JPH0646822A - 消火機能付吸殻入れ兼用タバコ包装箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】タバコ収納部に収納された紙巻きタバコを吸っ
てその吸殻が増えても包装箱本体の大きさが変化せず、
携帯性を向上でき、かつタバコ収納部の全ての紙巻きタ
バコを吸い終わると包装箱ごとごみ箱に捨てることがで
きる。また火のついた紙巻きタバコを消火筒に挿入する
だけで直ちに消火でき、紙巻きタバコの消火筒への挿脱
を容易に行うことができ、消火した紙巻きタバコの吸殻
を全てタバコ収納部に収納でき、かつ吸殻の投捨てを防
止できる。 【構成】複数の紙巻きタバコ１５が包装箱本体１２のタ
バコ収納部１３に収納される。包装箱本体の消火部１４
は紙巻きタバコを挿脱可能であって挿入状態で紙巻きタ
バコの火を消す消火筒２１を有する。タバコ収納部に仕
切板１８が設けられ、仕切板は複数の使用前の紙巻きタ
バコ又は火を消した紙巻きタバコを１本ずつ挿入可能に
タバコ収納部を区画する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は市販のタバコ包装箱の改
良に関する。更に詳しくはタバコの火を消す消火機能と
吸殻入れ機能を兼備したタバコ包装箱に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】喫煙者には防火上又は環境美化のために
紙巻きタバコの吸殻を路上や駅のホーム或いは河川、
湖、海等に投捨てないことが求められている。灰皿の設
置されていない場所、特に屋外でスポーツや魚釣り等の
レジャーを楽しんでいるときに紙巻きタバコを吸う場合
には、良識ある喫煙者はその吸殻を収納するための携帯
用の吸殻入れをタバコ包装箱とは別に持ち歩いている。

【０００３】しかし、上記吸殻入れでは、タバコ包装箱
とは別に携帯しなければならず、携帯品を増大させる問
題点があった。また上記吸殻入れは火のついた紙巻きタ
バコを挿入し、吸殻入れの外面から火のついた部分を押
潰して火を消さなければならず、比較的煩わしかった。
更に携帯に便利なように薄く形成されているため、多く
の吸殻を収納できない問題点があった。

【０００４】これらの点を解消するために、ケース本体
内に市販の紙巻きタバコをその包装箱ごと収納するタバ
コ収納室と、紙巻きタバコの吸いさしや吸殻を火のつい
たまま挿入する筒状消火室とが形成され、タバコ収納室
と筒状消火室の上面を開放可能に閉止する蓋がケース本
体に連結され、蓋の内面に筒状消火室の開口部を密閉す
る栓状突起が形成されたタバコ用ケースが開示されてい
る（実開平１−１３０６９８）。このケースでは、火の
ついた紙巻きタバコをそのまま筒状消火室に挿入し、こ
の筒状消火室の開口部を栓状突起により密閉するだけ
で、直ちに消火できるようになっている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記タバコ用
ケースでは、紙巻きタバコを包装箱ごと収納するタバコ
収納室と筒状消火室とが必要であり、ケース本体の大き
さが市販の紙巻きタバコの包装箱より大きくなる不具合
があった。また、上記タバコ用ケースは使い捨てでない
ため、筒状消火室に挿入した吸殻の後始末をする場合に
は、灰皿やごみ箱が設置された場所に行ったときに筒状
消火室から吸殻を抜いて捨てる必要があり煩わしく、し
かも灰皿やごみ箱がない場所に長くいて筒状消火室の収
納本数以上のタバコを吸った場合には、新たに吸ったタ
バコの吸殻を筒状消火室に挿入するために、既に挿入さ
れているタバコの吸殻を抜取って路上等に捨てるか、灰
皿がある所まで持っていて、そこで灰皿に捨てなければ
ならなかった。また紙巻きタバコの吸殻が全て筒状消火
室に埋没するので、筒状消火室に挿入された吸殻が抜取
りにくい問題点があった。更に、上記タバコ用ケースで
は、筒状消火室の底に紙巻きタバコの灰が堆積して筒状
消火室のタバコを挿入できる長さが次第に短くなって、
筒状消火室の開口部を栓状突起により密閉できなくなる
恐れがあった。このため、筒状消火室を定期的に清掃し
なければならない煩わしさがあった。

【０００６】本発明の第１の目的は、タバコ収納部に収
納された紙巻きタバコを吸ってその吸殻が増えても包装
箱本体の大きさが変化せず、携帯性を向上でき、かつタ
バコ収納部の全ての紙巻きタバコを吸い終わると包装箱
ごとごみ箱に捨てることができる消火機能付吸殻入れ兼
用タバコ包装箱を提供することにある。本発明の第２の
目的は、火のついた紙巻きタバコを消火筒に挿入するだ
けで直ちに消火でき、紙巻きタバコの消火筒への挿脱を
容易に行うことができ、消火した紙巻きタバコの吸殻を
全てタバコ収納部に収納でき、かつ吸殻の投捨てを防止
できる消火機能付吸殻入れ兼用タバコ包装箱を提供する
ことにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成を、実施例に対応する図１及び図６を用
いて説明する。本発明の消火機能付吸殻入れ兼用タバコ
包装箱は、包装箱本体１２内に複数の紙巻きタバコ１５
を収納するタバコ収納部１３と、紙巻きタバコ１５を挿
脱可能であって挿入状態で紙巻きタバコ１５の火を消す
消火筒２１又は４１を有する消火部１４とがそれぞれ設
けられ、複数の使用前の紙巻きタバコ１５又は火を消し
た紙巻きタバコ１５を１本ずつ挿入可能にタバコ収納部
１３内を区画する仕切板１８がタバコ収納部１３に設け
られたものである。また上記消火機能付吸殻入れ兼用タ
バコ包装箱は、消火筒２１又は４１がその上部が紙巻き
タバコ１５の外径より僅かに大きい内径を有するように
形成され、その下部が挿入された紙巻きタバコ１５の火
のついた先細り部１５ａの根元付近を保持しかつ根元付
近以外の先細り部１５ａが筒内面に可能な限り接触しな
いように先細り部１５ａより緩やかに下端に向って内径
が小さくなるテーパ筒２１ｄ又は４１ｄに形成され、そ
の下端が閉塞されるように構成されることもできる。更
に上記消火機能付吸殻入れ兼用タバコ包装箱は、消火筒
２１又は４１の長さが紙巻きタバコ１５の長さの１／４
〜１／２であることが好ましい。１／４未満では消火が
不確実になることがあり、１／２を越えると短くなった
タバコ１５が消火筒２１内に埋没し易くなる。

【０００８】

【作用】灰皿のない屋外で紙巻きタバコ１５を吸うため
に紙巻きタバコ１５のうちの１本を取出し、火をつけて
喫煙し、短くなった紙巻きタバコ１５をその火のついた
先細り部１５ａから消火部１４の消火筒２１又は４１に
挿入する。この状態でタバコ包装箱１１を携行する。消
火筒２１又は４１に挿入された紙巻きタバコ１５の先細
り部１５ａの根元付近が消火筒２１又は４１のテーパ筒
２１ｄ又は４１ｄで保持される。ここで消火筒２１又は
４１のテーパ筒２１ｄ又は４１ｄ内に火のついた先細り
部１５ａが位置するので、タバコ１５の先細り部１５ａ
の根元付近がテーパ筒２１ｄ又は４１ｄに接触すること
によってつくられた空間内の酸素が欠乏して消火する。
暫くしてまた紙巻きタバコ１５を吸うときには、消火筒
２１又は４１に挿入されている紙巻きタバコ１５の吸殻
をタバコ収納部１３の元の位置に挿入した後に、新しい
紙巻きタバコ１５を取出して喫煙する。吸い終わった紙
巻きタバコ１５を消火筒２１又は４１に挿入する。タバ
コ包装箱１１内の全ての紙巻きタバコ１５を吸い終わっ
たときにはタバコ包装箱１１ごとごみ箱に捨てる。

【０００９】

【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図１〜図５に示すように、紙巻きタバコ１５
の包装箱１１は複数の紙巻きタバコ１５を収納可能なタ
バコ収納部１３と紙巻きタバコ１５の火を消す消火部１
４とを有する包装箱本体１２と、この包装箱本体１２の
上面に形成された開口部１２ａを開放可能に閉止する蓋
１６とを備える（図５）。この包装箱１１は市販品と略
同一の外形と寸法を有する。

【００１０】包装箱本体１２は硬質紙により形成され、
包装箱本体１２の開口部１２ａの後縁１２ｂの高さは紙
巻きタバコ１５の長さより僅かに低く形成され（図
５）、開口部１２ａの前縁１２ｃの高さは消火部１４の
上面より所定の距離だけ高く形成される（図２及び図
５）。開口部１２ａの前縁１２ｃの高さはこの例では消
火部１４の上面より約１０mmだけ高く形成される。開口
部１２ａの両側縁１２ｄ，１２ｄはそれぞれ上側水平縁
１２ｅ、傾斜縁１２ｆ及び下側水平縁１２ｇからなり、
開口部１２ａの後縁１２ｂの両端はそれぞれ上側水平縁
１２ｅ、傾斜縁１２ｆ及び下側水平縁１２ｇを介して前
縁１２ｃの両端に接続される。蓋１６は硬質紙により形
成され、蓋１６の後壁１６ａは包装箱本体１２の開口部
１２ａの後縁１２ｂに沿って折曲げ可能に包装箱本体１
２の後壁１２ｈと一体的に形成される（図５）。また蓋
１６の前縁１６ｂ及び両側縁１６ｃ，１６ｃはこの蓋１
６により包装箱本体１２の開口部１２ａを閉止したとき
に開口部１２ａの前縁１２ｃ及び両側縁１２ｄ，１２ｄ
にそれぞれ当接するように形成される（図４及び図
５）。更に蓋１６により開口部１２ａが閉止された状態
で蓋１６及び包装箱本体１２間に発生する隙間を塞ぐ内
枠１７が包装箱本体１２の開口部１２ａの前縁１２ｃ及
び両側縁１２ｄ，１２ｄに沿いかつ開口部１２ａから所
定の距離だけ上方に突出して貼着される（図２及び図
５）。

【００１１】タバコ収納部１３には複数の紙巻きタバコ
１５を１本ずつ挿入可能にこの収納部１３を区画する仕
切板１８が挿着される。仕切板１８は包装箱本体１２の
開口部１２ａからタバコ収納部１３にそれぞれ鉛直方向
に挿入された４枚の縦壁１８ａ及び２枚の横壁１８ｂを
有する。縦壁１８ａ及び横壁１８ｂは薄い樹脂板であ
り、仕切板１８はこれらの壁１８ａ，１８ｂを格子状に
一体的に形成することにより構成される。タバコ収納部
１３にはこの例では１５本の紙巻きタバコ１５が挿入さ
れ、仕切板１８の縦壁１８ａ及び横壁１８ｂにより１５
本の紙巻きタバコ１５を１本ずつ挿入可能な１５個のタ
バコ挿入部１３ａが形成される。またタバコ挿入部１３
ａには消火した紙巻きタバコ１５の吸殻も挿入可能にな
っている（図１、図３及び図５）。

【００１２】消火部１９は包装箱本体１２内の一方の側
面と底面に密着して挿着される消火箱１９と、消火箱１
９に挿入され紙巻きタバコ１５を挿脱可能な消火筒２１
とを備える（図１、図２及び図５）。この例では消火筒
２１は１つである。消火箱１９は硬質紙により直方体に
形成され、消火箱１９の高さはタバコ包装箱１１の高さ
の約３／７であり、消火筒２１の長さは消火箱１９の高
さより僅かに短く、即ち紙巻きタバコ１５の長さの約３
／７に形成される。消火箱１９の上面には硬質紙の補強
板２２が貼着される。消火箱１９の上面中央には通孔１
９ａが形成され、この通孔１９ａには耐熱性材料からな
る消火筒２１が挿入される。この例では消火筒２１は金
属パイプである。消火筒２１は筒本体２１ａと、筒本体
２１ａの上端に筒本体２１ａと一体的に形成されたフラ
ンジ部２１ｂと、筒本体２１ａの下端に筒本体２１ａと
一体的に形成され筒本体２１ａの下端を閉塞する底部２
１ｃとを有する。消火箱１９に挿入された消火筒２１は
そのフランジ部２１ｂを消火箱１９の上面の補強板２２
に接着することにより固着される。筒本体２１ａの上部
は紙巻きタバコ１５の外径より僅かに大きい内径を有す
るように形成される。筒本体２１ａの下部は紙巻きタバ
コ１５の火のついた先細り部１５ａより緩やかに下端に
向って内径が小さくなるように形成されたテーパ筒２１
ｄと、テーパ筒２１ｄの下端に連接されタバコ１５の外
形より小さい内径の平行管２１ｅとを有する。テーパ筒
２１ｄは筒本体２１ａに挿入されたタバコ１５の先細り
部１５ａの根元付近を保持し、かつ根元付近以外の先細
り部１５ａが筒内面に可能な限り接触しないように形成
される（図１及び図２）。

【００１３】このように構成された消火機能付吸殻入れ
兼用タバコ包装箱の使用方法を説明する。灰皿のない屋
外で紙巻きタバコ１５を吸うために、タバコ包装箱１１
の蓋１６をあけて包装箱本体１２の開口部１２ａを開放
すると、タバコ収納部１３ａに整列して収納された紙巻
きタバコ１５のフィルタ部１５ｂが露出する。これらの
紙巻きタバコ１５のうちの１本を取出し、火をつけて喫
煙して短くなった紙巻きタバコ１５をその火のついた先
細り部１５ａから消火部１４の消火筒２１に挿入し、こ
の状態で蓋１６を閉じて開口部１２ａを閉止してタバコ
包装箱１１を携行する。消火筒２１に挿入されたタバコ
１５の先細り部１５ａの根元付近が消火筒２１のテーパ
筒２１ｄで保持され、消火筒２１のテーパ筒２１ｄ内に
火のついた先細り部１５ａが位置するので、タバコ１５
の先細り部１５ａの根元付近がテーパ筒２１ｄに接触す
ることによってつくられた空間内、即ちテーパ筒２１ｄ
及び平行管２１ｅ内の酸素が欠乏する。このため、タバ
コ１５を消火筒２１に挿入してから１０秒〜１５秒で消
火する。またテーパ筒２１ｄがタバコ１５の火のついた
先細り部１５ａより緩やかに下端に向って内径が小さく
なるように形成されているため、タバコ１５を消火筒２
１に押込んでも、先細り部１５ａの根元付近のみが消火
筒２１の内面に接触し根元付近以外の先細り部１５ａが
消火筒２１の内面に接触せず、また上述のように急速に
消火するので、先細り部１５ａは完全な灰にならずに炭
化して硬化する。この結果、消火筒２１内には殆ど灰等
が落下しない。

【００１４】暫くしてまた紙巻きタバコ１５を吸うとき
には、消火筒２１に挿入されている紙巻きタバコ１５の
吸殻をタバコ収納部１３の元のタバコ挿入部１３ａに挿
入した後に、新しい紙巻きタバコ１５を取出して喫煙す
る。このとき紙巻きタバコ１５の吸殻の消火した先細り
部１５ａは硬化しているので、タバコ挿入部１３ａに挿
入しても殆ど灰等が包装箱本体１２内に落下することは
ない。吸い終わった紙巻きタバコ１５を消火筒２１に挿
入する。

【００１５】このように、消火筒２１に火のついた紙巻
きタバコ１５を挿入し、消火した紙巻きタバコ１５の吸
殻を元のタバコ挿入部１３ａに挿入し、更にタバコ包装
箱１１内の全ての紙巻きタバコ１５を吸い終わったとき
にはタバコ包装箱１１ごとごみ箱に捨てるという簡単な
手順で済むので、吸殻の路上等への投捨てが減少し、紙
巻きタバコ１５の投捨てによる火災の危険性もない。

【００１６】なお、上記実施例では包装箱本体及び蓋を
硬質紙により形成したが、これは一例であって樹脂によ
り形成してもよい。また、上記実施例では消火筒を金属
パイプにより形成したが、耐熱性材料であればこれに限
らず熱硬化性樹脂又はその他の不燃性部材により形成し
てもよい。また、図６に示すように消火箱１９内に消火
筒４１を間隔をあけて被包する粒状剤収容筒４２を設
け、この粒状剤収容筒４２と消火筒４１との間に消臭剤
である粒状の活性炭４３を充填し、更に、テーパ筒４１
ｄを含む消火筒４１の周面に活性炭４３の粒径より小さ
い多数の孔４１ｆをあけてもよい。この場合、消火時に
発生する嫌な臭いを活性炭４３により消すことができ
る。また粒状剤収容筒４２と消火筒４１との間に活性炭
４３に代えて粒状の芳香剤を充填してもよい。図６にお
いて上記実施例と同一符号は同一部品を示す。また、上
記実施例では消火筒の長さを紙巻きタバコの長さの約３
／７としたが、消火筒の長さはこれに限定されるもので
はなく、紙巻きタバコの長さの１／４〜１／２の範囲内
にあればよい。また２つ以上の消火筒を消火箱に挿着し
てもよい。更に、上記実施例ではタバコ収納部を薄い樹
脂板からなる仕切板により１５本の紙巻きタバコを収納
可能に区画したが、タバコ収納部を仕切板により１４本
以下又は１６本以上の紙巻きタバコを収納可能に区画し
てもよい。仕切板は硬質紙等他の薄い材料でもよい。

【００１７】

【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、複
数の紙巻きタバコを包装箱本体のタバコ収納部に収納
し、火のついた紙巻きタバコを消火する消火部に紙巻き
タバコを挿脱可能な消火筒を設け、タバコ収納部内を仕
切板にて区画して紙巻きタバコ又は消火部にて火を消し
た吸殻を１本ずつ挿入可能に構成したので、市販のタバ
コ包装箱に入った紙巻きタバコを吸ってその吸殻が増え
てもタバコ包装箱の大きさが変化せず、携帯性を向上で
きる。また、火のついた紙巻きタバコを消火筒に挿入す
るだけで直ちに消火でき、消火した紙巻きタバコの吸殻
を全てタバコ収納部に収納することができるので、吸殻
の投捨てを防止できる。また、タバコ収納部の全ての紙
巻きタバコを吸い終わると包装箱ごとごみ箱に捨てるこ
とができるので、利便性がよい。また、消火筒の上部を
紙巻きタバコの外径より僅かに大きい内径を有するよう
に形成し、その下部を挿入された紙巻きタバコの火のつ
いた先細り部の根元付近を保持しかつ根元付近以外の先
細り部が筒内面に可能な限り接触しないように先細り部
より緩やかに下端に向って内径が小さくなるテーパ筒に
形成し、その下端を閉塞するように構成すれば、紙巻き
タバコの先細り部から灰等が落下しないので、消火筒内
や包装箱本体内を汚さずに済む。更に消火筒の長さを紙
巻きタバコの長さの１／４〜１／２にすれば、従来のタ
バコ用ケースの筒状消火室と比較して、消火が確実にな
りかつ紙巻きタバコの消火筒への挿脱を容易に行うこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明実施例の消火機能付吸殻入れ兼用タバコ
包装箱の包装箱本体の開口部が蓋により閉止された状態
を示す図３のＡ−Ａ線断面図。

【図２】包装箱本体の開口部を開放した状態を示す図３
のＢ−Ｂ線断面図。

【図３】図５のＣ−Ｃ線断面図。

【図４】蓋により包装箱本体の開口部を閉止した状態を
示すタバコ包装箱の斜視図。

【図５】包装箱本体の開口部を開放した状態を示すタバ
コ包装箱の斜視図。

【図６】本発明の別の実施例を示す消火箱及び消火筒の
縦断面図。

【符号の説明】

１１ タバコ包装箱 １２ 包装箱本体 １３ タバコ収納部 １４ 消火部 １５ 紙巻きタバコ １５ａ 先細り部 １８ 仕切板 ２１，４１ 消火筒 ２１ｄ，４１ｄ テーパ筒

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 包装箱本体(12)内に複数の紙巻きタバコ
   (15)を収納するタバコ収納部(13)と、前記紙巻きタバコ
   (15)を挿脱可能であって挿入状態で前記紙巻きタバコ(1
   5)の火を消す消火筒(21,41)を有する消火部(14)とがそ
   れぞれ設けられ、 前記複数の使用前の紙巻きタバコ(15)又は火を消した紙
   巻きタバコ(15)を１本ずつ挿入可能に前記タバコ収納部
   (13)内を区画する仕切板(18)が前記タバコ収納部(13)に
   設けられた消火機能付吸殻入れ兼用タバコ包装箱。
2. 【請求項２】 消火筒(21,41)はその上部が紙巻きタバ
   コ(15)の外径より僅かに大きい内径を有するように形成
   され、その下部が挿入された前記紙巻きタバコ(15)の火
   のついた先細り部(15a)の根元付近を保持しかつ前記根
   元付近以外の前記先細り部(15a)が筒内面に可能な限り
   接触しないように前記先細り部(15a)より緩やかに下端
   に向って内径が小さくなるテーパ筒(21d,41d)に形成さ
   れ、その下端が閉塞された請求項１記載の消火機能付吸
   殻入れ兼用タバコ包装箱。
3. 【請求項３】 消火筒(21,41)の長さが紙巻きタバコの
   長さ(15)の１／４〜１／２である請求項１記載の消火機
   能付吸殻入れ兼用タバコ包装箱。