JP3090395B2 - 電気半田ごて装置 - Google Patents

電気半田ごて装置

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JP3090395B2 JP06095971A JP9597194A JP3090395B2 JP 3090395 B2 JP3090395 B2 JP 3090395B2 JP 06095971 A JP06095971 A JP 06095971A JP 9597194 A JP9597194 A JP 9597194A JP 3090395 B2 JP3090395 B2 JP 3090395B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温度調節が適切にできる
ように改良した電気半田ごて装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば回転電機の固定子巻線
においては、図7ないし図9に示すように、なまこ状の
巻型で巻回した導体1を、その後、成形機で亀甲状に成
形し、その周囲にマイカテープ等の絶縁を施すことによ
り、巻線2単体を形成する。この巻線2を固定子鉄心3
のスロット内に収納し、楔4を挿入して固定する。そし
て、巻線2の口出線5を、隣接する巻線の口出線6と順
次接続して固定子巻線としての結線を行なう。この場
合、口出線5,6は、それぞれL字状に曲げ、それを重
ねて順次接続するのであるが、隣接する巻線との距離が
少ないため、この接続は電気半田ごてを使用して半田付
けで行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の電気半田ごては
100[V]の一般用で、コンセントより直かに通電さ
れるものであり、半田の溶融度合、半田付けの仕上り状
態は作業者の経験と目視にたよっている。このため、電
気半田ごてのこて先の温度上昇の度合如何で、半田付け
の仕上り状態にばらつきが生じ、温度が低いと、半田が
充分に溶融されず、半田の付着状態が悪くなり、接続不
良となる。又、この場合、仕上がり状態にも突起等が発
生しやすく、その後にマイカテープ等の絶縁を施すと
き、絶縁層を損傷させるというような問題点を有する。
一方、温度が高くなり過ぎると、半田が過熱されてもろ
くなり、回転電機運転中の断線等の発生要因となってい
た。
【0004】又、電気半田ごてを使用せず、溶融半田槽
に接続部7を浸漬する方法もある。しかし、この場合、
固定子全体の向きを変えてそれを行なわなければなら
ず、生産性が低下する。又、接続部7は巻線2のエンド
部2aに近接しているため、半田槽の熱の放射や半田の
飛散等により、エンド部2aの絶縁層を損傷させてしま
う。本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、
従ってその目的は、良好で且つ一定の仕上り状態が得ら
れる電気半田ごて装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電気半田ごて装置においては、第1に、電
気半田ごて本体のこて先部にステンレス製のリングをベ
ースとする温度センサをステンレス製のねじによって取
付け、この温度センサが検知する上記電気半田ごて本体
のこて先部の温度に応じ作動する温度調節器を制御盤に
設けて、その温度調節器の作動に基づき上記電気半田ご
て本体のこて先部の温度がほゞ一定となるようにその電
気半田ごて本体の通電を制御するようにしたところに特
徴を有する。
【0006】
【0007】
【作用】上記第1の手段によれば、電気半田ごて本体の
半田を溶融させる部分であるこて先部の実際の温度に応
じて、その温度を一定にする制御ができる。しかも、温
度センサのステンレス製のリング及びステンレス製のね
じは、耐熱性に優れていて、高温による酸化被膜を生じ
ないため、その被膜による温度検知精度の低下の問題も
起こさず、高精度な温度検知ができることによる一層の
仕上り状態を得ることができる。
【0008】
【0009】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき、図1ない
し図3を参照して説明する。まず図1及び図2には電気
半田ごて本体11を示しており、鉄製の枠12で囲った
ヒータ内蔵部13から先方に銅製のこて先部14が突出
し、反対方向に熱絶縁並びに電気絶縁材から成る柄15
が突出している。又、柄15からは、こて先部14を加
熱するヒータ内蔵部13に内蔵されたヒータ(図示せ
ず)に給電するコード線16が柄15を貫通して突出し
ている。
【0010】これに対して、17は上記電気半田ごて本
体11のこて先部14に取付けた温度センサを示してい
る。この温度センサ17は、ステンレス製のリング18
をベースとするもので、例えば熱電対を使用した表面温
度計の感温部19を、そのステンレス製の2個のリング
18ではさみ固定したものであり、中央の孔20にステ
ンレス製のねじ21を通して、このねじ21により上記
電気半田ごて本体11のこて先部14に取付けている。
【0011】そして、上記温度センサ17は、感温部1
9の温度検知信号を伝える、テフロンや硝子等の耐熱被
覆を施した信号線22を有しており、この信号線22を
図3に示す制御盤23に設けた温度調節器24に接続し
ている。又、制御盤23には上記電気半田ごて本体11
のコード線16を接続している。
【0012】温度調節器24は作業者による温度の設定
が可能なもので、その設定温度で作動するようになって
おり、制御盤23は、その温度調節器24の作動に基づ
いて、温度センサ17による検知温度が温度調節器24
の設定温度に達したときに、コード線16による電気半
田ごて本体11への通電を断ち、設定温度より低下した
ときに、その通電を再開するようになっている。
【0013】従って、上記構成のものの場合、電気半田
ごて本体11のこて先部14は、通電されることによっ
て発熱するが、制御盤23によって、温度センサ17に
よるこて先部14の検知温度が温度調節器24の設定温
度に達したときに、コード線16による電気半田ごて本
体11への通電が断たれ、設定温度より低下したとき
に、その通電が再開されることを繰返すことにより、ほ
ゞ一定の温度(設定温度)に保たれるもので、従来の作
業者の経験と目視にたよっていたもののようなばらつき
がなく、よって、常に良好で且つ一定の半田付けの仕上
り状態を得ることができるものであり、接続不良や絶縁
層の損傷、並びに断線等の問題もなくすことができる。
【0014】しかも、この場合、こて先部14は電気半
田ごて本体11の半田を溶融させる部分であって、この
こて先部14の実際の温度に応じて、電気半田ごて本体
11の上述のような通電制御を行なうのであるから、こ
て先部14の温度をほゞ一定に保つのに最良の制御がで
きる。
【0015】更に、温度センサ17のステンレス製のリ
ング18及びステンレス製のねじ21は、耐熱性に優れ
ていて、高温による酸化被膜を生じないため、その被膜
による温度検知精度の低下の問題も起こさず、高精度な
温度検知ができることにより、電気半田ごて本体11の
上述のような通電制御も、より正しく行なうことがで
き、総じて、半田付けの仕上り状態を一層良く得ること
ができる。
【0016】以上に対して、図4は本発明の第2実施例
を示すもので、温度センサ25として、熱電対線から成
る感温部26をステンレス板27で両側から補強したも
ののベース28を、更にその両側から磁石29で挟んで
構成したものを示しており、その磁石29により、電気
半田ごて本体11のこて先部14と温度変化が比例する
部分であって且つ磁性材から成る部分、例えば鉄製の枠
12に取付け、感温部26をステンレス板27と共にた
わませて枠12に密接させることにより、枠12の温度
を検知して前述同様の制御をするようにしている。
【0017】この場合、枠12の温度は電気半田ごて本
体11のこて先部14と同じではないが、温度変化が比
例するため、その差を見越した制御を行なうことによ
り、前述同様の作用効果を得ることができる。しかも、
この場合、温度センサ25を磁石29で取付けるため、
その取付けが容易にでき、必要に応じての取外しも容易
にできる。
【0018】なお、温度センサ25は、図5に示すよう
に、電気半田ごて本体11のこて先部14を鉄製の小枠
30で囲うことにより、この小枠30に取付けるように
しても良い。又、図6に示すように、感温部31をステ
ンレス製の2個のリング32で挟んで、同じくリング状
の磁石33と共にステンレス製のねじ34で結合した温
度センサ35を用い、これを温度センサ25同様に磁石
33で電気半田ごて本体11に取付けるようにしても良
い。
【0019】
【発明の効果】本発明の電気半田ごて装置は以上説明し
たとおりのもので、下記の効果を奏する。第1に、電気
半田ごて本体のこて先部にステンレス製のリングをベー
スとする温度センサをステンレス製のねじによって取付
け、この温度センサが検知する上記電気半田ごて本体の
こて先部の温度に応じ作動する温度調節器を制御盤に設
けて、その温度調節器の作動に基づき上記電気半田ごて
本体のこて先部の温度がほぼ一定となるようにその電気
半田ごて本体の通電を制御するようにしたことにより、
電気半田ごて本体の半田を溶融させる部分であるこて先
部の実際の温度に応じて、その温度を一定にする制御が
でき、その上、温度センサのステンレス製のリング及び
ステンレス製のねじが、耐熱性に優れていて、高温によ
る酸化被膜を生じないため、その被膜による温度検知精
度の低下の問題も起こさず、高精度な温度検知ができる
ことにより、極めて良好で且つ一定の半田付けの仕上り
状態を得ることができる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電気半田ごて本体部
分の斜視図
【図2】同部分の側面図
【図3】装置全体の概略構成図
【図4】本発明の第2実施例を示す温度センサ部分の斜
視図
【図5】温度センサの取付部分が異なる例の図1部分相
当拡大図
【図6】更に異なる温度センサ部分の斜視図
【図7】モータの固定子巻線の成形前状態での平面図
【図8】同巻線の成形後状態での平面図
【図9】固定子の部分断面図
【符号の説明】
11は電気半田ごて本体、12は枠、14はこて先部、
17は温度センサ、18はリング、19は感温部、21
はねじ、23は制御盤、24は温度調節器、25は温度
センサ、26は感温部、29は磁石、30は小枠、31
は感温部、33は磁石を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電されることによってこて先部が発熱
    する電気半田ごて本体と、 この電気半田ごて本体のこて先部にステンレス製のねじ
    によって取付けられたステンレス製のリングをベースと
    する温度センサと、 この温度センサが検知する前記電気半田ごて本体のこて
    先部の温度に応じて作動する温度調節器を具え、この温
    度調節器の作動に基づいて前記電気半田ごて本体のこて
    先部の温度がほぼ一定となるようにその電気半田ごて本
    体の通電を制御する制御盤と、 を具備して成ることを特徴とする電気半田ごて装置。
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JPH0449835U (ja) * 1990-08-31 1992-04-27
JPH0632012U (ja) * 1992-10-01 1994-04-26 有限会社三栄製作所 金型の温度警告発信装置

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