JP2004040979A - 移動体駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】目盛が刻まれた長尺のスケール(42)と、スケールに接触することなくスケールの目盛を読み取ることにより移動体の位置を検出する読取ヘッド(41)とを収容するスケール収容体(44)を移動体と支持体の一方に取り付ける。スケール収容体は、スケールと読取ヘッドの一方の挿入を可能にする長孔(45)と圧縮空気を導入する供給口(46)とを有する。微小な隙間(48)をおいてスケール収容体の長孔を塞ぎ空気室(49)を形成するスケールカバーを移動体と支持体の他方に取り付ける。供給口から空気室へ導入された空気を微小な隙間から噴出させて塵埃の浸入を防ぐ。
【選択図】図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、静圧空気軸受とリニアモータを組み合わせて使用し摺動抵抗を極小にした移動体駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、テーブルやヘッド等の移動体をリニアモータを用いて非接触に駆動するとともに静圧空気軸受を用いて移動体を非接触に案内することによって位置決め精度を向上させた工作機械が様々な製品の加工に使用されている。このような工作機械は、例えば、より一層の小型化が要求されている光学機器用部品の金型を製作するために利用されている。さらに、ダイヤモンド工具を用いて高硬度の材料から成る基板の表面に半導体レーザ用の回折格子を微細に作製するという用途も知られている。工作機械による機械的な作製方法は、フォトエッチング等の化学的な方法に比べて、耐久性に優れた回折格子を繰り返し作製することができるという利点をもつ。しかしながら、溝間隔が1μm以下の回折格子を機械的に作製するために、さらに高精度な、サブマイクロメートル又はナノメートル単位の位置決めを可能にする駆動装置を備えた工作機械が求められている。
【0003】
摩擦抵抗を極小化できるという、静圧空気軸受とリニアモータを組み合わせた工作機械が持つ利点を生かすために、移動体の運動に抵抗を与えずにその変位量を測定する非接触式の位置検出要素が望ましい。工作機械に主に利用される非接触式の位置検出要素は、例えば、光学式リニアエンコーダや磁気式リニアエンコーダであり、同一ピッチの目盛が刻まれた細長い薄板状のスケールと、スケール上の目盛を磁気的にあるいは光学的に読み取る読取ヘッドとから成る。スケールと読取ヘッドのうち一方が移動体に取り付けられ、移動体を静圧空気軸受によって支持するベッドやコラム等の支持体に他方が取り付けられる。
【0004】
高精度な工作機械ほど格子目盛のピッチが細かいリニアエンコーダを備えている。リニアエンコーダの分解能が高くなると、スケールへ付着する切粉や埃等の微細な塵埃は僅かでさえ高精度な位置決めに無視できない悪影響を与えてしまう。塵埃の付着はスケール表面に損傷を与える可能性に加えて、光学式リニアエンコーダにおいては読取ヘッドが検出する透過光あるいは反射光の光量の変化による検出に誤差を発生させてしまう。
【0005】
特開平11−63966号公報は、長尺の金属製の筐体の中にスケールと読取ヘッドを配置した磁気式リニアエンコーダを開示している。筐体は下方が開放したコ字状の断面を有し、筐体の開放面をゴム製のダストリップにより塞ぐことにより筐体内部に塵埃が侵入することを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
リニアモータと静圧空気軸受を備えた高精度な工作機械に特開平11−63966号公報に開示されたエンコーダを取り付けると、ダストリップが摺動抵抗を発生するので非接触という利点を減殺してしまう。この発明の課題は、リニアモータと静圧空気軸受によって摺動抵抗を極小化した高精度な移動体駆動装置の利点を減殺することなく、塵埃がスケールに付着することがない非接触式の位置検出要素を設けた移動体駆動装置を提供することである。又、高精度な、サブマイクロメートル又はナノメートル単位の位置決めを可能にする駆動装置を備えた工作機械を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、移動体に直線的な移動を与えるリニアモータと、
移動体を支持体に対して非接触に案内する案内要素と、
目盛が刻まれた長尺のスケール(42)と、
スケールに接触することなくスケールの目盛を読み取ることにより移動体の位置を検出する読取ヘッド(41)と、
移動体と支持体の一方に取り付けられた、スケールと読取ヘッドの一方の挿入を可能にする長孔(45)と圧縮空気を導入する供給口(46)とを有する、スケールと読取ヘッドを収容するスケール収容体(44)と、
移動体と支持体の他方に取り付けられた、微小な隙間(48)をおいてスケール収容体の長孔を非接触に塞ぎ空気室(49)を形成するスケールカバー(47)とを備えたことを特徴とする。
この構成により、圧縮空気が供給口(46)から空気室(49)の中へ導入されスケール収容体とスケールカバー間に形成された微小な隙間(48)から流出するので、塵埃が空気室へ侵入してスケールに付着することが防止される。
【0008】
好ましくは、スケール収容体は支持体に取り付けられ読取ヘッドはスケール収容体に保持され、スケールカバーは移動体に取り付けられスケールはスケールカバーに保持される。
【0009】
さらに、好ましくは、支持体はベッド基部とベッド基部から直立する支持台部とから成り、移動体は水平に移動可能なテーブルであり、スケールはテーブルと支持台部との間に配置され、案内要素はテーブルの垂直な中心線に対称に支持台部に固定された互いに平行な2本の軸受ガイド(11)と各軸受ガイドに軸受すきまを形成してテーブルに固定された一対の静圧空気軸受(31)とを含み、リニアモータは支持台部の外側で各静圧空気軸受の下に設けられる。
又、本発明は、ワーク(39)が載置されるテーブル(3)を水平な1軸の方向に移動させるリニアモータとテーブルを非接触に案内する軸受ガイド(11)とを有する第1の駆動装置と、工具(75)が支持されるZ軸スライダ(7)を鉛直なZ軸の方向に移動させるリニアモータとZ軸スライダを非接触に案内する軸受ガイド(51)とを有する第2の駆動装置とを備えた工作機械に向けられ、第1の駆動装置は、目盛が刻まれた長尺のスケール(42)と、スケールに接触することなくスケールの目盛を読み取ることによりテーブルの位置を検出する読取ヘッド(41)と、スケールと読取ヘッドの一方の挿入を可能にする長孔(45)と圧縮空気を導入する供給口(46)とを有する、スケールと読取ヘッドを収容するスケール収容体(44)と、微小な隙間をおいてスケール収容体の長孔を塞ぎ空気室を形成するスケールカバー(47)とを含み、
第2の駆動装置は、目盛が刻まれた長尺のスケールと、スケールに接触することなくスケールの目盛を読み取ることによりZ軸スライダの位置を検出する読取ヘッドと、スケールと読取ヘッドの一方の挿入を可能にする長孔と圧縮空気を導入する供給口とを有する、スケールと読取ヘッドを収容するスケール収容体と、微小な隙間をおいてスケール収容体の長孔を塞ぎ空気室を形成するスケールカバーとを含む。
なお、上記発明を図面中の参照符号を付して記載したが、発明は開示された実施例に限定されるものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の移動体駆動装置が適用された精密工作機械について詳しく説明する。なお、図1は、精密工作機械の斜視図であり、図2は図1の精密工作機械をA−A線に沿って見た断面図であり、Y軸テーブル用の移動体駆動装置を示している。図3は、図2中の光学式リニアエンコーダをB−B線に沿って見た断面図である。図4は、図1中のエアバランサ装置を詳細に示す断面図である。
【0011】
例示された精密工作機械は、厳しく温度管理された清浄な部屋に据え付けられ、操作者は部屋の外から機械を遠隔制御する。図1に示されるように、チャック74に装着されるダイヤモンドバイト等の工具75は水平なX軸及び鉛直なZ軸の方向に移動可能であり、一方、工具75によって加工されるワーク39はX軸に直交する水平なY軸の方向に移動可能である。チャック74は工具75の回転装置を備えた刃物台71に取り付けられている。刃物台71は矩形断面を有するZ軸スライダ7の前面に固定されている。Z軸スライダ7は軽量な熱膨張率の小さい多孔質のセラミック材料から成り方形断面の中空部を有する。Z軸スライダ7を案内する軸受ガイド51がX軸テーブル5上に固定され、Z軸スライダ7の中空部を貫通してZ軸方向に延びている。
【0012】
Z軸スライダ7にZ軸方向の移動を与えるリニアモータは、コイルを有する可動子73と永久磁石を有する固定子53とから成る。リニアモータが発生する推力の中心がZ軸スライダ7の軸心と一致するように、可動子73はZ軸スライダ7の両側面に取り付けられている。可動子73と固定子53との間に発生する磁気的な吸引力が相殺されるように、それぞれの可動子73は板状の支持部材の表面と裏面に多数のコアレスコイルをZ軸方向に配列することによって構成される。図1にはただ一つの可動子73が示されもう1つの可動子73は省略されている。コイル列に空隙を介して対向する磁石片を有する固定子53は、ブラケット57に取り付けられている。ブラケット57はX軸テーブル5上に直立するコラム54に支持されている。固定子53とブラケット57はそれぞれただ一つのみが図1中に示され、それらの一部が切り欠かれている。
【0013】
Z軸スライダ7に作用する重量につりあう荷重を発生するエアバランサ装置80が設けられている。図1および図4を参照してエアバランサ装置80を詳細に説明する。エアバランサ装置80のピストンロッド81は、シリンダ89の内壁に接触することなく静圧空気軸受によって案内されて、シリンダ89内を鉛直に移動できる。連結部材55がコラム54の上端から前方へ水平に延び、シリンダ89は連結部材55の前部に取り付けられている。ブラケット77がZ軸スライダ7に取り付けられ、ピストンロッド81はブラケット77に支持されピストンロッド81の下端はシリンダ孔88の中に位置している。ピストンロッド81は、好ましくは、Z軸スライダ7と同軸となるように設けられる。
【0014】
多孔質のカーボン材から成る、ピストンロッド81を保持する軸受ブッシュ83がシリンダ89の内周壁に接着されている。圧縮空気を軸受ブッシュ83へ供給するための供給口85がシリンダ89に形成されている。さらに、シリンダ孔88へ圧縮空気を供給するための供給口87がシリンダ89に形成されている。ピストンロッド81がシリンダ89から抜けてしまわないように円板状のストッパ82がピストンロッド81の下端に取り付けられている。シリンダ孔88の径はストッパ82の径D1よりも十分大きく、空気はシリンダ89の内周壁とストッパ82との隙間を通って円滑に流通できる。
【0015】
圧縮空気はコンプレッサから適当なフィルタへ送られて塵埃が除去され、ハイリリーフエアレギュレータによって圧力が5.0kgf/cm2の設定値に調整されて供給口85から軸受ブッシュ83へ供給される。軸受ブッシュ83を通過した高圧の空気は、ピストンロッド81の周面へ均一に噴出される。こうして、ピストンロッド81と軸受ブッシュ83によって形成される5μm程度の軸受すきまに空気膜が生成されピストンロッド81は鉛直に静圧保持される。一方、適当なハイリリーフエアレギュレータによって2.0kgf/cm2に減圧された圧縮空気が供給口87に加えられ、結果的に、シリンダ孔88中の空気圧は3.0kgf/cm2で平衡する。ピストンロッド81の径をD2(cm)とすると、π/4・D22・3の推力が、図4中の矢印に示される方向に発生する。
【0016】
図1及び図2を参照してY軸テーブル3用の移動体駆動装置を詳細に説明する。ワーク39はY軸テーブル3上に載置されたワーク台38に適当な締付具によって固定されている。図2中に良く示されているように、ベッド1は水平な上面を有する基部1aと2本の軸受ガイド11を支持するための支持台部1bとから成る。支持台部1bは基部1aから直立する断面を有しY軸方向に延びている。
【0017】
矩形断面を有しY軸方向に互いに平行に延びるレール状の2本の軸受ガイド11が支持台部1bの両端に固定されている。軸受ガイド11の4側面に軸受すきまを形成できるよう軸受ガイド11の下面の一部だけが支持台部1bの上面に接している。多孔質のセラミック材料から成る一対の静圧空気軸受31がY軸テーブル3の下面に取り付けられ、2本の軸受ガイド11と協働してY軸テーブル3を非接触に案内する。図2中の参照符号Cは、Y軸テーブル3の垂直な中心線Cを示すと共に支持台部1bの垂直な中心線を示す。2本の軸受ガイド11と一対の静圧空気軸受31は、どちらも、中心線Cに対称に配置されている。静圧空気軸受31は軸受ガイド11の4側面に軸受すきまを形成できるような断面を有する。軸受すきまに供給される空気の圧力は精密エアレギュレータにより3.0kgf/cm2程度に維持され、各側面毎に独立に設定することができる。
【0018】
Y軸テーブル3にY軸方向の移動を与える一対のリニアモータは、支持台部1bの外側で静圧空気軸受31の下に設けられる。板状の支持部材の表面と裏面に多数のコアレスコイルをY軸方向に配列することによって構成された固定子13が、支持台部1bの両外側で基部1aの水平な上面に固定されている。コイル列に対向して配列された磁石片を有する可動子33が各静圧空気軸受31の下面に固定されている。一対のリニアモータは中心線Cに対称に配置されているのでY軸テーブル3を高精度にY軸方向に駆動できる。また、コイル組立体は静止体であるベッド1に設けられているので、コイルへ電流を供給する電力線はY軸テーブル3の円滑な移動を妨げない。
【0019】
図2及び図3を参照してY軸テーブル3の位置を検出する非接触式の位置検出要素を詳細に説明する。実施例では、Y軸方向に延びる透明なガラススケール42と読取ヘッド41とを含む光学式リニアエンコーダが、Y軸テーブル3と支持台部1bとの間に配設されている。高い検出精度を確保するため、長尺のスケール42は中心線C上でY軸テーブル3の直下に配置されている。透過部と非透過部とを繰り返すあるいは反射部と非反射部とを繰り返す微細な多数の格子目盛がスケール42の表面に長手方向に同一ピッチで形成されている。読取ヘッド41はスケール42に光を照射する発光手段とスケール42からの透過光あるいは反射光を検出する受光素子とを有し、透過光あるいは反射光の光量の変化に基づいてスケール42の格子目盛を読み取る。読取ヘッド41はY軸テーブル3の変位を示す信号をNC装置へ出力する。
【0020】
スケール42と読取ヘッド41を収容するスケール収容体44が支持台部1b上に設けられている。読取ヘッド41はスケール収容体44に保持されている。スケール42の挿入を可能にするY軸方向に延びる長孔45がスケール収容体44に形成されている。図2中に良く示されるように、実施例のスケール収容体44は、その上方に開口する長孔45を有しほぼコの字状の断面を有する。長孔45を非接触に塞ぐ細長い板状のスケールカバー47が、Y軸テーブル3の下面に取り付けられている。こうして、スケール収容体44とスケールカバー47とによって仕切られた空気室49が形成される。スケール収容体44とスケールカバー47間の隙間48の大きさは、0.5mm程度である。スケール42はスケールカバー47の下面に保持されている。
【0021】
上述したように、スケール42はスケールカバー47を介して移動体すなわちY軸テーブル3に取り付けられ、読取ヘッド41はスケール収容体44を介して工作機械の固定部分すなわち支持台部1bに取り付けられている。したがって、読取ヘッド41の導出線は固定されているのでY軸テーブル3の円滑な移動を妨げず発塵を引き起こさない。さらに、圧縮空気をスケール収容体44へ供給する配管も固定されているので、同様の利点をもたらす。
【0022】
図3中の2点鎖線は、紙面左側へ距離Sだけ移動して移動限界に達したY軸テーブル3、スケールカバー47、スケール42のそれぞれの位置を表している。同様に、図3中の1点鎖線は、紙面右側の移動限界に達したY軸テーブル3とスケール42のそれぞれの位置を表している。スケール収容体44は、スケール42が移動可能なすべての位置においてスケール42を収容できる十分な長さを有している。スケールカバー47はY軸上のいかなる位置にあっても、微小な隙間48をおいてスケール収容体44の長孔45を塞ぐ十分な長さを有している。
【0023】
圧縮空気を導入する供給口46がスケール収容体44の一端の下部に形成されている。圧縮空気源から適当なフィルタを通って送られる清浄な圧縮空気は供給口46を通って空気室49内へ供給される。供給される圧縮空気は精密エアレギュレータにより2.0〜3.0kgf/cm2程度に減圧されている。こうして、空気室49の気圧は外部の大気圧よりも高く維持され空気は定常的に隙間48から空気室49の外へ流れ出す。その結果、スケール42と読取ヘッド43とが配置された空気室49内へ塵埃が侵入することが防止される。
【0024】
上述したように、光学リニアエンコーダはY軸テーブル3と支持台部1bとの間に設けられ、一方、一対のリニアモータは支持台部1bの両外側に設けられている。こうして、磁気吸引力によって塵埃を引き付け易く熱源であるリニアモータはスケール42から離隔して配置されている。したがって、長尺のスケール42は熱膨張や塵埃による望ましくない影響を受けにくく安定して性能を発揮することができる。
【0025】
X軸テーブル5用の移動体駆動装置は、Y軸テーブル3用の移動体駆動装置と同様に構成されるので、その詳細な説明を省く。図1中に示されるように、X軸方向に延びるレール状の2本の軸受ガイド12がベッド1上に固定され、軸受ガイド12と協働してX軸テーブル5を非接触に案内する、多孔質のセラミック材料から成る静圧空気軸受52がX軸テーブル5の下面に取り付けられている。X軸テーブル5をX軸方向の移動を与えるリニアモータは図示されていないが、永久磁石を有する可動子が静圧空気軸受52の下面に取り付けられ、コイルを有する固定子がベッド1上に取り付けられている。図2中のスケール42と読取ヘッド41と同様に非接触式の位置検出要素がX軸テーブル5の下に取り付けられている。X軸テーブル5の移動範囲に応じた長さを有するスケール収容体とスケールカバーによって空気室が形成されている。
【0026】
なお、Z軸スライダ7の位置を検出する非接触式の位置検出要素は、Z軸スライダ7とコラム54との間に設けられ、X軸及びY軸用のそれと同様にスケール収容体とスケールカバーによって形成される空気室の中に配置されている。読取ヘッドはスケール収容体を介してコラム54に取り付けられ、スケールはスケールカバーを介してZ軸スライダ7に取り付けられスケール収容体の長孔を通過している。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明による移動体駆動装置は、位置検出要素においても接触抵抗に因るスティックスリップの発生がないので、微細で精密な位置決めを可能にする。又、工具やワークをリニアモータを用いて水平方向及び鉛直な方向に非接触に移動し静圧空気軸受を用いて非接触に案内する工作機械において、塵埃の影響を受けない非接触式の位置検出要素を備えることにより、サブマイクロメートル又はナノメートル単位の位置決めを可能にする。
【0028】
さらに、光学リニアエンコーダの長尺のスケールは磁気吸引力によって塵埃を引き付け易く熱源であるリニアモータから離隔して配置されると共に空気が流通する容器内に収容されるので、熱膨張による影響を受けにくく安定して性能を発揮することができる。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された精密工作機械の斜視図である。
【図2】Y軸テーブル用の移動体駆動装置を図1のA−A線に沿って見た断面図である。
【図3】光学式リニアエンコーダを図2中のB−B線に沿って見た断面図である。
【図4】図1中に示されたエアバランサの断面図である。
【符号の説明】
1 ベッド
1a 基部
1b 支持台部
3 Y軸テーブル
5 X軸テーブル
7 Z軸スライダ
11 軸受ガイド
12 軸受ガイド
13 固定子
31 静圧空気軸受
33 可動子
38 ワーク台
39 ワーク
41 読取ヘッド
42 スケール
44 スケール収容体
45 長孔
46 供給口
47 スケールカバー
48 隙間
49 空気室
51 軸受ガイド
52 静圧空気軸受
53 固定子
54 コラム
55 連結部材
57 ブラケット
71 刃物台
73 固定子
74 チャック
75 工具
77 ブラケット
80 エアバランサ装置
81 ピストンロッド
82 ストッパ
83 軸受ブッシュ
85 供給口
87 供給口
88 シリンダ孔
89 シリンダ
Claims (4)
- 移動体に直線的な移動を与えるリニアモータと、
移動体を支持体に対して非接触に案内する案内手段と、
目盛が刻まれた長尺のスケールと、
スケールに接触することなくスケールの目盛を読み取ることにより移動体の位置を検出する読取ヘッドと、
移動体と支持体の一方に取り付けられた、スケールと読取ヘッドの一方の挿入を可能にする長孔と圧縮空気を導入する供給口とを有する、スケールと読取ヘッドを収容するスケール収容体と、
移動体と支持体の他方に取り付けられた、微小な隙間をおいてスケール収容体の長孔を塞ぎ空気室を形成するスケールカバーとを備えたことを特徴とする移動体駆動装置。 - 請求項1に記載された移動体駆動装置において、スケール収容体は支持体に取り付けられ読取ヘッドはスケール収容体に保持され、スケールカバーは移動体に取り付けられスケールはスケールカバーに保持される移動体駆動装置。
- 請求項1に記載された移動体駆動装置において、支持体はベッド基部とベッド基部から直立する支持台部とから成り、移動体は水平に移動可能なテーブルであり、スケールはテーブルと支持台部との間に配置され、案内手段はテーブルの垂直な中心線に対称に支持台部に固定された互いに平行な2本の軸受ガイドと各軸受ガイドに軸受すきまを形成してテーブルに固定された一対の静圧空気軸受とを含んで成り、リニアモータは支持台部の外側で各静圧空気軸受の下に設けられる移動体駆動装置。
- ワークが載置されるテーブルを水平な1軸の方向に移動させるリニアモータとテーブルを非接触に案内する軸受ガイドとを有する第1の駆動装置と、工具が支持されるZ軸スライダを鉛直なZ軸の方向に移動させるリニアモータとZ軸スライダを非接触に案内する軸受ガイドとを有する第2の駆動装置とを備えた工作機械において、
第1の駆動装置は、目盛が刻まれた長尺のスケールと、スケールに接触することなくスケールの目盛を読み取ることによりテーブルの位置を検出する読取ヘッドと、スケールと読取ヘッドの一方の挿入を可能にする長孔と圧縮空気を導入する供給口とを有する、スケールと読取ヘッドを収容するスケール収容体と、微小な隙間をおいてスケール収容体の長孔を塞ぎ空気室を形成するスケールカバーとを含み、
第2の駆動装置は、目盛が刻まれた長尺のスケールと、スケールに接触することなくスケールの目盛を読み取ることによりZ軸スライダの位置を検出する読取ヘッドと、スケールと読取ヘッドの一方の挿入を可能にする長孔と圧縮空気を導入する供給口とを有する、スケールと読取ヘッドを収容するスケール収容体と、微小な隙間をおいてスケール収容体の長孔を塞ぎ空気室を形成するスケールカバーとを含むことを特徴とする工作機械。
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