JP2020009596A - 全固体電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電要素内への水の浸入を抑制することにより、発電要素の劣化を抑制する。【解決手段】本発明は、ラミネート外装体と、上記ラミネート外装体に収容され、固体電解質を含む固体電解質層を介して正極活物質層と負極活物質層とが配置された発電要素と、上記発電要素とともに上記ラミネート外装体に収容される吸水剤とを備える全固体電池に関する。上記吸水剤は、上記発電要素と上記ラミネート外装体との間に配置され、上記発電要素と、上記吸水剤とは、防水部材で隔離されている。【選択図】図2

Description

本発明は、固体電解質を用いる全固体電池に関する。
近年、携帯情報端末、携帯電子機器、家庭用小型電力貯蔵装置、モーターを動力源とする自動二輪車、電気自動車、およびハイブリッド電気自動車等に用いられる高性能な非水電解質電池の需要が増加している。このように、使用される用途が広がるのに伴い、電池の更なる高性能化が要求されている。そのため、固体電解質を用いた高性能な全固体電池の開発が望まれている。
この種の全固体電池の外装体として、金属薄膜と熱溶着性樹脂フィルムからなるラミネート外装体として用いた電池が使われている。ラミネート外装体は、固体電解質層を介して正極活物質層および負極活物質層が配置された発電要素を内部に収容し、その周囲を熱溶着によって封止されている。リチウムイオン電池等の非水電解質電池は、電池外部からの水の浸入によって特性の劣化が引き起こされる可能性があるが、ラミネート外装体に透湿性の無い金属薄膜を有するラミネートフィルムを用いることで、水の浸入を防いでいる。
しかしながら、ラミネート外装体は、透湿性を有する熱溶着性樹脂フィルムが封止部において外部に露出する構成となっている。そのため、僅かずつではあるが封止部の樹脂を伝わってラミネート外装体内部に水が浸入する可能性があった。発電要素内に水が浸入すると、固体電解質と水が反応し、固体電解質が劣化することが知られている。固体電解質は、固体電解質層だけでなく、正極活物質層および負極活物質層中のリチウムイオン伝導性を向上させるため、発電要素全体にわたって分散している場合がある。そのため、発電要素内への水が浸入すると、発電要素全体にわたって分散している固体電解質が劣化し、発電要素が劣化するおそれがある。したがって、発電要素内への水の浸入を防止することが望ましい。
特に、硫化物固体電解質を用いた全固体電池は、発電要素内に水が浸入した場合、硫化物固体電解質と水とが反応することで、発電要素全体にわたって分散している固体電解質が変質して、発電要素を劣化させるおそれがあり、上記した課題が顕著になる。
このような課題を解決するため、発電要素内への水の浸入を防止した全固体電池として、特許文献1では、ラミネート外装体と発電要素との間に吸水剤を配置した全固体電池が開示されている。
特開2000−243357号公報
しかしながら、上記した従来技術では、次のような問題点があった。
全固体電池が高温になると吸水剤に熱が伝わり、吸水剤の温度が上昇して、吸水剤の吸水能力が低下する可能性がある。本発明者らは、吸水剤の温度が上昇し、吸水能力が低下すると、吸水剤に捕捉されていた水が放出される可能性があることを新たに発見した。したがって、全固体電池が高温になった場合、吸水剤から放出された水が、発電要素内部に浸入する可能性がある。
本発明は、前記した従来技術が有する課題を解決するためになされたものである。
上記課題を解決するために、本発明においては、ラミネート外装体と、ラミネート外装体に収容され、固体電解質を含む固体電解質層を介して正極活物質層と負極活物質層とが配置された発電要素と、発電要素とともに、ラミネート外装体に収容される吸水剤と、を備える全固体電池であって、発電要素とラミネート外装体との間に、吸水剤が配置されており、発電要素と、吸水剤とが、防水部材で隔離されていることを特徴とする全固体電池を提供する。
かかる構成によると、発電要素から熱が吸水剤に伝わり、吸水能力が低下した吸水剤から水が放出された際に、発電要素は、防水部材で吸水剤から隔離されているため、発電要素内部に水が浸入して発電要素が劣化することを抑制できる。
本明細書において、「発電要素」とは、正極活物質層と負極活物質層とが固体電解質層を介して配置された構造体を意味し、正極集電体または負極集電体は含まない。ただし、発電要素中または発電要素間に設けられる正極集電体または負極集電体以外の部材は、発電要素に含まれる。
本明細書において、「電極体」とは、正極集電体と負極集電体とが発電要素を介して配置された構造体を意味する。
本明細書において、「防水部材」とは、吸水剤から放出される水が発電要素中に浸入しないようにするために、発電要素と吸水剤とを隔離する部材を意味する。ここで、防水部材は、発電要素と分離した部材だけでなく、正極集電体および負極集電体のように電極体を構成する一部材である場合も含まれる。さらに、防水部材は1つの部材のみで構成されている場合だけでなく、2つ以上の複数の部材が組み合わされた場合も含まれる。
本明細書において、「発電要素と、吸水剤とが、防水部材で隔離されている」とは、透湿性が低い、または透湿性が無い材料により、発電要素が収容される空間と吸水剤が収容される空間との間における水(水蒸気)の移動を遮断していることを意味する。
本発明によれば、発電要素内部に水が浸入するのを抑制した信頼性の高い全固体電池を提供することができる。
本実施形態による全固体電池の平面図である。 図1の2−2線に沿う断面図である。 図2の発電要素110と防水部材160との拡大図である。
以下、図1〜図3を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す形態は本発明の例であり、本発明は以下に示す形態に限定されない。
図1は、本実施形態にかかる全固体電池100の平面図である。全固体電池100は、発電要素110と、ラミネート外装体150と、を備え、発電要素110にはラミネート外装体150から突出した正極集電タブ123と、負極集電タブ133が接続されている。図2は、図1の2−2線に沿う断面図である。図2の紙面手前から紙面奥への方向が、図1の紙面左右方向と対応している。発電要素110の表面は、防水部材160で覆われている。防水部材160で覆われた発電要素110とラミネート外装体150との間には、吸水剤170が配置されている。図3は、図2の発電要素110と防水部材160とを拡大して示す断面図である。発電要素110は、正極活物質層120および負極活物質層130と、これらの間に配置された固体電解質層140と、を備えている。正極活物質層120が固体電解質層140と接する面と反対側に正極集電体122が接続されており、負極活物質層130が固体電解質層140と接する面と反対側に負極集電体132が接続されて、電極体180を構成している。発電要素110の積層方向と平行な表面には防水部材160を兼ねる正極集電体122および負極集電体132配置されている。
本実施形態にかかる全固体電池100は、正極活物質層120と、負極活物質層130および固体電解質層140からなる発電要素110が、ラミネート外装体150同士を熱溶着することによって封止されてなる。発電要素110は、正極活物質層120および負極活物質層130の間に固体電解質層140が積層されている。以下の説明においては、正極活物質層120と、負極活物質層130および固体電解質層140が積層されている方向であり、図2および図3におけるZ方向を「積層方向」という。また、積層方向と垂直であり、図2および図3におけるX方向およびY方向を「積層方向と直交する方向」という。
電極体180は、積層方向に垂直な表面と、積層方向に平行な表面を有している。電極体180の積層方向に垂直な表面は、金属箔の正極集電体122または負極集電体132であり、金属箔は水を通過させないため、透湿性がない。すなわち、正極集電体122または負極集電体132、すなわち、防水部材160で吸水剤から隔離されている。しかしながら、積層方向に平行な表面は正極活物質層120の端面、負極活物質層130の端面または固体電解質層140の端面が露出している。水の付着は、このように正極活物質層120の端面、負極活物質層130の端面または固体電解質層140の端面が露出している発電要素110の積層方向に平行な表面から進行する。そのため、本実施形態では、発電要素の積層方向に平行な表面も防水部材160で覆い、吸水剤170から隔離している。これにより、正極活物質層120の端面、負極活物質層130の端面または固体電解質層140の端面が露出した発電要素の表面から進行する固体電解質の変質を抑制できる。
なお、発電要素110が長尺状の正極活物質層120と長尺状の負極活物質層130とが、長尺状の固体電解質層140を介して長手方向に捲回された捲回型の発電要素110の場合、発電要素110の最外周が、例えば金属箔のように、透湿性がない正極集電体120または負極集電体130であれば、電極体180は、防水部材160で吸水剤170から隔離されている状態となる。一方、捲回軸線に垂直な表面で正極活物質層120の端面、負極活物質層130の端面または固体電解質層140の端面が露出している。したがって、捲回軸線に垂直な表面を防水部材160で覆えばよい。なお、発電要素110の最外周が固体電解質層140等固体電解質を含有する層である場合、発電要素110全体を防水部材160で吸水剤170から隔離すればよい。
さらに、防水部材160およびラミネート外装体150の間に吸水剤170が配置されている。すなわち、図2を参照して、発電要素110、防水部材160および吸水剤170がこの順に発電要素110の積層方向と直交する方向に並んでいる。そのため、発電要素110から熱が吸水剤170に伝わり、吸水能力が低下した吸水剤170から水が放出されたとしても、防水部材160で発電要素110の表面を覆っているため、発電要素110内部に水が浸入して発電要素110が劣化させることを抑制できる。
1.ラミネート外装体150
ラミネート外装体150は、ここでは、ポリプロピレン層、アルミニウム層、ポリプロピレン層をこの順で積層した3層構造の積層フィルムである。ポリプロピレン層は、ラミネート外装体150に熱溶着性を付与するための層である。アルミニウム層は、ラミネート外装体150の透湿性を低くするための層である。ポリプロピレン層が、ラミネート外装体150の最外層を構成する層である。
正極集電体122には充放電用の正極集電タブ123が、負極集電体132には充放電用の負極集電タブ133が、それぞれ接続されている。
2.正極活物質層120
正極活物質層120は、少なくとも正極活物質を含有する層である。また、正極活物質層120は、必要に応じて、固体電解質、導電材およびバインダーの少なくとも一つを含有していてもよい。
(1)正極活物質
正極活物質は、特に限定されないが、典型的には酸化物活物質が挙げられる。酸化物活物質としては、岩塩層状型活物質(例えば、LiCoO2、LiMnO2、LiNiO2、LiVO2、LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2)、スピネル型活物質(LiMn2O4、Li(Ni0.5Mn1.5)O4)、オリビン型活物質(LiFePO4、LiMnPO4、LiNiPO4、LiCuPO4)等が挙げられる。
また、正極活物質の表面は、コート層で被覆されていてもよい。コート層により、正極活物質と固体電解質(特に硫化物固体電解質)とが反応することを抑制できる。コート層としては、例えば、LiNbO3、Li3PO4、LiPON等のLi含有酸化物が挙げられる。コート層の平均厚さは、例えば1nm以上である。一方、コート層の平均厚さは、例えば20nm以下であり、10nm以下であってもよい。
正極活物質の形状としては、例えば、粒子状が挙げられる。正極活物質の平均粒径(D50)は、例えば、0.1μm以上、50μm以下である。なお、平均粒径は、例えば、レーザー回折式粒度分布計、走査型電子顕微鏡(SEM)による測定から算出できる。正極活物質層120に含まれる正極活物質の割合は、例えば40重量%以上であり、50重量%以上であってもよく、60重量%以上であってもよい。一方、正極活物質層120に含まれる正極活物質の割合は、例えば95重量%以下である。
(2)固体電解質
本実施形態における固体電解質は、リチウムイオン伝導性を有する材料であれば特に限定されないが、例えば、硫化物固体電解質および酸化物固体電解質が挙げられる。
酸化物固体電解質は、例えば、LiLaZrO(例えばLi7La3Zr2O12)、LiLaTiO(例えばLi0.34La0.51TiO3)、LiPON(Li2.9PO3.3N0.46)等を挙げることができる。
硫化物固体電解質は、Li元素、P元素およびS元素を含有するイオン伝導体を含有することが好ましい。さらに、イオン伝導体は、PS43−をアニオン構造の主体として含有することが好ましい。「PS43−をアニオン構造の主体とする」とは、PS43−の割合が、イオン伝導体における全アニオン構造の中で最も多いことをいう。全アニオン構造におけるPS43−の割合は、例えば60mol%以上であり、70mol%以上であってもよく、80mol%以上であってもよく、90mol%以上であってもよい。PS43−の割合は、例えば、ラマン分光法、NMR、XPSにより決定することができる。また、イオン伝導体のS元素の一部は、O元素に置換されていてもよい。
硫化物固体電解質は、上記イオン伝導体に加えて、LiX(Xは、Cl、BrおよびIの少なくとも一種である)を含有することが好ましい。また、LiXの少なくとも一部は、LiXとしてイオン伝導体の構造中に取り込まれた状態で存在することが好ましい。硫化物固体電解質におけるLiXの割合は、例えば1mol%以上であり、10mol%以上であってもよい。一方、上記LiXの割合は、例えば50mol%以下であり、35mol%以下であってもよい。
固体電解質は、非晶質であってもよく、結晶質であってもよい。前者の一例としては、硫化物ガラスが挙げられ、後者の一例としては、結晶化硫化物ガラス(ガラスセラミックス)が挙げられる。
固体電解質は、Liイオン伝導度が高いことが好ましい。25℃における固体電解質のLiイオン伝導度は、例えば、1×10−4S/cm以上であることが好ましく、1×10−3S/cm以上であることがより好ましい。また、固体電解質の形状としては、例えば、粒子状が挙げられる。固体電解質の平均粒径(D50)は、例えば0.1μm以上であり、0.5μm以上であってもよい。一方、上記平均粒径(D50)は、例えば50μm以下であり、5μm以下であってもよい。なお、平均粒径は、例えば、レーザー回折式粒度分布計、走査型電子顕微鏡(SEM)による測定から算出できる。
(3)正極活物質層120
正極活物質層120は、さらに導電材を含有していてもよい。導電材の添加により、正極活物質層120の電子伝導性を向上させることができる。導電材としては、例えば、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、カーボンファイバーが挙げられる。また、正極活物質層120は、さらにバインダーを含有していてもよい。バインダーとしては、例えば、ポリビニリデンフロライド(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素含有バインダー、ブタジエンゴム等のゴム系バインダー、アクリル系バインダーが挙げられる。
正極活物質層120の厚さは、例えば、0.1μm以上、1000μm以下である。正極活物質層120の形成方法としては、例えば、正極活物質および分散媒を少なくとも含有するスラリーを塗工し、乾燥する方法が挙げられる。
3.負極活物質層130
負極活物質層130は、少なくとも負極活物質を含有する層である。また、負極活物質層130は、必要に応じて、固体電解質、導電材およびバインダーの少なくとも一つを含有していてもよい。
負極活物質は、特に限定されないが、例えばカーボン活物質、金属活物質および酸化物活物質が挙げられる。カーボン活物質としては、例えば、グラファイト、ハードカーボン、ソフトカーボンが挙げられる。一方、金属活物質としては、例えば、Li、In、Al、SiおよびSn等の単体、および、これらの元素の少なくとも一種を含む合金が挙げられる。また、酸化物活物質としては、例えば、Li4TiO5が挙げられる。負極活物質層130に含まれる負極活物質の割合は、例えば40重量%以上であり、50重量%以上であってもよく、60重量%以上であってもよい。一方、負極活物質層130に含まれる負極活物質の割合は、例えば95重量%以下である。
負極活物質層130に用いられる、固体電解質、導電材およびバインダーについては、上記「1.正極活物質層120」に記載した内容と同様であるので、ここでの記載は省略する。
負極活物質層130の厚さは、例えば、0.1μm以上、1000μm以下である。負極活物質層130の形成方法としては、例えば、負極活物質および分散媒を少なくとも含有するスラリーを塗工し、乾燥する方法が挙げられる。
4.固体電解質層140
固体電解質層140は、正極活物質層120および負極活物質層130の間に配置される層である。固体電解質層140は、固体電解質を少なくとも含有し、必要に応じてバインダーを含有していてもよい。固体電解質、バインダーおよびLiイオン伝導性材料については、上記「1.正極活物質層120」に記載した内容と同様であるので、ここでの記載は省略する。
固体電解質層140の厚さは、例えば、0.1μm以上、1000μm以下である。固体電解質層140の形成方法としては、例えば、固体電解質を圧縮成形する方法が挙げられる。
5.発電要素110
発電要素110は、正極活物質層120、負極活物質層130および固体電解質層140が積層されてなる。発電要素110は積層(扁平)型、捲回(円筒)型など、従来公知のいずれかの形態であればよい。発電要素110は正極活物質層120、負極活物質層130および固体電解質層140が複数積層されていてもよい。
6.吸水剤170
本実施形態で用いられる吸水剤170は、全固体電池100の使用時や全固体電池100の保管時に、ラミネート外装体150内に存在する水を吸着可能であり、かつ、温度上昇を抑制することによって吸水能力の低下を抑制し得る公知の吸水剤170を適宜用いることができる。そのような吸水剤170としては、モレキュラーシーブ(ゼオライト)、シリカゲル、酸化カルシウム、塩化カルシウム、五酸化リン、酸化バリウム、活性炭等が挙げられる。これらの中でも、硫化物固体電解質を固体電解質に用いている場合には、全固体電池100では、硫化水素も吸着可能なゼオライトを用いることが好ましい。
吸水剤170は、ラミネート外装体150と防水部材160で表面を覆われた発電要素110との間に配置されている。吸水剤170の厚さは、例えば、2mm以上、5mm以下である。これにより、発電要素110内部に水が浸入するのを抑制すると共に、電池容量への影響を最小限にすることができる。なお、ラミネート外装体150と発電要素110との間が、吸水剤170で埋め尽くされていることが好ましい。
7.防水部材160
防水部材160は、発電要素110と、吸水剤170とを隔離する部材である。防水部材160は、発電要素110と分離した形態だけでなく、例えば、正極集電体122、負極集電体132、発電要素110の表面に低透湿樹脂が直接塗布されて形成された形態、または、上記の組み合わせのように、発電要素110と一体となっている形態も含まれる。防水部材160は1つの部材のみで構成されている場合だけでなく、2つ以上の複数の部材が組み合わされた場合も含まれる。なお、防水部材160として、正極集電体122および負極集電体132のように電極体180を構成する部材を用いることができない場合、ラミネート外装体150に熱溶着性を付与するための層に用いられる材料よりも透湿性が低い樹脂を用いることが好ましい。すなわち、透湿度が10〜40g/m2/24hr(厚さ0.1mm、40℃ 90%RH)の樹脂であり、例えば、エポキシ樹脂やフェノール樹脂が挙げられる。これにより、発電要素110の表面に簡易に塗布することができる。なお、正極集電体122および負極集電体132のように透湿性がない材料が発電要素110の表面を形成している場合、それを防水部材160として用いることが好ましい。これにより、防水部材160による電池容量への影響を最小限にすることができる。
防水部材160の厚さは、例えば、1mm以上、5mm以下である。これにより、発電要素110内部に水が浸入するのを抑制すると共に、電池容量への影響を最小限にすることができる。本実施形態では、防水部材160の厚さが、吸水剤170の厚さよりも小さくなっている。
水の付着は、発電要素110の外周部(外側)から進行する。そのため、発電要素110の外周部を防水部材160で吸水剤から隔離することにより、発電要素110に含有される固体電解質の変質を抑制できる。したがって、発電要素110から熱が吸水剤170に伝わり、吸水能力が低下した吸水剤170から水が放出されたとしても、防水部材160で発電要素110を吸水剤170から隔離しているため、発電要素110内部に水が浸入して発電要素110が劣化することを抑制できる。
ラミネート外装体150の中には、発電要素110、防水部材160、吸水剤170の順に発電要素110の積層方向と直交する方向に並んでいることが好ましい。
8.その他の部材
本実施形態の全固体電池100は、上述した正極活物質層120、負極活物質層130および固体電解質層140からなる発電要素110、吸水剤170および防水部材160を少なくとも有する。さらに、正極活物質層120の集電を行う正極集電体122、および、負極活物質層130の集電を行う負極集電体132を有する。正極集電体122の材料としては、例えば、SUS、アルミニウム、ニッケル、鉄、チタンおよびカーボンが挙げられる。一方、負極集電体132の材料としては、例えば、SUS、銅、ニッケルおよびカーボンが挙げられる。なお、正極集電体122および負極集電体132の厚さ、形状については、例えば、箔状や板状等、電池の用途に応じて適宜選択することが好ましい。
9.全固体電池100
本実施形態の全固体電池100は、通常、全固体リチウムイオン電池である。また、本実施形態の全固体電池100は、一次電池であってもよく、二次電池であってもよいが、中でも二次電池であることが好ましい。繰り返し充放電でき、例えば車載用電池として有用だからである。また、本実施形態の全固体電池は、単層電池であってもよく、積層電池であってもよい。積層電池は、モノポーラ型積層電池(並列接続型の積層電池)であってもよく、バイポーラ型積層電池(直列接続型の積層電池)であってもよい。
本実施形態の全固体電池100は、ラミネート外装体150と発電要素110との間に吸水剤170を配置されているため、ラミネート外装体150の封止部から浸入する水の大部分は、吸水剤170に捕捉される。そのため、防水部材160のみによって発電要素110に水が浸入するのを抑制する場合と比べ、吸水剤170と防水部材160とを合わせた厚みを薄くすることができる。したがって、電池容量への影響を最小限にすることができる。
本実施形態の全固体電池100は、発電要素110を防水部材160で吸水剤170から隔離している。そのため、発電要素110とラミネート外装体150との間に配置された吸水剤170が、高温となり、吸水能力が低下し、捕捉していた水を放出したとしても、発電要素110内部に水が浸入するのを抑制できる。したがって、発電要素110内部に水が浸入するのを抑制した信頼性の高い全固体電池を提供することができる。
本実施形態にかかる全固体電池100を作製し、その性能を評価した。全固体電池100の作製方法および性能評価方法を以下に示す。
[実施例]
(硫化物固体電解質の作製)
Li2S(日本化学工業製)およびP2S5(アルドリッチ製)を出発原料とした。これらをモル比でLi2S:P2S5=75:25となるように秤量した。Li2SおよびP2S5をメノウ乳棒で5分混合し、その後ヘプタンを入れ、遊星型ボールミルを用いて40時間メカニカルミリングを行った。これにより、硫化物ガラスを得た。その後、180℃で2時間焼成することで硫化物固体電解質(ガラスセラミックス)を得た。
(正極スラリーの作製)
正極活物質としてLiNi1/3Co1/3Mn1/3O2(日亜化学工業製)を準備した。正極活物質と上述した硫化物固体電解質をモル比で正極活物質:硫化物固体電解質=75:25、正極活物質とバインダー(ポリビニリデンフロライド、PVDF)が質量比で正極活物質:バインダー=100:2となるようにに秤量した。その後、導電材として気相法炭素繊維(VGCF、登録商標)、脱水ヘプタン(関東化学製)を固形分率が50質量%となるように入れ、超音波ホモジナイザー(SMT社製、UH−50)を用いて混合分散させることで正極スラリーを得た。
(負極スラリーの作製)
負極活物質として天然黒鉛(三菱化学株式会社)を準備した。負極活物質と上述した硫化物固体電解質をモル比で58:42、負極活物質とバインダー(ポリビニリデンフロライド、PVDF)が質量比で負極活物質:バインダー=100:2となるように秤量した。その後固形分率が50質量%となるように脱水ヘプタンを入れ、超音波ホモジナイザーを用いて混合分散させることで負極スラリーを得た。
(固体電解質組成物の作製)
上述した硫化物固体電解質と、バインダー(ポリビニリデンフロライド、PVDF)とを質量比が硫化物固体電解質:PVDF=95:5となるように秤量した。その後、固形分率が50質量%となるように脱水ヘプタンを入れ、超音波ホモジナイザーを用いて混合分散させることでスラリー状の固体電解質組成物を得た。
(電極体180の作製)
正極合材スラリーをAl箔(正極集電体122)にで塗工し、乾燥することにより、正極活物質層120を得た。次に、負極合材スラリーをCu箔(負極集電体132)に塗工し、乾燥することにより、負極活物質層130を得た。スラリー状の固体電解質組成物を正極活物質層120または負極活物質層130に塗工し、乾燥することによって固体電解質層140を得た。その後、固体電解質層140を正極活物質層120と負極活物質層130の間に配置して電極体180を得た。
(防水部材160の作製)
上述した電極体180の積層方向に平行な表面に、キャピラリーを用いて液状のエポキシ樹脂(ナミックス製)を塗布し、30分〜90分の間100℃〜120℃に保ち、塗工したエポキシ樹脂を硬化させた。このようにして、正極集電体122(Al箔)と、負極集電体132(Cu箔)と、低透湿樹脂(エポキシ樹脂)とによる防水部材160を構成し、かかる防水部材160で吸水剤170から隔離した発電要素110を得た。
(全固体電池100の作製)
得られた防水部材160で吸水剤170から隔離した発電要素110を、ラミネート外装体150の凹部に配置した。その後、防水部材160で吸水剤170から隔離した発電要素110を配置した凹部に粒子状ゼオライト(モレキュラーシーブ3A、ナカライテスク株式会社製)を流し込み、もう一方の平板状のラミネート外装体150で防水部材160で吸水剤170から隔離した発電要素110が配置されたラミネート外装体150の凹部を覆い、ラミネート外装体150の周囲を熱溶着して、全固体電池100を得た。
[比較例]
エポキシ樹脂を電極体180の積層方向に平行する表面に塗工しなかったことを変更したこと以外は実施例と同様にして全固体電池100を作製した。
[評価]
実施例、比較例で得られた全固体電池100に対して、高温環境下(60℃)で充放電を100サイクル繰り返す耐久試験を行った。そして、耐久試験後の放電容量を測定し、耐久特性を評価した。
上記耐久試験は、60℃の温度条件下において、200mAで、正負極端子間電位が4.1Vに達するまで定電流充電を行い、その後正負極端子間電位が3.0Vに達するまで定電流放電を行う充放電を1サイクルとした。1サイクル終了後と耐久試験終了後の各電池の放電容量を測定し、初期放電容量に対する耐久試験終了後の放電容量の比率(耐久試験終了後の放電容量/初期放電容量×100)を算出した。かかる比率を「放電容量維持率(%)」として、表1の該当欄に示す。
Figure 2020009596
表1に示したように、発電要素110を防水部材160で吸水剤170から隔離した実施例にかかる全固体電池100の方が、比較例にかかる全固体電池100よりも放電容量維持率が高く、良好なサイクル特性を示した。この結果から、発電要素110を防水部材160で吸水剤170から隔離することによって、吸水剤170から放出された水が発電要素内部に浸入を抑制することにより、全固体電池100の劣化を抑制可能であることが確認された。
100…全固体電池
110…発電要素
120…正極活物質層
122…正極集電体
123…正極集電タブ
130…負極活物質層
132…負極集電体
133…負極集電タブ
140…固体電解質層
150…ラミネート外装体
160…防水部材
170…吸水剤
180…電極体

Claims (1)

  1. ラミネート外装体と、
    前記ラミネート外装体に収容され、固体電解質を含む固体電解質層を介して正極活物質層と負極活物質層とが配置された発電要素と、
    前記発電要素とともに、前記ラミネート外装体に収容される吸水剤と、
    を備える全固体電池であって、
    前記発電要素と前記ラミネート外装体との間に、前記吸水剤が配置されており、
    前記発電要素と、前記吸水剤とが、防水部材で隔離されていることを特徴とする全固体電池。
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