JP2004045343A - はんだ接合部の寿命診断方法及び装置 - Google Patents

はんだ接合部の寿命診断方法及び装置 Download PDF

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Yuuji Kuri
久里 裕二
Masamitsu Kato
加藤 正満
Kazuto Kawakami
川上 和人
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Abstract

【課題】非破壊で、はんだ接合部の破断寿命を正確且つ迅速に算出する。
【解決手段】部品と基板との間を接合する はんだ接合部が き裂発生から破断するまでの破断寿命Nを診断するための はんだ接合部の寿命診断装置20であって、予め各部品と、電極構造と、き裂進展速度dとが関連付けて記憶されると共に、予め基板上の各部品の配置が記憶されるメモリ部21と、基板に実装された各部品の温度を測定するための温度測定部22と、温度測定部22による測定結果に基づき、メモリ部21を参照して最大の温度ストレスを受ける部品を特定し、この特定した部品に関し、メモリ部21を参照して対応する き裂進展速度kを設定し、このき裂進展速度kに基づいて、破断寿命Nを算出するデータ処理部23とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、はんだ接合部の寿命を診断するはんだ接合部の寿命診断方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子回路は、プリント配線が形成された基板上に電子部品が搭載され、電子部品が基板にはんだ接合されて形成されている。
しかしながら、はんだ接合部は経年的に劣化し、主に熱ストレスや機械的ストレス等に応じて、き裂や剥離を発生させる性質をもつ。また、この種のき裂や剥離は、負荷の大小に応じて電子部品の寿命よりも電子回路の寿命を短くさせる。
【0003】
これに対し、はんだ成分を調整して長寿命化を図る方式が知られている。例えば共晶はんだにAgなどを添加する方式や、環境に影響があるとされる鉛の無いはんだ(鉛フリーはんだ)を用いる方式などである。
【0004】
しかしながら、長寿命化にも限界がある。このため、はんだ接合部の劣化・き裂の発生によるトラブルを無くす観点から、係る劣化・き裂等を検出してメンテナンスの時期を把握するための、はんだ接合部の寿命診断方法が検討されている。
【0005】
係る はんだ接合部の寿命診断方法は、電子部品の材料毎の材料定数、環境因子としての温度、繰り返し数など、といった膨大な材料データをコンピュータにより解析し、き裂の発生までのき裂発生寿命や、き裂の進展による破断までの破断寿命を推定するものである。
【0006】
例えば、特開平3−128431号公報に記載された寿命診断では、はんだ接合部に一般的に用いられるコフィン・マンソン(Coffin−Manson)則により、共晶はんだのき裂発生までの繰り返し数N’(以下、き裂発生寿命N’ともいう)を(1)式で算出するものである。
【0007】
’=△ε   …(1)
但し、△ε:相当塑性歪み振幅(温度サイクルに発生する最高温度と最低温度の繰返し時の歪み)。
【0008】
詳しくは、この従来方式では、一般にFEM(Finite Element Method:有限要素法)解析を実施し、相当塑性歪み振幅△εを求め、き裂発生寿命N’を算出している。
【0009】
しかしながら、き裂発生寿命N’により、き裂が発生するまでのサイクル数を理解しても、き裂が発生した段階では実際の製品稼動に影響が無い場合が多い。一方、はんだ接合部にき裂が発生・進展し破断するまでの寿命をFEM解析で求める事は非常に膨大な時間を要する。
【0010】
また、この寿命診断に伴い、実基板を用いて現地環境を模擬した冷熱サイクル試験や恒温放置試験等の加速試験というように、はんだ接合部を長期間、使用環境に暴露する暴露試験が行われている。
【0011】
さらに、はんだ接合部の電気特性の劣化状態や寿命を診断する際には、その電子部品の一部又は全部を回収して破壊試験が行なわれる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の寿命診断方法では、膨大な材料データの解析と、長期間の暴露試験とを要するため、寿命の算出までに膨大な時間を必要とする。一方、適宜、処理を省略すると、正確性を低下させる可能性がある。また、電子部品の破壊試験を行なうと、その電子回路が使用不可となってしまう。
【0013】
本発明は上記実情を考慮してなされたもので、非破壊の手法により、はんだ接合部の破断寿命を正確且つ迅速に算出し得る はんだ接合部の寿命診断方法及び装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、部品と基板との間を接合する はんだ接合部が き裂発生から破断するまでの破断寿命Nを診断するための はんだ接合部の寿命診断方法であって、予め前記電極構造毎に、前記算出に用いる算出パラメータが記憶される工程と、前記部品の電極構造に対応する前記算出パラメータに基づいて、前記破断寿命Nを算出する工程を備えた はんだ接合部の寿命診断方法である。
【0015】
従って、第1の発明は、本発明者の知見により、破断寿命に大きく影響する電極構造という因子に基づいて、破断寿命を求めるので、非破壊の手法により、はんだ接合部の破断寿命を正確且つ迅速に算出することができる。
【0016】
第2の発明は、部品と基板との間を接合する はんだ接合部が き裂発生から破断するまでの破断寿命Nを診断するための はんだ接合部の寿命診断装置であって、予め各部品と、電極構造と、き裂進展速度dとが関連付けて記憶される第1記憶手段と、予め前記基板上の各部品の配置が記憶される第2記憶手段と、前記基板に実装された各部品の温度を測定するための温度測定手段と、前記温度測定手段による測定結果に基づき、前記第1及び第2記憶手段を参照して最大の温度ストレスを受ける部品を特定する部品特定手段と、前記部品特定手段により特定された部品に関し、前記第1記憶手段を参照して対応する き裂進展速度kを設定し、このき裂進展速度kに基づいて、前記破断寿命Nを算出する寿命算出手段と、を備えた はんだ接合部の寿命診断装置である。
【0017】
これにより、第2の発明は、第1の発明の作用に加え、部品を実装済の機器製品基板を寿命診断の対象とすることにより、機器製品トラブルを事前に察知でき、更にメンテナンス周期を決定することができる。また、サンプルを非破壊で劣化診断できることから、短時間で低コストの寿命診断を行なうことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明するが、その前に本発明に係るはんだ接合部の寿命診断方法の概要を述べる。
この寿命診断方法は、本発明者の実験により得られた「はんだ接合部のき裂進展速度が電極構造により異なる」旨の知見に基づき、はんだ接合部の寿命診断の正確性の向上を図るものである。
【0019】
ここで、本発明者の実験は、はんだ接合部に生じた き裂の進展速度が、電極構造・部品形状により異なる値となることを見出したものである。詳しくは、き裂が、電極構造・部品形状に従い、はんだ接合部の内部を進展する場合と、電極とはんだ接合部との界面を進展する場合とで進展速度が異なることが見出されている。
【0020】
以下に、本発明者による実験について説明する。
(準備)
電極構造の代表例として、電子部品に使用される一般的な3種類の構造を用いた。具体的には、角型電極構造、打曲げ電極構造及びガルウィング電極構造の3種類を用いた。
【0021】
角型電極構造は、チップコンデンサ等に使用され、図10に示すように、角型電極1が誘電体2を上下で囲み、上下の電極1の長さが互いにほぼ等しいものである。
【0022】
打曲げ電極構造は、電力型チップ抵抗器等に使用され、図11に示すように、打曲げ電極3の上下のリード3a,3bの長さが異なり、上部のリード3aが樹脂モールド4内部で固定されたものである。
【0023】
ガルウイング電極構造は、IC等に使用され、図12に示すように、樹脂モールド6から出たガルウィング電極5の下側の部分が内曲げとは逆の外曲げ形状に形成されたものである。
また、以上の電極構造をもつ各々の部品を実装したプリント基板を用意した。
【0024】
(実験)
実験としては、準備工程で用意したプリント基板に対し、冷熱サイクル試験機により冷熱サイクルを供給し、各部品のはんだ接合部を加速劣化させて断面を観察した。ここで、冷熱サイクル試験機は、−40℃⇔+125℃各30分を1回の冷熱サイクルとし、最大3000回の冷熱サイクルをプリント基板に供給した。
【0025】
図13は冷熱サイクル供給後の各電極構造の断面を写真撮影して示す断面図であり、図14乃至図16は各断面の模式図である。各図14〜図16中、10は電子部品(角型電極構造)、11は角型電極、12は はんだ接合部、13は き裂、14はランド、15はプリント基板、16は電子部品(打曲げ電極構造)、17は打曲げ電極、18は電子部品(ガルウィング電極構造)、19はガルウィング電極、Lは はんだ接合長さLを夫々表している。
【0026】
図示するように、電極構造毎にき裂13の長さが異なる。例えば角型電極構造は、図13(a)及び図14に示すように、き裂13の長さが三者の中で最も長い。また、打曲げ電極構造は、図13(b)及び図15に示すように、き裂13の長さが三者の中で最も短い。ガルウィング電極構造は、図13(c)及び図16に示すように、き裂13の長さが三者の中間である。ここで、き裂13の長さは、き裂進展速度に比例し、き裂発生までの繰り返し数に反比例すると考えられる。
【0027】
また、き裂13の進展経路は、はんだ接合部を経由して電極11,17,19と、はんだ接合部12との界面を進むことが分かる。
以上の結果から得られた き裂発生までの繰り返し数N’と、き裂進展速度kを表1に示す。
【0028】
【表1】
Figure 2004045343
【0029】
ここで、き裂発生までの繰返し数N’は、実験を円滑に進める観点から、次に示すような従来方式により、予め推測してもよい。この従来方式は、はんだ接合部に一般的に用いられるコフィン・マンソン(Coffin−Manson)則により、共晶はんだのき裂発生までの繰り返し数N’(以下、き裂発生寿命N’ともいう)を(1)式で算出するものである。
【0030】
’=△ε   …(1)
但し、△ε:相当塑性歪み振幅(温度サイクルに発生する最高温度と最低温度の繰返し時の歪み)。
【0031】
詳しくは、この従来方式では、一般にFEM(Finite Element Method:有限要素法)解析を実施し、相当塑性歪み振幅△εを求め、き裂発生寿命N’を算出している。
【0032】
しかしながら、き裂発生寿命N’により、き裂が発生するまでのサイクル数を理解しても、き裂が発生した段階では実際の製品稼動に影響が無い場合が多い。一方、はんだ接合部にき裂が発生・進展し破断するまでの寿命をFEM解析で求める事は非常に膨大な時間を要する。
【0033】
従って、本発明者は上述した実験に基づき、各電極構造に応じて破断までの繰返し数N(以下、破断寿命Nともいう)を算出する技術を提案する。
【0034】
(破断寿命の算出)
始めに、き裂進展速度kを加速する加速係数Aを(2)式により算出する。
【0035】
=(△t/△t   …(2)
但し、△t:試験時の温度差、△t:実使用環境の温度差。
【0036】
破断寿命Nは、はんだ接合部の長さをLとしたとき、(3)式に示される。
【0037】
=L/(k/A)[サイクル]  …(3)
ここで、表1中の各き裂進展速度kを(3)式に代入すると、角型電極構造の破断寿命Nを示す(4)式、打曲げ電極構造の破断寿命Nを示す(5)式、及びガルウィング電極構造の破断寿命Nを示す(6)式が得られる。
【0038】
=L/(1.52×10−6/A) …(4)
=L/(0.13×10−6/A) …(5)
=L/(0.3×10−6/A)  …(6)
以下、角型電極構造を例にとり、試験温度が+125℃〜−55℃の間で、温度差△t=165℃と、実使用環境が+85℃〜0℃で温度差△t=85℃の場合で破断寿命Nを算出する。まず、加速係数Aは、(2)式から次のようになる。
【0039】
=(△t/△t
=(165/85)=4.25
ここで、はんだ接合部の長さL=1mmとすると、(4)式から破断寿命Nが得られる。
【0040】
Figure 2004045343
この破断寿命Nは、仮に1日に1回の温度サイクルとしてき裂が発生した後、破断するまでに7.6年(=2796サイクル/365日)かかることを示している。
【0041】
なお、内曲げ電極構造及びガルウイング電極構造についても、同様に破断寿命Nを算出可能となっている。
【0042】
以上が、はんだ接合部の寿命診断方法の概要である。続いて、このような寿命診断方法を適用した実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るはんだ接合部の寿命診断装置の構成を示す模式図である。この寿命診断装置20は、メモリ部21、温度測定部22、データ処理部23及び通信装置24を備えている。
【0043】
ここで、メモリ部21は、予め特性テーブル21a、部品テーブル21b及び基板配置図21cがデータ処理部23から読出可能に記憶されたものである。
【0044】
特性テーブル21aは、図2に一例を示すように、電極構造毎に、き裂進展速度kを示すものである。
【0045】
部品テーブル21bは、図3に一例を示すように、寿命診断対象となる部品を識別するための部品番号毎に、部品サイズ、電極構造(部品形状)、及びはんだ接合部の長さ(ランドサイズ)を示すものである。
【0046】
基板配置図21cは、図4にその一部の一例を示すように、プリント基板上における部品の実際の位置を当該部品の部品番号により示すものである。
【0047】
なお、部品テーブル21b及び基板配置図21cは、電子部品の部品番号から電極構造を特定するためのものであるので、操作者により電極構造が入力される場合には省略してもよい。同様に他のデータ項目(部品サイズ、はんだ接合部の長さL)も操作者により入力される場合には省略してもよい。
【0048】
温度測定部22は、プリント基板上のはんだ接合部の温度を測定し、測定結果をデータ処理部23に送出するものである。
【0049】
データ処理部23は、メモリ部21を参照しつつ、温度測定部22から受けた測定結果及び前述した(2)式及び(3)式に基づいて、図5のフローチャートに示すように破断寿命Nを算出し、算出結果を通信装置24に出力するものである。なお、出力先は、通信装置24に限らず、記憶装置又は表示装置といった他の任意の装置に変更してもよい。
【0050】
通信装置24は、データ処理部23から受けた算出結果をオンライン監視用の表示装置等(図示せず)に送信するものである。
【0051】
次に、以上のように構成された はんだ接合部の寿命診断装置による寿命診断方法について図5のフローチャートを用いて説明する。
いま、各電極構造をもつ各電子部品が実装されたプリント基板が用意され、各電子部品におけるはんだ接合部の寿命診断を開始するとする。
【0052】
このとき、寿命診断装置20においては、温度測定部22がプリント基板上のはんだ接合部の温度を測定し、測定結果をデータ処理部23に送出する。
【0053】
データ処理部23は、操作者の操作により、部品番号又は電極構造が入力されると(ST10)、メモリ部21を参照して電極構造に対応する き裂進展速度kを前述した(3)式に設定する(ST20)。
【0054】
しかる後、データ処理部23は、温度測定部22から受けた測定結果に基づいて、実際の使用環境における(最高温度と最低温度との)温度差Δtを算出し(ST30)、この実温度差Δtを前述した(2)式に設定して加算係数Aを算出する(ST40)。なお、(2)式中、試験時の温度差Δtは予め設定済である。
【0055】
次に、データ処理部23は、得られた加算係数Aを(3)式に設定し、破断寿命Nを算出する(ST50)。
【0056】
なお、(3)式中、はんだ接合部の長さLは、予めデフォルト値が設定済であり、ステップST10で部品番号が入力された際には、メモリ部21を参照して部品番号に対応する値Lがデフォルト値に代えて設定されるものとする。
【0057】
ステップST50の完了後、データ処理部23は、算出結果を通信装置24に出力する。通信装置24は、この算出結果をオンライン監視用の表示装置等(図示せず)に送信する。
【0058】
上述したように本実施形態によれば、電極構造に対応する き裂進展速度kに基づいて、破断寿命Nを求めるので、非破壊の手法により、はんだ接合部の破断寿命を正確且つ迅速に算出することができる。
【0059】
また、部品を実装済の機器製品基板を寿命診断の対象とすることにより、機器製品トラブルを事前に察知でき、更にメンテナンス周期を決定することができる。また、サンプルを非破壊で劣化診断できることから、短時間で低コストの寿命診断を行なうことができる。
【0060】
以上に加え、本実施形態は、破断寿命Nの算出式が実使用環境の温度差Δtを含むので、環境因子の値が変わっても、解析をし直す必要がないという利点をも有する。
【0061】
すなわち、従来の寿命診断方法は、電子部品の自己発熱や実使用環境温度の変化により、環境因子の値が変わると、その都度、解析をし直す必要があるという欠点がある。一方、本実施形態は、係る欠点が解消されている。
【0062】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る はんだ接合部の寿命診断方法について、前述した図1乃至図4を援用して説明する。なお、以下の各実施形態も同様に、図1乃至図4に示す装置を用いている。
【0063】
すなわち、本実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、「電子部品の大きさによっても き裂進展速度kが異なる」旨の本発明者の別の知見に基づき、寿命診断の正確性の向上を図るものである。
【0064】
本発明者の実験によれば、き裂進展速度kは、例えば図6及び表2に示すように、チップコンデンサのチップ長Lに比例して増大する。
【0065】
【表2】
Figure 2004045343
【0066】
このとき、き裂進展速度kは、(7)式のように示される。
【0067】
k=0.2853L−0.389 [μm/サイクル] …(7)
なお、この(7)式は角型電極構造の式であり、補足すると、前述した表1のk=1.52は、チップ長L=6.7[mm]のときの値である。また、(7)式は角型電極構造の式であるが、他の電極構造の式も同様(数値は別)に示される。
【0068】
一方、破断寿命Nは、(8)式のように示される。
【0069】
=L/k [サイクル]   …(8)
従って、このような知見に基づき、本実施形態における寿命診断方法は図7のフローチャートに示すように行われる。なお、データ処理部23の処理は図7の内容に変更されている。
【0070】
始めに、ステップST10の電極構造の入力までは、前述した通りに実行される。
次に、データ処理部23は、操作者の操作により、チップコンデンサの部品サイズLが入力されると、上記(7)式に基づいて、き裂進展速度kを算出する(ST20b)。
【0071】
続いて、データ処理部23は、この算出結果と上記(8)式とに基づいて、破断寿命Nを算出し(ST50a)、前述同様に、算出結果を通信装置24に出力する。
【0072】
上述したように本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、電子部品の大きさによっても、破断寿命Nを算出することができる。
【0073】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る はんだ接合部の寿命診断方法について説明する。
本実施形態は、第1の実施形態の変形例であり、寿命診断の効率化を図る観点から、個々の電子部品の寿命診断をするのでは無く、プリント基板上で最初に破断寿命Nに至る部品について寿命診断を行なうものである。
【0074】
具体的には、プリント基板上の電子部品のうち、最も劣化し易いはんだ接合部をもつ電子部品を特定する機能をデータ処理部23に設けている。
【0075】
例えば、はんだ接合部の劣化は、最も温度が高い電子部品や、温度の繰返しが多い電子部品(オンオフの繰返しなど)に比較的生じやすい傾向にある。よって、本実施形態では、電子部品で最も熱ストレスが発生する電子部品を特定する機能をデータ処理部23に設けた。この機能は、実温度差Δtと、温度サイクル数(最高温度と最低温度の繰り返し数)fとの積が最大となる電子部品を判定する内容となっている。
【0076】
次に、以上のように構成された はんだ接合部の寿命診断装置による寿命診断方法について図8のフローチャートを用いて説明する。なお、データ処理部23の処理は、図8のST2〜ST6及び図5のST20〜ST50の内容に変更されている。
【0077】
始めに、温度測定部22は、プリント基板上のはんだ接合部の温度を測定し、測定結果をデータ処理部23に送出する(ST1)。この場合、例えばプリント基板全体の温度分布を測定し、基板配置図21cにより、各部品を識別可能としてもよい。
【0078】
データ処理部23は、この測定結果に基づいて、各部品毎に実温度差Δtを算出すると共に(ST2)、各部品毎に温度サイクル数fを計測し(ST3)、両者の積をストレス状態値Sとして(9)式に示すように、各部品毎に算出する(ST4)。
【0079】
S=f・Δt [温度・サイクル数]  …(9)
しかる後、データ処理部23は、各部品のうち、最大のストレス状態値Sを持つ部品を特定し(ST5)、この特定した部品の電極構造をメモリ部21から読み出す(ST6)。
【0080】
以下、前述同様にステップST20以降の処理が実行され、最大のストレス状態値Sをもつ部品について、対応する き裂進展速度kを用いた寿命診断が実行される。
上述したように本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、プリント基板上の各部品のうち、最も温度ストレスを受ける部品について寿命診断を行ない、得られた破断寿命Nを基板全体の破断寿命と解釈できるので、プリント基板上の全ての部品を寿命診断する場合に比べ、寿命診断の効率を大幅に向上させることができる。
【0081】
また、メモリ部21から読出した電極構造を基に き裂進展速度kを設定できるので、電極構造の入力を不要として、操作性を向上させることができる。
【0082】
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る はんだ接合部の寿命診断方法について説明する。
本実施形態は、第3の実施形態の変形例であり、寿命診断の正確性の向上を図る観点から、最初に破断寿命Nに至る部品を特定する際に、電極構造に対応した き裂進展速度kの違いを考慮するものである。
【0083】
具体的には、前述したストレス状態値Sに対し、電極構造に対応する き裂進展速度kを乗じたストレス修正値S’を算出し、このストレス修正値S’に基づいて、最初に破断寿命Nに至る部品を特定する機能をデータ処理部23に設けている。
【0084】
例えば、実温度差Δtと、温度サイクル数fとは、破断寿命Nを決める重要な因子であるが、両者の積が最高値を示す電子部品が必ずしも最初に破断寿命Nになるとは限らないことによる。
【0085】
例えば、f・Δtの積が最高値を示す電子部品が打曲げ電極構造の場合(き裂進展速度k=0.13)と、f・Δtの積が2番目に高い電子部品が角型電極構造(き裂進展速度k=1.52)の場合とでは、角型電極構造の方が最初に破断寿命Nに至る可能性がある。
【0086】
よって、本実施形態では、ストレス状態値Sにき裂進展速度kを乗じたストレス修正値S’に基づいて、最初に破断寿命Nに至る部品を特定する機能をデータ処理部23に設けている。
【0087】
次に、以上のように構成された はんだ接合部の寿命診断装置による寿命診断方法について図9のフローチャートを用いて説明する。なお、データ処理部23の処理は、図9のST2〜ST10a及び図5のST20〜ST50の内容に変更されている。
【0088】
始めに、ステップST4のストレス状態値Sの算出までは、前述した通りに実行される。
続いて、データ処理部23は、各部品のうち、例えば上位1位〜3位のストレス状態値Sを持つ部品を特定し(ST5a)、この特定した部品毎に、電極構造に対応する き裂進展速度kを(10)式に設定して(ST6a)、各部品毎に、ストレス修正値S’を算出する(ST7)。
【0089】
S’=k・S  …(10)
しかる後、データ処理部23は、最大のストレス修正値S’を持つ部品を特定し(ST8)、この特定した部品の電極構造を設定する(ST10a)。
【0090】
以下、前述同様にステップST20以降の処理が実行され、最大のストレス修正値S’をもつ部品について、対応する き裂進展速度kを用いた寿命診断が実行される。
上述したように本実施形態によれば、第3の実施形態の効果に加え、き裂進展速度kにも基づいて、最大の温度ストレスを受ける部品を判定するので、より一層、寿命診断の正確性を向上させることができる。
【0091】
なお、き裂進展速度kによるストレス修正値S’に代えて、はんだ接合長さLを用いたストレス修正値S”を用いてもよい。この場合、はんだ接合長さLに比例して破断寿命Nが延びることから、ストレス修正値S”を(11)式又は(12)式に示すように求めればよい。
【0092】
S”=S/L   …(11)
S”=S’/L  …(12)
また同様に、破断寿命Nを延ばす要因を分母にし、破断寿命Nを縮める要因を分子にして、所望のストレス修正値を求める様に変形してもよい。
【0093】
なお、上記各実施形態に記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、光磁気ディスク(MO)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することもできる。
【0094】
また、この記憶媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であっても良い。
【0095】
また、記憶媒体からコンピュータにインストールされたプログラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)や、データベース管理ソフト、ネットワークソフト等のMW(ミドルウェア)等が本実施形態を実現するための各処理の一部を実行しても良い。
【0096】
さらに、本発明における記憶媒体は、コンピュータと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝送されたプログラムをダウンロードして記憶または一時記憶した記憶媒体も含まれる。
【0097】
また、記憶媒体は1つに限らず、複数の媒体から本実施形態における処理が実行される場合も本発明における記憶媒体に含まれ、媒体構成は何れの構成であっても良い。
【0098】
尚、本発明におけるコンピュータは、記憶媒体に記憶されたプログラムに基づき、本実施形態における各処理を実行するものであって、パソコン等の1つからなる装置、複数の装置がネットワーク接続されたシステム等の何れの構成であっても良い。
【0099】
また、本発明におけるコンピュータとは、パソコンに限らず、情報処理機器に含まれる演算処理装置、マイコン等も含み、プログラムによって本発明の機能を実現することが可能な機器、装置を総称している。
【0100】
なお、本願発明は、上記各実施形態に限定されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合、組み合わされた効果が得られる。さらに、上記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0101】
その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、非破壊の手法により、はんだ接合部の破断寿命を正確且つ迅速に算出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る はんだ接合部の寿命診断装置の構成を示す模式図
【図2】同実施形態における特性テーブルの一例を示す模式図
【図3】同実施形態における部品テーブルの一例を示す模式図
【図4】同実施形態における基板配置図の一例を示す模式図
【図5】同実施形態における寿命診断方法を説明するためのフローチャート
【図6】本発明の第2の実施形態に係る寿命診断方法に関する き裂進展速度のチップ長さ依存性を示す図
【図7】同実施形態における寿命診断方法を説明するためのフローチャート
【図8】本発明の第3の実施形態に係る寿命診断方法を説明するためのフローチャート
【図9】本発明の第4の実施形態に係る寿命診断方法を説明するためのフローチャート
【図10】本発明者の実験における角形電極構造を説明するための模式図
【図11】同実験における内曲げ電極構造を説明するための模式図
【図12】同実験におけるガルウイング電極構造を説明するための模式図
【図13】同実験における各電極構造の断面を写真撮影して示す断面図
【図14】図13の角形電極構造の断面を示す模式図
【図15】図13の内曲げ電極構造の断面を示す模式図
【図16】図13のガルウイング電極構造の断面を示す模式図
【符号の説明】
1,11…角型電極
2…誘電体
3,17…内曲げ電極
3a,3b…リード
4,6…樹脂モールド
5,19…ガルウイング電極
7…角型電極接合部
8…内曲げ電極接合部
9…ガルウイング電極接合部
10,16,18…電子部品
12…はんだ接合部
13…き裂
14…ランド
15…基板
L…はんだ接合部長さ
20…寿命診断装置
21…メモリ部
22…温度測定部
23…データ処理部
24…通信装置

Claims (10)

  1. 部品と基板との間を接合する はんだ接合部が き裂発生から破断するまでの破断寿命Nを診断するための はんだ接合部の寿命診断方法であって、
    予め前記電極構造毎に、前記算出に用いる算出パラメータが記憶される工程と、
    前記部品の電極構造に対応する前記算出パラメータに基づいて、前記破断寿命Nを算出する工程を備えたことを特徴とするはんだ接合部の寿命診断方法。
  2. 請求項1に記載のはんだ接合部の寿命診断方法において、
    前記算出パラメータは、き裂進展速度kであることを特徴とするはんだ接合部の寿命診断方法。
  3. 請求項2に記載のはんだ接合部の寿命診断方法において、
    前記き裂進展速度を準備するための実験時の温度差Δtと、前記はんだ接合部の使用環境における実温度差Δtとの比に基づいて加速係数Aを算出する工程を備え、
    前記破断寿命Nを算出する工程は、
    前記加速係数Aに比例するように、前記破断寿命Nを算出する工程を含んでいることを特徴とするはんだ接合部の寿命診断方法。
  4. 請求項2に記載のはんだ接合部の寿命診断方法において、
    前記部品のサイズ又は前記はんだ接合部のランドサイズに基づいて、前記き裂進展速度kを算出する工程、
    を備えたことを特徴とするはんだ接合部の寿命診断方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のはんだ接合部の寿命診断方法において、
    前記各部品のはんだ接合部の温度を測定する工程と、
    この測定結果に基づいて、温度ストレスが最大の部品を特定する工程と、
    この特定された部品に関し、前記破断寿命を算出する工程と、
    を備えたことを特徴とするはんだ接合部の寿命診断方法。
  6. 請求項5に記載のはんだ接合部の寿命診断方法において、
    前記温度ストレスが最大の部品を特定する工程は、
    前記各部品毎に使用環境における実温度差Δtを測定する工程と、
    前記温度差Δtが繰返し生じた回数fを計数する工程と、
    前記回数fと実温度差Δtとの積f・Δtを算出する工程と、
    この積f・Δtに比例して温度ストレスの大きさを評価する工程と、
    を備えたことを特徴とするはんだ接合部の診断方法。
  7. 請求項6に記載のはんだ接合部の寿命診断方法において、
    前記積f・Δtを算出する工程及び前記積f・Δtに比例して評価する工程に代えて、
    予め部品、電極構造及び き裂進展速度kを互いに関連付けてメモリに記憶する工程と、
    前記各部品の電極構造に基づいて、 き裂進展速度kを読出す工程と、
    この き裂進展速度kと前記回数fと実温度差Δtとの積k・f・Δtを算出する工程と、
    この積k・f・Δtに比例して温度ストレスの大きさを評価する工程と、
    を備えたことを特徴とするはんだ接合部の診断方法。
  8. 請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載のはんだ接合部の寿命診断方法において、
    予め部品毎に、電極構造をメモリに記憶する工程と、
    前記温度ストレスが最大の部品が特定されたとき、この部品の電極構造を前記メモリから読出す工程と、
    この読出した電極構造に基づいて、前記算出パラメータを設定する工程と、
    を備えたことを特徴とするはんだ接合部の診断方法。
  9. 部品と基板との間を接合する はんだ接合部が き裂発生から破断するまでの破断寿命Nを診断するための はんだ接合部の寿命診断装置であって、
    予め各部品と、電極構造と、き裂進展速度dとが関連付けて記憶される第1記憶手段と、
    予め前記基板上の各部品の配置が記憶される第2記憶手段と、
    前記基板に実装された各部品の温度を測定するための温度測定手段と、
    前記温度測定手段による測定結果に基づき、前記第1及び第2記憶手段を参照して最大の温度ストレスを受ける部品を特定する部品特定手段と、
    前記部品特定手段により特定された部品に関し、前記第1記憶手段を参照して対応する き裂進展速度kを設定し、このき裂進展速度kに基づいて、前記破断寿命Nを算出する寿命算出手段と、
    を備えたことを特徴とするはんだ接合部の寿命診断装置。
  10. 請求項9に記載のはんだ接合部の寿命診断装置において、前記寿命算出手段による算出結果をオンラインで通信するための通信装置を備えたことを特徴とするはんだ接合部の寿命診断装置。
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