JP2004044330A - 壁等への部材取り付け金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁に対する前面側からの部材の取り付け作業が簡単に行え、しかも、取付け孔に対して通過させる裏面補強板の直径を可能な限り大きく設定でき、部材の取り付け強度を確保することができる壁等への部材取り付け金具を提供する。
【解決手段】円形の取り付け孔を設けた壁等の裏面側に位置させる裏面補強板12の中央部分に前面側に突出するボルト13を突設し、上記裏面補強板12の外径を取り付け孔よりも大径とすると共に、裏面補強板12に外周の一か所で開放する径方向のスリット20を設け、この裏面補強板12のスリット20の開放端側の外径を、スリット20を挟んで一方側を大径部12aで他方側を小径部12bに形成することにより、取り付け孔の直径に対して裏面補強板12を通過可能な範囲でできるだけ大径に形成することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、裏面側に手が入らないような条件の壁等に、各種部材をボルト、ナットで取り付けるために用いるための壁等への部材取り付け金具に関する。
【0002】
【従来の技術】
裏面に手が入らないような条件の壁、例えば、ユニットバス等の壁に握りバー等を後付けにより取り付けるには、壁の前面側からの操作だけで取り付け作業を行わなければならないという制約がある。
【0003】
従来、上記のような制約のある部分での部材の取り付けに用いられている部材取り付け装置は、図10と図11に示すように、長方形となる四枚の羽根板1と、この羽根板1を取り付けるボルト2と、ボルト2に挿通する部材結合具3と、ボルト2に螺合して羽根板1と部材結合具3を締結するナット4とからなり、上記四枚の羽根板1は、折り曲げ段部を設けた一方端部をボルト2に取り付け、一番奥の羽根板1をボルト2の頭部端に固定すると共に、残りの羽根板1をボルト2に対して回転自在とし、ボルト2に挿通した部材結合具3に、握りバー5の接続ナット6を螺合する雄ねじ軸部7を設けた構造になっている。
【0004】
上記部材取り付け装置を用いて、壁Aに握りバー5を後付けにより取り付けるには、壁Aに羽根板1の幅が通過できる程度の直径を有する取り付け孔Bを穿設し、壁Aの前面側から同じ位相に重ね合わせた羽根板1を先端側から挿入し、この状態で取り付け孔Bから指先を入れて壁Aの裏面側で四枚の羽根板1を四方に分配し、次に、ボルト2を手前に引き寄せて四枚の羽根板1を壁Aの裏面側に当接させ、このボルト2に挿通した部材結合具3を壁Aの前面側に押し当て、部材結合具3の筒状部8を取り付け孔Bに嵌め合わせた状態で、ボルト2に螺合したナット4をねじ込み、羽根板1と部材結合具3をその対向面間で壁Aを挟み込んだ状態で締結する。
【0005】
この後、部材結合具3の雄ねじ軸部7に握りバー5の接続ナット6を螺合することにより、壁Aへの握りバー5の取り付けが完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した部材取り付け装置は、壁Aの裏面側で四枚の羽根板1を四方に分配させなければならず、この作業は狭い部分で行わなければならないので、作業に手間がかかり、壁Aの厚みが厚くなるほど作業が行い難くなる。
【0007】
また、握りバー5の取り付け強度を確保するには、羽根板1と壁Aの裏面側の接触面積を大きく取る必要があるが、重ね合わせた羽根板1を壁Aの裏面側に挿入して四方に分配させるためには、取り付け孔Bの直径を小さく設定することはできず、このため、羽根板1と壁Aの裏面側の接触面積を大きくすることが困難となり、握りバー5の取り付け強度に難点がある。
【0008】
そこで、この発明の課題は、壁に対する前面側からの部材の取り付け作業が簡単に行え、しかも、取付け孔に対して通過させる裏面補強板の直径を可能な限り大きく設定でき、部材の取り付け強度を確保することができる壁等への部材取り付け金具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、円形の取り付け孔を設けた壁等の裏面側に位置させる裏面補強板の中央部分に前面側に突出するボルトを突設し、上記裏面補強板の外径を取り付け孔よりも大径とすると共に、裏面補強板に外周の一か所で開放する半径方向のスリットを設け、この裏面補強板のスリット開放端側の外径をスリットを挟んで一方側を大径部で他方側を小径部に形成した構成を採用したものである。
【0010】
請求項2の発明は、円形の取り付け孔を設けた壁等の裏面側に位置させる裏面補強板と、上記取り付け孔よりも大径に形成され、壁等の表面側に位置させる円形固定板との組み合わせからなり、上記裏面補強板の中央部分に前面側に突出するボルトを突設し、この裏面補強板の外径を取り付け孔よりも大径とすると共に、裏面補強板に外周の一か所で開放する半径方向のスリットを設け、この裏面補強板のスリット開放端側の外径をスリットを挟んで一方側が大径部で他方側を小径部に形成し、上記円形固定板の中央にボルトへの挿通孔が設けられている構成を採用したものである。
【0011】
請求項3の発明は、上記裏面補強板の外径は、中央部分に固定したボルトの軸心を中心とする半径方向の寸法が、いずれの方向の位置においても取り付け孔の直径に納まり、かつ、ボルトの軸心を通る直径方向の寸法が、いずれの方向の位置においても取り付け孔の直径よりも大径になるよう設定されている構成を採用したものである。
【0012】
請求項4の発明は、上記裏面補強板のスリットは、外周の開放端からボルトを固定した中央部分を通り、開放端と反対側の外周に近接する位置に達するように設けられ、この裏面補強板のスリットを挟む両側が軸方向に変位している構成を採用したものである。
【0013】
上記裏面補強板は、金属板を用い、中央部にボルトが溶接により同軸心状の配置で突出するよう固定されていると共に、この裏面補強板は、壁に設けた取り付け孔の周縁にスリットの軸方向へ段差になっている部分を嵌め込んで回転させるだけで、壁の裏面側へ進入させることができ、裏面補強板の壁の裏面側への配置が簡単に行えると共に、裏面補強板のスリット開放端側の外径をスリットを挟んで一方側が大径部で他方側が小径部に形成したので、取り付け孔の直径に対して裏面補強板の外径を、取り付け孔の通過可能な範囲でできるだけ大径に設定でき、これによって、壁の裏面側に対する裏面補強板の接触面積を大きく確保することができることになる。
【0014】
また、裏面補強板の形成に塑性変形可能な金属板を用いることにより、スリットを挟む両側の段差になっている部分の段差幅は、壁の厚みに合わせて手で調整できる。
【0015】
上記円形固定板は、強度のある金属板を用い、取り付け孔の前面側に嵌まる嵌合部の外周に、壁等の前面側に重なる鍔を段付き状に周設し、裏面補強板を壁等の背面側に位置させた状態で、壁等の前面側に突出するボルトにこの円形固定板の挿通孔を挿入し、ボルトに螺合したナットを締め付ければ、裏面補強板と円形固定板で壁等を挟むことにより、壁等の前面側にボルトを突出状に固定配置することができ、このボルトを利用して手摺り等の各種部材を取り付けることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1乃至図9に示す図示例と共に説明する。
【0017】
図1乃至図7に示す第1の実施の形態において、壁等への部材取り付け金具11は、壁Aに設けた取り付け孔Bを通過させて、壁Aの裏面側に位置させる裏面補強板12と、この裏面補強板12の中央位置に前面側へ突出するよう固定したボルト13とで形成されている。
【0018】
この部材取り付け金具11を用いて壁Aの表面側に固定する取付け部材は、図示の場合、握りバーを壁Aの表面に配置するためのヒンジブラケット14を示し、ボルト13に挿通して壁Aの外面に重ねるベース部材15と、ボルト13に挿通した状態でベース部材15に外嵌するブラケット本体16と、ボルト13への螺締によりベース部材15とブラケット本体16を壁Aに固定するナット17と、ナット17の締結部分を覆うようブラケット本体16に取り付けるカバー部材18とで形成されている。
【0019】
上記部材取り付け金具11の裏面補強板12は、塑性変形可能な金属プレートを用い、取り付け孔Bよりも大径の略円板に形成され、この裏面補強板12には、中央にボルト13の挿通用切り欠き19と、外周の一箇所の開放端からボルト13を固定する切り欠き19を通り、開放端と反対側の外周に近接する位置に達する径方向のスリット20が設けられている。
【0020】
この裏面補強板12に対するボルト13の固定は、切り欠き19に挿通したボルト13の頭部13aが、裏面補強板12の背面でスリット20を境とする一方側の位置に、座金13bを介して溶接されている。
【0021】
上記裏面補強板12の外径は、壁Aに設けた円形の取り付け孔Bよりも大径の略円板状とすると共に、この裏面補強板12の外径は、中央部分に固定したボルト13の軸心を中心とする半径方向の寸法が、いずれの方向の位置においても取り付け孔Bの直径に納まり、かつ、ボルト13の軸心を通る直径方向の寸法が、いずれの方向の位置においても取り付け孔Bの直径よりも大径になるよう設定されている。
【0022】
また、裏面補強板12は、上記スリット20を挟む両側の部分が、軸方向に変位させることにより段差になっている。裏面補強板12の形成に塑性変形可能な金属板を用いることにより、スリット20を挟む両側の段差になっている部分の段差幅は、壁Aの厚みに合わせて現場で手によって調整できることになる。
【0023】
この裏面補強板12は、壁Aに設けた取り付け孔Bの周縁にスリット20の軸方向へ段差になっている部分を開放端から嵌め込んで、ボルト13を中心に回転させるだけで、壁Aの裏面側へ進入させることができ、裏面補強板12の壁Aに対する裏面側への配置が簡単に行えることになる。
【0024】
この裏面補強板12は、上記のような外径の条件において、裏面補強板12のスリット20の開放端側の外径をスリット20を挟んで一方側が大径部12aで他方側が小径部12bに形成されている。
【0025】
図7に示す裏面補強板12は、スリット20の一方側縁をこの裏面補強板12の軸心を通る中心線に対して合わせ、スリット20の配置を裏面補強板12の軸心に対して片寄って設け、ボルトを裏面補強板12の軸心と同軸に取り付けるようにした例を示している。
【0026】
ここで、壁Aに設ける取り付け孔Bの直径を、例えば50mmとした場合、裏面補強板12は、スリット20の開放端側の外径で小径部12b側の半径を35mmとして、残りの部分の外径の半径を40mmとすることにより、実質的に裏面補強板12の直径を略80mmに設定することができ、取り付け孔Bの直径に比べてはるかに大きな直径の裏面補強板12を、取り付け孔Bに対して通過させることで、壁Aの裏面側に配置することができ、壁Aの裏面側に対して裏面補強板12は大きな接触面積を確保することができる。
【0027】
図1における符号21は、壁Aの裏面側に部材取り付け金具11が落ち込まないようにするための係止金具を示し、壁Aに設けた取り付け孔Bの直径よりも長い金属製帯板22に先端で開放すると共に内端に向けて狭くなる溝23を設け、この金属製帯板22の後端に屈曲部24を折り曲げてL字状に形成され、溝23をボルト13に直交するよう差し込み、溝23の側縁をボルト13の雄ねじに係合させるようになっている。
【0028】
図8と図9に示す第2の実施の形態は、壁Aの取り付け孔Bよりも大径に形成され、壁Aの表面側に位置させる円形固定板31を組み合わせ使用する例を示している。なお、第1の実施の形態と同一部分は同一符号を付して説明に代える。
【0029】
この円形固定板31は、強度のある金属板を用い、取り付け孔Bの前面側に嵌まる嵌合部32の中心部にボルト13の挿通孔33が設けられ、嵌合部32の外周に、壁Aの前面側に重なる鍔34を段付き状に周設した構造を有し、嵌合部32の外周に鍔34をプレス成形することにより、強度の向上が図られている。
【0030】
上記円形固定板31は、裏面補強板12を壁Aの背面側に位置させた状態で、壁Aの前面側に突出するボルト13に、この円形固定板31の挿通孔33を挿入し、ボルト13に螺合したナット35を締め付ければ、裏面補強板12と円形固定板31で壁Aを挟むことにより、壁Aの前面側にボルト13を突出状に固定配置することができ、このボルト13を利用して握りバー等の各種部材を取り付けることができる。
【0031】
また、円形固定板31の取り付けにより、この円形固定板31で取り付け孔Bを閉鎖するこことができ、壁Aの内側から外側への水の流出を防止することができるという効果がある。
【0032】
この発明の部材取り付け金具11は、上記のような構成であり、次に、この部材取り付け金具11を用いてユニットバス等の壁Aに握りバーを後付けにより取り付ける方法を説明する。
【0033】
先ず、壁Aには予め壁Aの握りバーを取り付ける位置に取り付け孔Bを穿設しておく。
【0034】
部材取り付け金具11のボルト13を保持し、図4のように、壁Aに設けた取り付け孔Bの周縁に裏面補強板12のスリット20の段差になっている部分を開放端から嵌め込み、この裏面補強板12を壁Aの裏面側に位置する外径が小径部12bとなる部分が壁Aの裏面側に進入する方向に回転させることにより、壁Aの裏面側に裏面補強板12を配置する。
【0035】
図4乃至図6は、裏面補強板11を壁Aの裏面側に配置する工程を壁Aの裏面側から見た状態で順番に示しており、図4は、取り付け孔Bの周縁に裏面補強板12のスリット20の段差になっている部分を開放端から嵌め込んだ初期の状態を示し、裏面補強板12のスリット20を挟んで外径が小径部12bとなる部分が壁Aの裏面側に進入している。
【0036】
この状態から同図の矢印のように、ボルト13で軸心を中心にして裏面補強板12を回転させると、スリット20が壁Aの周縁に進入することで、図5のように、丁度ねじが進入していくように、裏面補強板12の壁Aの裏面側に進入する部分が増大し、さらに裏面補強板12を回転させることで、図6のように、裏面補強板12の全体が壁Aの裏面側に進入することになる。
【0037】
このように、裏面補強板12に直径方向のスリット20を設けることにより、取り付け孔Bに対して二倍弱の外径を有する裏面補強板12を、取り付け孔Bから壁Aの裏面側に進入させることができ、裏面補強板12は略円板であり、かつ、取り付け孔Bに対して直径の差が十分にあるので、裏面補強板12と壁Aの裏面側の接触面積を広く確保できることになる。
【0038】
上記裏面補強板12が壁Aの裏面側に位置すると、ボルト13を手前側に引いて裏面補強板12を壁Aの裏面側に当接させ、取り付け孔Bの中央にボルト13を位置させた状態で、壁Aの前面側に重ねた係止金具21をスライドさせ、図1と図6のように、その二又部の溝23をボルト13のねじ山に係止すると、部材取り付け金具11は手を放しても壁Aに対して裏面側に落ち込まないように仮止め保持され、壁Aの前面側にボルト13が突出した状態となる。
【0039】
次に、図2と図3に示す第1の実施の形態では、壁Aの前面側へ取り付け孔Bから突出するボルト13に、ベース部材15とブラケット本体16を挿通し、ブラケット本体16から突出するボルト13にナット17を螺合し、この時点で係止金具21をボルト13から抜き取り、ブラケット本体16に握りバーを嵌合した状態でナット17の締め付けを行い、ベース部材15とブラケット本体16を壁Aの前面に固定し、ブラケット本体16にカバー部材18を取り付けることで、ユニットバス等の壁Aに握りバーを取り付けることができる。なお、壁Aとベース部材15の重なり面間には、防水用のパッキング25を介在させている。
【0040】
このような握りバーの固定において、裏面補強板12が壁Aの裏面側で取り付け孔Bの周囲に重なることで、裏面側に手が入らないような条件においても、取り付け孔Bより大径の裏面補強板12を配置させることができ、従って、耐引き抜き強度の優れた固定状態が得られることになる。
【0041】
また、図8に示す第2の実施の形態では、壁Aの前面側へ取り付け孔Bから突出するボルト13に円形固定板31の挿通孔33を挿入し、ボルト13に螺合したナット35を締め付ければ、裏面補強板12と円形固定板31で壁Aを挟むことにより、壁Aの前面側にボルト13を突出状に固定配置することができる。
【0042】
この後、ボルト13にベースブロック36とこれに外嵌する取り付けブラケット37を挿入し、ボルト13に螺合したナット38を締め付けてこれらを壁Aの前面側に固定し、取り付けブラケット37に握りバー39の端部を外嵌固定すれば、壁Aに握りバー39を取り付けることができる。
【0043】
このように、円形固定板31を組み合わせ使用すると、裏面補強板12と円形固定板31で壁Aを挟むことにより、ボルト13を壁Aに対して単独で固定することができ、ボルト13への握りバー39の固定作業が効率よく行えることになる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、この発明によると、裏面補強板のスリットを壁に設けた取り付け孔の周囲に挿入した状態で、この裏面補強板を回転させるだけで、壁の裏面側に裏面補強板を配置するようにした部材取り付け金具において、裏面補強板の外径を取り付け孔よりも大径とすると共に、この裏面補強板のスリット開放端側の外径をスリットを挟んで一方側を大径部で他方側が小径部に形成したので、壁に設けた取り付け孔の直径に対して裏面補強板を通過可能な範囲でできるだけ大径に形成することができ、これにより、裏面補強板と壁の裏面側の接触面積を広く確保でき、耐引き抜き強度の向上を図ることができる。
【0045】
また、裏面補強板のスリットを、外周の開放端からボルトを固定した中央部分を通り、開放端と反対側の外周に近接する位置に達するように設けたので、スリットが長くなることで、裏面補強板のスリットを挟む両側部分の段差幅の調整範囲が拡大し、異なる壁の厚みに広範に対応することができることになる。
【0046】
さらに、ボルトに挿入する円形固定板を組み合わせ使用することにより、壁へボルトを先に固定した状態で、ボルトに対する握りバー等の固定が行えることになり、握りバー等の固定作業が能率的に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の部材取り付け金具を用いて握りバーを壁に固定する場合の分解斜視図
【図2】第1の実施の形態の部材取り付け金具を用いて握りバーを壁に固定する途中の状態を示す縦断面図
【図3】第1の実施の形態の部材取り付け金具を用いて握りバーを壁に固定する途中の状態を示す横断面図
【図4】裏面補強板を壁の裏面に挿入する工程の初期の状態を示す縦断背面図
【図5】裏面補強板を壁の裏面に挿入する工程の途中の状態を示す縦断背面図
【図6】裏面補強板を壁の裏面に挿入する工程の裏面に挿入した状態を示す縦断背面図
【図7】裏面補強板の他の例を示す正面図
【図8】第2の実施の形態の部材取り付け金具を用いて握りバーを壁に固定した状態を示す横断面図
【図9】同上に用いる円形固定板の斜視図
【図10】従来の部材取り付け装置を用いて握りバーを壁に固定した状態を示す縦断面図
【図11】従来の部材取り付け装置を示す分解斜視図
【符号の説明】
11 部材取り付け金具
12 裏面補強板
12a 大径部
12b 小径部
13 ボルト
14 ヒンジブラケット
15 ベース部材
16 ブラケット本体
17 ナット
18 カバー部材
19 切り欠き
20 スリット
21 係止金具
22 金属製帯板
23 溝
24 屈曲部
25 パッキング
31 円形固定板
32 嵌合部
33 挿通孔
34 鍔
35 ナット
36 ベースブロック
37 ブラケット
38 ナット
39 握りバー

Claims (4)

  1. 円形の取り付け孔を設けた壁等の裏面側に位置させる裏面補強板の中央部分に前面側に突出するボルトを突設し、上記裏面補強板の外径を取り付け孔よりも大径とすると共に、裏面補強板に外周の一か所で開放する半径方向のスリットを設け、この裏面補強板のスリット開放端側の外径をスリットを挟んで一方側を大径部で他方側を小径部に形成した壁等への部材取り付け金具。
  2. 円形の取り付け孔を設けた壁等の裏面側に位置させる裏面補強板と、上記取り付け孔よりも大径に形成され、壁等の表面側に位置させる円形固定板との組み合わせからなり、上記裏面補強板の中央部分に前面側に突出するボルトを突設し、この裏面補強板の外径を取り付け孔よりも大径とすると共に、裏面補強板に外周の一か所で開放する半径方向のスリットを設け、この裏面補強板のスリット開放端側の外径をスリットを挟んで一方側を大径部で他方側を小径部に形成し、上記円形固定板の中央にボルトへの挿通孔が設けられている壁等への部材取り付け金具。
  3. 上記裏面補強板の外径は、中央部分に固定したボルトの軸心を中心とする半径方向の寸法が、いずれの方向の位置においても取り付け孔の直径に納まり、かつ、ボルトの軸心を通る直径方向の寸法が、いずれの方向の位置においても取り付け孔の直径よりも大径になるよう設定されている請求項1又は2に記載の壁等への部材取り付け金具。
  4. 上記裏面補強板のスリットは、外周の開放端からボルトを固定した中央部分を通り、開放端と反対側の外周に近接する位置に達するように設けられ、この裏面補強板のスリットを挟む両側が軸方向に変位している請求項1乃至3の何れかに記載の壁等への部材取り付け金具。
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