JP2004042327A - 画像形成装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のデバイス中に多数格納された文字パターンデータから削除候補を容易にかつ最適に行う画像形成装置とする。
【解決手段】文字パターンデータを格納する時に、文字フォントキャッシュ制御部4でRAM5、HDD6、ROM7のいずれのデバイスに格納するかを選択した後、格納先の情報であるデバイス情報を付加して選択したデバイスに格納し、文字パターンデータを削除する時に、付加したデバイス情報を参照して削除する優先順位を決定する。
【選択図】図2
【解決手段】文字パターンデータを格納する時に、文字フォントキャッシュ制御部4でRAM5、HDD6、ROM7のいずれのデバイスに格納するかを選択した後、格納先の情報であるデバイス情報を付加して選択したデバイスに格納し、文字パターンデータを削除する時に、付加したデバイス情報を参照して削除する優先順位を決定する。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、FAX、あるいは複写機等の画像形成装置の制御方法に関し、特に、フォントキャッシュに格納された文字パターンデータを読み出して印字可能な画像形成装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、画像形成装置内に小容量だが高速に読み出すことの出来るキャッシュメモリを設け、使用頻度の高いフォントのビットマップデータ(以下、文字パターンデータ)を一時的にこのキャッシュメモリに格納し、そこから提供することにより、印字処理の高速化を図るような画像形成装置がある。
【0003】
あらゆる文字パターンデータを次々にフォントキャッシュメモリに格納すれば、印字処理の度に文字パターンデータを生成する必要がなくなり、全てのフォントをフォントキャッシュメモリ内の文字パターンデータを使って印字でき、印字処理速度がドットフォントを用いた場合と同等になる。
【0004】
しかし、フォントキャッシュメモリの記憶容量は有限であるため、従来から特定の文字パターンデータを削除する処理を行う必要があった。
【0005】
その削除する文字パターンデータを特定するための1つの方法としてFIFO方法があり、フォントキャッシュメモリに格納された文字パターンデータに時刻情報を付加し、時刻情報の古いものから順に削除していく。これは、極めて容易に実現できるという利点がある。
【0006】
また、他の方法としてLRU方法があり、フォントキャッシュメモリに格納されている文字パターンデータに使用された最新時刻情報を付加し、最新時刻情報の古いものから順に削除していく。これにより、必然的に使用頻度の低いものから順に削除されていくことになり、フォントキャッシュメモリ内に使用頻度の高いもののみが格納されるという利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、FIFO方法では、使用頻度が高い文字であっても、フォントキャッシュメモリに格納された時刻が古くなれば、フォントキャッシュメモリから追出されてしまうので、フォントキャッシュメモリ内の文字パターンデータの再利用率が低くなってしまうという問題があった。
【0008】
また、LRU方法では、1回しか使われないような使用頻度の低い文字パターンデータでもフォントキャッシュメモリから削除されるまでにある時間以上はフォントキャッシュメモリ内に格納されたままであるため、フォントキャッシュメモリの使用効率を十分に上げることができないという
問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、複数のデバイスにより形成されるフォントキャッシュに格納された文字パターンデータを読み出して印字可能な画像形成装置の制御方法において、文字パターンデータをフォントキャッシュに格納する際にいずれのデバイスに格納するかを選択した後、前記文字パターンデータにデバイス情報を付加して前記選択したデバイスに格納し、フォントキャッシュからいずれかの文字パターンデータを削除する際に前記デバイス情報を参照して優先順位を決定する画像形成装置の制御方法としたものである。
【0010】
あるいは、フォントキャッシュに格納された文字パターンデータを読み出して印字可能な画像形成装置の制御方法において、文字パターンデータをフォントキャッシュに格納する際に他の印字データでの再利用可否を判定し、再利用否と判定された文字パターンデータは該文字パターンデータの印字処理終了時または作成の元となるフォントの消失時にフォントキャッシュから削除する画像形成装置の制御方法としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1および第2の発明である画像形成装置およびそれに接続されるホストコンピュータを示す構成ブロック図であり、画像形成装置はホストコンピュータ10からの印字データを受け取るIF部1、装置全体の制御および処理を行い、例えば受け取った印字データを印字可能なデータに変換したり、印字データから文字パターンデータの作成を行う制御部2、印字可能に変換されたデータを印字処理する印字部3、文字パターンデータをフォントキャッシュに格納したりフォントキャッシュから削除したりする制御を行うフォントキャッシュ制御部(フォントキャッシュコントローラ)4、フォントキャッシュとして形成される複数のデバイスであるRAM5、外付け記憶手段であるHDDやCF等(以下、HDD6とする)、およびROM7を備えている。
【0012】
本発明の第1の発明は、文字パターンデータを格納する時に、文字フォントキャッシュ制御部4でRAM5、HDD6、ROM7のいずれのデバイスに格納するかを選択した後、その文字パターンデータに格納先の情報であるデバイス情報を付加して選択したデバイスに格納し、文字パターンデータを削除する時に、付加したデバイス情報を参照して削除する優先順位を決定するようにしたことを特徴とする。
【0013】
図2は、フォントA乃至Dがフォントキャッシュ制御部4でデバイスに格納・処理される状態を示す図である。なお、本実施例では、フォントA乃至Dに対応して作成されたものを文字パターンデータA乃至Dとした。
【0014】
フォントキャッシュ制御部4では、フォント毎に対応する文字パターンデータをデバイスに格納する際に、使用頻度情報として「高い」「普通」「低い」の情報、デバイスに格納された時系列情報として「新しい」「普通」「古い」の情報、デバイス優先順位(削除せずに残す順位)として「ROM」「HDD」「RAM」の情報を付加する。付加した状態は、図2の左側に示した通りであり、文字パターンデータAは「高い」「古い」「RAM」、文字パターンデータBは「高い」「新しい」「ROM」文字パターンデータCは「普通」「古い」「RAM」、文字パターンデータDは「普通」「古い」「HDD」の情報を付加している。
【0015】
そして、フォントキャッシュ制御部4でいずれかの文字パターンデータを削除する制御を行う際に、図2の(1)に示すように、デバイス情報の優先順位に応じて優先順位を決定する場合は、図2の右側に示すように、ROM7に格納されている文字パターンデータB、HDD6に格納されている文字パターンデータD、RAM5に格納されている文字パターンデータAと文字パターンデータCの順となる。文字パターンデータAと文字パターンデータCは、頻度情報や時系列情報から優先度が落ちる文字パターンデータCを削除するように制御する。このような制御により、削除する文字パターンデータを容易に決定することができる。
【0016】
また、図2の(2)に示すように、頻度情報、時系列情報、およびデバイス情報から優先順位に重み付け処理を行う場合は、図2の下側に示すように、やはり優先順が最も低いのは文字パターンデータCであるが、図2の(1)とは文字パターンデータAと文字パターンデータDの優先順位が入れ替わる。これは、文字パターンデータAが使用頻度が高いために優先したためであり、このような重み付け処理を行うことにより、より効率的な制御をすることができるようになる。
【0017】
本実施例では、ROM7や外付けであるHDD6に格納されたフォント(文字パターンデータ)がもともとよく使用することを想定したものであり、あるいはユーザが明示的に使用するために格納した文字パターンデータであり、残すことが有効であることから優先順位を高くした。
【0018】
本発明の第2の発明は、文字パターンデータを格納する時に、文字フォントキャッシュ制御部4で他の印字データでの再利用可否を判定し、再利用否と判定された文字パターンデータを印字処理終了時または作成の元となるフォントの消失時にそのフォントに基づき作成された文字パターンデータをデバイスから削除するようにしたことを特徴とする。
【0019】
図3は、フォントA乃至Eに対応する文字パターンデータA乃至Eがフォントキャッシュ制御部4でデバイスに格納される状態を示す図である。フォントキャッシュ制御部4では、フォント毎に対応する文字パターンデータをデバイスに格納する際に、文字パターンデータの再利用可否情報を付加する。付加した状態は、図3の左側に示した通りであり、文字パターンデータAは「不可」、文字パターンデータBは「可」、文字パターンデータCは「可」、文字パターンデータDは「可」、文字パターンデータEは「不可」の情報を付加している。
【0020】
そして、フォントキャッシュ制御部4で、その文字パターンデータの印字処理終了時または作成の元となるフォント自体が消失した時に、「不可」と判定された文字パターンデータである文字パターンデータA,Eを削除する。このように、不要な文字パターンデータを自動的に削除するために、フォントキャッシュの必要容量を少なくすることができ、他の処理のためにも有効に利用できるようになる。
【0021】
また、本発明の第1の発明のさらなる実施例として、図3の右側に示すように、フォントキャッシュ制御部4でいずれかの文字パターンデータを削除する処理を行う際に、デバイス情報と再利用可否情報、さらには頻度情報と時系列情報をも含めて上述した優先順位を決定するようにしてもよい。図3の右側に示す処理は、再利用可否情報で「不可」となっている文字パターンデータA,Eを削除し、デバイス情報で「ROM」となっている文字パターンデータB,Cを上位に、デバイス情報で「HDD」となっている文字パターンデータDを下位の順位付けとしている。なお、図2の実施例と同様に、文字パターンB,C,Dの優先順位を頻度情報、時系列情報、およびデバイス情報から決定するようにしてもよい。
【0022】
このような方法により、印字データに付加されてRAM5中にダウンロードされるアウトラインフォントに関する文字パターンデータは削除されずに有効に働くが、複数の印刷データ間では同じアウトラインフォントでもヒットさせることができないということがよくある。このような方法は、そのような文字パターンデータを削除し、デバイスを有効に利用できるようになる。
【0023】
また、ホストコンピュータ10側で一意に決定されるID等で管理されていなければ複数の印字データ間でフォントキャッシュにヒットさせることはできない。そのため、明らかにヒットしないものがフォントキャッシュ中に残り続け、本来の削除処理が実行されるまでフォントキャッシュ中に残り続けるためにメモリの無駄となる。しかし、このような方法によりデバイスを有効に利用できるようになる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、文字パターンデータをフォントキャッシュに格納する際にいずれのデバイスに格納するかを選択した後、文字パターンデータにデバイス情報を付加して選択したデバイスに格納し、フォントキャッシュからいずれかの文字パターンデータを削除する際にデバイス情報を参照して優先順位を決定することにより、複数のデバイス中に多数格納された文字パターンデータから削除候補を最適かつ容易に処理できる画像形成装置とすることができる。
【0025】
また、文字パターンデータをフォントキャッシュに格納する際に他の印字データでの再利用可否を判定し、再利用否と判定された文字パターンデータを印字処理終了時またはフォント消失時にフォントキャッシュから削除することにより、削除した領域を他のフォントキャッシュに使用したり、他の処理に割り当てることでき、効率のよい処理が可能な画像形成装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置を示す構成ブロック図である。
【図2】本発明の第1の発明の画像形成装置の処理を示す図である。
【図3】本発明の第2の発明の画像形成装置の処理を示す図である。
【符号の説明】
1:IF部
2:制御部
3:印字部
4:フォントキャッシュ制御部
5:RAM
6:HDD
7:ROM
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、FAX、あるいは複写機等の画像形成装置の制御方法に関し、特に、フォントキャッシュに格納された文字パターンデータを読み出して印字可能な画像形成装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、画像形成装置内に小容量だが高速に読み出すことの出来るキャッシュメモリを設け、使用頻度の高いフォントのビットマップデータ(以下、文字パターンデータ)を一時的にこのキャッシュメモリに格納し、そこから提供することにより、印字処理の高速化を図るような画像形成装置がある。
【0003】
あらゆる文字パターンデータを次々にフォントキャッシュメモリに格納すれば、印字処理の度に文字パターンデータを生成する必要がなくなり、全てのフォントをフォントキャッシュメモリ内の文字パターンデータを使って印字でき、印字処理速度がドットフォントを用いた場合と同等になる。
【0004】
しかし、フォントキャッシュメモリの記憶容量は有限であるため、従来から特定の文字パターンデータを削除する処理を行う必要があった。
【0005】
その削除する文字パターンデータを特定するための1つの方法としてFIFO方法があり、フォントキャッシュメモリに格納された文字パターンデータに時刻情報を付加し、時刻情報の古いものから順に削除していく。これは、極めて容易に実現できるという利点がある。
【0006】
また、他の方法としてLRU方法があり、フォントキャッシュメモリに格納されている文字パターンデータに使用された最新時刻情報を付加し、最新時刻情報の古いものから順に削除していく。これにより、必然的に使用頻度の低いものから順に削除されていくことになり、フォントキャッシュメモリ内に使用頻度の高いもののみが格納されるという利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、FIFO方法では、使用頻度が高い文字であっても、フォントキャッシュメモリに格納された時刻が古くなれば、フォントキャッシュメモリから追出されてしまうので、フォントキャッシュメモリ内の文字パターンデータの再利用率が低くなってしまうという問題があった。
【0008】
また、LRU方法では、1回しか使われないような使用頻度の低い文字パターンデータでもフォントキャッシュメモリから削除されるまでにある時間以上はフォントキャッシュメモリ内に格納されたままであるため、フォントキャッシュメモリの使用効率を十分に上げることができないという
問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、複数のデバイスにより形成されるフォントキャッシュに格納された文字パターンデータを読み出して印字可能な画像形成装置の制御方法において、文字パターンデータをフォントキャッシュに格納する際にいずれのデバイスに格納するかを選択した後、前記文字パターンデータにデバイス情報を付加して前記選択したデバイスに格納し、フォントキャッシュからいずれかの文字パターンデータを削除する際に前記デバイス情報を参照して優先順位を決定する画像形成装置の制御方法としたものである。
【0010】
あるいは、フォントキャッシュに格納された文字パターンデータを読み出して印字可能な画像形成装置の制御方法において、文字パターンデータをフォントキャッシュに格納する際に他の印字データでの再利用可否を判定し、再利用否と判定された文字パターンデータは該文字パターンデータの印字処理終了時または作成の元となるフォントの消失時にフォントキャッシュから削除する画像形成装置の制御方法としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第1および第2の発明である画像形成装置およびそれに接続されるホストコンピュータを示す構成ブロック図であり、画像形成装置はホストコンピュータ10からの印字データを受け取るIF部1、装置全体の制御および処理を行い、例えば受け取った印字データを印字可能なデータに変換したり、印字データから文字パターンデータの作成を行う制御部2、印字可能に変換されたデータを印字処理する印字部3、文字パターンデータをフォントキャッシュに格納したりフォントキャッシュから削除したりする制御を行うフォントキャッシュ制御部(フォントキャッシュコントローラ)4、フォントキャッシュとして形成される複数のデバイスであるRAM5、外付け記憶手段であるHDDやCF等(以下、HDD6とする)、およびROM7を備えている。
【0012】
本発明の第1の発明は、文字パターンデータを格納する時に、文字フォントキャッシュ制御部4でRAM5、HDD6、ROM7のいずれのデバイスに格納するかを選択した後、その文字パターンデータに格納先の情報であるデバイス情報を付加して選択したデバイスに格納し、文字パターンデータを削除する時に、付加したデバイス情報を参照して削除する優先順位を決定するようにしたことを特徴とする。
【0013】
図2は、フォントA乃至Dがフォントキャッシュ制御部4でデバイスに格納・処理される状態を示す図である。なお、本実施例では、フォントA乃至Dに対応して作成されたものを文字パターンデータA乃至Dとした。
【0014】
フォントキャッシュ制御部4では、フォント毎に対応する文字パターンデータをデバイスに格納する際に、使用頻度情報として「高い」「普通」「低い」の情報、デバイスに格納された時系列情報として「新しい」「普通」「古い」の情報、デバイス優先順位(削除せずに残す順位)として「ROM」「HDD」「RAM」の情報を付加する。付加した状態は、図2の左側に示した通りであり、文字パターンデータAは「高い」「古い」「RAM」、文字パターンデータBは「高い」「新しい」「ROM」文字パターンデータCは「普通」「古い」「RAM」、文字パターンデータDは「普通」「古い」「HDD」の情報を付加している。
【0015】
そして、フォントキャッシュ制御部4でいずれかの文字パターンデータを削除する制御を行う際に、図2の(1)に示すように、デバイス情報の優先順位に応じて優先順位を決定する場合は、図2の右側に示すように、ROM7に格納されている文字パターンデータB、HDD6に格納されている文字パターンデータD、RAM5に格納されている文字パターンデータAと文字パターンデータCの順となる。文字パターンデータAと文字パターンデータCは、頻度情報や時系列情報から優先度が落ちる文字パターンデータCを削除するように制御する。このような制御により、削除する文字パターンデータを容易に決定することができる。
【0016】
また、図2の(2)に示すように、頻度情報、時系列情報、およびデバイス情報から優先順位に重み付け処理を行う場合は、図2の下側に示すように、やはり優先順が最も低いのは文字パターンデータCであるが、図2の(1)とは文字パターンデータAと文字パターンデータDの優先順位が入れ替わる。これは、文字パターンデータAが使用頻度が高いために優先したためであり、このような重み付け処理を行うことにより、より効率的な制御をすることができるようになる。
【0017】
本実施例では、ROM7や外付けであるHDD6に格納されたフォント(文字パターンデータ)がもともとよく使用することを想定したものであり、あるいはユーザが明示的に使用するために格納した文字パターンデータであり、残すことが有効であることから優先順位を高くした。
【0018】
本発明の第2の発明は、文字パターンデータを格納する時に、文字フォントキャッシュ制御部4で他の印字データでの再利用可否を判定し、再利用否と判定された文字パターンデータを印字処理終了時または作成の元となるフォントの消失時にそのフォントに基づき作成された文字パターンデータをデバイスから削除するようにしたことを特徴とする。
【0019】
図3は、フォントA乃至Eに対応する文字パターンデータA乃至Eがフォントキャッシュ制御部4でデバイスに格納される状態を示す図である。フォントキャッシュ制御部4では、フォント毎に対応する文字パターンデータをデバイスに格納する際に、文字パターンデータの再利用可否情報を付加する。付加した状態は、図3の左側に示した通りであり、文字パターンデータAは「不可」、文字パターンデータBは「可」、文字パターンデータCは「可」、文字パターンデータDは「可」、文字パターンデータEは「不可」の情報を付加している。
【0020】
そして、フォントキャッシュ制御部4で、その文字パターンデータの印字処理終了時または作成の元となるフォント自体が消失した時に、「不可」と判定された文字パターンデータである文字パターンデータA,Eを削除する。このように、不要な文字パターンデータを自動的に削除するために、フォントキャッシュの必要容量を少なくすることができ、他の処理のためにも有効に利用できるようになる。
【0021】
また、本発明の第1の発明のさらなる実施例として、図3の右側に示すように、フォントキャッシュ制御部4でいずれかの文字パターンデータを削除する処理を行う際に、デバイス情報と再利用可否情報、さらには頻度情報と時系列情報をも含めて上述した優先順位を決定するようにしてもよい。図3の右側に示す処理は、再利用可否情報で「不可」となっている文字パターンデータA,Eを削除し、デバイス情報で「ROM」となっている文字パターンデータB,Cを上位に、デバイス情報で「HDD」となっている文字パターンデータDを下位の順位付けとしている。なお、図2の実施例と同様に、文字パターンB,C,Dの優先順位を頻度情報、時系列情報、およびデバイス情報から決定するようにしてもよい。
【0022】
このような方法により、印字データに付加されてRAM5中にダウンロードされるアウトラインフォントに関する文字パターンデータは削除されずに有効に働くが、複数の印刷データ間では同じアウトラインフォントでもヒットさせることができないということがよくある。このような方法は、そのような文字パターンデータを削除し、デバイスを有効に利用できるようになる。
【0023】
また、ホストコンピュータ10側で一意に決定されるID等で管理されていなければ複数の印字データ間でフォントキャッシュにヒットさせることはできない。そのため、明らかにヒットしないものがフォントキャッシュ中に残り続け、本来の削除処理が実行されるまでフォントキャッシュ中に残り続けるためにメモリの無駄となる。しかし、このような方法によりデバイスを有効に利用できるようになる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、文字パターンデータをフォントキャッシュに格納する際にいずれのデバイスに格納するかを選択した後、文字パターンデータにデバイス情報を付加して選択したデバイスに格納し、フォントキャッシュからいずれかの文字パターンデータを削除する際にデバイス情報を参照して優先順位を決定することにより、複数のデバイス中に多数格納された文字パターンデータから削除候補を最適かつ容易に処理できる画像形成装置とすることができる。
【0025】
また、文字パターンデータをフォントキャッシュに格納する際に他の印字データでの再利用可否を判定し、再利用否と判定された文字パターンデータを印字処理終了時またはフォント消失時にフォントキャッシュから削除することにより、削除した領域を他のフォントキャッシュに使用したり、他の処理に割り当てることでき、効率のよい処理が可能な画像形成装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置を示す構成ブロック図である。
【図2】本発明の第1の発明の画像形成装置の処理を示す図である。
【図3】本発明の第2の発明の画像形成装置の処理を示す図である。
【符号の説明】
1:IF部
2:制御部
3:印字部
4:フォントキャッシュ制御部
5:RAM
6:HDD
7:ROM
Claims (4)
- 複数のデバイスにより形成されるフォントキャッシュに格納された文字パターンデータを読み出して印字可能な画像形成装置の制御方法において、
文字パターンデータをフォントキャッシュに格納する際にいずれのデバイスに格納するかを選択した後、前記文字パターンデータにデバイス情報を付加して前記選択したデバイスに格納し、フォントキャッシュからいずれかの文字パターンデータを削除する際に前記デバイス情報を参照して優先順位を決定することを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 前記優先順位を決定する際に、使用頻度情報、時系列情報、およびデバイス情報に応じた重み付けを行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置の制御方法。
- 文字パターンデータをフォントキャッシュに格納する際に他の印字データでの再利用可否情報を付加し、前記文字パターンデータの印字処理終了時または作成の元となるフォントの消失時に、再利用否の文字パターンデータを削除することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置の制御方法。
- フォントキャッシュに格納された文字パターンデータを読み出して印字可能な画像形成装置の制御方法において、
文字パターンデータをフォントキャッシュに格納する際に他の印字データでの再利用可否を判定し、再利用否と判定された文字パターンデータは該文字パターンデータの印字処理終了時または作成の元となるフォントの消失時にフォントキャッシュから削除することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002200394A JP2004042327A (ja) | 2002-07-09 | 2002-07-09 | 画像形成装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002200394A JP2004042327A (ja) | 2002-07-09 | 2002-07-09 | 画像形成装置の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004042327A true JP2004042327A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31707279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002200394A Withdrawn JP2004042327A (ja) | 2002-07-09 | 2002-07-09 | 画像形成装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004042327A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010009191A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Oki Data Corp | 画像処理装置 |
JP2012116078A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 印刷文書処理システム、キャッシュ装置及びプログラム |
-
2002
- 2002-07-09 JP JP2002200394A patent/JP2004042327A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010009191A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Oki Data Corp | 画像処理装置 |
JP2012116078A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 印刷文書処理システム、キャッシュ装置及びプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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