JP2004041007A - 消炎灰皿装置 - Google Patents

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JP2004041007A JP2002199339A JP2002199339A JP2004041007A JP 2004041007 A JP2004041007 A JP 2004041007A JP 2002199339 A JP2002199339 A JP 2002199339A JP 2002199339 A JP2002199339 A JP 2002199339A JP 2004041007 A JP2004041007 A JP 2004041007A
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Kiyotake Endo
遠藤 清武
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Abstract

【課題】消炎用の水を用いることなく自動的に消炎する。
【解決手段】火種が残っている吸殻が投入され、開閉部材14、15の衝突板に衝突すると、衝突板は、吸殻の重みによって衝突板の先端部が互いに離反する方向に回転し、出口側が開放された開放状態となり、吸殻を収容容器2へ導く。吸殻が衝突板を滑り落ちて収容容器2に落とし込まれると、開閉部材14、15の重みに起因する力のモーメントによって、衝突板の先端部が互いに接近する方向に回転して密接し、閉鎖状態に復帰する。ここで、開閉式投入部8は、収容容器2を閉塞して収容容器2への酸素を含む空気の供給を制限し、吸殻は、閉塞された収容容器2内で、酸素の供給を絶たれることによって、消炎される。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、火種の残っている煙草の吸殻を自動的に消炎するために、例えばテーブル上に置いて用いられて好適な消炎灰皿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より用いられ喫煙所等に設置されている灰皿装置は、例えば、上面に吸殻投入口が形成された縦長の筐体によって形成され、吸殻投入口から投入された吸殻はこの筐体の底部に堆積される。
このため、この種の灰皿装置においては、火種の残っている吸殻が投入された場合に、筐体の底部に堆積した吸殻が燻って大量の煙を発生させることがある。したがって、その対策として、筐体の底部に消炎用の水を貯めた貯水部を設けることにより、吸殻を消炎させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、貯水部に堆積した吸殻が、水中で腐敗したりすることによって、異臭を発生させるだけでなく、この状態は不衛生であり、また、清掃時において貯水部に堆積した吸殻の回収が煩雑であるという問題があった。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、消炎用の水を用いることなく吸殻を自動的に消炎することができ、吸殻が燻ったり、腐敗したりすることによって、異臭を発生させることなく、衛生状態を良好に保つことができ、清掃等の維持保守を容易に行うことができる消炎灰皿装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に係る消炎灰皿装置は、上蓋部に取り付けられ、吸殻が投入されない場合は常時閉鎖状態とされ、吸殻が投入された場合は、投入された上記吸殻の重みによって開放されるとともに、上記吸殻を落下させて上記閉鎖状態に復帰する開閉式投入部と、上記上蓋部によって上部が塞がれ上記開閉式投入部から投入された上記吸殻を収容する収容部とを備えたことを特徴としている。
【0005】
請求項2に記載の発明は,請求項1記載の消炎灰皿装置に係り、上記開閉式投入部の底部には、それぞれ重心位置よりも上方に位置し水平な回動軸の周りに回動可能に支持されV字状構造とされた一対の開閉部材が配置され、上記一対の開閉部材は、投入された上記吸殻を上記収容部へ導くための傾斜片をそれぞれ有し、上記閉鎖状態では、上記傾斜片の上記収容部側の一端部が互いに接触した状態で対峙し、上記吸殻が投入された場合に、上記一対の開閉部材のうち少なくとも一方の上記開閉部材の上記傾斜片が上記吸殻を受けて、上記吸殻の重みによって互いに離反する方向に回転し、上記吸殻が上記傾斜片を滑り落ちて上記収容部に落とし込まれると、上記一対の開閉部材をそれぞれの上記傾斜片の一端部が互いに接近する向きに回転させようとする力のモーメントによって、上記傾斜片の一端部同士が接触するまで回転し、上記閉鎖状態に復帰することを特徴としている。
【0006】
請求項3に記載の発明は,請求項1記載の消炎灰皿装置に係り、上記開閉式投入部の底部には、水平な回動軸の周りに回動可能に支持され、上記回動軸に対して対称な形状に折曲されてなる板状の開閉部材が配置され、上記開閉部材の互いに対称な一対の板状部位のうち少なくとも一方の板状部位が、投入された上記吸殻を受けて上記吸殻を上記収容部へ導くための傾斜片として用いられ、上記開閉部材は、上記吸殻が投入された場合に、上記開閉部材の上記傾斜片が上記吸殻を受けて、上記吸殻の重みによって回転し、上記吸殻が上記傾斜片を滑り落ちて上記収容部に落とし込まれると、上記開閉部材を平衡状態に戻る方向に回転させようとする力のモーメントによって、平衡状態に戻るまで回転し、上記閉鎖状態に復帰することを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に行う。
◇第1実施例
図1は、この発明の第1実施例である消炎灰皿装置の構成を示す分解斜視図、図2は、同消炎灰皿装置の構成を示す斜視図、図3は、同消炎灰皿装置の開閉式投入部の構成を示す分解斜視図、図4は、同開閉式投入部の構成を示す側面図、また、図5は、同消炎灰皿装置の動作を説明するための説明図である。
【0008】
この例の消炎灰皿装置1は、例えばテーブル上に置いて用いられ、図1及び図2に示すように、底部を有する略円筒状の収容容器(収容部)2と、収容容器2の上部に載置される蓋部(上蓋部)3と、蓋部3を覆う天板部4とを備えてなっている。消炎灰皿装置1は、蓋部3が収容容器2に対して、天板部4が蓋部3に対して単に載置されるのみで組み立てられ、容易に分解かつ再組立可能に構成されている。
収容容器2は、例えばアルミニウム製やステンレス鋼製の材料からなり、上端部には段差が設けられて、蓋部3を載置するための蓋載置部5と、蓋部3を内部に収納した状態で天板部4を載置するための天板載置部6とが形成され、また、この上端部には収容容器本体を持ち運ぶための取手部7が収納自在に取り付けられている。
蓋部3は、中央部に吸殻が投入される開閉式投入部8が設けられ、この開閉式投入部8以外の箇所は、組み立てられた状態では常時収容容器2を覆っている。
【0009】
開閉式投入部8は、図1及び図3に示すように、略円板状の基体部9の中央部に形成された断面略矩形状の開口部11と、開口部11と連通した中空部12を有し、基体部9の裏面側に突出状態で形成された垂下部13と、垂下部13に取り付けられ、それぞれ重心位置よりも上方に位置し水平な回動軸の周りに回動可能に支持され、略同一の寸法及び形状の一対の開閉部材14、15とを有している。
垂下部13の先端側(出口側)には、断面略矩形状の角筒部16の互いに対向する側部から下方に開閉部材14、15とともに収容容器2を閉塞するための略三角形状の一対の板部材17、18が延設されている。
【0010】
また、図1、図3及び図4に示すように、垂下部13の角筒部16の板部材17、18が延設された側の側壁面には、開閉部材14、15の後述する嵌挿孔に嵌挿され両開閉部材14、15を取り付けて回動自在に支持するための2対の支持突起部19、19、21、21が設けられている。
ここで、支持突起部19と支持突起部21とは、水平位置が段違いとなるように形成されている。また、角筒部16の支持突起部19(21)が設けられた箇所には、支持突起部19(21)を取り囲むように円滑に開閉部材14(15)を回動させるための円環状突起22(23)が形成されている。
【0011】
開閉部材14(15)は、図3に示すように、略矩形状の衝突板(傾斜片)24(25)と、衝突板24(25)の両側部に直角に折曲されて形成された略三角形状の側板部26、26(27、27)とを有し、衝突板24(25)の先端側は外側に向けて略直角に折曲されて折曲部28(29)が形成されている。
また、側板部26(27)の上部には、嵌挿孔31、31(32、32)が設けられ、嵌挿孔31(32)に支持突起部19(21)が嵌挿されることによって、開閉部材14(15)は垂下部13に所定の回動軸の周りに回動自在に支持されて取り付けられている。
【0012】
ここで、開閉部材14、15は、同図に示すように、支持突起部19と支持突起部21とが、水平位置が段違いとなるように形成されていることにより、取付箇所の水平位置が段違いとなるように、垂下部13に取り付けられ、閉鎖状態では、一方の開閉部材14の衝突板24の表面に他方の開閉部材15の折曲部29の表面が面的に接触することによって密着している。
また、この例では、一方の開閉部材14(15)は、他方の開閉部材15(14)が取り外された場合でも、閉鎖時に両開閉部材14、15が先端部で接触するときと同一の姿勢(例えば回動軸の周りの角度変位)となるように、その寸法形状や重心位置等が設定されている。
すなわち、閉鎖時に、開閉部材14(15)の重心位置が、回動軸の略直下に位置するようにされている。
開放時には、開閉部材14、15のそれぞれの重心位置が、回動軸の略直下から、互いに離れる方向に移動するように、開閉部材14、15が回転することによって、回動軸の周りに開閉部材14、15を重心位置が接近する(元の位置に戻る)向きに回転させようとする力のモーメント(回動軸から重心位置に至る位置ベクトルと重心位置に鉛直下方に向けてかかる重力ベクトルとの外積)が発生する。この力のモーメントによって、開閉部材14、15は回転し先端部で接触して、開閉式投入部8は閉鎖状態に復帰することとなる。
【0013】
吸殻が投入されない場合、開閉部材14、15は、一方の開閉部材14の衝突板24の表面に他方の開閉部材15の折曲部29の表面が密着して対峙し、また、板部材17、18の一方の端縁面17a、18a(板部材17、18の他方の端縁面17b、18b)が、衝突板24(25)の表面の両側端領域に当接状態で突き当てられて、閉鎖状態を保っている。
吸殻が投入された場合には、吸殻が中空部12を落下して、一対の開閉部材14、15のうち少なくとも一方の開閉部材14(15)の衝突板24(25)に衝突すると、衝突板24(25)は、吸殻の重みによって衝突板24、25の先端部が互いに離反する方向に回転し、出口側が開放された開放状態となり、吸殻を収容容器2へ導く。
【0014】
吸殻が衝突板24(25)を滑り落ちて収容容器2に落とし込まれると、開閉部材14(15)の重みによって、衝突板24(25)が、衝突板24、25の先端部が互いに接近する方向に回転して密接し閉鎖状態に復帰する。
こうして、開閉式投入部8は、吸殻が投入されない場合は常時閉鎖状態とされ、吸殻が投入された場合は、投入された吸殻の重みによって開放状態とされるとともに、吸殻を通過させて閉鎖状態に復帰する。
開閉式投入部8は、この閉鎖状態においては収容容器2を閉塞して収容容器2への酸素を含む空気の供給を制限し、火種の残っている吸殻が開閉投入部8から投入され、収容容器2内に落とし込まれた場合に、この吸殻は、閉塞された収容容器2内で、酸素の供給を絶たれることによって、消炎される。
【0015】
また、基体部9の所定の箇所には、図1に示すように、例えばマッチやライタ等を収納するための収納部33、33が形成されている。
なお、基体部9、垂下部13及び収納部33、33は樹脂を用いて一体的に成型されてなり、開閉部材14、15は、例えばステンレス鋼製やアルミニウム製の材料からなっている。
また、天板部4は、例えばステンレス鋼製やアルミニウム製の材料からなり、同図に示すように、略円板状の形状を有し、表面に例えば吸いかけの煙草を載置するための煙草載置部34と、喫煙者が吸い終えた煙草の吸殻を投入するための収容容器2と軸心を同じくする円形の開口部35とを有している。
【0016】
次に、図5を参照して、この例の消炎灰皿装置の動作について説明する。
吸殻が投入されない場合、開閉部材14、15は、一方の開閉部材14の衝突板24の表面に他方の開閉部材15の折曲部29の表面が密着して対峙している。このように面同士が接触することによって、密閉性が確保されている。
また、板部材17、18の一方の端縁面17a、18aは、衝突板24の表面の両側端領域に当接状態で突き当てられ、板部材17、18の他方の端縁面17b、18bは、衝突板25の表面の両側端領域に当接状態で突き当てられている。こうして、閉鎖状態が保れる。
図5(a)に示すように、火種が残っている吸殻Pが投入された場合には、吸殻Pが中空部12を落下して、同図(b)に示すように、開閉部材14、15の衝突板24、25に衝突すると、衝突板24、25は、吸殻Pの重みによって衝突板24、25の先端部が互いに離反する方向に回転し、出口側が開放された開放状態となり、吸殻Pを収容容器2へ導く。
ここで、開閉部材14、15は、それぞれ側板部26、26、側板部27、27の内側の面の嵌挿孔31、31、嵌挿孔32、32が設けられた周囲の領域で、円環状突起22、22、円環状突起23、23に接触した状態で、比較的小さい摩擦力で円滑に回転する。
【0017】
同図(c)に示すように、吸殻Pが衝突板24、25を滑り落ちて収容容器2に落とし込まれると、回動軸の周りに開閉部材14、15を重心位置同士が接近する(元の位置に戻る)向きに回転させようとする力のモーメントによって、開閉部材14、15は、衝突板24、25の先端部が互いに接近する方向に回転して、先端部同士が接触する。ここで、一方の開閉部材14の衝突板24の表面に他方の開閉部材15の折曲部29の表面が面的接触によって密着している。
また、板部材17、18の一方の端縁面17a、18aは、衝突板24の表面の両側端領域に当接状態で突き当てられ、板部材17、18の他方の端縁面17b、18bは、衝突板25の表面の両側端領域に当接状態で突き当てられている。こうして、開閉式投入部8は閉鎖状態に復帰する。
ここで、開閉式投入部8は、収容容器2を閉塞して収容容器2への酸素を含む空気の供給を制限し、吸殻Pは、閉塞された収容容器2内で、酸素の供給を絶たれることによって、消炎される。
また、例えば、収容容器2内が空の状態から未消炎の吸殻を投入し、所定時間経過後、次の未消炎の吸殻を投入した場合は、最初に投入された吸殻が消炎されるまでに発生する二酸化炭素等が収容容器2内に充満して酸欠状態となっているために、次に投入された吸殻は、比較的短時間で消炎がなされる。
【0018】
このように、この第1実施例の構成によれば、喫煙者が、火種の残っている煙草の吸殻を投入した場合でも、吸殻は燃え残ることがなく、自動的にかつ確実に消炎するができる。
また、消炎用の水を用いることなく自動的に消炎することができるので、吸殻が燻ったり、腐敗したりすることによって、異臭を発生させることがない。したがって、衛生状態を良好に保つことができる。
また、清掃時には、蓋部3や天板部4を取り外して収容容器2内に堆積した吸殻を廃棄すれば良い。また、構成部材も比較的少数であり、簡単な構造のため故障等もない。したがって、維持保守を容易に行うことができる。
また、吸殻の重みによって開閉式投入口8を開放状態とし、開閉部材14、15の重みに起因する力のモーメントの作用で、閉鎖状態に復帰させるので、開閉式投入口8を開閉するために、例えば可動部を電気的に制御する必要がないしセンサ等も不要である。
したがって、構成を簡略化することができ、低コスト化、軽量化及び小型化を容易に達成することができる。特に、小型化することにより、例えばテーブル上に置いても邪魔になることなく、用いることができる。
また、開閉部材14、15は、取付箇所の水平位置が段違いとなるように、垂下部13に取り付けられているので、閉鎖状態では、一方の開閉部材14の衝突板24の表面に他方の開閉部材15の折曲部29の表面が面的に接触するため、密閉性を向上させることができる。
【0019】
◇第2実施例
図6は、この発明の第2実施例である消炎灰皿装置の概略構成を示す断面図、図7は、同消炎灰皿装置の開閉式投入部を構成する開閉部材の外観を示す斜視図、また、図8は、同消炎灰皿装置の動作を説明するための説明図である。
この第2実施例の消炎灰皿装置が、上記した第1実施例のそれと大きく異なるところは、第1実施例では、一対の開閉部材を回動軸の周りに回動させて開閉式投入部を開閉させたのに対して、回動軸に対して対称な形状に折曲された屋根状の開閉部材を回動させて開閉式投入部を開閉させるように構成した点である。
これ以外の構成は、上述した第1実施例の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
【0020】
この例の消炎灰皿装置41は、図6に示すように、底部を有する略円筒状の収容容器(収容部)42と、収容容器42の上部に載置される略円筒状の蓋部43と備えてなっている。
蓋部43は、中央部に吸殻が投入される開閉式投入部44が設けられ、この開閉式投入部44以外の箇所は、組み立てられた状態では常時収容容器42を覆っている。
開閉式投入部44は、開口部45の下部に配置され、水平な回動軸の周りに回動可能に支持され、回動軸に対して対称な形状に折曲された屋根状の開閉部材46を有している。
開閉部材46は、図6及び図7に示すように、落下してきた吸殻を受け収容容器42へ導く衝突部(傾斜片)47と、開閉部材46全体の平衡状態を保って姿勢を安定させるための姿勢安定部48とを有し、嵌挿孔49内に長尺な軸部材51が嵌挿され、軸部材51の両端部が支持部材52によって支持されることによって、対称軸を兼ねる回動軸の周りに回動自在に支持されている。
【0021】
また、開閉部材46は、図6に示すように、規制部材53が衝突部47の先端部を上方から押さえることによって、平衡状態から衝突部47が上方に変位するように(同図において時計周りに)回転することが阻止されている。
吸殻が投入されない場合、開閉部材46は、平衡状態を保っているとともに、衝突部47の先端側の上面は、規制部材53の下面に接触して、開閉式投入部44は、閉鎖状態を保っている。
吸殻が投入された場合には、吸殻が開口部45を落下して、衝突部47に衝突すると、衝突部47は、吸殻の重みによって下方に押し下げられて、開閉部材46は、図6において、反時計周りに回転し、出口側が開放された開放状態となり、吸殻を収容容器42へ導く。
【0022】
吸殻が衝突部47を滑り落ちて収容容器42に落とし込まれると、開閉部材46は、姿勢安定部48の重みによって、平衡状態に戻るように、図6において、時計周りに回転し、開閉式投入部44は、閉鎖状態に復帰する。
こうして、開閉式投入部44は、吸殻が投入されない場合は常時閉鎖状態とされ、吸殻が投入された場合は、投入された吸殻の重みによって開放状態とされるとともに、吸殻を通過させて閉鎖状態に復帰する。
開閉式投入部44は、この閉鎖状態においては収容容器42を閉塞して収容容器42への酸素を含む空気の供給を制限し、火種の残っている吸殻が開閉投入部44から投入され、収容容器42内に落とし込まれた場合に、この吸殻は、閉塞された収容容器42内で、酸素の供給を絶たれることによって、消炎される。
【0023】
次に、図8を参照して、この例の消炎灰皿装置の動作について説明する。
吸殻が投入されない場合、開閉部材46は、平衡状態を保っているとともに、衝突部47の先端側の上面は、規制部材53の下面に接触して、開閉式投入部44は、閉鎖状態を保っている。
吸殻が投入された場合には、吸殻が開口部45を落下して、衝突部47に衝突すると、衝突部47は、図8に示すように、吸殻Pの重みによって下方に押し下げられて、開閉部材46は、同図において、反時計周りに回転し、出口側が開放された開放状態となり、吸殻Pを収容容器42へ導く。
【0024】
吸殻が衝突部47を滑り落ちて収容容器42に落とし込まれると、開閉部材46は、姿勢安定部48の重みによって、平衡状態に戻るように、同図において、時計周りに回転し、開閉式投入部44は、閉鎖状態に復帰する。
こうして、開閉式投入部44は、吸殻が投入されない場合は常時閉鎖状態とされ、吸殻が投入された場合は、投入された吸殻の重みによって開放状態とされるとともに、吸殻を通過させて閉鎖状態に復帰する。
開閉式投入部44は、この閉鎖状態においては収容容器42を閉塞して収容容器42への酸素を含む空気の供給を制限し、火種の残っている吸殻Pは、閉塞された収容容器42内で、酸素の供給を絶たれることによって、消炎される。
【0025】
このように、この第2実施例の構成によれば、上述した第1実施例と略同一の効果を得ることができる。
加えて、部材数を低減し、一段と構成を簡略化して、低コスト化を達成することができる。
【0026】
◇第3実施例
図9は、この発明の第3実施例である消炎灰皿装置の概略構成を示す断面図、また、図10は、同消炎灰皿装置の動作を説明するための説明図である。
この第3実施例の消炎灰皿装置が、上記した第2実施例のそれと大きく異なるところは、第2実施例では、屋根形に折曲した開閉部材の片側の部位のみに吸殻を落下させたのに対して、同一形状の開閉部材の両側の部位にともに吸殻を落下させるように構成した点である。
これ以外の構成は、上述した第2実施例の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
【0027】
この例の消炎灰皿装置41は、図9に示すように、底部を有する略円筒状の収容容器(収容部)56と、収容容器56の上部に載置される略円筒状の蓋部57と備えてなっている。
蓋部57は、中央部に吸殻が投入される開閉式投入部58が設けられ、この開閉式投入部58以外の箇所は、組み立てられた状態では常時収容容器56を覆っている。
開閉式投入部58は、開口部59の下部に配置され、水平な回動軸の周りに回動可能に支持され、回動軸に対して対称な形状に折曲された屋根状の開閉部材61を有している。
開閉部材61は、落下してきた吸殻を受け収容容器56へ導く衝突部62、63を有し、両端部が蓋部57の内壁に固定されている長尺な軸部材64上に載置されることによって、対称軸を兼ねる回動軸の周りに回動自在に支持されている。
【0028】
また、同図に示すように、開口部59の下部の内壁面59aは、開閉部材61の回動に伴って、衝突部62、63の先端面62a、63aが、当接状態で摺動可能なように、回動軸を中心軸とする円筒の内壁面となるように、形成されている。また、先端面62a、63aも内壁面59aの形状に対応するように、曲面形状にされている。
吸殻が投入されない場合、開閉部材61は、平衡状態を保っているとともに、衝突部62、63の先端面62a、63aは、開口部59の内壁面59aに当接し密閉状態が確保され、開閉式投入部58は、閉鎖状態を保っている。
吸殻が投入された場合には、吸殻が落下して、例えば衝突部62に衝突すると、衝突部62は、吸殻の重みによって下方に押し下げられて、開閉部材61は、図9において、反時計周りに回転し、出口側が開放された開放状態となり、吸殻を収容容器56へ導く。
【0029】
吸殻が衝突部62を滑り落ちて収容容器56に落とし込まれると、開閉部材61は、衝突部63の重みによって、平衡状態に戻るように、同図において、時計周りに回転し、開閉式投入部58は、閉鎖状態に復帰する。
こうして、開閉式投入部58は、吸殻が投入されない場合は常時閉鎖状態とされ、吸殻が投入された場合は、投入された吸殻の重みによって開放状態とされるとともに、吸殻を通過させて閉鎖状態に復帰する。
吸殻が落下して、衝突部63に衝突した場合にも同様にして、衝突部63は、吸殻の重みによって下方に押し下げられて、開閉部材61が、時計周りに回転し、出口側が開放された開放状態となり、吸殻を収容容器56へ導く。
開閉式投入部58は、この閉鎖状態においては収容容器56を閉塞して収容容器56への酸素を含む空気の供給を制限し、火種の残っている吸殻が開閉投入部58から投入され、収容容器56内に落とし込まれた場合に、この吸殻は、閉塞された収容容器56内で、酸素の供給を絶たれることによって、消炎される。
【0030】
次に、図10を参照して、この例の消炎灰皿装置の動作について説明する。
吸殻が投入されない場合、開閉部材61は、平衡状態を保っているとともに、衝突部62、63の先端面62a、63aは、開口部59の内壁面59aに当接し密閉状態が確保され、開閉式投入部58は、閉鎖状態を保っている。
吸殻Pが投入された場合には、吸殻が落下して、例えば衝突部62に衝突すると、衝突部62は、吸殻Pの重みによって下方に押し下げられて、開閉部材61は、図10において、反時計周りに回転し、出口側が開放された開放状態となり、吸殻Pを収容容器56へ導く。
【0031】
吸殻Pが衝突部62を滑り落ちて収容容器56に落とし込まれると、開閉部材61は、衝突部63の重みによって、平衡状態に戻るように、同図において、時計周りに回転し、開閉式投入部58は、閉鎖状態に復帰する。
こうして、開閉式投入部58は、吸殻Pが投入されない場合は常時閉鎖状態とされ、吸殻Pが投入された場合は、投入された吸殻Pの重みによって開放状態とされるとともに、吸殻Pを通過させて閉鎖状態に復帰する。
吸殻が落下して、衝突部63に衝突した場合にも同様にして、衝突部63は、吸殻の重みによって下方に押し下げられて、開閉部材61が、時計周りに回転し、出口側が開放された開放状態となり、吸殻を収容容器56へ導く。
開閉式投入部58は、この閉鎖状態においては収容容器56を閉塞して収容容器56への酸素を含む空気の供給を制限し、火種の残っている吸殻Pは、閉塞された収容容器56内で、酸素の供給を絶たれることによって、消炎される。
【0032】
このように、この第3実施例の構成によれば、上述した第2実施例と略同一の効果を得ることができる。
加えて、開閉部材61の互いに対称な両部位を衝突部62、63として有効に用いて、一段と迅速かつ確実に吸殻を消炎することができる。
【0033】
◇第4実施例
図11は、この発明の第4実施例である消炎灰皿装置の要部の概略構成を示す断面図、また、図12は、同消炎灰皿装置の動作を説明するための説明図である。
この第4実施例の消炎灰皿装置が、上記した第1実施例のそれと大きく異なるところは、第1実施例では、開閉部材の重みによってそれぞれの衝突板の一端部が互いに接近する方向に回転して密接し閉鎖状態に復帰するように構成したのに対して、例えば、圧縮ばねを介して下方から開閉部材を支持し、圧縮ばねの復元力によって、閉鎖状態に復帰するようにし、衝突部の鉛直方向に沿った変位によって、開閉がなされるように構成した点である。
これ以外の構成は、上述した第2実施例の構成と略同一であるので、その説明を簡略にする。
【0034】
この例では、開閉式投入部66は、開口部67の下部に配置され、蓋部3の内壁に固定された支持部材68に圧縮ばね69を介して下方から支持され、対称な形状に折曲された屋根状の鉛直方向に沿って変位可能な開閉部材71を有している。
開閉部材71は、図11に示すように、落下してきた吸殻を受け収容容器2へ導く衝突部72、73を有し、例えば頂部74の裏面側の両側部に一端が固定された圧縮ばね69、69によって下方から支持されている。
また、開閉部材71は、同図に示すように、規制部材75(76)によって衝突部72(73)の先端部が上方から押さえられることによって、上方への変位が規制されている。
吸殻が投入されない場合、開閉部材71は、圧縮ばね69、69によって押し上げられて、衝突部72,73の先端側の上面が、規制部材75,76の下面に接触して、開閉式投入部66は、閉鎖状態を保っている。
吸殻が投入された場合には、吸殻が落下して、例えば衝突部72に衝突すると、衝突部72は、吸殻の重みによって下方に押し下げられて、圧縮ばね69、69は圧縮され、開閉部材71は下方に変位し、出口側が開放された開放状態となり、吸殻を収容容器2へ導く。
【0035】
吸殻が衝突部72を滑り落ちて収容容器2に落とし込まれると、開閉部材71は、圧縮ばね69、69の復元力によって押し上げられて上方に変位し、開閉式投入部66は、閉鎖状態に復帰する。
こうして、開閉式投入部66は、吸殻が投入されない場合は常時閉鎖状態とされ、吸殻が投入された場合は、投入された吸殻の重みによって開放状態とされるとともに、吸殻を通過させて圧縮ばね69、69の復元力によって閉鎖状態に復帰する。
開閉式投入部66は、この閉鎖状態においては収容容器2を閉塞して収容容器2への酸素を含む空気の供給を制限し、火種の残っている吸殻が開閉投入部66から投入され、収容容器2内に落とし込まれた場合に、この吸殻は、閉塞された収容容器2内で、酸素の供給を絶たれることによって、消炎される。
【0036】
次に、図12を参照して、この例の消炎灰皿装置の動作について説明する。
吸殻が投入されない場合、開閉部材71は、圧縮ばね69、69によって押し上げられて、衝突部72,73の先端側の上面が、規制部材75,76の下面に接触して、開閉式投入部66は、閉鎖状態を保っている。
吸殻Pが投入された場合には、吸殻Pが落下して、例えば衝突部72に衝突すると、衝突部72は、吸殻Pの重みによって下方に押し下げられて、圧縮ばね69、69は圧縮され、開閉部材71は下方に変位し、出口側が開放された開放状態となり、吸殻を収容容器2へ導く。
【0037】
吸殻Pが衝突部72を滑り落ちて収容容器2に落とし込まれると、開閉部材71は、圧縮ばね69、69の復元力によって押し上げられて上方に変位し、開閉式投入部66は、閉鎖状態に復帰する。
こうして、開閉式投入部66は、吸殻Pが投入されない場合は常時閉鎖状態とされ、吸殻Pが投入された場合は、投入された吸殻Pの重みによって開放状態とされるとともに、吸殻Pを通過させて圧縮ばね69、69の復元力によって閉鎖状態に復帰する。
開閉式投入部66は、この閉鎖状態においては収容容器2を閉塞して収容容器2への酸素を含む空気の供給を制限し、火種の残っている吸殻Pは、閉塞された収容容器2内で、酸素の供給を絶たれることによって、消炎される。
【0038】
このように、この第4実施例の構成によれば、上述した第1実施例と略同一の効果を得ることができる。
加えて、圧縮ばねを用いて可動部材71を押し上げて、閉鎖するので、一段と確実に密閉状態を保ち、迅速に消炎することができる。
【0039】
以上,この発明の実施例を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば,上述の各実施例においては、小型化して、テーブル上に置いて用いる場合について述べたが、寸法は自在に設定することが可能であり、高さ等の寸法を比較的大きく設定し、喫煙所等の床上に設置して用いるようにしても良い。また、テーブル上に単に置いて用いずに、例えばテーブルの端部又は隅部に収容容器2の直径程度の大きさの孔部を設けて収容容器2をこの孔部に挿入した状態で消炎灰皿装置1を保持させるようにしても良い。
また、衝突板の先端部に例えば弾性部材を取り付けて、密閉性をさらに確保するようにしても良い。
また、一方の開閉部材は、他方の開閉部材が取り外された場合に、先端が接触位置に配置されるように寸法形状や重心位置を設定する場合について述べたが、さらに回転するように設定し、閉鎖状態で両開閉部材が互いに先端部で押し付け合うようにしても良い。
すなわち、閉鎖時に、開閉部材14、15の重心位置が、それぞれ回動軸の略直下から、互いに離反する方向に移動させた位置に定められるように設定しても良い。これによって、閉鎖状態で一段と確実に密閉状態を保つことができる。
また、吸殻から発生した煙を吸着する吸着剤を、袋状又はシート状の保持部材に保持させて、収容容器の内壁面に配置するようにしても良い。
【0040】
また、第1実施例では、一対の開閉部材を左右対称に配置する場合について述べたが、一対とは限らず、また、対をなしていなくても良い。すなわち、図14に示すように、三角形状の3つの衝突板93a、93b、93cを組み合わせて、平面形状が三角形状の開閉式投入部93としても良いし、図15に示すように、三角形状の4つの衝突板94a、94b、94c、94dを組み合わせて、平面形状が四角形状の開閉式投入部94としても良いし、図16に示すように、三角形状の5つの衝突板95a、95b、95c、95d、95eを組み合わせて、平面形状が五角形状の開閉式投入部95としても良い。
また、回動軸に捩ればねを配置して復帰させるようにしても良い。
また、例えば第1実施例では、天板部を設けて、吸いかけの煙草を一旦載置するため等に用いる場合について述べたが、この天板部を省略しても良い。
【0041】
また、第2実施例では、開閉部材を左右対称としたが、必ずしも左右対称でなくても良く、通過後復帰されれば、吸殻を受けない側の重量を重くするようにしても良い。また、左右対称の場合は規制部材53を省略するようにしても良い。また、嵌挿孔49内に軸部材51を嵌挿して固定せずに支持部材52の先端部に単に載置するようにしても良い。また、折曲せずに、単に平板状の板を用いるようにしても良い。
また、衝突板の先端側に重り部材を取り付けて重心位置を調節するようにしても良い。また、例えば比較的弱い永久磁石を取り付けて、重心位置を調節し、閉鎖時に確実に密閉状態が保たれるようにしても良い。また、衝突板を先端側に向かうほどに密度が高くなるように構成しても良い。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の構成によれば、喫煙者が、火種の残っている煙草の吸殻を投入した場合でも、吸殻は燃え残ることがなく、自動的にかつ確実に消炎することができる。
また、消炎用の水を用いることなく自動的に消炎することができるので、吸殻が燻ったり、腐敗したりすることによって、異臭を発生させることがない。したがって、衛生状態を良好に保つことができ、清掃等の維持保守を容易に行うことができる。
また、吸殻の重みによって開閉式投入部を開放状態とし、吸殻を通過させた後に閉鎖状態に復帰するように構成されているので、構成を簡略化することができ、低コスト化、軽量化及び小型化を容易に達成することができる。
例えば開閉部材の重みに起因する力のモーメントの作用で、閉鎖状態に復帰させることによって、可動部を電気的に制御する必要がなくセンサ類も不要とすることができる。特に、小型化することにより、例えばテーブル上に置いても邪魔になることなく、用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である消炎灰皿装置の構成を示す分解斜視図である。
【図2】同消炎灰皿装置の構成を示す斜視図である。
【図3】同消炎灰皿装置の開閉式投入部の構成を示す分解斜視図である。
【図4】同開閉式投入部の構成を示す側面図である。
【図5】同消炎灰皿装置の動作を説明するための説明図である。
【図6】この発明の第2実施例である消炎灰皿装置の概略構成を示す断面図である。
【図7】同消炎灰皿装置の開閉式投入部を構成する開閉部材の外観を示す斜視図である。
【図8】同消炎灰皿装置の動作を説明するための説明図である。
【図9】この発明の第3実施例である消炎灰皿装置の概略構成を示す断面図である。
【図10】同消炎灰皿装置の動作を説明するための説明図である。
【図11】この発明の第4実施例である消炎灰皿装置の要部の概略構成を示す断面図である。
【図12】同消炎灰皿装置の動作を説明するための説明図である。
【図13】この発明の第1実施例の変形例である消炎灰皿装置の開閉式投入部の構成を示す平面図である。
【図14】この発明の第1実施例の別の変形例である消炎灰皿装置の開閉式投入部の構成を示す平面図である。
【図15】この発明の第1実施例のさらに別の変形例である消炎灰皿装置の開閉式投入部の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1、41、55   消炎灰皿装置
2、42、56   収容容器(収容部)
3、43、57   蓋部(上蓋部)
4   天板部
8、44、58、66   開閉式投入部
14、15、46、61    開閉部材
P   吸殻

Claims (3)

  1. 上蓋部に取り付けられ、吸殻が投入されない場合は常時閉鎖状態とされ、吸殻が投入された場合は、投入された前記吸殻の重みによって開放されるとともに、前記吸殻を落下させて前記閉鎖状態に復帰する開閉式投入部と、前記上蓋部によって上部が塞がれ前記開閉式投入部から投入された前記吸殻を収容する収容部とを備えたことを特徴とする消炎灰皿装置。
  2. 前記開閉式投入部の底部には、それぞれ重心位置よりも上方に位置し水平な回動軸の周りに回動可能に支持されV字状構造とされた一対の開閉部材が配置され、
    前記一対の開閉部材は、投入された前記吸殻を前記収容部へ導くための傾斜片をそれぞれ有し、前記閉鎖状態では、前記傾斜片の前記収容部側の一端部が互いに接触した状態で対峙し、
    前記吸殻が投入された場合に、前記一対の開閉部材のうち少なくとも一方の前記開閉部材の前記傾斜片が前記吸殻を受けて、前記吸殻の重みによって互いに離反する方向に回転し、
    前記吸殻が前記傾斜片を滑り落ちて前記収容部に落とし込まれると、前記一対の開閉部材をそれぞれの前記傾斜片の一端部が互いに接近する向きに回転させようとする力のモーメントによって、前記傾斜片の一端部同士が接触するまで回転し、前記閉鎖状態に復帰することを特徴とする請求項1記載の消炎灰皿装置。
  3. 前記開閉式投入部の底部には、水平な回動軸の周りに回動可能に支持され、前記回動軸に対して対称な形状に折曲されてなる板状の開閉部材が配置され、
    前記開閉部材の互いに対称な一対の板状部位のうち少なくとも一方の板状部位が、投入された前記吸殻を受けて前記吸殻を前記収容部へ導くための傾斜片として用いられ、
    前記開閉部材は、前記吸殻が投入された場合に、前記開閉部材の前記傾斜片が前記吸殻を受けて、前記吸殻の重みによって回転し、
    前記吸殻が前記傾斜片を滑り落ちて前記収容部に落とし込まれると、前記開閉部材を平衡状態に戻る方向に回転させようとする力のモーメントによって、平衡状態に戻るまで回転し、前記閉鎖状態に復帰することを特徴とする請求項1記載の消炎灰皿装置。
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