JP2004046671A - デバイス固定装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記録材7に画像形成する内容に関連する文書情報を、非接触で情報の読み出しが可能なデバイスに書き込み、このデバイスを記録材7に固定する。これにより、画像形成がなされた記録材であっても、コンピュータ上に保存された電子ファイルのように、デバイスに書き込まれた文書情報を任意の読取装置等で非接触で読み取ることにより、人間の目で確認しながら探す手間を要することなく、容易に検索して管理することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成がなされた記録材の管理を容易にするために利用されるデバイス固定装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のコンピュータ技術の発展に伴い、一般に、電子化された文書は、コンピュータによる検索機能やデータベース管理機能の技術を利用することによって、容易かつ高速に検索することが可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プリンタ等で印刷出力された印刷物は、文書管理者等が継続的に分類や整理を行っていない限り、各印刷物の印刷内容を人間がその目で確認しながら探さなければならず、手間がかかるという問題があった。
【0004】
上記課題に鑑みて、本発明は、画像形成がなされた記録材の管理を容易なものとするためのデバイス固定装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は記録材に画像形成を行う画像形成装置に用いられるデバイス固定装置であって、画像形成装置が記録材に画像形成する内容に関連する文書情報を取得する文書情報取得手段と、非接触で情報の読み出しが可能なデバイスに対して前記文書情報を書き込む文書情報書込手段と、前記デバイスを前記記録材に固定する固定手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0006】
このようなデバイス固定装置によると、画像形成がなされた記録材に対し、その内容に関連する文書情報が書き込まれたデバイスを固定するため、このデバイスに書き込まれた文書情報を任意の読取装置等で非接触で読み取ることにより、画像形成がなされた記録材を人間の目で確認しながら探す手間を要することなく、容易に検索して管理することができる。
【0007】
また、本発明は、前記デバイス固定装置を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【0008】
このような画像形成装置によると、記録材に対して画像形成を行うとともに、その内容に関連する文書情報が書き込まれたデバイスをその記録材に固定するため、このデバイスに書き込まれた文書情報を任意の読取装置等で非接触で読み取ることにより、画像形成がなされた記録材を人間の目で確認しながら探す手間を要することなく、容易に検索して管理することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる画像形成装置を図面に示した一実施形態に基づいて説明する。
【0010】
図1は、本発明にかかるデバイス固定装置を備えた画像形成装置の全体概略図である。
【0011】
この図に示すように、この画像形成装置1は、たとえば外部機器であるパーソナルコンピュータ9等とプリンタケーブル91等で接続され、パーソナルコンピュータ9等から送られる印刷指示および印刷する内容(画像情報)に基づいて印刷出力を行うプリンタとして構成されている。
【0012】
この画像形成装置1は、記録紙(記録材)7が収容される給紙カセット等からなる給紙部2と、記録紙7に対して画像形成処理(印刷処理)を行う画像形成処理部3と、画像形成(印刷)が行われた記録紙7に対して所定の文書情報が書き込まれたデバイス71を固定するデバイス固定処理部4と、画像形成(印刷)が行われた記録紙7が排出される排出部5と、ユーザとの間で種々の情報の入出力を行う操作パネル61と、パーソナルコンピュータ9等の外部機器との間で種々の情報の入出力を行う外部機器インタフェース62と、この画像形成装置1における種々の動作を統括制御する中央制御部63とを備えている。
【0013】
画像形成処理部3は、たとえば電子写真方式により記録紙に画像形成を行うものであり、光導電性を有する感光体ドラム31の周囲に、帯電器32、露光器33、現像器34、転写器35およびクリーナー36が配置されており、帯電器32によって所定電位に帯電された感光体ドラム31に対し、露光器33によって所望画像の静電潜像が形成され、この静電潜像が現像器34によってトナー像として現像され、このトナー像が転写器35によって給紙部2から給紙されてくる記録紙7に転写され、転写されたトナー像が用紙搬送方向下流側の定着器37で記録紙7上に定着されるようになっている。
【0014】
図2は、デバイス固定処理部の概略構成図である。
【0015】
この図に示すように、デバイス固定処理部4は、文書情報取得手段41と、デバイス給送手段42と、文書情報書込手段43と、デバイス固定手段44とを備えている。
【0016】
文書情報取得手段41は、記録紙7に固定されるデバイス71に対して書き込む文書情報を取得するものである。
【0017】
デバイス71とは、電磁波(電波)等の媒体を介した非接触の交信によって情報の読み取りおよび書き込みが可能な記憶媒体であり、微小サイズの粉末状ICチップ(いわゆるマイクロデバイス)である。このデバイス71は、記録紙7等に貼り付けて固定しても容易に剥がれにくい程度の可撓性(フレキシブル性)を有している。また、このデバイス71は、情報の読み取りを電波(電磁波)による非接触の交信によって行うため、可視光線等による読み取りに比べれば、デバイス71表面上の汚れ、ほこり等の遮蔽物の存在、さらに外乱光等の影響を受けることがほとんどなく、好適に情報の読み取りを行うことが可能である。また、半永久的に使用可能である。また、このデバイス71は、情報読取装置とのデータ交信の際に、該装置から非接触で電力供給を受けることができ、これによりデバイス71自身に電源電力を保持する必要がないため、小型化、低コスト化を図ることができるものとなっている。
【0018】
文書情報とは、上述した画像形成処理部3において記録紙7に画像形成される内容に関連する情報であり、画像形成後に各記録紙7を識別し、検索するために有用な情報である。具体的には、たとえば、文書作成日時、文書印刷日時、作成者名、文書名、ファイル属性、文書閲覧記録、ページ数、シリアル番号、文書の属性(秘密文書か否か、会社または私的文書か否か、重要書類か否か、など)を挙げることができる。
【0019】
これらの文書情報の出所は、印刷文書のファイル名等は画像形成装置1に印刷指示を発した外部機器であるパーソナルコンピュータ9等、印刷日時等は印刷処理を行わせた中央制御部63、操作者が特に入力した事項等は操作パネル61等であり、いずれも中央制御部63を介して文書情報取得手段41に伝達され、取得される。
【0020】
なお、この文書情報取得手段41は、取得した文書情報がデバイスに書き込まれるまで一時的に記憶する記憶機能も有している。
【0021】
デバイス給送手段42は、未だ文書情報の書き込まれていない多数の新しいデバイス71…を保持しておき、適宜これを、文書情報書込手段43によって文書情報が書き込まれる書込処理位置、およびデバイス固定手段44によって記録紙7上に固定される固定処理位置に供給するものである。
【0022】
このデバイス給送手段42は、表面に粘着面が形成された長尺リボンが巻き付けられる巻きリール421,421を備えており、この長尺リボンの粘着面上に間欠的に多数のデバイス71…が取り付けられ、保持されている。そして、デバイス71を固定すべき記録紙7が到来するタイミングに合わせて、巻きリール421,421を回転駆動し、長尺リボン上の1のデバイス71を前記書込処理位置、前記固定処理位置に供給するようになっている。
【0023】
また、この長尺リボンが巻き付けられた巻きリール421,421は取り替え可能となっており、リボン上のデバイス71…がすべて使い果たされたら、ユーザはこれを消耗品として破棄し、新たな巻きリール421,421に交換できるようになっている。
【0024】
なお、長尺リボン上に取り付けられたデバイス71…の外側面、すなわちデバイス71の記録紙7との対向面には接着層711が形成されており(図3(a)参照)、この接着層711は後述するように紫外線照射に反応して軟化または溶解するものとなっている。
【0025】
文書情報書込手段43は、文書情報取得手段41によって取得された文書情報をデバイス71に対して書き込み処理するものである。
【0026】
この書き込み処理は、前記デバイス給送手段42によって文書情報書込手段43に対向する書込処理位置に給送されてきたデバイス71に対して行うようになっている。
【0027】
また、この書込処理は、書込処理位置にあるデバイス71に対して指向性のある電磁波(電波)を発信し、デバイス71からの返信電磁波を受信することによる非接触通信によって行うようになっている。
【0028】
また、この文書情報書込手段43が発信する書き込み信号は、高い指向性を持っているとともに、デバイス71間との通信に必要な最低限の強度とされている。これにより、文書情報書込手段43が発信する書き込み信号が、周辺の各部の動作に支障を及ぼさないようになっている。
【0029】
さらに、この文書情報書込手段43から書込処理位置に至る領域の周囲には、電磁波シールド48が設けられ、この領域から周辺の各部は隔離されている。これによっても、文書情報書込手段43が発信する書き込み信号が、周辺の各部の動作に支障を及ぼさないようになっている。
【0030】
デバイス固定手段44は、文書情報が書き込まれたデバイス71を記録紙7上に固定するものである。
【0031】
このデバイス固定処理部44は、定着器37より下流側でデバイス71を記録紙7に固定するように配置されている。これにより、記録紙7に固定されたデバイス71に、定着処理による高温・高圧が作用することが防止できるようになっている。
【0032】
この実施形態では、デバイス固定手段44は、デバイス71に予め塗布された接着層711による貼り付けを行う圧着ローラ45と、その後に接着層に紫外線を照射して溶着させる紫外線照射器46との2段階の固定手段を有している。
【0033】
圧着ローラ45は、記録紙7の搬送経路上で定着ローラ対37の下流側、排紙ローラ対51の上流側の位置を固定処理位置とし、この固定位置に記録紙7が到来したときに下方に移動して、デバイス71の外面に形成された接着層711を記録紙7に押し付けることにより、前記リボン上のデバイス71を記録紙7上に貼り付け固定するようになっている。
【0034】
紫外線照射器46は、前記固定処理位置より記録紙搬送方向の下流側位置において、前記圧着ローラ45によって記録紙7上に貼り付けられたデバイス71に対して紫外線を照射するものである。
【0035】
図3(b)に示すように、紫外線照射器46によって紫外線照射を受けたデバイス71の接着層711は、この紫外線照射領域において一旦溶解し、この紫外線照射領域を通過した後に再度硬化する。これにより、デバイス71は記録紙7上により強固に固定される。
【0036】
つぎに、このようなデバイス固定処理部4によるデバイス71の記録紙7への固定位置について説明する。
【0037】
デバイス71の記録紙7への固定位置は、任意の位置に設定することがができるが、記録紙7の左下部とすることが望ましい。このようにすると、主たる画像が印刷(画像形成)される中央部の主画像領域、パンチ孔が開けられたり、ステープル等による綴じ込みが行われる場合が多い左側部、ページ番号やファイル名等が印刷される場合の多い上下マージン部の中央部から右側部等を避けることができる。
【0038】
また、固定位置は、記録紙7の表裏面のどちらでもよい。記録紙7の裏面とすれば、片面印刷の文書の場合、画像領域を隠蔽することがないため、好ましい。
【0039】
また、複数枚にわたる一連の文書(記録材)であれば、その内の特定の1枚にのみデバイス71を固定するようにすれば、デバイス固定の高速化およびデバイス71を節約できることによる低コスト化を図ることができ、好ましい。
【0040】
また、複数枚にわたる一連の文書(記録材)では、最終に画像形成が行われる最終ページにのみデバイス71を固定するようにしてもよい。このようにすると、文書情報の取得やデバイス71への文書情報の書き込みのための時間猶予を確保することができるため、一連の文書の画像形成およびデバイス固定に要する総処理時間の短縮し、高速化を図ることができる。
【0041】
図4は、デバイスの固定位置の一例を示す説明図である。
【0042】
この例は、印刷文書が3ページにわたる場合であり、印刷文書の第1ページの左下余白部をデバイス71の固定位置としており、第2,3ページにはデバイスは固定していない。この例では、各記録紙7の中央に画像領域72が形成され、左側部にパンチ孔73が開けられ、上マージン部74の右隅にページ番号が付され、下マージン部75の右隅にファイル名が印刷されているが、デバイス71はこれらを隠すことがない。
【0043】
つぎに、デバイス71の固定を伴う画像形成処理の手順について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、このフローチャートは、主に操作者による意思決定および指示入力のプロセスとして表しており、操作者による指示入力は、画像形成装置(プリンタ)1に印刷指示を発するパーソナルコンピュータ9等の入出力装置、または画像形成装置1の操作パネル61を介して行われる。
【0044】
操作者が文書の印刷(画像形成)を行うことを決定すると(ステップS10)、操作者は出力文書(記録紙)に文書情報が書き込まれたデバイス71を固定するか否かを決定する(ステップS12)。
【0045】
デバイス71の固定を行わないのであれば(ステップS12でNO)、操作者は、印刷ファイル(コンピュータ上のデータファイル)を特定して印刷指示を入力し(ステップS14)、画像形成装置1では通常の印刷処理を開始する(ステップS16)。
【0046】
デバイス71の固定を行う場合には(ステップS12でYES)、その旨を入力し(ステップS18)、さらに、デバイス71内に書き込む文書情報を決定する(ステップS20)。デバイス71に書き込む文書情報は、上述したように、文書作成日時、著者名、文書名、ページ数、文書の属性等であり、たとえばパーソナルコンピュータ9のモニタや操作パネル61上にこれらの項目が一覧表示され、操作者は、この中から適当な1または複数の項目を選択すればよい。また、特に付け加えるべき情報があれば、これを新規入力してもよい。なお、予め設定された文書情報の項目のみを書き込む場合には、このステップはスキップすればよい。
【0047】
また、操作者は、記録紙7上でデバイスを固定する固定位置を決定する(ステップS22)。なお、予め設定された固定位置に固定する場合には、このステップもスキップすればよい。
【0048】
こうしてデバイス71に書き込むべき文書情報および固定位置が決定すれば、操作者は通常の印刷指示の場合と同様に、印刷ファイル等を特定して印刷指示を入力する(ステップS24)。
【0049】
印刷指示を受けた画像形成装置1では、デバイス固定処理部の文書情報取得手段41により、デバイス71に書き込むべき文書情報の項目に対して、各項目の具体的な内容の取得が行われる(ステップS26)。たとえば、文書情報として文書作成日時を書き込むのであれば、その具体的な日時を印刷指示を発したパーソナルコンピュータ9側から印刷ファイルの付属情報として取得する。
【0050】
こうしてデバイス71に書き込むべき文書情報が取得されれば、文書情報書込手段43によってデバイス71に文書情報の書き込み処理が行われ(ステップS28)、この書き込み処理が完了、またはデバイス71の記録紙への固定処理までに完了が見込まれる状態となれば、画像形成処理部3による記録紙7への印刷処理(画像形成処理)が開始される(ステップS30)。
【0051】
そして、デバイス71を固定するべき記録紙7が固定処理位置に到来すれば、デバイス固定処理部3の圧着ローラ45による貼り付け固定と、紫外線照射器46による溶着固定によって、記録紙7上へのデバイス71の固定処理が行われる(ステップS32)。
【0052】
そして、全ページの印刷が完了すれば、画像形成装置1は、次の文書の印刷指示を待つ待機状態になって(ステップS34)、一連の画像形成処理が完了する。
【0053】
つぎに、このようにデバイス71が固定された記録紙7を活用した使用例について、図6を参照して説明する。
【0054】
この例では、文書情報が書き込まれたデバイス71が各文書(記録紙)7に固定され、これらの文書7がファイルバインダー8に綴じられている。ファイルバインダー8の背表紙には、記録紙7と同様のデバイス81が固定されており、このデバイス81には、文書情報としてファイルバインダー8に綴じられた各文書のリストなどがデータベース形式で記録されている。
【0055】
そして、特定の文書(記録紙)7を探し出したいユーザは、記録紙7上のデバイス71およびバインダーファイル8上のデバイス81との間で、電磁波(電波)等によって非接触で文書情報を読み書きできる専用の文書情報読み書き装置(携帯端末など)を用いることで、容易に特定の文書を探索することができる。
【0056】
以上、本発明を一実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記に限定されるものではなく、たとえば以下のように構成してもよい。
【0057】
(1)上記実施形態においては、画像形成装置としてプリンタを例としたが、本発明にかかる画像形成装置は、プリンタに限らず、複写機、ファクシミリ装置、あるいはこれらの機能を兼ね備えた複合機等であってもよい。
【0058】
複写機の場合の管理情報としては、印刷日時や原稿サイズ、枚数等の他、印刷社名や文書名、等々を、ユーザが操作パネルから入力した種々の情報を文書情報とすることができる。
【0059】
また、ファクシミリ装置の場合は、受信データを印刷(画像形成)した記録紙に対して、受信日時、印刷日時、サイズ、発信者のFAX番号(電話番号)、装置でFAX番号に関連づけて記憶している発信者名等を文書情報とすることができる。
【0060】
(2)上記実施形態では、デバイス固定処理部4を画像形成装置(プリンタ)1の本体内に設けたが、デバイス固定処理部4は、画像形成装置1の本体とは別体に構成された、画像形成装置1に外付けされるオプション装置等としてもよい。
【0061】
(3)上記実施形態では、デバイス71を長尺リボン上に保持させて書込処理位置や固定処理位置に給送したが、デバイス71の給送手段は、これに限定されるものではない。
【0062】
(4)上記実施形態では、文書情報書込手段42は、記録紙に貼り付けられる前のデバイス71に対して文書情報の書き込みを行うようにしたが、記録紙7に貼り付けられたデバイス71に対して書き込みを行うようにしてもよい。
【0063】
(5)上記実施形態では、デバイス71を記録紙に一旦貼り付けた後に、さらに紫外線照射によって溶着固定を行ったが、デバイスの固定処理はこのような2段階の構成とせず、いずれか一方だけでもよい。
【0064】
(6)上記実施形態では、デバイス71に紫外線照射に反応して溶融する接着層711を形成しておき、紫外線照射器46を用いてデバイス71を記録紙7上に溶着固定したが、所定温度で軟化または融解する接着層を形成しておき、この接着層に熱を与えてデバイスを記録紙に溶着させてもよい。また、超音波や電磁波などの高周波振動に反応する樹脂部材を接着層としてデバイスの裏面に形成しておき、超音波や電磁波を照射することによって接着層を軟化させ、記録紙(記録材)に固定するようにしてもよい。
【0065】
(7)上記実施形態では、デバイス71に予め接着層711を形成しておいたが、デバイス71を記録紙7に固定する際に接着剤等を塗布してもよい。
【0066】
(8)上記実施形態では、画像定着後の記録紙7にデバイス71を固定するように構成したが、デバイス71の固定は、画像定着前や画像形成前(トナー像が転写される前)としてもよい。この場合、定着処理による高温・高圧を利用してデバイス71を記録紙7に溶着固定等することができる。
【0067】
(9)上記実施形態においては、デバイス71に対する文書情報の書き込みおよび読み込みの両方を電磁波によって非接触で行うようにしたが、文書情報の書き込みは非接触ではなく、接触で行うようにデバイス71および文書情報書き込み手段41を構成してもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、記録材に画像形成する内容に関連する文書情報を、非接触で情報の読み出しが可能なデバイスに書き込み、このデバイスを記録材に固定するため、画像形成がなされた記録材であっても、コンピュータ上に保存された電子ファイルのように、デバイスに書き込まれた文書情報を任意の読取装置等で非接触で読み取ることにより、人間の目で確認しながら探す手間を要することなく、容易に検索して管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる画像形成装置の全体概略図である。
【図2】デバイス固定処理部の概略説明図である。
【図3】デバイスが記録紙に固定される前後の状態を示す横断面説明図である。
【図4】デバイスの固定位置の一例を示す説明図である。
【図5】画像形成処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】デバイスが固定された記録紙を活用している使用例を表した概念図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 給紙部
3 画像形成処理部
37 定着器(定着ローラ対)
4 デバイス固定処理部
41 文書情報取得手段
42 デバイス給送手段
43 文書情報書込手段
44 デバイス固定手段
45 圧接ローラ
46 紫外線照射器
5 排紙部
51 排紙ローラ対
7 記録紙(記録材)
71 デバイス
9 パーソナルコンピュータ
91 プリンタケーブル
Claims (2)
- 記録材に画像形成を行う画像形成装置に用いられるデバイス固定装置であって、
画像形成装置が記録材に画像形成する内容に関連する文書情報を取得する文書情報取得手段と、
非接触で情報の読み出しが可能なデバイスに対して前記文書情報を書き込む文書情報書込手段と、
前記デバイスを前記記録材に固定する固定手段と、
を備えたことを特徴とするデバイス固定装置。 - 請求項1記載のデバイス固定装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002205130A JP2004046671A (ja) | 2002-07-15 | 2002-07-15 | デバイス固定装置およびそれを備えた画像形成装置 |
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Cited By (1)
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JP2005024424A (ja) * | 2003-07-03 | 2005-01-27 | Hitachi Electronics Service Co Ltd | 現在時刻書込み機能付ホワイトボード |
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- 2002-07-15 JP JP2002205130A patent/JP2004046671A/ja active Pending
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