JPH0113976B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0113976B2 JPH0113976B2 JP55090670A JP9067080A JPH0113976B2 JP H0113976 B2 JPH0113976 B2 JP H0113976B2 JP 55090670 A JP55090670 A JP 55090670A JP 9067080 A JP9067080 A JP 9067080A JP H0113976 B2 JPH0113976 B2 JP H0113976B2
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- JP
- Japan
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- wire electrode
- wire
- positioning
- discharge machining
- workpiece
- Prior art date
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- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 25
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 7
- 238000009763 wire-cut EDM Methods 0.000 claims description 7
- 230000005611 electricity Effects 0.000 claims 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 17
- 238000009760 electrical discharge machining Methods 0.000 description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 5
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23H—WORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
- B23H7/00—Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
- B23H7/02—Wire-cutting
- B23H7/08—Wire electrodes
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
ワイヤカツト放電加工に於いて、ワイヤ電極に
対する被加工体の位置決めを行なう場合、一般に
所定の位置に下孔のあけられた被加工体をX、Y
各軸方向に制御移動されるテーブル上に固定載置
し、ワイヤ電極を被加工体の下孔に、前記テーブ
ルの移動平面と垂直のZ軸方法に挿通し、テーブ
ルをX、Y各軸方向に順次に繰り返し制御駆動す
ることにより被加工体をワイヤ電極に対して相対
的に移動させ、ワイヤ電極の被加工体下孔壁面へ
の接触を順次繰り返し検知してワイヤカツト放電
加工の出発点が決定され、この点からNC装置の
プログラムに従つて所定形状のカツト加工が行な
われる。
対する被加工体の位置決めを行なう場合、一般に
所定の位置に下孔のあけられた被加工体をX、Y
各軸方向に制御移動されるテーブル上に固定載置
し、ワイヤ電極を被加工体の下孔に、前記テーブ
ルの移動平面と垂直のZ軸方法に挿通し、テーブ
ルをX、Y各軸方向に順次に繰り返し制御駆動す
ることにより被加工体をワイヤ電極に対して相対
的に移動させ、ワイヤ電極の被加工体下孔壁面へ
の接触を順次繰り返し検知してワイヤカツト放電
加工の出発点が決定され、この点からNC装置の
プログラムに従つて所定形状のカツト加工が行な
われる。
ところが、ワイヤ電極は、送り返しリールと巻
取りリール間に、ブレーキローラ、方向変換ロー
ラ、通電ピンあるいはローラ、ガイド、巻取りロ
ーラ等を介して複雑に廻装されるものであるた
め、送り出しリールから巻取りリールに到る電極
送り機構に於いて種々のストレスを受けて歪を持
ち、また、送り出しリールに於ける巻き癖による
歪も有しており、しかも、ワイヤ電極の有するこ
の歪は、ワイヤカツト放電加工時に加工電流によ
つて加熱状態にある時と、加工電流の流れていな
い前記位置決め時の常温状態にある時とで異なる
ことが多く、放電加工時には、電極送り機構に於
ける各種ストレスや巻き癖によるワイヤ電極の有
する歪は加熱されることによつて除去される傾向
にある。従つてワイヤ電極は、加工電流の流れて
いない常温状態の時の方が大きな歪を有してお
り、このため、常温状態に於いて位置決めを行な
つた点を出発点としてワイヤカツト放電加工を行
なうと、ワイヤ電極の有する歪の変化によつて加
工寸法精度に誤差を生ずることになり、この常温
時と加熱時の歪の変化による寸法誤差が約0.1〜
0.05mm程度に達することがあつた。
取りリール間に、ブレーキローラ、方向変換ロー
ラ、通電ピンあるいはローラ、ガイド、巻取りロ
ーラ等を介して複雑に廻装されるものであるた
め、送り出しリールから巻取りリールに到る電極
送り機構に於いて種々のストレスを受けて歪を持
ち、また、送り出しリールに於ける巻き癖による
歪も有しており、しかも、ワイヤ電極の有するこ
の歪は、ワイヤカツト放電加工時に加工電流によ
つて加熱状態にある時と、加工電流の流れていな
い前記位置決め時の常温状態にある時とで異なる
ことが多く、放電加工時には、電極送り機構に於
ける各種ストレスや巻き癖によるワイヤ電極の有
する歪は加熱されることによつて除去される傾向
にある。従つてワイヤ電極は、加工電流の流れて
いない常温状態の時の方が大きな歪を有してお
り、このため、常温状態に於いて位置決めを行な
つた点を出発点としてワイヤカツト放電加工を行
なうと、ワイヤ電極の有する歪の変化によつて加
工寸法精度に誤差を生ずることになり、この常温
時と加熱時の歪の変化による寸法誤差が約0.1〜
0.05mm程度に達することがあつた。
本発明は以上の点に鑑み、位置決め時と加工時
に於けるワイヤ電極の有する歪の変化防止を目的
として提案されるものであり、被加工体と対向す
る加工部のワイヤ電極を位置決めするために被加
工体の両側に設けられる一対の位置決めガイドの
外側に於てワイヤ電極に通電することにより、前
記一対の位置決めガイド及び前記加工部のワイヤ
電極を加熱した状態で、且つワイヤ電極をその軸
線方向に送りながら位置決めを行なうことを特徴
とする。
に於けるワイヤ電極の有する歪の変化防止を目的
として提案されるものであり、被加工体と対向す
る加工部のワイヤ電極を位置決めするために被加
工体の両側に設けられる一対の位置決めガイドの
外側に於てワイヤ電極に通電することにより、前
記一対の位置決めガイド及び前記加工部のワイヤ
電極を加熱した状態で、且つワイヤ電極をその軸
線方向に送りながら位置決めを行なうことを特徴
とする。
以下、図面に基づいて本発明を説明する。
第1図は、本発明の1実施例を示す説明図であ
る。1は被加工体で、直流またはパルスモータ等
適宜のモータによつてX、Y各軸方向に制御移動
されるテーブル上に固定載置されており、2はワ
イヤ電極で、送り出しリールと巻取りリール間に
通電ローラ3や、被加工体と対向する加工部のワ
イヤ電極を位置決めするために被加工体の両側に
設けられる一対の位置決めガイド4に等を介して
廻装されている。5は被加工体1とワイヤ電極2
間にパルス電圧を印加する放電加工電源、6は位
置決め時にワイヤ電極1を加熱する加熱電源、7
は通電ローラ3に接する通電子、8は加工時と位
置決め時の切換スイツチで、加工時の接点8aと
位置決め時の接点8bを有す。9は加工液供給ノ
ズルである。
る。1は被加工体で、直流またはパルスモータ等
適宜のモータによつてX、Y各軸方向に制御移動
されるテーブル上に固定載置されており、2はワ
イヤ電極で、送り出しリールと巻取りリール間に
通電ローラ3や、被加工体と対向する加工部のワ
イヤ電極を位置決めするために被加工体の両側に
設けられる一対の位置決めガイド4に等を介して
廻装されている。5は被加工体1とワイヤ電極2
間にパルス電圧を印加する放電加工電源、6は位
置決め時にワイヤ電極1を加熱する加熱電源、7
は通電ローラ3に接する通電子、8は加工時と位
置決め時の切換スイツチで、加工時の接点8aと
位置決め時の接点8bを有す。9は加工液供給ノ
ズルである。
以上の構成に於いて、被加工体1の位置決めを
行なう際は、ワイヤ電極2を10〜30mm/sec程度
の加工時と同程度の速さで送ると共に、スイツチ
8の接点8b側をON(図示した位置)として加
熱電源6により、通電子7から通電ローラ3を介
してワイヤ電極2に通電し、上下の通電ローラ3
の間に位置するワイヤ電極2を加熱する。加熱電
源としては直流、交流いずれの電源を用いても良
い。ワイヤ電源の加熱温度は、これから加工しよ
うとする加工時の加工条件によるのと同程度の例
えば150〜200℃前後程度となるようにすることが
望ましく、このため、ワイヤ電極の温度を測定し
て、位置決め作業中常にワイヤ電極の温度が一定
の温度となるように通電電流の調整制御が行なわ
れる。ワイヤ電極の温度の測定方法としては、電
気抵抗を検出したり、あるいはサーミスタを接触
させる等適宜の方法が用いられる。このようにし
て、ワイヤ電極を放電加工時と同程度の温度に加
熱した状態で被加工体の位置決めを行ない、出発
点が確定したらスイツチ8のレバーを図面上左側
に切換え、接点8a側をONとして加工電流回路
を閉成し、加工電源5により被加工体1とワイヤ
変位2にパルス電圧を印加すると共に、加工液供
給ノズル9からワイヤ電極と被加工体との間に形
成される加工間隙に加工液(純水)を噴出供給し
ながら、テーブルをNC装置の指令に従つてX−
Y平面上に移動させて、被加工体の放電加工によ
るカツト加工が行なわれる。
行なう際は、ワイヤ電極2を10〜30mm/sec程度
の加工時と同程度の速さで送ると共に、スイツチ
8の接点8b側をON(図示した位置)として加
熱電源6により、通電子7から通電ローラ3を介
してワイヤ電極2に通電し、上下の通電ローラ3
の間に位置するワイヤ電極2を加熱する。加熱電
源としては直流、交流いずれの電源を用いても良
い。ワイヤ電源の加熱温度は、これから加工しよ
うとする加工時の加工条件によるのと同程度の例
えば150〜200℃前後程度となるようにすることが
望ましく、このため、ワイヤ電極の温度を測定し
て、位置決め作業中常にワイヤ電極の温度が一定
の温度となるように通電電流の調整制御が行なわ
れる。ワイヤ電極の温度の測定方法としては、電
気抵抗を検出したり、あるいはサーミスタを接触
させる等適宜の方法が用いられる。このようにし
て、ワイヤ電極を放電加工時と同程度の温度に加
熱した状態で被加工体の位置決めを行ない、出発
点が確定したらスイツチ8のレバーを図面上左側
に切換え、接点8a側をONとして加工電流回路
を閉成し、加工電源5により被加工体1とワイヤ
変位2にパルス電圧を印加すると共に、加工液供
給ノズル9からワイヤ電極と被加工体との間に形
成される加工間隙に加工液(純水)を噴出供給し
ながら、テーブルをNC装置の指令に従つてX−
Y平面上に移動させて、被加工体の放電加工によ
るカツト加工が行なわれる。
従来の位置決め方法では、ワイヤ電極を加熱し
ない常温状態で被加工体の位置決めが行なわれた
ため、ワイヤカツト放電加工を始めると、ワイヤ
電極が加熱されて温度が大きく変化するのに伴い
ワイヤ電極の有する歪は減少除去され、この結果
位置決めした位置に誤差を生ずることにより、加
工寸法精度を悪化させる原因となつていたが、本
発明では、位置決め時にも放電加工時と同程度の
温度にワイヤ電極が加熱されているため、ワイヤ
電極の各種歪を除去した状態で位置決めを行なう
ことができ、またあるいは、ワイヤ電極が加熱状
態に於いても多少の歪を有しているとしても、位
置決めから放電加工へと工程が移行してもワイヤ
電極の有する歪の程度または状態は変化すること
がないため、高精度の加工を行なうことができ
る。
ない常温状態で被加工体の位置決めが行なわれた
ため、ワイヤカツト放電加工を始めると、ワイヤ
電極が加熱されて温度が大きく変化するのに伴い
ワイヤ電極の有する歪は減少除去され、この結果
位置決めした位置に誤差を生ずることにより、加
工寸法精度を悪化させる原因となつていたが、本
発明では、位置決め時にも放電加工時と同程度の
温度にワイヤ電極が加熱されているため、ワイヤ
電極の各種歪を除去した状態で位置決めを行なう
ことができ、またあるいは、ワイヤ電極が加熱状
態に於いても多少の歪を有しているとしても、位
置決めから放電加工へと工程が移行してもワイヤ
電極の有する歪の程度または状態は変化すること
がないため、高精度の加工を行なうことができ
る。
又、ワイヤ電極を加熱した状態で位置決め操作
を行うと加熱温度を一定に制御するとしても次第
に抗張力が低下して断線する虞があり、又、ワイ
ヤ電極と被加工体との接触を検知する時、その接
触によつてあるいは接触時に発生する放電によつ
てワイヤ電極が傷付き、接触検知が繰返されるこ
とによりこの傷の部位が増大し、このこともワイ
ヤ電極を断線させる原因となり、又更に、このよ
うに傷の付いたワイヤ電極により接触検知を行え
ば位置決め精度を悪化させることになるが、本発
明によれば、加熱と共にワイヤ電極に送りが与え
られワイヤ電極が常に更新されるため、加熱によ
つて断線する虞や傷付いたワイヤ電極によつて接
触検知が行われて位置決め精度を悪化させる虞も
ない。
を行うと加熱温度を一定に制御するとしても次第
に抗張力が低下して断線する虞があり、又、ワイ
ヤ電極と被加工体との接触を検知する時、その接
触によつてあるいは接触時に発生する放電によつ
てワイヤ電極が傷付き、接触検知が繰返されるこ
とによりこの傷の部位が増大し、このこともワイ
ヤ電極を断線させる原因となり、又更に、このよ
うに傷の付いたワイヤ電極により接触検知を行え
ば位置決め精度を悪化させることになるが、本発
明によれば、加熱と共にワイヤ電極に送りが与え
られワイヤ電極が常に更新されるため、加熱によ
つて断線する虞や傷付いたワイヤ電極によつて接
触検知が行われて位置決め精度を悪化させる虞も
ない。
又、ワイヤ電極が位置決めガイド部を接触移行
する時、引つ掛かりを生じてワイヤ電極に振動が
生じ、このワイヤ電極に振動が生じることによつ
て位置決め精度が悪化することになるが、本発明
によれば、位置決めガイド部を通過するワイヤ電
極が加熱されていて柔軟性、可撓性に富んでいる
ため、該ガイド部の接触移行が円滑に行なわれ、
ワイヤ電極に引つ掛かりによる振動が生じて位置
決め精度を悪化させる虞もない。又更に、放電加
工時と同程度の温度にワイヤ電極を加熱した状態
で位置決めを行なうことにより、ワイヤ電極の熱
膨脹による誤差も除去して精度の良いワイヤカツ
ト放電加工を行なうことができる。
する時、引つ掛かりを生じてワイヤ電極に振動が
生じ、このワイヤ電極に振動が生じることによつ
て位置決め精度が悪化することになるが、本発明
によれば、位置決めガイド部を通過するワイヤ電
極が加熱されていて柔軟性、可撓性に富んでいる
ため、該ガイド部の接触移行が円滑に行なわれ、
ワイヤ電極に引つ掛かりによる振動が生じて位置
決め精度を悪化させる虞もない。又更に、放電加
工時と同程度の温度にワイヤ電極を加熱した状態
で位置決めを行なうことにより、ワイヤ電極の熱
膨脹による誤差も除去して精度の良いワイヤカツ
ト放電加工を行なうことができる。
また、ワイヤカツト放電加工時には、ワイヤ電
極を流れる加工電流の変化によりワイヤ電極の温
度も変化し、この温度の変化によつてワイヤ電極
の有する歪も変化することになるため、放電加工
時にもワイヤ電極の温度を測定検知し、温度の変
化に応じてワイヤ電極に加工電流の他に補助電流
を流して、ワイヤ電極の温度を、位置決め時から
放電加工時を通じて常に一定に制御するようにす
れば、より一層精度の高いワイヤカツト放電加工
を行なうことができる。
極を流れる加工電流の変化によりワイヤ電極の温
度も変化し、この温度の変化によつてワイヤ電極
の有する歪も変化することになるため、放電加工
時にもワイヤ電極の温度を測定検知し、温度の変
化に応じてワイヤ電極に加工電流の他に補助電流
を流して、ワイヤ電極の温度を、位置決め時から
放電加工時を通じて常に一定に制御するようにす
れば、より一層精度の高いワイヤカツト放電加工
を行なうことができる。
このように、本発明によれば、ワイヤ電極に対
する被加工体の位置決めを行なう際に、ワイヤ電
極を加熱するようにしたことにより、ワイヤ電極
の有する各種歪を除去した状態もしくは放電加工
時と同時の歪を有した状態で位置決めを行なうこ
とができるため、位置決めから放電加工へと工程
が移行しても、ワイヤ電極の持つ歪の変化による
加工寸法誤差を生ずることがなく、高精度のワイ
ヤカツト放電加工を行なうことができ、また、本
発明によれば、加熱と共にワイヤ電極に送りが与
えられワイヤ電極が常に更新されるため、加熱に
よつて断線する虞や接触検知時に傷付いたワイヤ
電極によつて後続の接触検知が繰り返し行われて
位置決め精度を悪化させる虞もなく、この点から
も精度の良いワイヤカツト放電加工を行うことが
できる。
する被加工体の位置決めを行なう際に、ワイヤ電
極を加熱するようにしたことにより、ワイヤ電極
の有する各種歪を除去した状態もしくは放電加工
時と同時の歪を有した状態で位置決めを行なうこ
とができるため、位置決めから放電加工へと工程
が移行しても、ワイヤ電極の持つ歪の変化による
加工寸法誤差を生ずることがなく、高精度のワイ
ヤカツト放電加工を行なうことができ、また、本
発明によれば、加熱と共にワイヤ電極に送りが与
えられワイヤ電極が常に更新されるため、加熱に
よつて断線する虞や接触検知時に傷付いたワイヤ
電極によつて後続の接触検知が繰り返し行われて
位置決め精度を悪化させる虞もなく、この点から
も精度の良いワイヤカツト放電加工を行うことが
できる。
又、放電加工時と同程度の温度に加熱した状態
で位置決めを行なうことにより、ワイヤ電極の熱
膨脹による誤差も除去して精度の良いワイヤカツ
ト放電加工を行なうことができる。又更に、ワイ
ヤ電極が加熱されていることにより、ワイヤ電極
の位置決めガイド部の接触移行が円滑に行なわ
れ、ワイヤ電極に引つ掛かりによる振動が生じる
虞がなく、この点からも精度の良い位置決めを行
なうことができる。
で位置決めを行なうことにより、ワイヤ電極の熱
膨脹による誤差も除去して精度の良いワイヤカツ
ト放電加工を行なうことができる。又更に、ワイ
ヤ電極が加熱されていることにより、ワイヤ電極
の位置決めガイド部の接触移行が円滑に行なわ
れ、ワイヤ電極に引つ掛かりによる振動が生じる
虞がなく、この点からも精度の良い位置決めを行
なうことができる。
第1図は本発明の1実施例を示す説明図であ
る。1は被加工体、2はワイヤ電極、3は通電ロ
ーラ、4はガイド、5は放電加工電源、6は加熱
電源、7は通電子、8は切換スイツチ、8aは加
工時接点、8bは位置決め時接点、9は加工液供
給ノズル。
る。1は被加工体、2はワイヤ電極、3は通電ロ
ーラ、4はガイド、5は放電加工電源、6は加熱
電源、7は通電子、8は切換スイツチ、8aは加
工時接点、8bは位置決め時接点、9は加工液供
給ノズル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ワイヤカツト放電加工に於て、ワイヤ電極と
被加工体とを相対的に移動させ両者の接触を検知
して加工出発点を決定する位置決め操作を、被加
工体と対向する加工部のワイヤ電極を位置決めす
るために被加工体の両側に設けられる一対の位置
決めガイドの外側に於てワイヤ電極に通電するこ
とにより前記一対の位置決めガイド部及び前記加
工部のワイヤ電極を加熱した状態で、且つワイヤ
電極をその軸線方向に送りながら行なうことを特
徴とするワイヤカツト放電加工に於ける位置決め
方法。 2 ワイヤ電極を、ワイヤカツト放電加工時に於
けるワイヤ電極の温度と同程度の温度に加熱する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
ワイヤカツト放電加工に於ける位置決め方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9067080A JPS5721230A (en) | 1980-07-04 | 1980-07-04 | Positioning method in wire cut electric discharge processing |
US06/279,312 US4427870A (en) | 1980-07-04 | 1981-07-01 | Method of and apparatus for electroerosively machining a conductive workpiece with a continuous wire electrode |
DE3126398A DE3126398A1 (de) | 1980-07-04 | 1981-07-03 | Verfahren und vorrichtung zum elektroerosiven bearbeiten |
FR8113175A FR2485975B1 (fr) | 1980-07-04 | 1981-07-03 | Procede et appareil d'usinage par electro-erosion |
IT48839/81A IT1142583B (it) | 1980-07-04 | 1981-07-06 | Metodo e dispositivo per la lavorazione mediante elettroerosione di un pezzo conduttivo con un elettrodo continuo di filo metallico |
GB8120851A GB2079210B (en) | 1980-07-04 | 1981-07-06 | Wire-cutting electroerosion method and apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9067080A JPS5721230A (en) | 1980-07-04 | 1980-07-04 | Positioning method in wire cut electric discharge processing |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5721230A JPS5721230A (en) | 1982-02-03 |
JPH0113976B2 true JPH0113976B2 (ja) | 1989-03-09 |
Family
ID=14004963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9067080A Granted JPS5721230A (en) | 1980-07-04 | 1980-07-04 | Positioning method in wire cut electric discharge processing |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4427870A (ja) |
JP (1) | JPS5721230A (ja) |
DE (1) | DE3126398A1 (ja) |
FR (1) | FR2485975B1 (ja) |
GB (1) | GB2079210B (ja) |
IT (1) | IT1142583B (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CH670784A5 (ja) * | 1985-06-28 | 1989-07-14 | Charmilles Technologies | |
JPS6219327A (ja) * | 1985-07-19 | 1987-01-28 | Fanuc Ltd | ワイヤカツト放電加工装置 |
JPS6263019A (ja) * | 1985-09-13 | 1987-03-19 | Fanuc Ltd | 自動結線終了検出装置 |
CH664918A5 (fr) * | 1985-09-16 | 1988-04-15 | Charmilles Technologies | Dispositif pour redresser et couper un fil metallique. |
JPH0631536A (ja) * | 1992-07-21 | 1994-02-08 | Fanuc Ltd | ワイヤ放電加工機のワイヤ温度計測方法 |
US5772401A (en) * | 1995-10-13 | 1998-06-30 | Dresser-Rand Company | Diaphragm construction for turbomachinery |
GB2318536B (en) * | 1996-10-23 | 1999-10-13 | Ona Electro Erosion | Automatic cutting and threading procedure and mechanism for an electroerosion machine |
FR2790100B1 (fr) * | 1999-02-24 | 2001-04-13 | Commissariat Energie Atomique | Detecteur bidimensionnel de rayonnements ionisants et procede de fabrication de ce detecteur |
DE102007006595B4 (de) * | 2007-02-09 | 2013-11-07 | Agie Charmilles S.A. | Verfahren und Vorrichtung zum Strecken und/oder Trennen von Drähten |
DE112011103824B4 (de) | 2010-11-19 | 2022-12-15 | Mitsubishi Electric Corporation | Drahtelektrodenanlassbearbeitungsverfahren und Drahtelektroerodierbearbeitungsvorrichtung |
US20140008339A1 (en) * | 2012-07-06 | 2014-01-09 | Lincoln Global, Inc. | Method and system for removing material from a cut-joint |
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