JP2009107066A - 精密ロール旋盤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ワークであるロールWの一端をチャックで保持しながらロールWに回転を与える主軸を有する主軸台12と、主軸台12に対向してベッド上に配置され、前記ロールの一端を回転自在に支持する心押台14と、ロールWの長手方向を移動可能にベッド上に設置されたサドル26と、ロールの長手方向と直角の方向に移動可能に前記サドル上に設置されたテーブル28とを設け、さらにロールの長手方向と平行に延びるガイドレールと、ガイドレール上を浮揚状態で走行し、ダイヤモンドバイトを保持するエアスライダと、エアスライダを駆動するリニアモータと、を備えたエアスライド装置40をテーブルに設ける。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の一実施形態による精密ロール旋盤を正面から表した斜視図であり、図2は、ロールを設置していない状態で、図1とは反対側から表した斜視図である。
主軸台12は、ベッド10の長手方向の一端部に配置されている。この主軸台12は、本体部17と、主軸18と、この主軸18の先端に取り付けられたチャック19と、主軸18を駆動するサーボモータ20を含む。主軸18は本体部17に内蔵されている図示しない油静圧軸受により支持されている。チャック19は、ロールWの軸を把持し、主軸18の回転をロールWに伝達する。
往復台16は、ロールWの軸方向に移動可能にベッド10上に設置されているサドル26を含む。このサドル26の上には、ロールWの軸方向と直角な方向に移動可能にテーブル28が設置されている。
図3は、エアスライド装置40の本体を示す斜視図である。このエアスライド装置40は、ダイヤモンドバイトを高速でロールWの長手方向に直線移動させ、軸方向に溝を高効率で加工するために、アタッチメントとして刃物台32に取り付けられるものである。
ガイドレール42は、ロールWと平行になるように位置決めされるもので、大型の長いロールWの加工にも対応できるように、大型のロール旋盤では2〜3メートル前後の長さのものが用いられる。もちろん、短いロールに対応できるように短いレールであってもよい。ガイドレール42は、水平部42aと垂直部42bとがT字に交差するT字断面をもつレールである。この場合、エアスライダ41は、水平部42aを両側から抱き込むように嵌合している。また、ガイドレール42の水平部42aの上面では、中央にリニアモータの固定子を構成する磁石46がレール長手方向に配列されている。
本実施形態による精密ロール旋盤では、刃物台32にエアスライド装置40を取り付けてロールWを加工する使用態様と、エアスライド装置40を取り付けない状態で通常のロール旋盤としてロールを加工する使用態様とがあるが、まず、前者のエアスライド装置40を取り付けた場合のロール軸方向の溝加工について説明する。
加工前には、ロールWを、主軸台12と心押台14に取り付けるときに芯出しを行なっておく。次いで、刃物台32に設置してあるエアスライド装置40がロールWに対して平行になるようにB軸で割り出す。その後、テーブル28ごと刃物旋回台30をX軸で送って、ダイヤモンドバイト50の刃先とロールWの距離がほぼゼロになる位置に位置決めすることになる。
また、エアスライド装置40では、単純に高速になるだけにとどまるものではなく、エアスライダエアに浮遊させたまま直進運動を与えるので、運動の真直度が高く、また、摩擦がなく、位置および速度の制御を高精度に行える利点がある。
12 主軸台
14 心押台
16 往復台
26 サドル
28 テーブル
31 バイト
32 刃物台
40 エアスライド装置
41 エアスライダ
42 ガイドレール
44 微細加工ユニット
45 ケース
46 磁石
48 可動子
49 バイトホルダ
50 ダイヤモンドバイト
52a、52b エアパッド
54 受け台
Claims (10)
- ベッドと、
前記ベッド上に設置され、ワークであるロールの一端をチャックで保持しながら該ロールに回転を与える主軸を有する主軸台と、
前記主軸台に対向して前記ベッド上に配置され、前記ロールの一端を回転自在に支持する心押台と、
前記ロールの長手方向を移動可能に前記ベッド上に設置されたサドルと、
ロールの長手方向と直角の方向に移動可能に前記サドル上に設置されたテーブルと、
前記テーブル上に設置され、前記ロールの長手方向と平行に延びるガイドレールと、前記ガイドレール上を浮揚状態で走行し、ダイヤモンドバイトを保持するエアスライダと、前記エアスライダを駆動するリニアモータと、を備えたエアスライド装置と、
を具備したことを特徴とする精密ロール旋盤。 - 前記テーブルには、複数本のバイトが固定された刃物台を有する旋回台が設置され、前記刃物台に、前記エアスライド装置が配置されたことを特徴とする請求項1に記載の精密ロール旋盤。
- 前記エアスライド装置は、前記ピエゾ素子に電圧を印加したときの伸縮により、ダイヤモンドバイトの刃先の位置を切込方向に微小変位させる微細加工ユニットを備えることを特徴とする請求項1に記載の精密ロール旋盤。
- 前記テーブル上で前記旋回台をロールの長手方向と直角に移動し、前記エアスライド装置を加工位置に位置決めする軸をX軸、前記サドルをロールの長手方向に移動する軸をZ1軸、前記エアスライダを前記リニアモータで移動する軸をZ2軸とし、さらに、前記旋回台の旋回軸をB軸としたことを特徴とする請求項2に記載の精密ロール旋盤用。
- エアスライド装置は、前記刃物台に着脱可能に取り付けられるアタッチメントとして構成されたことを特徴とする請求項2に記載の精密ロール旋盤。
- ロール旋盤の刃物台に取り付けられ、バイトを高速でロールの長手方向に直線移動させるためのエアスライド装置であって、
前記ロールの長手方向と平行に延びるガイドレールと、
前記ガイドレール上を浮揚状態で走行し、ダイヤモンドバイトを保持するエアスライダと、
前記エアスライダを駆動するリニアモータと、
前記ガイドレール、エアスライダ、リニアモータを一体的に収納するケースと、を備えたことを特徴 - 前記ピエゾ素子に電圧を印加したときの伸縮により、ダイヤモンドバイトの刃先の位置を切込方向に微小変位させる微細加工手段をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の精密ロール旋盤専用エアスライド装置。
- 前記ガイドレールは、前記エアスライダが嵌合する水平部と、垂直部がT字をなす断面T字形のレールからなり、前記水平部の上面には、中央に長手方向にリニアモータの磁石が配列され、磁石の配列の両側に、前記エアスライダがエアにより滑動する滑動面が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の精密ロール旋盤専用エアスライド装置。
- 前記ケースに取り付けられエアスライド装置を水平に支持する脚部と、
前記脚部を滑動可能に支持する受け台と、
をさらに有することを特徴とする請求項6に記載の精密ロール旋盤専用エアスライド装置。 - 前記脚部の下端には、エアを噴出しおよび吸引するエアパッドが取り付けられ、該エアスライド装置は、前記エアパッドからエアを噴出させることにより、受け台の表面を浮揚滑動可能になり、前記エアパッドからの真空吸引により、任意の位置に固定クランプできることを特徴とする請求項9に記載の精密ロール旋盤専用エアスライド装置。
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