JP2004044751A - 配管固定用サドル - Google Patents
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Abstract
【課題】径の異なる複数の配管に適用が可能で、壁面等の取付け面の構造、材質にも幅広く適応できる配管固定用サドルを提供する。
【解決手段】基板3上に一対の配管支持部5,6を、間隔を存して配置し、一方の配管支持部5に擺動自在に連設した湾曲抱持部8の先端部を、他方の配管支持部6の弧状部4と、その外側に配置された張出係合部11間に形成された溝内に挿入し、湾曲抱持部8の外側の鋸歯列7と、張出係合部11の内側の鋸歯列12とを噛合わせて配管を抱持するサドル部材2と、前記基板3の裏面に突設された係合突起と係合する係合凹部22が形成されたベース部材20とで構成し、ベース部材20を取付け面に固定し、しかるのち、配管を抱持したサドル部材2をベース部材20に装着して配管を所定部位に固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】基板3上に一対の配管支持部5,6を、間隔を存して配置し、一方の配管支持部5に擺動自在に連設した湾曲抱持部8の先端部を、他方の配管支持部6の弧状部4と、その外側に配置された張出係合部11間に形成された溝内に挿入し、湾曲抱持部8の外側の鋸歯列7と、張出係合部11の内側の鋸歯列12とを噛合わせて配管を抱持するサドル部材2と、前記基板3の裏面に突設された係合突起と係合する係合凹部22が形成されたベース部材20とで構成し、ベース部材20を取付け面に固定し、しかるのち、配管を抱持したサドル部材2をベース部材20に装着して配管を所定部位に固定する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建造物の天井、壁面、床面等に配管を固定するサドルに関するもので、配管技術に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
給水・給湯システムを構成する各種パイプは、建造物の天井、壁面、床面等に固定するに際し、C字状又はU字状に成形された金属製又は樹脂製のサドルと称される固定具が用いられるが、たとえば、特開平10−227373号公報においては、建物躯体固定用のサドルベースと、配管支持用湾曲C字状のサドルバンドとを対とし、サドルベースとサドルバンドの自由端とに、一方を係止孔とし他方を係止突起とする離隔一対の弾発係止手段を配設して、両者を弾発装着自在とし、また、サドルベースの端部に相互に連結可能な連結手段を備えて、複数並列配管を連結自在としたものが提案されている。
【0003】
一方、実公昭56−4938号公報においては、ガスホース、水道ホースなどのホース類を結束するものとして、バンド本体の一方端に鋸歯列を、他方端に前記鋸歯列と噛合い可能な鋸歯列を形成し、これら鋸歯列の噛合い可能な範囲において、バンドの径を調節可能としたリング形クランプが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平10−227373号公報で提案された配管取付サドルにあっては、躯体にネジ止めするサドルベースと、このサドルベースの係止孔に弾発的に係止する矢尻状係止突起を有するサドルバンドでサドルを構成しているので、サヤ管をサドルベースに容易に保持させることができ、その複数を並列配管することが可能である点で優れているが、径の異なるパイプに使用するには、複数のサドルバンドをあらかじめ準備する必要がある。
【0005】
さらに、建造物の天井、壁面、床面等の構造・材質は種々雑多であるので、それらに対応し、配管を確実に、それらに取り付け固定するためにサドルベースの形態・構造も種々のものとせざるを得ず、総体としての配管固定用サドルがさらに複雑多岐にわたり、製造乃至商品管理上、解決すべき多くの課題がある。
【0006】
また、実公昭56−4938号公報に開示されたリング形クランプは、径の異なるホース類に対し、一つのリング形クランプで対応可能な点において優れているものの、結束したホース類を建造物の天井、壁面、床面等に固定するには、別途固定具を必要とするが、固定具に関してはなんら開示も示唆もない。
【0007】
この発明はかかる現状に鑑み、径の異なる配管であっても対応が可能で、固定面の構造・材質にも幅広く適応できる配管固定用サドルを提供せんとするものである。
【0008】
前記目的を達成するため、この発明の請求項1に記載の発明は、
配管を保持するサドル部材と、このサドル部材を所定の部位に固定するためのベース部材とから構成されるものであって、
前記サドル部材は、基板の表面に、配管の一部を抱持する弧状部を有する一対の配管支持部を、間隔を存して配置し、一方の配管支持部には、その弧状部に連設して、先端部の表面に鋸歯列が形成された湾曲抱持部を擺動自在に取付け、他方の配管支持部には、その弧状部の外周との間に、前記鋸歯列が形成された湾曲抱持部の先端部を受入れる空隙を形成する張出係合部を取付け、この張出係合部の内側に前記鋸歯列と噛合う鋸歯列を設けるとともに、基板の裏面には、ベース部材と係合させるための係合突起が形成され、
前記ベース部材は、所要の形状を有するベース主体に、前記サドル部材に設けられた係合突起と係合する係合凹部が形成され、この係合凹部に前記係合突起を係合させることによって、サドル部材を保持するよう構成されていること
を特徴とする配管固定用サドルである。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記一対の配管支持部は、
前記基板に鉛直に設けられる支持部の上端に、それぞれ配管の一部を抱持する弧状部が一体的に形成され、互いに間隔を存して基板上に配置されたとき、各弧状部が相対して半円状を形成すること
を特徴とするものである。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、
請求項1に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記湾曲抱持部は、
一方の配管支持部の弧状部上縁に、ヒンジを介して一体的に連設されるものであって、全体が弧状をなし、その先端部に、外側に鋸歯列を形成した係合部を円周方向に向けて一体的に形成したこと
を特徴とするものである。
【0011】
また、請求項4に記載の発明は、
請求項1に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記張出係合部は、
他方の配管支持部の外側面に、基板と平行に張出部を延出させるとともに、その先端部に、支持部に連設する弧状部の外周面との間に所要幅の溝が形成されるよう弧状の張出部を一体的に形成し、かつこの張出係合部の先端部の内側に、前記鋸歯列と噛合う鋸歯列を形成したこと
を特徴とするものである。
【0012】
また、請求項5に記載の発明は、
請求項1に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記基板の裏面に形成される係合突起は、
所要高さの円筒体からなるもので、先端外周部に係止爪が一体的に形成されるとともに、縦方向に複数のスリットが均等に形成されていること
を特徴とするものである。
【0013】
また、請求項6に記載の発明は、
請求項1に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記サドル部材は、
基板の裏面に突出形成した係合突起の外周縁上に、前記ベース部材に対する回動を規制するための回動規制ピンが突設されていること
を特徴とするものである。
【0014】
また、請求項7に記載の発明は、
請求項1に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記サドル部材は、
前記一対の配管支持部の間を跨いで、一端から他端に至る固定用突条が形成されていること
を特徴とするものである。
【0015】
また、請求項8に記載の発明は、
請求項1に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記ベース部材は、
所要の厚みを有する矩形状の板材の中央部に、所要厚みの膨出部を一体的に形成し、この膨出部の中央に、前記サドル部材の係合突起と係合する係合凹部を、表面から裏面に貫通するよう形成するとともに、この係合凹部の外周縁上に、サドル部材に形成された回動規制ピンの回動範囲を180度の範囲内に規制する溝を設けたこと
を特徴とするものである。
【0016】
さらに、請求項9に記載の発明は、
請求項1に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記ベース部材は、
上部が開口した有底円筒体からなるもので、底部中央に、前記サドル部材の係合突起と係合する係合凹部を貫通させて形成し、底部裏面に、前記係合凹部を囲繞して、先端部の外側に係止爪を形成するとともに、軸方向に複数のスリットを形成した係合突起を一体的に突設したこと
を特徴とするものである。
【0017】
さらにまた、請求項10に記載の発明は、
請求項9に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記円筒体は、
軸方向に形成されたスリットによって複数に分割され、円周上において相対する分割体の先端部外周に形成される係止爪は同一であるが、非対称の位置にある分割体の係止爪とは大きさが異なるものであること
特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる配管固定用サドルを、添付の図面に基づいて詳細に説明するに、図1は、この発明の配管固定用サドルの一例を示す斜視図、図2は、図1におけるサドル部材の側面図、図3は同底面図、図4は図1に示すベース部材のX−Xに沿った断面図、図5はベース部材の他の例を示す斜視図、図6は使用状態の一例を示す斜視図である。
【0019】
この発明の配管固定用サドル1は、図1で明らかなように、配管を抱持するサドル部材2と、サドル部材2を所定の部位に固定するためのベース部材20とで構成されるもので、いずれもポリプロピレン、ABS樹脂、ナイロンなどの合成樹脂を用いて成型されるものである。
【0020】
一方のサドル部材2は、基板3上に、配管の一部を抱持する弧状部4を有する一対の配管支持部5,6を、間隔を存して鉛直に一体的に立設配置したもので、配置に際しては、各弧状部4,4を相対させて両弧状部4,4間に、ほぼ半円状の凹部が形成されるように配置するものである。
【0021】
この一方の配管支持部5には、その弧状部4に連設して、先端部の表面に鋸歯列7が形成された湾曲抱持部8を、薄肉部からなるヒンジ9を介して擺動自在に取付け、他方の配管支持部6の外側面に、基板3と平行に水平張出部10を延出させるとともに、この水平張出部10の先端に、弧状張出部11を、前記弧状部4の外周面との間に所要幅の溝Yが形成されるよう一体的に形成し、かつこの弧状張出部の先端部内側に、前記鋸歯列7と噛合う鋸歯列12を形成したものである。
【0022】
また、基板3には、前記の配管支持部5,6の間を跨って、一方端から他方端に至る凸状体からなる固定用突条13を一体的に形成するとともに、その裏面には、ベース部材20と係合させるための係合突起14を、下方に向けて一体的に突設させたものである。
【0023】
この係合突起14は、図2で明らかなように、所要高さの円筒体からなるもので、先端外周部に係止爪15が一体的に形成されるとともに、縦方向に複数のスリット16が均等に形成されている。
【0024】
さらに、基板3の裏面には、前記した係合突起14の外周縁上に、前記ベース部材20に対する回動を規制するための回動規制ピン17が突設され、また、前記した配管支持部5,6を構成する部材の裏面には、各部材の強度を強化するためのリブ18が設けられている。
【0025】
他方のベース部材20は、前記したサドル部材2を、壁面や天井、床面などの所定の部位に固定することができるものであれば、その構成については特段の制限はないが、たとえば、図1や図5に示されるようなものが好ましい。
【0026】
図1に示されるベース部材20は、所要の厚みを有する矩形状の板材20aの中央部に、所要厚みの膨出部21を一体的に形成し、この膨出部21の中央に、前記サドル部材2の係合突起14と係合する、透孔からなる係合凹部22を、表面から裏面に貫通するよう形成するとともに、この係合凹部22の外周縁上に、サドル部材2に形成された回動規制ピン17の回動範囲を180度の範囲内に規制する溝23を設けたもので、この溝23内のほぼ中央には、サドル部材2の固定に際し、後述する配管架台40を使用するとき、その位置決めのために、2本の突条24,24が所要の間隔を存して形成され、また、図4で明らかなように、前記膨出部21の裏面は、開放され、空隙Zが形成されている。
【0027】
したがって、サドル部材2の係合突起14を、回動規制ピン17がベース部材20の溝23内に位置する状態で、係合凹部22内に挿入すると、先端部の係止爪15が係合凹部22の下部開口部の外周と係合し、係合突起14の離脱を防止するとともに、サドル部材2を、回動規制ピン17が溝23の端部に突き当たるまで、左又は右に回転すると、サドル部材2で固定する配管が、ベース部材30と直交するように設定される。
【0028】
なお。板材20aの対称位置のコーナー部には、ネジなどの固定具でサドル部材2を壁面などに固定するためのネジ挿通孔25,25で、このネジ挿通孔25は、その強度を余り必要としない固定の際は、このネジ挿通孔25を使用せずに接着テープなどで固定することも可能である。
【0029】
また、図5に示されるベース部材30は、上部が開口した有底円筒体30aからなるもので、底部中央に、前記サドル部材2の係合突起14と係合する透孔からなる係合凹部31を貫通させて形成し、底部裏面に、前記係合凹部31を囲繞して、先端部の外側に係止爪32,33,34を形成するとともに、軸方向に複数のスリット35を形成した係合突起35を一体的に突出させたものである。
【0030】
したがって、I型鋼などの金属板のような板状体に配管を固定するに際し、当該板状体に形成された透孔からなる係合凹部(図示せず)に、ベース部材30の係合突起35を挿入すると、その係止爪が係合凹部の下部外周面と係合し、ベース部材30が板状体に固着されるものである。
【0031】
なお、係合突起35の先端外周部に係止爪32,33,34を形成するに際し、円筒体に、例えば6つのスリットを定間隔で形成し、計6つの可動片を構成し、円周上において相対する可動片を1組として3組に分割し、各組の可動片に形成する係止爪32,33,34を図示のように、大きさを異ならせることにより、
少なくとも板厚のことなる3種類の板状体に、ベース部材30を適用させることができる。
【0032】
かかる構成のサドル部材2と、ベース部材30とを使用して配管を固定する方法を説明すると、ベース部材20をあらかじめ配管を固定しようとする部位にネジ等を使用して固定しておく。
【0033】
一方、サドル部材2は、図2に示すように、開放状態にセットしたのち、弧状部4,4に形成される凹部内に固定しようとする配管を載置し、湾曲抱持部8の先端部を、他方の配管支持部6の弧状部4と弧状張出部11との間に形成された溝Y内に、湾曲抱持部8を配管上部に巻付けるように押付けながら挿入すれは、鋸歯列7と12が互いに噛合って、配管がサドル部材2に抱持されるもので、その後、サドル部材2の係合突起14を、ベース部材20の係合凹部22内に装着すれば、ベース部材20に対しサドル部材2が回動可能な状態で固定され、配管は、鋸歯列7と12の噛合いを解除することにより容易に取り外すことができ、噛合いの解除も樹脂の有する弾発力の利用により簡単に行なうことができる。
【0034】
なお、ベース部材20を壁面に直接固定することはできない、あるいは配管を一箇所に複数設置しなければならないという場合には、図5に示すように、架台40を用いることによって、簡単に所望の部位に固定することができる。
【0035】
前記架台40は断面C型の鋼材からなるもので、ベース部材20を図示のように、架台40内に配置し、しかるのち前記の方法によってサドル部材2に配管を抱持させるものであるが、架台40の壁面などへの固定、架台40へのベース部材20の固定などは、その順序に定めがない。
【0036】
なお、サドル部材2の架台40への固定に際しては、ベース部材20は、基板3の表面に設けられている固定用突条13を、架台40の長手方向に平行ないしそれに近い状態で行い、サドル部材21が所定の位置に設置された際、ベース部材20を90°回転させることにより、固定用突条13が基板3の表面と、架台40の張出片41,41裏面と当接し、ベース部材20が架台40に固定保持される。
【0037】
【発明の効果】
この発明の配管固定用サドルは、径の異なる複数の配管を抱持できるサドル部材と、このサドル部材を壁面などに固定するベース部材とで構成したので、一つの部材で多くの径の異なる配管を所定の部位に固定することができる。
【0038】
特に、この発明においては、一対の配管支持部を、互いの弧状部が相対して半円状の凹部を形成し、一方の配管支持部には、ヒンジを介して鋸歯列を有する湾曲抱持部を擺動自在に連設し、他方の配管支持部には、弧状部の外側に前記湾曲抱持部の先端部を受入れる溝を形成するための弧状張出部を設け、この溝に湾曲抱持部の先端部を挿入するというきわめて容易な手段で、配管を確実に抱持することができ、作業能率を大幅に向上させることができる。
【0039】
また、サドル部材を一定のものに固定し、種々の壁面に対応できるように、複数のベース部材を設定し、しかもどれも、前記サドル部材に適合するものに形成しているので、部品数を大幅に削減することを可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の配管固定用サドルの一例を示す斜視図である。
【図2】図1におけるサドル部材の側面図である。
【図3】同底面図である。
【図4】図1に示すベース部材のX−Xに沿った断面図である。
【図5】ベース部材の他の例を示す斜視図である。
【図6】使用状態の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 配管固定用サドル
2 サドル部材
3 基板
4,4 弧状部
5,6 配管支持部
7,12 鋸歯列
8 湾曲抱持部
9 ヒンジ部
11 張出弧状部
14 係合突起
15 係止爪
16 スリット
17 回動規制ピン
20,30 ベース部材
21 膨出部
22 係合凹部
23 溝
【発明の属する技術分野】
この発明は、建造物の天井、壁面、床面等に配管を固定するサドルに関するもので、配管技術に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
給水・給湯システムを構成する各種パイプは、建造物の天井、壁面、床面等に固定するに際し、C字状又はU字状に成形された金属製又は樹脂製のサドルと称される固定具が用いられるが、たとえば、特開平10−227373号公報においては、建物躯体固定用のサドルベースと、配管支持用湾曲C字状のサドルバンドとを対とし、サドルベースとサドルバンドの自由端とに、一方を係止孔とし他方を係止突起とする離隔一対の弾発係止手段を配設して、両者を弾発装着自在とし、また、サドルベースの端部に相互に連結可能な連結手段を備えて、複数並列配管を連結自在としたものが提案されている。
【0003】
一方、実公昭56−4938号公報においては、ガスホース、水道ホースなどのホース類を結束するものとして、バンド本体の一方端に鋸歯列を、他方端に前記鋸歯列と噛合い可能な鋸歯列を形成し、これら鋸歯列の噛合い可能な範囲において、バンドの径を調節可能としたリング形クランプが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平10−227373号公報で提案された配管取付サドルにあっては、躯体にネジ止めするサドルベースと、このサドルベースの係止孔に弾発的に係止する矢尻状係止突起を有するサドルバンドでサドルを構成しているので、サヤ管をサドルベースに容易に保持させることができ、その複数を並列配管することが可能である点で優れているが、径の異なるパイプに使用するには、複数のサドルバンドをあらかじめ準備する必要がある。
【0005】
さらに、建造物の天井、壁面、床面等の構造・材質は種々雑多であるので、それらに対応し、配管を確実に、それらに取り付け固定するためにサドルベースの形態・構造も種々のものとせざるを得ず、総体としての配管固定用サドルがさらに複雑多岐にわたり、製造乃至商品管理上、解決すべき多くの課題がある。
【0006】
また、実公昭56−4938号公報に開示されたリング形クランプは、径の異なるホース類に対し、一つのリング形クランプで対応可能な点において優れているものの、結束したホース類を建造物の天井、壁面、床面等に固定するには、別途固定具を必要とするが、固定具に関してはなんら開示も示唆もない。
【0007】
この発明はかかる現状に鑑み、径の異なる配管であっても対応が可能で、固定面の構造・材質にも幅広く適応できる配管固定用サドルを提供せんとするものである。
【0008】
前記目的を達成するため、この発明の請求項1に記載の発明は、
配管を保持するサドル部材と、このサドル部材を所定の部位に固定するためのベース部材とから構成されるものであって、
前記サドル部材は、基板の表面に、配管の一部を抱持する弧状部を有する一対の配管支持部を、間隔を存して配置し、一方の配管支持部には、その弧状部に連設して、先端部の表面に鋸歯列が形成された湾曲抱持部を擺動自在に取付け、他方の配管支持部には、その弧状部の外周との間に、前記鋸歯列が形成された湾曲抱持部の先端部を受入れる空隙を形成する張出係合部を取付け、この張出係合部の内側に前記鋸歯列と噛合う鋸歯列を設けるとともに、基板の裏面には、ベース部材と係合させるための係合突起が形成され、
前記ベース部材は、所要の形状を有するベース主体に、前記サドル部材に設けられた係合突起と係合する係合凹部が形成され、この係合凹部に前記係合突起を係合させることによって、サドル部材を保持するよう構成されていること
を特徴とする配管固定用サドルである。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記一対の配管支持部は、
前記基板に鉛直に設けられる支持部の上端に、それぞれ配管の一部を抱持する弧状部が一体的に形成され、互いに間隔を存して基板上に配置されたとき、各弧状部が相対して半円状を形成すること
を特徴とするものである。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、
請求項1に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記湾曲抱持部は、
一方の配管支持部の弧状部上縁に、ヒンジを介して一体的に連設されるものであって、全体が弧状をなし、その先端部に、外側に鋸歯列を形成した係合部を円周方向に向けて一体的に形成したこと
を特徴とするものである。
【0011】
また、請求項4に記載の発明は、
請求項1に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記張出係合部は、
他方の配管支持部の外側面に、基板と平行に張出部を延出させるとともに、その先端部に、支持部に連設する弧状部の外周面との間に所要幅の溝が形成されるよう弧状の張出部を一体的に形成し、かつこの張出係合部の先端部の内側に、前記鋸歯列と噛合う鋸歯列を形成したこと
を特徴とするものである。
【0012】
また、請求項5に記載の発明は、
請求項1に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記基板の裏面に形成される係合突起は、
所要高さの円筒体からなるもので、先端外周部に係止爪が一体的に形成されるとともに、縦方向に複数のスリットが均等に形成されていること
を特徴とするものである。
【0013】
また、請求項6に記載の発明は、
請求項1に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記サドル部材は、
基板の裏面に突出形成した係合突起の外周縁上に、前記ベース部材に対する回動を規制するための回動規制ピンが突設されていること
を特徴とするものである。
【0014】
また、請求項7に記載の発明は、
請求項1に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記サドル部材は、
前記一対の配管支持部の間を跨いで、一端から他端に至る固定用突条が形成されていること
を特徴とするものである。
【0015】
また、請求項8に記載の発明は、
請求項1に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記ベース部材は、
所要の厚みを有する矩形状の板材の中央部に、所要厚みの膨出部を一体的に形成し、この膨出部の中央に、前記サドル部材の係合突起と係合する係合凹部を、表面から裏面に貫通するよう形成するとともに、この係合凹部の外周縁上に、サドル部材に形成された回動規制ピンの回動範囲を180度の範囲内に規制する溝を設けたこと
を特徴とするものである。
【0016】
さらに、請求項9に記載の発明は、
請求項1に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記ベース部材は、
上部が開口した有底円筒体からなるもので、底部中央に、前記サドル部材の係合突起と係合する係合凹部を貫通させて形成し、底部裏面に、前記係合凹部を囲繞して、先端部の外側に係止爪を形成するとともに、軸方向に複数のスリットを形成した係合突起を一体的に突設したこと
を特徴とするものである。
【0017】
さらにまた、請求項10に記載の発明は、
請求項9に記載の配管固定用サドルにおいて、
前記円筒体は、
軸方向に形成されたスリットによって複数に分割され、円周上において相対する分割体の先端部外周に形成される係止爪は同一であるが、非対称の位置にある分割体の係止爪とは大きさが異なるものであること
特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる配管固定用サドルを、添付の図面に基づいて詳細に説明するに、図1は、この発明の配管固定用サドルの一例を示す斜視図、図2は、図1におけるサドル部材の側面図、図3は同底面図、図4は図1に示すベース部材のX−Xに沿った断面図、図5はベース部材の他の例を示す斜視図、図6は使用状態の一例を示す斜視図である。
【0019】
この発明の配管固定用サドル1は、図1で明らかなように、配管を抱持するサドル部材2と、サドル部材2を所定の部位に固定するためのベース部材20とで構成されるもので、いずれもポリプロピレン、ABS樹脂、ナイロンなどの合成樹脂を用いて成型されるものである。
【0020】
一方のサドル部材2は、基板3上に、配管の一部を抱持する弧状部4を有する一対の配管支持部5,6を、間隔を存して鉛直に一体的に立設配置したもので、配置に際しては、各弧状部4,4を相対させて両弧状部4,4間に、ほぼ半円状の凹部が形成されるように配置するものである。
【0021】
この一方の配管支持部5には、その弧状部4に連設して、先端部の表面に鋸歯列7が形成された湾曲抱持部8を、薄肉部からなるヒンジ9を介して擺動自在に取付け、他方の配管支持部6の外側面に、基板3と平行に水平張出部10を延出させるとともに、この水平張出部10の先端に、弧状張出部11を、前記弧状部4の外周面との間に所要幅の溝Yが形成されるよう一体的に形成し、かつこの弧状張出部の先端部内側に、前記鋸歯列7と噛合う鋸歯列12を形成したものである。
【0022】
また、基板3には、前記の配管支持部5,6の間を跨って、一方端から他方端に至る凸状体からなる固定用突条13を一体的に形成するとともに、その裏面には、ベース部材20と係合させるための係合突起14を、下方に向けて一体的に突設させたものである。
【0023】
この係合突起14は、図2で明らかなように、所要高さの円筒体からなるもので、先端外周部に係止爪15が一体的に形成されるとともに、縦方向に複数のスリット16が均等に形成されている。
【0024】
さらに、基板3の裏面には、前記した係合突起14の外周縁上に、前記ベース部材20に対する回動を規制するための回動規制ピン17が突設され、また、前記した配管支持部5,6を構成する部材の裏面には、各部材の強度を強化するためのリブ18が設けられている。
【0025】
他方のベース部材20は、前記したサドル部材2を、壁面や天井、床面などの所定の部位に固定することができるものであれば、その構成については特段の制限はないが、たとえば、図1や図5に示されるようなものが好ましい。
【0026】
図1に示されるベース部材20は、所要の厚みを有する矩形状の板材20aの中央部に、所要厚みの膨出部21を一体的に形成し、この膨出部21の中央に、前記サドル部材2の係合突起14と係合する、透孔からなる係合凹部22を、表面から裏面に貫通するよう形成するとともに、この係合凹部22の外周縁上に、サドル部材2に形成された回動規制ピン17の回動範囲を180度の範囲内に規制する溝23を設けたもので、この溝23内のほぼ中央には、サドル部材2の固定に際し、後述する配管架台40を使用するとき、その位置決めのために、2本の突条24,24が所要の間隔を存して形成され、また、図4で明らかなように、前記膨出部21の裏面は、開放され、空隙Zが形成されている。
【0027】
したがって、サドル部材2の係合突起14を、回動規制ピン17がベース部材20の溝23内に位置する状態で、係合凹部22内に挿入すると、先端部の係止爪15が係合凹部22の下部開口部の外周と係合し、係合突起14の離脱を防止するとともに、サドル部材2を、回動規制ピン17が溝23の端部に突き当たるまで、左又は右に回転すると、サドル部材2で固定する配管が、ベース部材30と直交するように設定される。
【0028】
なお。板材20aの対称位置のコーナー部には、ネジなどの固定具でサドル部材2を壁面などに固定するためのネジ挿通孔25,25で、このネジ挿通孔25は、その強度を余り必要としない固定の際は、このネジ挿通孔25を使用せずに接着テープなどで固定することも可能である。
【0029】
また、図5に示されるベース部材30は、上部が開口した有底円筒体30aからなるもので、底部中央に、前記サドル部材2の係合突起14と係合する透孔からなる係合凹部31を貫通させて形成し、底部裏面に、前記係合凹部31を囲繞して、先端部の外側に係止爪32,33,34を形成するとともに、軸方向に複数のスリット35を形成した係合突起35を一体的に突出させたものである。
【0030】
したがって、I型鋼などの金属板のような板状体に配管を固定するに際し、当該板状体に形成された透孔からなる係合凹部(図示せず)に、ベース部材30の係合突起35を挿入すると、その係止爪が係合凹部の下部外周面と係合し、ベース部材30が板状体に固着されるものである。
【0031】
なお、係合突起35の先端外周部に係止爪32,33,34を形成するに際し、円筒体に、例えば6つのスリットを定間隔で形成し、計6つの可動片を構成し、円周上において相対する可動片を1組として3組に分割し、各組の可動片に形成する係止爪32,33,34を図示のように、大きさを異ならせることにより、
少なくとも板厚のことなる3種類の板状体に、ベース部材30を適用させることができる。
【0032】
かかる構成のサドル部材2と、ベース部材30とを使用して配管を固定する方法を説明すると、ベース部材20をあらかじめ配管を固定しようとする部位にネジ等を使用して固定しておく。
【0033】
一方、サドル部材2は、図2に示すように、開放状態にセットしたのち、弧状部4,4に形成される凹部内に固定しようとする配管を載置し、湾曲抱持部8の先端部を、他方の配管支持部6の弧状部4と弧状張出部11との間に形成された溝Y内に、湾曲抱持部8を配管上部に巻付けるように押付けながら挿入すれは、鋸歯列7と12が互いに噛合って、配管がサドル部材2に抱持されるもので、その後、サドル部材2の係合突起14を、ベース部材20の係合凹部22内に装着すれば、ベース部材20に対しサドル部材2が回動可能な状態で固定され、配管は、鋸歯列7と12の噛合いを解除することにより容易に取り外すことができ、噛合いの解除も樹脂の有する弾発力の利用により簡単に行なうことができる。
【0034】
なお、ベース部材20を壁面に直接固定することはできない、あるいは配管を一箇所に複数設置しなければならないという場合には、図5に示すように、架台40を用いることによって、簡単に所望の部位に固定することができる。
【0035】
前記架台40は断面C型の鋼材からなるもので、ベース部材20を図示のように、架台40内に配置し、しかるのち前記の方法によってサドル部材2に配管を抱持させるものであるが、架台40の壁面などへの固定、架台40へのベース部材20の固定などは、その順序に定めがない。
【0036】
なお、サドル部材2の架台40への固定に際しては、ベース部材20は、基板3の表面に設けられている固定用突条13を、架台40の長手方向に平行ないしそれに近い状態で行い、サドル部材21が所定の位置に設置された際、ベース部材20を90°回転させることにより、固定用突条13が基板3の表面と、架台40の張出片41,41裏面と当接し、ベース部材20が架台40に固定保持される。
【0037】
【発明の効果】
この発明の配管固定用サドルは、径の異なる複数の配管を抱持できるサドル部材と、このサドル部材を壁面などに固定するベース部材とで構成したので、一つの部材で多くの径の異なる配管を所定の部位に固定することができる。
【0038】
特に、この発明においては、一対の配管支持部を、互いの弧状部が相対して半円状の凹部を形成し、一方の配管支持部には、ヒンジを介して鋸歯列を有する湾曲抱持部を擺動自在に連設し、他方の配管支持部には、弧状部の外側に前記湾曲抱持部の先端部を受入れる溝を形成するための弧状張出部を設け、この溝に湾曲抱持部の先端部を挿入するというきわめて容易な手段で、配管を確実に抱持することができ、作業能率を大幅に向上させることができる。
【0039】
また、サドル部材を一定のものに固定し、種々の壁面に対応できるように、複数のベース部材を設定し、しかもどれも、前記サドル部材に適合するものに形成しているので、部品数を大幅に削減することを可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の配管固定用サドルの一例を示す斜視図である。
【図2】図1におけるサドル部材の側面図である。
【図3】同底面図である。
【図4】図1に示すベース部材のX−Xに沿った断面図である。
【図5】ベース部材の他の例を示す斜視図である。
【図6】使用状態の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 配管固定用サドル
2 サドル部材
3 基板
4,4 弧状部
5,6 配管支持部
7,12 鋸歯列
8 湾曲抱持部
9 ヒンジ部
11 張出弧状部
14 係合突起
15 係止爪
16 スリット
17 回動規制ピン
20,30 ベース部材
21 膨出部
22 係合凹部
23 溝
Claims (10)
- 配管を保持するサドル部材と、このサドル部材を所定の部位に固定するためのベース部材とから構成されるものであって、
前記サドル部材は、基板の表面に、配管の一部を抱持する弧状部を有する一対の配管支持部を、間隔を存して配置し、一方の配管支持部には、その弧状部に連設して、先端部の表面に鋸歯列が形成された湾曲抱持部を擺動自在に取付け、他方の配管支持部には、その弧状部の外周との間に、前記鋸歯列が形成された湾曲抱持部の先端部を受入れる空隙を形成する張出係合部を取付け、この張出係合部の内側に前記鋸歯列と噛合う鋸歯列を設けるとともに、基板の裏面には、ベース部材と係合させるための係合突起が形成され、
前記ベース部材は、所要の形状を有するベース主体に、前記サドル部材に設けられた係合突起と係合する係合凹部が形成され、この係合凹部に前記係合突起を係合させることによって、サドル部材を保持するよう構成されていること
を特徴とする配管固定用サドル。 - 前記一対の配管支持部は、
前記基板に鉛直に設けられる支持部の上端に、それぞれ配管の一部を抱持する弧状部が一体的に形成され、互いに間隔を存して基板上に配置されたとき、各弧状部が相対して半円状を形成すること
を特徴とする請求項1に記載の配管固定用サドル。 - 前記湾曲抱持部は、
一方の配管支持部の弧状部上縁に、ヒンジを介して一体的に連設されるものであって、全体が弧状をなし、その先端部に、外側に鋸歯列を形成した係合部を円周方向に向けて一体的に形成したこと
を特徴とする請求項1に記載の配管固定用サドル。 - 前記張出係合部は、
他方の配管支持部の外側面に、基板と平行に張出部を延出させるとともに、その先端部に、支持部に連設する弧状部の外周面との間に所要幅の溝が形成されるよう弧状の張出部を一体的に形成し、かつこの張出係合部の先端部の内側に、前記鋸歯列と噛合う鋸歯列を形成したこと
を特徴とする請求項1に記載の配管固定用サドル。 - 前記基板の裏面に形成される係合突起は、
所要高さの円筒体からなるもので、先端外周部に係止爪が一体的に形成されるとともに、縦方向に複数のスリットが均等に形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の配管固定用サドル。 - 前記サドル部材は、
基板の裏面に突出形成した係合突起の外周縁上に、前記ベース部材に対する回動を規制するための回動規制ピンが突設されていること
を特徴とする請求項1に記載の配管固定用サドル。 - 前記サドル部材は、
前記一対の配管支持部の間を跨いで、一端から他端に至る固定用突条が形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の配管固定用サドル。 - 前記ベース部材は、
所要の厚みを有する矩形状の板材の中央部に、所要厚みの膨出部を一体的に形成し、この膨出部の中央に、前記サドル部材の係合突起と係合する係合凹部を、表面から裏面に貫通するよう形成するとともに、この係合凹部の外周縁上に、サドル部材に形成された回動規制ピンの回動範囲を180度の範囲内に規制する溝を設けたこと
を特徴とする請求項1に記載の配管固定用サドル。 - 前記ベース部材は、
上部が開口した有底円筒体からなるもので、底部中央に、前記サドル部材の係合突起と係合する係合凹部を貫通させて形成し、底部裏面に、前記係合凹部を囲繞して、先端部の外側に係止爪を形成するとともに、軸方向に複数のスリットを形成した係合突起を一体的に突設したこと
を特徴とする請求項1に記載の配管固定用サドル。 - 前記円筒体は、
軸方向に形成されたスリットによって複数に分割され、円周上において相対する分割体の先端部外周に形成される係止爪は同一であるが、非対称の位置にある分割体の係止爪とは大きさが異なるものであること
特徴とする請求項9に記載の配管固定用サドル。
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