JP2004043172A - 記録紙切断装置、及び該記録紙切断装置を備えた記録装置、並びに記録紙切断制御プログラム - Google Patents

記録紙切断装置、及び該記録紙切断装置を備えた記録装置、並びに記録紙切断制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記録紙切断実行スイッチを独立した専用スイッチとして備えた記録紙切断装置を低コストで提供する。
【解決手段】丸刃ホルダ12の往復動範囲の両端には、丸刃ホルダ12の位置を検出する第1のセンサ16と第2のセンサ17とが配設されている。第1のセンサ16と第2のセンサ17の検出信号に基づいてDCモータ19を駆動制御して記録紙切断制御を実行する。記録紙切断実行スイッチ21は、操作ボタン21bを押下して記録紙切断実行スイッチ21を符号Aで示した方向に揺動させることによって、被検出部材21aが第2のセンサ17の検出部171へ移動して第2のセンサ17に検出される。制御部1は、一定の条件下において第2のセンサ17が検出状態になった場合に、記録紙切断実行スイッチ21が押下されて被検出部材21aを検出したと判定して記録紙切断制御を実行する。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、長尺な記録紙がロール状に巻かれた、いわゆるロール紙を含む記録紙に記録実行可能な記録装置に搭載され、記録後の記録紙を所定の長さで切断するための記録紙切断装置、及び記録紙切断装置の制御をコンピュータに実行させるための記録紙切断制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
長尺な記録紙がロール状に巻かれた、いわゆるロール紙は、例えばパノラマサイズの画像や非定形サイズの画像等を記録装置で記録する際に適しており、その利便性から広く一般的に普及しつつある。そのため、ロール紙に記録実行可能な構成を成す記録装置が普及しつつある。そして、記録実行後のロール紙を所望の切断位置で切断するためのロール紙切断装置を搭載したものが一般的になりつつある。
【0003】
このようなロール紙切断装置を搭載した従来の記録装置は、記録実行後のロール紙を搬送し、所望の切断すべき位置がロール紙切断装置の切断位置に位置するまで搬送された時点で、ロール紙切断装置にて切断すべき位置を自動切断することができる。また、記録実行後のロール紙を切断すべき位置で切断せず、複数の記録を連続して実行することもでき、さらに、任意の手動操作によってロール紙切断装置を動作させてロール紙を所望の位置で切断するロール紙切断実行スイッチを搭載しているものもある。
【0004】
ところで、ロール紙に記録実行可能な構成を成す記録装置の中には、ロール紙切断装置がオプション装備となっている記録装置もあり、このようなロール紙切断装置は、例えば、ロール紙切断手段を備えた記録装置に容易に着脱可能なロール紙切断ユニットとなっていたりする。すると、前述したロール紙切断実行スイッチは、オプション装置としてのロール紙切断装置のためだけのスイッチなので、記録装置本体に設けると、オプション装置としてのロール紙切断装置を装着しないユーザーにとっては不要なスイッチであると同時に、オプション装置のためだけのスイッチが記録装置本体に標準装備されているというのは、ユーザーに不自然な印象を与える虞がある。
【0005】
そこで、ロール紙切断装置がオプション装備で、記録装置に容易に着脱可能なロール紙切断ユニット構成になっている記録装置においては、例えば、記録装置の排紙ボタン等のスイッチと兼用になっており、ロール紙への記録実行時には、排紙ボタンを押すことで、任意の手動操作によってロール紙切断装置を動作させてロール紙を所望の位置で切断することが可能になっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、オプション装備のロール紙切断ユニットを記録装置に装着して使用する際に、ロール紙切断実行スイッチが排紙ボタン等のスイッチと兼用になっていると、記録装置本体にそのような表示をしない限り、そのことをユーザーが知り得ることができない虞があった。つまり、オプション装備としてのロール紙切断ユニットのロール紙切断実行スイッチが排紙ボタンと兼用となっていることを記録装置本体に表示することは不自然なので、結局、ロール紙切断実行スイッチの存在は、マニュアル等を参照しない限り分からないことになってしまい、ユーザーがロール紙切断実行スイッチの機能及び存在自体を知らないまま記録装置を使用し続けることになってしまうという虞があった。
【0007】
そこで、ロール紙切断ユニットにロール紙切断実行スイッチを設ければ、上述したような問題は生じない。しかし、従来のロール紙切断ユニットにロール紙切断実行スイッチを追加すると、スイッチ及びその電気的配線の追加、製造コストの増加等によって、ロール紙切断ユニットのコストが上昇してしまうことになる。そのため、オプション装備としてのロール紙切断ユニットの価格が上昇し、利便性の高いロール紙切断ユニットがユーザーにとって購入しづらいものになってしまう虞が生じる。
【0008】
本願発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、ロール等を切断可能な記録紙切断実行スイッチを独立した専用スイッチとして備えた記録紙紙切断装置を低コストで提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、ロール紙及び単票紙を含む記録紙を切断可能な刃を有する切断器が前記記録紙の切断方向に往復動して前記記録紙を切断する構成を成す記録紙切断手段と、前記切断器の往復動範囲の所定位置において、前記切断器を検出可能な切断器検出器と、該切断器検出器による前記切断器の検出状態に基づいて、前記記録紙切断手段の駆動力源を制御して前記記録紙を切断する記録紙切断制御を実行可能な記録紙切断制御部と、任意のタイミングで前記記録紙切断制御のトリガを前記記録紙切断制御部へ送出可能な記録紙切断実行スイッチとを備え、前記記録紙に記録を実行可能な記録装置に配設された記録紙切断装置であって、前記記録紙切断実行スイッチは、前記切断器検出器にて検出可能な被検出部材と、操作することによって前記被検出部材を前記切断器検出器の検出位置まで移動させることが可能な操作ボタンと有し、前記記録紙切断制御部は、前記切断器検出器が前記被検出部材を検出することによって、前記記録紙切断実行スイッチによるトリガを検出して前記記録紙切断制御を実行する、ことを特徴とした記録紙切断装置である。
【0010】
このように、記録紙切断手段の切断器を検出する切断器検出器によって、記録紙切断実行スイッチが操作されたことを検出して記録紙切断制御を実行する構成を成している、つまり、本来、切断器を検出するための切断器検出器を、記録紙切断実行スイッチの操作状態を検出することに利用して共用する構成を成しているので、記録紙切断実行スイッチの電気的接点、及び記録紙切断実行スイッチから記録紙切断制御部への電気的配線等を設けることなく、記録紙切断実行スイッチの操作状態を記録紙切断制御部へ伝達することができる。したがって、記録紙切断装置に記録紙切断実行スイッチを低コストに配設することができる。
【0011】
これにより、本願請求項1に記載の発明に係る記録紙切断装置によれば、記録紙切断装置に記録紙切断実行スイッチを低コストに配設することができるので、従来、記録装置の排紙ボタン等のスイッチと兼用になっていた記録紙切断実行スイッチを独立した専用スイッチとして備えた記録紙切断装置を低コストで構成することができるという作用効果が得られる。
【0012】
本願請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記記録紙切断制御部は、前記記録紙が切断待機状態である間に、前記切断器検出器が前記被検出部材を検出している状態から非検出状態となったタイミングで前記記録紙切断制御を実行する、ことを特徴とした記録紙切断装置である。
【0013】
記録紙切断制御時に記録紙切断制御部は、切断器検出器による切断器の検出状態に基づいて記録紙切断制御を実行するので、記録紙切断実行スイッチが操作されて被検出部材が切断器検出器に検出された時点で記録紙切断制御を実行してしまうと、被検出部材を切断器として誤検出してしまう虞がある。したがって、切断器検出器が被検出部材を検出している状態から非検出状態となったタイミングで記録紙切断制御を実行することによって、被検出部材を切断器として誤検出してしまう虞を少なくすることができる。
【0014】
これにより、本願請求項2に記載の発明に係る記録紙切断装置によれば、本願請求項1に記載の発明による作用効果に加えて、被検出部材を切断器として誤検出してしまう虞を少なくすることができるので、記録紙切断実行スイッチによる記録紙切断制御時の誤動作の虞を少なくすることができるという作用効果が得られる。
【0015】
本願請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記記録紙切断制御部は、前記記録装置が前記記録紙に対して記録を実行している間は前記記録紙切断制御を実行しない、ことを特徴とした記録紙切断装置である。
【0016】
本願請求項3に記載の発明に係る記録紙切断装置によれば、本願請求項1又は2に記載の発明による作用効果に加えて、記録実行中に誤って記録紙切断実行スイッチを操作してしまっても記録途中で記録紙が切断されてしまうことを防止することができるという作用効果が得られる。
【0017】
本願請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記切断器の位置によって、前記被検出部材が前記切断器検出器にて検出可能な位置まで移動することを抑止する手段を備えている、ことを特徴とした記録紙切断装置である。
【0018】
記録紙切断制御中、つまり切断器が往復動作して記録紙を切断している間に誤って記録紙切断実行スイッチが操作されてしまうと、記録紙切断実行スイッチの被検出部材を切断器として誤検出してしまったり、切断器と被検出部材がぶつかって破損等が生じたりする虞がある。したがって、このような虞の生じる切断器の位置においては、被検出部材が切断器検出器にて検出可能な位置まで移動することを抑止する機構等を設けることによって、切断器の誤検出や切断器と被検出部材の破損等が生じる虞を少なくすることができる。
【0019】
これにより、本願請求項4に記載の発明に係る記録紙切断装置によれば、本願請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明による作用効果に加えて、記録紙切断制御中に誤って記録紙切断実行スイッチを操作してしまっても切断器の誤検出や切断器と被検出部材の破損等が生じる虞を少なくすることができるという作用効果が得られる。
【0020】
本願請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項において、前記切断器検出器は、前記記録紙切断制御の待機状態において、前記切断器の往復動範囲の一端側に位置している前記切断器を検出可能な第1の切断器検出器と、前記記録紙を切断した後に、前記切断器の往復動範囲の他端側に位置している前記切断器を検出可能であり、かつ、前記被検出部材を検出可能な第2の切断器検出器とから成り、前記記録紙切断制御部は、前記第1の切断器検出器にて前記切断器を検出している状態から前記駆動力源を一方向に駆動制御し、前記第2の切断器検出器にて前記切断器を検出した時点で前記駆動力源を他方向に駆動制御し、再び前記第1の切断器検出器にて前記切断器を検出した時点で前記駆動力源を停止制御することによって前記記録紙を切断する、ことを特徴とした記録紙切断装置である。
【0021】
本願請求項5に記載の発明に係る記録紙切断装置によれば、切断器の往復動作範囲の両端に第1の切断器検出器と第2の切断器検出器とがそれぞれ配設されている構成とし、記録紙切断制御の待機状態に切断器を検出していない状態の第2の切断器検出器にて記録紙切断実行スイッチの被検出部材を検出することによって、本願請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明による作用効果を得ることができる。
【0022】
本願請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項において、前記記録紙切断手段と前記記録紙切断実行スイッチとを有し、前記記録装置に着脱可能な構成を成す記録紙切断ユニットを備えている、ことを特徴とした記録紙切断装置である。
【0023】
このように、記録紙切断手段と記録紙切断実行スイッチを含む記録紙切断装置の一部、又は全てが記録装置に対して着脱可能な記録紙切断ユニットを構成しているので、記録装置に対して記録紙切断装置をオプション装置とすることができる。
【0024】
これにより、本願請求項6に記載の発明に係る記録紙切断装置によれば、本願請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明による作用効果に加えて、記録装置に対して記録紙切断装置をオプション装置とすることができるので、記録装置に記録紙切断装置を装備させるか否かをユーザーが選択することができるという作用効果が得られる。
【0025】
本願請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の記録紙切断装置を備えた記録装置である。
本願請求項7に記載の発明に係る記録装置によれば、記録装置において、前述した本願請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明による作用効果を得ることができる。
【0026】
本願請求項8に記載の発明は、ロール紙及び単票紙を含む記録紙を切断可能な刃を有する切断器が前記記録紙の切断方向に往復動して前記記録紙を切断する構成を成す記録紙切断手段と、前記切断器の往復動範囲の所定位置において、前記切断器を検出可能な切断器検出器と、該切断器検出器による前記切断器の検出状態に基づいて、前記記録紙切断手段の駆動力源を制御して前記記録紙を切断する記録紙切断制御を実行可能な記録紙切断制御部と、前記切断器検出器にて検出可能な被検出部材と、操作することによって前記被検出部材を前記切断器検出器の検出位置まで移動させることが可能な操作ボタンと有し、任意のタイミングで前記記録紙切断制御部に対して記録紙切断制御のトリガを送出可能な記録紙切断実行スイッチとを備え、前記記録紙に記録を実行可能な記録装置に配設された記録紙切断装置において、前記記録紙切断制御部に搭載されたコンピュータに前記記録紙切断制御を実行させるための記録紙切断制御プログラムであって、前記記録紙が切断待機状態であるか否かを判定する切断待機状態判定手順と、前記記録紙切断実行スイッチが送出する前記記録紙切断制御のトリガを検出する記録紙切断制御トリガ検出手順と、前記記録紙が切断待機状態である間に前記記録紙切断制御のトリガを検出した時点で、前記記録紙切断制御を実行する記録紙切断制御手順とを有する、ことを特徴とした記録紙切断制御プログラムである。
本願請求項8に記載の発明に係る記録紙切断制御プログラムによれば、前述した本願請求項1に記載の発明と同様の作用効果を得ることができるとともに、この記録紙切断制御プログラムを実行することができる任意の記録装置に、前述した本願請求項1に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
【0027】
本願請求項9に記載の発明は、請求項8において、前記記録紙切断制御トリガ検出手順は、前記記録紙が切断待機状態である間に、前記切断器検出器が前記被検出部材を検出している状態から非検出状態となったタイミングで前記記録紙切断制御のトリガを検出する、ことを特徴とした記録紙切断制御プログラムである。
本願請求項9に記載の発明に係る記録紙切断制御プログラムによれば、前述した本願請求項2に記載の発明と同様の作用効果を得ることができるとともに、この記録紙切断制御プログラムを実行することができる任意の記録装置に、前述した本願請求項2に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
【0028】
本願請求項10に記載の発明は、請求項8又は9において、前記記録紙切断制御手順は、前記記録装置が前記記録紙に対して記録を実行している間は前記記録紙切断制御を実行しない、ことを特徴とした記録紙切断制御プログラムである。
本願請求項10に記載の発明に係る記録紙切断制御プログラムによれば、前述した本願請求項3に記載の発明と同様の作用効果を得ることができるとともに、この記録紙切断制御プログラムを実行することができる任意の記録装置に、前述した本願請求項3に記載の発明と同様の作用効果をもたらすことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、本願発明に係る「記録装置」としてのインクジェット式記録装置の概略構成について説明する。図1は、本願発明に係るインクジェット式記録装置の一実施の形態を示した概略の斜視図である。また、図2は、本願発明に係るインクジェット式記録装置の一実施の形態を示した要部側面図である。
【0030】
インクジェット式記録装置50には、定形サイズの普通紙やフォト専用紙等の定形サイズの記録紙P、及びロール紙RP等の被記録材の記録面にインクを吐出して記録を実行する「記録実行手段」として、キャリッジガイド軸51に軸支され、主走査方向Xに移動するキャリッジ61が設けられている。キャリッジ61には、被記録材にインクを吐出する記録ヘッド62が搭載されている。記録ヘッド62と対向して、記録ヘッド62のヘッド面と被記録材の記録面との間隔を規定するプラテン52が設けられている。そして、キャリッジ61を主走査方向Xに搬送し、キャリッジ61とプラテン52の間に被記録材を副走査方向Yに搬送しながら、記録ヘッド62のヘッド面から被記録材にインクを吐出することで被記録材に記録が行われる。
【0031】
また、インクジェット式記録装置50には、記録紙Pを給紙可能な構成を有する自動給紙装置が設けられている。自動給紙装置は、給紙トレイ57に設けられた2つの給紙ローラ58及び図示してない分離パッドを有しており、給紙ローラ58は、図示していないステッピングモータ等の回転駆動力源により回転制御される。そして、2つの給紙ローラ58の回転駆動力と、分離パッドの摩擦抵抗により、給紙トレイ57に置かれた複数の記録紙Pを給紙する際に、複数の記録紙Pが一度に給紙されることなく1枚ずつ正確に自動給紙される。また、給紙トレイ57の後方には、ロール紙ホルダ59が設けられている。ロール紙ホルダ59は、給紙トレイ57に着脱可能な構成を成しており、ロール紙RPを回転可能に軸支するものであり、ロール紙RPは、図示の如く給紙トレイ57の下側を経由して給紙される。
【0032】
さらに、インクジェット式記録装置50には、給紙したロール紙RP又は記録紙Pを副走査方向Yに間欠的に搬送する手段として、搬送駆動ローラ53と搬送従動ローラ54が設けられている。搬送駆動ローラ53は、回転駆動力源により回転制御され、搬送駆動ローラ53の回転により、ロール紙RPは副走査方向Yに搬送される。搬送従動ローラ54は複数設けられており、それぞれ個々に搬送駆動ローラ53に付勢され、ロール紙RP又は記録紙Pが搬送駆動ローラ53の回転により搬送される際に、ロール紙RP又は記録紙Pに接して被記録材の搬送に従動して回転する。
【0033】
また、給紙ローラ58と搬送駆動ローラ53との間には、紙検出器63が配設されている。従来技術において公知の技術による紙検出器63は、立位姿勢への自己復帰習性が付与され、かつ被記録材の搬送方向にのみ回動し得るよう被記録材の搬送経路内に突出する状態で枢支されたレバー63aと、レバー63aの回動位置を検出する検出部63bとを有し、このレバー63aの先端がロール紙RP又は記録紙Pに押されることで回動し、それによってロール紙RP又は記録紙Pの始端及び終端が検出される構成を成す検出器である。そして、紙検出器63にて検出したロール紙RP又は記録紙Pの始端及び終端位置に基づいて、ロール紙RP又は記録紙Pの搬送動作や記録ヘッド62からのインク吐出動作等が制御される。
【0034】
さらに、インクジェット式記録装置50には、記録されたロール紙RP又は記録紙Pを排紙トレイ71へ排紙する手段として、排紙駆動ローラ55と排紙従動ローラ56が設けられている。排紙駆動ローラ55は、図示していないステッピングモータ等の回転駆動力源により回転制御され、排紙駆動ローラ55の回転により、ロール紙RP又は記録紙Pは副走査方向Yに排紙される。排紙従動ローラ56は、周囲に複数の歯を有し、各歯の先端がロール紙RP又は記録紙Pの記録面に点接触するように鋭角的に尖っている歯付きローラとなっている。排紙従動ローラ56は、それぞれ個々に排紙駆動ローラ55に、搬送従動ローラ54の付勢力よりも弱い付勢力で付勢され、ロール紙RP又は記録紙Pが排紙駆動ローラ55の回転により排紙される際に、ロール紙RP又は記録紙Pに接してロール紙RP又は記録紙Pの排紙に従動して回転する。
【0035】
また、インクジェット式記録装置50は、制御部1を備えている。制御部1は、図示していないCPU(中央演算処理ユニット)、及びROM、RAM等のCPU周辺ユニットを有しており、記録実行制御手順以外にロール紙記録制御手順等のロール紙RPに記録を実行するための制御プログラムを実行して、ロール紙RPへの記録、及びロール紙RPの切断を実行するロール紙記録制御手段を有している。
【0036】
さらに、インクジェット式記録装置50には、排紙駆動ローラ55及び排紙従動ローラ56の副走査方向Yの下流側に本願発明に係る「記録紙切断装置」としての記録紙切断ユニット10が配設されている。記録紙切断ユニット10は、円盤状の丸刃11が回転しながら移動して記録紙P又はロール紙RPを切断する「記録紙切断手段」を備えており、インクジェット式記録装置50の排紙トレイ71の開口部にワンタッチで着脱可能な構成となっている。記録紙切断ユニット10は、丸刃11を回転可能に軸支している「切断器」としての丸刃ホルダ12が主走査方向Xに往復動可能に配設されており、記録紙切断ユニット10に搭載された「記録紙切断手段の駆動力源」としてのDCモータ19の駆動力によって丸刃ホルダ12が主走査方向Xに往復動する。丸刃ホルダ12は、丸刃ホルダ12の往復動に伴って丸刃11が回転する回転機構を有している。
【0037】
さらに、記録紙切断ユニット10は、切断後のロール紙RPを排出するための手段として、補助排紙駆動ローラ14と補助排紙従動ローラ15とを備えている。補助排紙駆動ローラ14及び補助排紙従動ローラ15は、前述した排紙駆動ローラ55及び排紙従動ローラ56と同様の構成を成している。記録紙切断ユニット10は、インクジェット式記録装置50に装着すると制御部1と電気的に接続され、制御部1によって制御される。記録後のロール紙RPの切断すべき位置は、主走査方向Xに往復動する丸刃11によって切断された後、補助排紙駆動ローラ14と補助排紙従動ローラ15とに挟持された状態で、DCモータ19の駆動力によって補助排紙駆動ローラ14が回転することで排紙トレイ71に排出される。
【0038】
次に、本願発明に係る「記録紙切断装置」としての記録紙切断ユニット10について、さらに詳細に説明する。図3及び図4は、本願発明に係る「記録紙切断装置」としての記録紙切断ユニット10の外観を示した斜視図である。
【0039】
記録紙切断ユニット10は、記録後のロール紙RPの切断すべき位置を切断せずに待機状態となっているときに、ユーザーの操作によってロール紙RPの切断制御のトリガを制御部1に与えることができる記録紙切断実行スイッチ21を備えている。図3は、記録紙切断実行スイッチ21を押下していない状態を示したものであり、図4は、記録紙切断実行スイッチ21を押下した状態を示したものである。記録紙切断実行スイッチ21の構成、及び記録紙切断実行スイッチ21を押下することによる記録紙切断制御手順については、後述で詳細に説明する。
【0040】
図5は、本願発明に係る「記録紙切断装置」としての記録紙切断ユニット10の要部斜視図である。
丸刃ホルダ12の往復動範囲の両端には、丸刃ホルダ12の位置を検出する「切断器検出器」としての第1のセンサ16及び第2のセンサ17が、それぞれ配設されている。第1のセンサ16及び第2のセンサ17は、フォトインタラプタ等の光学式のセンサであり、第1のセンサ16は、凹形状を成す検出部161に丸刃ホルダ12の被検出部12aが非接触で係合した状態で、丸刃ホルダ12が往復動範囲の一端側に位置していることを検出し、第2のセンサ17は、凹形状を成す検出部171に丸刃ホルダ12の被検出部12aが非接触で係合した状態で、丸刃ホルダ12が往復動範囲の他端側に位置していることを検出する。第1のセンサ16及び第2のセンサ17、並びにDCモータ19は、インクジェット式記録装置50の制御部1に電気的に接続される。制御部1は、第1のセンサ16と第2のセンサ17の検出信号を入力し、その入力信号に基づいてDCモータ19を駆動制御して記録紙切断制御を実行する「記録紙切断制御部」としての手段を有している。DCモータ19の回転駆動力は、駆動プーリー181と従動プーリー182との間に配設されている無端ベルト18に伝達され、丸刃ホルダ12は、DCモータ19の回転駆動力が伝達されて双方向に回転する無端ベルト18によって主走査方向Xに往復動する。ロール紙RPは、主走査方向Xに長尺に配置されている固定刃13と、主走査方向Xに移動しながら回転する丸刃11とによって切断される。
【0041】
制御部1は、記録紙切断制御実行時には、待機状態において丸刃ホルダ12が往復動範囲の一端側で第1のセンサ16に検出されている状態から、丸刃ホルダ12を往復動範囲の他端側へ移動させるべく、第2のセンサ17が丸刃ホルダ12を検出するまでDCモータ19を一回転方向に回転制御する。そして、第2のセンサ17が丸刃ホルダ12を検出した時点でDCモータ19の回転を停止させ、丸刃ホルダ12を再び往復動範囲の一端側へ移動させるべく、第1のセンサ16が丸刃ホルダ12を検出するまでDCモータ19を他回転方向に回転制御する。このように、制御部1は、記録紙切断制御実行時には、丸刃11と固定刃13とによる切断位置にロール紙RPの切断すべき位置を搬送し、第1のセンサ16と第2のセンサ17の検出信号に基づいてDCモータ19を駆動制御して丸刃ホルダ12を往復動させ、ロール紙RPの切断すべき位置を切断する。
【0042】
また、第2のセンサ17の近傍には、記録紙切断実行スイッチ21が配設されている。記録紙切断実行スイッチ21は、被検出部材21aと操作ボタン21bとから成り、軸211を揺動軸として符号Aで示した方向に揺動可能に軸支されている。図6は、本願発明に係る「記録紙切断装置」としての記録紙切断ユニット10の要部側面図であり、図6(a)は、記録紙切断実行スイッチ21を操作していない状態を示したものであり、図6(b)は、記録紙切断実行スイッチ21を操作(押下)した状態を示したものである。
【0043】
記録紙切断実行スイッチ21は、被検出部材21aと操作ボタン21bとが一体に形成されており、操作ボタン21bを押下して記録紙切断実行スイッチ21を符号Aで示した方向に揺動させることによって、被検出部材21aが第2のセンサ17の検出部171へ移動して第2のセンサ17に検出される。操作ボタン部21bから手を離すと記録紙切断実行スイッチ21は、ねじりばね23のばね力によって元の位置に戻り、被検出部材21aが検出部171から退避して第2のセンサ17は再び非検出状態となる。したがって、第2のセンサ17は、丸刃ホルダ12を検出するセンサであるとともに、記録紙切断実行スイッチ21の操作状態を検出するセンサも兼ねている。つまり、記録紙切断実行スイッチ21は、電気的接点を有しておらず、記録紙切断実行スイッチ21の操作状態は、第2のセンサ17によって検出されて制御部1へ伝達されることになる。そのため、電気的接点を有する一般的なスイッチよりも低コストに記録紙切断実行スイッチ21を配設することができる。
【0044】
このような構成を成す記録紙切断実行スイッチ21においては、第2のセンサ17が丸刃ホルダ12を検出するセンサと、記録紙切断実行スイッチ21の操作状態を検出するセンサとを兼ねているので、重複しないそれぞれの一定の条件下で、丸刃ホルダ12の被検出部12aと記録紙切断実行スイッチ21の被検出部材21bとをそれぞれ検出する必要がある。そこで制御部1は、一定の条件下において第2のセンサ17が検出状態になった場合に、記録紙切断実行スイッチ21が押下されて被検出部材21aを検出したと判定して記録紙切断制御を実行する。
【0045】
つづいて、本願発明に係る「記録紙切断制御手順」について説明する。図7は、本願発明に係る「記録紙切断制御手順」を示したフローチャートである。尚、当該フローチャートに示した手順は、インクジェット式記録装置50が通電状態である間、定周期で繰り返し実行される手順である。
【0046】
まず、インクジェット式記録装置50がアイドル状態、つまり、記録実行制御及び記録紙切断制御が実行されておらず、待機状態となっているか否かを判定する(ステップS1)。インクジェット式記録装置50がアイドル状態でない場合には(ステップS1でNo)、そのまま手順を終了する。一方、インクジェット式記録装置50がアイドル状態である場合には(ステップS1でYes)、つづいて、ロール紙RPの切断すべき位置が切断されずに保留状態となっているか否かを判定する(ステップS2)。つまり、ロール紙RPの切断すべき位置が記録紙切断実行スイッチ21を操作することによって切断可能な状態にあるか否かを判定する。ロール紙RPの切断すべき位置が切断されずに保留状態となっている状態でない場合には(ステップS2でNo)、そのまま手順を終了する。一方、ロール紙RPの切断すべき位置が切断されずに保留状態となっている場合には(ステップS2でYes)、その時点で記録紙切断実行スイッチ21の操作状態を検出する(ステップS3)。
【0047】
インクジェット式記録装置50がアイドル状態にある場合には、記録紙切断制御も実行されていない状態なので、前述したように丸刃12は待機状態の位置(丸刃ホルダ12の被検出部12aが第1のセンサ16に検出されている位置)に停止している。よって、第2のセンサ17は、記録紙切断実行スイッチ21の被検出部材21bを検出可能な状態となっている。そして、かつ、ロール紙RPの切断すべき位置が切断待機状態となっている状態においてのみ記録紙切断実行スイッチ21の操作によって、ロール紙RPの切断すべき位置を切断することができる。したがって、インクジェット式記録装置50がアイドル状態で、かつ、ロール紙RPの切断すべき位置が切断待機状態となっている場合にのみ、第2のセンサ17によって記録紙切断実行スイッチ21の操作状態を検出することによって、第2のセンサ17にて記録紙切断実行スイッチ21の操作状態を正確に検出して記録紙切断制御を実行することができる。
【0048】
つづいて、記録紙切断実行スイッチ21の操作状態がON状態、つまり、記録紙切断実行スイッチ21が押下されて第2のセンサ17が被検出部材21bを検出している状態であるか否かを判定する(ステップS4)。記録紙切断実行スイッチ21の操作状態がON状態でない場合には(ステップS4でNo)、そのまま当該手順を終了する。一方、記録紙切断実行スイッチ21の操作状態がON状態である場合には(ステップS4でYes)、引きつづき記録紙切断実行スイッチ21の操作状態を検出し(ステップS5)、記録紙切断実行スイッチ21の操作状態がOFF状態、つまり、押下された記録紙切断実行スイッチ21が元の位置に戻り、第2のセンサ17が被検出部材21bを検出していない状態になったか否かを判定する(ステップS6)。記録紙切断実行スイッチ21の操作状態がOFF状態になっていない場合には(ステップS6でNo)、再び記録紙切断実行スイッチ21の操作状態を検出する(ステップS5)。一方、記録紙切断実行スイッチ21の操作状態がOFF状態となった時点で(ステップS6でYes)、ロール紙RPの切断すべき位置を切断し、切断したロール紙RPを補助排紙駆動ローラ14及び補助排紙従動ローラ15によって排紙トレイ71へ排出する(ステップS7)。
【0049】
記録紙切断実行スイッチ21が押下されて被検出部材21bが第2のセンサ17に検出された時点で、まだ記録紙切断制御は実行しないのは、記録紙切断実行スイッチ21の被検出部材21bが第2のセンサ17に検出されている状態のまま記録紙切断制御を実行すると、第2のセンサ17で丸刃ホルダ12を正確に検出することができないためである。つまり、第2のセンサ17で検出している記録紙切断実行スイッチ21の被検出部材21bを丸刃ホルダ12の被検出部12aと誤検出してしまい、ロール紙RPの切断すべき位置を切断しきるまで丸刃ホルダ12を往復動させることができなくなってしまう虞があるためである。したがって、ユーザーが手で記録紙切断実行スイッチ21が押下し、被検出部材21bが第2のセンサ17に検出された後、ユーザーが記録紙切断実行スイッチ21から手を離すことによって記録紙切断実行スイッチ21が元の位置まで戻り、被検出部材21bが第2のセンサ17に検出されていない状態となった時点で記録紙切断制御を実行する。それによって、第2のセンサ17で検出している記録紙切断実行スイッチ21の被検出部材21bを丸刃ホルダ12の被検出部12aと誤検出して、ロール紙RPの切断すべき位置を切断しきるまで丸刃ホルダ12を往復動させることができなくなってしまうことを防止することができる。
【0050】
このようにして、記録紙切断ユニット10に独立した専用スイッチとしての記録紙切断実行スイッチ21を低コストに設けることができる。
【0051】
また、他の実施の形態としては、上記一実施の形態に示した記録紙切断ユニット10に、記録紙切断制御実行中に記録紙切断実行スイッチ21の操作をできなくする手段を設けたものが挙げられる。丸刃ホルダ12が往復動作中に記録紙切断実行スイッチ21を押下してしまうと、記録紙切断実行スイッチ21の被検出部材21bが第2のセンサ17に検出され、丸刃ホルダ12の被検出部12aとして誤検出されてしまう虞がある。そこで、丸刃ホルダ12が待機位置に位置している場合以外は、記録紙切断実行スイッチ21の被検出部材21bが第2のセンサ17の検出部171まで移動することを抑止する機構的な手段等を設けることによって、そのような誤検出を防止することができる。
【0052】
尚、本願発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本願発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
【0053】
【発明の効果】
本願発明によれば、記録紙切断実行スイッチを独立した専用スイッチとして備えた記録紙切断装置を低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るインクジェット式記録装置の一実施の形態を示した概略の斜視図である。
【図2】本願発明に係るインクジェット式記録装置の一実施の形態を示した要部側面図である。
【図3】本願発明に係る記録紙切断ユニットの外観を示した斜視図であり、記録紙切断実行スイッチが操作されていない状態を示したものである。
【図4】本願発明に係る記録紙切断ユニットの外観を示した斜視図であり、記録紙切断実行スイッチが操作された状態を示したものである。
【図5】本願発明に係る記録紙切断ユニットの要部斜視図である。
【図6】本願発明に係る記録紙切断ユニットの要部側面図であり、図6(a)は、記録紙切断実行スイッチを操作していない状態を示したものであり、図6(b)は、記録紙切断実行スイッチを操作した状態を示したものである。
【図7】本願発明に係る「記録紙切断制御手順」を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1  制御部
10 記録紙切断ユニット
11 丸刃
12 丸刃ホルダ
13 固定刃
14 補助排紙駆動ローラ
15 補助排紙従動ローラ
16 第1のセンサ
17 第2のセンサ
21 記録紙切断実行スイッチ
50 インクジェット式記録装置
51 キャリッジガイド軸
52 プラテン
53 搬送駆動ローラ
54 搬送従動ローラ
55 排紙駆動ローラ
56 排紙従動ローラ
57 給紙トレイ
58 給紙ローラ
59 ロール紙ホルダ
61 キャリッジ
62 記録ヘッド
63 紙検出器
71 排紙トレイ
RP ロール紙
X 主走査方向
Y 副走査方向

Claims (10)

  1. ロール紙及び単票紙を含む記録紙を切断可能な刃を有する切断器が前記記録紙の切断方向に往復動して前記記録紙を切断する構成を成す記録紙切断手段と、前記切断器の往復動範囲の所定位置において、前記切断器を検出可能な切断器検出器と、該切断器検出器による前記切断器の検出状態に基づいて、前記記録紙切断手段の駆動力源を制御して前記記録紙を切断する記録紙切断制御を実行可能な記録紙切断制御部と、任意のタイミングで前記記録紙切断制御のトリガを前記記録紙切断制御部へ送出可能な記録紙切断実行スイッチとを備え、前記記録紙に記録を実行可能な記録装置に配設された記録紙切断装置であって、前記記録紙切断実行スイッチは、前記切断器検出器にて検出可能な被検出部材と、操作することによって前記被検出部材を前記切断器検出器の検出位置まで移動させることが可能な操作ボタンと有し、
    前記記録紙切断制御部は、前記切断器検出器が前記被検出部材を検出することによって、前記記録紙切断実行スイッチによるトリガを検出して前記記録紙切断制御を実行する、ことを特徴とした記録紙切断装置。
  2. 請求項1において、前記記録紙切断制御部は、前記記録紙が切断待機状態である間に、前記切断器検出器が前記被検出部材を検出している状態から非検出状態となったタイミングで前記記録紙切断制御を実行する、ことを特徴とした記録紙切断装置。
  3. 請求項1又は2において、前記記録紙切断制御部は、前記記録装置が前記記録紙に対して記録を実行している間は前記記録紙切断制御を実行しない、ことを特徴とした記録紙切断装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記切断器の位置によって、前記被検出部材が前記切断器検出器にて検出可能な位置まで移動することを抑止する手段を備えている、ことを特徴とした記録紙切断装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、前記切断器検出器は、前記記録紙切断制御の待機状態において、前記切断器の往復動範囲の一端側に位置している前記切断器を検出可能な第1の切断器検出器と、前記記録紙を切断した後に、前記切断器の往復動範囲の他端側に位置している前記切断器を検出可能であり、かつ、前記被検出部材を検出可能な第2の切断器検出器とを備え、
    前記記録紙切断制御部は、前記第1の切断器検出器にて前記切断器を検出している状態から前記駆動力源を一方向に駆動制御し、前記第2の切断器検出器にて前記切断器を検出した時点で前記駆動力源を他方向に駆動制御し、再び前記第1の切断器検出器にて前記切断器を検出した時点で前記駆動力源を停止制御することによって前記記録紙を切断する、ことを特徴とした記録紙切断装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、前記記録紙切断手段と前記記録紙切断実行スイッチとを有し、前記記録装置に着脱可能な構成を成す記録紙切断ユニットを備えている、ことを特徴とした記録紙切断装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の記録紙切断装置を備えた記録装置。
  8. ロール紙及び単票紙を含む記録紙を切断可能な刃を有する切断器が前記記録紙の切断方向に往復動して前記記録紙を切断する構成を成す記録紙切断手段と、前記切断器の往復動範囲の所定位置において、前記切断器を検出可能な切断器検出器と、該切断器検出器による前記切断器の検出状態に基づいて、前記記録紙切断手段の駆動力源を制御して前記記録紙を切断する記録紙切断制御を実行可能な記録紙切断制御部と、前記切断器検出器にて検出可能な被検出部材と、操作することによって前記被検出部材を前記切断器検出器の検出位置まで移動させることが可能な操作ボタンと有し、任意のタイミングで前記記録紙切断制御部に対して記録紙切断制御のトリガを送出可能な記録紙切断実行スイッチとを備え、前記記録紙に記録を実行可能な記録装置に配設された記録紙切断装置において、前記記録紙切断制御部に搭載されたコンピュータに前記記録紙切断制御を実行させるための記録紙切断制御プログラムであって、
    前記記録紙が切断待機状態であるか否かを判定する切断待機状態判定手順と、前記記録紙切断実行スイッチが送出する前記記録紙切断制御のトリガを検出する記録紙切断制御トリガ検出手順と、
    前記記録紙が切断待機状態である間に前記記録紙切断制御のトリガを検出した時点で、前記記録紙切断制御を実行する記録紙切断制御手順とを有する、ことを特徴とした記録紙切断制御プログラム。
  9. 請求項8において、前記記録紙切断制御トリガ検出手順は、前記記録紙が切断待機状態である間に、前記切断器検出器が前記被検出部材を検出している状態から非検出状態となったタイミングで前記記録紙切断制御のトリガを検出する、ことを特徴とした記録紙切断制御プログラム。
  10. 請求項8又は9において、前記記録紙切断制御手順は、前記記録装置が前記記録紙に対して記録を実行している間は前記記録紙切断制御を実行しない、ことを特徴とした記録紙切断制御プログラム。
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