JPH10182874A - ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents

ポリアミド樹脂組成物

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JPH10182874A
JPH10182874A JP34336596A JP34336596A JPH10182874A JP H10182874 A JPH10182874 A JP H10182874A JP 34336596 A JP34336596 A JP 34336596A JP 34336596 A JP34336596 A JP 34336596A JP H10182874 A JPH10182874 A JP H10182874A
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JP
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polyamide
hals
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molecular weight
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JP34336596A
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Yoshiro Iwata
善郎 岩田
Mitsuru Tokumoto
満 徳本
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ポリアミド11及び/またはポリアミド12に
対し、ヒンダードフェノール系耐熱剤、リン系加工安定
剤、トリアゾール系紫外線吸収剤及びヒンダードアミン
系耐光安定剤を配合した組成物であって、ヒンダードア
ミン系耐光安定剤として低分子量タイプと高分子量タイ
プの少なくとも各1種類以上の組み合わせものであるこ
とを特徴とするケーブルシース用ポリアミド樹脂組成
物。 【効果】本発明の組成物をケーブルシース用材料として
用いることにより、従来品に比べ長期間での色調安定性
と耐候性が維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブルシース用材料
に関し、長期にわたり優れた色調安定性と耐候性を持つ
ポリアミド樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】ポリアミドは、その優
れた耐熱性、機械的性質、電気的性質によりエンジニア
リングプラスチックとして自動車、電気・電子部品をは
じめとした幅広い分野で利用されている。特に、ポリア
ミド11及び/またはポリアミド12については、前記
性質に加え、優れた耐候性をも併せ持つ材料として電線
被覆やケーブルシース等、屋外暴露用材料としても利用
されている。
【0003】従来、ポリアミド11及び/またはポリア
ミド12を屋外で使用する場合、該ポリアミドの持つ優
れた耐候性に加え、紫外線吸収剤やヒンダードアミン系
耐光安定剤処方及び、着色による光の遮断により更に耐
候性を向上させて使用するのが一般的であった。特にカ
ーボンブラックによる黒着色処方は耐候性を著しく向上
させるものとしてよく利用されてきた。
【0004】しかし、近年、商品の多様化に伴う黒以外
の有彩色の要求も多く、従来の耐候剤処方では長期屋外
使用での耐候性が不充分な場合も出てきた。特にケーブ
ルシースのような薄肉で使用される用途では、従来より
耐候性の改良された材料が期待されていた。
【0005】このような耐候性改良ニーズにおいて、例
えば、特公平7−103330号公報には、ナイロン1
1、12等にヒンダードフェノール系耐熱剤、トリアゾ
ール系紫外線吸収剤及びヒンダードアミン系耐光安定剤
を配合し耐候性を改良した粉体塗料用ポリアミド樹脂組
成物が提案されているが、この材料をケーブルシース用
として用いると、耐候性が不充分であり、ケーブル曲が
り部でシースの割れを起こすという問題があった。
【0006】一方、特開平5−93134号公報には、
特定ポリアミドにトリアゾール系紫外線吸収剤、ヒンダ
ードアミン系耐光安定剤、ハロゲン化アルカリ金属塩及
びヨウ化銅を配合した耐候性組成物が提案されている。
この方法では耐候性はかなり向上するものの銅系添加剤
の影響で色調安定性が悪く、使用が限られていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ケーブルシ
ース用等、特に屋外で長期に使用される材料に関し、従
来技術が有する欠点を克服し、耐候性、特に長期使用で
の色調安定性と物性保持率において、従来品に比べ極め
て良好な材料を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため、鋭意研究を重ねた結果、ヒンダードフ
ェノールとリン系加工安定剤を併用した上でヒンダード
アミン系耐光安定剤として高分子量タイプと低分子量タ
イプの各1種類以上を組合せてトリアゾール系紫外線吸
収剤と共にポリアミドに配合することにより、従来より
公知である耐候剤処方に比べ長期にわたり初期色調や機
械特性が極めて高い水準で保持出来ることを見出し、本
発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、 ポリアミド11及び/またはポリアミド12 100重量部、 ヒンダードフェノール系耐熱剤 0.05〜2重量部、 リン系加工安定剤 0.05〜2重量部、 トリアゾール系紫外線吸収剤 0.05〜2重量部、及び 低分子量タイプ及び高分子量タイプヒンダードアミン系耐光安定剤 0.05〜2重量部 からなり、低分子量タイプと高分子量タイプのヒンダー
ドアミン系耐光安定剤の重量比が、1:10〜10:1
である、長期使用での色調安定性と初期からの物性保持
率の優れたケ−ブルシ−ス用ポリアミド樹脂組成物を提
供するものである。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて使用されるポリアミドとしては、ポリアミド11
及び/またはポリアミド12である。好ましくは、相対
粘度ηr (JIS K6810 硫酸法)が1.8〜
3.5のもの、更に好ましくは2.0〜3.5のポリア
ミド11及び/またはポリアミド12である。
【0011】本発明において使用されるヒンダードフェ
ノール系耐熱剤としては、トリエチレングリコ−ル−ビ
ス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネ−ト〕、1、6−ヘキサンジオ
−ル−ビス〔3−(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネ−ト〕、2、4−ビス−
(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3、5
−ジ−t−ブチルアニリノ)−1、3、5−トリアジ
ン、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3、5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
−ト〕、2、2−チオ−ジエチレンビス〔3−(3、5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネ−ト〕、オクタデシル−3−(3、5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−ト、N,
N’−ヘキサメチレンビス(3、5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)、3、5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジルフォスフォネ−
ト−ジエチルエステル、1、3、5−トリメチル−2、
4、6−トリス(3、5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ベンゼンなどが挙げられ、好ましくはト
リエチレングリコ−ル−ビス〔3−(3−t−ブチル−
5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−
ト〕、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3、5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネ−ト〕、N,N’−ヘキサメチレンビス(3、5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)
である。
【0012】本発明において使用されるヒンダードフェ
ノール系耐熱剤の配合量は、ポリアミド11及び/また
はポリアミド12、100重量部に対し0.05〜2重
量部、好ましくは0.1〜1重量部である。配合量が
0.05重量部より少ないと効果が不充分であり、2重
量部より多く加えるとブリードアウト等の不具合を生じ
好ましくない。
【0013】本発明において使用されるリン系加工安定
剤としては、トリス(2、4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスファイト、テトラキス(2、4−ジ−t−ブ
チルフェニル)−4、4’−ビフェニレンフォスフォナ
イトが挙げられる。
【0014】本発明において使用されるリン系加工安定
剤の配合量は、ポリアミド11及び/またはポリアミド
12、100重量部に対し0.05〜2重量部、好まし
くは0.1〜1重量部である。配合量が0.05重量部
より少ないと効果が不充分であり、2重量部より多く加
えるとブリードアウト等の不具合を生じ好ましくない。
【0015】本発明において使用されるトリアゾール系
紫外線吸収剤としては、2−(5−メチル−2−ヒドロ
キシフェニル)ベンゾトリアゾ−ル、2−〔2−ヒドロ
キシ−3、5−ビス(α、α−ジメチルベンジル)フェ
ニル〕−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(3、5−ジ
−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリア
ゾ−ル、2−(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒド
ロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ−ル、2
−(3、5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾ−ル、2−(3、5−
ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリ
アゾ−ルなどが挙げられ、好ましくは2−〔2−ヒドロ
キシ−3、5−ビス(α、α−ジメチルベンジル)フェ
ニル〕−2H−ベンゾトリアゾ−ル、2−(3、5−ジ
−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリア
ゾ−ル、2−(3、5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキ
シフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ−ルである。
【0016】本発明において使用されるトリアゾール系
紫外線吸収剤の配合量は、ポリアミド11及び/または
ポリアミド12、100重量部に対し0.05〜2重量
部、好ましくは0.1〜1重量部である。配合量が0.
05重量部より少ないと耐候性が不充分となり、2重量
部より多いと添加剤自身の色によりポリアミドが着色し
て好ましくない。
【0017】本発明において使用されるヒンダードアミ
ン系耐光安定剤としては、ビス(2、2、6、6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)セバケ−ト、2−(3、5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−n
−ブチルマロン酸ビス(1、2、2、6、6−ペンタメ
チル−4−ピペリジル)、コハク酸ジメチル−1−(2
−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2、2、6、
6−テトラメチルピペリジン重縮合物、ポリ〔{6−
(1、1、3、3−テトラメチルブチル)イミノ−1、
3、5−トリアジン−2、4−ジイル}{(2、2、
6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}ヘキ
サメチレン{(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピ
ペリジル)イミノ}〕、N,N’−ビス(3−アミノプ
ロピル)エチレンジアミン−2、4−ビス〔N−ブチル
−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペ
リジル)アミノ〕−6−クロロ−1、3、5−トリアジ
ン縮合物、ポリ〔(6−モルホリン−s−トリアジン−
2、4−ジイル){(2、2、6、6−テトラメチル−
4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2、2、
6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}〕な
どが挙げられる。
【0018】本発明において使用されるヒンダードアミ
ン系耐光安定剤の総配合量は、ポリアミド11及び/ま
たはポリアミド12、100重量部に対し0.05〜2
重量部である。総配合量が0.05重量部より少ないと
耐候性が不充分となり、2重量部より多いとブリードア
ウト等の不具合を生じ好ましくない。
【0019】本発明において使用されるヒンダードアミ
ン系耐光安定剤は、低分子量タイプ及び高分子量タイプ
の少なくとも各1種類以上を組合せたもので、その重量
比率が、低分子量タイプ:高分子量タイプ=1:10〜
10:1、好ましくは1:3〜3:1で使用するもので
ある。
【0020】本発明において使用されるヒンダードアミ
ン系耐光安定剤において、低分子量タイプとは、その平
均分子量が300以上から1,000未満のもので、好
ましくは400以上から800以下のものである。
【0021】本発明において使用されるヒンダードアミ
ン系耐光安定剤において、高分子量タイプとは、その平
均分子量が1,000以上から5,000以下のもの
で、好ましくは1500以上から4000以下のもので
ある。
【0022】本発明におけるポリアミド樹脂組成物に
は、要求される特性に応じて他の充填剤や添加剤、例え
ばガラス繊維、無機充填剤、耐熱剤,難燃剤,帯電防止
剤,滑剤,可塑剤、核剤、発泡剤,着色剤,安定剤,カ
ップリング剤などを添加することができる。
【0023】本発明におけるポリアミド樹脂組成物は、
ポリアミドと各種添加剤とを溶融混練することによって
容易に調製することができる。また、各種添加剤及びヒ
ンダードアミン系耐光安定剤における高分子量タイプと
低分子量タイプは、溶融混練前に一括してブレンドして
も良いし、それぞれ単独で混練機へ供給しても良い。ま
た、成形加工時にマスターバッチとして使用しても良
い。
【0024】本発明のケーブルシース用材料は、例えば
押出しによるケーブル被覆のように既に溶融状態にある
組成物を被着物に接触せしめても良いし、また粉体塗装
のように被着物を加熱しておきその熱により固体状の組
成物を溶解する方法で被覆しても良い。さらに、被着物
と固体の組成物を接触させたものを共に加熱して被覆さ
せても良い。
【0025】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本願発明は何ら実施例に限定されるもの
ではない。なお、実施例及び比較例に記載した耐候性、
色調安定性及びブリード性の評価は以下の方法で行っ
た。 (1)耐候性 圧縮成形により得られた0.5mm厚さのシートをAST
M D−412ダンベル型で打ち抜きテストピースを準
備しサンプルとした。サンプルはサンシャインウェザー
メーターに入れ所定の温度(63℃、83℃)で 所定
時間処理した。耐候処理を行ったサンプルは23℃RH
65%で24時間調湿し、引張り試験機で引張破断点伸
度を測定した。 (2)色調安定性 サンプルを射出成形機でプレートに成形し、23℃RH
65%の環境で1カ月放置したときの色調変化をカラー
メーターで測定し、下記の基準で色調安定性を評価し
た。 ○;ΔE<5 ×;ΔE≧5 (3)ブリード性 サンプルを射出成形機でプレートに成形し、23℃RH
65%の環境で1カ月放置した後、プレートの表面状態
を観察して評価した。
【0026】また、実施例及び比較例において使用した
原材料とその略称を以下に示す。 (1)ポリアミド12(PA12);宇部興産製302
0B(ηr =2.25) (2)ポリアミド11(PA11);ATO Chem社製 リ
ルサン BESNO(ηr =2.55) (3)ヒンダードフェノール系耐熱剤(HPAO);日
本チハ゛カ゛イキ゛ー製イルカ゛ノックス 245 化合物名:トリエチレングリコ−ル−ビス〔3−(3−
t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネ−ト〕 (4)リン系加工安定剤(PAO);日本チハ゛カ゛イキ゛ー製
イルカ゛フォス 168 化合物名:トリス(2、4−ジ−ブチルフェニル)フォ
スファイト (5)トリアゾール系紫外線吸収剤(UVA);日本チハ
゛カ゛イキ゛ー製 チヌヒ゛ン 320 化合物名:2−(3、5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロ
キシフェニル)ベンゾトリアゾ−ル (6)ヒンダードアミン系耐光安定剤(HALS); 高分子量タイプ(H/HALS); 日本チハ゛カ゛イキ゛ー製 チヌヒ゛ン 622 (分子量=3100〜4000) 化合物名:コハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエ
チル)−4−ヒドロキシ−2、2、6、6−テトラメチ
ルピペリジン重縮合物 日本チハ゛カ゛イキ゛ー製 キマソーフ゛ 944 (分子量=2000〜3100) 化合物名:ポリ〔{6−(1、1、3、3−テトラメチ
ルブチル)イミノ−1、3、5−トリアジン−2、4−
ジイル}{(2、2、6、6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2、2、6、6−
テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}〕 サンケミカル社製 サイアソーフ゛ UV-3346(分子量=1600) 化合物名;ポリ〔(6−モルホリン−s−トリアジン−
2、4−ジイル){(2、2、6、6−テトラメチル−
4−ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{(2、2、
6、6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}〕 低分子量タイプ(L/HALS); 日本チハ゛カ゛イキ゛ー製 チヌヒ゛ン 770 (分子量=480) 化合物名;ビス(2、2、6、6−テトラメチル−4−
ピペリジル)セバケ−ト
【0027】実施例1 PA12、100重量部に対し、HPAO=0.5重量
部、PAO=0.5重量部、UVA=0.25重量部、
HALS=0.5重量部(H/HALS:L/HALS=1:1)を二軸
混練機を用いて溶融混練し、青に着色したものの評価結
果を表1及び2に示す。但し、H/HALSとしてチヌ
ビン622(分子量=3100〜4000)を用い、青は酸化チ
タン1重量部とフタロシアニンブルー0.1重量部で着
色した。
【0028】実施例2 実施例1において、H/HALSとしてサイアソーブU
V−3346(分子量=1600)を使用した以外は実施例
1と同一にしたものについての評価結果を表1及び2に
示す。
【0029】実施例3 実施例1において、H/HALSとしてキマソーブ94
4(分子量=2000〜3100)を使用した以外は実施例1と
同一にしたものについての評価結果を表1及び2に示
す。
【0030】実施例4 実施例1において、ポリアミドとしてポリアミド11を
使用した以外は実施例1と同一にしたものについての評
価結果を表1及び2に示す。
【0031】実施例5 実施例1において、H/HALSとL/HALSの配合
割合を、H/HALS:L/HALS=9:1とした以外は実施例1と同
一にしたものについての評価結果を表3及び4に示す。
【0032】実施例6 実施例1において、H/HALSとL/HALSの配合
割合を、H/HALS:L/HALS=7:3(2.3:1) とした以外は実施
例1と同一にしたものについての評価結果を表3及び4
に示す。
【0033】実施例7 実施例1において、H/HALSとL/HALSの配合
割合を、H/HALS:L/HALS=3:7(1:2.3) とした以外は実施
例1と同一にしたものについての評価結果を表3及び4
に示す。
【0034】実施例8 実施例1において、H/HALSとL/HALSの配合
割合を、H/HALS:L/HALS=1:9とした以外は実施例1と同
一にしたものについての評価結果を表3及び4に示す。
【0035】実施例9 実施例1において、HALS総配合量を0.1重量部
(H/HALS:L/HALS=1:1)とした以外は実施例1と同一に
したものについての評価結果を表3及び4に示す
【0036】実施例10 実施例1において、HALS総配合量を0.2重量部
(H/HALS:L/HALS=1:1)とした以外は実施例1と同一に
したものについての評価結果を表3及び4に示す
【0037】実施例11 実施例1において、HALS総配合量を1.0重量部
(H/HALS:L/HALS=1:1)とした以外は実施例1と同一に
したものについての評価結果を表3及び4に示す
【0038】実施例12 実施例1において、HALS総配合量を2.0重量部
(H/HALS:L/HALS=3:1)とした以外は実施例1と同一に
したものについての評価結果を表3及び4に示す
【0039】比較例1 実施例1において、L/HALSの配合量を0.5重量
部とし、H/HALSの配合量を未添加とした以外は実
施例1と同一にしたものについての評価結果を表1及び
2に示す。
【0040】比較例2 実施例1において、H/HALSの配合量を0.5重量
部とし、L/HALSの配合量を未添加とした以外は実
施例1と同一にしたものについての評価結果を表1及び
2に示す。
【0041】比較例3 実施例1において、HALSを未添加とした以外は実施
例1と同一にしたものについての評価結果を表1及び2
に示す。
【0042】比較例4 実施例1において、PAOを未添加とし、UVAの配合
量を0.5重量部とした以外は実施例1と同一にしたも
のについての評価結果を表1及び2に示す。
【0043】比較例5 比較例4において、H/HALS及びPAOを未添加と
し、代わりに無機系耐熱剤としてKI=0.1重量部及
びCuI=0.02重量部を添加した組成物についての
評価結果を表1及び2に示す。
【0044】比較例6 実施例1において、H/HALSとL/HALSの配合
割合を、H/HALS:L/HALS=24:1 とした以外は実施例1と
同一にしたものについての評価結果を表3及び4に示
す。
【0045】比較例7 実施例1において、H/HALSとL/HALSの配合
割合を、H/HALS:L/HALS= 1:24とした以外は実施例1と
同一にしたものについての評価結果を表3及び4に示
す。
【0046】比較例8 実施例1において、HALS総配合量を0.04重量部
(H/HALS:L/HALS=1:1)とした以外は実施例1と同一に
したものについての評価結果を表3及び4に示す。
【0047】比較例9 実施例1において、HALS総配合量を4.0重量部
(H/HALS:L/HALS=1:3)とした以外は実施例1と同一に
したものについての評価結果を表3及び4に示す
【0048】比較例10 実施例1において、HALS総配合量を4.0重量部
(H/HALS:L/HALS=3:1)とした以外は実施例1と同一に
したものについての評価結果を表3及び4に示す
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】
【表4】
【0053】
【発明の効果】本発明の組成物をケーブルシース用材料
として使用することにより、従来品に比べ長期間での色
調安定性と耐候性が維持できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 5:17 5:49 5:3492)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアミド11及び/またはポリアミド12 100重量部、 ヒンダードフェノール系耐熱剤 0.05〜2重量部、 リン系加工安定剤 0.05〜2重量部、 トリアゾール系紫外線吸収剤 0.05〜2重量部、及び 低分子量タイプ及び高分子量タイプヒンダードアミン系耐光安定剤 0.05〜2重量部 からなり、 低分子量タイプと高分子量タイプのヒンダードアミン系
    耐光安定剤の重量比が、1:10〜10:1であるポリ
    アミド樹脂組成物。
JP34336596A 1996-12-24 1996-12-24 ポリアミド樹脂組成物 Pending JPH10182874A (ja)

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Cited By (13)

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