するか、否かを判定する(ステップS206)。
ここで、2つの識別情報が一致する場合(ステップS206でYes)、制御部100は、同一のインクカートリッジ80の抜き差し、あるいは、インクカートリッジの交換なしと判断し、インク情報記憶部126に記憶しているインク消費量を取得する(ステップS208)。
図5は、プリンター10がインクカートリッジ80の装着を検知した場合に実行する処理の流れを説明するフローチャートである。
制御部100は、印刷装置の電源ON時や、カートリッジ交換後に、インクカートリッジ80がカートリッジ装着部24に装着されたことを確認すると、インクカートリッジ80の識別情報と、インク情報記憶部126に記憶している識別情報と、を比較し(ステップS200)、2つの識別情報が一致するか、否かを判定する(ステップS206)。
ここで、2つの識別情報が一致する場合(ステップS206でYes)、制御部100は、同一のインクカートリッジ80の抜き差し、あるいは、インクカートリッジの交換なしと判断し、インク情報記憶部126に記憶しているインク消費量を取得する(ステップS208)。
次に、制御部100は、取得したインク消費量から100%消費されたインクがあるか、否かを判定する(ステップS210)。
ここで、100%消費されたインクがないと判定した場合(ステップS210でNo)、制御部100はインクパック97の交換処理は不要であると判定し、一連の処理を終了して通常の印刷処理に遷移する。
他方で、100%消費されたインクがあると判定した場合(ステップS210でYes)、制御部100は、ユーザーに該当するインクパック97の交換を確認するメッセージを表示する(ステップS212)。
次に、制御部100は、ユーザーがインクパック97を交換したか、否かを判定(UIにユーザーによる入力があったかどうかの判定)し(ステップS214)、インクパック97を交換したと判定した場合(ステップS214でYes)、制御部100は、インクカートリッジ80からリセット回数を取得し、取得したリセット回数を1つ増分する(ステップS216)。
ここで、100%消費されたインクがないと判定した場合(ステップS210でNo)、制御部100はインクパック97の交換処理は不要であると判定し、一連の処理を終了して通常の印刷処理に遷移する。
他方で、100%消費されたインクがあると判定した場合(ステップS210でYes)、制御部100は、ユーザーに該当するインクパック97の交換を確認するメッセージを表示する(ステップS212)。
次に、制御部100は、ユーザーがインクパック97を交換したか、否かを判定(UIにユーザーによる入力があったかどうかの判定)し(ステップS214)、インクパック97を交換したと判定した場合(ステップS214でYes)、制御部100は、インクカートリッジ80からリセット回数を取得し、取得したリセット回数を1つ増分する(ステップS216)。
次に、制御部100は、リセット回数が所定数を超えたか、否かを判定し(ステップS218)、リセット回数が所定数を超えていない場合(ステップS218でNo)、制御部100は、記憶素子90に記憶するインクの消費量情報、およびインク情報記憶部126に記憶するインク消費量を初期化する(ステップS220)。
次に、制御部100は、リセット回数を記憶素子90に書き込み(ステップS222)、一連の処理を終了して通常の印刷処理に遷移する。
また、ステップS214において、ユーザーがインクパック97を交換しないと判定した場合(No)、または、ステップS218において、リセット回数が所定数を超えた場合(Yes)、制御部100は、それぞれに応じた警告メッセージを表示し(ステップS250)、一連の処理を終了する。この場合、表示した警告メッセージに対してユーザーが何らかの対応を行うことを確認した後、通常の印刷処理に遷移することが好ましい。
尚、S218のリセット回数が所定数を超えたか否かの判定は、S210でインク消費量が100%になっているインクパックがあったと判定した後に実行してもよい。この場合、リセット回数が所定数を超えていたら、制御部100は、インクパック交換ではなく、カートリッジ交換を促すメッセージを表示部に表示する。
また、ステップS206において、2つの識別情報が一致しない場合(No)、制御部100は、カートリッジ装着部24に装着されるインクカートリッジ80が変更されたと判断し、変更されたインクカートリッジ80の識別情報をインク情報記憶部126に記憶する(ステップS230)。
次に、制御部100は、リセット回数を記憶素子90に書き込み(ステップS222)、一連の処理を終了して通常の印刷処理に遷移する。
また、ステップS214において、ユーザーがインクパック97を交換しないと判定した場合(No)、または、ステップS218において、リセット回数が所定数を超えた場合(Yes)、制御部100は、それぞれに応じた警告メッセージを表示し(ステップS250)、一連の処理を終了する。この場合、表示した警告メッセージに対してユーザーが何らかの対応を行うことを確認した後、通常の印刷処理に遷移することが好ましい。
尚、S218のリセット回数が所定数を超えたか否かの判定は、S210でインク消費量が100%になっているインクパックがあったと判定した後に実行してもよい。この場合、リセット回数が所定数を超えていたら、制御部100は、インクパック交換ではなく、カートリッジ交換を促すメッセージを表示部に表示する。
また、ステップS206において、2つの識別情報が一致しない場合(No)、制御部100は、カートリッジ装着部24に装着されるインクカートリッジ80が変更されたと判断し、変更されたインクカートリッジ80の識別情報をインク情報記憶部126に記憶する(ステップS230)。
次に、制御部100は、変更されたインクカートリッジ80の記憶素子90に記憶されている消費量情報を取得する(ステップS232)。続いて、制御部100は、取得した消費量情報からインク消費量を算出し、インク情報記憶部126に記憶し(ステップS234)、一連の処理を終了して通常の印刷処理に遷移する。
尚、図示は略すが、ステップS234が実行された後、制御部100は、インク消費量から100%消費されたインクがあるか、否かを判定し、100%消費されたインクがある場合、該当するインクパック97の交換をユーザーに対して促しても良い。
尚、図示は略すが、ステップS234が実行された後、制御部100は、インク消費量から100%消費されたインクがあるか、否かを判定し、100%消費されたインクがある場合、該当するインクパック97の交換をユーザーに対して促しても良い。
以上述べた実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
(1)プリンター10のインクが無くなった旨のメッセージが表示された場合、ユーザーは、インクカートリッジ80を交換することで、インクカートリッジ80で供給する全てのインク容量を初期の状態に設定できる。また、インクカートリッジ80に収容される複数のインクパック97の中でインク容量が不足したインクパック97のみを交換することで、無くなったインクのみを補充できる。従って、プリンター10は、何れかを交換した後も各インク消費量を継続して管理できる。
(2)同一のインクカートリッジ80を継続して使用する場合には、インクの残量が不足したインクパック97のみを交換し、インクの残量が充分なインクパック97は継続して使用できる。従って、インクが印刷可能に収容されたインクパック97の廃棄が抑制され、資源の有効利用を図ることができることに加え、印刷に要するコスト低下を図れる。
(3)プリンター10は、インクパック97のみを交換した回数を管理し、所定回数を超えた場合は、インクカートリッジ80の容器本体81の交換を要求するため、インクカートリッジ80の各部の劣化による印刷品質の低下を抑制できる。
(1)プリンター10のインクが無くなった旨のメッセージが表示された場合、ユーザーは、インクカートリッジ80を交換することで、インクカートリッジ80で供給する全てのインク容量を初期の状態に設定できる。また、インクカートリッジ80に収容される複数のインクパック97の中でインク容量が不足したインクパック97のみを交換することで、無くなったインクのみを補充できる。従って、プリンター10は、何れかを交換した後も各インク消費量を継続して管理できる。
(2)同一のインクカートリッジ80を継続して使用する場合には、インクの残量が不足したインクパック97のみを交換し、インクの残量が充分なインクパック97は継続して使用できる。従って、インクが印刷可能に収容されたインクパック97の廃棄が抑制され、資源の有効利用を図ることができることに加え、印刷に要するコスト低下を図れる。
(3)プリンター10は、インクパック97のみを交換した回数を管理し、所定回数を超えた場合は、インクカートリッジ80の容器本体81の交換を要求するため、インクカートリッジ80の各部の劣化による印刷品質の低下を抑制できる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明したが、具体的な構成は、この実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、本実施形態では、液体噴射装置として、インクジェットプリンターについて説明したが、その他の液体噴射装置であってもよい。例えば、ファクシミリ、コピア等を含む印刷装置、液晶ディスプレイおよび面発光ディスプレイの製造に用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、および精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。
また、以上のような手法を実施する装置は、単独の装置によって実現される場合もあれば、複数の装置を組み合わせることによって実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。
各実施形態における各構成およびそれらの組み合わせは一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態では限定されるものではなく、クレームの範囲によってのみ限定される。
また、以上のような手法を実施する装置は、単独の装置によって実現される場合もあれば、複数の装置を組み合わせることによって実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。
各実施形態における各構成およびそれらの組み合わせは一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態では限定されるものではなく、クレームの範囲によってのみ限定される。
10…プリンター、20…キャリッジ、22…記録ヘッド、24…カートリッジ装着部、24a…挿入口、26…供給針、28…供給チューブ、29…排紙口、80…インクカートリッジ、81…容器本体、82…インク供給口、83…下側のケース、83a…底壁、83b…前壁、83c…後壁、83d…左側壁、83e…右側壁、84…上側のケース、85a…位置決め穴、89…回路基板、90…記憶素子、91…接続端子部、97…インクパック、100…制御部、102…情報書き込み部、104…カートリッジ検出部、106…情報取得部、120…インク吐出部、122…表示部、124…操作部、126…インク情報記憶部、128…インク供給部、130…インク処理決定部、132…カートリッジ識別部、134…インク消費判定部、140…インクパック交換処理部、142…カートリッジ交換処理部、144…インク消費量更新処理部。
Claims (7)
- 液体を収容する液体収容体と、前記液体収容体を交換可能に収容するケースと、前記液体収容体毎に前記液体の消費量情報を記憶する記憶装置と、を備えたカートリッジが交換可能に装着される液体噴射装置であって、
前記液体収容体毎に前記液体の消費を示す液体消費量を前記カートリッジと関連付けて記憶する記憶部と、
前記カートリッジまたは前記液体収容体が交換されたことを検知し、検知した結果に基づいて、前記消費量情報および前記液体消費量の少なくとも一方を書き換える制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記カートリッジの交換を検知した場合、前記カートリッジの前記記憶装置から前記消費量情報を取得し、取得した前記消費量情報に基づいて前記液体消費量を算出し、算出した前記液体消費量を、交換した前記カートリッジに関連付けて前記記憶部に記憶させ、
前記液体収容体の交換を検知した場合、前記記憶装置に記憶されている前記消費量情報と、前記記憶部に記憶されている前記液体消費量と、を各々の所定値に書き換えることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1に記載の液体噴射装置において、
前記カートリッジには前記カートリッジを識別可能な識別情報が前記記憶装置に記憶されており、
前記記憶部は装着された前記カートリッジの前記識別情報を記憶し、
前記制御部は、装着されている前記カートリッジの前記記憶装置から前記識別情報を取得し、前記記憶部が記憶している前記識別情報と、前記記憶装置から取得した前記識別情報と、を比較することで、前記カートリッジの交換を検知することを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項2に記載の液体噴射装置において、
前記カートリッジが装着されたことを検出する検出部を備え、
前記制御部は、前記検出部が前記カートリッジの装着を検出した場合、前記カートリッジの前記記憶装置から第2の前記識別情報を取得し、前記カートリッジが装着される前に装着されていた前記カートリッジの前記識別情報を前記記憶部から取得し、前記記憶装置から取得した前記識別情報と、前記記憶部から取得した前記識別情報と、を比較することで、カートリッジ交換されたか、否かを判定することを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項3に記載の液体噴射装置において、
前記制御部は、前記カートリッジ交換されていないと判定した場合、前記記憶部に記憶されている前記液体収容体の前記液体消費量を取得し、取得した前記液体消費量に基づいて、前記液体収容体の交換が必要かどうかを判定することを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項4に記載の液体噴射装置において、
前記制御部は、取得した前記液体消費量が所定の基準量を超えた場合、前記液体収容体の交換が必要であると判定し、前記液体噴射装置のユーザーによる前記液体収容体の交換の確認に基づき、前記液体収容体の交換を検知し、前記液体収容体が交換されたと判定することを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、
前記制御部は、前記液体収容体の交換を検知した場合、前記液体収容体が交換された回数が所定回数を超えるか、否かを判定し、前記回数が所定回数を超えない場合には前記消費量情報を前記所定値に更新し、前記回数が所定回数を超える場合には前記消費量情報を前記所定値に更新しないことを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の液体噴射装置において、
前記液体収容体に収容されている前記液体を滴状に吐出する吐出部を備え、
前記制御部は前記吐出部に前記液体を選択的に吐出させ、前記液体の吐出に応じて前記記憶装置に記憶されている前記消費量情報と、前記記憶部に記憶されている前記液体消費量と、を更新することを特徴とする液体噴射装置。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019042961A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射装置、及び、カートリッジ |
JP2019059185A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-18 | ブラザー工業株式会社 | 記録材カートリッジおよび画像記録システム |
JP2019069569A (ja) * | 2017-10-10 | 2019-05-09 | ブラザー工業株式会社 | 液体排出装置 |
CN111746129A (zh) * | 2019-03-27 | 2020-10-09 | 精工爱普生株式会社 | 液体供给装置 |
-
2013
- 2013-09-03 JP JP2013181897A patent/JP2015047802A/ja active Pending
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