JP4074412B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機に係り、例えば、機台前面下部の下球皿に喫煙者用の灰皿を備えたパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パチンコ遊技機の下球皿に設置される灰皿は、その両側壁から水平方向へピンが突設され、そのピンを下球皿の収納凹部内側面に形成された孔に嵌入することで、ピンを中心として前方へ回動自在になっている。従って、清掃時には灰皿を前方に回動させることによって、灰皿の中に貯まった吸殻などの除去を簡単に行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来構成における灰皿は手で触れるだけで簡単に前方へ回動できる構成になっているため、遊技客が灰皿に不用意に手や指を触れて回動させ、灰皿の中に貯まっていた吸殻や灰をパチンコ遊技機の周囲に撒き散らして汚してしまうという問題があった。また、パチンコ遊技機の搬送中にその振動で灰皿が回動してしまい、周囲の障害物などに当たって破損してしまうという問題もあった。
【0004】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、不用意な操作や搬送中の振動による灰皿の回動を抑制することができるパチンコ遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、機台前面に灰皿の収納空間が形成された支持部材を備え、同支持部材を介して前記収納空間内に配置された灰皿を前方に向かって回動可能に支持してなるパチンコ遊技機において、前記灰皿と支持部材との間には、前記収納空間内において灰皿を前後移動可能に且つ回動可能に支持する案内支持手段と、前記灰皿が前記収納空間後方寄りの収納位置に収納された状態で前記灰皿の回動を規制する回動規制手段とを備え、前記支持部材には、前記収納空間の後方寄りに前記灰皿の一部が嵌入される収納凹部が設けられ、同収納凹部は前記灰皿が収納位置に収納された状態で前記灰皿の後壁前面と前記支持部材の前面とが略同一面となる奥行き深さで形成されており、前記回動規制手段は、前記灰皿の回動を規制するとともに前記灰皿の前後移動を案内すべく、前記灰皿の後壁後面と前記収納凹部の内面との対向面間に設けられることを要旨とする。
【0006】
請求項2に記載の発明は、機台前面に灰皿の収納空間が形成された支持部材を備え、同支持部材を介して前記収納空間内に配置された灰皿を前方に向かって回動可能に支持してなるパチンコ遊技機において、前記灰皿と支持部材との間には、前記収納空間内において灰皿を前後移動可能に且つ回動可能に支持する案内支持手段と、前記灰皿が前記収納空間後方寄りの収納位置に収納された状態で前記灰皿の回動を規制する回動規制手段とを備え、前記支持部材には、前記収納空間の後方寄りに前記灰皿の一部が嵌入される収納凹部が設けられ、同収納凹部は前記灰皿が収納位置に収納された状態で前記灰皿の後壁前面と前記支持部材の前面とが略同一面となる奥行き深さで形成されており、前記灰皿の後壁後面と前記収納凹部の内面との対向面間には、前記灰皿の回動を案内するとともに、その回動動作中に灰皿の前後移動を規制する前後動規制手段が設けられていることを要旨とする。
【0007】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のパチンコ遊技機において、前記灰皿の外面と前記収納凹部の内面との対向面間には、前記灰皿を収納位置に係合保持する係合手段が設けられていることを要旨とする。従って、請求項3に記載の発明においては、灰皿の外面と収納凹部の内面との対向面間の係合手段によって灰皿が収納位置に保持される。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のパチンコ遊技機において、前記回動規制手段は、前記灰皿の回動を規制すべく、前記灰皿の後壁上面と同面が対向する前記収納凹部の内面との対向面間に設けられていることを要旨とする。従って、請求項4に記載の発明においては、灰皿は収納凹部に嵌入されると、その後壁上面と同面が対向する収納凹部の内面とが回動規制手段として機能し、灰皿の回動を規制する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化したパチンコ遊技機の一実施形態を図1〜図8に従って説明する。
【0012】
本実施形態のパチンコ遊技機は、その基本的構成の概要として、図1に略示するように、機体の外郭をなす外枠10の開口前面側に、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の前枠11が開閉及び着脱可能に組付けられている。前枠11の前面側には、機内部の遊技盤12を透視保護するための窓枠13と上球皿14が共に横開き状態で開閉可能に組付け整合されると共に、前枠11の下部には下球皿15、打球発射装置16及び灰皿17等が装着されている。また、外枠10の一側縁には球貸しシステムに利用されるカードユニット部18が装着されており、同カードユニット部18のカード挿入口19にカードが挿入されて前記上球皿14の上部前面に設けられた球貸し操作部20が操作されると、図示しないカードリーダの球貸し判読制御条件に従い、前記カードの有効金額内における一定額単位に対して所定個数(例えば100円に対して25個)の貸し球を払出し得るようになっている。
【0013】
図2に示すように、前記下球皿15は、前枠11に対して着脱可能に支持される取付基板21を有しており、同取付基板21の前面には打球発射装置16及び支持部材22が取り付けられている。支持部材22の右側部分には、前記取付基板21の中央に開設された余剰球の排出口23と連なるように、余剰球を貯留する皿部24が設けられている。また、支持部材22には、皿部24の左側に位置するように、本実施形態における灰皿17を設置するための収納空間25が形成されており、この収納空間25内に灰皿17が収納されている。
【0014】
前記収納空間25は、前方及び上下に開口された空間であり、図3に示すように後述する灰皿17の三つの外面と対向する三つの支持面22a,22b,22cによって区画形成されている。また、収納空間25の内奥部には、前記支持面22cを内底面とする収納凹部26が形成されている。そして、同収納凹部26の内面のうち上壁面部分は、収納位置における灰皿17の回動を規制するための回動規制面27とされている(図5参照)。
【0015】
前記支持部材22の両支持面22a,22bには、灰皿17の収納空間25における後方寄りの収納位置と前方寄りの回動位置との間で前後移動を案内可能な長孔からなる支持孔28が形成されている。前記収納凹部26には、図4に示すようにその内底面(支持面22c)に水平方向で平行な2本の水平リブ29と垂直方向で平行な2本の垂直リブ30が形成されている。そして、垂直リブ30の下側は、支持面22cに対する高さが垂直リブ30の上側に比べ低く形成されており、収納位置における灰皿17の回動を規制する回動規制面30aとされている。さらに、前記垂直リブ30の前端面は、垂直方向のほぼ中央位置から前記回動規制面30aに向かって、支持面22cに対する高さが徐々に低くなるように円弧状で形成されている。そして、この円弧状の下方寄り前端面は、灰皿17が前方寄りの回動位置に引き出されて回動する際に、その回動を案内しつつ灰皿17の前後方向への移動を規制可能な前後動規制面30bとされている。前記水平リブ29及び垂直リブ30で区画された支持面22cの中央には、弾性力があって、その先端が下側に向かって隆起した第1の突起31が形成されている。そして、収納凹部26は、支持面22cに形成された水平リブ29、垂直リブ30及び第1の突起31が支持部材22の前面22dから突出しないような奥深さで形成されている。
【0016】
一方、灰皿17は、アクリロニトリルーブタジエンースチレン樹脂の底部材32と、灰や吸殻を収容するメラミン樹脂の収容部材33とで構成され、底部材32に収容部材33がネジ止め固定されている。前記収容部材33は、図3に示すように、前壁17a、側壁17b,17c、後壁17dを備えた有底箱型形状で、後壁17dは前壁17aよりも高く形成されている。従って、両側壁17b,17cは、各上端面が後壁17dから前壁17aに向かって下がる斜状で形成されている。そして、後壁17dの上面は、灰皿17が収納位置に収納された際に、収納凹部26の前記回動規制面27と若干のクリアランスを持って対向する回動規制面34とされており、これらの両回動規制面27,34により第1の回動規制手段が構成されている。そして、図5に示すように灰皿17が収納位置に収納された際に、支持部材22の前面22dと灰皿17の後壁17dの前面は略同一面となっている。さらに、図3に示すように灰皿17の前壁17aには、吸いかけの煙草などを置いておくための切り欠き17eが形成されている。
【0017】
前記灰皿17における底部材32の両外側面には、支持部材22側の両支持面22b,22cの支持孔28に嵌入される支持ピン35が水平方向に突出形成されており、前記支持孔28と支持ピン35とで案内支持手段が構成されている。また、底部材32の後壁外面には、支持面22cの第1の突起31と対向する位置に、弾性力があって、その先端が上側に向かって隆起した第2の突起36が形成されている。そして、この第1の突起31と第2の突起36とで係合手段が構成され、灰皿17が収納凹部26に収納された際に第1の突起31と第2の突起36は、自身の弾性力によって係合される。さらに、底部材32の後壁外面には、前記第2の突起36より下側で、同第2の突起36を挟んだ左右の位置に、断面チャンネル状をなす一対の突片37が突出形成されている。そして、両突片37の内底面は、水平に形成されており、収納位置における灰皿17の回動を規制する回動規制面37aとなり、前記支持部材22側の垂直リブ30の回動規制面30aとで第2の回動規制手段を構成している。また、前記両突片37の先端面は、前後動規制面37bとされ、前記支持部材22側の垂直リブ30の前後動規制面30bとで前後動規制手段を構成している。
【0018】
次に、以上のように構成された本実施形態におけるパチンコ遊技機の作用について説明する。
まず、図5及び図6を用いて灰皿17が収納凹部26に収納されている状態を説明する。
【0019】
灰皿17が収納凹部26に収納された状態では、支持孔28に嵌入された支持ピン35は、図5の紙面上、支持孔28の最右端に位置している。このとき、支持面22cの第1の突起31と灰皿17の第2の突起36とは、自身の弾性力により係合しており、灰皿17を収納凹部26の収納位置に保持している。また、収納凹部26には、灰皿17の後壁17dの回動規制面34が嵌入されており、収納凹部26の内面の回動規制面27とにより灰皿17が収納位置において前方に回動しないように規制されている。また、支持部材22の前面22dと灰皿17の後壁17dの前面とは略同一面を形成しており、灰皿17における後壁17dの上面に灰などが溜まらないようになっている。さらに、垂直リブ30の回動規制面30aは、灰皿17における両突片37の回動規制面37aに対向して灰皿17が収納位置において前方に回動しないように規制されている。
【0020】
次に、図7及び図8を用いて灰皿17が前方に回動する状態を説明する。
灰皿17を前方に回動させるためには、まず灰皿17を前方寄りの回動位置に引き出す。このとき、灰皿17の支持ピン35は、支持孔28内を図7の紙面上左側に移動する。そして、灰皿17が前方へ移動すると、第1の突起31と係合されている第2の突起36には、第1の突起31と離間する方向に力が働き、両突起31,36は自身の弾性力で係合状態を解除させる。さらに、回動規制面27と回動規制面34による灰皿17の回動規制と、回動規制面30aと回動規制面37aによる灰皿17の回動規制がそれぞれ解除される。その後、支持ピン35が支持孔28の最左端に移動すると、灰皿17自身の自重あるいは前方(図7紙面上で反時計方向)へ軽い回動力を加えることによって、灰皿17は支持孔38の最左端を中心として前方へ回動し、そして、図7に二点鎖線で示すように灰皿17の収容部材33が下向きとなった位置で位置決め保持され、灰皿17の中に溜まった吸殻などの清掃を行う。
【0021】
次に、清掃後には、上述の作用と逆の手順で灰皿17をもとの収容位置に収容保持させることになるが、先ず、図7に二点鎖線で示す位置の灰皿17を後方(図7紙面上で時計方向)に回動させると、この回動動作の途中で、図8に示すように、垂直リブ30の前後動規制面30b上を灰皿17の突片37の前後規制面37bが接するように移動する。これにより、支持ピン35の収容位置方向への移動が規制され、第1,2の突起31,36が互いに干渉することなく、灰皿17を支持孔28の最左端を中心に安定して回動させることができる。そして、この回動動作によって図7に実線で示す位置に載置状態とされた灰皿17を後方へ押込むと、灰皿17は、各回動規制面(27,34)(30a,37a)によって回動規制されると共に、第1,2の突起31,36の係合により収納位置に収納保持されることとになる(図5参照)。
【0022】
さて、本実施形態では、上記のようにパチンコ遊技機を構成したことにより、次のような効果を得ることができる。
(1)収納凹部26の回動規制面27と灰皿17の回動規制面34とによる第1の回動規制手段及び垂直リブ30の回動規制面30aと灰皿17の回動規制面37aとによる第2の回動規制手段が形成されている。このため、灰皿17が収納位置にある場合には、遊技者が灰皿17に不用意に手や指を触れたり、または搬送中の振動によっても灰皿17の回動が抑制され、灰皿17の中に溜まっていた吸殻や灰を周囲に撒き散らすことがなく、搬送中に回動して破損してしまうこともない。また、回動規制手段が2組形成されているので、どちらか一方の回動規制手段が破損しても、残りの回動規制手段で上記効果を達成させることができる。
【0023】
(2)支持部材22の前面22dと灰皿17の後壁17dの前面とが、灰皿17が収納された状態で略同一面となる奥深さで収納凹部26が形成されている。このため、灰皿17を収納位置にセットした使用状態では、灰皿17の後壁17dの上面に灰などが溜まらないようになり、美観性が向上する。
【0024】
(3)支持面22cの第1の突起31と灰皿17の第2の突起36とにより係合手段を形成したことにより灰皿17を収納凹部26内の収納位置に係合保持することができる。また、両突起31,36を弾性部材で形成したことにより、灰皿17の前後移動に伴う係脱が容易である。
【0025】
(4)垂直リブ30の前後動規制面30bと突片37の前後動規制面37bによる前後動規制手段を形成したことにより、灰皿17が回動される際に、灰皿17を回動中心位置にて安定して回動させることができる。
【0026】
(5)支持面22cの垂直リブ30と灰皿17の突片37が灰皿17の回動規制と灰皿17が回動する際の前後動移動規制の両方の機能を発揮できるように形成したことにより、構造を簡素化することができる。
【0027】
なお、前記実施形態は、以下のように変更して具体化してもよい。
・前記実施形態とは逆に、支持ピン35を両支持面22a,22b側に形成し、支持孔28を灰皿17側に形成してもよい。このように構成しても前記実施形態と同様の効果を奏する。
【0028】
・前記実施形態における支持孔28に代えて、支持溝に変更してもよい。このように構成しても前記実施形態と同様の効果を奏する。
・前記実施形態における支持孔28に代えて、支持ピン35の前後移動を案内するガイドに変更してもよい。また、前記ガイドは、支持ピン35に対して片側支持でも両側支持のどちらでもよい。このように構成しても前記実施形態と同様の効果を奏する。
【0029】
・前記実施形態においては、第1の回動規制手段27,34と第2の回動規制手段30a,37aの両方を備えているが、どちらか一方の回動規制手段を備えているだけでもよい。このように構成すれば、簡単な構成となり、灰皿17の回動を規制することができる。
【0030】
・前記実施形態においては、収納凹部26に灰皿17を嵌入すると、灰皿17の後壁前面と支持部材22の前面が略同一面になるように収納凹部26の奥行き深さが形成されているが、支持部材22の前面に対して灰皿17の後壁前面が突出されるような奥行き深さで収納凹部26を形成してもよい。このように構成すれば、支持部材22を薄くでき、小型化される。また、逆に支持部材22の前面に対して灰皿17の後壁前面が、奥に入り込むような奥行き深さで収納凹部26を形成してもよい。このように構成すれば、灰皿17の回動をより確実に規制することができる。
【0031】
・前記実施形態においては、収納凹部26に回動規制手段が形成されているが、収納凹部26を設けずに灰皿17の後壁に形成した凸部と支持部材22に形成した前記凸部が嵌入される凹部によって回動規制手段を構成してもよい。このように構成すれば、支持部材22が簡単な構造となり、灰皿17の回動を規制することができる。また、前記凸部と凹部を逆に形成しても、同様な効果を奏する。
【0032】
・前記実施形態とは逆に、第1の突起31を灰皿17側に形成し、第2の突起36を支持面22c側に形成してもよい。このように構成しても前記実施形態と同様の効果を奏する。
【0033】
・前記実施形態における両突起31,36による係合に代えて、凹凸関係の係合に変更してもよい。このように構成しても前記実施形態と同様の効果を奏する。
【0034】
・前記実施形態における係合手段31,36を複数組形成してもよい。このように構成すれば、灰皿17が収納位置により確実に保持される。さらに、1つの係合手段が破損しても他の係合手段によって灰皿17を収納位置に保持できる。
【0035】
・前記実施形態においては、垂直リブ30と突片37が第2の回動規制手段30a,37aと前後動規制手段30b,37bの両機能を発揮できるように形成されているが、それぞれ独立させて、別々に機能が発揮できるように垂直リブ30と突片37を構成してもよい。このように構成しても前記実施形態と同様の効果を奏する。
【0036】
・前記実施形態における垂直リブ30及び突片37を1組または3組以上形成してもよい。1組のみの構成にすれば、簡単な構造で、灰皿17の回動規制及び前後動規制を行うことができる。また、3組以上の構成にすれば、より確実に灰皿17の回動規制及び前後動規制を行うことができる。
【0037】
・前記実施形態においては、灰皿17が底部材32と収容部材33とで構成されているが、一体に成形された灰皿でも良い。このように構成しても前記実施形態と同様の効果を奏する。また、灰皿17の材質は、前記実施形態に限定されるものではない。
【0038】
・本実施形態における灰皿17をパチンコ遊技機以外の遊技機(例えば、アレンジボール遊技機やスロットマシン)で使用してもよい。他の遊技機においても、前記実施形態と同様の効果を奏する。
【0039】
【発明の効果】
この発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1又は請求項2に記載の発明によれば、回動規制手段により、不用意な操作や搬送中の振動による灰皿の回動を抑制することができる。
【0040】
請求項1又は請求項2に記載の発明によれば、灰皿の後壁上面に灰などが溜まらず、美観性を向上させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、灰皿を水平状態に保った状態で前後移動可能であるとともに、灰皿の回動を十分に抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、灰皿の回動位置において回動動作を安定させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、灰皿を収納位置に保持することができる。
【0041】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、収納凹部に灰皿を嵌入するだけで、灰皿の回動が規制でき、その構成が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態におけるパチンコ遊技機の全体構成を示す正面図
【図2】 同じく、下球皿を示す斜視図
【図3】 同じく、灰皿及び収納凹部を示す斜視図
【図4】 同じく、灰皿と収納凹部の対向面を示す斜視図
【図5】 同じく、図1A−A線における灰皿が収納凹部に収納された状態を示す側部断面図
【図6】 同じく、図1B−B線における灰皿が収納凹部に収納された状態を示す上部断面図
【図7】 同じく、図1A−A線における灰皿が回転中心位置に移動した状態を示す側部断面図
【図8】 同じく、図1A−A線における灰皿が回動する状態を示す側部断面図
【符号の説明】
17…灰皿、17d…後壁、22…支持部材、25…収納空間、26…収納凹部、27,34…第1の回動規制手段としての回動規制面、30a,37a…第2の回動規制手段としての回動規制面、30b,37b…前後動規制手段としての前後動規制面、31,36…係合手段としての突起
Claims (4)
- 機台前面に灰皿の収納空間が形成された支持部材を備え、同支持部材を介して前記収納空間内に配置された灰皿を前方に向かって回動可能に支持してなるパチンコ遊技機において、
前記灰皿(17)と支持部材(22)との間には、前記収納空間(25)内において灰皿(17)を前後移動可能に且つ回動可能に支持する案内支持手段(28、35)と、前記灰皿(17)が前記収納空間(25)後方寄りの収納位置に収納された状態で前記灰皿(17)の回動を規制する回動規制手段(27,34)(30a,37a)とを備え、
前記支持部材(22)には、前記収納空間(25)の後方寄りに前記灰皿(17)の一部が嵌入される収納凹部(26)が設けられ、同収納凹部(26)は前記灰皿(17)が収納位置に収納された状態で前記灰皿(17)の後壁(17d)前面と前記支持部材(22)の前面とが略同一面となる奥行き深さで形成されており、
前記回動規制手段(30a,37a)は、前記灰皿(17)の回動を規制するとともに前記灰皿(17)の前後移動を案内すべく、前記灰皿(17)の後壁(17d)後面と前記収納凹部(26)の内面との対向面間に設けられているパチンコ遊技機。 - 機台前面に灰皿の収納空間が形成された支持部材を備え、同支持部材を介して前記収納空間内に配置された灰皿を前方に向かって回動可能に支持してなるパチンコ遊技機において、
前記灰皿(17)と支持部材(22)との間には、前記収納空間(25)内において灰皿(17)を前後移動可能に且つ回動可能に支持する案内支持手段(28、35)と、前記灰皿(17)が前記収納空間(25)後方寄りの収納位置に収納された状態で前記灰皿(17)の回動を規制する回動規制手段(27,34)(30a,37a)とを備え、
前記支持部材(22)には、前記収納空間(25)の後方寄りに前記灰皿(17)の一部が嵌入される収納凹部(26)が設けられ、同収納凹部(26)は前記灰皿(17)が収納位置に収納された状態で前記灰皿(17)の後壁(17d)前面と前記支持部材(22)の前面とが略同一面となる奥行き深さで形成されており、
前記灰皿(17)の後壁(17d)後面と前記収納凹部(26)の内面との対向面間には、前記灰皿(17)の回動を案内するとともに、その回動動作中に灰皿(17)の前後移動を規制する前後動規制手段(30b、37b)が設けられているパチンコ遊技機。 - 前記灰皿(17)の外面と前記収納凹部(26)の内面との対向面間には、前記灰皿(17)を収納位置に係合保持する係合手段(31、36)が設けられている請求項1又は請求項2に記載のパチンコ遊技機。
- 前記回動規制手段(27,34)は、前記灰皿(17)の回動を規制すべく、前記灰皿(17)の後壁(17d)上面と同面が対向する前記収納凹部(26)の内面との対向面間に設けられている請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のパチンコ遊技機。
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1999
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