JP2004036797A - 固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】分離している部材が不用意に分離することがない固定構造を提供する。
【解決手段】この発明の固定構造は、固定具50が、少なくとも基材に固定される首部56と、首部56に回動自在に固定される頭部72とを備え、頭部72が一方向に向いているときに第1部材22の貫通孔に嵌挿され且つ頭部72が一方向を向いているときに嵌挿された第1部材22の孔縁が頭部72が一方向と交差する他方向を向いているときには頭部72に係止されるように形成されるとともに、頭部72が一方向と交差する他方向に向いているときに第2部材34の貫通孔に嵌挿され且つ頭部72が他方向を向いているときに嵌挿された第2部材34の孔縁が頭部72が一方向を向いているときには頭部72に係止されるように形成されたものである。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、分離している部材を固定する固定構造に関し、特にたとえばバッグの胴部材と蓋部材とを固定するに適する固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の分離している部材を固定する固定構造としては、たとえば、バッグの固定構造として、図26ないし図28に示すようなものがある。
このバッグの固定構造は、バッグ1の胴部2を構成する側版3に固定された固定具4の頭部5を回動し、胴部2を構成する前版6に形成された貫通孔7を前記頭部5に嵌挿し胴部2を構成する側版3に重ね合わせるとともに、蓋部を構成する蓋版部8に形成された貫通孔9を前記頭部5に嵌挿させ、蓋版部8と重ね合わせた後、頭部5を回動して蓋版部8を頭部5に係止するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のこのバッグの固定構造においては、蓋版部8に形成された貫通孔9と頭部5を構成する前版6に形成された楕円状の貫通孔7とが、ほぼ同一の形状で、楕円状の貫通孔7の長軸および短軸のいずれもが蓋版部8の貫通孔9と前版6の貫通孔7とが同一で重なるように形成されているので、側版3と前版6とが重ね合わさったときに両貫通孔7,9が重ね合わさって、固定具4の頭部5が不意に回動したとき、蓋部の蓋版部8と胴部2を構成する前版6とが頭部5より抜け出て、胴部2を構成する前版6と側版3とが分離してしまうおそれがある。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、分離している部材が不用意に分離することがない固定構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に記載の固定構造は、基材に固定された固定具と、基材の表面に重ねられ、且つ貫通孔に固定具が嵌挿されて基材に固定される第1部材と、第1部材の表面に重ねられて、且つ貫通孔に固定具が嵌挿されて基材に固定される第2部材とを含み、固定具は、少なくとも基材に固定される首部と、首部に回動自在に固定される頭部とを備え、頭部が一方向に向いているときに第1部材の貫通孔に嵌挿され、且つ頭部が一方向を向いているときに嵌挿された第1部材の孔縁が、頭部が一方向と交差する他方向を向いているときには頭部に係止されるように形成されるとともに、頭部が一方向と交差する他方向に向いているときに第2部材の貫通孔に嵌挿され、且つ頭部が他方向を向いているときに嵌挿された第2部材の孔縁が、頭部が一方向を向いているときには頭部に係止されるように形成された固定構造である。
この発明の請求項2に記載の固定構造は、固定具の首部は、頭部の一番太い部分より狭く且つ頭部の一番細い部分と同じかそれより太い部分を有し、首部において第1部材および/または第2部材の貫通孔が嵌合して固定されるように形成された、請求項1に記載の固定構造である。
この発明の請求項3に記載の固定構造は、第1部材の貫通孔は、固定具の頭部が一方向に向いているときに嵌挿され且つ固定具の首部に嵌合するように形成された、請求項1または請求項2に記載の固定構造である。
この発明の請求項4に記載の固定構造は、第2部材の貫通孔は、固定具の頭部が他方向に向いているときに嵌挿され且つ固定具の首部に嵌合するように形成された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の固定構造である。
【0006】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明にかかる固定構造を用いたバッグの展開した状態を示す斜視図である。
図2ないし図6は、この発明の一実施の形態である固定構造の固定方法を示す斜視図解図である。
【0008】
このバッグ10は、その中に物品を収納する胴部12と、胴部12の開口部を被蓋する蓋部14とからなる。
胴部12と蓋部14とは、一枚のプラスチック製シートで一体的に形成され、胴部12はプラスチック製シートをトムソン加工を施してなる折り曲げ線に沿って折り曲げ、略直方体状の収容部を構成するように形成されている。蓋部14は、胴部12と連設され、折り曲げ線に沿って折り曲げて胴部12の開口部を被蓋するように形成されている。
【0009】
胴部12は、平面長方形状の後版16と、後版16の左右両端縁に形成された側版18(第1側版18aおよび第2側版18bからなる)と、後版16の長手下端縁に連設された長方形状の底版20と、底版20の後版16側と対向する端縁(前側端縁)に連設された前版22とからなる。
側版18は、後版16の一方の短手端縁との境界に形成された折り曲げ線24aを介して連設された第1側版18aと、後版16の他方の短手端縁との境界に形成された折り曲げ線24bを介して連設された第2側版18bとからなる。側版18を構成する第1側版18aおよび第2側版18bは、後版16と同一の幅を有するまち部26a,26bと、境界の折り曲げ線24c,24dを介して、前部28a,28bとに分割され、折り曲げ線24c,24dにおいて内側に折り曲げることができ、まち部26a,26bとほぼ直角に折り曲げられた前部28a,28bが、後版16と平行になるように構成されている。
【0010】
蓋部14は、前記後版16と境界の折り曲げ線32aを介して連設された後版16と同一の幅を有する長方形状の上版部30と、境界の折り曲げ線32bを介して連設された方形の蓋版部34とからなる。
また、前版22には、略楕円形の貫通孔36が穿設され、また蓋版部34には貫通孔38が穿設されている。
そして、底版20は、前記後版16と境界の折り曲げ線40aを介して連設され、後版16と同一の幅を有する長方形状であり、前版22は、前記底版20と境界の折り曲げ線40bを介して連設され、底版20と同一の幅を有する略長方形状である。
【0011】
この胴部12を構成する側版18の前部28aおよび前部28bが、基材を構成し、前版22が第1部材を構成し、蓋部14を構成する蓋版部34が第2部材を構成する。
【0012】
第1側版18aの前部28aおよび第2側版18bの前部28bには、固定具50が固定されている。
前版22の貫通孔36と蓋版部34の貫通孔38とは、第1側版18aの前部28aの固定具50と第2側版18bの前部28bの固定具50で固定されるために嵌挿されるので、それらに対応してそれぞれ左右一対形成されている。
固定具50は、胴部12を構成する前版22を第1側版18aおよび第2側版18bの表面上に重ねたとき、貫通孔36が嵌挿されるとともに、蓋部14を構成する蓋版部34を第1側版18aおよび第2側版18bの表面上に重ねたとき、貫通孔38が嵌挿される位置に形成されている。
【0013】
固定具50は、側版18に固定されるボトムユニット52と、ボトムユニット52に回動自在に固定されるトップユニット70と、ボトムユニット52を側版18の外表面に取り付けたとき、側版18の裏面から側版18を挟持するようにボトムユニット52に固定されるベースユニット80とを備える。
ボトムユニット52、トップユニット70およびベースユニット80は、いずれも合成樹脂で成形されてなる。
【0014】
ボトムユニット52は、図7ないし図10に示すように、平面長方形状の基部54と、前記基部54のほぼ中央において上方に向けて突き出し設けられた平面四角柱状の首部56と、基部54の下面側に左右2箇所において下方に向けて突き出し設けられた脚部58とを備える。
首部56は、基部54の平面状裏面(第1側版18aおよび第2側版18bに取着される面)に直交する方向に上方に向いて突き出し設けられ、その中央において上面から下面にわたり貫設された嵌装孔60が穿設されている。
嵌装孔60は、平面略円形で上方から下方に向かうに従って徐々にその径が小さくなる円筒状に形成されるとともに、基部54の裏面とほぼ同じ高さ位置において段部62が形成され、且つ段部62より下方に向けて拡がる固定穴64が形成されている。固定穴64は、基部54の下面に形成された円筒状突部66内に穿設されている。
このように、嵌装孔60は、首部56から円筒状突部66にわたって連続して形成されている。
【0015】
トップユニット70は、図11ないし図15に示すように、前記ボトムユニット52の首部56より大きく、平面視して首部56よりはみ出す大きさの頭部72と、前記頭部72の下面に突き出し設けられた嵌合凸部74とを備える。
頭部72は、前記貫通孔36および貫通孔38の平面形状に対応し、且つ頭部72を貫通孔36および貫通孔38に出し入れ自在となる形状を備えている。すなわち、頭部72は、楕円状の貫通孔36および楕円状の貫通孔38の長軸に沿って頭部72の長軸に沿うように形成された断面略楕円の柱状に形成され、頭部72を貫通孔36および貫通孔38に嵌挿したときに、頭部72の方が貫通孔36および貫通孔38より若干小さい、比較的近似した形状を有する。
【0016】
嵌合凸部74は、割溝が中央に縦方向において穿設された二股状に形成され、その先端頭部には膨出部76が形成され、図20に示すように、嵌合凸部74を前記ボトムユニット52の嵌装孔60に上方より嵌め込んだとき、嵌合凸部74が二股状であるために嵌装孔60の孔壁に沿って若干内側に湾曲しながら嵌挿される。そして、膨出部76の上部の段部とボトムユニット52の嵌装孔60に形成された段部62とが係止するように形成されているので、膨出部76が固定穴64内に嵌装された後は、嵌合凸部74が嵌装孔60より抜け出ることはない。そして、トップユニット70の頭部72を手で持って回動させれば、ボトムユニット52の嵌装孔60内において円滑に同一水平面上において回動させることができる。
【0017】
頭部72は、その下面に、ボトムユニット52の首部56の上面と接する面に凸条78が脚部58の外側面より延びて形成され、該凸条78を係止する凹条68がボトムユニット52の首部56の頂上面に穿設されている。
特に、この実施の形態においては、頭部72の長軸に沿って凸条78が設けられ、凹条68は、ボトムユニット52の首部56の幅方向(基部54の長手方向)に凹条68が形成されるとともにそれと直交する方向(基部54の短手方向)にも凹条68が穿設された、略十字状に設けられている。
【0018】
ベースユニット80は、図16ないし図19に示すように、前記ボトムユニット52の脚部58,58に嵌合する固定孔82が左右一対穿設され、前記固定孔82と固定孔82との間であってそのほぼ中央に、前記ボトムユニット52の円筒状突部66を嵌挿する固定孔84が穿設されてなる、略楕円の板状体である。このベースユニット80の裏面であって、ボトムユニット52の脚部58が嵌挿される固定孔82の周辺近傍には、固定凹部86が穿設されている。
而して、側版18を構成する第1側版18aおよび第2側版18bの所定の位置に穿設された取付孔90に固定具50を嵌挿し、ボトムユニット52の円筒状突部66をベースユニット80の固定孔84に嵌挿し、ボトムユニット52の脚部58の先端部を加熱し変形させて、固定凹部86内に拡がるようにして脚部58を固定凹部86に固定して、ボトムユニット52をベースユニット80に固定する。
【0019】
首部56は、図22および図23に示すように、首部56を構成する4つの側縁の中央部分が外側に膨出した断面略方形の形状を有し、前版22の貫通孔36の長縁部36aに設けられた円弧状凹部36bおよび蓋版部34の貫通孔38の長縁部38aに設けられた円弧状凹部38bに密に嵌合するように構成されている。
【0020】
前記頭部72が図2および図3に示すように、一方向(側版18の長手方向に平行な方向)に向いているときに前記前版22の貫通孔36に嵌挿され、且つ前記頭部72が一方向を向いているときに嵌挿された前版22の貫通孔36の孔縁が、前記頭部72が前記一方向と交差する他方向(側版18と直交する方向、すなわち、蓋版部34の長手方向と直交する方向)を向いているときには前記頭部72に係止されるように形成されるとともに、前記頭部72が前記一方向(側版18の長手方向に平行な方向)と交差する他方向(側版18と直交する方向、すなわち、蓋版部34の長手方向と直交する方向)に向いているときに前記蓋部14を構成する蓋版部34の貫通孔38に嵌挿され、且つ前記頭部72が他方向を向いているときに嵌挿された蓋版部34の貫通孔38の孔縁が、前記頭部72が一方向を向いているときには前記頭部72に係止されるように形成されている。また、前記固定具50の首部56は、前記頭部72の一番太い部分より狭く且つ前記頭部72の一番細い部分より太い部分を有し、前記首部56において前版22および/または蓋版部34の貫通孔36,38が嵌合して固定されるように形成されている。もっとも、首部56は、頭部72の一番細い部分と同じでもよい。
【0021】
このバッグ10を使用するにあたっては、まず胴部12を所定の形状に組み立てるために、側版18を後版16との境界の折り曲げ線24a,24bに沿って折り曲げ上方に向けて立ち上げるとともに、側版18を構成する前部28a,28bをさらにまち部26a,26bとの境界の折り曲げ線24c,24dにおいて折り曲げ、後版16とほぼ平行となるように組み立てる。
そして、さらに、胴部12を構成する前版22を底版20との境界の折り曲げ線40a,40bに沿って折り曲げ、後版16とほぼ平行となるように側版18の第1側版18aおよび第2側版18bの外表面に重ね合わせる。
そして、前版22の貫通孔36を固定具50の頭部72に嵌挿し、さらに首部56の位置まで降ろして側版18の第1側版18aおよび第2側版18bの外表面に重ね合わせる。
このとき、頭部72の長軸と前版22の貫通孔36の長軸とは平行となるように頭部72を回動し、頭部72に貫通孔38を嵌挿できるようにする。
【0022】
そして、蓋部14をもって被蓋するときには、蓋部14を構成する蓋版部34を上版部30との境界の折り曲げ線32aに沿って折り曲げ、後版16とほぼ平行となるように側版18の第1側版18aおよび第2側版18bの外表面および胴部12の前版22の外表面に重ね合わせ、蓋版部34の貫通孔38を固定具50の頭部72に嵌挿する。
このとき、固定具50の頭部72は、その長軸が蓋版部34の貫通孔38の長軸と平行となるように回動し、頭部72の凸条78を首部56の凹条68と係止させ、所定の位置に固定する。
そして、蓋版部34の貫通孔38の長縁部38aに設けられた円弧状凹部38bを固定具50の首部56に合わせ固定する。
そして、頭部72を回動し、首部56の凹条68に頭部72の裏面に形成された凸条78を係合させて一定の位置に固定する。
【0023】
したがって、頭部72は、蓋版部34の貫通孔38の長縁部38aより外側にはみ出し、蓋版部34が頭部72より抜け出ることはない。
また、頭部72が不用意に回動し、蓋版部34の貫通孔38より抜け出たとしても、頭部72が蓋版部34の貫通孔38より抜け出る位置においては、頭部72が前版22の貫通孔36より抜け出る位置には存在しないために、前版22の貫通孔36より不用意に抜け出ることはない。
したがって、たとえ蓋版部34が頭部72より外れたとしても、少なくとも胴部12を構成する前版22は頭部72より外れることがないため、胴部12は所定の形状を保持したままの状態を維持する。
【0024】
なお、この発明に係る固定構造は、前記実施の形態に限らず、また、バッグ10の胴部12と蓋部14を胴部12に固定するための固定構造として用いる場合に限らない。また、バッグとして用いるときには、図25に示すように、バッグ10の上版部30に提げ手92を取り付けて用いてもよく、また、提げ手がなくてもよい。
たとえば、首部56の形状を前記実施の形態においては、横断面略方形に形成したが、たとえば変形してもよく、また、前版22の貫通孔36および蓋版部34の貫通孔38を、変形した首部56の形状に沿ったものとしてもよい。
【0025】
【発明の効果】
この発明によれば、基材に固定された固定具と、基材の表面に重ねられ、且つ貫通孔に固定具が嵌挿されて基材に固定される第1部材と、第1部材の表面に重ねられて、且つ貫通孔に固定具が嵌挿されて基材に固定される第2部材とを含み、固定具は、少なくとも基材に固定される首部と、首部に回動自在に固定される頭部とを備え、頭部が一方向に向いているときに第1部材の貫通孔に嵌挿され、且つ頭部が一方向を向いているときに嵌挿された第1部材の孔縁が、頭部が一方向と交差する他方向を向いているときには頭部に係止されるように形成されるとともに、頭部が一方向と交差する他方向に向いているときに第2部材の貫通孔に嵌挿され、且つ頭部が他方向を向いているときに嵌挿された第2部材の孔縁が、頭部が一方向を向いているときには頭部に係止されるように形成されているので、頭部は、第2部材の貫通孔の縁部より外側にはみ出し、第2部材が頭部より抜け出ることはない。また、頭部が不用意に回動し、第2部材の貫通孔より抜け出たとしても、頭部が第2部材の貫通孔より抜け出る位置においては、頭部が第1部材の貫通孔より抜け出る位置には存在しないために、第1部材の貫通孔より不用意に抜け出ることはない。したがって、たとえ第2部材が頭部より外れたとしても、第1部材は頭部より外れることがないため、所定の形状を保持したままの状態を維持することができる。
また、この発明によれば、固定具の首部は、頭部の一番太い部分より狭く且つ頭部の一番細い部分と同じかそれより太い部分を有し、首部において第1部材および/または第2部材の貫通孔が嵌合して固定されるように形成されているので、貫通孔に嵌挿された第1部材または第2部材の貫通孔の縁部より外側にはみ出し、第1部材または第2部材が頭部より抜け出ることがない。
さらに、第1部材の貫通孔は、固定具の頭部が一方向に向いているときに嵌挿され且つ固定具の首部に嵌合するように形成されているので、第1部材は固定具に固定された状態を維持することができる。
さらに、第2部材の貫通孔は、固定具の頭部が他方向に向いているときに嵌挿され且つ固定具の首部に嵌合するように形成されているので、第2部材は固定具に固定された状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる固定構造を用いたバッグの展開した状態を示す斜視図である。
【図2】この発明の一実施の形態である固定構造を示す斜視図解図である。
【図3】この発明の一実施の形態である固定構造の固定方法を示す斜視図解図である。
【図4】この発明の一実施の形態である固定構造の固定方法を示す斜視図解図である。
【図5】この発明の一実施の形態である固定構造の固定方法を示す斜視図解図である。
【図6】この発明の一実施の形態である固定構造の固定方法を示す斜視図解図である。
【図7】ボトムユニットの平面図である。
【図8】ボトムユニットの正面図である。
【図9】ボトムユニットの底面図である。
【図10】ボトムユニットの縦断面図である。
【図11】トップユニットの平面図である。
【図12】トップユニットの正面図である。
【図13】トップユニットの底面図である。
【図14】トップユニットの縦断面図である。
【図15】トップユニットの側面図である。
【図16】ベースユニットの平面図である。
【図17】ベースユニットの正面図である。
【図18】ベースユニットの底面図である。
【図19】ベースユニットの縦断面図である。
【図20】トップユニットの脚部をボトムユニットの嵌装孔に差し込み固定する方法を示す断面図解図である。
【図21】固定具と胴部との固定方法を示す図解図である。
【図22】首部と貫通孔との嵌合状態を示す図解図である。
【図23】固定具と蓋版部の貫通孔との固定方法を示す図解図である。
【図24】固定具と前版の貫通孔との固定方法を示す平面図解図である。
【図25】図1図示バッグの胴部を構成した状態を示す斜視図である。
【図26】従来のバッグの固定構造を示す斜視図解図である。
【図27】従来のバッグの固定構造を示す部分斜視図解図である。
【図28】従来のバッグの固定構造を示す部分斜視図解図である。
【符号の説明】
10 バッグ
12 胴部
14 蓋部
16 後版
18 側版
18a 第1側版
18b 第2側版
20 底版
22 前版
24a,24b,24c,24d 折り曲げ線(側版の)
26a,26b まち部
28a,28b 前部
30 上版部
32a,32b 折り曲げ線(蓋部の)
34 蓋版部
36 貫通孔(前版の)
36a 長縁部
36b 円弧状凹部
38 貫通孔(蓋版部の)
38a 長縁部
38b 円弧状凹部
40a,40b 折り曲げ線(胴部の)
50 固定具
52 ボトムユニット
54 基部
56 首部
58 脚部
60 嵌装孔
62 段部
64 固定穴
66 円筒状突部
68 凹条
70 トップユニット
72 頭部
74 嵌合凸部
76 膨出部
78 凸条
80 ベースユニット
82 固定孔
84 固定孔
86 固定凹部
90 取付孔
92 提げ手

Claims (4)

  1. 基材に固定された固定具と、
    前記基材の表面に重ねられ、且つ貫通孔に前記固定具が嵌挿されて基材に固定される第1部材と、
    前記第1部材の表面に重ねられて、且つ貫通孔に前記固定具が嵌挿されて基材に固定される第2部材とを含み、
    前記固定具は、
    少なくとも前記基材に固定される首部と、
    前記首部に回動自在に固定される頭部とを備え、
    前記頭部が一方向に向いているときに前記第1部材の貫通孔に嵌挿され、且つ前記頭部が一方向を向いているときに嵌挿された第1部材の孔縁が、前記頭部が前記一方向と交差する他方向を向いているときには前記頭部に係止されるように形成されるとともに、
    前記頭部が前記一方向と交差する他方向に向いているときに前記第2部材の貫通孔に嵌挿され、且つ前記頭部が他方向を向いているときに嵌挿された第2部材の孔縁が、前記頭部が一方向を向いているときには前記頭部に係止されるように形成された、固定構造。
  2. 前記固定具の首部は、前記頭部の一番太い部分より狭く且つ前記頭部の一番細い部分と同じかそれより太い部分を有し、前記首部において第1部材および/または第2部材の貫通孔が嵌合して固定されるように形成された、請求項1に記載の固定構造。
  3. 前記第1部材の貫通孔は、前記固定具の頭部が一方向に向いているときに嵌挿され且つ固定具の首部に嵌合するように形成された、請求項1または請求項2に記載の固定構造。
  4. 前記第2部材の貫通孔は、前記固定具の頭部が他方向に向いているときに嵌挿され且つ固定具の首部に嵌合するように形成された、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の固定構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108393308A (zh) * 2018-03-01 2018-08-14 孟书芳 一种用于太阳能制造的清洁效果好的电池背膜清洁装置
JP6457683B1 (ja) * 2018-04-16 2019-01-23 株式会社島津組 仮設足場用網状部材張り付け装置
JP2020117912A (ja) * 2019-01-22 2020-08-06 株式会社島津組 仮設足場用網状部材張り付け装置

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