JPH06197748A - 火消し室と引き出し形の格納室がある灰皿 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 煙草の吸い殼を安全に処理する、２段式灰皿
で、火の付いた吸い殼を火消し室で、自然に消火して、
下の引き出し式の格納箱に落とし収納する灰皿。 【構成】 外箱４の上部に、煙草投入口２と開閉可能の
底板３を有する、灰皿本体１を取り付け、煙草の火の消
えた吸い殼を、下部に落とし引き出し式の格納箱の中え
収納する灰皿。大形は底板の開閉をボタン式で行う、小
形は灰皿本体１を押さえて、底板の開閉を行う。 【効果】 火の付いた吸い殻は、酸欠と温度低下により
３０秒足らずで消え、外の吸い殼に火が移り、くすぶる
現象は全く無く、水を入れる必要は無い。吸い殻を捨て
る手間も懸かる事なく、引き出して捨てるだけでよい。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、２段式の灰皿として利
用する物で、喫煙室や待合い室で使用する大大形のボタ
ン式と小形の家庭で使用する平面式として利用する、火
の付いた吸い殼を、火消し室で自動的に消し、下の引き
出し形の格納室に落とし利用する。

【０００２】

【従来の技術】従来の灰皿は、吸い殻を容器で受ける、
構造的には簡単な物でデザインが主流である。構造的に
数多くの方法が考えられ、商品として市販されている、
例えば灰皿の吸い殼受けの溝に、火の付いた煙草を置い
て放置していると、煙草が短くなると、膨張係数の違う
２枚の金属で作っている溝が、煙草の火の熱の作用で吸
い口の方が持ち上がり、容器の中に落ちる、火災予防を
考慮した物もある。又蓋付き容器等が知られているが、
使用者に定着しない現状である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べてよ
うに、現在使用されている灰皿の大半はデザインが主体
である、構造的な点から見れば、ただ単に金属板をプレ
スして成型した容器から機構的に、前述した吸い殻が容
器の中に落ちる灰皿そして、灰皿に置いた煙草の煙り
を、乾電池でファンを廻し吸い込む物も利用されている
が、火災防止の課題や吸い殼の格納する所を孝慮した、
灰皿としての問題点は残る。

【０００４】吸い殼を灰皿に捨てる際、よく揉み消す事
を見うけるが、中には十分消さない為、外の吸い殼に火
が移り、煙りが立ちこめる現象も起き、放置していれば
火災にも成りかねない、その為灰皿の中に水を入れて入
るが、喫煙室等では掃除する手間は見逃せない。この様
な問題点を解決する構造の灰皿が必要となる。

【０００５】本発明は、この問題点を２段式の構造にし
て、上段に投入口を設け、火消し室として、火の消えた
吸い殼を、引き出しの吸い殼受けに落とす灰皿を、提供
する事を目的としているの。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を解
決するために、吸い殼を捨てる投入口を設け、その下面
に開閉可能の底板を取り付けて、投入口に入った吸い殼
を、底板を開き下に落として、引き出し形式の格納箱に
収納する手段である。

【０００７】待合い室や喫煙室等に使用する、大形の灰
皿に使用する底板の開閉をボタン方式で行う構造で、上
段の吸い殼投入口を有する、火消し室の開閉底板をボタ
ン開閉金具と連結した押さえ金具で底板を開く手段であ
る。

【０００８】家庭で使用する小形の灰皿使用する底板の
開閉を行う構造で、外箱の内部に突起物を作り、上部吸
い殻投入口を有する、火消し室を押さえるだけで、突起
物と底板の形状の関係で火消し室の底板を開閉する手段
である。

【０００９】

【作用】上記のやうに構成された２段式の灰皿は、火の
付いた吸い殼を捨てる投入口を有した、上段の火消し室
の底部には、開閉可能の底板を取り付けてあるので。前
述した投入口に、吸い終わった煙草を投入すると、吸い
殼は、温度の低下及び酸素の欠乏で火は自然に消える。
大形の灰皿ボックスは、開閉ボタンを押すと底板は開
き、火の消えた吸い殼は下の引き出し形の格納室に落ち
る。小形の灰皿の場合は、開閉ボタンは無く、火消し室
本体を上から押さえると底板が開き、以下開閉ボタンを
押した時と同じ作用をする。

【００１０】

【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図１おにいて灰皿本体（１）に煙草投入口（２）と灰落
とし口（１２）を設け、外箱（４）の上部から入れる、
外箱（４）には、あらかじめ蝶板式の開閉可能の底板
（３）を図に示す如く、外箱（４）の突起部とバネ（１
１）の作用で常に水平になる状態にネジで外箱（４）に
取り付けてある。外箱（４）の下部に引き出し方式の格
納箱（５）を設置。

【００１１】ボタン式開閉装置付きの実施例を図２と図
３において、煙草投入口（２）と灰落し口（１２）を貫
通した、灰皿本体（１）の両側面を側面カット部（１
３）としてバネ（１１）を付けた蝶板形底板（８）を両
側面に取り付ける。ボタン開閉装置として、開閉室カッ
ト部（１４）をカットして、図に示す如く開閉室の中心
部に、開閉ボタン（７）を取り付ける、その構造は灰皿
本体（１）に２段の穴を明け、開閉ボタン（７）を差し
込み、その先端に開閉金具（６）をネジの作用で一体と
する。開閉ボタン（７）はスプリング（１５）の張力
で、常に上部に押し上げられ、一体化した開閉金具
（６）は灰皿本体（１）に密着している。外箱（４）の
上部に入った灰皿本体（１）には縁があるので、そこで
止まる。

【００１２】板状の底板（１０）を実施する構造を、図
４と図５において説明すると、外箱（４）の上部に両無
面に開閉用固定用治具（９）を差し込む。灰皿本体
（１）の下部を板状の底板（１０）を保持する底板保持
金具（１６）を取り付ける開閉用カット部（１７）を両
側面に作り、そこに底板保持金具（１６）に板状の底板
（１０）と開閉バネ（１１）を取り付けた物を回転可能
に取り付ける。

【００１３】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。

【００１４】灰皿を、開閉する底板を有する火消し室と
引き出し形の格納室の２段式にする事により、火の付い
た吸い殼を、自動的に消火して下の引き出し形の格納室
に落とす。その為、簡単に吸い殼を捨てられ、よく灰皿
の上で火の付いた煙草を揉み消して居る姿を見受けます
が、その煩わしさは解消され、火災予防につながる。

【００１５】喫煙室や待合い室等で使用する大形の灰皿
には、底板を開閉する装置にはボタン式にする事が最適
で、開閉金具の作用で、スムースに開閉出来る。この装
置を両端に付ける事で、実用的になりどちらを押しても
よく、吸い殼が上部灰皿本体に無いので、水を入れる必
要も無く、常に奇麗である。そして掃除する時の手間が
省け、引き出し形の格納箱の中の吸い殻を、引き出し捨
てればよい。

【００１６】家庭で使用する小形の灰皿は、ボタン式に
すると、ボタンが邪魔になり、灰皿の面積も小さく成る
ので外箱に、開閉用固定治具を取り付けて、火消し室を
押さえる事で、板状の底板が開閉するもので、全体の形
がデザイン的に奇麗であり、機能は大形の灰皿と変わる
事なく、コンパクトに仕上がる、煙草の消火は完全に近
いので、煙りも出なく安心して使用でき、吸い殼の処理
も手軽く、寝煙草などの火災予防にもなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】２段式灰皿の断面図を示す。

【図２】ボタン式灰皿本体の部品、斜視図を示す。

【図３】ボタン式灰皿本体の構造、断面図を示す。

【図４】板状の底板を有する灰皿本体の部品、斜視図を
示す。

【図５】板状の底板を有する灰皿本体の構造、断面図を
示す。

【図６】小形の２段式灰皿の斜視図を示す。

【符号の説明】

（１） 灰皿本体 （２） 煙草投入口 （３） 開閉可能の底板 （４） 外箱 （５） 格納箱 （６） 開閉金具 （７） 開閉ボタン （８） 蝶板形底板 （９） 開閉用固定治具 （１０） 板状の底板 （１１） 開閉バネ （１２） 灰落とし口 （１３） 側面カット部 （１４） 開閉室カット部 （１５） スプリング （１６） 底板保持金具 （１７） 開閉用カット部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 灰皿本体（１）に、煙草投入口（２）を
   設け灰皿本体（１）の下面に、開閉可能の底板（３）を
   取り付け、外箱（４）の下部に引き出し形の格納箱
   （５）を有する、火消し室と引き出し形の格納室がある
   灰皿。
2. 【請求項２】 灰皿本体（１）に、先端に開閉金具
   （６）を有する開閉ボタン（７）と蝶板形底板（８）を
   用いた請求項１記載の火消し室と引き出し形の格納室が
   ある灰皿。
3. 【請求項３】 外箱 【４】の上部に開閉用固定治具（９）を装備して灰皿本
   体（１）に板状の底板（１０）を用いた請求項１記載の
   火消し室と引き出し形の格納室がある灰皿。