JP2004049794A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【目的】始動領域とは異なる通過球検出領域を遊技球が通過することにより可変表示に作用を及ぼすような態様の特別演出を行なうと共に、保留記憶内に当り記憶がある場合に特別演出により当りの連続予告を行なう遊技機を提供する
【構成】特別球検出器45から送信される球検出信号に基づいて識別情報の可変表示とは異なる特別演出を実行させる特別演出制御手段による特別演出の実行中に、保留記憶情報格納手段内に特定遊技状態とする旨の情報があると判定された場合、特定遊技状態とする旨の情報以前の情報に係る識別情報の可変表示に合わせて特別演出の態様を切り換えて特定遊技状態となる旨の予告報知を実行することにより、当りとなる可変表示以前の段階から可変表示に合わせて特別演出の態様を切り換えることで当りが発生する旨の予告報知をすることができるため、遊技者は当りへの期待を持つことができる。
【選択図】 図5
【構成】特別球検出器45から送信される球検出信号に基づいて識別情報の可変表示とは異なる特別演出を実行させる特別演出制御手段による特別演出の実行中に、保留記憶情報格納手段内に特定遊技状態とする旨の情報があると判定された場合、特定遊技状態とする旨の情報以前の情報に係る識別情報の可変表示に合わせて特別演出の態様を切り換えて特定遊技状態となる旨の予告報知を実行することにより、当りとなる可変表示以前の段階から可変表示に合わせて特別演出の態様を切り換えることで当りが発生する旨の予告報知をすることができるため、遊技者は当りへの期待を持つことができる。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、始動領域への遊技球の通過を検出する始動球検出手段と、該始動球検出手段の球検出に基づく可変表示の実行条件が成立した後、可変表示の開始条件の成立に基づいて識別情報の可変表示を開始し、表示結果を導出表示可能な可変表示装置と、を備え、前記識別情報の表示結果が予め定めた特定表示態様となるときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生する機能を有する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ遊技機等の遊技機においては、可変表示装置上で識別情報の可変表示を行い、その表示結果が特定表示態様となる場合に当りとするものが数多く提供されている。この可変表示装置は、遊技機の遊技盤上に設けられた始動入賞口への遊技球の入賞によって可変表示が開始するものであるが、特開2002−58798に示すように、始動入賞口とは別に通過ゲートを設け、この通過ゲートを遊技球が通過した際に、可変表示装置の可変表示とはまったく関係なく可動部材を動作させると共にランプを発光させることにより特別演出を行なうもの(従来例1)があった。また、始動入賞口に遊技球が入賞すると、可変表示装置で可変表示すると共に、可変表示の実行中にキャラクタを表示するもの(従来例2)があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来例1の場合、始動入賞口への遊技球の入賞による可変表示装置での可変表示と通過ゲートの遊技球の通過による可動部材の動作等とをそれぞれ独立して行なうことができるが、始動入賞口への入賞による検出信号と通過ゲートの通過による検出信号とを用いて、可変表示に特別演出を行なうことができないという問題があった。また、上記した従来例2の場合、可変表示にキャラクタを表示できるものの、可変表示とキャラクタ表示は、共に始動入賞口への遊技球の入賞に基づくものであり、始動入賞口への入賞以外の要因が介在するものではないため、遊技に変化がなく、遊技の興趣に欠けるという問題があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、始動領域(始動入賞口)とは異なる通過球検出領域(通過ゲート)を遊技球が通過することにより可変表示に作用を及ぼすような態様の特別演出を行なうと共に、保留記憶内に当り記憶がある場合に特別演出により当りの予告を行なう遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては、始動領域への遊技球の通過を検出する始動球検出手段と、該始動球検出手段の球検出に基づく可変表示の実行条件が成立した後、可変表示の開始条件の成立に基づいて識別情報の可変表示を開始し、表示結果を導出表示可能な可変表示装置と、を備え、前記識別情報の表示結果が予め定めた特定表示態様となるときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生する機能を有する遊技機において、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、前記可変表示装置における識別情報の可変表示制御を含む演出制御を行う演出制御手段と、前記始動領域とは別に設けられた通過球検出領域への遊技球の通過を検出することにより前記演出制御手段に対して球検出信号を送信する通過球検出手段と、を備え、前記遊技制御手段は、前記実行条件の成立時に特定遊技状態とするか否かを判定する判定手段と、該判定手段による判定結果を示す判定結果コマンドを前記演出制御手段に向けて送信する判定結果コマンド送信手段と、を含み、前記演出制御手段は、前記判定結果コマンド送信手段から送信される判定結果コマンドに基づいて、実行条件が成立したが未だ開始条件が成立していない始動記憶数と前記判定結果とを関連付けて格納する保留記憶情報格納手段と、該保留記憶情報格納手段における情報格納領域内に特定遊技状態とする旨の情報が格納されているかを判定する特定遊技状態情報判定手段と、前記通過球検出手段から送信される球検出信号に基づいて、前記識別情報の可変表示とは異なる特別演出を実行させる特別演出制御手段と、該特別演出制御手段による特別演出の実行中に、前記判定手段により前記保留記憶情報格納手段内に特定遊技状態とする旨の情報があると判定されたとき、当該特定遊技状態とする旨の情報以前の情報に係る識別情報の可変表示のときに特別演出の態様を切り換えて特定遊技状態となる旨の予告報知を実行する特定遊技状態予告報知手段と、を含むことを特徴とする。このように構成することにより、特定遊技状態、即ち、当りとなる可変表示以前の段階から可変表示に合わせて特別演出の態様を切り換えることで当りが発生する旨の予告報知をすることができるため、遊技者は当りへの期待を持つことができる。また、特別演出を実行させるための球検出信号は、通過球検出手段から演出制御基板に対して送信されるものであるため、遊技制御手段に特別演出のための回路構成を設ける必要がなくなり、遊技制御手段のプログラム量を少なくすることができると共に制御負担を軽減することができる。
【0005】
また、請求項2の発明においては、前記演出制御手段は、前記予告報知を連続して実行する特定遊技状態連続予告報知手段を有することを特徴とする。このように構成することにより、大当りの予告報知が連続して行なわれるため、単に大当りの予告報知を行なうものでなく、予告報知にストーリー性を持たせる等の特別演出をすることができ、予告報知の特別演出の効果を向上させることができる。
【0006】
また、請求項3の発明においては、前記演出制御手段は、前記予告報知を実行するか否かを所定の確率で決定する予告報知決定手段を有することを特徴とする。このように構成することにより、当りとなる場合でも当りが発生する旨の予告報知が行なわれるときと行なわれないときがあるため、当りとなるたびに予告報知を行なった場合のように予告報知の効果が薄れてしまうということがなく、遊技者は当りの予告報知が行なわれるか否かに対して期待感を持つことができる。
【0007】
また、請求項4の発明においては、前記特別演出は、前記可変表示装置に表示されるキャラクタ画像であることを特徴とする。このように構成することにより、キャラクタ画像を用いることで遊技者が識別情報の可変表示を注視する視野範囲で実行でき、予告報知にストーリー性を持たせる等の特別演出をすることができ、予告報知の特別演出の効果を向上させることができる。
【0008】
更に、請求項5の発明においては、前記可変表示装置の表示部の外周を装飾すると共に下辺部に遊技球を転動する球転動部が形成された装飾部材を備え、該装飾部材には、受入れた遊技球を前記球転動部に誘導する球誘導通路を前記通過球検出領域として設けると共に、該球誘導通路内に前記通過球検出手段を設けることを特徴とする。このように構成することにより、スペースを有効に活用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形態に係る遊技機(図示ではパチンコ遊技機)の遊技盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤1を示す正面図である。図1において、遊技盤1の表面には、発射された打球を誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植立され、該誘導レール2で区画された領域が遊技領域3を構成している。遊技領域3のほぼ中央には、識別情報(以下、特別図柄という)の可変表示(以下、変動ともいう)を可能にする特別可変表示装置30が配置されている。
【0010】
特別可変表示装置30の下方には、特別図柄の変動を許容する始動機能を有する普通可変入賞球装置4が配置されている。普通可変入賞球装置4は、ソレノイド5(図3に示す普通電動役物ソレノイドを参照)によって垂直(通常開放)位置と傾動(拡大開放)位置との間で可動制御される一対の可動翼片6a,6bを有して、いわゆるチューリップ型役物として構成され、その普通可変入賞球装置4には入賞した打球を検出する始動球検出器7(図3参照)が設けられている。なお、可動翼片6a,6bが垂直(通常開放)位置のときも普通可変入賞球装置4に入賞可能になっている。また、普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動は、変動中を除いて所定の上限回数(本実施形態では、4回)まで記憶され、その旨が特別図柄記憶表示LED38によって表示されるようになっている。
【0011】
普通可変入賞球装置4の下方には、ソレノイド9(図3に示す大入賞口扉ソレノイドを参照)によって入賞領域を開閉制御する開閉板10を備えた特別可変入賞球装置8が配置されている。特別可変入賞球装置8の入賞領域内(開閉板10の内側)には、該開閉板10に受け入れられた遊技球を検出するための入賞個数検出器11(図3参照)と、遊技球の検出(V入賞検出)に伴って特定遊技状態の継続権を成立させる特定球検出器12(図3参照)と、該特定球検出器12又は入賞個数検出器11に遊技球を誘導する誘導板13と、入賞個数検出器11に遊技球を誘導する傾動状態と特定球検出器12に遊技球を誘導する傾動状態とに誘導板13を移行するためのソレノイド14(図3に示す大入賞口内誘導板ソレノイドを参照)と、が設けられている。なお、誘導板13は、開閉板10が開放された時点では遊技球を特定球検出器12に誘導する傾動状態にあり、V入賞検出があるとその時点から遊技球を入賞個数検出器11に誘導する傾動状態に移行するようになっている。
【0012】
しかして、上記のように構成される特別可変入賞球装置8は、以下のように作動する。先ず、打球が普通可変入賞球装置4に入賞して始動球検出器7をONさせると、特別可変表示装置30が変動を開始し、一定時間が経過すると、例えば左・右・中の順で特別図柄が確定され、その確定された図柄の組み合せが所定の大当り組合せ(同一図柄のゾロ目)となったときに特定遊技状態(大当り遊技状態ともいう)となる。なお、普通可変入賞球装置4への入賞において、遊技球1個の入賞に対して5個の賞球が払い出されるようになっている。そして、この特定遊技状態においては、特別可変入賞球装置8の開閉板10が所定期間(例えば、29秒)あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞球が発生するまで開放(開放サイクル)するように設定され、その開放している間遊技盤1の表面を落下する打球を受け止めるようになっている。そして、受け止められた打球が特定球検出器12をONすると、再度上記した開放サイクルを繰り返し、特定球検出器12がONする毎に継続権が成立して開放サイクルを最高15回繰り返すことができるようになっている。
【0013】
また、特別可変表示装置30の左側方には、通過ゲート15が配置されている。通過ゲート15内には、通過球を検出すると左右一対のLEDからなる普通図柄表示器35に表示される普通図柄の変動(左右一対のLEDの点灯移動)を許容する通過球検出器16(図3参照)が設けられている。なお、普通図柄表示器35は、普通図柄が当り図柄となったときに(左右のうち一方の当りLEDが点灯したときに)、普通可変入賞球装置4の可動翼片6a,6bを所定時間が経過するまで開放制御するものである。また、普通図柄の変動は、変動中を除いて所定の上限回数(本実施形態では、4回)まで記憶され、その旨が普通図柄記憶表示LED36によって表示されるようになっている。なお、普通図柄の変動時間は、所定条件の成立に伴う時間短縮時に所定条件の成立していない通常時に比べて短縮されるようになっている。
【0014】
また、遊技領域3を含む遊技盤1の表面には、上記した構成以外にも、飾りランプ17、入賞球検出器18(図3参照)を内蔵した入賞口19、サイドランプ20を内蔵したサイドランプ飾り21、アウト口22、バック球防止部材23等が設けられている。また、パチンコ遊技機には、特定遊技状態時あるいは変動時に点灯又は点滅してその旨を報知する図示しない遊技効果ランプ及び遊技効果LEDが設けられると共に、効果音を発生するスピーカ24(符号のみ図3に記載)が設けられている。
【0015】
次に、特別可変表示装置30の構成について説明する。特別可変表示装置30は、図2に示すように、縦長方形状の表示画面を有するLCD表示器31と、該LCD表示器31の表示画面を臨設する方形状の窓枠部34が形成された表飾り部材33とを備えている。LCD表示器31の表示画面には、左・中・右の特別図柄を個々に可変表示する可変表示部32a〜32cが設けられている。表飾り部材33における窓枠部34の上方には、左右一対のLEDからなる普通図柄表示器35と、普通図柄の始動記憶を表示するための普通図柄記憶表示LED36と、飾りLED37とが設けられている。また、窓枠部34の左右側方には、特別図柄の始動記憶を表示するための特別図柄記憶表示LED38と、ワープ通路40とが設けられている。
【0016】
ワープ通路40の上流端部には、表飾り部材33の側方を流下する遊技球を受入れるためのワープ入口41が形成される一方、下流端部には、ワープ通路40内を流下した遊技球を表飾り部材33の下辺部分に形成された球転動部43に排出するためのワープ出口42が形成されている。なお、球転動部43の前端には、遊技球を普通可変入賞球装置4の真上部分から再度遊技領域3に排出するための球排出口44が形成されている。しかして、ワープ通路40内を流下した遊技球、言い換えればワープ入口41に入った遊技球は、球排出口44から再度遊技領域3に排出されることで、比較的、普通可変入賞球装置4に入賞し易くなっている。また、ワープ入口41付近のワープ通路40には、該ワープ通路40内を流下した遊技球を検出するための特別球検出器45(特別球検出器)が設けられている。特別球検出器45は、通過球の検出に基づいてLCD表示器31の表示画面に特別演出として後述するキャラクタ画像46を表示させるようになっている。なお、特別球検出器45が通過球を検出しても、この球検出に基づいた賞球の払い出しは行われないものである。このように、特別球検出器45を通過する遊技球は、賞球の払い出しと直接関係するものでないため、特別球検出器45に多くの遊技球を流すようにすることができ、特別演出を頻繁に行なわせることで遊技の興趣を向上させることができる。また、特別演出を実行させるための球検出信号は、特別球検出器45から演出制御基板54に対して送信されるものであるため、遊技制御手段の回路構成を簡素化することができ、このため、当りを決定するためのプログラムが記憶されているために不正の対象となり易い遊技制御手段のプログラムROMに不正があっても発見し易くなると共に、不正発見の際の検査が容易になり、仮に回路に不正が加えられた場合でもその発見が容易になる。
【0017】
図3は、遊技制御部を中心としたシステム構成例を示すブロック図である。本実施形態におけるパチンコ遊技機は、主として、電源部(電源基板)50と、遊技制御部(主基板)51(遊技制御手段,判定手段,判定結果コマンド送信手段)と、入力部52と、出力部53と、演出制御部(演出制御基板)54(演出制御手段,保留記憶情報格納手段,特定遊技状態情報判定手段,特別演出制御手段,特定遊技状態予告報知手段,特定遊技状態連続予告報知手段,予告報知決定手段)と、賞球払出制御手段と(図示しない)と、を備えている。
【0018】
電源部50は、パチンコ遊技機内の各回路に所定の電源電圧を供給するものである。遊技制御部51は、遊技制御基板内に設けられた各種回路から構成されており、特図ゲームにおいて用いる乱数の生成機能、入力部52を介して信号の入力を行う機能、出力部53を介して信号の出力を行う機能、演出制御部54に対して制御コマンド信号を出力する機能等を備えている。
【0019】
入力部52は、始動球検出器7、通過球検出器16、特定球検出器12、入賞個数検出器11、入賞球検出器18等から構成され、遊技球の検出を行うようになっている。出力部53は、普通電動役物ソレノイド5、大入賞口内誘導板ソレノイド14、大入賞口扉ソレノイド9等から構成され、役物の開閉動作を行うようになっている。
【0020】
演出制御部54は、遊技制御部51から送信される制御コマンド信号に基づいて、特図ゲームにおける特図表示制御、普図ゲームにおける普図表示制御、特別演出におけるキャラクタ画像46の表示制御、音声出力制御、ランプ表示制御を、それぞれ遊技制御部51とは独立して実行するものである。また、賞球払出制御部は、各種入賞装置(始動球検出器7、特定球検出器12、入賞個数検出器11、入賞球検出器18)による入賞検出に基づき遊技制御部51から制御コマンド信号が送信されると、これに応じて図示しない球払出装置を駆動して所定数の賞球を払い出すようになっている。
【0021】
ここで、特別可変表示装置30上に表示される特別図柄の仮停止タイミングや変動時間等は、変動パターン指定コマンドに従って一意に定まっている。すなわち、演出制御部54、変動パターン指定コマンドを受け取ったタイミングから、特別可変表示装置30上における特別図柄の変動、スピーカ24からの音声出力及び各種ランプ・LED17,20,36,37,38の明滅表示が連動して行われるように制御を行っている。
【0022】
図4は、演出制御部の詳細を示すブロック図である。演出制御部54は、遊技制御部51とは独立して特図・普図の各ゲーム及び特別演出(キャラクタ画像46)における表示制御を行う表示制御部54a、スピーカ24からの音の発生制御を行う音声制御部54b、ランプ・LED17,20,36,37,38の発光制御を行うランプ制御部54c、特別球検出器45からの球検出信号を入力する入力部54d、プログラムに従って各制御部54a〜54dの制御動作を行うCPU(Central rocessing Unit)54e、遊技制御部51からの信号に従って所定の構成部材を制御するプログラムや発光,発音のパターン等を記憶するROM(Read Only Memory)54f、ワークメモリとして使用される記憶手段の一例であるRAM(Random Access Memory)54gから構成されている。
【0023】
表示制御部54aは、遊技制御部51から出力される表示制御コマンドデータ(変動パターン指定コマンド)に基づいて特図ゲームに用いられる画像を特別可変表示装置30上に表示する。このため、表示制御部54aは、画像処理プロセッサとしてのGCL(Graphics Controller LSI)60と、動画圧縮・伸張部61と、キャラクタのデータを格納するCGROM62と、フレームバッファ、キャラクタのソースデータ、パレットデータを格納するSDRAM(VRAM:Video RAM)63と、特別可変表示装置30に信号を出力するための表示制御部64及びDAC65と、普通図柄表示器35に信号を出力するための普通図柄駆動回路66とを備えている。なお、GCL60は、描画順序や、色数、拡大縮小率、パレット番号、座標等を指定するためのパラメータとなるアトリビュートを解析するためのアトリビュート解析部60a、SDRAM63におけるアドレス情報を生成するためのVRAMアドレス生成部60b、クリッピング部60c、半透明輝度変調部60d、パレットバッファ60e、CGデータバッファ60fから構成されている。
【0024】
音声制御部54bは、遊技制御部51からの信号に従って音声や効果音を発生する音声IC70と、音声データ等を記憶する音声ROM71と、音声信号を増幅してスピーカ24に出力するための低周波増幅回路72と、低周波増幅回路72から出力される音声信号の出力レベルを設定されている音量に応じたレベルにするデジタルボリューム73とを備えている。
【0025】
ランプ制御部54cは、ランプ・LEDを構成する遊技状態飾りランプ17,20に信号を出力するためのランプ駆動回路80と、ランプ・LEDを構成する遊技状態飾りLED36,37,38に信号を出力するためのLED駆動回路81とを備えている。
【0026】
入力部54dは、特別球検出器45から球検出信号を入力するための信号入力回路90を備えている。
【0027】
次に、キャラクタ画像46の表示による特別演出について遊技制御部51及び演出制御部54で行なわれる制御の順位に沿って図5乃至図7を参照して説明する。まず、図5(A)及び図6(A)に示すように、可変表示部32a〜32cで図柄が停止表示されている状態で、表飾り部材33のワープ入口41に遊技球が入り、ワープ通路40内での遊技球の通過を特別球検出器45が検出(特別球検出器45がON)すると、図5(B)及び図6(B)に示すように、LCD表示器31の表示画面の右上領域に、通常形態となる「オタマジャクシ」のキャラクタ画像46を表示するステップが実行される。このように、LCD表示器31に通常形態となる「オタマジャクシ」のキャラクタ画像46が表示されている間に、図5(C)に示すように、普通可変入賞球装置4への遊技球の入賞に伴い始動球検出器7がONすることにより、図5(C)及び図6(C)に示すように、可変表示部32a〜32cで図柄の変動表示を行なうステップが実行される。
【0028】
なお、可変表示部32a〜32cで図柄の変動表示が行なわれている間に普通可変入賞球装置4へ遊技球が入賞した場合、判定手段としての遊技制御部51のCPUによって特定遊技状態とするか否かが判定され、この判定結果を示す判定結果コマンドが判定結果コマンド送信手段としての遊技制御部51のCPUによって演出制御手段としての演出制御部54に送信される。そして、保留記憶格納情報手段としての演出制御部54のCPU54eでは、判定結果コマンドに基づいて始動記憶と判定結果とを関連付けて格納する。なお、この始動記憶と判定結果とを関連付けて格納するとは、具体的には、例えば、最初の始動記憶から第3番目の始動記憶まではハズレに係るものであり、第4番めの始動記憶は当りに係るものであるというように、それぞれの始動記憶が当りであるかハズレであるかも合わせて記憶していることを意味している。
【0029】
上記のように、通常形態となる「オタマジャクシ」のキャラクタ画像46が表示されている間に、更に普通可変入賞球装置4へ遊技球が入賞した場合において、遊技制御部51のCPU(判定手段)が特別図柄の大当りを決定(図5中、「当り入賞」で指示)し、この判定結果を示す判定結果コマンドが遊技制御部51のCPU(判定結果コマンド送信手段)によって演出制御部54(演出制御手段)に送信され、更に、演出制御部54のCPU54e(保留記憶格納情報手段)における情報格納領域内に当りの情報(特定遊技状態とする旨の情報)が格納されていると演出制御部54のCPU54e(特定遊技状態情報判定手段)によって判定された時点で、演出制御部54のCPU54e(保留記憶格納情報手段)に格納されている次の始動記憶に基づく可変表示部32a〜32cでの変動から、キャラクタ画像46が通常状態から大当り予告形態に変化する(切り換わる)こととなる。具体的には、図5(D)及び図6(D)に示すように、最初の普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動を停止するステップが実行された後、図5(E)及び図6(E)に示すように、2番目の始動記憶に基づく可変表示部32a〜32cでの変動を実行するステップが実行される。このとき、同時にキャラクタ画像46の表示形態が通常形態の「オタマジャクシ」から大当り予告形態となる「足が生えたオタマジャクシ」に変化させるステップが実行される。可変表示部32a〜32cで変動が開始して所定時間が経過後すると、図5(F)及び図6(F)に示すように、2番目の普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動を停止するステップが実行される。
【0030】
2番目の普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動が停止すると、図5(G)及び図7(G)に示すように、3番目の始動記憶に基づく可変表示部32a〜32cでの変動を実行するステップが実行される。このとき、同時にキャラクタ画像46の表示形態(大当り予告形態)を「脚が生えたオタマジャクシ」から「手と脚が生えたオタマジャクシ」に変化させるステップが実行される。可変表示部32a〜32cで変動が開始して所定時間が経過後すると、図5(H)及び図7(H)に示すように、3番目の普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動を停止するステップが実行される。なお、最初の普通可変入賞球装置4への入賞から3番目の普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動は、遊技制御部51によりハズレが決定されているものであるため、それぞれ、図6(D),図6(F),図7(H)に示すように、その表示結果はハズレの図柄となる。
【0031】
3番目の普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動が停止すると、図5(I)及び図7(I)に示すように、4番目の始動記憶に基づく可変表示部32a〜32cでの変動を実行するステップが実行される。このとき、同時にキャラクタ画像46の表示形態(大当り予告形態)を「手と脚が生えたオタマジャクシ」から「カエル」に変化させるステップが実行される。可変表示部32a〜32cで変動が開始して所定時間が経過後すると、図5(J)及び図7(J)に示すように、4番目の普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動を停止するステップが実行される。この4番目の普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動は、上記したように、遊技制御部51により大当りが決定されているものであるため、図7(J)に示すように、その表示結果は大当りの図柄となる。
【0032】
そして、可変表示部32a〜32cで大当り図柄の導出表示が行われると、図5(K)及び図7(K)に示すように、可変表示部32a〜32cでの大当り図柄(「7,7,7」)の停止表示に換えて、遊技者に大当りとなった旨を報知する「大当り」の文字47を表示するステップが実行される。また、キャラクタ画像46の表示(特別演出)は、特別可変入賞球装置8の開放開始と同時に終了され、その後、再度、特別球検出器45での球検出があると、通常形態となる「オタマジャクシ」のキャラクタ画像46が表示されて特別演出が再開される。
【0033】
以上のように、本実施形態の構成によれば、始動領域(普通可変入賞球装置4)への遊技球の通過を検出する始動球検出手段(始動球検出器7)と、該始動球検出手段の球検出に基づく可変表示の実行条件が成立した後、可変表示の開始条件の成立に基づいて識別情報(特別図柄)の可変表示を開始し、表示結果を導出表示可能な可変表示装置(特別可変表示装置30)と、を備え、前記識別情報の表示結果が予め定めた特定表示態様(大当り図柄)となるときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生する機能を有する遊技機において、遊技の進行を制御する遊技制御手段(遊技制御部51)と、前記可変表示装置における識別情報の可変表示制御を含む演出制御を行う演出制御手段(演出制御部54)と、前記始動領域とは別に設けられた通過球検出領域(ワープ通路40)への遊技球の通過を検出することにより前記演出制御手段に対して球検出信号を送信する通過球検出手段(特別球検出器45)と、を備え、前記遊技制御手段は、前記実行条件の成立時に特定遊技状態とするか否かを判定する判定手段(遊技制御部51のCPUにより特別図柄の表示結果を決定する機能)と、該判定手段による判定結果を示す判定結果コマンドを前記演出制御手段に向けて送信する判定結果コマンド送信手段(遊技制御部51のCPUにより演出制御部54に判定結果コマンドを送信する機能)と、を含み、前記演出制御手段は、前記判定結果コマンド送信手段から送信される判定結果コマンドに基づいて、実行条件が成立したが未だ開始条件が成立していない始動記憶数と前記判定結果とを関連付けて格納する保留記憶情報格納手段(演出制御部54のCPU54eにより始動記憶数と判定結果とを関連付けて格納する機能)と、該保留記憶情報格納手段における情報格納領域内に特定遊技状態とする旨の情報が格納されているかを判定する特定遊技状態情報判定手段(演出制御部54のCPU54eにより情報格納領域内に特定遊技状態とする旨の情報が格納されているかを判定する機能)と、前記通過球検出手段から送信される球検出信号に基づいて、前記識別情報の可変表示とは異なる特別演出(キャラクタ画像46の表示)を実行させる特別演出制御手段(演出制御部54のCPU54eにより特別演出を実行させる機能)と、該特別演出制御手段による特別演出の実行中に、前記判定手段により前記保留記憶情報格納手段内に特定遊技状態とする旨の情報があると判定されたとき、当該特定遊技状態とする旨の情報以前の情報に係る識別情報の可変表示のときに特別演出の態様(キャラクタ画像46の表示形態)を切り換えて特定遊技状態となる旨の予告報知を実行する特定遊技状態予告報知手段(演出制御部54のCPU54eによりキャラクタ画像46を大当り予告形態に切り換える機能)と、を含むことを特徴とする。
【0034】
このように構成することにより、特定遊技状態、即ち、当りとなる可変表示以前の段階から可変表示に合わせて特別演出の態様を切り換えることで当りが発生する旨の予告報知をすることができるため、遊技者は当りへの期待を持つことができる。また、特別演出を実行させるための球検出信号は、通過球検出手段から演出制御基板に対して送信されるものであるため、遊技制御手段に特別演出のための回路構成を設ける必要がなくなり、遊技制御手段のプログラム量を少なくすることができると共に、制御手段を軽減することができる。
【0035】
なお、実施形態中では、当り予告報知として特別演出の態様(キャラクタ画像46の表示形態)を切り換える構成において、「オタマジャクシ」から「カエル」に成長するキャラクタ画像46を3段階で切り換えて行うようになっているが、この構成に限定するものではない。例えば、キャラクタ画像の切り換えをより多く設定することで、「オタマジャクシ」から「カエル」に成長する一連の画像をアニメーションのような動画像として表示するようにしてもよい。また、キャラクタ画像は、カエル等の生物に限定するものではない。例えば、立方体形状の物質が徐々に球形状の物質に変化するような表示であってもよい。
【0036】
また、前記演出制御手段は、前記予告報知を連続して実行する特定遊技状態連続予告報知手段(演出制御部54のCPU54eにより予告報知を連続的に実行する機能)を有することを特徴とする。このように構成することにより、大当りの予告報知が連続して行なわれるため、単に大当りの予告報知を行なうものでなく、予告報知にストーリー性を持たせる等の特別演出をすることができ、予告報知の特別演出の効果を向上させることができる。
【0037】
また、前記演出制御手段は、前記予告報知を実行するか否かを所定の確率で決定する予告報知決定手段(演出制御部54のCPU54eにより予告報知を実行するか否かを所定の確率で決定する機能)を有することを特徴とする。このように構成することにより、当りとなる場合でも当りが発生する旨の予告報知が行なわれるときと行なわれないときがあるため、当りとなるたびに予告報知を行なった場合のように予告報知の効果が薄れてしまうということがなく、遊技者は当りの予告報知が行なわれるか否かに対して期待感を持つことができる。
【0038】
また、前記特別演出は、前記可変表示装置に表示されるキャラクタ画像46であることを特徴とする。このように構成することにより、キャラクタ画像46を用いることで遊技者が識別情報の可変表示を注視する視野範囲で実行でき、予告報知にストーリー性を持たせる等の特別演出をすることができ、予告報知の特別演出の効果を向上させることができる。
【0039】
更に、前記可変表示装置30の表示部の外周を装飾すると共に下辺部に遊技球を転動する球転動部43が形成された装飾部材(表飾り部材33)を備え、該装飾部材33には、受入れた遊技球を前記球転動部43に誘導する球誘導通路(ワープ通路40)を前記通過球検出領域として設けると共に、該球誘導通路内に前記通過球検出手段を設けることを特徴とする。このように構成することにより、スペースを有効に活用することができる。
【0040】
なお、上記した実施形態は、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、実施形態中では、特別図柄の変動を行う可変表示装置をLCD表示器で構成しているが、特にこれに限定するものではなく、CRT、LED、VFD、EL、あるいはプラズマ等の画像表示器や、ドラム式、ルーフ式、あるいはベルト式で構成することも可能である。また、本発明に係る識別情報は特別図柄に限らず、普通図柄(当り図柄を導出表示したときに普通可変入賞球装置の開放制御が実行される図柄)を識別情報としてもよい。言い換えれば、本発明の可変表示装置を普通図柄表示器としてもよい。また、特別演出の種類は1種類に限定するものではなく(実施形態中では、「カエル」に関連した一連のキャラクタ画像)、特別演出の種類を複数種類設定しておき、特別演出の開始毎で種類を切り換えるようにしてもよい。例えば、最初の特別演出時には、「カエル」に関連した一連のキャラクタ画像(条件の成立に応じて「オタマジャクシ」から「カエル」に成長するまでの画像)を表示し、2回目の特別演出時には、「ニワトリ」に関連した一連のキャラクタ画像(条件の成立に応じて「ヒヨコ」から「ニワトリ」に成長するまでの画像)を表示する等してもよい。また、特別演出の態様としては、キャラクタ画像の表示に限定するものではなく、発光手段の発光制御や音発生手段の音発生制御によって特別演出を実行するようにしてもよい。具体的には、特別球検出手段の球検出に基づいて特別演出を開始するときには、通常の態様で発光あるいは音発生を実行し、当り予告報知時には通常の態様とは異なった特別な態様(当り予告報知の態様)に発光あるいは音発生の態様を切り換えるようにしてもよい。
【0041】
また、実施形態中では、一旦、特別球検出手段で球検出があると、特別遊技状態が発生するまで特別演出を継続的に行う構成(具体的には、当りとなる始動入賞がある時点まで「オタマジャクシ」のキャラクタ画像を継続的に表示する構成)としているが、これに限定するものではない。例えば、最初の特別球検出手段による球検出から所定時間(例えば、5分)が経過した時点で、当りとなる始動入賞も次の特別球検出手段による球検出もないときは、特別演出を終了する(具体的には、「オタマジャクシ」のキャラクタ画像を消す)ようにしてもよい。また、特別球検出手段の配置位置は、実施形態中に記載の位置(表飾り部材のワープ通路内)に限定するものではない。例えば、遊技領域内に特別球検出用のゲートを別途設けるようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明においては、特定遊技状態、即ち、当りとなる可変表示以前の段階から可変表示に合わせて特別演出の態様を切り換えることで当りが発生する旨の予告報知をすることができるため、遊技者は当りへの期待を持つことができる。また、特別演出を実行させるための球検出信号は、通過球検出手段から演出制御基板に対して送信されるものであるため、遊技制御手段に特別演出のための回路構成を設ける必要がなくなり、遊技制御手段のプログラム量を少なくすることができると共に制御負担を軽減することができる。
【0043】
また、請求項2の発明においては、大当りの予告報知が連続して行なわれるため、単に大当りの予告報知を行なうものでなく、予告報知にストーリー性を持たせる等の特別演出をすることができ、予告報知の特別演出の効果を向上させることができる。
【0044】
また、請求項3の発明においては、当りとなる場合でも当りが発生する旨の予告報知が行なわれるときと行なわれないときがあるため、当りとなるたびに予告報知を行なった場合のように予告報知の効果が薄れてしまうということがなく、遊技者は当りの予告報知が行なわれるか否かに対して期待感を持つことができる。
【0045】
また、請求項4の発明においては、キャラクタ画像を用いることで遊技者が識別情報の可変表示を注視する視野範囲で実行でき、予告報知にストーリー性を持たせる等の特別演出をすることができ、予告報知の特別演出の効果を向上させることができる。
【0046】
更に、請求項5の発明においては、スペースを有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面図である。
【図2】特別可変表示装置を示す正面図である。
【図3】遊技制御部を中心としたシステム構成例を示すブロック図である。
【図4】図3における表示制御部の詳細を示すブロック図である。
【図5】キャラクタ画像の表示制御を示すタイムチャートである。
【図6】同図(A)〜(F)はキャラクタ画像の表示態様を示す説明図である。
【図7】同図(G)〜(L)はキャラクタ画像の表示態様を示す説明図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
4 普通可変入賞球装置(始動領域)
7 始動球検出器(始動球検出手段)
8 特別可変入賞球装置(可変入賞球装置)
30 特別可変表示装置(可変表示装置)
31 LCD表示器
32a〜32c 可変表示部
33 表飾り部材(装飾部材)
35 普通可変表示器
40 ワープ通路(通過球検出領域,球誘導通路)
45 特別球検出器(通過球検出手段)
46 キャラクタ画像
51 遊技制御部(遊技制御手段,判定手段,判定結果コマンド送信手段)
54 演出制御部(演出制御手段,保留記憶情報格納手段,特定遊技状態情報判定手段,特別演出制御手段,特定遊技状予告報知手段,特定遊技状連続予告報知手段,予告報知決定手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、始動領域への遊技球の通過を検出する始動球検出手段と、該始動球検出手段の球検出に基づく可変表示の実行条件が成立した後、可変表示の開始条件の成立に基づいて識別情報の可変表示を開始し、表示結果を導出表示可能な可変表示装置と、を備え、前記識別情報の表示結果が予め定めた特定表示態様となるときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生する機能を有する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ遊技機等の遊技機においては、可変表示装置上で識別情報の可変表示を行い、その表示結果が特定表示態様となる場合に当りとするものが数多く提供されている。この可変表示装置は、遊技機の遊技盤上に設けられた始動入賞口への遊技球の入賞によって可変表示が開始するものであるが、特開2002−58798に示すように、始動入賞口とは別に通過ゲートを設け、この通過ゲートを遊技球が通過した際に、可変表示装置の可変表示とはまったく関係なく可動部材を動作させると共にランプを発光させることにより特別演出を行なうもの(従来例1)があった。また、始動入賞口に遊技球が入賞すると、可変表示装置で可変表示すると共に、可変表示の実行中にキャラクタを表示するもの(従来例2)があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来例1の場合、始動入賞口への遊技球の入賞による可変表示装置での可変表示と通過ゲートの遊技球の通過による可動部材の動作等とをそれぞれ独立して行なうことができるが、始動入賞口への入賞による検出信号と通過ゲートの通過による検出信号とを用いて、可変表示に特別演出を行なうことができないという問題があった。また、上記した従来例2の場合、可変表示にキャラクタを表示できるものの、可変表示とキャラクタ表示は、共に始動入賞口への遊技球の入賞に基づくものであり、始動入賞口への入賞以外の要因が介在するものではないため、遊技に変化がなく、遊技の興趣に欠けるという問題があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、始動領域(始動入賞口)とは異なる通過球検出領域(通過ゲート)を遊技球が通過することにより可変表示に作用を及ぼすような態様の特別演出を行なうと共に、保留記憶内に当り記憶がある場合に特別演出により当りの予告を行なう遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては、始動領域への遊技球の通過を検出する始動球検出手段と、該始動球検出手段の球検出に基づく可変表示の実行条件が成立した後、可変表示の開始条件の成立に基づいて識別情報の可変表示を開始し、表示結果を導出表示可能な可変表示装置と、を備え、前記識別情報の表示結果が予め定めた特定表示態様となるときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生する機能を有する遊技機において、遊技の進行を制御する遊技制御手段と、前記可変表示装置における識別情報の可変表示制御を含む演出制御を行う演出制御手段と、前記始動領域とは別に設けられた通過球検出領域への遊技球の通過を検出することにより前記演出制御手段に対して球検出信号を送信する通過球検出手段と、を備え、前記遊技制御手段は、前記実行条件の成立時に特定遊技状態とするか否かを判定する判定手段と、該判定手段による判定結果を示す判定結果コマンドを前記演出制御手段に向けて送信する判定結果コマンド送信手段と、を含み、前記演出制御手段は、前記判定結果コマンド送信手段から送信される判定結果コマンドに基づいて、実行条件が成立したが未だ開始条件が成立していない始動記憶数と前記判定結果とを関連付けて格納する保留記憶情報格納手段と、該保留記憶情報格納手段における情報格納領域内に特定遊技状態とする旨の情報が格納されているかを判定する特定遊技状態情報判定手段と、前記通過球検出手段から送信される球検出信号に基づいて、前記識別情報の可変表示とは異なる特別演出を実行させる特別演出制御手段と、該特別演出制御手段による特別演出の実行中に、前記判定手段により前記保留記憶情報格納手段内に特定遊技状態とする旨の情報があると判定されたとき、当該特定遊技状態とする旨の情報以前の情報に係る識別情報の可変表示のときに特別演出の態様を切り換えて特定遊技状態となる旨の予告報知を実行する特定遊技状態予告報知手段と、を含むことを特徴とする。このように構成することにより、特定遊技状態、即ち、当りとなる可変表示以前の段階から可変表示に合わせて特別演出の態様を切り換えることで当りが発生する旨の予告報知をすることができるため、遊技者は当りへの期待を持つことができる。また、特別演出を実行させるための球検出信号は、通過球検出手段から演出制御基板に対して送信されるものであるため、遊技制御手段に特別演出のための回路構成を設ける必要がなくなり、遊技制御手段のプログラム量を少なくすることができると共に制御負担を軽減することができる。
【0005】
また、請求項2の発明においては、前記演出制御手段は、前記予告報知を連続して実行する特定遊技状態連続予告報知手段を有することを特徴とする。このように構成することにより、大当りの予告報知が連続して行なわれるため、単に大当りの予告報知を行なうものでなく、予告報知にストーリー性を持たせる等の特別演出をすることができ、予告報知の特別演出の効果を向上させることができる。
【0006】
また、請求項3の発明においては、前記演出制御手段は、前記予告報知を実行するか否かを所定の確率で決定する予告報知決定手段を有することを特徴とする。このように構成することにより、当りとなる場合でも当りが発生する旨の予告報知が行なわれるときと行なわれないときがあるため、当りとなるたびに予告報知を行なった場合のように予告報知の効果が薄れてしまうということがなく、遊技者は当りの予告報知が行なわれるか否かに対して期待感を持つことができる。
【0007】
また、請求項4の発明においては、前記特別演出は、前記可変表示装置に表示されるキャラクタ画像であることを特徴とする。このように構成することにより、キャラクタ画像を用いることで遊技者が識別情報の可変表示を注視する視野範囲で実行でき、予告報知にストーリー性を持たせる等の特別演出をすることができ、予告報知の特別演出の効果を向上させることができる。
【0008】
更に、請求項5の発明においては、前記可変表示装置の表示部の外周を装飾すると共に下辺部に遊技球を転動する球転動部が形成された装飾部材を備え、該装飾部材には、受入れた遊技球を前記球転動部に誘導する球誘導通路を前記通過球検出領域として設けると共に、該球誘導通路内に前記通過球検出手段を設けることを特徴とする。このように構成することにより、スペースを有効に活用することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形態に係る遊技機(図示ではパチンコ遊技機)の遊技盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤1を示す正面図である。図1において、遊技盤1の表面には、発射された打球を誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植立され、該誘導レール2で区画された領域が遊技領域3を構成している。遊技領域3のほぼ中央には、識別情報(以下、特別図柄という)の可変表示(以下、変動ともいう)を可能にする特別可変表示装置30が配置されている。
【0010】
特別可変表示装置30の下方には、特別図柄の変動を許容する始動機能を有する普通可変入賞球装置4が配置されている。普通可変入賞球装置4は、ソレノイド5(図3に示す普通電動役物ソレノイドを参照)によって垂直(通常開放)位置と傾動(拡大開放)位置との間で可動制御される一対の可動翼片6a,6bを有して、いわゆるチューリップ型役物として構成され、その普通可変入賞球装置4には入賞した打球を検出する始動球検出器7(図3参照)が設けられている。なお、可動翼片6a,6bが垂直(通常開放)位置のときも普通可変入賞球装置4に入賞可能になっている。また、普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動は、変動中を除いて所定の上限回数(本実施形態では、4回)まで記憶され、その旨が特別図柄記憶表示LED38によって表示されるようになっている。
【0011】
普通可変入賞球装置4の下方には、ソレノイド9(図3に示す大入賞口扉ソレノイドを参照)によって入賞領域を開閉制御する開閉板10を備えた特別可変入賞球装置8が配置されている。特別可変入賞球装置8の入賞領域内(開閉板10の内側)には、該開閉板10に受け入れられた遊技球を検出するための入賞個数検出器11(図3参照)と、遊技球の検出(V入賞検出)に伴って特定遊技状態の継続権を成立させる特定球検出器12(図3参照)と、該特定球検出器12又は入賞個数検出器11に遊技球を誘導する誘導板13と、入賞個数検出器11に遊技球を誘導する傾動状態と特定球検出器12に遊技球を誘導する傾動状態とに誘導板13を移行するためのソレノイド14(図3に示す大入賞口内誘導板ソレノイドを参照)と、が設けられている。なお、誘導板13は、開閉板10が開放された時点では遊技球を特定球検出器12に誘導する傾動状態にあり、V入賞検出があるとその時点から遊技球を入賞個数検出器11に誘導する傾動状態に移行するようになっている。
【0012】
しかして、上記のように構成される特別可変入賞球装置8は、以下のように作動する。先ず、打球が普通可変入賞球装置4に入賞して始動球検出器7をONさせると、特別可変表示装置30が変動を開始し、一定時間が経過すると、例えば左・右・中の順で特別図柄が確定され、その確定された図柄の組み合せが所定の大当り組合せ(同一図柄のゾロ目)となったときに特定遊技状態(大当り遊技状態ともいう)となる。なお、普通可変入賞球装置4への入賞において、遊技球1個の入賞に対して5個の賞球が払い出されるようになっている。そして、この特定遊技状態においては、特別可変入賞球装置8の開閉板10が所定期間(例えば、29秒)あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞球が発生するまで開放(開放サイクル)するように設定され、その開放している間遊技盤1の表面を落下する打球を受け止めるようになっている。そして、受け止められた打球が特定球検出器12をONすると、再度上記した開放サイクルを繰り返し、特定球検出器12がONする毎に継続権が成立して開放サイクルを最高15回繰り返すことができるようになっている。
【0013】
また、特別可変表示装置30の左側方には、通過ゲート15が配置されている。通過ゲート15内には、通過球を検出すると左右一対のLEDからなる普通図柄表示器35に表示される普通図柄の変動(左右一対のLEDの点灯移動)を許容する通過球検出器16(図3参照)が設けられている。なお、普通図柄表示器35は、普通図柄が当り図柄となったときに(左右のうち一方の当りLEDが点灯したときに)、普通可変入賞球装置4の可動翼片6a,6bを所定時間が経過するまで開放制御するものである。また、普通図柄の変動は、変動中を除いて所定の上限回数(本実施形態では、4回)まで記憶され、その旨が普通図柄記憶表示LED36によって表示されるようになっている。なお、普通図柄の変動時間は、所定条件の成立に伴う時間短縮時に所定条件の成立していない通常時に比べて短縮されるようになっている。
【0014】
また、遊技領域3を含む遊技盤1の表面には、上記した構成以外にも、飾りランプ17、入賞球検出器18(図3参照)を内蔵した入賞口19、サイドランプ20を内蔵したサイドランプ飾り21、アウト口22、バック球防止部材23等が設けられている。また、パチンコ遊技機には、特定遊技状態時あるいは変動時に点灯又は点滅してその旨を報知する図示しない遊技効果ランプ及び遊技効果LEDが設けられると共に、効果音を発生するスピーカ24(符号のみ図3に記載)が設けられている。
【0015】
次に、特別可変表示装置30の構成について説明する。特別可変表示装置30は、図2に示すように、縦長方形状の表示画面を有するLCD表示器31と、該LCD表示器31の表示画面を臨設する方形状の窓枠部34が形成された表飾り部材33とを備えている。LCD表示器31の表示画面には、左・中・右の特別図柄を個々に可変表示する可変表示部32a〜32cが設けられている。表飾り部材33における窓枠部34の上方には、左右一対のLEDからなる普通図柄表示器35と、普通図柄の始動記憶を表示するための普通図柄記憶表示LED36と、飾りLED37とが設けられている。また、窓枠部34の左右側方には、特別図柄の始動記憶を表示するための特別図柄記憶表示LED38と、ワープ通路40とが設けられている。
【0016】
ワープ通路40の上流端部には、表飾り部材33の側方を流下する遊技球を受入れるためのワープ入口41が形成される一方、下流端部には、ワープ通路40内を流下した遊技球を表飾り部材33の下辺部分に形成された球転動部43に排出するためのワープ出口42が形成されている。なお、球転動部43の前端には、遊技球を普通可変入賞球装置4の真上部分から再度遊技領域3に排出するための球排出口44が形成されている。しかして、ワープ通路40内を流下した遊技球、言い換えればワープ入口41に入った遊技球は、球排出口44から再度遊技領域3に排出されることで、比較的、普通可変入賞球装置4に入賞し易くなっている。また、ワープ入口41付近のワープ通路40には、該ワープ通路40内を流下した遊技球を検出するための特別球検出器45(特別球検出器)が設けられている。特別球検出器45は、通過球の検出に基づいてLCD表示器31の表示画面に特別演出として後述するキャラクタ画像46を表示させるようになっている。なお、特別球検出器45が通過球を検出しても、この球検出に基づいた賞球の払い出しは行われないものである。このように、特別球検出器45を通過する遊技球は、賞球の払い出しと直接関係するものでないため、特別球検出器45に多くの遊技球を流すようにすることができ、特別演出を頻繁に行なわせることで遊技の興趣を向上させることができる。また、特別演出を実行させるための球検出信号は、特別球検出器45から演出制御基板54に対して送信されるものであるため、遊技制御手段の回路構成を簡素化することができ、このため、当りを決定するためのプログラムが記憶されているために不正の対象となり易い遊技制御手段のプログラムROMに不正があっても発見し易くなると共に、不正発見の際の検査が容易になり、仮に回路に不正が加えられた場合でもその発見が容易になる。
【0017】
図3は、遊技制御部を中心としたシステム構成例を示すブロック図である。本実施形態におけるパチンコ遊技機は、主として、電源部(電源基板)50と、遊技制御部(主基板)51(遊技制御手段,判定手段,判定結果コマンド送信手段)と、入力部52と、出力部53と、演出制御部(演出制御基板)54(演出制御手段,保留記憶情報格納手段,特定遊技状態情報判定手段,特別演出制御手段,特定遊技状態予告報知手段,特定遊技状態連続予告報知手段,予告報知決定手段)と、賞球払出制御手段と(図示しない)と、を備えている。
【0018】
電源部50は、パチンコ遊技機内の各回路に所定の電源電圧を供給するものである。遊技制御部51は、遊技制御基板内に設けられた各種回路から構成されており、特図ゲームにおいて用いる乱数の生成機能、入力部52を介して信号の入力を行う機能、出力部53を介して信号の出力を行う機能、演出制御部54に対して制御コマンド信号を出力する機能等を備えている。
【0019】
入力部52は、始動球検出器7、通過球検出器16、特定球検出器12、入賞個数検出器11、入賞球検出器18等から構成され、遊技球の検出を行うようになっている。出力部53は、普通電動役物ソレノイド5、大入賞口内誘導板ソレノイド14、大入賞口扉ソレノイド9等から構成され、役物の開閉動作を行うようになっている。
【0020】
演出制御部54は、遊技制御部51から送信される制御コマンド信号に基づいて、特図ゲームにおける特図表示制御、普図ゲームにおける普図表示制御、特別演出におけるキャラクタ画像46の表示制御、音声出力制御、ランプ表示制御を、それぞれ遊技制御部51とは独立して実行するものである。また、賞球払出制御部は、各種入賞装置(始動球検出器7、特定球検出器12、入賞個数検出器11、入賞球検出器18)による入賞検出に基づき遊技制御部51から制御コマンド信号が送信されると、これに応じて図示しない球払出装置を駆動して所定数の賞球を払い出すようになっている。
【0021】
ここで、特別可変表示装置30上に表示される特別図柄の仮停止タイミングや変動時間等は、変動パターン指定コマンドに従って一意に定まっている。すなわち、演出制御部54、変動パターン指定コマンドを受け取ったタイミングから、特別可変表示装置30上における特別図柄の変動、スピーカ24からの音声出力及び各種ランプ・LED17,20,36,37,38の明滅表示が連動して行われるように制御を行っている。
【0022】
図4は、演出制御部の詳細を示すブロック図である。演出制御部54は、遊技制御部51とは独立して特図・普図の各ゲーム及び特別演出(キャラクタ画像46)における表示制御を行う表示制御部54a、スピーカ24からの音の発生制御を行う音声制御部54b、ランプ・LED17,20,36,37,38の発光制御を行うランプ制御部54c、特別球検出器45からの球検出信号を入力する入力部54d、プログラムに従って各制御部54a〜54dの制御動作を行うCPU(Central rocessing Unit)54e、遊技制御部51からの信号に従って所定の構成部材を制御するプログラムや発光,発音のパターン等を記憶するROM(Read Only Memory)54f、ワークメモリとして使用される記憶手段の一例であるRAM(Random Access Memory)54gから構成されている。
【0023】
表示制御部54aは、遊技制御部51から出力される表示制御コマンドデータ(変動パターン指定コマンド)に基づいて特図ゲームに用いられる画像を特別可変表示装置30上に表示する。このため、表示制御部54aは、画像処理プロセッサとしてのGCL(Graphics Controller LSI)60と、動画圧縮・伸張部61と、キャラクタのデータを格納するCGROM62と、フレームバッファ、キャラクタのソースデータ、パレットデータを格納するSDRAM(VRAM:Video RAM)63と、特別可変表示装置30に信号を出力するための表示制御部64及びDAC65と、普通図柄表示器35に信号を出力するための普通図柄駆動回路66とを備えている。なお、GCL60は、描画順序や、色数、拡大縮小率、パレット番号、座標等を指定するためのパラメータとなるアトリビュートを解析するためのアトリビュート解析部60a、SDRAM63におけるアドレス情報を生成するためのVRAMアドレス生成部60b、クリッピング部60c、半透明輝度変調部60d、パレットバッファ60e、CGデータバッファ60fから構成されている。
【0024】
音声制御部54bは、遊技制御部51からの信号に従って音声や効果音を発生する音声IC70と、音声データ等を記憶する音声ROM71と、音声信号を増幅してスピーカ24に出力するための低周波増幅回路72と、低周波増幅回路72から出力される音声信号の出力レベルを設定されている音量に応じたレベルにするデジタルボリューム73とを備えている。
【0025】
ランプ制御部54cは、ランプ・LEDを構成する遊技状態飾りランプ17,20に信号を出力するためのランプ駆動回路80と、ランプ・LEDを構成する遊技状態飾りLED36,37,38に信号を出力するためのLED駆動回路81とを備えている。
【0026】
入力部54dは、特別球検出器45から球検出信号を入力するための信号入力回路90を備えている。
【0027】
次に、キャラクタ画像46の表示による特別演出について遊技制御部51及び演出制御部54で行なわれる制御の順位に沿って図5乃至図7を参照して説明する。まず、図5(A)及び図6(A)に示すように、可変表示部32a〜32cで図柄が停止表示されている状態で、表飾り部材33のワープ入口41に遊技球が入り、ワープ通路40内での遊技球の通過を特別球検出器45が検出(特別球検出器45がON)すると、図5(B)及び図6(B)に示すように、LCD表示器31の表示画面の右上領域に、通常形態となる「オタマジャクシ」のキャラクタ画像46を表示するステップが実行される。このように、LCD表示器31に通常形態となる「オタマジャクシ」のキャラクタ画像46が表示されている間に、図5(C)に示すように、普通可変入賞球装置4への遊技球の入賞に伴い始動球検出器7がONすることにより、図5(C)及び図6(C)に示すように、可変表示部32a〜32cで図柄の変動表示を行なうステップが実行される。
【0028】
なお、可変表示部32a〜32cで図柄の変動表示が行なわれている間に普通可変入賞球装置4へ遊技球が入賞した場合、判定手段としての遊技制御部51のCPUによって特定遊技状態とするか否かが判定され、この判定結果を示す判定結果コマンドが判定結果コマンド送信手段としての遊技制御部51のCPUによって演出制御手段としての演出制御部54に送信される。そして、保留記憶格納情報手段としての演出制御部54のCPU54eでは、判定結果コマンドに基づいて始動記憶と判定結果とを関連付けて格納する。なお、この始動記憶と判定結果とを関連付けて格納するとは、具体的には、例えば、最初の始動記憶から第3番目の始動記憶まではハズレに係るものであり、第4番めの始動記憶は当りに係るものであるというように、それぞれの始動記憶が当りであるかハズレであるかも合わせて記憶していることを意味している。
【0029】
上記のように、通常形態となる「オタマジャクシ」のキャラクタ画像46が表示されている間に、更に普通可変入賞球装置4へ遊技球が入賞した場合において、遊技制御部51のCPU(判定手段)が特別図柄の大当りを決定(図5中、「当り入賞」で指示)し、この判定結果を示す判定結果コマンドが遊技制御部51のCPU(判定結果コマンド送信手段)によって演出制御部54(演出制御手段)に送信され、更に、演出制御部54のCPU54e(保留記憶格納情報手段)における情報格納領域内に当りの情報(特定遊技状態とする旨の情報)が格納されていると演出制御部54のCPU54e(特定遊技状態情報判定手段)によって判定された時点で、演出制御部54のCPU54e(保留記憶格納情報手段)に格納されている次の始動記憶に基づく可変表示部32a〜32cでの変動から、キャラクタ画像46が通常状態から大当り予告形態に変化する(切り換わる)こととなる。具体的には、図5(D)及び図6(D)に示すように、最初の普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動を停止するステップが実行された後、図5(E)及び図6(E)に示すように、2番目の始動記憶に基づく可変表示部32a〜32cでの変動を実行するステップが実行される。このとき、同時にキャラクタ画像46の表示形態が通常形態の「オタマジャクシ」から大当り予告形態となる「足が生えたオタマジャクシ」に変化させるステップが実行される。可変表示部32a〜32cで変動が開始して所定時間が経過後すると、図5(F)及び図6(F)に示すように、2番目の普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動を停止するステップが実行される。
【0030】
2番目の普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動が停止すると、図5(G)及び図7(G)に示すように、3番目の始動記憶に基づく可変表示部32a〜32cでの変動を実行するステップが実行される。このとき、同時にキャラクタ画像46の表示形態(大当り予告形態)を「脚が生えたオタマジャクシ」から「手と脚が生えたオタマジャクシ」に変化させるステップが実行される。可変表示部32a〜32cで変動が開始して所定時間が経過後すると、図5(H)及び図7(H)に示すように、3番目の普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動を停止するステップが実行される。なお、最初の普通可変入賞球装置4への入賞から3番目の普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動は、遊技制御部51によりハズレが決定されているものであるため、それぞれ、図6(D),図6(F),図7(H)に示すように、その表示結果はハズレの図柄となる。
【0031】
3番目の普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動が停止すると、図5(I)及び図7(I)に示すように、4番目の始動記憶に基づく可変表示部32a〜32cでの変動を実行するステップが実行される。このとき、同時にキャラクタ画像46の表示形態(大当り予告形態)を「手と脚が生えたオタマジャクシ」から「カエル」に変化させるステップが実行される。可変表示部32a〜32cで変動が開始して所定時間が経過後すると、図5(J)及び図7(J)に示すように、4番目の普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動を停止するステップが実行される。この4番目の普通可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動は、上記したように、遊技制御部51により大当りが決定されているものであるため、図7(J)に示すように、その表示結果は大当りの図柄となる。
【0032】
そして、可変表示部32a〜32cで大当り図柄の導出表示が行われると、図5(K)及び図7(K)に示すように、可変表示部32a〜32cでの大当り図柄(「7,7,7」)の停止表示に換えて、遊技者に大当りとなった旨を報知する「大当り」の文字47を表示するステップが実行される。また、キャラクタ画像46の表示(特別演出)は、特別可変入賞球装置8の開放開始と同時に終了され、その後、再度、特別球検出器45での球検出があると、通常形態となる「オタマジャクシ」のキャラクタ画像46が表示されて特別演出が再開される。
【0033】
以上のように、本実施形態の構成によれば、始動領域(普通可変入賞球装置4)への遊技球の通過を検出する始動球検出手段(始動球検出器7)と、該始動球検出手段の球検出に基づく可変表示の実行条件が成立した後、可変表示の開始条件の成立に基づいて識別情報(特別図柄)の可変表示を開始し、表示結果を導出表示可能な可変表示装置(特別可変表示装置30)と、を備え、前記識別情報の表示結果が予め定めた特定表示態様(大当り図柄)となるときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生する機能を有する遊技機において、遊技の進行を制御する遊技制御手段(遊技制御部51)と、前記可変表示装置における識別情報の可変表示制御を含む演出制御を行う演出制御手段(演出制御部54)と、前記始動領域とは別に設けられた通過球検出領域(ワープ通路40)への遊技球の通過を検出することにより前記演出制御手段に対して球検出信号を送信する通過球検出手段(特別球検出器45)と、を備え、前記遊技制御手段は、前記実行条件の成立時に特定遊技状態とするか否かを判定する判定手段(遊技制御部51のCPUにより特別図柄の表示結果を決定する機能)と、該判定手段による判定結果を示す判定結果コマンドを前記演出制御手段に向けて送信する判定結果コマンド送信手段(遊技制御部51のCPUにより演出制御部54に判定結果コマンドを送信する機能)と、を含み、前記演出制御手段は、前記判定結果コマンド送信手段から送信される判定結果コマンドに基づいて、実行条件が成立したが未だ開始条件が成立していない始動記憶数と前記判定結果とを関連付けて格納する保留記憶情報格納手段(演出制御部54のCPU54eにより始動記憶数と判定結果とを関連付けて格納する機能)と、該保留記憶情報格納手段における情報格納領域内に特定遊技状態とする旨の情報が格納されているかを判定する特定遊技状態情報判定手段(演出制御部54のCPU54eにより情報格納領域内に特定遊技状態とする旨の情報が格納されているかを判定する機能)と、前記通過球検出手段から送信される球検出信号に基づいて、前記識別情報の可変表示とは異なる特別演出(キャラクタ画像46の表示)を実行させる特別演出制御手段(演出制御部54のCPU54eにより特別演出を実行させる機能)と、該特別演出制御手段による特別演出の実行中に、前記判定手段により前記保留記憶情報格納手段内に特定遊技状態とする旨の情報があると判定されたとき、当該特定遊技状態とする旨の情報以前の情報に係る識別情報の可変表示のときに特別演出の態様(キャラクタ画像46の表示形態)を切り換えて特定遊技状態となる旨の予告報知を実行する特定遊技状態予告報知手段(演出制御部54のCPU54eによりキャラクタ画像46を大当り予告形態に切り換える機能)と、を含むことを特徴とする。
【0034】
このように構成することにより、特定遊技状態、即ち、当りとなる可変表示以前の段階から可変表示に合わせて特別演出の態様を切り換えることで当りが発生する旨の予告報知をすることができるため、遊技者は当りへの期待を持つことができる。また、特別演出を実行させるための球検出信号は、通過球検出手段から演出制御基板に対して送信されるものであるため、遊技制御手段に特別演出のための回路構成を設ける必要がなくなり、遊技制御手段のプログラム量を少なくすることができると共に、制御手段を軽減することができる。
【0035】
なお、実施形態中では、当り予告報知として特別演出の態様(キャラクタ画像46の表示形態)を切り換える構成において、「オタマジャクシ」から「カエル」に成長するキャラクタ画像46を3段階で切り換えて行うようになっているが、この構成に限定するものではない。例えば、キャラクタ画像の切り換えをより多く設定することで、「オタマジャクシ」から「カエル」に成長する一連の画像をアニメーションのような動画像として表示するようにしてもよい。また、キャラクタ画像は、カエル等の生物に限定するものではない。例えば、立方体形状の物質が徐々に球形状の物質に変化するような表示であってもよい。
【0036】
また、前記演出制御手段は、前記予告報知を連続して実行する特定遊技状態連続予告報知手段(演出制御部54のCPU54eにより予告報知を連続的に実行する機能)を有することを特徴とする。このように構成することにより、大当りの予告報知が連続して行なわれるため、単に大当りの予告報知を行なうものでなく、予告報知にストーリー性を持たせる等の特別演出をすることができ、予告報知の特別演出の効果を向上させることができる。
【0037】
また、前記演出制御手段は、前記予告報知を実行するか否かを所定の確率で決定する予告報知決定手段(演出制御部54のCPU54eにより予告報知を実行するか否かを所定の確率で決定する機能)を有することを特徴とする。このように構成することにより、当りとなる場合でも当りが発生する旨の予告報知が行なわれるときと行なわれないときがあるため、当りとなるたびに予告報知を行なった場合のように予告報知の効果が薄れてしまうということがなく、遊技者は当りの予告報知が行なわれるか否かに対して期待感を持つことができる。
【0038】
また、前記特別演出は、前記可変表示装置に表示されるキャラクタ画像46であることを特徴とする。このように構成することにより、キャラクタ画像46を用いることで遊技者が識別情報の可変表示を注視する視野範囲で実行でき、予告報知にストーリー性を持たせる等の特別演出をすることができ、予告報知の特別演出の効果を向上させることができる。
【0039】
更に、前記可変表示装置30の表示部の外周を装飾すると共に下辺部に遊技球を転動する球転動部43が形成された装飾部材(表飾り部材33)を備え、該装飾部材33には、受入れた遊技球を前記球転動部43に誘導する球誘導通路(ワープ通路40)を前記通過球検出領域として設けると共に、該球誘導通路内に前記通過球検出手段を設けることを特徴とする。このように構成することにより、スペースを有効に活用することができる。
【0040】
なお、上記した実施形態は、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、実施形態中では、特別図柄の変動を行う可変表示装置をLCD表示器で構成しているが、特にこれに限定するものではなく、CRT、LED、VFD、EL、あるいはプラズマ等の画像表示器や、ドラム式、ルーフ式、あるいはベルト式で構成することも可能である。また、本発明に係る識別情報は特別図柄に限らず、普通図柄(当り図柄を導出表示したときに普通可変入賞球装置の開放制御が実行される図柄)を識別情報としてもよい。言い換えれば、本発明の可変表示装置を普通図柄表示器としてもよい。また、特別演出の種類は1種類に限定するものではなく(実施形態中では、「カエル」に関連した一連のキャラクタ画像)、特別演出の種類を複数種類設定しておき、特別演出の開始毎で種類を切り換えるようにしてもよい。例えば、最初の特別演出時には、「カエル」に関連した一連のキャラクタ画像(条件の成立に応じて「オタマジャクシ」から「カエル」に成長するまでの画像)を表示し、2回目の特別演出時には、「ニワトリ」に関連した一連のキャラクタ画像(条件の成立に応じて「ヒヨコ」から「ニワトリ」に成長するまでの画像)を表示する等してもよい。また、特別演出の態様としては、キャラクタ画像の表示に限定するものではなく、発光手段の発光制御や音発生手段の音発生制御によって特別演出を実行するようにしてもよい。具体的には、特別球検出手段の球検出に基づいて特別演出を開始するときには、通常の態様で発光あるいは音発生を実行し、当り予告報知時には通常の態様とは異なった特別な態様(当り予告報知の態様)に発光あるいは音発生の態様を切り換えるようにしてもよい。
【0041】
また、実施形態中では、一旦、特別球検出手段で球検出があると、特別遊技状態が発生するまで特別演出を継続的に行う構成(具体的には、当りとなる始動入賞がある時点まで「オタマジャクシ」のキャラクタ画像を継続的に表示する構成)としているが、これに限定するものではない。例えば、最初の特別球検出手段による球検出から所定時間(例えば、5分)が経過した時点で、当りとなる始動入賞も次の特別球検出手段による球検出もないときは、特別演出を終了する(具体的には、「オタマジャクシ」のキャラクタ画像を消す)ようにしてもよい。また、特別球検出手段の配置位置は、実施形態中に記載の位置(表飾り部材のワープ通路内)に限定するものではない。例えば、遊技領域内に特別球検出用のゲートを別途設けるようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明においては、特定遊技状態、即ち、当りとなる可変表示以前の段階から可変表示に合わせて特別演出の態様を切り換えることで当りが発生する旨の予告報知をすることができるため、遊技者は当りへの期待を持つことができる。また、特別演出を実行させるための球検出信号は、通過球検出手段から演出制御基板に対して送信されるものであるため、遊技制御手段に特別演出のための回路構成を設ける必要がなくなり、遊技制御手段のプログラム量を少なくすることができると共に制御負担を軽減することができる。
【0043】
また、請求項2の発明においては、大当りの予告報知が連続して行なわれるため、単に大当りの予告報知を行なうものでなく、予告報知にストーリー性を持たせる等の特別演出をすることができ、予告報知の特別演出の効果を向上させることができる。
【0044】
また、請求項3の発明においては、当りとなる場合でも当りが発生する旨の予告報知が行なわれるときと行なわれないときがあるため、当りとなるたびに予告報知を行なった場合のように予告報知の効果が薄れてしまうということがなく、遊技者は当りの予告報知が行なわれるか否かに対して期待感を持つことができる。
【0045】
また、請求項4の発明においては、キャラクタ画像を用いることで遊技者が識別情報の可変表示を注視する視野範囲で実行でき、予告報知にストーリー性を持たせる等の特別演出をすることができ、予告報知の特別演出の効果を向上させることができる。
【0046】
更に、請求項5の発明においては、スペースを有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面図である。
【図2】特別可変表示装置を示す正面図である。
【図3】遊技制御部を中心としたシステム構成例を示すブロック図である。
【図4】図3における表示制御部の詳細を示すブロック図である。
【図5】キャラクタ画像の表示制御を示すタイムチャートである。
【図6】同図(A)〜(F)はキャラクタ画像の表示態様を示す説明図である。
【図7】同図(G)〜(L)はキャラクタ画像の表示態様を示す説明図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
4 普通可変入賞球装置(始動領域)
7 始動球検出器(始動球検出手段)
8 特別可変入賞球装置(可変入賞球装置)
30 特別可変表示装置(可変表示装置)
31 LCD表示器
32a〜32c 可変表示部
33 表飾り部材(装飾部材)
35 普通可変表示器
40 ワープ通路(通過球検出領域,球誘導通路)
45 特別球検出器(通過球検出手段)
46 キャラクタ画像
51 遊技制御部(遊技制御手段,判定手段,判定結果コマンド送信手段)
54 演出制御部(演出制御手段,保留記憶情報格納手段,特定遊技状態情報判定手段,特別演出制御手段,特定遊技状予告報知手段,特定遊技状連続予告報知手段,予告報知決定手段)
Claims (5)
- 始動領域への遊技球の通過を検出する始動球検出手段と、該始動球検出手段の球検出に基づく可変表示の実行条件が成立した後、可変表示の開始条件の成立に基づいて識別情報の可変表示を開始し、表示結果を導出表示可能な可変表示装置と、を備え、前記識別情報の表示結果が予め定めた特定表示態様となるときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生する機能を有する遊技機において、
遊技の進行を制御する遊技制御手段と、
前記可変表示装置における識別情報の可変表示制御を含む演出制御を行う演出制御手段と、
前記始動領域とは別に設けられた通過球検出領域への遊技球の通過を検出することにより前記演出制御手段に対して球検出信号を送信する通過球検出手段と、を備え、
前記遊技制御手段は、前記実行条件の成立時に特定遊技状態とするか否かを判定する判定手段と、
該判定手段による判定結果を示す判定結果コマンドを前記演出制御手段に向けて送信する判定結果コマンド送信手段と、を含み、
前記演出制御手段は、前記判定結果コマンド送信手段から送信される判定結果コマンドに基づいて、実行条件が成立したが未だ開始条件が成立していない始動記憶数と前記判定結果とを関連付けて格納する保留記憶情報格納手段と、
該保留記憶情報格納手段における情報格納領域内に特定遊技状態とする旨の情報が格納されているかを判定する特定遊技状態情報判定手段と、
前記通過球検出手段から送信される球検出信号に基づいて、前記識別情報の可変表示とは異なる特別演出を実行させる特別演出制御手段と、
該特別演出制御手段による特別演出の実行中に、前記判定手段により前記保留記憶情報格納手段内に特定遊技状態とする旨の情報があると判定されたとき、当該特定遊技状態とする旨の情報以前の情報に係る識別情報の可変表示のときに特別演出の態様を切り換えて特定遊技状態となる旨の予告報知を実行する特定遊技状態予告報知手段と、を含むことを特徴とする遊技機。 - 前記演出制御手段は、前記予告報知を連続して実行する特定遊技状態連続予告報知手段を有することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 前記演出制御手段は、前記予告報知を実行するか否かを所定の確率で決定する予告報知決定手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
- 前記特別演出は、前記可変表示装置に表示されるキャラクタ画像であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
- 前記可変表示装置の表示部の外周を装飾すると共に下辺部に遊技球を転動する球転動部が形成された装飾部材を備え、該装飾部材には、受入れた遊技球を前記球転動部に誘導する球誘導通路を前記通過球検出領域として設けると共に、該球誘導通路内に前記通過球検出手段を設けることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機。
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