JP2004042317A - 熱収縮スリーブの加熱器 - Google Patents

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岩下 芳則
Hiroshi Otani
大谷 拓
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佐藤 武司
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Abstract

【課題】本発明は、熱収縮スリーブの冷却時間を短縮することができる熱収縮スリーブの加熱器を提供することにある。
【解決手段】熱収縮スリーブ17の外周面に対して、熱伝導体21a,21bを前進駆動又は後退駆動するようにしておき、熱収縮スリーブ17の収縮が完了したことを示す所定位置に熱伝導体21a,21bが到達したか否かを前進センサ31a,31bで検知するようにしておく。ここで、熱伝導体21a,21bが熱収縮スリーブ17まで前進するように制御部37で制御し、熱伝導体21a,21bが所定位置に到達した場合には熱伝導体21a,21bを後退するように制御する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2本の光ファイバを接続した接続部を補強するために用いる熱収縮スリーブを加熱収縮する熱収縮スリーブの加熱器に関し、特に、収縮時間を短縮することができる熱収縮スリーブの加熱器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、熱収縮スリーブの加熱器としては、以下の第1及び第2の従来技術が知られている。
まず、図6〜図8を参照して、第1の従来技術について説明する。
この熱収縮スリーブの加熱器101では、光ファイバ接続部103に光ファイバ105を補強するための熱収縮スリーブ107を被せ、光ファイバ105と熱収縮スリーブ107をヒータ109が貼り付けられた熱伝導体111の上にセットしておき、ヒータ109を加熱することで、熱伝導体111を加熱して熱収縮スリーブ107を収縮するようにしていた。この結果、光ファイバ接続部103がテンションメンバ113により保護されて熱収縮スリーブ107に覆われるので十分に補強することができる。
【0003】
次に、図9を参照して、第2の従来技術として特開平10−332979号に記載されている熱収縮スリーブの加熱装置について説明する。
この熱収縮スリーブの加熱装置201は、光ファイバ接続部203に光ファイバ205を補強するための熱収縮スリーブ207を被せてファイバクランプ209に保持しておき、付勢部材211を用いて熱収縮スリーブ207にヒータ213を押圧しながら加熱し、ヒータ213の熱を効率的に熱収縮スリーブ207に伝えて収縮させることで、加熱収縮時間を短縮することができるという利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第1の従来技術に示すような装置では、熱収縮スリーブ107を加熱する熱伝導体111の幅を、使用する最も大きな熱収縮スリーブ107の外径に合わせて決定しなければならない。このため、外径の小さな熱収縮スリーブ107を加熱収縮するときは、熱伝導体111との間に大きな隙間ができるため、熱伝導体111からの熱が熱収縮スリーブ107に効率よく伝わらず、図8に示すように、熱収縮スリーブ107の融着温度T12に上昇してからの収縮時間t12〜t13が長くなってしまうといった問題があった。
【0005】
また、第1の従来技術に示すような装置では、熱収縮スリーブ107をスムーズに熱伝導体111の間にセットするために、熱収縮スリーブ107と熱伝導体111の間に隙間を設けなければならない。このため、熱伝導体111の熱が効率よく熱収縮スリーブ107に伝わらず、図8に示すように、収縮時間t12〜t13が長くなってしまうといった問題があった。
【0006】
さらに、第2の従来技術に示すような装置では、熱収縮スリーブ207を加熱収縮させた後、熱収縮スリーブ207内の接着剤を硬化させるために、熱収縮スリーブ207を冷却させなければならない。ところが、ヒータ213を熱収縮スリーブ207に対して下方から上方に押圧させた場合、熱収縮スリーブ207の加熱には効果的だが、熱収縮スリーブ207を収縮させた後も熱くなったヒータ213が熱収縮スリーブ207に接触しているため、図8に示すように、冷却時間t13〜t14が長くなってしまうといった問題があった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、熱収縮スリーブの冷却時間を短縮することができる熱収縮スリーブの加熱器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するため、光ファイバの接続部を覆うように熱収縮スリーブを添え、該熱収縮スリーブを外周から加熱して光ファイバの接続部を補強するための熱収縮スリーブの加熱器において、熱伝導体を加熱する加熱手段と、前記熱収縮スリーブの外周面に対して、前記熱伝導体を前進駆動又は後退駆動する熱伝導体駆動手段と、前記熱収縮スリーブの収縮が完了したことを示す所定位置に前記熱伝導体が到達したか否かを検知する位置検知手段と、前記熱伝導体駆動手段に対して、前記熱伝導体が前記熱収縮スリーブまで前進するように制御し、前記熱伝導体が所定位置に到達した場合には前記熱伝導体を後退するように制御する制御手段とを備えたことを要旨とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するため、前記熱伝導体は、金属板からなることを要旨とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するため、前記熱伝導体が所定位置に到達した場合に、前記熱収縮スリーブ及び前記熱伝導体を空冷する空冷手段を備えたことを要旨とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施の形態に係る熱収縮スリーブの加熱器11の基本構成を示す図である。図2は、光ファイバ13の中心部分を紙面と垂直方向に切断して右方向から左方向を見た場合の断面図である。
図1,図2に示すように、熱収縮スリーブの加熱器11は、光ファイバ13a,13b、テンションメンバ14、光ファイバ接続部15、熱収縮スリーブ17、ヒータ19a,19b、熱伝導体21a,21b、モータ23a,23b、モータギア25a,25b、マイクロメータギア27a,27b、マイクロメータ29a,29b、前進センサ31a,31b、後退センサ33a,33b、ファン35、制御部37から構成されている。
【0012】
光ファイバ13a,13bは、図2に示すように、光ファイバの接続部15において融着接続されている。熱収縮スリーブ17は、光ファイバの接続部15を補強するための熱収縮スリーブであり、テンションメンバ14により光ファイバの接続部15を補強している。
ヒータ19a,19bは、例えばアルミニュームなどの金属板からなる熱伝導体21a,21bと熱結合しており、制御部37からのON信号に応じて発熱して熱伝導体21a,21bを加熱する。
【0013】
モータ23a,23bは、リレー回路55に接続されているDCモータからなり、回転軸がモータギア25a,25bに接続されており、リレー回路55から供給される電流の向きに応じて正転又は逆転可能である。マイクロメータギア27a,27bは、モータギア25a,25bと連結しており、モータ23a,23bの回転によりマイクロメータ29a,29bを前進又は後退させる。
【0014】
前進センサ31a,31bは、熱収縮スリーブ17が収縮したこと示す位置に熱伝導体21a,21bの先端が到達したことを検出するための位置センサであり、例えばマイクロスイッチから構成されている。後退センサ33a,33bは、熱伝導体21a,21bの先端が初期位置に到達したことを検出するための位置センサであり、例えばマイクロスイッチから構成されている。前進センサ31a,31b、後退センサ33a,33bは、熱収縮スリーブ17の収縮前後の形状により作業者により位置決めされている。
【0015】
ファン35は、出力部49からのON信号に応じて熱収縮スリーブ17や熱伝導体21a,21bやヒータ19a,19bに涼風を流して冷却する。
制御部37は、制御プログラムに従って、上述した各種センサやスイッチSW1からのON/OFF信号に応じて装置全体の動作を制御する。
【0016】
次に、図3を参照して、制御部37の内部構成について説明する。
制御部37は、ROM41、RAM43、タイマ45、入力部47、出力部49、CPU51、レギュレータ素子53及びリレー回路55から構成されている。
【0017】
ROM41は、後述する本装置全体を制御するための制御プログラムを記憶している。RAM43は、ワークエリアを有し、制御データを記憶する。タイマ45は、時間を計時して計時データを出力する。CPU51は、ROM41に記憶されている制御プログラムに従って装置全体の動作を制御する。
【0018】
入力部47は、前進センサ31a,31b、後退センサ33a,33b、スイッチSW1から入力されるそれぞれのON/OFF信号をステータスデータに変換してCPU51に出力する。出力部49は、CPU51からの制御データを入力して、ヒータ19a,19b、モータ23a,23b、ファン35をそれぞれ制御するためのON/OFF信号及び正転/逆転信号を出力する。
【0019】
レギュレータ素子53は、VDDから供給される電圧をVR1により設定された設定電圧まで降下させてリレー回路55に供給し、設定電圧に応じてモータの回転数を制御する。
リレー回路55は、レギュレータ素子53から設定電圧が供給されており、CPU51からのON/OFF信号及び正転/逆転信号の組み合わせに応じて、モータ23a,23bの正転/逆転動作及びON/OFF動作が決定される。
【0020】
次に、図4を参照して、本実施の形態に係る熱収縮スリーブの加熱器11の温度特性について説明する。
【0021】
制御部37によりヒータ19a,19bの加熱が開始されると、熱収縮スリーブ17の表面温度は、室温T1 から時間t1 〜t2 の間に徐々に上昇して熱収縮スリーブ17が融着する融着温度T2 まで上昇し、熱収縮スリーブ17の全体が収縮を完了するまでの時間t2 〜t3 の間は融着温度T2 が保持される。さらに、熱収縮スリーブ17の全体が収縮を完了した後に、制御部37によりヒータ19a,19bの加熱が停止され、融着温度T2 から時間t3 〜t4 の間に徐々に室温T1 まで下降する。
【0022】
次に、図1〜図4を参照して、図5に示すフローチャートに従って熱収縮スリーブの加熱器11の動作を詳細に説明する。なお、図5に示すフローチャートは、制御部37に設けられたROM41に制御プログラムとして記憶されている。
【0023】
まず、作業者は、光ファイバの接続部15に未収縮の熱収縮スリーブ17を被せ、図2に示すように、ファイバクランプ20a,20bに保持し、図1に示すように、熱伝導体21a,21bの間にセットする。次いで、作業者は、スイッチSW1をON操作する。この結果、スイッチSW1からON信号が入力部47に入力される。
【0024】
ここで、ステップS10では、CPU51は、入力部47からのステータスデータにスイッチSW1がON操作された情報が含まれているかどうかを判断しており、スイッチSW1がON操作された場合には、ステップS20に進む。
【0025】
次いで、ステップS20では、CPU51は、ヒータ19a,19bをON制御するとともにモータ23a,23bを正転でON制御するための制御指令データを生成して出力部49に出力する。
これに応じて、出力部49では、CPU51から受け付けた制御指令データに基づいて、ヒータ19a,19bにON信号が出力されるとともにリレー回路55に正転信号及びON信号が出力される。そして、ヒータ19a,19bは、出力部49からのON信号に応じて発熱を開始する。また、リレー回路55は、出力部49からの正転信号とON信号に応じて内部に設けられた複数のリレーを切替え、レギュレータ素子53から供給される設定電圧がモータ23a,23bに流れて正転でON制御される。
【0026】
この結果、ヒータ19a,19bの加熱が開始されてヒータ19a,19bから熱伝導体21a,21bを介して熱収縮スリーブ17に伝わり、熱収縮スリーブ17の表面温度が、図4に示すように、室温T1 から時間t1 〜t2 の間に徐々に上昇して熱収縮スリーブ17が融着する融着温度T2 まで上昇し、熱収縮スリーブ17の全体が収縮を完了するまでの時間t2 〜t3 の間は融着温度T2 が保持される。同時に、モータ23a,23bの正転が開始され、モータギア25a,25bとマイクロメータギア27a,27bで連結したマイクロメータ29a,29bが前進され、熱伝導体21a,21bが前進して、図1に示すように、熱収縮スリーブ17を左右側面から押圧する。
【0027】
熱伝導体21a,21bは、ヒータ19a,19bで加熱されており、熱伝導体21a,21bで熱収縮スリーブ17を押圧しながら収縮させるため、ヒータ19a,19bを貼り付けた熱伝導体21a,21bの熱が効率良く熱収縮スリーブ17に伝わり、収縮時間t2 〜t3 を短縮することができる。
【0028】
次いで、熱収縮スリーブ17の収縮が終了したかどうかを前進センサ31a,31bで検出しており、ステップS30では、CPU51は、入力部47からのステータスデータに前進センサ31a,31bがONされた情報が含まれているかどうかを判断しており、前進センサ31a,31bがONされた場合にはステップS40に進む。
【0029】
ステップS40では、CPU51は、ヒータ19a,19bをOFF制御し、モータ23a,23bを逆転でON制御し、ファン35をON制御し、タイマ45をON制御するための制御指令データを生成して出力部49及びタイマ45に出力する。
【0030】
これに応じて、出力部49では、CPU51から受け付けた制御指令データに基づいて、ヒータ19a,19bにOFF信号が出力される。同時に、出力部49では、リレー回路55に逆転信号及びON信号が出力される。同時に、出力部49では、ファン35をON信号が出力される。
【0031】
そして、ヒータ19a,19bは、出力部49からのOFF信号に応じて発熱を停止する。また、リレー回路55は、出力部49からの逆転信号とON信号に応じて内部に設けられた複数のリレーを切替え、レギュレータ素子53から供給される設定電圧がモータ23a,23bに流れて逆転でON制御される。同時に、ファン35は、出力部49からのON信号に応じて回転を開始し、熱収縮スリーブ17や熱伝導体21a,21bやヒータ19a,19bに涼風を流して冷却を開始する。同時に、タイマ45は、CPU51からのON制御指令に応じて計時を開始する。
【0032】
この結果、熱収縮スリーブ17の収縮終了が検出されてモータ23a,23bが逆回転され、マイクロメータ29a,29bを後退させ、熱収縮スリーブ17から熱伝導体21a,21bが徐々に離れていく。そして、加熱された熱伝導体21a,21bが熱収縮スリーブ17から離れると同時に、ファン35からの涼風によって熱収縮スリーブ17が冷却される。
【0033】
次いで、熱伝導体21a,21bが後退したかどうかを後退センサ33a,33bで検出しており、ステップS50では、CPU51は、入力部47からのステータスデータに後退センサ33a,33bがONされた情報が含まれているかどうかを判断しており、後退センサ33a,33bがONされた場合にはステップS60に進む。
【0034】
次いで、ステップS60では、CPU51は、モータ23a,23bをOFF制御するための制御指令データを生成して出力部49に出力する。
【0035】
これに応じて、出力部49では、CPU51から受け付けた制御指令データに基づいて、リレー回路55にOFF信号が出力される。そして、リレー回路55は、出力部49からのOFF信号に応じて内部に設けられた複数のリレーを切替え、レギュレータ素子53から供給されていた設定電圧がモータ23a,23bに流れるのをOFF制御して停止する。
【0036】
次いで、ステップS70では、CPU51は、タイマ45から読み出した計時データが目標時間Tref1だけ経過したかどうかを判断しており、目標時間Tref1が経過した場合にはステップS80に進む。
次いで、ステップS80では、目標時間Tref1が経過したので、CPU51は、ファン35をOFF制御するための制御指令データを生成して出力部49に出力する。
【0037】
すなわち、図4に示すように、融着温度T2 から冷却温度T3 まで下降する時間t3 〜t4 を目標時間Tref1として設定しておけば、熱収縮スリーブ17の温度が融着温度T2 から冷却温度T3 まで下降するのに要する最小の冷却時間になるので、熱収縮スリーブ17の冷却時間を短縮することができる。
【0038】
このように、熱収縮スリーブの加熱中は、熱伝導体が熱収縮スリーブに常に接しているため、熱伝導体からの熱伝導効率が良く、収縮時間を短縮することができる。
特に、熱伝導体21a,21bは、例えばアルミニュームなどの金属板からなるので、ヒータ19a,19bから熱伝導体21a,21bを介して熱収縮スリーブ17へ伝わる熱の熱伝導効率が良い。
【0039】
また、熱収縮スリーブ17が収縮した後は、加熱したヒータや熱伝導体を熱収縮スリーブ17から遠ざけてファン35により空冷するため、冷却時間を従来に比較して例えば5秒〜15秒程度短縮することができる。
【0040】
なお、本実施の形態においては、熱収縮スリーブ17の左右両側から熱伝導体21a,21bを押圧するように構成しているが、本発明はこのような場合にのみ限定するものではなく、右側又は左側の何れか一方の側で固定しておき、他方向の側が熱伝導体を駆動して押圧するように構成しても、同様の効果が得られる。
【0041】
また、本実施の形態においては、モータ23a,23bとしてDCモータを用いてその印加電圧に応じて回転数を制御するように構成しているが、本発明はこのような場合にのみ限定するものではなく、DCモータに代わって、ステッピングモータを用いてもよく、この場合、ステッピングモータにより予め決められた量だけ、熱伝導体を前進させて押圧するように構成しても、同様の効果が得られる。なお、この場合、上述したリレー回路55に代わって、ステッピングモータにパルス信号を出力するためのパルス信号発生回路が必要である。
【0042】
さらに、本実施の形態においては、マイクロメータ29a,29bにモータからの回転を伝達して熱伝導体21a,21bを駆動するように構成しているが、本発明はこのような場合にのみ限定するものではなく、左右に配置した熱伝導体の間にカムを配置して、それぞれの熱伝導体をスプリングなどで圧縮し、モータによりカムを回転させて熱伝導体を熱収縮スリーブに押圧するように構成しても、同様の効果が得られる。
【0043】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、熱収縮スリーブの外周面に対して、熱伝導体を前進駆動又は後退駆動するようにしておき、熱収縮スリーブの収縮が完了したことを示す所定位置に熱伝導体が到達したか否かを検知するようにしておく。ここで、熱伝導体が熱収縮スリーブまで前進するように制御し、熱伝導体が所定位置に到達した場合には熱伝導体を後退するように制御することで、熱伝導体により直接に熱収縮スリーブを加熱することができ、熱収縮スリーブが収縮した後の冷却時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る熱収縮スリーブの加熱器の基本構成を示す図である。
【図2】光ファイバの中心部分を紙面と垂直方向に切断して右方向から左方向を見た場合の断面図である。
【図3】制御部の内部構成を示す図である。
【図4】本実施の形態に係る熱収縮スリーブの加熱器の温度特性を示す図である。
【図5】本実施の形態に係る熱収縮スリーブの加熱器の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】第1の従来技術の長手方向の断面図を示す図である。
【図7】第1の従来技術の断面図を示す図である。
【図8】第1の従来技術に係る熱収縮スリーブの加熱器の温度特性を示す図である。
【図9】第2の従来技術の長手方向の断面図を示す図である。
【符号の説明】
11 熱収縮スリーブの加熱器
13a,13b 光ファイバ
14 テンションメンバ
15 光ファイバ接続部
17 熱収縮スリーブ
19a,19b ヒータ
20a,20b ファイバクランプ
21a,21b 熱伝導体
23a,23b モータ
25a,25b モータギア
27a,27b マイクロメータギア
29a,29b マイクロメータ
31a,31b 前進センサ
33a,33b 後退センサ
35 ファン
37 制御部
41 ROM
43 RAM
45 タイマ
47 入力部
49 出力部
51 CPU
53 レギュレータ素子
55 リレー回路
SW1 スイッチ

Claims (3)

  1. 光ファイバの接続部を覆うように熱収縮スリーブを添え、該熱収縮スリーブを外周から加熱して光ファイバの接続部を補強するための熱収縮スリーブの加熱器において、
    熱伝導体を加熱する加熱手段と、
    前記熱収縮スリーブの外周面に対して、前記熱伝導体を前進駆動又は後退駆動する熱伝導体駆動手段と、
    前記熱収縮スリーブの収縮が完了したことを示す所定位置に前記熱伝導体が到達したか否かを検知する位置検知手段と、
    前記熱伝導体駆動手段に対して、前記熱伝導体が前記熱収縮スリーブまで前進するように制御し、前記熱伝導体が所定位置に到達した場合には前記熱伝導体を後退するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする熱収縮スリーブの加熱器。
  2. 前記熱伝導体は、
    金属板からなることを特徴とする請求項1記載の熱収縮スリーブの加熱器。
  3. 前記熱伝導体が所定位置に到達した場合に、前記熱収縮スリーブ及び前記熱伝導体を空冷する空冷手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の熱収縮スリーブの加熱器。
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