JPH0399784A - スポット溶接装置 - Google Patents

スポット溶接装置

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JPH0399784A
JPH0399784A JP23614089A JP23614089A JPH0399784A JP H0399784 A JPH0399784 A JP H0399784A JP 23614089 A JP23614089 A JP 23614089A JP 23614089 A JP23614089 A JP 23614089A JP H0399784 A JPH0399784 A JP H0399784A
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electrode
workpiece
power supply
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work
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Kazuhiro Kanamaru
一宏 金丸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、絶縁被覆された電線を端子に直接溶接する
ことが可能なスポット溶接装置に関する。
〔従来の技術及び解決すべき課題〕
ポリウレタン樹脂、ビニール樹脂、エステルイミド樹脂
或いはアシドイミド樹脂等の耐熱性を有する絶縁被覆部
材により被覆された電導線を端子等に接続する場合、サ
ンドペーパ等により磨く機械的方法又はツルコート等の
強アルカリの溶剤により溶解させる化学的方法によって
予め絶縁被覆を剥離した後、半田付は或いは抵抗溶接等
により接続している。しかしながら、これらの方法は、
何れも絶縁被覆を剥離する工程に時間が掛かり、非能率
的であり接合工程の自動化の妨げの要因となる。
一方、ヒータ電極で接続箇所を加熱し、絶縁被覆を溶融
または蒸散させた後、ヒータ電極とコールド電極間に溶
接電流を流して電導線と端子とを抵抗溶接する方法も提
案されている。
この方法は、ヒータ電極により絶縁被覆を剥離する際に
、電極を高温に加熱するが、この時、電極の電気抵抗が
高くなり、絶縁被覆の剥離後に溶接電流を流すには、電
極がある程度冷却されるまで待つ必要があり、タクト時
間を短くするには限界がある。然も、ヒータ電極の加熱
温度を正確に制御する必要があるために、ヒータ電極に
埋め込んだ熱電対で電極温度を検出し、加熱電流を制御
する必要かある。ところが、電極温度を応答性良く検出
するためには、熱電対の素線径を細くせざるを得す、熱
電対の耐久性に問題がある。この結果、加熱温度を余り
高く設定することができず、接合する電線や端子の相貫
や大きさ等に限界があった。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので
、絶縁被覆された電線を端子に直接溶接することが可能
なスポット溶接装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために本発明によれば、対向する二
つの電極間にワークを挾持して溶接するスポット溶接装
置において、略U字状をなし中央部をワークとの当接部
、両端を接続端子とされた二つの電極と、前記二つの電
極の何れか一方を進退可能に且つ所定の押圧力で前記ワ
ークを加圧可能に支持する加圧手段と、前記各電極の接
続端子に夫々各別に接続され溶接初期にこれらの電極を
加熱して前記ワークの絶縁被覆を溶融剥離する第1及び
第2の電源制御装置と、前記各電極の各回れか一方の接
続端子に夫々接続され前記ワークの絶縁被覆剥離後溶接
電流を供給する第3の電源制御装置とを備えた構成とだ
ものである。
〔作用〕
二つの電極間に、例えば被覆線の端部を端子に巻回した
ワークを挟み、加圧手段により所定の加圧力で当該ワー
クを挾持する。次いで、各電極に夫々各別に電源制御装
置から電流を通電して過熱し、被覆線の被覆を溶融剥離
する。この被覆の剥離後、第3の電源制御装置により一
方の電極からワークを介して他方の電極に電流を通電し
て当該ワークを溶接する。これにより、被覆線を直接端
子等に溶接することができる。また、ワークに応じて電
極を加圧することにより、当該ワークに過度の押圧力が
加わることが防止される。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図及び第2図において、スポット溶接装置1の基台
2の上面には、左右両側に板状のフレーム3.3が立設
固定されており、これらのフレーム3.3の上端にはフ
レーム4が架橋されて正面視略門型の形状をなしている
。フレーム4の中央にはエアシリンダ5が垂直に固定さ
れている。このシリンダ5は両ロッド型のシリンダで、
ロッド6の上端にはマイクロメータ等により構成された
調整ネジ機構7が取り付けられている。この調整ねじ機
構7の本体7aの下端はシリンダ5の上端に螺着固定さ
れており、リング7bを回転することにより当該ロット
6の下限位置(下点)即ち、後述する上側電極13の下
降位置を調整可能とされている。
ロット6の下端には絶縁部材により形成された支持部材
8を介して電極ホルダ11が取り付けられており、基台
2の上面略には絶縁部材により形成された支持部材9を
介して電極ホルダ11と対向して電極ホルダ12が取り
付けられている。電極ホルダ11の前面下端には上側電
極13が、電極ホルダ12の前面上端には下側電極14
が夫々垂直に、且つその先端が離隔対向して着脱可能に
螺着固定されている。
電極ホルダ11.12は、夫々内部に冷却水を循環させ
るための通路(図示せず)が形成されており、これらの
各通路は夫々ホース15.15′16.16″を介して
図示しない冷却装置に接続されて冷却水が循環供給され
るようになっている。
これにより上、下各電極13.14は適度な温度に冷却
可能とされている。
エアシリンダ5は、エアホースを介してエア供給源(共
に図示せず)に接続されており、例えば、0.2〜10
 kg/cm2の範囲で加圧力を調整することが可能と
されている。これにより上側電極13は下側電極14に
被溶接部材(以下「ワーク」という)を前記加圧力0.
2〜1.0 kg/cm2の範囲て一定圧で加圧するこ
とかできる。尚、エアシリンダ5の加圧力即ち、電極1
3のワークへの押圧力は、当該ワークの材質、絶縁被覆
の種類(材質)等により最適な値に設定する。
」二側電極13は、第3図に示すように細い板状をなし
、その略中央に下端近傍から上端に向かって延びる間隙
を挟んで左右の側部1.3 a、131つと、ワークに
当接してこれを押圧するワーク当接部13cとにより構
成され、略U字状をなしている。そして、両側部13a
、13bは接続端子とされている。この電極】3は、例
えば、所定の電気抵抗を有する細長い棒状の電極部材を
、その略中央でU字状に折曲することにより形成するこ
とができる。
一方、電極ホルダ11は、左、右2枚の電極板11a、
]、1bと、これらの電極板1 ]、 a、1.1b間
に介在された絶縁板例えば、ベーク板11cとにより構
成されている。そして、上側電極13の側部13aの上
端は一方の電極板11aに、側部13bの」二端は他方
の電極板11bに夫々電気的に接続され、且つ前述した
ように着脱可能(交換可能)に螺着固定されている。下
側電極14、電極ホルダ12も上側電極13、電極ホル
ダ11と同様に形成されている。
そして、第4図に示すように上側の電極ホルダ11の各
電極板1]、a、llbはケーブル20.21を介して
第1の電源制御装置30に接続され、下側の電極ホルダ
12の各電極板12a、12bはケーブル22.23を
介して第2の電源制御装置31に接続されている。更に
、上側の一方の例えば、電極板11b及び当該電極板1
1bに対向する下側の電極板12bは夫々ケーブル24
及び25を介して第3の電源制御装置32に接続されて
いる。
第1、第2の電源制御装置30.31は交流電源である
ことが望ましく、印加電圧、電流、印加時間等は任意に
調整可能とされている。例えば、200V、50サイク
ルの商用交流電源を使用して、印加電圧を2.5〜5V
、印加電流を1000〜200OA、印加時間を10〜
30ザイクル(0,2〜0.6 sec )の範囲で任
意に調節可能とされている。また、第3の電源制御装置
32も200■、50サイクルの商用交流電源が使用さ
れ、印加電圧2.5〜5V、印加電流500〜100O
A、印加時間5〜30サイクルの範囲で任意に調節可能
とされている。尚、電源制御装置32は直流電源であっ
てもよく、印加電圧、印加電流値、印加時間等も調節可
能とされ。
次に、上述のように構成されているスポラ)・溶接装置
の作用を説明する。
ワークとして丸ピン型の直径1φの端子に被覆線の端部
を接合する場合を例にとり、第5図乃至第8図を参照し
て説明する。先ず、第5図に示すようにワーク即ち、丸
ピン端子50に被覆線51を数回巻回した後、第6図に
示すように溶接装置1の上側電極13の当接部13cと
下側電極14の当接部14cとの間に挾持する。このと
きエアシリンダ5の加圧力をワークの材質に応して最適
な圧力(例えば、5 kg/ci)に調節する。これに
より、当該ワークの圧着不足による溶接不良、或いは過
度の圧着によりワークが潰れたり変形することを防止す
る。また、上下の電極ホルダ11.12に冷却水を循環
させて過熱を防止する。被覆線51は例えば、単線の素
線(外径0.27mm ) 52にエステルイミド53
を被覆したものである。
次に、第6図に示すように第1、第2の電源制御装置3
0.31により上、下の電極13.14に各別に、且つ
同時に電流I a、、I b (120OA)(第8図
)を所定時間T1(例えば、20サイクル)の間通型し
てこれらの電極13.14を加熱する。電極13.14
が加熱されると被覆線51の被覆53か溶融して剥離す
る。
そして、被覆線50の被覆53が剥離された時点におい
て、各電源制御装置30.31の通電を停止し、所定時
間Δt(例えば、■サイクル、尚、この時間Δtは、少
なくとも1〜lOサイクル必要である)の経過後電源制
御装置32により上部電極13から下部電極14に所定
時間T2 (10サイクル)の間溶接電流丁c (75
0A)  (第8図)を通電する。
この溶接電流Icは、第7図に示すように上部電極13
の側部131〕→被覆線51の素線52→接続端子50
→被覆線51の素線→下部電極14の側部14bの経路
で流れ、丸ピン端子50に被覆線51の素線52を溶接
する。これにより、丸ピン端子50に被覆線51を直接
、且つ安定に溶接することができる。
尚、電源制御装置30〜32によるワークへの通電の順
序としては、上述したように電流TaとIbとを同時に
印加して被覆53を溶融剥離した後、電流Icを通電さ
せても良く、或いは最初に電流Ia又はIbを通電し、
続いて電流I I)又はIaを通電して被覆53を順次
溶融剥離した後、電流Icを通電するようにし7てもよ
い。
また、溶接すべきワークとしては、上記丸ピン型の端子
に被覆線の端部を巻回したものに限るものではなく、板
状の端子に被覆線の端部を重ねてもよく、或いは被覆線
の端部同士を撚り合わせたものでもよい。
第9図は電極13の他の実施例を示し、被覆線の被覆剥
離時の電流1aと溶接電流ICとが流れる例えは、側部
13bを側部13aよりも幅広とし、断面積を大きくし
て抵抗を小さくし、当該側部13bの発熱を抑え、電極
13の温度の均一化を図るようにしたものである。下側
電極14についても上側電極13と同様である。
これは、電極13.14は、被覆の剥離時に電源制御装
置30.31から電極13の側部13a→側部13b、
電極14の側部14a−+14bの経路で電流Ia、I
bが流れ、溶接時に電源制御装置32から電極13の側
部13bから電極14の側部14bの経路で電流Icが
流れる。このため、各電極13.14の側部13b、1
4bは側部13a、14aよりも電流1cが流れる分だ
け余計に加熱されることとなり、電極13.14の温度
分布が不均一となる。そこで、上述したように各電極1
3.14の溶接電流Icが流れる側部2 13b、14bの抵抗を小さくして発熱を抑え、電極全
体の温度分布を略均−にするようにしたものである。
更に、電極13のワーク当接部13cの形状としては、
被覆線の形状に合わせて、第1O図に示すように円弧状
の凹溝13(]を設けてもよく、或いは第11図に示す
ように適当な開口角を有するV溝13eを設けてもよい
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明のスポット溶接装置によれば
、対向する二つの電極間にワークを挾持して溶接するス
ポット溶接装置において、略U字状をなし中央部をワー
クとの当接部、両端を接続端子とされた二つの電極と、
前記二つの電極の何れか一方を進退可能に且つ所定の押
圧力で前記ワークを加圧可能に支持する加圧手段と、前
記各電極の接続端子に夫々各別に接続され溶接初期にこ
れらの電極を加熱して前記ワークの絶縁被覆を溶融剥離
する第1及び第2の電源制御装置と、前記各電極の各回
れか一方の接続端子に夫々接続され4゜ 前記ワークの絶縁被覆剥離後溶接電流を供給する第3の
電源制御装置とを備えたことにより、絶縁被覆された電
線を端子等に直接、且つ安定に溶接することが可能とな
り、溶接作業能率を高めることができる。また、押圧手
段によりワークに応じて電極に押圧力を付与することに
より、当該ワークの圧着不足による溶接不良或いは過度
の圧着によりワークが潰れたり変形することが防止され
、当該ワークを良好に溶接することが可能となる等の優
れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスポット溶接装置の一実施例を示
す正面図、第2図は第1図のスポット溶接装置の一部切
欠側面図、第3図は第1図の電極の拡大図、第4図は第
1図のスポット溶接装置の電気回路の一実施例を示すブ
ロック図、第5図は丸ピン型の端子に被覆線の端部を巻
回した状態を示す一部拡大図、第6図及び第7図は溶接
状態を示す図、第8図は第6図及び第7図の溶接時にお
ける通電電流の一実施例を示すグラフ、第9図乃上第1
1図は第3図に示す電極の他の実施例を示す図である。 ■・・スポット溶接装置、2・・基台、3.4・・・フ
レーム、5・・・エアシリンダ、6・・・ロット、7・
・調整ネジ機構、8.9 ・支持部側、]、L12  
・電極ホルダ、13.14・・・電極、30〜31 電
源制御装置、50・・・丸ピン端子、51・・・被覆線
、52・・・素線、53・・・被覆。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)対向する二つの電極間にワークを挾持して溶接す
    るスポット溶接装置において、略U字状をなし中央部を
    ワークとの当接部、両端を接続端子とされた二つの電極
    と、前記二つの電極の何れか一方を進退可能に且つ所定
    の押圧力で前記ワークを加圧可能に支持する加圧手段と
    、前記各電極の接続端子に夫々各別に接続され溶接初期
    にこれらの電極を加熱して前記ワークの絶縁被覆を溶融
    剥離する第1及び第2の電源制御装置と、前記各電極の
    各何れか一方の接続端子に夫々接続され前記ワークの絶
    縁被覆剥離後溶接電流を供給する第3の電源制御装置と
    を備えたことを特徴とするスポット溶接装置。
  2. (2)前記電極は、略U字状をなし、中央部がワークと
    の当接部とされ、両端が前記電源制御装置との接続端子
    とされていることを特徴とする請求項1記載のスポット
    溶接装置。
JP23614089A 1989-09-12 1989-09-12 スポット溶接装置 Pending JPH0399784A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006305591A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Nag System Co Ltd 溶接方法
JP2010087623A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Sony Corp ドライブユニット製造方法及びドライブユニット

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JPS62289379A (ja) * 1986-06-06 1987-12-16 Miyachi Electric Co 被覆線の接合装置

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