本発明は、遊技機の前面に突出して設けられた受け皿構造体に、遊技機から払い出された褒賞品を貯留する受け皿と、上面が開口した箱状の灰皿とを備える遊技機の灰皿構造遊に関する。
上記のように、遊技機の前面に突出する受け皿構造体を有し、この受け皿構造体に、遊技機から払い出された褒賞品を貯留する受け皿と、上面が開口した箱状の灰皿とを備えた遊技機としてパチンコ機、スロットマシンなどがある。例えばパチンコ機では、遊技盤を収容保持する前枠の前面下部に前方に突出して下球皿構造体が設けられ、この下球皿構造体に、パチンコ機の球払出装置から払い出された褒賞品としての遊技球(賞球)を貯留する下球皿と、遊技者の喫煙用の灰皿とが隣接して設けられている。
このような遊技機の灰皿は、主として外観デザイン上の要請から、下球皿構造体の外形輪郭線の一部をなすように下球皿構造体に埋め込まれて周辺形状と滑らかに繋って形成され、また吸い殻の回収作業を容易化するため、上面開放の箱状の灰皿が下球皿構造体に回動可能に枢結され、例えば灰皿の前面下部を押圧する等により灰皿が回動して上下反転するように取り付けられている(特許文献1を参照)。
特許第2700199号公報
ところで、近年では遊技機の設計技術の向上から遊技機本体の構造的な機械寿命が長くなる反面、遊技機メーカー各社の開発競争の激化により新機種が集客できる商品寿命はむしろ短縮化の傾向にある。このため、遊技機本体の主要な構造を流用しつつ遊技盤や主基板を交換して新機種に変更する、いわゆる盤面換えの入れ替え形態が多く見られるようになっている。このような入れ替え形態では、遊技機の顔である遊技盤が新規な盤面に交換され新台として遊技に供されるわけであるが、遊技機本体の基本的な枠部材である前枠が流用されることから、その汚れや傷を気にする遊技者および施設管理者が多くなり新たな課題が生じている。
特に、下球皿構造体に設けられた灰皿およびその周辺領域は、高温のタバコを取り扱うため本来的に汚れや損傷を受けやすく、またタバコに起因する汚れや焼けこげの跡は遊技者に不快感を与えるものである。例えば、ガムが捨てられたところにタバコの火が押し当てられるとガムが融着してこびりつき、通常の清掃作業だけではガムを完全に剥離することが困難である一方、このような汚れは遊技者にとって極めて不快なものである。
ところが、従来の灰皿は、吸い殻の回収作業を考慮して回動自在に設けられているものの、下球皿構造体に枢結されて容易には着脱できないように構成されており(前述した特許文献1を参照)、吸い殻の回収作業は行えても、遊技施設の係員が灰皿を取り外して丸洗い洗浄したり交換したりすることは事実上困難であった。このため、遊技者や施設管理者に一定程度の忍耐を強いる状況が発生し、汚れがひどく遊技に供するのが不適当な状況にまで達した場合や灰皿が破損した場合には、専門の営業者を呼んで遊技施設の営業時間終了後に灰皿の交換作業を依頼しなければならないという問題があった。
また、上述したように、灰皿が下球皿構造体に埋め込まれて周辺形状と滑らかに繋る形態で形成されていたため、例えば遊技者が下球皿に貯留された遊技球をすくい上げて上球皿に持ち上げようとしたときに、下球皿から溢れ出た遊技球が灰皿に転落して吸い殻の中に紛れたり、逆にタバコの灰が下球皿に混入して遊技球が灰まみれになったりして、その処理が煩わしいという直接的な問題に加えて、遊技機内部の球通路にまでタバコの灰が混入してトラブルの原因になるという二次的な問題も生じていた。
このため、遊技施設の中には、下球皿構造体の下方に張出設置された遊技島の球箱載置台に別個独立した灰皿を設け、遊技機側の灰皿の使用を禁止するところも見られるようになっている。しかしながら、このように低く奥まった位置に配設された灰皿では、吸い殻の回収作業が行いにくいうえ、大型の球箱が載置できなくなったり遊技者が球箱をぶつけて灰皿をひっくり返したり破損させてしまうことがあり、解決策として十分なものではなかった。
本発明は上記のような種々の問題に鑑みてなされたものであり、遊技者および遊技施設にとって、ともに取り扱いが容易で快適な遊技環境を提供できる遊技機の灰皿構造を提案することを目的とする。
本発明は、遊技機の前面に突出して設けられた受け皿構造体(例えば、実施形態における下球皿構造体20、受け皿構造体120)に、上方に開口して遊技機から払い出された褒賞品を貯留する受け皿(例えば、実施形態における下球皿23、メダル受け123)と、上面が開口した箱状の灰皿とを備える遊技機の灰皿構造である。その上で、本発明の灰皿構造では、受け皿構造体に受け皿と隣接して灰皿を収容する収容凹部を有し、この収容凹部には灰皿の後部と係脱自在な後方係合部および灰皿の下部と係脱自在な下方係合部が設けられている。一方、灰皿は、下面が灰皿底面を形成する後方の第1貯留部(例えば、実施形態における吸い殻貯留部52)と第1貯留部よりも深さが浅い前方の第2貯留部(例えば、実施形態におけるもみ消し部51)とを有するとともに、第2貯留部の下面側に下端が灰皿底面と同一平面に位置するように突出された指掛け部が形成されている。そして、受け皿構造体の前方から灰皿を収容凹部に挿入し、灰皿の後部を後方係合部に係合させ灰皿の下部を下方係合部に係合させることで、灰皿が収容凹部に着脱自在に取り付けられ、指掛け部に指をかけ灰皿を収容凹部から取り外して平坦な部材上(例えばテーブル面等)に載置したときに、灰皿底面と指掛け部の下端部とにより灰皿が安定支持されるように構成される。
なお、上記受け皿構造体に収容凹部の下側を覆う底面カバーが形成され、底面カバーには灰皿が収容凹部に取り付けられた状態で受け皿構造体の下方から収容凹部に指を差し入れて指掛け部に指かけ可能な指入れ部が形成されていることが好ましい。また、収容凹部に、灰皿が収容凹部に取り付けられた状態で灰皿底面を支持する支持台座が設けられ、支持台座の下面と底面カバーの上面との間に前後に延びる細畦状のスペーサリブが複数形成されており、底面カバーと支持台座との間に放熱空間が形成された状態で、支持台座が複数のスペーサリブを介して底面カバーに支持されるように構成することも好ましい。以上の本発明において、受け皿と灰皿との間に、受け皿および灰皿の開口上面よりも上方に突出し、上面が前方に下傾する区画壁を設けて遊技機の灰皿構造を構成する。
この遊技機の灰皿構造では、受け皿構造体に設けられた収容凹部に、灰皿の後部と係脱自在な後方係合部および灰皿の下部と係脱自在な下方係合部が設けられており、受け皿構造体の前方から灰皿を収容凹部に挿入し、これらを係合させて灰皿を収容することにより、灰皿が収容凹部に着脱自在に取り付けられる。このため、遊技施設の係員が灰皿の着脱を容易に行うことができ、例えば汚れがひどい場合には灰皿を取り外して丸洗い洗浄することができ、また損傷を受けた場合には専門の営業者を呼ぶまでもなく営業時間中に灰皿を交換することができる。この際、指掛け部の突出高さは、下端が灰皿底面と同一平面上に位置するように形成されており、灰皿を平坦なテーブル面等に載置したときに、指掛け部が支持脚として機能し灰皿が前後に傾いたりぐらついたりすることなく安定姿勢で支持される。なお、灰皿底面を支持する支持台座の下面と底面カバーの上面との間に細畔状のスペーサリブを複数形成し、底面カバーと支持台座との間に放熱空間を形成するような構成によれば、灰皿底面から伝達される熱が蓄熱されるようなことがなく、一般的に熱可塑性樹脂材料を用いて一体成型される底面カバーの熱変形や劣化を抑制することができる。
また、受け皿と灰皿との間に受け皿および灰皿の開口上面よりも上方に突出し、上面が前方に下傾する区画壁を形成することにより、受け皿と灰皿との間の遊技球や灰の往来を抑制することができる。このため、例えば遊技者が下球皿に貯留された遊技球を上球皿に持ち上げようとして下球皿から遊技球が溢れ出ても、溢れ出た遊技球が区画壁に阻止されて灰皿側に転落することがなく、また灰皿側のタバコの灰が溢れて下球皿に混入し遊技球が灰まみれになることもない。さらに、区画壁の上面が前方に下傾して形成されているため、万が一遊技球が区画壁の上面に乗った場合であっても前方に導かれて灰皿側に転落しにくい構成になっている。従って遊技機内部に運び込まれる灰の量を削減して二次的トラブルの発生を抑制することができる。
さらに、灰皿の配設位置は、従来の遊技機と同様に受け皿構造体に設けられるため、球箱載置台に従来同様の大型の球箱を載置して利用することができ、また遊技者が球箱載置台の灰皿に球箱をぶつけて灰皿をひっくり返したり破損させてしまうようなことがない。
従って、本発明に係る遊技機の灰皿構造によれば、前述した種々の問題を解決することができ、遊技者および遊技施設の双方にとって取り扱いが容易で快適な遊技環境を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら説明する。本発明に係る灰皿構造を備えた遊技機の一例として、図1にガラス扉5および上球皿構造体6を開放した状態のパチンコ機PMの正面図を示しており、まずこの図面を参照してパチンコ機PMの全体概要について説明する。
パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載用の前枠2が互いの正面左側上下に配設されたヒンジ機構により前方に横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置4を利用して常には外枠1と係合連結された閉鎖状態に保持される。
前枠2の前面上部には、前枠2の前面域に合わせた方形状のガラス扉5および上球皿構造体6が前方に横開き開閉および着脱可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置4および球皿施錠装置を利用して前枠2の前面を覆う閉鎖状態に保持される。ガラス扉5の背後に位置する前枠上部には、遊技盤7を着脱可能に収容保持する収容枠が設けられており、この収容枠に遊技盤7が立設姿勢で保持され常には閉鎖施錠されるガラス扉5に前面域を臨ませている。遊技盤7は、所定板厚の積層合板の表面にセルを貼り付けてルーター加工した化粧板を基板とし、帯板状の案内レールに囲まれた略円形の遊技領域内に、多数本の遊技釘とともに風車や各種の入賞具、遊技の展開状況に応じて図柄を表示させる画像表示装置、左右のサイドランプなどの遊技構成部品が取り付けられ、遊技領域の下端部にアウト口が設けられて構成される。
前枠2の下部領域には、遊技盤7の直下に位置して遊技補助盤10が形成され、遊技盤7に向けて遊技球を発射する遊技球発射装置11、遊技領域に到達できずに戻ってきたファール球を回収して下球皿に流下させるファール球回収構造12、遊技の展開状況に応じた効果音を発生させるスピーカ13などが設けられている。遊技補助盤10は常には閉鎖施錠される上球皿構造体6に前面が覆われている。遊技補助盤10の下側には、遊技球発射装置の作動を操作する発射ハンドル14が設けられるとともに、前方に突出して下球皿構造体20が取り付けられている。
前枠2の後面側には、裏セット盤が前枠2の後方に横開き開閉可能に取り付けられている。裏セット盤については詳細図示を省略するが、払い出し用の遊技球を貯留する球貯留タンク、球貯留タンクに貯留された遊技球を遊技盤における入賞状態に応じて払い出す球払出装置、球払出装置から払い出された褒賞品としての遊技球を上通出口16を介して上球皿に導く上球皿払出通路、上球皿払出通路が充満された状態でさらに球払出装置から遊技球が払い出されたときに、溢れ出る遊技球を下通出口17を介して下球皿23に導く下球皿払出通路などからなる賞球機構、および入賞具に入賞したセーフ球ならびにアウト口から回収されたアウト球を遊技島側の回収バスケットに導く遊技済み球排出機構が設けられている。また裏セット盤の背面には、主基板や払出制御基板などの各種回路基板が取り付けられており、各電装部品がコネクタケーブルで接続されてパチンコ機PMが構成される。
以上のように概要構成されるパチンコ機PMにあって、前枠2の前面下部に突出して設けられた下球皿構造体20に、上方に開口して遊技球を貯留する下球皿23と上面が開口した箱状の灰皿とを備える灰皿構造が設けられている。
以下、図2〜図8の各図を参照して第1実施例の灰皿構造AT1について説明する。ここで、図2は灰皿構造AT1を左斜め前方から見た斜視図、図3は灰皿構造AT1の正面図、図4は灰皿構造AT1における灰皿50の背面図、図5は灰皿構造AT1の平面図、図6は下球皿構造体の分解平面図、図7は図3中のVII−VII矢視の側断面図(灰皿装着状態における側断面図)、図8は灰皿着脱時における図7と同様位置の側断面図である。
灰皿構造AT1は、その構成を大別すると、灰皿50と、この灰皿50を収容保持する収容凹部60とからなる。
灰皿50は全体として上面開放の箱状で、前縁側が下球皿構造体20の外形輪郭線に合わせた円弧状に形成され、例えばメラミン樹脂やフェノール樹脂などの耐熱性を有する熱硬化性樹脂を加工成型して図示する形状に形成される。吸い殻を収容する容体部は、前方が比較的浅く後方に向けて緩やかに深くなるもみ消し部51と、もみ消し部51の後方に一段深く形成された吸い殻貯留部52との2段構成になっている。容体部51,52の上部には前後左右に拡開されて額縁状の縁部53が形成され、前方の縁部の中央にはタバコの転動を防止するU字溝状のレスト部53gが形成され、後方および左右の縁部には容体部51,52の周囲を取り囲む囲壁部54が立設されている。
このため、図5に示すように、喫煙中のタバコを灰皿50に仮置きしたときに、仮置きされたタバコがレスト部53gに安定支持されて左右に転動したり灰皿の内外に落下するようなことがなく、また吸い殻貯留部52をもみ消し部51の後方に一段深く形成しているため、既に吸い殻貯留部52に収容された吸い殻が、仮置きされたタバコの火やもみ消されたタバコの火種から離れて配設され、燃え移りにくい構成になっている。さらに、容体部51,52の周囲を取り囲むように縁部53および囲壁部54を形成しているため、タバコの灰や火種の飛散を防止するとともに、囲壁部54が周辺構造を保護する防火壁としても機能し、一般的に熱可塑性樹脂を用いて形成される周辺構造物の熱変形を抑止した構成になっている。
なお、図5中に二点鎖線で示すように、もみ消し部51の後端側に上方に突出するドット状ないしライン状の突起部51aを形成することにより、仮置きされたタバコが後方の吸い殻貯留部52に滑り落ちることを防止して、他の吸い殻への燃え移りをさらに抑制した構成とすることも有効である。
灰皿50の後部には、容体部の背面側に位置して灰皿側後方係合部が形成されている。灰皿側後方係合部は、後述する収容側後方係合部の連結ピン65と嵌脱自在なテーパ穴状のピン受容穴55、およびピン受容穴55の下側に下方に開くコの字状に立設されて収容側後方係合部の支持凸部66と係脱自在な受容壁56とからなり、灰皿50に一体に成型されている。
灰皿50の下面側では、もみ消し部51よりも一段深く形成された吸い殻貯留部52の下面により略矩形の平坦な灰皿底面57が形成され、もみ消し部51の前端側の下面には下方に向けて舌片状の指掛け部59が突出成型されている。指掛け部59の突出高さは、下端の縁面が灰皿底面57と同一平面上に位置するように形成されており、灰皿50を平坦なテーブル面等に載置したときに、指掛け部59が支持脚として機能し灰皿50が前後に傾いたりぐらついたりすることなく安定姿勢で支持されるようになっている。
一方、収容凹部60が設けられた下球皿構造体20は、図6に収容凹部近傍の分解平面図を示すように、下球皿構造体20の基体をなすベース体21と、球皿構造体20の外殻をなす外装体22とを主体とし、ベース体21に図示省略する球抜き機構を組み付け、その前方から外装体22を覆い被せるように係合させて、ベース体21の後面側から外装体22をネジ固定することで一体のアッセンブリに形成される。そして、このように部分組立された下球皿構造体20を前枠下部の取付位置に嵌合位置決めして、前枠2の後面側からベース体21をネジ固定することで、下球皿構造体20が前枠2の下部所定位置に組み付けられる。
灰皿50を収容保持する収容凹部60は、下球皿構造体20における下球皿23と隣接してその左側に設けられており、外装体22が灰皿50の形状寸法に合わせて正面視凹状に切り欠かれ前面および上面開放の収容室が形成されるとともに、その奥部に灰皿50の後部と係脱自在な収容側後方係合部および灰皿50の下部と係脱自在な収容側下方係合部が設けられて構成される。
収容凹部60の幅寸法、具体的には外装体22における切り欠き部の左右の壁面間隔は、灰皿50における容体部51,52の外形幅に合わせてわずかに大きめに形成されており、左右の壁面の上方には縁部53および囲壁54の形状寸法に合わせた支持レール部63が形成されている。収容凹部60と下球皿23との間では、外装体22が上方に延出されて一定幅を有する区画壁64が形成されており、その突出高さは下球皿23の開口上面および灰皿装着時における容体部51,52の開口上面よりも高く、後方に向けて徐々に高くなる傾斜壁に形成されている。
収容凹部60の下側では、外装体22の周囲の底面と同一面上に底面カバー68が形成されいる。底面カバー68はその前縁が収容凹部60における左側の壁面の前端位置に合わせて左右の壁面を繋いで形成され、前縁中央には半円形に切り欠かれた指入れ部69が形成されている。
一方、収容凹部60の奥部では、ベース体21の立設面が収容凹部60に面して後方壁面を形成し、この後方壁面に灰皿50の後部と係脱自在な収容側後方係合部が設けられている。また後方壁面の下側には底面カバー68の上方に位置して収容凹部60に突出する支持台座67が形成されており、その上面が収容凹部60の収容側下方係合部を構成する。
後方壁面に設けられた収容側後方係合部は、前方に突出成型されたテーパピン状の連結ピン65、および連結ピン65の下側に位置して前方に膨出成型された矩形箱状の支持凸部66からなり、連結ピン65が灰皿50の後面に形成されたピン受容穴55と嵌脱自在に、支持凸部66が受容壁56と係脱自在に形成されている。
支持台座67は、灰皿底面57(吸い殻貯留部52の下面)を支持する台座であり、ピン受容穴55を連結ピン65に嵌合させて灰皿50を収容凹部60に装着したときの灰皿底面57の高さ位置を基準として形成されている。支持台座67の前端側は灰皿底面57の配設位置よりも幾分前方に延びて形成されており、その上面側に灰皿底面の前方R部と位置整合する側面視三角形状の脱落防止突起67s,67sが張出成型されている。また支持台座67の下面側には、脱落防止突起67s,67sの外側に位置して下方に突出し、前後に延びる細畦状のスペーサリブ67t,67tが形成されており、底面カバー68と支持面との間に所定の放熱空間を形成しつつ底面カバー68に安定支持されるようになっている。
さて、以上のように各部が構成される灰皿構造AT1では、灰皿50の灰皿側後方係合部55,56を収容凹部60の収容側後方係合部65,66に係合させ、灰皿底面57を支持台座67に支持させることで、灰皿50が収容凹部60に着脱自在に装着される。
灰皿50の装着時には、図8に示すように収容凹部60の前方斜め上方から灰皿50を前傾姿勢で嵌挿し、灰皿50の左右の縁部53を収容凹部60の左右の支持レール部63に支持および案内させて、ピン受容穴55を連結ピン65の先端部に係合させる。このとき、灰皿底面57の前方R部が支持台座67に形成された脱落防止突起67sの傾斜面と係合する。そこで、脱落防止突起67sの傾斜面を滑らせるようにして灰皿50を後方にスライドさせつつ前端側を下方に揺動させる。するとピン受容穴55が連結ピン65を受容して嵌合し、受容壁56が支持凸部66の上面および左右面と係合し、灰皿底面57が支持台座67の支持面と係合し、さらに左右の縁部53および囲壁部54が支持レール部63と係合して灰皿50が収容凹部60に装着される。
こうして灰皿50が収容凹部60に装着されると、灰皿50は上記各部の係合関係によって位置決め支持され、上下左右方向への移動、連結ピン65を軸とする左右方向の傾動、連結ピン嵌合部近傍を支点とする上下方向の揺動、ならびに水平面内での旋回動が規制され、また後方壁面と脱落防止突起67sとにより前後方向の移動が規制されて、挿抜方向(前方への移動と上方への揺動の組み合わせ)を除く6自由度の変位が規制され収容凹部60に安定的に係止保持される。
灰皿50が装着された状態では、下球皿23と灰皿50との間に下球皿23の開口上面および容体部51,52の開口上面よりも高く延出された区画壁64が存在しており、下球皿23と灰皿50との間で遊技球や灰が行き来し難い構成になっている。このため、例えば遊技者が下球皿23に貯留された遊技球をすくい上げようとして下球皿23から遊技球が溢れても、溢れ出た遊技球が区画壁64に阻止されて灰皿50側に転落することがなく、また灰皿50に仮置きしたタバコが転動して下球皿23に転落したり、容体部51,52に収容されたタバコの灰がもみ消し時に溢れて下球皿23に混入し遊技球が灰まみれになるようなこともない。さらに、この区画壁64が一定幅を有して前方に下傾して形成されているため、万が一遊技球が区画壁64の上面に乗った場合であっても前方に導かれて灰皿50側に転落しにくい構成になっている。
また灰皿構造AT1では、底面カバー68および支持台座67を短く形成し、もみ消し部51の下面側が開放状態になるように構成している。このため、灰皿50の各部のうちで最も高温になる頻度が高いもみ消し部51の放熱性が良好であり、仮置きされたタバコの火やもみ消されたタバコの火種による過熱を防止して灰皿50の損傷を抑えることができる。また吸い殻貯留部52の下面(灰皿底面57)を支持する支持台座67には、スペーサーリブ67tを設けてすのこ状に形成し、底面カバー68と支持台座67との間に放熱空間を形成している。このため、灰皿底面57から伝達される熱が蓄熱されるようなことがなく、一般的に熱可塑性樹脂材料を用いて一体成型されるベース体21の熱変形や劣化を抑制することができる。
一方、装着された灰皿50を取り外すときには、底面カバー68に切り欠き形成された指入れ部69に指を差し入れ、もみ消し部下面の指掛け部59に指を掛けて手前に引き上げ、灰皿50を前方にスライドさせつつ前端側を上方に揺動させる。すると灰皿底面57の前端R部が脱落防止突起67sの傾斜面を乗り越えるように滑り、ピン受容穴55と連結ピン65との嵌合、受容壁56と支持凸部66との係合、ならびに灰皿底面57と支持台座67との係合が解除される。そこで、灰皿50を水平前方〜上方に引き出すことで灰皿50が収容凹部60から取り外される。
このため、遊技施設の係員が灰皿50の着脱を容易に行うことができる。灰皿50は下球皿23と隣接する球皿構造体20の正面左側に設けられており、遊技施設の係員は遊技者の遊技を妨げることなく灰皿50を脱着し、遊技者の後方で吸い殻をバケツ等に回収できる。従って、従来の回動形態の灰皿のように、回収操作を誤って吸い殻や灰を周辺にまき散らしてしまうようなことがなく、さらに灰皿50を脱着するときの灰皿の傾き角が5度程度と小さいため、収容された吸い殻が灰皿後方にこぼれ落ちる心配もない。
また、日常の点検や盤面交換等において、灰皿50の汚れがひどいような場合には灰皿50を取り外して丸洗い洗浄することができ、損傷を受けているような場合には灰皿50を簡単に交換することができる。従って、以上説明した灰皿構造AT1によれば、従来課題とされた種々の問題を解決することができ、このような灰皿構造を備えることにより、遊技者および遊技施設の双方にとって取り扱いが容易で快適な遊技環境を提供することができる。
なお、実施例では連結ピン65および単純揺動による脱落を規制する支持凸部66を収容凹部60側に設け、連結ピン65と嵌合するピン受容穴55および支持凸部66と係合する受容壁56を灰皿50側に設けた例を示したが、これら各部の配設位置は灰皿50側と収容凹部60側とを逆に構成してもよく、また連結ピン65や支持台座67を金属製としてもよい。
次に、図9〜図11を参照して第2実施例の灰皿構造AT2について説明する。ここで図9は灰皿構造AT2の平面図、図10は図7と同様位置で切断した灰皿装着状態における灰皿構造AT2の側断面図、図11は灰皿着脱時における図10と同様位置の側断面図である。なお灰皿構造AT2は、大別的には灰皿70と収容凹部80とからなり、両者の係合部を除く全体構成は、前述した灰皿50と主要凹部60とからなる灰皿構造AT1と同様である。そこで、灰皿構造AT1と同様部分に同一番号を付して重複説明を省略し、以下、灰皿70および収容凹部80の係合部の構成を中心に詳細に説明する。
灰皿70の容体部は、前方が浅く後方に向けて緩やかに深くなるもみ消し部51と、もみ消し部51の後方に一段深く形成された吸い殻貯留部52との2段構成になっており、その上部には額縁状の縁部53が形成され、後方および左右の縁部には容体部51,52の周囲を取り囲む囲壁部54が立設されている。左右の縁部には下方に突出してガイド突起73が形成されている。
灰皿70の後部には、囲壁部54の上端中央部が一部切り欠かれて凹状の掛止溝75が形成されている。また灰皿70の下面側では、吸い殻貯留部52の下面により平坦な灰皿底面57が形成され、もみ消し部51の下面中央には先端にテーパ面を有する係止ピン77が補強リブとともに突出成型されている。係止ピン77の突出高さは、ピン先端の端面が灰皿底面57と同一平面上に位置するように形成されており、灰皿70を平坦なテーブル面等に載置したときに、係止ピン77が支持脚として機能し灰皿70が前後に傾いたりぐらついたりすることなく安定姿勢で支持されるようになっている。
一方、収容凹部80は、外装体22が灰皿70の形状寸法に合わせて正面視凹状に切り欠かれ前面および上面開放の収容室が形成されるとともに、その奥部に灰皿70の後部と係脱自在な収容側後方係合部および灰皿70の下部と係脱自在な収容側下方係合部が設けられて構成される。
収容凹部80の左右の壁面間隔は、灰皿70の容体部51,52の外形幅よりもわずかに大きめに形成されるとともに、左右の壁面の上方に縁部53および囲壁54の形状寸法に合わせた支持レール部63が形成され、この左右の支持レール部63に灰皿側のガイド突起73と係脱自在に係合して灰皿50の装着を案内するV字状のガイド溝83が形成されている。収容凹部80と下球皿23との間には前述同様の区画壁64が設けられており、その突出高さは下球皿23の開口上面および灰皿装着時における容体部51,52の開口上面よりも高く形成されている。
収容凹部80の奥部では、ベース体21の立設面が収容凹部80に面して後方壁面を形成し、この後方壁面の上端中央部に灰皿70の掛止溝75と係脱自在な掛止突起85が設けられている。すなわち本実施例では掛止突起85およびその下部領域が灰皿70の後部と係脱自在な収容側後方係合部を構成する。なお、掛止突起85および掛止溝75の係合端部は、図10中に部分拡大図を示すように、ともに側断面視円弧状に形成されており、滑らかに係脱し得るようになっている。後方壁面の下側には収容凹部80に突出する支持台座67が形成され、灰皿底面57を支持し得るようになっている。
収容凹部80の下側では、外装体22の周囲の底面と同一面上に底面カバー68が形成されている。底面カバー68はその前縁が収容凹部80における左側の壁面の前端位置に合わせて左右の壁面を繋いで形成され、前端側中央部には上方に突出して前方に延びるクランク状の収容側下方係合部が設けられている。収容側下方係合部は左右対称に形成された一対のクランプアーム86,86からなり、基端部から切り離された左右のクランプアームが中央の溝を挟んで左右に弾性変位可能に形成されるとともに、溝の先端部には灰皿側の係止ピン77を受容して弾性的に挟持し、係止ピン77を係止し得るピン受容部87が形成されている。
以上のように各部が構成される灰皿構造AT2では、灰皿70の掛止溝75を収容凹部80の掛止突起85に係合させ、係止ピン77をピン受容部87に嵌合させることで、灰皿70が収容凹部80に着脱自在に装着される。
灰皿70の装着時には、図11に示すように収容凹部80の前方斜め上方から灰皿70を前傾姿勢で嵌挿し、灰皿70の左右の縁部53を収容凹部80の左右の支持レール部63に支持および案内させて、掛止溝75を掛止突起85に係合させる。そして係止溝75と掛止突起85の係合部を支点にして灰皿70の前端側を下方に揺動させ、ガイド突起73をガイド溝83に沿って滑らせるように沈み込ませる。
すると、係止ピン77の先端に形成されたテーパ面が斜め上方からピン受容部87に進入して係合し、ピン受容部87を押し開くように左右のクランプアーム86,86を弾性変形させながらピン受容部87に嵌入して、係止ピン77が左右のクランプアーム86に弾性的に挟持された状態で係止される。このとき、灰皿底面57が支持台座67の支持面と係合し、左右の縁部53および囲壁部54が支持レール部63と係合し、ガイド突起73がガイド溝83の底部と係合して灰皿70が収容凹部80に装着される。
こうして灰皿70が収容凹部80に装着されると、灰皿70は上記各部の係合関係によって位置決め支持され、上下左右ならびに前後方向への移動、左右方向の傾動、掛止突起85を支点とする上下方向の揺動、および水平面内での旋回動が規制されて、6自由度の変位が規制され収容凹部80に安定的に係止保持される。
灰皿70が装着された状態では、下球皿23と灰皿70との間に両者の開口上面よりも高く延出された区画壁64が存在しており、下球皿23と灰皿70との間で遊技球や灰が行き来し難い構成になっている。このため、例えば遊技者が下球皿23に貯留された遊技球をすくい上げようとして下球皿23から遊技球が溢れても、溢れ出た遊技球が区画壁64に阻止されて灰皿70側に転落することがなく、また灰皿70に仮置きしたタバコが転動して下球皿23に転落したり、容体部51,52に収容されたタバコの灰がもみ消し時に溢れて下球皿23に混入し遊技球が灰まみれになるようなこともない。さらに、この区画壁64が一定幅を有して前方に下傾して形成されているため、万が一遊技球が区画壁64の上面に乗った場合であっても前方に導かれて灰皿70側に転落しにくい構成になっている。
また灰皿構造AT2では、底面カバー68および支持台座67を短く形成し、もみ消し部51の下面側が開放状態になるように構成している。このため、灰皿70の各部のうちで最も高温になる頻度が高いもみ消し部51の放熱性が良好であり、仮置きされたタバコの火やもみ消されたタバコの火種による過熱を防止して灰皿70の損傷を抑えることができる。また吸い殻貯留部52の下面を支持する支持台座67には、スペーサーリブ67tを設けてすのこ状に形成し、底面カバー68と支持台座67との間に放熱空間を形成している。このため、灰皿底面57から伝達される熱が蓄熱されるようなことなく、ベース体21の熱変形や劣化を抑制することができる。
一方、装着された灰皿70を取り外すときには、係止ピン77の下端面またはもみ消し部51の下面に指を掛けて手前に引き上げ、掛止溝75と掛止突起85との係合部を支点にして灰皿70の前端側を上方に揺動させる。するとピン受容部87に弾性的に挟持されていた係止ピン77が外れて係止が解除され、ガイド突起73がガイド溝83の傾斜面を滑るように上動して各部の係合が解除される。そこで、灰皿70を水平前方〜上方に引き出すことで灰皿70が収容凹部80から取り外される。
このため、遊技施設の係員が灰皿70の着脱を容易に行うことができる。灰皿70は球皿構造体20の正面左側に設けられており、遊技施設の係員は遊技者の遊技を妨げることなく灰皿70を脱着し、遊技者の後方で吸い殻をバケツ等に回収できる。従って、従来の回動形態の灰皿のように、回収操作を誤って吸い殻や灰を周辺にまき散らしてしまうようなことがない。また、日常の点検や盤面交換等において、灰皿70の汚れがひどいような場合には灰皿70を取り外して丸洗い洗浄することができ、損傷を受けているような場合には灰皿70を簡単に交換することができる。従って、以上説明した灰皿構造AT2においても、従来課題とされた種々の問題を解決することができ、このような灰皿構造を備えることにより、遊技者および遊技施設の双方にとって取り扱いが容易で快適な遊技環境を提供することができる。
なお、実施例では、掛止溝75および係止ピン77を灰皿70側に設け、掛止溝と係合する掛止突起85および係止ピンを受容して係止するピン受容部87を収容凹部80側に設けた例を示したが、これら各部の配設位置は灰皿70側と収容凹部80側とを逆に構成してもよく、また掛止溝75を形成することなく掛止突起85が囲壁54の上端部と係合するように構成してもよい。
さらに、以上の各実施例では灰皿構造ATをパチンコ機PMに適用した場合について説明したが、本発明はかかる形態の遊技機にのみ限定されるものではなく、遊技機の前面に受け皿構造体が設けられ、この受け皿構造体に、上方に開口して遊技機から払い出された褒賞品を貯留する受け皿と、上面が開口した箱状の灰皿とを備えた遊技機であれば同様に適用し同様の効果を得ることができる。このような遊技機の他の適用例として、スロットマシン(回胴式遊技機)に第1実施例で説明した灰皿構造AT1と略同様の灰皿構造AT1′を適用した例を図12に示しており、以下簡潔に説明する。
第3実施例
スロットマシンSMは、矩形箱状に形成されて遊技機の筐体をなすキャビネットボックスの開口前面に、開口面域に合わせて形成されたフロントマスク102が横開き開閉可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置104により常にはキャビネットボックスと係合連結された閉鎖状態に保持される。
キャビネットボックスの内部には、スロットマシンSMの作動を統括的に制御する主基板、円筒外周面に沿って多数の図柄が描かれた三つのリールを回転・停止させるリール装置、入賞状態に応じて褒賞品としての遊技メダルを払い出すメダル払出装置、主基板やリール装置、メダル払出装置等に電力を供給する電源ユニットなどが取り付けられている。
一方、フロントマスク102には、メダル投入口114、全リールの回転起動操作を行うスタートレバー115、各リールに対応して設けられリールごとに停止操作を行う停止ボタン116などが取り付けられている。フロントマスク102の中央部には、キャビネットボックス側のリール装置と位置整合して透視窓が設けられ、各リールの円筒外周面に描かれた多数の図柄のうち所定範囲(例えば上下3つの図柄の範囲)を遊技機正面から透視可能になっている。
フロントマスク102の下部中央にはメダル払出口117が設けられ、その下側に前方に突出する受け皿構造体120が設けられている。受け皿構造体120には上面開放のメダル受け123が設けられており、メダル払出装置から払い出された遊技メダルがメダル払出口117を通ってメダル受け123に受け止められ貯留されるようになっている。そして、このメダル受け123と隣接する受け皿構造体120の左側に、前述した灰皿構造AT1と同様の灰皿50および収容凹部60を有する灰皿構造AT1′が設けられている。
このため、遊技施設の係員が遊技者の遊技を妨げることなく灰皿50を容易に脱着することができ、遊技者の後方で吸い殻をバケツ等に回収できる。また、日常の点検や機種変更等において、灰皿50の汚れがひどいような場合には灰皿50を取り外して丸洗い洗浄することができ、損傷を受けているような場合には灰皿50を簡単に交換することができる。
また、灰皿50とメダル受け123との間には、メダル受け123の開口上面および灰皿50における容体部51,52の開口上面よりも高い区画壁64′が形成されており、メダル受け123と灰皿50との間で灰や遊技メダルが行き来し難い構成になっている。このため、例えば遊技者がメダル受け123に貯留された遊技メダルをすくい上げようとしてメダル受け123から遊技メダルが溢れても、区画壁64′および囲壁部54に阻止されて灰皿50内に転落し難く、また灰皿50に仮置きしたタバコが転動してメダル受け123に転落したり、容体部に収容されたタバコの灰がもみ消し時に溢れてメダル受け123に混入し遊技メダルが灰まみれになるようなことがない。
さらに、灰皿構造AT1′においても、もみ消し部51の下面側が開放状態になるように構成しているためもみ消し部51の放熱性が良好であり、仮置きされたタバコの火やもみ消されたタバコの火種による過熱を防止して灰皿50の損傷を抑えることができる。
従って、以上説明した灰皿構造AT1′によれば、スロットマシンなどの他の形態の遊技機においても従来課題とされた種々の問題を解決することができ、このような灰皿構造を備えることにより、遊技者および遊技施設の双方にとって取り扱いが容易で快適な遊技環境を提供することができる。
本発明に係る灰皿構造を適用した遊技機の一例として示す、ガラス扉および上球皿構造体を開放した状態におけるパチンコ機の正面図である。
第1実施例の灰皿構造AT1を左斜め前方から見た斜視図である。
上記灰皿構造AT1の正面図である。
上記灰皿構造における灰皿の背面図である。
上記灰皿構造AT1の平面図である。
上記灰皿構造AT1における下球皿構造体の分解平面図である。
図3中のVII−VII矢視の側断面図である。
灰皿着脱時における図7と同様位置の側断面図である。
第2実施例の灰皿構造AT2の平面図である。
灰皿装着状態における上記灰皿構造AT2の側断面図である。
灰皿着脱時におけ上記灰皿構造AT2の側断面図である。
本発明に係る灰皿構造を適用した遊技機の他の一例として示すスロットマシンの正面図である。
符号の説明
PM パチンコ機
SM スロットマシン
AT1 灰皿構造(第1実施例)
AT2 灰皿構造(第2実施例)
AT1′ 灰皿構造(第3実施例)
1 外枠
2 前枠
4 施錠装置
5 ガラス扉
6 上球皿構造体
7 遊技盤
10 遊技補助盤
11 遊技球発射装置
12 ファール球回収構造
13 スピーカ
14 発射ハンドル
16 上通出口
17 下通出口
20 下球皿構造体
21 ベース体
22 外装体
23 下球皿
50 灰皿
51 もみ消し部(51a 突起部)
52 吸い殻貯留部
53 縁部(53g レスト部)
54 囲壁部
55 ピン受容穴
56 受容壁
57 灰皿底面
59 指掛け部
60 収容凹部
63 支持レール部
64,64′ 区画壁
65 連結ピン
66 支持凸部
67 支持台座(67s 脱落防止突起、67t スペーサーリブ)
68 底面カバー
69 指入れ部
70 灰皿
73 ガイド突起
75 掛止溝
77 係止ピン
80 収容凹部
83 ガイド溝
85 掛止突起
86 クランプアーム
87 ピン受容部
102 フロントマスク
104 施錠装置
114 メダル投入口
115 スタートレバー
116 停止ボタン
117 メダル払出口
120 受け皿構造体
123 メダル受け