JP2004047185A - 電池の密封構造およびこの電池の取付基板 - Google Patents

電池の密封構造およびこの電池の取付基板 Download PDF

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緒方 慎也
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Abstract

【課題】金属複合フィルムの周縁部を熱融着した接合部分に大きなストレスを付加することなく、この接合部分の占有面積を縮小して外装した電池の体積エネルギー密度を向上することができる電池外装ケースの密封構造を提供する。
【解決手段】正極板11Aと負極板11Bとの間にセパレータ11Cを介在させた発電要素11の両面を金属複合フィルム12、13で覆い、この金属複合フィルム12、13の周縁部12a、13a同士を熱融着により接合した外装ケース18によって発電要素11を密封する際、金属複合フィルム12、13の熱融着する周縁部12a、13a間に枠体30を介在し、この枠体30の外側に沿って金属複合フィルム12、13の接合部分16を変形させることにより、接合部分16は枠体30との間でシール機能を発揮しつつ、その突出幅を短縮するとともに、周縁部12a、13aが強く折曲げられるのを防止する。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電池の発電要素の外装にラミネートシート等の金属複合フィルムを用いて、その周縁部を熱融着等により接合して密封するようにした電池の密封構造およびこの電池を取り付ける取付基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車の排ガスによる大気汚染が世界的な問題となっている中で、電気を動力源とする電気自動車やエンジンとモータを組み合わせて走行するハイブリッドカーが注目を集めており、これらに搭載する高エネルギー密度、高出力密度となる高出力型電池の開発が産業上重要な位置を占めている。
【0003】
このような高出力型電池としては例えばリチウムイオン電池があり、平板状の正極板と負極板とをセパレータを介在させつつ積層した積層型電池がある。
【0004】
後者の積層型電池では、扁平状で矩形状となった発電要素の両面を高分子金属複合フィルムとして形成される1対のラミネートシートで挟み、その周縁部を熱融着により接合して発電要素とともに電解液を密封するようになっている。
【0005】
この場合、例えば特開2000−200585号公報に開示されるように、一方のラミネートシートに発電要素を収納する凹部を形成して、この凹部に電解液とともに発電要素を収納して他方のラミネートシートで覆った後、それぞれの周縁部を熱融着して外装ケースとするとともに、ラミネートシート周縁部を熱融着した接合部分を上方に折り畳みまたは巻き込み加工することにより、接合部分の有効シール幅の減少を防止して、防水性を確保しつつ、電池単体の占有面積を縮小するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術においては、ラミネートシート周縁部の接合部分を折り畳みまたは巻き込み加工する場合、これらの加工は強い折曲げを伴うものであり、かつ接合部分を熱融着した後に加工することになるため、ラミネートシートにはその加工部分で大きなストレスが生ずることになる。
【0007】
特に、矩形状となった接合部分の全周を加工する場合は、隣り合う辺が交差する四隅部分では、折り畳みまたは巻き込みした部分が重なり合うため、その重なり合った部分を更に折り曲げるという加工が必要となり、ストレスが更に増大することになる。
【0008】
このように、大きなストレスが発生するとラミネートシートの金属箔層に亀裂が入る等の不具合を引き起こし、ひいては電池性能の早期劣化が来される未だ不十分な問題がある。
【0009】
そこで、本発明はかかる従来の問題点に鑑みて成されたものであり、金属複合フィルムの周縁部を熱融着した接合部分に大きなストレスを付加することなく、この接合部分の占有面積を縮小して外装した電池の体積エネルギー密度を向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明の電池の密封構造にあっては、正極板と負極板との間にセパレータを介在させた発電要素の両面を金属複合フィルムで覆い、この金属複合フィルムの周縁部同士を熱融着により接合して発電要素を密封するようになっており、金属複合フィルムの周縁部を熱融着する際に、その周縁部間に枠体を介在させ、この枠体の外側に沿って金属複合フィルムの接合部分を変形させている。
【0011】
また、本発明の取付基板にあっては、正極板と負極板との間にセパレータを介在させた発電要素の両面を金属複合フィルムで覆い、この金属複合フィルムの周縁部同士を熱融着により接合して発電要素を外装ケースで密封した電池を実装する実装面に、電池の金属フィルム間に介在させた枠体によって突出して形成される凸状部に応じた溝部を設けるようにした。
【0012】
【発明の効果】
かかる構成により、本発明の電池の密封構造にあっては、金属複合フィルムの接合部分が、その接合部分の間に介在した枠体の外側に沿って変形し、この変形部分によって接合部分の突出幅を短縮することができるため、外装した電池全体の占有面積を縮小することができ、かくして外装した電池の体積エネルギー密度を向上することができる。
【0013】
一方、このように突出幅を短縮できるにも関わらず、枠体の外側に沿って変形した部分が、この枠体との間でシール機能を発揮するため、幅方向の有効シール長さを短縮することなく、外装ケースの密封性が低下するのを防止することができる。
【0014】
また、金属複合フィルムの周縁部は枠体の介在部分で変形するが、この変形は枠体の外側に沿って回り込む程度であるため、大きなストレスを発生するような強い折曲げを伴うことなく、金属複合フィルムの金属箔層に亀裂などの破損箇所が発生するのを回避して、これに起因する電池性能の劣化を未然に防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に基づいて詳細に説明する。
【0016】
図1〜図9は、本発明にかかる電池外装ケースの密封構造の第1実施形態を示し、図1は電池の平面図、図2は図1中A−A線に沿った拡大断面図、図3は図1中B−B線に沿った要部拡大断面図、図4は図1中C−C線に沿った拡大断面図、図5は取付け基板に電池単体を実装する状態を示す分解斜視図、図6は取付基板に電池単体を実装した状態を示す断面図、図7は図2中D部の拡大断面図、図8は外装ケースの接合部分に介在させる枠体の斜視図、図9は図7中E−E線に沿った拡大断面図、図10は図2中F部の拡大断面図である。
【0017】
まず、本発明における電池の基本構成について説明する。
【0018】
この第1実施形態の電池外装ケースの密封構造が適用される電池単体10は、図1、図2に示すように、発電要素である積層電極11を、金属複合フィルムであるラミネートシート12、13の中央部間に配置し、これら1対のラミネートシート12、13によって積層電極11の両面(図1中、表裏方向)を挟むようにして覆っている。
【0019】
前記積層電極11は図2に示すように、複数枚の正極板11Aおよび負極板11Bを、それぞれセパレータ11Cを介在しつつ順次積層して構成している。
【0020】
図3に示すように、これら各正極板11Aおよび各負極板11Bは、それぞれリード70を介して正極タブ14および負極タブ15に接続されており、これら正極タブ14および負極タブ15は、前記ラミネートシート12、13の接合部分16から外方に引き出されている。
【0021】
積層構造で形成した前記積層電極11は、図2に示すように、一方のラミネートシート12に形成した凹部17に電解液とともに収納され、この凹部17を覆うように他方のラミネートシート13を配置する。
【0022】
そして、この状態でこれらラミネートシート12、13の周縁部を熱融着して密封することにより、外装ケース18を構成している。
【0023】
このように、前記ラミネートシート12、13によって積層電極11を密封した電池単体10は、例えば図5、図6に示すように、取付基板20の長手方向Xに並設して実装することにより、組み電池として利用される。
【0024】
次に、電池単体10における正極・負極板について説明する。
【0025】
かかる構成の電池単体10としては、例えばリチウムイオン二次電池があり、この場合、正極板11A、11A…を形成している正極の正極活物質として、リチウムニッケル複合酸化物、具体的には一般式LiNi1−xMxO2(但し、0.01≦x≦0.5であり、MはFe,Co,Mn,Cu,Zn,Al,Sn,B,Ga,Cr,V,Ti,Mg,Ca,Srの少なくとも一つである。)で表せる化合物を含有する。
【0026】
また、正極はリチウムニッケル複合酸化物以外の正極活物質を含有することも可能である。リチウムニッケル複合酸化物以外の正極活物質としては、例えば一般式LiyMn2−zM’zO4(但し、0.9≦y≦1.2、0.01≦z≦0.5であり、M’はFe,Co,Ni,Cu,Zn,Al,Sn,B,Ga,Cr,V,Ti,Mg,Ca,Srの少なくとも一つである。)で表される化合物であるリチウムマンガン複合酸化物等が挙げられる。
【0027】
また、一般式LiCo1−xMxO2(但し、0.01≦x≦0.5であり、MはFe,Ni,Mn,Cu,Zn,Al,Sn,B,Ga,Cr,V,Ti,Mg,Ca,Srの少なくとも一つである。)で表せる化合物を含有する。
【0028】
リチウムニッケル複合酸化物、リチウムマンガン複合酸化物リチウムコバルト複合酸化物等は、例えばリチウム、ニッケル、マンガン、コバルト等の炭酸塩を組成に応じて混合し、酸素存在雰囲気中において600〔℃〕〜1000〔℃〕の温度範囲で焼成することにより得られる。なお、出発原料は炭酸塩に限定されず、水酸化物、酸化物、硝酸塩、有機酸塩等からも同様に合成可能である。
【0029】
なお、リチウムニッケル複合酸化物やリチウムマンガン複合酸化物等の正極活物質の平均粒径は、30〔μm〕以下であることが好ましい。
【0030】
また、負極板11B、11B…を形成している負極活物質としては、比表面積が0.05〔m/g〕以上、2〔m/g〕以下の範囲であるものを使用する。負極活物質の比表面積が0.05〔m/g〕以上、2〔m/g〕以下の範囲であることにより、負極表面上におけるSEI層の形成を十分に抑制することができる。
【0031】
負極活物質の比表面積が0.05〔m/g〕未満である場合、リチウムの出入り可能な場所が小さすぎるため、充電時において負極活物質中にドープされたリチウムが放電時において負極活物質中から十分に脱ドープされず、充放電効率が低下する。一方、負極活物質の比表面積が2〔m/g〕を越える場合、負極表面上におけるSEI層の形成を制御することができない。
【0032】
具体的な負極活物質としては、対リチウム電位が2.0〔V〕以下の範囲でリチウムをドープ・脱ドープすることが可能な材料であれば何れも使用可能であり、具体的には難黒鉛化性炭素材料、人造黒鉛、天然黒鉛、熱分解黒鉛類、ピッチコークスやニードルコークスや石油コークス等のコークス類、グラファイト、ガラス状炭素類、フェノール樹脂やフラン樹脂等を適当な温度で焼成して炭化した有機高分子化合物焼成体、炭素繊維、活性炭、カーボンブラック等の炭素質材料を使用することが可能である。
【0033】
また、リチウムと合金を形成可能な金属、及びその合金も使用可能であり、具体的には、酸化鉄、酸化ルテニウム、酸化モリブデン、酸化タングステン、酸化スズ等の比較的低電位でリチウムをドープ・脱ドープする酸化物やその窒化物、3B族典型元素の他、SiやSn等の元素、または例えばMxSi、MxSn(但し、式中MはSi又はSnを除く1つ以上の金属元素を表す。)で表されるSiやSnの合金等を使用することができる。これらの中でも、特にSi又はSi合金を使用することが好ましい。
【0034】
かかる電池単体10の電解液に用いる電解質としては、電解質塩を非水溶媒に溶解して調製される液状のいわゆる電解液であっても良いし、電解質塩を非水溶媒に溶解した溶液を高分子マトリクス中に保持させたポリマーゲル電解質であってもよい。
【0035】
非水電解質としてはポリマーゲル電解質を用いる場合、使用する高分子材料として、ポリフッ化ビニリデン、ポリアクリロニトリル等が挙げられる。
【0036】
非水溶媒としては、この種の非水電解質二次電池において、これまで使用されている非水溶媒であれば何でも使用可能であり、例えばプロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、ジエチルエーテル、スルホラン、メチルスルホラン、アセトニトリル、プロピオニトリル等が挙げられる。
【0037】
なお、これらの非水溶媒は、1種類を単独で用いても良いし、2種類以上を混合して用いても良い。
【0038】
特に、非水溶媒は不飽和カーボネートを含有することが好ましく、具体的には、ビニレンカーボネート、エチレンエチリデンカーボネート、エチレンイソプロプロピリデンカーボネート、プロピリデンカーボネート等を含有することが好ましい。
【0039】
また、これらの中でも、ビニレンカーボネートを含有することが最も好ましい。非水溶媒として不飽和カーボネートを含有することにより、負極活物質に生成するSEI層の性状に起因する効果が得られ、耐過放電特性がより向上すると考えられる。
【0040】
さらに、この不飽和カーボネートは電解質中に0.05重量%以上、5重量%以下の割合で含有されることが好ましく、0.5重量%以上、3重量%以下の割合で含有されることが最も好ましい。不飽和カーボネートの含有量を上記範囲とすることで、初期放電容量が高く、エネルギー密度の高い非水二次電池となる。
【0041】
電解質塩としては、イオン伝導性を示すリチウム塩であれば特に限定されることはなく、例えばLiClO4、LiAsF6、LiPF6、LiBF4、LiB(C6H5)4、LiCl、LiBr、CH3SO3Li、CF3SO3Li等が使用可能である。これらの電解質塩は、1種類を単独で用いても良く、2種類以上を混合して用いることも可能である。
【0042】
ここで、かかる電池単体10の主要構成について説明する。
【0043】
本実施形態における電池単体10は、図1〜図4に示すように、前記ラミネートシート12、13の熱融着する周縁部12a、13a間に枠体30を介在し、この枠体30の外側に沿ってラミネートシート12、13の接合部分16を変形させている。
【0044】
このラミネートシート12、13は図7に示すように、アルミ箔層γを基材とし、このアルミ箔層γの熱融着側、つまり接合部分16となる内側にPEやPP等の高分子樹脂層δをコーティングしてなり、かつ前記アルミ箔層γの外側に接着剤層βを介してナイロン保護層αを接着して形成されている。
【0045】
前記枠体30は、ラミネートフィルム12、13の基材となるアルミ箔層γに比較して高い剛性を有するアルミニウム、ステンレスまたはニッケル鋼等の金属を素材とし、例えば図9に示すように、所定厚さtおよび所定幅wをもって断面矩形状等に形成されている。
【0046】
そして、枠体30は図1に示すように、ラミネートシート12、13の周縁部12a、13aに位置するとともに、積層電極11を囲繞するような長方形状等に折曲形成されている。
【0047】
このとき、枠体30は全体的に平坦面に沿って折曲されるが、図8に示すように、前記正極タブ14および負極タブ15と交差する短辺部分には、これら両電極タブ14、15を避ける迂回部30aが折曲形成されている。この場合、迂回部30aは、例えば図4に示すように、正極タブ14および負極タブ15の上側に沿って配置されているが、迂回部30aの配置位置としては、この限りではない。
【0048】
また、正極タブ14および負極タブ15と、ラミネートシート12、13の接合部分16とが接触する部分近傍においては、図3に示すように、正極タブ14および負極タブ15の外周に予め樹脂シート40を取り巻いておき、この樹脂シート40によって両電極タブ14、15と枠体30、または両電極タブ14、15とラミネートシート12、13との間を絶縁するようになっている。
【0049】
さらに、ラミネートシート12、13の周縁部12a、13aにおける少なくとも一方には、予め(すなわち、接合部分16を熱融着する前に)図10に示すような枠体30の外側形状に沿った凹部12b、13bが形成されている。
【0050】
そして、これら凹部12b、13bに枠体30を嵌合した後、ラミネートシート12、13の周縁部12a、13aを重ね合わせて熱融着する。
【0051】
このとき、正極タブ14および負極タブ15が配置される部分は、枠体30がこれら両電極タブ14、15の上側に配置される関係上、図3に示すように、一方のラミネートシート12の周縁部12aのみに凹部12bが形成されることになる。
【0052】
ところで、図5、図6に示すように、前記ラミネートシート12、13からなる外装ケース18で外装した電池単体10は、取付基板20に例えば複数並設して実装される。
【0053】
そして、ラミネートシート12、13の接合部分16には、これが取付基板20に載置される側の下面に、枠体30の介在によって突出した凸状部16aが形成されている。
【0054】
従って、前記取付基板20の電池単体10を実装する実装面20aに、電池単体10の凸状部16aに応じた溝部21を予め形成しておくことにより、これら電池単体10の接合部分16における凸状部16aと、取付基板20の溝部21とを嵌合させるようにして、電池単体10を取付基板20に容易に実装することができる。
【0055】
以上の構成により、本実施形態の電池外装ケース18の密封構造にあっては、積層電極11の両面を覆うラミネートシート12、13が、その周縁部12a、13aを熱融着して密封し、その熱融着したラミネートシート12、13の接合部分16を、ラミネートシート12、13の周縁部12a、13a間に介在させた枠体30の外側に沿って変形させることから、この変形部分によって接合部分16の突出幅W(図10)を短縮することができため、外装した電池単体10全体の占有面積を縮小することができ、かくして外装した電池単体10の体積エネルギー密度を向上することができる。
【0056】
一方、この電池外装ケース18の密封構造では、突出幅Wを短縮できるにも関わらず、接合部分16における枠体30の外側に沿って変形した部分が、この枠体30との間でシール機能を発揮するため、幅方向の有効シール長さを短縮することなく、外装ケース18の密封性が低下するのを防止することができる。
【0057】
従って、この電池外装ケース18の密封構造では、前記接合部分16に枠体30を介在したことにより、接合部分16のシール性を低下することなく、電池単体10全体の占有面積を縮小することができ、取付基板20への実装効率を高めることができる。
【0058】
また、ラミネートシート12、13の周縁部12a、13aは前記枠体30の介在部分で変形するが、この変形は枠体30の外側に沿って回り込む程度であるため、大きなストレスを発生するような強い折曲げを伴うことなく、ラミネートシート12、13のアルミ箔層γに亀裂などの破損箇所が発生するのを回避して、これに起因する電池性能の劣化を未然に防止することができる。
【0059】
ところで、本実施形態の電池外装ケース18を構成するラミネートシート12、13は、基材となるアルミ箔層γの熱融着側となる内側に高分子樹脂層δをコーティングしてなり、かつアルミ箔層γの外側にナイロン保護層αを接着したので、高分子樹脂層δによって熱融着した時に相手側のラミネートシート12、13との結着性を向上し得るとともに、枠体30の配置部分では、この枠体30との溶着を確実に行うことができ、さらには、ナイロン保護層αによってアルミ箔層γが付傷するのを防止して、電池性能の劣化を防止することができる。
【0060】
また、枠体30は、前記ラミネートシート12、13の基材、つまりアルミ箔層γに比較して高い剛性を有する金属で形成したので、正極タブ14および負極タブ15に図示省略する接続部品を電気的に接続して電気をやり取りする際に、この接続部品の重量や接続時の外力を枠体30で支持することができ、熱融着した接合部分16に作用する応力を緩和することができる。
【0061】
さらに、ラミネートシート12、13の周縁部12a、13aには、熱融着前に予め枠体30の外側形状に沿った凹部12b、13bを形成したので、接合部分16を熱融着する際に枠体30に対する周縁部12a、13aの追従性を向上させることができるとともに、熱融着時に枠体30に沿って接合部分16を変形させる場合に比較して、周縁部12a、13aに作用するストレスをより一層減少させることができる。
【0062】
さらに、取付基板20に複数の電池単体10を実装して組み電池を構成する際に、この取付基板20に、ラミネートシート12、13の接合部分16が枠体30の介在により突出した凸状部16aに沿った溝部21を形成したので、この溝部21に凸状部16aを嵌合しつつ電池単体10を実装することにより、この電池単体10の位置規制を精度良く並設することが可能となり、ひいては、電池単体10の正確な実装を容易に行うことができる。
【0063】
ところで、この第1実施形態では図9に示すように、前記枠体30を中実に形成した場合を示したが、これに限ることなくこの枠体30を中空に形成してもよく、また、枠体30の断面形状は矩形状に限ることなくその他の断面形状、例えば多面体、円形、楕円形若しくは波形であってもよい。
【0064】
図11、図12は第1実施形態の一変形例を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0065】
図11は電極タブが枠体と交差する部分の図3に対応した要部拡大断面図、図12は電極タブが枠体と交差する部分の図4に対応した拡大断面図で、この変形例では、図12に示すように、枠体30に前記第1実施形態で示す迂回部30a(図4参照)を設けることなく、長方形状に形成した枠体30全体を平坦に形成する一方、この枠体30が正極タブ14および負極タブ15と交差する部分では、図11に示すように、これら両電極タブ14、15に枠体30の下側に沿って変形する迂回部14a、15aを形成している。
【0066】
勿論、この場合にあっても電極タブ14、15と枠体30との交差部分では、これら電極タブ14、15に樹脂シート40を巻き付けて絶縁してある。
【0067】
従って、この変形例では、枠体30に迂回部30aを設けることなく、この枠体30を全体的に扁平に形成できるため、枠体30の製作が容易になる。
【0068】
さらに、図13、図14は第1実施形態の他の変形例を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0069】
図13は電極タブとの関係を示す枠体の斜視図、図14は電極タブが枠体と交差する部分の図4に対応した拡大断面図で、この変形例では図13に示すように、枠体40を正極タブ14および負極タブ15に交差する部分を切除して、コ字状に折曲した一対の分割枠体41、42によって構成している。
【0070】
従って、この変形例の前記枠体40は、図14に示すように、電極タブ14、15の両側近傍で分割枠体41、42がそれぞれ終端となって、電極タブ14、15と枠体30とが重なり合うことがないため、これら電極タブ14、15部分で枠体40または電極タブ14、15が厚さ方向に突出するのを防止することができる。
【0071】
図15は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0072】
図15は枠体の平面図を示し、この第2実施形態の枠体50は外装ケース18を形成したラミネートシート12、13に比較して吸水性に優れた高吸水性素材としての発泡金属51によって形成してある。
【0073】
発泡金属51は、例えばNi(ニッケル)等の金属粉体を溶解させた溶液を、PP(ポリプロピレン)等で形成した多孔質樹脂に含浸させて焼結することにより得られ、この第2実施形態では金属粉体の溶解溶液を含浸した多孔質樹脂を、枠体50に沿った形状に形成したものを焼結している。
【0074】
従って、この第2実施形態では、ラミネートシート12、13の熱融着した接合部分16から水分が浸入した場合、この水分を枠体50が吸水して積層電極11側に浸入するのを阻止することができる。
【0075】
図16、図17は第2実施形態の一変形例を示し、前記第2実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0076】
図16は枠体の平面図、図17は図16中G−G線に沿った拡大断面図で、この変形例の枠体60は、高吸水性素材としての発砲金属51の外側を、水分取入れ口61aを残して、アルミニウム、ステンレスまたはニッケル等で形成した低吸水性素材としての被覆金属61で囲繞することにより構成している。
【0077】
この場合、被覆金属61は、発砲金属51の収納空間61bを残して所定の形状、すなわち積層電極11を囲繞する形状に形成しておき、その後、前記収納空間61bに金属粉体を溶解した溶液を含浸した多孔質樹脂を埋め込み、これを全体的に焼結することにより枠体60を形成している。
【0078】
従って、この変形例では、ラミネートシート12、13の接合部分16から浸入した水分が水分取入れ口61aから枠体60の発砲金属51に吸水された場合、この発砲金属51を被覆金属61が囲繞しているため、発砲金属51で吸水した水分が積層電極11に浸入するのをより確実に遮断することができる。
【0079】
また、被覆金属61によって発砲金属51を主体とする枠体60の強度を保持できるため、接合部分16に作用するストレスをより一層減少することができる。
【0080】
図18、図19は第2実施形態の他の変形例を示し、前記第2実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べる。
【0081】
図18は枠体の平面図、図19は図16中H−H線に沿った拡大断面図で、この変形例の枠体60は、前記図16の変形例と同様に発泡金属51の外側を被覆金属61によって囲繞して形成されるが、特にこの変形例では被覆金属61を図19に示すように、その断面がパイプ状に形成したものである。
【0082】
勿論、この変形例にあってもパイプ状に形成した被覆金属61の一部に水分取入れ口61aを形成してあり、前記変形例と同様の機能を奏することができる。
【0083】
なお、前記第2実施形態の各変形例の枠体60は、図20に示すように、被覆金属61の水分取入れ口61aを接合部分16間の外方に向けて配置することが望ましい。
【0084】
ところで、本発明の電池外装ケースの密封構造は前記各実施形態に例を取って説明したが、これに限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種実施形態を採用することができ、例えば、電池単体10としてはリチウムイオン二次電池に限ることなく、同様の構成となる他の電池にあっても本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における電池の平面図である。
【図2】図1中A−A線に沿った拡大断面図である。
【図3】図1中B−B線に沿った要部拡大断面図である。
【図4】図1中C−C線に沿った拡大断面図である。
【図5】本発明の第1実施形態における取付基板に電池単体を実装する状態を示す分解斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態における取付基板に電池単体を実装した状態を示す断面図である。
【図7】図2中D部の拡大断面図である。
【図8】本発明の第1実施形態における外装ケースの接合部分に介在させる枠体の斜視図である。
【図9】図7中E−E線に沿った拡大断面図である。
【図10】図2中F部の拡大断面図である。
【図11】本発明の第1実施形態の一変形例における電極タブが枠体と交差する部分の図3に対応した要部拡大断面図である。
【図12】本発明の第1実施形態の一変形例における電極タブが枠体と交差する部分の図4に対応した拡大断面図である。
【図13】本発明の第1実施形態の他の変形例における電極タブとの関係を示す枠体の斜視図である。
【図14】本発明の第1実施形態の他の変形例における電極タブが枠体と交差する部分の図4に対応した拡大断面図である。
【図15】本発明の第2実施形態における枠体の平面図である。
【図16】本発明の第2実施形態の一変形例における枠体の平面図である。
【図17】図16中G−G線に沿った拡大断面図である。
【図18】本発明の第2実施形態の他の変形例における枠体の平面図である。
【図19】図16中H−H線に沿った拡大断面図である。
【図20】本発明の第2実施形態の各変形例における枠体の他の配置状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10  電池単体
11  積層電極(発電要素)
11A 正極板
11B 負極板
11C セパレータ
12  ラミネートシート(金属複合フィルム)
13  ラミネートシート(金属複合フィルム)
14  正極タブ
15  負極タブ
16  接合部分
18  外装ケース
20  取付基板
21  溝部
30  枠体
40  枠体
50  枠体
51  発砲金属(高吸水性素材)
60  枠体
61  被覆金属(低吸水性素材)
61a 水分取入れ口

Claims (7)

  1. 正極板と負極板との間にセパレータを介在させた発電要素の両面を覆う金属複合フィルムを有し、この金属複合フィルムの周縁部同士を熱融着により接合して上記発電要素を密封する外装ケースを有する電池であって、
    上記金属複合フィルムの熱融着する周縁部間に枠体を介在し、この枠体の外側に沿って上記金属複合フィルムの接合部分を変形させたことを特徴とする電池の密封構造。
  2. 上記枠体が、上記金属複合フィルムに比較して吸水性に優れた高吸水性素材からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池の密封構造。
  3. 上記枠体が、上記金属複合フィルムに比較して吸水性に優れた高吸水性素材と、
    この高吸水性素材の外側を水分取入れ口を残して囲繞した低吸水性素材とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電池の密封構造。
  4. 上記金属複合フィルムは、基材となる金属箔層の熱融着側となる内側に高分子樹脂層をコーティングしてなり、かつ上記金属箔層の外側に樹脂保護層を接着してなる
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電池の密封構造。
  5. 上記枠体は、上記金属複合フィルムの基材に比較して高い剛性を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載の電池の密封構造。
  6. 上記金属複合フィルムは、その周縁部に上記枠体の外側形状に沿った凹部を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の電池の密封構造。
  7. 正極板と負極板との間にセパレータを介在させた発電要素の両面を覆う金属複合フィルムを有し、この金属複合フィルムの周縁部同士を熱融着により接合して発電要素を密封する外装ケースを有する電池を実装する取付基板において、
    上記電池を実装する実装面に、
    上記電池の金属複合フィルム間に枠体を介在することによって突出して形成される凸状部に応じた溝部を設けた
    ことを特徴とする取付基板。
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