JP2002136739A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002136739A
JP2002136739A JP2000332975A JP2000332975A JP2002136739A JP 2002136739 A JP2002136739 A JP 2002136739A JP 2000332975 A JP2000332975 A JP 2000332975A JP 2000332975 A JP2000332975 A JP 2000332975A JP 2002136739 A JP2002136739 A JP 2002136739A
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receiving recess
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JP2000332975A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Oe
伸博 大江
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】喫煙しない者にとっても灰皿を邪魔なものと感
じさせない構造の遊技機を提供する。 【解決手段】余剰球受皿16の左端部付近には、余剰球
受皿16の前面162から奥側に切り込まれることによ
って収容部163が形成されており、この収容部163
に関連して灰皿20が設けられている。灰皿20は、余
剰球受皿16の収容部163に収容された状態(非使用
状態)と収容部163の手前側に出た状態(使用状態)
との間で変位可能であり、収容部163の手前側に出た
状態で使用することができるようになっている。一方、
収容部163に収容された状態では、灰皿20を使用す
ることはできない。また、収容部163に収容された状
態では、灰皿20の前面21と余剰球受皿16の前面1
62とがほぼ面一になるように設計されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機やパ
チスロ機などの遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やパチスロ機などの遊技機に
は、通常、遊技をしながら喫煙する者のために灰皿が備
えられている。図8は、従来のパチンコ機に備えられて
いる灰皿の構成を説明するための斜視図である。パチン
コ機の前面91には、遊技に使用するパチンコ球を機内
に供給するための球供給皿(図示せず)と、この球供給
皿に入りきれないパチンコ球を受けるための余剰球受皿
92とが配置されている。余剰球受皿92の左端部に
は、上方から見て、余剰球受皿92の前端縁から略正方
形状に切り込まれることにより切欠部93が形成されて
おり、この切欠部93に、灰皿94が嵌め込まれた状態
に設けられている。灰皿94の上面は、余剰球受皿92
の上面とほぼ面一になっており、その中央部には、煙草
の灰や吸殻を受けるための凹部95が形成されている。
そして、灰皿94は、パチンコ機の前面91と平行な水
平方向に延びた軸線まわりに回動可能になっていて、凹
部95内に捨てられた灰などは、灰皿94を回動させて
凹部95から落とすことにより除去できるようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の禁煙
ムードの高まりに伴い、パチンコ機などの遊技機で遊技
をする者にも禁煙者が増えてきている。そのため、パチ
ンコ機などの遊技機に備えられている灰皿は、煙草の灰
などを捨てるために有効に使用されることが少なくなっ
てきており、灰皿が備えられていて便利と感じさせるよ
りも、むしろ、灰皿が邪魔であると遊技者に感じさせる
ことの方が多くなってきている。特に、喫煙コーナ以外
での喫煙を禁止している遊技店などでは、遊技機に備え
られている灰皿は単に邪魔なものにしかすぎない。
【0004】たとえば、上述の図8に示すパチンコ機か
ら灰皿94を無くせば、その分だけ余剰球受皿92のサ
イズを大きくしたり、灰皿94を無くしてできたスペー
スにジュースなどの缶を置いたりできる。しかしなが
ら、たとえ喫煙しない者にとって邪魔なものであって
も、遊技をしながら喫煙する者のことを考えると、パチ
ンコ機などの遊技機から灰皿を無くすことはできない。
そこで、この発明の目的は、喫煙しない者にとっても灰
皿を邪魔なものと感じさせない構造の遊技機を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、煙草の灰
などを受けるための灰受凹部(231;36)を有する
灰皿(20;30)を備えた遊技機であって、当該遊技
機の表面(162;70;80)に窪んで形成されてお
り、上記灰皿を収容することができる収容部(16;4
0;71;81)と、上記灰皿を、上記収容部に収容さ
れた非使用状態と上記収容部から引き出されて上記灰受
凹部が露出した使用状態との間における変位が可能なよ
うに保持する灰皿保持機構(25;38,39)とを含
むことを特徴とする遊技機である。
【0006】なお、括弧内の数字は、後述の実施形態に
おける対応構成要素等を表す。以下、この項において同
じである。この発明によれば、灰皿を使用状態と非使用
状態との間で変位させることができる。使用状態では、
灰受凹部が露出するから、この灰受凹部に煙草の灰や吸
殻を捨てることができる。一方、非使用状態では、灰皿
は収容部に収容されており、灰受凹部は露出していない
から、灰受凹部に煙草の灰や吸殻を捨てることはできな
い。
【0007】請求項2記載の発明は、上記非使用状態に
おいて、当該灰皿の表面(21;331)と上記遊技機
の表面とがほぼ面一になるようにしたことを特徴とする
請求項1記載の遊技機である。この発明によれば、灰皿
が非使用状態に変位された状態では、灰皿の表面と遊技
機の表面とがほぼ面一になるから、灰皿の存在が気にな
らず、喫煙しない遊技者に灰皿を邪魔なものと感じさせ
ることがない。そのうえ、灰皿の表面に遊技機表面の装
飾と一体感のある装飾を施すことにより、灰皿と遊技機
との一体性をもたらせることができ、遊技機のデザイン
をさらに優れたものにすることができる。
【0008】請求項3記載の発明は、上記非使用状態で
上記灰皿を係止させる係止手段(61,64,322)
と、上記非使用状態の灰皿に対して、当該灰皿を上記使
用状態に変位させる方向の付勢力を付与する付勢手段
(65,66)とをさらに含むことを特徴とする請求項
1または2記載の遊技機である。この発明によれば、係
止手段による灰皿の係止状態を解除すれば、付勢手段の
付勢力により、灰皿は非使用状態から使用状態に自動的
に変位する。したがって、係止手段による灰皿の係止状
態を解除するという一操作だけで、灰皿を使用状態に変
位させることができるから、灰皿を使用する者にとって
大変便利である。
【0009】請求項4記載の発明は、上記使用状態の灰
皿を、上記灰受凹部が上方に向いた状態と上記灰受凹部
が下方に向いた状態との間で変位可能にするための機構
(24;51,52,53,54,411,421)を
さらに含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
かに記載の遊技機である。この発明によれば、灰受凹部
を下方に向けることにより、灰受凹部内に捨てられた煙
草の灰などを灰受凹部から落とすことができる。これに
より、灰受凹部内の煙草の灰などを簡単に除去すること
ができ、遊技店の店員などは灰皿の清掃を楽に行うこと
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係るパチンコ機の正面図である。こ
のパチンコ機は、本体枠11に開閉自在に取り付けられ
た正面扉12を有している。正面扉12には、そのほぼ
上半分を開口する略矩形状の窓13が形成されている。
この窓13には、たとえばガラス板などの透明板14が
嵌められており、この透明板14を介して、その奥側に
設けられた遊技盤(図示せず)を視認できるようになっ
ている。
【0011】窓13の上方には、このパチンコ機におけ
る遊技の雰囲気を盛り上げるためのランプLが配置され
ている。また、窓13の下方には、遊技に使用するパチ
ンコ球を機内に供給するための球供給皿15と、この球
供給皿15に入りきれないパチンコ球を受けるための余
剰球受皿16とが上下に配置されている。さらに、正面
側から見て余剰球受皿16の右側には、遊技者によって
操作されるハンドルHが取り付けられている。
【0012】このパチンコ機で遊技を行う際には、ま
ず、図示しない球貸機を用いて貸出しを受けたパチンコ
球が球供給皿15に供給される。その後、ハンドルHを
時計回りに回動させると、機内に設けられた球発射装置
(図示せず)が作動し、球供給皿15から機内に供給さ
れたパチンコ球が上記遊技盤に向けて発射される。遊技
盤内に入射したパチンコ球は、遊技盤内を落下してい
き、その途中で、遊技盤内に配置された入賞口に入球す
るか、入賞口に入球しないで、遊技盤の最下部に形成さ
れたアウト口から機内に回収される。
【0013】入賞口への遊技球の入球に対しては、予め
定める個数の遊技球が賞球が付与される。この賞球とし
て付与される遊技球は、球供給皿15が空いているとき
には、球供給皿15内に臨んで形成された賞球排出口1
7から、球供給皿15内に排出される。一方、球供給皿
15が遊技球で満杯のときには、余剰球受皿16の上面
に形成されている球受凹部161内に臨んで形成された
余剰球排出口18から、球受凹部161内に排出される
ようになっている。
【0014】球受凹部161の底面には、開閉レバー1
9により開閉可能な排出口(図示せず)が形成されてい
る。これにより、余剰球受皿16の下方に図示しない遊
技球箱(いわゆるドル箱など)を位置させた状態で開閉
レバー19を操作することにより、球受凹部161内に
溜まった遊技球を遊技球箱に移すことができる。また、
余剰球受皿16の左端部付近には、余剰球受皿16の前
面162から奥側に切り込まれることによって収容部1
63が形成されており、この収容部163に関連して灰
皿20が設けられている。灰皿20は、余剰球受皿16
の収容部163に収容された状態(非使用状態)と収容
部163の手前側に出た状態(使用状態)との間で変位
可能であり、収容部163の手前側に出た状態で使用す
ることができるようになっている。一方、収容部163
に収容された状態では、灰皿20を使用することはでき
ない。また、収容部163に収容された状態では、灰皿
20の前面21と余剰球受皿16の前面162とがほぼ
面一になるように設計されている。
【0015】図2は、灰皿20の構成を説明するための
斜視図である。灰皿20は、たとえば、難燃性の合成樹
脂材料などを用いて形成されており、ほぼ角棒状の水平
回動部材22と、平面視でほぼ中心角90度の扇形の外
形を有する灰受部材23とを備えている。灰受部材23
の上面には、煙草の灰や吸殻を受けるための灰受凹部2
31が形成されている。水平回動部材22の長手方向に
沿った側面221と、灰受部材23の平面視でほぼ扇形
の一方半径をなす側面232とは、ほぼ同面積の同じ長
方形状に形成されている。水平回動部材22と灰受部材
23とは、水平回動部材22の側面221と灰受部材2
3の側面232とが対向した状態で、これらの側面22
1,232にほぼ直交する方向に延びた連結軸24によ
って回動可能に連結されている。また、水平回動部材2
2および灰受部材23は、水平回動部材22の上面と灰
受部材23の上面とがほぼ面一になり、かつ、その状態
で、水平回動部材22の長手方向の一方端面222と灰
受部材23の側面232に直交する長方形状の側面23
3とがほぼ面一になるように連結されている。そして、
ほぼ面一な水平回動部材22の側面222および灰受部
材23の側面233は、灰皿20が余剰球受皿16の収
容部163に収容された状態で、余剰球受皿16の前面
162とほぼ面一な灰皿20の前面21を形成する。
【0016】また、水平回動部材22の上面には、側面
222側の端部付近に、回動軸25が突設されている。
この回動軸25は、水平回動部材22の上面からほぼ鉛
直上向きに延びており、その上端は、余剰球受皿16に
形成された収容部163の上面に回動自在に受け取られ
ている。この実施形態では、収容部163の下面は開放
面となっていて、水平回動部材22および灰受部材23
は、回動軸25を介して収容部163の上面から吊り下
げられた状態に設けられている。そして、灰受部材23
の下面には、図1に破線で示すように、灰皿20を収容
部163から出す際に指先を引っかけるための溝部23
4が形成されている。
【0017】以上の構成により、灰皿20を、回動軸2
5を中心として回動させることができる。したがって、
灰皿20は、余剰球受皿16の収容部163に収容され
た状態から、灰受部材23の下面に形成された溝部23
4に指先をかけ、灰受部材23を手前側に引っ張って回
動させることにより、収容部163の手前側に出た状態
に変位させることができる。この状態では、図2に示す
ように、灰受部材23に形成された灰受凹部231が露
出するから、この灰受凹部231に煙草の灰や吸殻を捨
てることができる。
【0018】また逆に、収容部163の手前側に出た状
態から、灰受部材23の側面233を指で押して回動さ
せることにより、灰皿20を収容部163に収容するこ
とができる。灰皿20を収容部163に収容した状態で
は、灰受部材23の灰受凹部231が収容部163の上
面によって覆われるので、灰受凹部231に煙草の灰や
吸殻を捨てることはできない。そして、灰皿20が余剰
球受皿16の収容部163に収容された状態では、灰皿
20の前面21が余剰球受皿16の前面162とほぼ面
一になるから、灰皿20の存在が気にならず、喫煙しな
い遊技者に灰皿20を邪魔なものと感じさせることがな
い。そのうえ、灰皿20の前面21に余剰球受皿16の
前面装飾と一体感のある装飾を施すことにより、灰皿2
0と余剰球受皿16との一体性をもたらせることがで
き、パチンコ機の前面のデザインをさらに優れたものに
することができる。
【0019】さらに、灰皿20が余剰球受皿16の収容
部163に収容されることにより、灰皿20の上方のス
ペースを有効に活用することができる。たとえば、図1
および図2に示すように、余剰球受皿16の球受凹部1
61を収容部163の上方にまで回り込んで形成するこ
とにより、球受凹部161の容積を増やすことができ、
球受凹部161に収容可能なパチンコ球の個数を増やす
ことができる。これにより、球受凹部161が満杯でパ
チンコ球を排出できないことによる球詰まりの発生を抑
制できる。
【0020】また、最近では、禁煙コーナを設けている
遊技店があるが、従来のパチンコ機を禁煙コーナに設け
る場合、灰皿を使用できないようにするためには、灰皿
上面の灰受凹部をテープなどで封止しなければならず手
間がかかるが、この実施形態に係るパチンコ機では、灰
皿20を収容部163に収容した状態で灰受凹部231
は露出していないから、灰受凹部231をテープなどで
封止する必要がなく、また、テーピングによって外観が
損なわれることもない。
【0021】さらにまた、この実施形態では、水平回動
部材22と灰受部材23とが連結軸24によって回動可
能に連結されているから、連結軸24を中心として、灰
受部材23を灰受凹部231が下方に向くように回動さ
せることにより、灰受凹部95内に捨てられた煙草の灰
などを灰受凹部95から落とすことができる。これによ
り、灰受凹部95内の煙草の灰などを簡単に除去するこ
とができ、遊技店の店員などは灰皿20の清掃を楽に行
うことができる。
【0022】なお、灰受部材23を水平回動部材22に
対して着脱可能に構成し、灰受部材23を水平回動部材
22から離脱させて、灰受部材23内の煙草の灰などを
除去するようにしてもよい。しかしながら、灰受部材2
3の盗難の危険性を考慮した場合、灰受部材23が水平
回動部材22に対して着脱可能な構成よりも、この実施
形態に係る構成の方が好ましい。図3、図4および図5
は、この発明の他の実施形態に係る灰皿の構成について
説明するための図である。図3ないし図5において、上
述の図1または図2に示す各部に相当する部分には、図
1または図2の場合と同様の参照符号を付すこととす
る。
【0023】この実施形態に係る灰皿30は、たとえ
ば、余剰球受皿16に形成されている収容部40に収容
された状態(非使用状態)と、収容部40の手前側に傾
倒した状態(使用状態)との間で変位可能であり、収容
部40の手前側に傾倒した状態で使用することができる
ようになっている。具体的には、灰皿30は、難燃性の
合成樹脂材料などを用いて一体に形成されいる。灰皿3
0は、余剰球受皿16の前面162に沿う水平方向に対
向した一対の側壁部31,32を備えている。側壁部3
1,32は、いずれも、余剰球受皿16の前面162に
沿う水平方向に見て、長方形状の部分とこの長方形状の
部分に連接されたほぼ中心角90度の扇形状の部分とを
有している。また、灰皿30は、側壁部31,32の相
対的に長い直線状の端縁同士を連結するように設けられ
た底壁部33と、側壁部31,32の相対的に短い直線
状の端縁同士を連結するように設けられた後壁部34
と、側壁部31,32、底壁部33および後壁部34を
連結するように設けられた曲壁部35と備えている。曲
壁部35には、側壁部31,32、底壁部33、後壁部
34および曲壁部35で囲まれた内部空間36と外部と
を連通させる開口37が形成されており、この開口37
によって外部と連通された内部空間36が、煙草の灰や
吸殻を受けるための灰受凹部になっている。
【0024】また、側壁部31,32には、底壁部33
および後壁部34の両方に近い端部付近に、それぞれ回
動軸38,39が突設されている。これらの回動軸3
8,39は、それぞれ側壁部31,32とほぼ直交する
方向に延びており、その先端は、それぞれ収容部40の
側面41,42に回動自在に受け取られている。これに
より、灰皿30は、回動軸38,39を通る軸線まわり
の回動が自在であるように支持されている。
【0025】側壁部31,32にはさらに、後壁部34
および曲壁部35の両方に近い端部付近に、それぞれ凹
部311,321が形成されており、これら凹部31
1,321に関連して、それぞれ突起部材51,52が
配設されている。突起部材51,52は、それぞれの基
部511,521が凹部311,321内に収容され、
それぞれの先端512,522が凹部311,321か
ら突出した状態に設けられている。また、凹部311,
321内には、それぞれ伸張方向のばね力を有するコイ
ルばね53,54が収容されており、突起部材51,5
2は、それぞれコイルばね53,54のばね力によって
凹部311,321から突出する方向に付勢されてい
る。
【0026】一方、収容部40の側面41,42には、
図5に示すように、それぞれ突起部材51,52の先端
511,521が嵌り込む溝411,421が設けられ
ている。これらの溝411,421は、灰皿30が収容
部40に収容された状態から約90度回転させたとき
に、それぞれ突起部材51,52の先端511,521
が描く円弧軌跡上に形成されている。上記の構成によ
り、灰皿30は、余剰球受皿16の収容部40に収容さ
れた状態から回動軸38,39を中心として手前側に傾
倒させることができる。このとき、突起部材51,52
は、それぞれ溝411,421内を、収容部40の底面
43付近の端部412,422から余剰球受皿16の前
面162付近の端部413,423に向けて移動する。
そして、灰皿30を収容部40に収容された状態から約
90度傾倒させると、突起部材51,52がそれぞれ溝
411の端部413および溝421の端部423に到達
して、突起部材51,52の移動が規制される。その結
果、灰皿30の傾倒が規制され、灰皿30は、底壁部3
3の外表面331がほぼ水平になって、灰受凹部36が
露出した状態となる。したがって、この状態で灰受凹部
36に煙草の灰や吸殻を捨てることができる。
【0027】さらに、突起部材51,52の先端51
1,521は、ほぼ半球状に形成されており、この半球
状の部分がそれぞれ溝411,421に入り込んでい
る。これにより、底壁部33の外表面331がほぼ水平
になった状態から、底壁部33を押し下げる方向に力を
加えると、この力の一部が、突起部材51の先端511
と溝411の端部413との接触面および突起部材52
の先端521と溝421の端部423との接触面で、そ
れぞれ突起部材51,52を凹部311,321内に押
し込む方向の力に変換される。その結果、コイルばね5
3,54のばね力に抗して、突起部材51,52が凹部
311,321内に押し込まれていき、突起部材51,
52が溝411,421から離脱する。したがって、灰
皿30を開口37が下方に向くようにさらに回動させる
ことができ、灰受凹部36内に捨てられた煙草の灰など
を灰受凹部36から落とすことができる。ゆえに、灰受
凹部95内の煙草の灰などを簡単に除去することがで
き、遊技店の店員などは灰皿20の清掃を楽に行うこと
ができる。なお、このとき灰皿30の回動が収容部40
の底面43によって規制されないように、収容部40の
底面43の前端縁付近は、前端縁に近づくほど下方に傾
斜した傾斜面になっている。
【0028】また、灰皿30は、余剰球受皿16の手前
側に傾倒した状態から、回動軸38,39を中心として
回動させて起立させることにより、余剰球受皿16の収
容部40に収容することができる。灰皿30を収容部4
0に収容した状態では、灰受凹部36が露出していない
ので、灰受凹部36に煙草の灰や吸殻を捨てることはで
きない。そして、灰皿30を収容部40に収容した状態
では、底壁部33の外表面331が、余剰球受皿16の
前面162とほぼ面一となって、灰皿30の前面を形成
するようになっている。ゆえに、この実施形態の実施形
態の構成によっても、遊技者に灰皿30を邪魔なものと
感じさせることがないなど、上述の第1の実施形態の構
成と同様な効果を奏することができる。
【0029】この実施形態ではさらに、余剰球受皿16
の前面162に配置されたレバー61をスライドさせる
という一操作で、収容部40に収容されている灰皿30
が、底壁部33の外表面331がほぼ水平になって、灰
受凹部36が露出した状態となるまで自動的に傾倒する
構成が採用されている。すなわち、図3に示すように、
レバー61は、収容部40の右側に、前面162に沿っ
た水平方向にスライド可能に設けられている。レバー6
1の途中部には、レバー61をスライドさせる際に指で
操作する操作部62が取り付けられており、この操作部
62は、前面162に形成された長穴63を介して露出
している。また、レバー61の後端には、伸張方向のば
ね力を有するコイルばね64が連結されており、レバー
61は、遊技者などが操作していない状態で、コイルば
ね64のばね力によって収容部40に向けて付勢され、
その先端が収容部40の右側面42から収容部40内に
突出している。
【0030】一方、灰皿30の側壁部32には、灰皿3
0が収容部40に収容された状態でレバー61の先端が
対向する位置に、このレバー61の先端が嵌合する嵌合
凹部322が形成されている。また、図5に示すよう
に、収容部40の底面43には、凹部431が形成され
ており、この凹部431には、収容状態の灰皿30の後
壁部34を押し上げる方向に付勢する押上部材65が設
けられている。押上部材65は、基部651が凹部43
1内に収容され、先端652が凹部431から突出して
いる。また、押上部材65の基部651には、伸張方向
のばね力を有するコイルばね66が連結されており、押
上部材65は、コイルばね66のばね力によって凹部4
31から突出する方向に付勢されている。
【0031】この構成により、灰皿30が収容部40に
収容された状態では、押上部材65が灰皿30の後壁部
34によって凹部431に向けて押されており、この反
力として、灰皿30の後壁部34が押上部材65から押
し上げられる方向の付勢力(コイルばね66のばね力)
を受けている。また、灰皿30が収容部40に収容され
た状態では、レバー61の先端が灰皿30の側壁部32
に形成された嵌合凹部322内に嵌合している。したが
って、灰皿30が押上部材65から付勢力を受けていて
も、灰皿30が収容部40に収容された状態が保たれ
る。そして、この状態から、レバー61をコイルばね6
4のばね力に抗して右にスライドさせ、レバー61の先
端を嵌合凹部322から離脱させると、押上部材65に
よる付勢力により、灰皿30が回動軸38,39を中心
として手前側に傾倒し、上述のように、灰受凹部36に
煙草の灰や吸殻を捨てることができる状態となる。
【0032】以上、この発明の2つの実施形態について
説明したが、この発明は、さらに他の形態で実施するこ
ともできる。たとえば、上述の実施形態では、余剰球受
皿に収容部が形成され、この収容部に灰皿が収容される
構成を取り上げたが、パチンコ機の前面の余剰球受皿以
外の場所に、灰皿を収容するための収容部を形成しても
よい。たとえば、図6に示すように、正面扉12の前面
において、余剰球受皿16の幅を短くすることにより露
出した領域70に収容部71を形成し、この収容部71
に灰皿20(または30)を収容するようにしてもよ
い。こうした場合、灰皿72を収容部71に収容した状
態で、灰皿20の手前側には大きなスペースが生じるか
ら、このスペースを利用して、上記遊技球箱などを載置
するために遊技島に設けられている載置台上に缶ジュー
スなどを置くことができる。また、スペースに余裕があ
れば、球供給皿15に灰皿を収容するための収容部を形
成してもよい。
【0033】さらには、図7に示すように、球供給皿1
5と余剰球受皿16とが合成樹脂材料などで一体成形さ
れているパチンコ機の場合には、球供給皿15と余剰球
受皿16とを連結する連結部80に収容部81を形成
し、この収容部81に灰皿20(または30)を収容す
るようにしてもよい。また、上述の実施形態では、灰皿
が回動変位可能に構成された場合を例にとったが、灰皿
は、遊技機の前面に形成された収容部に対して進退可能
であり、収容部から引き出すと、煙草の灰や吸殻を受け
るための灰受凹部が露出して、この露出した灰受凹部に
灰などを捨てることができるように構成されてもよい。
【0034】さらにまた、上述の実施形態では、遊技機
の一例としてパチンコ機を取り上げて説明したが、この
発明は、パチスロ機などの他の種類の遊技機に適用され
てもよい。その他、特許請求の範囲に記載された事項の
範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るパチンコ機の正面
図である。
【図2】上記パチンコ機に備えられた灰皿の構成を説明
するための斜視図である。
【図3】この発明の他の実施形態に係る灰皿の構成を説
明するための要部斜視図である。
【図4】図3に示す灰皿付近の正面図である。
【図5】図3に示す灰皿付近の断面図である。
【図6】灰皿を収容可能な収容部の形成位置の他の例を
示す図である。
【図7】収容部の形成位置のさらに他の例を示す図であ
る。
【図8】従来のパチンコ機に備えられている灰皿の構成
を説明するための斜視図である。
【符号の説明】
162 (余剰球受皿の)前面 163 収容部 20 灰皿 21 (灰皿の)前面 231 灰受凹部 24 連結軸 25 回動軸 30 灰皿 322 嵌合凹部 331 (灰皿の)外表面 36 灰受凹部 38 回動軸 39 回動軸 40 収容部 411 溝 421 溝 51 突起部材 52 突起部材 53 コイルばね 54 コイルばね 61 レバー 64 コイルばね 65 押上部材 66 コイルばね 70 領域 71 収容部 80 連結部 81 収容部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】煙草の灰などを受けるための灰受凹部を有
    する灰皿を備えた遊技機であって、 当該遊技機の表面に窪んで形成されており、上記灰皿を
    収容することができる収容部と、 上記灰皿を、上記収容部に収容された非使用状態と上記
    収容部から引き出されて上記灰受凹部が露出した使用状
    態との間における変位が可能なように保持する灰皿保持
    機構とを含むことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】上記非使用状態において、当該灰皿の表面
    と上記遊技機の表面とがほぼ面一になるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】上記非使用状態で上記灰皿を係止させる係
    止手段と、 上記非使用状態の灰皿に対して、当該灰皿を上記使用状
    態に変位させる方向の付勢力を付与する付勢手段とをさ
    らに含むことを特徴とする請求項1または2記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】上記使用状態の灰皿を、上記灰受凹部が上
    方に向いた状態と上記灰受凹部が下方に向いた状態との
    間で変位可能にするための機構をさらに含むことを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技機。
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