JPH01186286A - スポット溶接機用電極 - Google Patents

スポット溶接機用電極

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JPH01186286A
JPH01186286A JP754688A JP754688A JPH01186286A JP H01186286 A JPH01186286 A JP H01186286A JP 754688 A JP754688 A JP 754688A JP 754688 A JP754688 A JP 754688A JP H01186286 A JPH01186286 A JP H01186286A
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electrodes
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Tokuyoshi Abe
阿部 徳喜
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Kyoshin Kogyo KK
Shinwa Kogyo Inc
Shinwa Industry Co Ltd
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Kyoshin Kogyo KK
Shinwa Kogyo Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスポット溶接機用電極に関し、特に第1の電極
と、当該第1の電極と対向する第2の電極と、先端が前
記第1の電極の先端に接続される第3の電極とを有する
スポット溶接機用電極に関する。
(従来の技術) 高温雰囲気に晒される電子機器に使用される電導線は、
例えばポリエステルイミド等の耐熱性を有する合成樹脂
で被覆されており、この種の電導線を端子に接続する場
合、高温雰囲気においても電気的接続が長期間に亘り保
持されるように溶接継手(スポット溶接)により端子に
接続される。
電導線を端子に溶接する場合には、溶接前に合成樹脂の
絶縁被覆膜を除去する必要があり、従来、この被覆膜除
去には、例えは、強アルカリの溶剤(例えは、ツルコー
ト)により溶解させる化学的除去方法又は機械的除去方
法が用いられてきた。
しかしながら、絶縁被覆膜を除去する作業は手間と時間
が掛かり、製造コストを上昇させる要因の一つになって
いた。
そこで、斯かる問題点を解決するために本願の出願人は
、従前に、ポリエステルイミド等の耐熱性を有する合成
樹脂で被覆された電導線を、特別な前処理を施すことな
く端子等に接続することが可能な「スポット溶接機」 
(特願昭62−6580 )を開示している。
このスポット溶接機は、第1の電極と第2の電極間にワ
ークを挟持し、これらの電極間に通電することにより前
記ワークにスボント溶接を施すスポット溶接機において
、前記第1のi!極のワーク当接部位に第3の電極の一
端を当接密着させ、該第3の電極の他端を前記第2の電
極側に電気的に接続し、前記第1及び第3のi1掻は前
記第2の電極より高い電気抵抗値を有するように構成し
たものである。
このスポット溶接機によれは、第1の電極及び第3の電
極と第2の電極との間に、例えは、加熱により溶融除去
されるべき合成樹脂被覆膜で被覆された電導線とこれを
接続すべき電極からなるワークを重ね合わせてこれを挟
持させた後、通電を開始すると、先ず、合成樹脂被覆膜
に阻止されて電流は第1の電極から第3の電極の経路(
又は、その逆の経路)を通って流れる。このとき電気抵
抗値の高い第1及び第3の電極は発熱して瞬時に高温と
なり前記合成樹脂被覆膜を溶融させ、この被覆膜の溶融
により電気的絶縁性が破壊されて電流は第1の電極から
直接第2の電極に向かって流れ、ワークの溶接が可能と
なる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前記スポット溶接機においては、第1の電極
の先端と、第3の電極の先端とは良好に密着し、接触面
積が大きくとれ、溶接時に第3の電極の先端に発熱を集
中させることができ、更に、第1及び第3の電極の耐久
性の向上及びワークの溶接強度を高める、ことが必要で
ある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、第1、第3
の電極を良好に且つ大きな接触面積で密着させ、被膜剥
離時に第3の電極の先端に均一に発熱を集中させること
ができ、更に、これらの各電極の耐久性の向上及びワー
クの溶接強度を高めることのできるスポット溶接機用電
極を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明によれは、先端を軸に
垂直な面に対して所定の傾斜角度をなし断面略半円状の
係合溝を形成された第1の電極と、先端面を前記第1の
電極と離隔対向して配置される第2の電極と、先端の一
側面を前記第1の電極の溝の曲率半径よりも小さい曲率
半径の断面略半円状の曲面とされて前記係合溝に所定の
長さ嵌合当接され、他側面を前記第1の電極の軸に垂直
な平面とされワークへの当接面とされる第3の電極とを
備えた構成としたものである。
そして、第1の電極の係合溝の傾斜角は、0〜30°の
範囲に設定することが好ましい。
また、第1の電極の係合溝は、当該溝の途中から傾斜角
を大きくして前記第3の電極の先端との当接面の長さを
規制するようにしている。
更に、第2又は第3の電極の何れか一方の電極の端面は
、前記ワークの入出方向に沿って所定の角度で1頃斜し
ている。
(作用) 第1の電極の断面半円状の係合溝内に第3の電極の断面
半円状の先端を嵌合当接させると、各電極の曲面の略中
央が当接し合い、この当接状態で通電させると、これら
画電極の当接部が電蝕により略前面に亘り良好に密着し
、しかも、密着面が曲面であるために平面に比して接触
面積が大きくなる。これにより第3の電極の先端が均一
に発熱して加熱される。
第1の電極の係合溝の傾斜角を0〜30°の範囲の小さ
い角度に設定することにより、溶接時に第1及び第3の
電極をワークに押圧した際に当該第3の電極が第1の電
極から抜は出さないようにする。
また、第1の電極の係合溝を当該溝の途中から傾斜角を
大きくし、第3の電極の先端との当接面の長さを規制す
ることにより当該筒3の電極の先端に発熱を集中させる
と共に、溶接電流を安定化し、電蝕に起因するクラック
の発生を防止するように作用する。
更に、第2又は第3の電極の何れか一方の電極の端面を
、ワークの入出方向に沿って所定の角度で傾斜させるこ
とにより、線材等を溶接する際に溶接部分が基端側から
先端側にテーパ状なり、基端に連設する部分の強度が低
下することを防止するように作用する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係るスポット溶接機用電極を適用した
スポット溶接機の正面図、第2図はその側面図である。
スポット溶接機1の基台2上に本体フレーム3が載置固
定され、本体フレーム3の正面上部には上下に移動可能
に上部電極支持アーム4が取り付けられている。この上
部電極支持アーム4はエアシリンダ等のアクチュエータ
5により上下方向に駆動される。アクチュエータ5には
上部電極支持アーム4即ち、後述する第1及び第3の電
極7.9を支持する電極ホルダ10.12の上下方向移
動量を規制する調整ネジ5aが設けられており、この調
整ネジ5aの調整により電極7.9のワーク圧接力が所
要値に調節される。
電極ホルダ10は第1の電極7の先端を下方に向けて上
部電極支持アーム4に支持され、当該電極ホルダ10は
水冷ジャケットにより構成されており、冷却水により第
1の電極7を冷却するようになっている。第3の電極9
は、第2図に示すように第1の電極7の後方、且つ斜め
上方からその先端部が当該筒1の電極7の先端(ワーク
当接部位)に当接密着するように、上部電極支持アーム
4に電極ホルダ12を支持されている。この電極ホルダ
12も水冷ジャケットにより構成されており、冷却水に
より電極9を冷却するようになっている。
基台2の上面の、前記上部電極支持アーム4の下方対向
位置に下部電極支持アーム6が固設されており、この下
部電極支持アーム6には第2の電極(固定電極)8を支
持する電極ホルダ11が支持されている。この第2の電
極8は先端面を上方に向は且つ、第1の電極7の端面及
び第3の電極9の斜め端面に対向させて固定されている
。この第2の電極8の電極ホルダ11も水冷ジャケット
により構成され、冷却水により電極8を冷却するように
なっている。尚、各電極ホルダ10〜12には夫々各冷
却水供給ボート10a〜12aと、冷却水排出ポー)1
0b〜12bが設けられており、これらの冷却水供給ボ
ー)10a〜12a及び冷却水排出ボート10b〜12
bは冷却系(図示せず)に接続されて冷却水が供給され
る。
第1の電極7は第3図乃至第5図に示すように中実の丸
棒により形成され、先端7aの端面ば軸に対して垂直な
面に対して所定の角度θを成して斜めに切り欠かれ、当
該端面中央には半径r、の断面略半円状の係合溝7bが
刻設されている。この係合溝7bは第3図に示すように
連設される2つの溝70と7dとからなり、溝70は底
面の長さをdl、溝7dは底面の長さをd2とされてい
る。更に、溝7Cの底面の傾斜角は前記傾斜角θとされ
、溝7dの底面の傾斜角は溝70の底面の傾斜角θより
も大きい角度に設定されている。そして、溝70は第3
の電極9と密着するための溝とされ、溝7dは当該筒3
の電極9と密着しない逃げ部とされている。また、第2
の電極8は第1の電極7と同径の中実丸棒とされている
第3の電極9は第6図乃至第8図に示すように第1の電
極7よりも僅かに小径の中実丸棒により形成され、先端
9aは端面の直径上を通り軸に対して前記角度θをなす
平面により斜めに切り欠かれ、−側面9bは半径rt(
<r、)の曲面とされ、他端面9cは平面とされている
。そして、曲面をなす一側面9bは第1の電極7の係合
溝7bの溝7cに当接嵌合され、他側面9cはワークと
の当接面とされる。
第3の電極9の先端9aの曲面9bは第1の電極7の溝
7Cに嵌合し、且つこれらの半径r1とr2との差Δr
(=r、   r2)は、通常の嵌め合いの加工公差よ
りも僅かに大きい値に設定される。例えは、第3の電極
9の曲面9bの半径r□は、第1の電極7の溝7Cの半
径rlに対して、0.93r+ <rz<0.95r+
 の範囲内の値に設定することが好ましい。
半径r!の上限値は、第9図乃至第11図に示すように
、第1の電極7の溝7Cに第3の電極9の先端9aを嵌
合させる場合、これらの各電極の加工誤差、取付誤差等
を吸収する値に設定するだけでは足らず、溝70の内面
と電極9の側面9bとの両凸面がこれらの各両凸面の中
心Pにおいて確実に当接することができる値に設定され
、更に、半径r、の下限値は、このように当接させた状
態で通電させたときに、第11図に示すように当接する
曲面同士の電蝕により両凸面を略全面に亘り良好に密着
させることが出来る最小値に設定するためである。また
、密着する電極7の溝7C(!:電掻9の側面9bを曲
面とすることにより、これらの両電捲の密着面積を平面
とした場合に比して大きくすくことができる。
これにより、第3の電極9の曲面9bが第1の電極7の
溝7C内に偏って、例えは、曲面9bの一例のみが溝7
Cの内面に当接したり、或いは曲面9bの両側が溝70
の内面に当接しているにも拘らず中央が当接していない
というような不具合を防止することができる。
第1の電極7と第3の電極9の先端9aとは第9図に示
すように第1の電極7の溝7Cにお−いて密着して電気
的に接続され、溝7dと電極9の先端9aとは離隔して
いる。従って、電極7から電極9への溶接電流は溝70
及び当該溝70と密着する部分に集中して流れ、この結
果、電極9の先端9aの端部近傍9a’に発熱を集中さ
せることができる。
そして、第1の電極7は先端面を下方に向けて垂直に配
設され、第3の電極9は当該第1の電極7に対して後方
、且つ斜め上方から溝7Cに先端9aを嵌合密着され、
平面9Cが水平な状態でワークに当接するように配設さ
れる。従って、第3の電極9は水平面に対して前記所定
の角度θをなして配置される。この所定の角度θは例え
は、8〜30°の範囲に設定され、特に、13°程度が
好ましい、このように第1の電極7と第3の電極9との
密着部分を傾斜させることにより、溶接電流が安定する
と共に、電蝕に起因するクラックの発生を防止させるこ
とができ、これらの電極の耐久性が向上する。
また、第2の電極8は第12図に示すように、前記第1
及び第3の各電極7及び9と対向する端面8aを軸方向
に垂直な平面に対して所定の角度θ′に傾斜して形成さ
れている。そして、当該端面8aの傾斜方向はワークの
搬入方向A又は搬出方向已に沿って傾斜するように設定
されている。
尚、この端面8aは傾斜面の上端がワークの先端側に−
するように設定することが好ましい、この電極8の端面
8aの傾斜角θ°は、1〜3°程度に設定されるが、ワ
ークが線材である場合には当該線材の線径により適宜の
値に設定することが好ましい。
このように、第2の電極8の端面8aを傾斜させること
により、ワークの溶接強度特に、線材等を溶接する場合
に、溶接部分を基端側から先端側にテーパ状とすること
ができ、当該溶接部分の基端に連設する部分の強度が低
下することを防止することができる。
第1及び第3の電極7及び9は第2の電極8より高い電
気抵抗値を有し、第1及び第3の電極7及び9の電極材
料としては、例えは、モリブデン及びタングステン等が
好適に使用される。また、第2のti8の電極材として
は、例えは、タングステン(W) 35wt%含有Cu
、銀(Ag)含有タングステン(W)、ジルコニウム(
Zr)含有のタングステン(W)等が好適に使用される
。尚、第1〜第3の電極7〜9の材料としては前記材料
の他に、電気的特性が同一のタングステン合金等を使用
してもよい。
第1の電極7の基端側は第13図に示すように電導線2
1を介して溶接トランス20の2次コイル20aの一端
に、第3の電極9の基端側は電導線22を介して第2の
電極220基端側と共に2次コイル20aの他端に接続
されている。また、溶接トランス20の1次コイル20
bは電源制御回路23に接続されている。
次に、上述のように構成されるスポット溶接機1の作動
手順とその作用を、ワークとして、例えは、素線径0.
28φにポリエステルイミドにより被覆された外径0.
31φの!導線30を導電性の端子部材31(第14図
)に溶接する場合を例に説明する。
先ず、各電極ホルダ10〜12の水冷シャケシトに冷却
水を供給しておき、第14図に示すように、端子部材3
1の上面所要位置に電導線30を重合したワークを矢印
Aで示す方向から第2の電極8上に載置し、アクチュエ
ータ5を作動させて第1及び第3の電極7及び9を降下
させ、電極9の平面9cをワークに圧接させ、第1及び
第3の電Ii7及び9と第2の電極8間にワークを挟持
させる。
次いで、交流溶接電力が所定値、例えは、1次コイル2
0bに3にVAとなるようにT!1源制御回路23を調
整して2次コイル20aに周波数50Hzの電流を流す
。溶接電流を投入した直後は、電導線30は被覆膜30
bにより被覆されているので絶縁性を有し、電流は第1
の電極7と第2の電極8間には直接流れず、電導線22
及び第3の電極9を介し第1の電極7、電導線21.2
次コイル20a、14導線22で形成される閉回路を流
れる。
このとき、第1及び第3の電極7及び9は第2の電極8
より高い電気抵抗値を有し、しかも第1の電極7と第3
の電極9とは単にそれらの先端部が互いに当接して接続
されるだけであるから、通電に伴って抵抗値の高い当接
部近傍9a゛ (第9図)が急激に発熱して高温になる
第1及び第3の電極7及び9の加熱により電導線30の
被覆膜30bが溶融して剥離され、素線30aが露出し
て第1の電極7及び端子部材31に対して導通状態にな
る。この導通により溶接電流はワークを介して第1の電
極7と第2の電極8間で直接流れるようになり、素線3
0aと端子部材31とが溶接される。
この時、第2の電極8の端面8aが傾斜しているために
第15図に示すように溶着時に第1、第3の電極7.9
の押圧力により端子部材31と素線30aとが当該端面
8aに沿って傾斜し、この結果、第15図乃至第17図
に示すように当該素線30aの、第3の電極9との当接
面30cが基端側から先端側に向かって薄くなるテーパ
状となる。これにより、特に、素線30aの溶接部分の
基端との連設部分30dの強度の低下が防止される。第
2の電極8の端面8aを傾斜させない場合には当該素線
30aの第3の電極9と当接する部分即ち、溶接部分は
第16図、第17図に2点鎖線30c”で示すように偏
平に押し潰され、この結果、溶接部分の基端との連設部
分30dの強度が低くなる。
尚、上記実施例においては、第2の電極8の端面8aを
水平面に対して角度θ゛傾斜せ、第3の電極9の面9c
を水平にした場合について記述したが、反対に第2の電
極8の端面8aを水平にし、第3の電極9の面9cを傾
斜させるようにしてもよい。
第1、第3の電極7.9の加熱、被覆膜30bの溶融剥
離、及び素線30aと端子部材31の溶接は極めて短時
間に終了させることができ、例えば溶接トランス30へ
の通電時間(溶接時間)は22サイクル相当時間、即ち
、約440+5sec程度に設定しておけば良い。溶接
時間は、溶接される電導線30の素線径、端子部材31
の板厚等、ワークによって異なるが、この溶接時間が短
すぎると溶接継手の強度が不十分となり、長過ぎると素
線30aの圧壊が生じたり、素線30aが焼鈍され脆く
なるという不都合が生じるので、溶接時間はこれらを考
慮して適宜値に設定すればよい。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれは、先端を軸に垂直な
面に対して所定の傾斜角度をなし断面略半円状の係合溝
を形成された第1の電極と、先端面を前記第1の電極と
離隔対向して配置される第2の電極と、先端の一側面を
前記第1の電極の溝の曲率半径よりも小さい曲率半径の
断面略半円状の曲面とされて前記係合溝に所定の長さ嵌
合当接され、他側面を前記第1の電極の軸に垂直な平面
とされワークへの当接面とされる第3の電極とを備えた
梼成としたので、第1の電極と第3の電極との当接部の
組み付は等に起因する偏りがなくなり、これらの電極は
当接面の略中央で当接させることができ、且つこれらの
画電極の当接面が電蝕により良好に密着する。しかも、
当接面を曲面とすることにより接触面積の増大が図られ
る。
また、第1のt掻の係合溝の傾斜角をO〜30゜の範囲
の小さい角度に設定することにより、溶接時に第1及び
第3の電極をワークに押圧した際に当該第3の電極が第
1の電極から抜は出すことを防止することができる。
また、第1の電極の係合溝を当該溝の途中から傾斜角を
大きくし、第3の電極の先端との当接面の長さを規制す
ることにより当該第3の電極の先端に発熱を集中させる
ことができ、溶接時間の短縮を図ることが可能となる。
更に、第3の電極を第1のtffiに対して傾斜させる
ことにより溶接電流の安定化を図ることが可能となると
共に、これらの電極の溶接電流による電蝕に起因するク
ランクの発生を有効に抑制することができ、各電極の耐
久性を大幅に向上させることが可能となる。
更に、第2又は第3の電極の何れか一方の電極の端面を
、ワークの入出方向に沿って所定の角度で傾斜させるこ
とにより、特に、線材等を溶接する際に溶接部分が基端
側から先端側にテーバ状となり、この結果、当該ワーク
の基端に連設する部分の強度が低下することを防止でき
る等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスポット溶接機用電極を適用した
スポット溶接機の一実施例を示す正面図、第2図は同側
面図、第3図は第2図の第1の電極の先端の一部切欠拡
大図、第4図は第3図の矢印■方向側面図、第5図は第
3図の矢印V方向端面図、第6図は第2図に示す第3の
電極の先端の拡大図、第7図は第6図の底面図、第8図
は第6図の矢線■−■に沿う断面図、第9図は第1及び
第3の電極の先端の接続部分の断面図、第10図は第9
図の矢線X−X方向に沿う断面図、第11図は第10図
の電極の密着状態を示す図、第12図は第1図に示すス
ポット溶接機の第2の電極の先端の拡大図、第13図は
第1図のスポット溶接機の結線回路図、第14図は第1
乃至第3の電極にワークを挟持した状態を示す一部断面
要部拡大図、第15図は第14図に示すワークの溶接時
における1i掻とワークとの関係を示す図、第16図は
第15図に示すワークの溶接後の溶接部分の側面図、第
17図は第16図の平面図である。 1・・・スポット溶接機、2・・・基台、3・・・本体
フレーム、4・・・上部電極支持アーム、5・・・アク
チュエータ(エアシリンダ)、6・・・下部電極支持ア
ーム、7・・・第1の電極、8・・・第2の電極、9・
・・第3の電極、10〜12・・・電極ホルダ、20・
・・溶接トランス、23・・・電源制御回路、30・・
・電導線、30a・・・素線、30b・・・被覆膜、3
1・・・端子部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)先端を軸に垂直な面に対して所定の傾斜角度をな
    し断面略半円状の係合溝を形成された第1の電極と、先
    端面を前記第1の電極と離隔対向して配置される第2の
    電極と、先端の一側面を前記第1の電極の溝の曲率半径
    よりも小さい曲率半径の断面略半円状の曲面とされて前
    記係合溝に所定の長さ嵌合当接され、他側面を前記第1
    の電極の軸に垂直な平面とされワークへの当接面とされ
    る第3の電極とを備えたことを特徴とするスポット溶接
    機用電極。
  2. (2)前記第1の電極の係合溝の傾斜角は、0〜30゜
    の範囲に設定することを特徴とする請求項1記載のスポ
    ット溶接機用電極。
  3. (3)前記第1の電極の係合溝は、当該溝の途中から傾
    斜角を大きくして前記第3の電極の先端との当接面の長
    さを規制したことを特徴とする請求項1記載のスポット
    溶接機用電極。
  4. (4)前記第2又は第3の電極の何れか一方の電極の端
    面は、前記ワークの入出方向に沿って所定の角度で傾斜
    していることを特徴とする請求項1記載のスポット溶接
    機用電極。
JP754688A 1988-01-19 1988-01-19 スポット溶接機用電極 Granted JPH01186286A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP754688A JPH01186286A (ja) 1988-01-19 1988-01-19 スポット溶接機用電極

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP754688A JPH01186286A (ja) 1988-01-19 1988-01-19 スポット溶接機用電極

Publications (2)

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US9321122B2 (en) 2005-12-06 2016-04-26 Magna International Inc. Spot welding tip for a spot welding machine

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