JP2009107066A - 精密ロール旋盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来に較べて格段に高速な微細溝加工を実現し、1本あたりの加工時間を大幅に短縮することができるようにした精密ロール旋盤を提供する。
【解決手段】ワークであるロールWの一端をチャックで保持しながらロールWに回転を与える主軸を有する主軸台12と、主軸台12に対向してベッド上に配置され、前記ロールの一端を回転自在に支持する心押台14と、ロールWの長手方向を移動可能にベッド上に設置されたサドル26と、ロールの長手方向と直角の方向に移動可能に前記サドル上に設置されたテーブル28とを設け、さらにロールの長手方向と平行に延びるガイドレールと、ガイドレール上を浮揚状態で走行し、ダイヤモンドバイトを保持するエアスライダと、エアスライダを駆動するリニアモータと、を備えたエアスライド装置40をテーブルに設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、精密ロール旋盤に係り、特に、レンズシートなどの光学製品を押出成形するロール金型の加工に用いられる精密ロール旋盤に関する。
ロールを加工する工作機械にはロール旋盤がある。ロール旋盤は、ダイヤモンドバイトなどを取り付けた刃物台を往復台に設置した旋盤である。主軸台でロールを回転させ、往復台を前後方向(X軸)に送りながら周方向の溝を加工するのが基本的な使い方である。ロールに軸方向の溝を加工する場合は、主軸台(C軸)でロールを割り出しながら、往復台を左右方向(Z軸)に送ることにより、軸方向の溝を創生することができる。
近年、機械制御技術の進歩によって、ロール旋盤による超精密加工が実現されている。最近では、光学レンズの成形に用いる金型の加工がロール旋盤で実施されるようになってきている。このような超精密加工を実現するロール旋盤として、出願人は、特許文献1乃至5に挙げる精密ロール旋盤を提案している。
この精密ロール旋盤は、刃物旋回台に通常の刃物台とフライカッタスピンドル装置とを設置しているので、両者を使い分けることにより、ロールを連続回転させて縦溝(周方向の溝)を切削できるのはもちろん、フライカッタによりロールを割り出しながら横溝(軸方向の溝)についても高精度の加工を行うことができる。
この精密ロール旋盤によれば、液晶パネルのバックライトに使用されるレンチキュラーレンズシート、クロスレンチキュラーレンズシート、プリズムシートなどの押出成形に用いる超精密のロール金型の加工を実現することができる。
特願2006−130066号 特願2006−135560号 特願2006−156388号 特願2006−165144号 特願2006−166404号
この種のロール旋盤によるロール金型の超精密加工では、1本のロールについて加工を終了するまでに長時間を要するという問題がある。最近では、液晶パネルの大型化の進展に伴い、ロールも大型になっており、例えば、長さ2メートルものレンズシート用ロール金型を加工することもある。
1本の溝を加工すること自体は、時間がかかるものではない。上記のロールの場合、軸方向に1本の横溝を加工するのに1分程度かかる。しかし、レンズシート用のロール金型の場合は、その溝一つ一つが微細なため、全体では膨大な数の溝を加工しなければならない点に大きな特徴がある。ロール全体では、横溝を仮に3万本とすると、1本のロールにすべての横溝を中断なく加工して30000分、つまり500時間、3週間かかることになる。
そこで、本発明の目的は、前記従来技術の有する問題点を解消し、従来に較べて格段に高速な微細溝加工を実現し、1本あたりの加工時間を大幅に短縮することができるようにした精密ロール旋盤を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、超精密加工範囲が著しく広くなるロール加工をより高精度にするために支援する様々な機能を付加した精密ロール旋盤を提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明に係る精密ロール旋盤は、ベッドと、前記ベッド上に設置され、ワークであるロールの一端をチャックで保持しながら該ロールに回転を与える主軸を有する主軸台と、前記主軸台に対向して前記ベッド上に配置され、前記ロールの一端を回転自在に支持する心押台と、前記ロールの長手方向を移動可能に前記ベッド上に設置されたサドルと、ロールの長手方向と直角の方向に移動可能に前記サドル上に設置されたテーブルと、前記テーブル上に設置され、前記ロールの長手方向と平行に延びるガイドレールと、前記ガイドレール上を浮揚状態で走行し、ダイヤモンドバイトを保持するエアスライダと、前記エアスライダを駆動するリニアモータと、を備えたエアスライド装置と、を具備したことを特徴とするものである。
また、本発明に係る精密ロール旋盤専用エアスライド装置は、ロール旋盤の刃物台に取り付けられ、バイトを高速でロールの長手方向に直線移動させるためのエアスライド装置であって、前記ロールの長手方向と平行に延びるガイドレールと、前記ガイドレール上を浮揚状態で走行し、ダイヤモンドバイトを保持するエアスライダと、前記エアスライダを駆動するリニアモータと、前記ガイドレール、エアスライダ、リニアモータを一体的に収納するケースと、を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、従来に較べて格段に高速な微細溝加工を実現し、1本あたりの加工時間を大幅に短縮することができ、また、超精密加工範囲が著しく広くなるロール加工をより高精度に、高能率にすることができる。
以下、本発明による精密ロール旋盤の一実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態による精密ロール旋盤を正面から表した斜視図であり、図2は、ロールを設置していない状態で、図1とは反対側から表した斜視図である。
図1および図2において、参照番号10は、ベッドを示す。このベッド10の上には、主軸台12、心押台14、往復台16が配置されている。ワークはロール形状のロールWであり、主軸台12と心押台14とで回転自在に支持されている。
主軸台12は、ベッド10の長手方向の一端部に配置されている。この主軸台12は、本体部17と、主軸18と、この主軸18の先端に取り付けられたチャック19と、主軸18を駆動するサーボモータ20を含む。主軸18は本体部17に内蔵されている図示しない油静圧軸受により支持されている。チャック19は、ロールWの軸を把持し、主軸18の回転をロールWに伝達する。
この主軸台12では、主軸18を駆動するサーボモータ20は、主軸18を直接駆動するビルトイン型のサーボモータとして構成されている。主軸18の回転量は、エンコーダにより検出される。このエンコーダの検出信号をフィードバックして主軸18の位置制御および速度制御を行うことにより、主軸台12にはロールWの円周方向の割出しを行う割出し軸(C軸)としての機能と、主軸18を一定の回転数(数百回転まで)で連続回転させる機能が付加されている。
次に、図1、図2において、心押台14は、主軸台12に対向してベッド10上に配置されている。ベッド10の上面には図示しない案内面が設けられ、心押台14は移動可能に設置されている。心押台14は、従来一般の心押軸の代わりに主軸24を備えており、この主軸24に取り付けたチャック25でロールWの軸を回転自在に支持する。このような心押台14は、基本的な構成は主軸台12と同様のものである。
次に、往復台16について説明する。
往復台16は、ロールWの軸方向に移動可能にベッド10上に設置されているサドル26を含む。このサドル26の上には、ロールWの軸方向と直角な方向に移動可能にテーブル28が設置されている。
本実施形態の精密ロール旋盤では、サドル26を送る軸がZ1軸で、サドル26上でテーブル28を送る軸がX軸である。そして、この精密ロール旋盤では、X軸、Z1軸の他、主軸台12にはC軸、テーブル28に設けられた刃物旋回台30にはB軸および、以下に詳細に説明するように、Z2軸、W軸が設けられている。
刃物旋回台30の上には、刃物台32が取り付けられている。この実施形態の場合、刃物台32には、通常のバイト31が取り付けられる他、エアスライド装置40がアタッチメントとして着脱できるようになっている。
刃物台32には、周方向に所定の間隔でバイト31が配列されている。この実施形態では、バイト31が4本、刃物台32を60度毎旋回させて割り出すことができるようになっている。バイト31には、超精密加工の場合にはダイヤモンドバイトが使用される。
本実施形態による精密ロール旋盤では、刃物台32には、次のようなエアスライド装置40が設置されている。
図3は、エアスライド装置40の本体を示す斜視図である。このエアスライド装置40は、ダイヤモンドバイトを高速でロールWの長手方向に直線移動させ、軸方向に溝を高効率で加工するために、アタッチメントとして刃物台32に取り付けられるものである。
この実施形態によるエアスライド装置40は、エアスライダ41をリニアモータにより駆動してガイドレール42に沿って浮揚状態で高速で走行させる装置で、エアスライダ41には、ダイヤモンドバイト50が微細加工ユニット44を介して取り付けられている。エアスライダ41は、ケース45の内部で走行し、ダイヤモンドバイト50は、ケース45に形成されたスリット48から突出し、この状態で移動する。このようにエアスライド装置40は、長尺な箱状のケース45に収納されてあらかじめユニット化されており、ケース45ごと刃物台32に取り付けたり、取り外すことができるようになっている。なお、刃物台32にエアスライド装置40を設置していないときは、普通の刃物台32としてバイト31で加工できるようになっている。
次に、図4は、エアスライド装置40のケース45に収まっていない状態でのエアスライダ41およびガイドレール42を示す図である。
ガイドレール42は、ロールWと平行になるように位置決めされるもので、大型の長いロールWの加工にも対応できるように、大型のロール旋盤では2〜3メートル前後の長さのものが用いられる。もちろん、短いロールに対応できるように短いレールであってもよい。ガイドレール42は、水平部42aと垂直部42bとがT字に交差するT字断面をもつレールである。この場合、エアスライダ41は、水平部42aを両側から抱き込むように嵌合している。また、ガイドレール42の水平部42aの上面では、中央にリニアモータの固定子を構成する磁石46がレール長手方向に配列されている。
図5に示すように、ガイドレール42では、水平部42aの上下面および側面にエアスライダ41の滑動面43a、43b、43cが形成されている。エアスライダ41からは活動面43a、43b、43cに向けてエアが噴出されることで、エアスライダ41は滑動面43a、43b、43cからごくわずかに浮き上がるようになっている。リニアモータの可動子48は、磁石46と対向するように、エアスライダ41の下部に冷却ブロック47を介して担持されている。冷却ブロック47には、冷却水が供給されるようになっており、可動子48の過熱を抑制している。このようなリニアモータは、エアスライダ41を移動させ、その位置、速度制御をするZ2軸の駆動機構を構成している。
図5に示すように、エアスライダ41において、ロールWに向き合う方の側面下部には、微細加工ユニット44を介してバイトホルダ49が取り付けられている。このバイトホルダ49にはダイヤモンドバイト50が装着されている。
微細加工ユニット44は、ピエゾ素子に電圧を印加したときの微小な変形を利用して、ダイヤモンドバイト50の刃先の位置を切込方向に微小変位させる装置である。この場合、ダイヤモンドバイト50の刃先は、ロールWの中心線を含むX−Z平面上にあり、X軸で移動させロールWに刃先を接触するかしないかのおおまかな位置に位置決めしておいてから、微細加工ユニット44で所要の電圧を印加してピエゾ素子を膨張させ、ダイヤモンドバイト50の切込量を設定することができるようになる。
以上のようなエアスライド装置40は、構成要素一式がケース45に収容されて刃物台32に取り付けて用いられるが、次のように脚部と受け台で両端部を支える構造になっている。
図1並びに図6において、ケース45の両端部に近い位置には、脚部51が取り付けられている。この脚部51の下端にはエアパッド52a、52bが取り付けられている。このエアパッド52a、52bは、多孔質材料から形成されており、微細な孔を通じて真空引きを行い、エアパッド52a、52bをベッド上に配置した受け台54に固定できるようになっている。また、エアスライド装置40を刃物台32とともにX軸方向に移動させるときには、エアパッド52a、52bからエアを噴き出すことにより、わずかに受け台54の表面から浮かせることができるようになっている。
なお、図1、2において、参照番号60は、切子吸引装置を示す。この切子吸引装置60は、エアスライド装置40のZ2と同期するW軸を制御軸をもっている。吸引口61は、エアスライダ41のダイヤモンドバイト50の近くにも配置されている。
本実施形態による精密ロール旋盤は、以上のように構成されるものであり、次に、その作用並びに効果について説明する。
本実施形態による精密ロール旋盤では、刃物台32にエアスライド装置40を取り付けてロールWを加工する使用態様と、エアスライド装置40を取り付けない状態で通常のロール旋盤としてロールを加工する使用態様とがあるが、まず、前者のエアスライド装置40を取り付けた場合のロール軸方向の溝加工について説明する。
加工前には、ロールWを、主軸台12と心押台14に取り付けるときに芯出しを行なっておく。次いで、刃物台32に設置してあるエアスライド装置40がロールWに対して平行になるようにB軸で割り出す。その後、テーブル28ごと刃物旋回台30をX軸で送って、ダイヤモンドバイト50の刃先とロールWの距離がほぼゼロになる位置に位置決めすることになる。
図6において、エアスライド装置40を位置決めするまでは、脚部51のエアパッド52a、52bからはエアが噴き出され、エアパッド52a、52bは受け台54の表面からわずかに浮いた状態にある。X軸での位置が決まると(二点鎖線で示す)、エアパッド52a、52bから真空引きすることにより、エアパッド52a、52bが受け台54に吸着するので、エアスライド装置40をクランプすることができる。このように、エアパッド52a、52bを用いて受け台54上の移動およびクランプ動作を円滑に行うことができる。
こうして、エアスライド装置40をクランプした位置では、ダイヤモンドバイト50の刃先とロールWの距離がほぼ0になっている。引き続いて、加工基準面を出すため、ロールWを回転させた状態のまま、エアスライダ41をZ2軸で送ってロールWの加工範囲に全面加工を行う。この全面加工により、加工の基準が確立する。ダイヤモンドバイト50による超精密本加工は、その後で行うことになる。
この超精密本加工としては、例えば、ロールWの全面に亘って微細な溝を軸方向に加工する例を挙げて説明する。この場合、エアスライダ41を高速で移動させてロールWに微細な溝を1本ずつ加工する。そして、1本の溝の加工が終了すると、C軸で割り出してからエアスライダ41を移動させて次の溝をロールWに加工する。これを繰り返して、ロールW全体に溝を加工する。
ロールW全体にわたって微細な溝を軸方向に加工する場合、加工範囲が広くなる上に、溝の本数が膨大な数になる。
そこで、本実施形態による精密ロール旋盤によれば、次のようにして加工の効率化を図っている。
第1に、刃物台32の載った往復台16を送るZ1軸とともに、Z2軸を構成するエアスライド装置40を併設することにより、エアスライド装置40の高速性を十二分に活用できるようにしている。すなわち、Z2軸を構成するエアスライド装置40は、ダイヤモンドバイト50を有するエアスライダ41を高速で走行させながら溝を加工できるため、従来のロール旋盤のように、刃物台32の載った往復台16を送って溝を加工する場合と較べると、送り速度に格段の違いが生じる。
実際、従来のロール旋盤での往復台は、速いものでも15m/分程度であるのに対して、エアスライド装置40ではエアスライダ41を3倍の45m/分の送り速度で走行させることが可能である。
また、エアスライド装置40では、単純に高速になるだけにとどまるものではなく、エアスライダエアに浮遊させたまま直進運動を与えるので、運動の真直度が高く、また、摩擦がなく、位置および速度の制御を高精度に行える利点がある。
第2に、ロールWに微細な溝を加工する場合には、1本の溝を仕上げるには、ダイヤモンドバイトで数回切削する必要があり、従来は、1回切削するごとにX軸で刃先の位置を変えるとともに、切込量を調整する必要があった。
本実施形態によるロール旋盤では、エアスライダ41に微細加工ユニット44を設け、この微細加工ユニット44を介してダイヤモンドバイト50を取り付けることにより、ピエゾ素子に印加する電圧でダイヤモンドバイト50の切込量を微少量だけ制御することができる。このため、最初にダイヤモンドバイト50の刃先を軸上で位置を決めておくと、その後は、微細加工ユニット44により、刃先の位置を微小変位させることができるので、溝加工の精度を高めると同時に、X軸での微小量の移動が不要になる分だけ、効率を格段に高めることができる。
このようにして、本実施形態のロール旋盤によれば、ロールWの全面にわたる軸方向の溝の超精密加工を従来に較べて効率を格段に高めることができる。実際、大型のロール1本に、全部で数万本もの溝を加工する場合、従来は中断することなく連続して加工しても3週間から一月かかっていたのに対して、約2週間で加工することができた。
以上、ロールWに軸方向の溝を加工する例を説明したが、エアスライド装置40を使って、ロールWに周方向の微細な溝をロール全体に加工することもできるのはもちろんである。この場合、1本の溝を加工するごとに、エアスライダ41を軸方向に微少量送って溝加工を繰り返せばよい。
また、本実施形態の精密ロール旋盤では、刃物台32からエアスライド装置40を取り外しても、刃物台32のバイト31により、通常のロール旋盤の用法にしたがって、ロールを加工することができることはもちろんである。
以上、本発明に係る精密ロール旋盤について、エアスライド装置を取り付けることより、Z2軸を付加する実施形態を挙げて説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではなく、当初から固定的にZ2軸を構成するようにしてもよい。
本発明の一実施形態による精密ロール旋盤を正面から表した斜視図である。 本発明の一実施形態による精密ロール旋盤を背面から表した斜視図である。 本発明の一実施形態による精密ロール旋盤で用いられるエアスライド装置の外観を示す斜視図である。 図3のエアスライド装置のエアスライダとガイドレールを示す斜視図である。 エアスライダの側面を示す図。 エアスライダ装置の取り付けられた刃物台の側面図。
符号の説明
10 ベッド
12 主軸台
14 心押台
16 往復台
26 サドル
28 テーブル
31 バイト
32 刃物台
40 エアスライド装置
41 エアスライダ
42 ガイドレール
44 微細加工ユニット
45 ケース
46 磁石
48 可動子
49 バイトホルダ
50 ダイヤモンドバイト
52a、52b エアパッド
54 受け台

Claims (10)

  1. ベッドと、
    前記ベッド上に設置され、ワークであるロールの一端をチャックで保持しながら該ロールに回転を与える主軸を有する主軸台と、
    前記主軸台に対向して前記ベッド上に配置され、前記ロールの一端を回転自在に支持する心押台と、
    前記ロールの長手方向を移動可能に前記ベッド上に設置されたサドルと、
    ロールの長手方向と直角の方向に移動可能に前記サドル上に設置されたテーブルと、
    前記テーブル上に設置され、前記ロールの長手方向と平行に延びるガイドレールと、前記ガイドレール上を浮揚状態で走行し、ダイヤモンドバイトを保持するエアスライダと、前記エアスライダを駆動するリニアモータと、を備えたエアスライド装置と、
    を具備したことを特徴とする精密ロール旋盤。
  2. 前記テーブルには、複数本のバイトが固定された刃物台を有する旋回台が設置され、前記刃物台に、前記エアスライド装置が配置されたことを特徴とする請求項1に記載の精密ロール旋盤。
  3. 前記エアスライド装置は、前記ピエゾ素子に電圧を印加したときの伸縮により、ダイヤモンドバイトの刃先の位置を切込方向に微小変位させる微細加工ユニットを備えることを特徴とする請求項1に記載の精密ロール旋盤。
  4. 前記テーブル上で前記旋回台をロールの長手方向と直角に移動し、前記エアスライド装置を加工位置に位置決めする軸をX軸、前記サドルをロールの長手方向に移動する軸をZ1軸、前記エアスライダを前記リニアモータで移動する軸をZ2軸とし、さらに、前記旋回台の旋回軸をB軸としたことを特徴とする請求項2に記載の精密ロール旋盤用。
  5. エアスライド装置は、前記刃物台に着脱可能に取り付けられるアタッチメントとして構成されたことを特徴とする請求項2に記載の精密ロール旋盤。
  6. ロール旋盤の刃物台に取り付けられ、バイトを高速でロールの長手方向に直線移動させるためのエアスライド装置であって、
    前記ロールの長手方向と平行に延びるガイドレールと、
    前記ガイドレール上を浮揚状態で走行し、ダイヤモンドバイトを保持するエアスライダと、
    前記エアスライダを駆動するリニアモータと、
    前記ガイドレール、エアスライダ、リニアモータを一体的に収納するケースと、を備えたことを特徴
  7. 前記ピエゾ素子に電圧を印加したときの伸縮により、ダイヤモンドバイトの刃先の位置を切込方向に微小変位させる微細加工手段をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の精密ロール旋盤専用エアスライド装置。
  8. 前記ガイドレールは、前記エアスライダが嵌合する水平部と、垂直部がT字をなす断面T字形のレールからなり、前記水平部の上面には、中央に長手方向にリニアモータの磁石が配列され、磁石の配列の両側に、前記エアスライダがエアにより滑動する滑動面が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の精密ロール旋盤専用エアスライド装置。
  9. 前記ケースに取り付けられエアスライド装置を水平に支持する脚部と、
    前記脚部を滑動可能に支持する受け台と、
    をさらに有することを特徴とする請求項6に記載の精密ロール旋盤専用エアスライド装置。
  10. 前記脚部の下端には、エアを噴出しおよび吸引するエアパッドが取り付けられ、該エアスライド装置は、前記エアパッドからエアを噴出させることにより、受け台の表面を浮揚滑動可能になり、前記エアパッドからの真空吸引により、任意の位置に固定クランプできることを特徴とする請求項9に記載の精密ロール旋盤専用エアスライド装置。
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