JP2004035886A - ブロックトポリイソシアネートを含んで成る組成物 - Google Patents

ブロックトポリイソシアネートを含んで成る組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】ブロックトポリイソシアネートを熱黄変から安定化する。
【解決手段】ブロックトポリイソシアネートを熱黄変から安定化するための式I〜III:
【化1】
Figure 2004035886

[式中、R〜Rは、互いに独立に、水素或いは1〜25個の炭素原子を有するアルキル基、または、R〜R基の2、3または4個が結合して、1〜25個の炭素原子を有する脂環式構造を表わす。ここで、式Iの場合は、RとR、或いは、RとRが一緒になって、ピラゾール環に縮合する置換または非置換のベンゼン環を表わしてもよい。]
の一つに示される少なくとも一つの化合物の使用、ブロックトポリイソシアネートおよび式I〜IIIの少なくとも一つの化合物を含んで成る組成物、該組成物を含んで成る塗材、および該塗材を有する塗料および塗布基材。
【選択図】 なし

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、ブロックトポリイソシアネートを熱黄変から安定化するための、特定のピラゾールおよび1,2,4―トリアゾールの使用に関する。本発明は更に、ブロックトポリイソシアネートおよびこれら特定のピラゾールおよび1,2,4―トリアゾールの少なくとも一つを含んで成る組成物、当該組成物を含んで成る塗材、当該塗材から得られる塗料、当該塗材で塗布された基材にも関する。
【背景技術】
【0002】
ブロックトポリイソシアネートは、例えば、一成分ポリウレタン焼付塗料(1KPU焼付塗料)、とりわけ、自動車用クリアコート材およびコイル塗材として知られる材料に用いられている。コイル塗装では、鋼板ロール(コイルという)を展開して塗装がなされる。コイル塗装製品は、例えば冷蔵庫など(白色商品として知られる)のような家庭用品の製造に使用される塗装スチールパネルである。これらの最終用途にとって、特に過焼付の条件下で、極僅かな塗材の熱黄変しか許されない。過焼付とは、塗材の標準的な焼付温度を超えることを意味する。コイル塗装の場合、最高メタル温度と呼ばれる温度を超えることを意味する。熱黄変とは、高温における塗材の黄変の意である。とりわけ、塗材の焼付中に高温となる。
【0003】
LiebigsAnnalen,562巻,1949年,205〜229頁には、ブロックトポリイソシアネートの調製が開示されている。ブロックトポリイソシアネートは、ポリイソシアネートをブロッキング剤と直接反応させることにより調製することができる。C―H―アジピンブロッキング剤(例えば、マロネート)の場合、ポリイソシアネートとそのブロッキング剤の反応を引き起こすために脱プロトン化剤を用いることが可能である。
【0004】
DE―A19738497には、熱黄変から安定化された、アミンによりブロックされたポリイソシアネートが開示されている。
特開平10―306254には、ベンゾトリアゾールを含んでなるブロックトポリイソシアネートが開示されている。
【0005】
塗装中でのブロックトポリイソシアネートの熱黄変に対しては、ブロッキング剤が貢献する。低熱黄変をもたらすブロッキング剤は、EngbertらによるFarbe&Lack,7/96,102巻,51〜58頁に3,5―ジメチルピラゾール、1,2,4―トリアゾールを挙げて記載されている。しかし、これらには他に欠点がある。3,5―ジメチルピラゾールは高価であるし、1,2,4―トリアゾールのある特性により一般用途には不向きである。例えば、1,6―ジイソシアナトヘキサン(HDI)に基づくポリイソシアネートを1,2,4―トリアゾールでブロッキングを行なうと、高結晶の生成物となり、溶媒系の塗装やコーティングにおける用途には不適切である。
【0006】
例えば、ブタノンオキシムやジイソプロピルアミンなど他のブロッキング剤には、大きな熱黄変を招く欠点がある。
【0007】
EP―A0654490およびDE―A4416750は、前記の欠点を小さくするために、他のブロッキング剤と組み合わせて1,2,4―トリアゾールおよび/または3,5―ジメチルピラゾールでブロックしたブロックトポリイソシアネートを開示する。しかし、程度が低いにしろ前記と同様の欠点がある。
【0008】
EP―A0829500およびDE―A19738497は、ブロックトポリイソシアネート用安定剤として、化合物の組み合わせを開示しており、ある化合物は、HALS(hinderedaminelightstabilizer)基として知られる少なくとも一つの2,2,6,6―テトラメチルピペリジニル基を有し、他の化合物はヒドラジド構造を有している。しかし、後者は商業的に入手できないことがあり、例えば、他の追加作業を伴う環状カーボネートとヒドラジンとの反応によって製造する必要がある。その上、これらの化合物には2個のイソシアネート反応基を有するものがあり、高粘度となって生成物中の溶媒分率増大を招く。ある場合には、これらの化合物を用いるとゲル化を生じる。
【考案の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、ポリイソシアネートを熱黄変から安定化する目的に基づくものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本目的は、ブロックトポリイソシアネートを熱黄変から安定化するために、式I〜III:
【化学式1】
Figure 2004035886
[式中、R〜Rは、互いに独立に、水素或いは1〜25個の炭素原子を有するアルキル基、または、R〜R基の2、3または4個が結合して、1〜25個の炭素原子を有する脂環式構造を表わす。ここで、式Iの場合は、RとR、或いは、RとRが一緒になって、ピラゾール環に縮合する置換または非置換の(好ましくは非置換の)ベンゼン環を表わしてもよい。]
の一つに示される少なくとも一つの化合物を使用することにより達成される。
【0011】
さらに、本目的は、
A)少なくとも一つのブロックトポリイソシアネート、および
B)式I〜III:
【化学式2】
Figure 2004035886
[式中、R〜Rは、互いに独立に、水素或いは1〜25個の炭素原子を有するアルキル基、または、R〜R基の2、3または4個が結合して、1〜25個の炭素原子を有する脂環式構造を表わす。ここで、式Iの場合は、RとR、或いは、RとRが一緒になって、ピラゾール環に縮合する置換または非置換のベンゼン環を表わしてもよい。]
の一つに示される少なくとも一つの化合物を含んで成る組成物により達成される。
【0012】
本発明の一態様では、ブロックトポリイソシアネートは、90モル%より多い範囲で、好ましくは、式I〜IIIで先に特定した化合物以外の化合物で専らブロックされる。
【0013】
本発明の一態様では、ブロックトポリイソシアネートのイソシアネート基の少なくとも95モル%がブロックされた形態である。
【0014】
本発明の一態様では、ブロックトポリイソシアネートが、非ブロックトおよびブロックトのイソシアネート基を合計5〜27重量%含有する(分子量=42のNCOとして計算)。
【0015】
本発明の一態様では、B)の下で特定される化合物の本発明の組成物中での分率が、ブロックトポリイソシアネート量に基づき0.1〜10重量%である。
【0016】
本発明の一態様では、本発明の組成物は、
C)さらなる助剤または添加剤
を含む。
【0017】
本発明の一態様では、組成物中のC)の分率が、ブロックトポリイソシアネート量に基づき5重量%以下である。
【0018】
記載された使用および記載された組成物は、本発明により提供される。
本発明は、さらに本発明の組成物を含んで成る塗材を提供する。
本発明は、さらに本発明の塗材から得られる塗料を含む。
本発明は、さらに基材を本発明の塗材で塗布することにより得られる塗布基材を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
ブロックトポリイソシアネートは、ポリイソシアネート(a1))をブロッキング剤(a2))および、必要に応じ、イソシアネートと反応する他の化合物(a3))(イソシアネート反応性化合物という)と反応させることにより得ることができる。
【0020】
ポリイソシアネート(a1))は、とりわけ脂肪族、脂環族、芳香脂肪族および/または芳香族のジイソシアネートおよび、これらのジイソシアネートを変性することによって調製される所望のポリイソシアネートであって、少なくとも2つのジイソシアネートから合成され、ウレジオン(uretdione)、イソシアヌレート、アロファネート、ビウレット、イミノオキサジアジンジオン(iminooxadiazinedione)および/または、例えば、¨PolyurethanefuerLackeundBeschichtungen¨,18〜35頁(M.Bock,VincentzVerlag,Hannover,1999)で知られるオキサジアジントリオン構造を有するもの、またはこれらの化合物の混合物である。
【0021】
好適なジイソシアネートは、とりわけ、140〜400g/molの分子量範囲であって、ホスゲン法または無ホスゲン法、例えば、ウレタン熱分解により得ることのできる所望のジイソシアネートであって、脂肪族的、脂環族的、芳香脂肪族的および/または芳香族的に結合したイソシアネート基、例えば、1,4―ジイソシアナトペンタン、1,6―ジイソシアナトヘキサン(HDI)、2―メチル―1,5―ジイソシアナトペンタン、1,5―イジソシアナト―2,2―ジメチルペンタン、2,2,4―および2,4,4―トリメチル―1,6―ジイソシアナトヘキサン、1,10―ジイソシアナトデカン、1,3―および1,4―ジイソシアナトシクロヘキサン、1,3―および1,4―ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、1―イソシアナト―3,3,5―トリメチル―5―イソシアナトメチルシクロヘキサン(イソフォロンジイソシアネート,IPDI)、4,4´―ジイソシアナトジシクロヘキシルメタン、1―イソシアナト―1―メチル―1―メチル―4(3)―イソシアナト―メチルシクロヘキサン、ビス(イソシアナトメチル)ノルボルナン、1,3―および1,4―ビス(2―イソシアナトプルプ―2―イル)ベンゼン(TMXDI)、2,4―および2,6―イジソシアナトトルエン(TDI)、2,4´―および4,4´―ジイソシアナトジフェニルメタン、1,5―ジイソシアナトナフタレン、またはこのようなジイソシアネートの所望の混合物である。
【0022】
ポリイソシアネートとしては、脂肪族的および/または脂環族的に結合したイソシアネート基を専ら有する前記タイプのポリイソシアネートまたはポリイソシアネート混合物が好ましい。
【0023】
より好ましいポリイソシアネートは、HDI、IPDI、4,4´―ジイソシアネートへキシルメタンまたはこれらの化合物の混合物に基づくイソシアヌレート構造および/またはビウレット構造を有するポリイソシアネートまたはポリイソシアネート混合物である。
【0024】
好適なブロッキング剤(a2))は、従来技術から知られる、例えば、アルコール、ラクタム、オキシム、マロネート、アルキルアセトアセテート、フェノールおよびアミンであって、例えば、ブタノンオキシム、ジイソプロピルアミン、ジエチルマロネート、エチルアセトアセテート、アセトンオキシム、ε−カプロラクタムまたはこれらブロッキング剤の所望の混合物である。好ましいブロッキング剤は、ブタノンオキシム、ジエチルマロネート、ジイソプロピルアミンおよびε−カプロラクタムまたはこれらの化合物の混合物である。より好ましいブロッキング剤は、ブタノンオキシムおよび/またはジイソプロピルアミンである。
【0025】
イソシアネート反応性化合物(a3))は、例えば、1個またはそれ以上のイソシアネート反応性アミノ基および/またはヒドロキシル基を有する化合物であって、例えば、モノアルコール、ポリアルコール、モノアミン、ポリアミンおよびアミノアルコール、またはこれらの化合物の混合物である。これらは、本発明のブロックトポリイソシアネートの使用特性を特別な要求プロファイルへ適合させるために、所謂予備延長(prelengthening)または発達(advancement)反応において用いられる。こうして、例えば完成硬化剤中の平均NCO官能価を増加することによって、架橋密度を上げることができる。弾性は、より大きな硬度或いは軟度を与える成分によって影響され得る。結晶化傾向が影響を受け得る。
【0026】
1,6―ヘキサンジオール、2―エチルヘキサン―1,3―ジオール、1,3―ブタンジオール、1,4―ブタンジオール、2,2,4―トリメチル―1,3―ペンタンジオール、2,4,4―トリメチル―1,3―ペンタンジオール、トリメチロールプロパン、ポリエステルポリオール、ポリアクリレートポリオール、ポリカーボネートポリオールおよび/またはポリウレタンポリオール、またはこれらの化合物の混合物を用いることが好ましい。
【0027】
成分a1)のイソシアネート基の、成分a2)およびa3)のイソシアネート反応基の合計に対するモル比は、0.80〜1.05が好ましく、とりわけ0.95〜1.00が好ましく、モル比1.00が特に好ましい。イソシアネート反応基を有する化合物を成分B)として用いる場合、モル比は0.80〜1.00が好ましく、とりわけ0.80〜1.00が好ましく、モル比100が特に好ましい。
【0028】
成分a3)のイソシアネート反応基の、成分a2)とa3)のイソシアネート反応基の合計の分率としてのモル%比率は、必要に応じ、1%〜50%であることが好ましく、とりわけ3%〜30%、特に4%〜8%であることが好ましい。
【0029】
成分a1)、a2)および必要に応じa3)からのブロックトポリイソシアネートの調製は、従来技術から知られた方法に従うこれらの成分の反応によって行なわれる。かかる方法は、例えば、LiebigsAnnalen,562巻,1949年,205〜229頁に記載されている。ブロックトポリイソシアネートは、ポリイソシアネートとブロッキング剤を直接反応させることにより調製することができる。C―H―アジピンブロッキング剤(例えば、マロネート)の場合、ポリイソシアネートとそのブロッキング剤の反応を引き起こすために脱プロトン化剤を用いることが可能である。
【0030】
本発明の組成物の成分B)は、式I〜IIIの一つに示される化合物、またはこれらの化合物の所望の混合物を含んで成る。
【化学式3】
Figure 2004035886
[式中、R〜Rは、互いに独立に、水素或いは1〜25個の炭素原子を有するアルキル基、または、R〜R基の2、3または4個が結合して、1〜25個の炭素原子を有する脂環式構造を表わす。ここで、式Iの場合は、RとR、或いは、RとRが一緒になって、ピラゾール環に縮合する置換または非置換のベンゼン環を表わしてもよい。]
【0031】
好ましい一般式I〜IIIの化合物は、Rが水素原子であり、R,RおよびRが互いに独立して、水素或いは1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、またはR〜Rの基が2または3個結合して、1〜25個の炭素原子を有する脂環式構造であるもの、またはこれらの化合物の混合物である。
【0032】
より好ましい一般式I〜IIIの化合物は、Rが水素原子であり、R,RおよびRが互いに独立して、水素或いは1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、またはこれらの化合物の混合物である。
【0033】
その化合物が、3,5―ジメチルピラゾール、3,5―ジメチル―1,2,4―トリアゾールおよび1,2,4―トリアゾール、またはこれらの化合物の混合物であることが特に好ましい。
【0034】
式I〜IIIの一つに示される化合物(本発明の組成物の成分B)は、商業的に入手可能であるか、既知の方法で調製することができる。相当する調製方法は当業界で知られている。複素環合成の慣習法を用いることが可能である。例えば、ヒドラジンをジカルボニル化合物と縮合することができる。
【0035】
適宜使用してよい非B)の助剤および添加剤C)は、例えば、2,6―ジ―tert―ブチル―4―メチルフェノールなどの抗酸化剤、2―ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾールタイプのUV吸収剤、または、窒素原子上で置換されたHALS化合物のタイプの光安定剤であり、例えば、Tinuvin(登録商標)292(CibaSpezialitaetenGmbH,Lampertheim,DE)、または他の商業上慣例の安定剤であって、例えば、¨LichtschutzmittelfuerLacke¨(A.Valet,VincentzVerlag,Hannover,1996)および¨StabilizationofPolymericMaterials¨(H.Zweifel,SpringerVerlag,Berlin,1997,Appendix3,181―213頁)に記載されたもの、またはこれらの化合物の所望の混合物である。
【0036】
本発明の組成物は、成分A),B)および必要に応じC)を任意の順序で混合することにより調製することができ、各成分は溶媒に溶解した形態であってよく、さらに溶媒を追添加してもよい。混合は、0〜100℃の温度範囲で、好ましくは20〜80℃の温度範囲で、さらに好ましくは20〜50℃の温度範囲で行なうことができる。
【0037】
さらに、本発明のポリイソシアネートを調製する上述方法のもう一つの好ましい態様は、成分B)を成分A)と、成分A)の調製中および/または調製直後に混合することで特徴付けることができる。イソシアネート反応性基を有する化合物を成分B)として用いる場合、a1)のNCO基の≧99%と成分a2)およびa3)のイソシアネート反応性基が反応するまで、化合物を添加しない。必要に応じ、さらに助剤および添加剤C)を成分A)の調製中および/または調製後に添加してよい。成分A)の調製に際し、各成分a1),a2)およびa3)は、溶媒に溶解した形態であってよく、さらに溶媒を添加してもよい。成分a1),a2)およびa3)の反応は、0〜200℃の温度範囲内で行なってよく、好ましくは20〜130℃の温度範囲内、特に好ましくは20〜90℃である。ブロッキング反応および促進反応は、ポリウレタン化学において既知の触媒を用いて加速させてよい。これは、例えば成分a2および/またはa3がヒドロキシル基を有する場合に有利である。
【0038】
好適な溶媒は、それ自体が慣例の塗料溶媒であって、酢酸エチル、酢酸ブチル、1―メトキシプロピル2―アセテート、3―メトキシ―n―ブチルアセテート、アセトン、2―ブタノン、4―メチル―2―ペンタノン、シクロヘキサノン、トルエン、キシレン、Nメチルピロリドン、クロロベンゼンまたはホワイトスピリットなどが例示される。比較的置換度の高いとりわけ芳香族化合物を含む混合物が、例えば、SolventNaphthaの名称で市販されており、Solvesso(登録商標)(ExxonChemicals,Houston,USA),Cypar(登録商標)(ShellChemicals,Eschborn,DE),CycloSol(登録商標)(ShellChemicals,Eschborn,DE),ToluSol(登録商標)(ShellChemicals,Eschborn,DE),Shellsol(登録商標)(ShellChemicals,Eschborn,DE)が同様に好適である。しかし、成分a1)のNCO基が成分a2)およびa3)のイソシアネート反応性基との反応により完全に消費され次第、例えばイソブタノールなどのアルコールを用いることもまた可能である。好適な溶媒は、アセトン、酢酸ブチル、2―ブタノン、1―メトキシプロピル2―アセテート、キシレン、トルエン、比較的置換度の高いとりわけ芳香族化合物を含む混合物であり、例えばSolventNaphthaの名称で市販されているSolvesso(登録商標)(ExxonChemicals,Houston,USA),Cypar(登録商標)(ShellChemicals,Eschborn,DE),CycloSol(登録商標)(ShellChemicals,Eschborn,DE),ToluSol(登録商標)(ShellChemicals,Eschborn,DE),Shellsol(登録商標)(ShellChemicals,Eschborn,DE)である。
【0039】
本発明のブロックトポリイソシアネートは、好ましくは、イソシアネート基の少なくとも95%、とりわけ少なくとも98%、より好ましくは少なくとも99.5%がブロックされた形態で存在し、5〜27重量%、好ましくは5〜22重量%、特に好ましくは7〜19重量%の非ブロックトおよびブロックトのイソシアネート基を含有するものである(分子量=42のNCOとして計算)。
【0040】
本発明のブロックトポリイソシアネートは、好ましくは、0.1〜10重量%、とりわけ0.5〜7重量%、特に1〜4重量%の成分B)を(好ましくは化学的に結合しない形態で)、5重量%までの成分Cを含有し、成分A),B)およびC)の量は合計で100重量%までとなることが好ましい。
【0041】
ここで成分B)は化学的に結合しない形態であることが好ましく、安定化添加剤として機能することが好ましい。よって、イソシアネート反応性基を有する化合物を成分B)として用いる本発明のポリイソシアネートは、EP―A0654490およびDE―A4416750で知られる5員環複素環式芳香族化合物による混合ブロッキングを伴う系とは相違している。
【0042】
本発明は、2個または3個の窒素原子を環構造中に有する置換および非置換の5員環複素環式芳香族化合物よりなる群からの特定化合物を添加した結果、ブロックトポリイソシアネートが、この添加を行なわないブロックトポリイソシアネートと比較して、1K塗装に適用した際に極めて低い熱黄変を示すという驚くべき知見に基づくものである。
【0043】
本発明の組成物は、塗材における構成成分として用いることができる。特に、ポリウレタン一成分焼付塗料(ポリウレタン1K焼付塗料)における有機ポリヒドロキシル化合物用の架橋剤として、とりわけ自動車クリアコート材またはコイル塗装用に、該組成物を使用することができる。
【0044】
これらの塗材は、従来の構成成分、溶媒および他の助剤や添加剤をさらに含んでよい。
【0045】
これらの塗材は、種々の基材の塗装、とりわけ金属、特にスチールの塗装に用いてよい。金属はすでに他のコーティングフィルムで被覆されている可能性があるので、本発明の組成物を含んで成る塗材で塗装することによって、さらなるコーティングフィルムが適用される。
【0046】
本発明のポリイソシアネートを用いて達成される有利な効果は、過焼付(overbaking)(例えば、コイル塗装の場合における232℃、または自動車クリアコート材の場合における140℃、という標準的最高メタル温度を超過すること)および熱処理中(例えば、「白色製品」に要求されるような120℃で120時間の保存中)の耐黄変性の著しい改善にある。
【0047】
よって、本発明のブロックトポリイソシアネートの調製に際し、簡単に入手可能なブロッキング剤、例えば、マロネート、ジイソプロピルアミンおよびブタノンオキシムを用いることができ、また、そうでなければ、例えば3,5―ジメチルピラゾールおよび1,2,4―トリアゾールのような高価であったり広く使用され得ないブロッキング剤を用いてしか達成されないような比較的低い熱黄変を得ることができる。
【0048】
3,5―ジメチルピラゾールおよび1,2,4―トリアゾールで全ブロックされたポリイソシアネート、DE―A19856968およびDE―A04416750に記載された混合ブロックトポリイソシアネートに対する本発明のポリイソシアネートの更なる利点は、劣った黄変安定性を許容する必要がなく、経済的な優位性があったり、例えば、アンダーベーキング条件下でより良いフィルム特性を導き得るものを受け入れる必要なく、その非ブロック化温度が、1,2,4―トリアゾールおよび3,5―ジメチルピラゾールのように、より黄変安定性の良いブロッキング剤の非ブロック化温度より低い、例えばイジソプロピルアミンまたはジエチルマロネートなどのブロッキング剤を使用することができるということである。
【0049】
EP―A0829500およびDE―A19738497に記載されたポリイソシアネートと比較すると、改善された黄変安定性、低い粘性および/または安定化に有効な化合物の良好な適用可能性という利点が維持される。
【実施例】
【0050】
以下の実施例中、特に指定しない限り、全てのパーセントは重量%である。
生成物に対して用いる固形分は、溶媒として用いられない成分の割合に相当する計算値である。
【0051】
実施例1(比較であり、5員環複素環式芳香族Bを用いない)
DE―A19738497,実施例1に従い、HDIおよびIPDIのイソシアヌレート含有ラッカーポリイソシアネート混合物に基づく、安定化されていないジイソプロピルアミンでブロックされたポリイソシアネートを調製した。ブロックされたNCO基量は8.5%であった。固形分量は65%と算出された。
【0052】
Figure 2004035886
【0053】
手順:
2種のポリイソシアネートをメトキシプロピルアセテートと共にまず導入し、この初期投入物を50℃に加熱した。撹拌しながら、イジソプロピルアミンを分割して添加した(それに伴い僅かな発熱反応が認められた)。添加が終わった後、撹拌を70℃で30分間継続した。この間、赤外分光法によってNCO基の消失を調べることが可能であった。NCO基が赤外分光法によってもはや検出されなくなり次第、混合物をイソブタノールで希釈して放冷した。
【0054】
1―メトキシプロピル2―アセテートで固形分量60%とした生成物の粘度は、23℃で1500mPasであった。
【0055】
実施例2(比較であり、ヒドラジドとHALS化合物を組み合わせて安定化)
DE―A19738497,実施例2に従い、HDIおよびIPDIのイソシアヌレート含有ラッカーポリイソシアネート混合物に基づき、ヒドラジドとHALS化合物で安定化された、ジイソプロピルアミンでブロックされたポリイソシアネートを調製した。ブロックされたNCO基量は8.5%であった。固形分は65%と算出された。1―メトキシプロピル2―アセテートで固形分量60%とし、粘度は23℃で4000mPasであった。
【0056】
実施例3(本発明による)
DE―A19738497,実施例1に従い、HDIおよびIPDIのイソシアヌレート含有ラッカーポリイソシアネート混合物に基づき、安定化されていない、ジイソプロピルアミンでブロックされたポリイソシアネートを調製し、出発化合物B)として、固形分量に基づき3%の式:
【化学式4】
Figure 2004035886
の1,2,4―トリアゾールと、1―メトキシプロピル2―アセテートの溶液中で混合した。ブロックされたNCO基量は7.6%であった。固形分量は60%と算出された。粘度は23℃で1300mPasであった。
【0057】
実施例4(本発明による)
DE―A19738497,実施例1に従い、HDIおよびIPDIのイソシアヌレート含有ラッカーポリイソシアネート混合物に基づき、安定化されていない、ジイソプロピルアミンでブロックされたポリイソシアネートを調製し、固形分量に基づき3%の式:
【化学式5】
Figure 2004035886
の3,5―ジメチルピラゾール(出発化合物B))と、1―メトキシプロピル2―アセテートの溶液中で混合した。ブロックされたNCO基量は7.6%であった。固形分量は60%と算出された。粘度は23℃で1300mPasであった。
【0058】
本発明の実施例と比較実施例を比べると、DE―A19738497,実施例2に記載された安定化剤の組み合わせによりもたらされた安定化は、実施例1の非安定化ポリイソシアネートと比較して、著しい粘度の増加が生じるのに対し、実施例3および4による本発明のポリイソシアネートではこうしたことが生じないことが明らかとなる。
【0059】
実施例5(コイル塗装における使用、本発明によるものと比較によるもの)
実施例1のポリイソシアネートおよびヒドロキシ官能化ポリエステルポリオールであるAlkynol(登録商標)1665(BayerAG,Leverkusen,Germany)に基づき、実際にコイル塗料を作成した。二酸化チタンTronox(登録商標)R―KB―4(Kerr―McGee,Krefeld―Uerdingen,Germany)、更なる添加剤として、セルロースアセトブチレートCAB531―1(KrahnChemieGmbH,Hamburg,Germany)、ジブチル錫ジラウレート(Brenntag,Meuhlheim/Ruhr,Germany)、n−ブチルアクリレートポリマーに基づくレベリング助剤(levellingassistant)(Acronal(登録商標)4F、BASFAG,Ludwigshafen,Germany)、および、溶媒として、高沸点芳香族炭化水素の混合物(Solvesso(登録商標)200S、DeutscheExxon,Cologne,Germany)も用いた。
【0060】
ポリイソシアネートのブロックトNCO基に対するポリエステルのヒドロキシル基のモル比が1:1、顔料に対するポリイソシアネートおよびポリエステルの不揮発性成分の重量比が1:1となるように、塗料を調製した。ポリイソシアネートおよびポリエステルの固形分量に基づき、塗料は0.3重量%のジブチル錫ジラウレート、1.2重量%のCAB531―1および0.3%のAcronal(登録商標)4Fを有していた。Solvesso(登録商標)200Sで希釈することにより、適用粘度を約100s(DINENISO2431,5mmノズル付きカップ/23℃)の値に調節した。
【0061】
塗料1は、実施例1(比較)のポリイソシアネートに基づき調製した。
塗料2は、実施例2(比較)のポリイソシアネートに基づき調製した。
塗料3は、実施例3(本発明)のポリイソシアネートに基づき調製した。
塗料4は、実施例4(本発明)のポリイソシアネートに基づき調製した。
【0062】
最高メタル温度(PMT)232℃(焼付)と254℃(過焼付)のいずれかで、塗料をクロム酸化アルミニウムパネルに適用した。フィルムの厚みは20〜22μmの間であった。
【0063】
こうして塗装したアルミニウムパネルのBerger白色度を測定した。Berger白色度は、1976年のCIELAB法(DIN6174)によって決定できる。L、aおよびbの測定値は、R、RおよびRを与える。Berger白色度としては、W=R+3(R―R)が該当する。
【0064】
結果を下表にまとめる。
Figure 2004035886
【0065】
DE―A19738497,実施例2に記載された従来技術のポリイソシアネートおよび実施例1の非安定化ポリイソシアネートと比較して、本発明の2種のポリイソシアネートは、熱黄変がより小さく(Δ白色度)、過焼付の間、極めて小さい場合があるということは明らかである。232℃のPMPで焼付した金属パネルを、120℃で120時間保存して、保存前後のBerger白色度の差を測定した。下表から明らかなように、熱処理の結果としての白色度の低下は、本発明の塗料の場合では、非安定化塗料の場合より遥かに小さい。
【0066】
Figure 2004035886
【0067】
実施例6(自動車クリアコート材における使用、本発明によるものと比較によるもの)
実施例1、3、4のポリイソシアネートおよびヒドロキシ官能化ポリアクリレートポリオールDesmophen(登録商標)A870(BayerAG,Leverkusen,Germany)に基づき、自動車クリアコート材を作成した。これは、ポリアクリレートポリオールと相当するポリイソシアネートを当量割合(NCO:OH=1)で混合することによって行なった。1―メトキシプロピル2―アセテートで希釈することにより、適用粘度を約25〜30s(DINENISO2431,5mmノズル付きカップ/23℃)の値に調節した。塗料は、ポリイソシアネートとポリエステルの不揮発性成分割合に基づき、1.0重量%のジブチル錫ジラウレートを有していた。
【0068】
塗料1は、実施例1(比較)のポリイソシアネートに基づき調製した。
塗料2は、実施例3(本発明)のポリイソシアネートに基づき調製した。
塗料3は、実施例4(本発明)のポリイソシアネートに基づき調製した。
【0069】
塗料を、商業上慣例の室温で乾燥した溶媒系の白色下塗り材料(例えば、Spiess/Hecker,Cologne,Germany)で調製されたアルミニウムパネルに適用し、140℃(焼付)で30分間焼付した。フィルムの厚みは30〜40μmの間であった。次いで、パネルを再び160℃(過焼付)で30分間焼付し、焼付後と過焼付後の黄変値の差(全Δb)を測定した。全Δbは、CIELAB(DIN6174に従う、1976年のCIELAB法;bはこの方法により直接決定される。)によって決定できる。
【0070】
結果を下表にまとめる。
Figure 2004035886
【0071】
実施例1の非安定化ポリイソシアネートと比較して、本発明の2種のポリイソシアネートから、過焼付の間、熱黄変の極めて小さな(全Δb)塗料が得られることは明らかである。
【0072】
本発明は、例示目的のために上記のように詳細に記載したが、その詳細は単にその目的のためだけであって、クレームによって限定され得ること以外は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、当該分野における熟練者によって変更が成され得るものと解されるべきである。

Claims (11)

  1. ブロックトポリイソシアネートを熱黄変から安定化す
    る方法であって、ブロックトポリイソシアネートを、式I〜III:
    【化学式1】
    Figure 2004035886
    [式中、R〜Rは、互いに独立に、水素或いは1〜25個の炭素原子を有するアルキル基、または、R〜R基の2、3または4個が結合して、1〜25個の炭素原子を有する脂環式構造を表わす。ここで、式Iの場合は、RとR、或いは、RとRが一緒になって、ピラゾール環に縮合する置換または非置換のベンゼン環を表わしてもよい。]
    の一つに示される少なくとも一つの化合物と混合することを含んで成る方法。
  2. A)少なくとも一つのブロックトポリイソシアネート、および
    B)式I〜III:
    【化学式2】
    Figure 2004035886
    [式中、R〜Rは、互いに独立に、水素或いは1〜25個の炭素原子を有するアルキル基、または、R〜R基の2、3または4個が結合して、1〜25個の炭素原子を有する脂環式構造を表わす。ここで、式Iの場合は、RとR、或いは、RとRが一緒になって、ピラゾール環に縮合する置換または非置換のベンゼン環を表わしてもよい。]
    の一つに示される少なくとも一つの化合物を含んで成る組成物。
  3. ブロックトポリイソシアネートが、式I〜III:
    【化学式3】
    Figure 2004035886
    [式中、R〜Rは、互いに独立に、水素或いは1〜25個の炭素原子を有するアルキル基、または、R〜R基の2、3または4個が結合して、1〜25個の炭素原子を有する脂環式構造を表わす。ここで、式Iの場合は、RとR、或いは、RとRが一緒になって、ピラゾール環に縮合する置換または非置換のベンゼン環を表わしてもよい。]
    の一つに示される少なくとも一つの化合物以外の化合物で専らブロックされている請求項2に記載の組成物。
  4. ブロックトポリイソシアネートのイソシアネート基の少なくとも95モル%がブロックされた形態である請求項2に記載の組成物。
  5. ブロックトポリイソシアネートが、非ブロックトおよびブロックトのイソシアネート基を合計5〜27重量%含有する(分子量=42のNCOとして計算)請求項2に記載の組成物。
  6. 式I〜IIIの一つに示される少なくとも一つの化合物の分率が、ブロックトポリイソシアネート量に基づき0.1〜10重量%である請求項2に記載の組成物。
  7. さらに助剤または添加剤を含んで成る請求項2に記載の組成物。
  8. 組成物中の助剤または添加剤の分率が、ブロックトポリイソシアネート量に基づき5重量%以下である請求項7に記載の組成物。
  9. 請求項2の組成物を含んで成る塗材。
  10. 請求項9に記載の塗材から得られる塗料。
  11. 基材を請求項9に記載の塗材で塗布することにより得られる塗布基材。
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