JP2004035886A5 - - Google Patents

Description

本発明は、例示目的のために上記のように詳細に記載したが、その詳細は単にその目的のためだけであって、クレームによって限定され得ること以外は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、当該分野における熟練者によって変更が成され得るものと解されるべきである。

本発明の主たる態様および好ましい態様は、以下を包含する。
〔１〕ブロックトポリイソシアネートを熱黄変から安定化する方法であって、ブロックトポリイソシアネートを、式Ｉ〜III：

［式中、R ¹ 〜 R ⁴ は、互いに独立に、水素或いは１〜25個の炭素原子を有するアルキル基、または、R ¹ 〜 R ⁴ 基の２、３または４個が結合して、１〜25個の炭素原子を有する脂環式構造を表わす。ここで、式Ｉの場合は、R ² と R ³ 、或いは、R ³ と R ⁴ が一緒になって、ピラゾール環に縮合する置換または非置換のベンゼン環を表わしてもよい。］
の一つに示される少なくとも一つの化合物と混合することを含んで成る方法。
〔２〕Ａ）少なくとも一つのブロックトポリイソシアネート、および
Ｂ）式Ｉ〜III：

［式中、R ¹ 〜 R ⁴ は、互いに独立に、水素或いは１〜25個の炭素原子を有するアルキル基、または、R ¹ 〜 R ⁴ 基の２、３または４個が結合して、１〜25個の炭素原子を有する脂環式構造を表わす。ここで、式Ｉの場合は、R ² と R ³ 、或いは、R ³ と R ⁴ が一緒になって、ピラゾール環に縮合する置換または非置換のベンゼン環を表わしてもよい。］
の一つに示される少なくとも一つの化合物を含んで成る組成物。
〔３〕ブロックトポリイソシアネートが、式Ｉ〜III：

［式中、R ¹ 〜 R ⁴ は、互いに独立に、水素或いは１〜25個の炭素原子を有するアルキル基、または、R ¹ 〜 R ⁴ 基の２、３または４個が結合して、１〜25個の炭素原子を有する脂環式構造を表わす。ここで、式Ｉの場合は、R ² と R ³ 、或いは、R ³ と R ⁴ が一緒になって、ピラゾール環に縮合する置換または非置換のベンゼン環を表わしてもよい。］
の一つに示される化合物以外の化合物で専らブロックされている上記〔２〕に記載の組成物。
〔４〕ブロックトポリイソシアネートのイソシアネート基の少なくとも95モル％がブロックされた形態である上記〔２〕に記載の組成物。
〔５〕ブロックトポリイソシアネートが、非ブロックトおよびブロックトのイソシアネート基を合計5〜27重量％含有する（分子量＝42のNCOとして計算）上記〔２〕に記載の組成物。
〔６〕式Ｉ〜IIIの一つに示される少なくとも一つの化合物の分率が、ブロックトポリイソシアネート量に基づき0.1〜10重量％である上記〔２〕に記載の組成物。
〔７〕さらに助剤または添加剤を含んで成る上記〔２〕に記載の組成物。
〔８〕組成物中の助剤または添加剤の分率が、ブロックトポリイソシアネート量に基づき5重量％以下である上記〔７〕に記載の組成物。
〔９〕上記〔２〕の組成物を含んで成る塗材。
〔１０〕上記〔９〕に記載の塗材から得られる塗料。
〔１１〕基材を上記〔９〕に記載の塗材で塗布することにより得られる塗布基材。

Claims (5)

1. ブロックトポリイソシアネートを熱黄変から安定化する方法であって、ブロックトポリイソシアネートを、式Ｉ〜III：
   

   

   ［式中、R¹ 〜 R⁴ は、互いに独立に、水素或いは１〜25個の炭素原子を有するアルキル基、または、R¹ 〜 R⁴ 基の２、３または４個が結合して、１〜25個の炭素原子を有する脂環式構造を表わす。ここで、式Ｉの場合は、R² と R³、或いは、R³ と R⁴ が一緒になって、ピラゾール環に縮合する置換または非置換のベンゼン環を表わしてもよい。］
   の一つに示される少なくとも一つの化合物と混合することを含んで成る方法。
2. Ａ）少なくとも一つのブロックトポリイソシアネート、および
   Ｂ）式Ｉ〜III：
   

   

   ［式中、R¹ 〜 R⁴ は、互いに独立に、水素或いは１〜25個の炭素原子を有するアルキル基、または、R¹ 〜 R⁴ 基の２、３または４個が結合して、１〜25個の炭素原子を有する脂環式構造を表わす。ここで、式Ｉの場合は、R² と R³、或いは、R³ と R⁴ が一緒になって、ピラゾール環に縮合する置換または非置換のベンゼン環を表わしてもよい。］
   の一つに示される少なくとも一つの化合物を含んで成る組成物。
3. 請求項２の組成物を含んで成る塗材。
4. 請求項３に記載の塗材から得られる塗料。
5. 基材を請求項３に記載の塗材で塗布することにより得られる塗布基材。