JP2004035070A - 作業車の輸送用梱包体 - Google Patents

作業車の輸送用梱包体 Download PDF

Info

Publication number
JP2004035070A
JP2004035070A JP2002196230A JP2002196230A JP2004035070A JP 2004035070 A JP2004035070 A JP 2004035070A JP 2002196230 A JP2002196230 A JP 2002196230A JP 2002196230 A JP2002196230 A JP 2002196230A JP 2004035070 A JP2004035070 A JP 2004035070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
vehicle body
frame
package
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002196230A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Kajino
梶野 勝自
Megumi Sawai
澤井 恵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2002196230A priority Critical patent/JP2004035070A/ja
Publication of JP2004035070A publication Critical patent/JP2004035070A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stackable Containers (AREA)
  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Pallets (AREA)
  • Package Frames And Binding Bands (AREA)

Abstract

【課題】作業車を軽量かつ安価に梱包できる輸送用梱包体を提供する。
【解決手段】一つのベース枠10と、前後一対の梱包体20,30とによって車体を梱包する。ベース枠10は、車体を載置して支持するように構成してある。前梱包体20は、車体前端側の両横側に各別に配置して車体に支持させる左右一対の支柱21と、両支柱21にわたって連結して車体の上方を横向きに通る連結杆22とによって構成してある。後梱包体30は、車体後端側の両横側に各別に配置して車体に支持させる左右一対の支柱31と、両支柱31にわたって連結して車体の上方を横方向に通る連結杆32とによって構成してある。前梱包体20の連結杆22と、後梱包体30の連結杆32とは、別の梱包車体を両連結杆22,23にわたって積載する積載部を形成する。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラクタなどの作業車の輸送用梱包体に関する。
【0002】
【従来の技術】
トラクタなどの作業機を複数台まとめて輸送するに当たり、殊にコンテナで輸送する際、収容スペースに積み重ねて収容することから、輸送用梱包体が使用される。
従来、トラクタに使用される輸送用梱包体として、図15に示すように、ベース枠71と、このベース枠71の前後及び左右の端部に振り分けて立設するようになり、かつ、上端側の端部どうしを互いに連結し合うようになった前側枠72、後側枠73、横側枠74と、左右の横側枠74の上端部どうしにわたって連結するようになった連結枠75とを備えて成るものがあった。
【0003】
また、たとえば特開平2−191151号公報に示されるように、車体の前端部と後端部に振り分けて連結するようになった前枠部と後枠部を備えて成るものがあった
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の図15に示す輸送用梱包体にあっては、梱包体全体としての構造が複雑であり、梱包及び解除作業に手間が掛かっていた。また、重量物になるとともにコスト面でも不利になっていた。
【0005】
上記した従来の後者の梱包体の場合、梱包車体の積み重ねを行なうには、上段側梱包車体の前枠部を、下段側梱包車体の前枠部に対して合致するように位置合わせして積み重ね、上段側梱包車体の後枠部を、下段側梱包車体の後枠部に対して合致するように位置合わせして積み重ねる必要がある。そして、上段側梱包体が下段側梱包体に対して車体前後方向に少し位置ずれしただけで、上段側の前枠部や後枠部が下段側の前枠部や後枠部から外れるため、上段側梱包体を下段側梱包体に対して車体横方向に移動させて所定の積み重ね位置になるように位置調節する際、上段側梱包体と下段側梱包体とが上下に離れ過ぎないようにその間隔を調節しにくくて前記位置調節が行いにくくなり、積み重ね作業に時間が掛かる場合があった。
【0006】
本発明の目的は、重量面でもコスト面でも有利に得られるとともに組み立てや取り外し作業も、積み重ね作業も迅速に行なえる作業車の輸送用梱包体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0008】
〔構成〕
作業車の輸送用梱包体であって、作業車車体を搭載して支持させる一つのベース枠と、作業車車体の前端側と後端側とを各別に位置する前後一対の梱包体とを備えて構成し、前記前後一対の梱包体のそれぞれは、作業車車体の両横側に各別に配置する左右一対の支柱、及び、この左右一対の支柱の上端側どうしにわたって連結されて作業車車体の上方を車体横向きに通る連結杆を備えて成り、前記左右一対の支柱が作業車車体に着脱自在に連結されることによって、梱包状態になるとともに梱包状態において前記連結杆によって別の梱包作業車車体を積載する積載部を形成するように構成してある。
【0009】
〔作用〕
一つのベース枠と前後一対の梱包体とを備えて構成したものだから、ベース枠に立設する前後側枠及び左右側枠を備えて成る従来の梱包体に比して必要部材を少なく済ませながら梱包できる。前後一対の梱包体のそれぞれは、左右一対の支柱が車体に連結されることによって、梱包状態になるとともに梱包状態において連結杆によって別の梱包作業車車体を積載する積載部を形成するように構成したものだから、必要部材数が少ない割には梱包車体の段積みが可能となる強度を有した状態に梱包できる。
【0010】
前後一対の梱包体の連結杆どうしにわたってベース枠を載せることによって梱包車体の段積みを行なうものだから、梱包車体の積み重ねを行なうべく上段側梱包体を下段側梱包体に対して車体前後方向に移動させて所定の積み重ね位置になるように位置調節する際、上側梱包体が下段側梱包体に対して車体前後方向に少し位置ずれしてもベース枠体が梱包体の連結杆から外れず、ベース枠体と連結杆とをガイドにしてこれらが上下に離れ過ぎないようにその間隔を容易に調節し、上段側梱包体を下段側梱包体に対する所定の積み重ね位置に容易に調節することが可能になる。
【0011】
〔効果〕
従って、積み重ね積載が可能な状態に少ない部材で軽量及び安価にかつ迅速に梱包できる。梱包解除の際にも、数少ない部材を取り外せばよくて迅速に行なえる状態に梱包できる。しかも、梱包車体の段積みを行なうに当たり、上段側梱包体の下段側梱包体に対する位置調節がベース枠を利用して容易かつ迅速に行なえ、上段側と下段側の梱包体がずれ動かないように係合し合うとか、所定の収容スペースに収まるように積み重なる状態に能率よく積み重ね作業できる。
【0012】
請求項2による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0013】
〔構成〕
請求項1による発明の構成において、前記前後一対の梱包体のうちの後側の梱包体は、前記左右一対の支柱が作業車車体の転倒保護フレーム支持部に連結されることによって梱包状態になるように構成してある。
【0014】
〔作用〕
後側の梱包体は、これの支柱が車体の転倒保護フレーム支持部に連結されることによって梱包状態になるものであるから、後側梱包体における支柱長さを比較的短くしながら、車体への連結構造を比較的構造簡単ものにしながら後側梱包体を所定の強度を有した梱包状態になるようにして組み付けられる。
【0015】
〔効果〕
従って、後側梱包体を支柱長さの面からも連結構造の面からも軽小な状態に得て、梱包体全体のより一層の軽量化及びコストダウンができる。
【0016】
請求項3による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0017】
〔構成〕
請求項1又は2による発明の構成において、前記前後一対の梱包体のうちの前側の梱包体は、前記左右一対の支柱の下端部が前記ベース枠に連結され、前記左右一対の支柱の途中が作業車車体に連結されることによって梱包状態になるように構成してある。
【0018】
〔作用〕
前側梱包体は、支柱の下端部がベース枠に、支柱の途中が車体にそれぞれ連結されることによって梱包状態になるものだから、ベース枠に立設するだけのものに構成にするに比して構造簡単な連結構造及び支柱構造を前側梱包体に備えさせることにより、この前側梱包体を所定の強度を有した梱包状態になるようにして組み付けられる。
【0019】
〔効果〕
従って、前側梱包体を支柱構造の面からも連結構造の面からも軽小な状態に得て、梱包体全体のより一層の軽量化及びコストダウンができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1に示す如く平面視で矩形の環状に組み合わせた角形鋼管で成るメインフレーム11、及び、このメインフレーム11の前後方向での複数箇所でメインフレーム11の左右の横辺部11aどうしを連結している角形鋼管で成る連結フレーム12、前記メインフレーム11の左右の横辺部11aどうしにわたって連結している前後一対の屈曲板金で成る積み重ねフレーム13,14を備えた一つの鉄製のベース枠10と、左右一対の角形鋼管で成る支柱21、及び、この左右支柱21の上端側どうしにわたって連結する角形鋼管で成る連結杆22を備えた鉄製の前梱包体20と、左右一対の角形鋼管で成る支柱31、及び、この左右支柱31の上端側どうしにわたって連結している角形鋼管形で成る連結杆32を備えた鉄製の後梱包体30とにより、輸送用梱包体を構成してある。
【0021】
この輸送用梱包体は、図3に示す如く左右一対の操向操作及び駆動自在な前車輪1、左右一対の駆動自在な後車輪2、運転座席3の後方に位置する転倒保護フレーム4、車体後部にロータリ耕耘装置(図示せず)などの各種の作業装置を昇降操作自在に連結するためのリンク機構5などを備えたトラクタを輸送する際に梱包するものであり、先ず、トラクタについて詳述し、次に輸送用梱包体について詳述する。
【0022】
トラクタは、図3に示すように、エンジン6からの駆動力を前後輪1,2や、連結された作業装置に伝達する走行用伝動装置や作業用伝動装置が内部に装備されているミッションケース7などで成る車体フレームに、前輪支持部材としての前輪駆動ケース40、エンジンボンネット41、運転部デッキ42、左右一対の後輪フェンダー43などを備えさせて車体を構成し、前輪駆動ケース40の両端部に操向自在に備えてある図11、図12の如き前車軸ケース40aに前車輪1を駆動自在に支持させ、ミッションケース7の後部の両横側に備えられている図10の如き後車軸ケース部44に後車輪2を駆動自在に支持させ、ミッションケース7の後部に前記リンク機構5及び転倒保護フレーム4を支持させて構成してある。
【0023】
前記車体フレームは、前記エンジン6と、エンジン6の下部から前方に延出している図12の如き前輪支持フレーム45と、エンジン6の後部に連結しているクラッチハウジング(図示せず)と、このクラッチハウジングの後部に前端側が連結している前記ミッションケース7とによって構成してある。前記前輪支持フレーム45は、前輪駆動ケース40の中間部を車体前後向きの軸芯まわりで回動自在に支持しており、前輪駆動ケース40は、左右前輪1が車体に対して背反的に揺動昇降するように前記軸芯まわりで車体に対してローリングするようになっている。
【0024】
前記転倒保護フレーム4は、図6、図10などに示す取り付け構造に基づいて着脱自在に取り付けてある。
すなわち、ミッションケース7の前記左右の後車軸ケース部44のそれぞれに角形鋼管を立設して支柱形の保護フレーム支持部46を設け、転倒保護フレーム4の一対の基部を、前記左右一対の保護フレーム支持部46の上端部に各別に挿入するとともに連結ボルトによって分離自在に連結してある。
【0025】
次に、輸送用梱包体について詳述する。
【0026】
図4などに示すように、ベース枠10の前記メインフレーム11の前辺部11bの後側近くでメインフレーム11の左右の横辺部11aにわたって連結している角形鋼管で成る前支持杆15と、前記前積み重ねフレーム13とで支持されている左右一対の板金部材で成る前輪駆動ケース載置部16を、ベース枠10の前部に備え、前記メインフレーム11の後辺部11cの前側近くでメインフレーム11の左右の横辺部11aにわたって連結している角形鋼管で成るミッションケース載置部17を、ベース枠10の後部に備えてあり、図10、図12などに示すように、左右前輪1、及び、前輪駆動ケース40の前記左右一対の前車軸ケース40aうちの右側の前車軸ケース40aを取り外した状態の前輪駆動ケース40を前記左右一対の前輪駆動ケース載置部16にわたって載置し、左右後輪2を取り外した状態のミッションケース7を前記ミッションケース載置部17に載置することにより、トラクタの車体をベース枠10に載置できるように構成してある。この場合、前記左側の保護フレーム支持部46を形成している鋼管を後車軸ケース部44に連結している部材に支持されている連結体50と、前記右側の保護フレーム支持部46を形成している鋼管を後車軸ケース部44に連結している部材に支持されている連結体50とを、前記ミッションケース載置部17に付設してある図1、図4の如き左右一対の板金製の車体固定体18に対して各別にロックボルト61によって締め付け連結することにより、ミッションケース7をミッションケース載置部17に固定して車体後部側をベース枠10に固定するようにしてある。
【0027】
図4に示すように、ベース枠10の前記メインフレーム11の前辺部11bと前記前支持杆15とにわたって取り付けた車軸ケース支持台53を、ベース枠10の前部に設け、図14などに示すように、前輪駆動ケース40から取り外した前記右車軸ケース40aを、車軸の車輪支持フランジ部40bで車軸ケース支持台53に載置し、メインフレーム11の前辺部11bから延出している固定用アーム54を右車軸ケース40aに装着することにより、右車軸ケース40aを車軸ケース支持台53に固定してベース枠10に支持させられるように構成してある。
【0028】
図4に示すように、ベース枠10の前記複数本の連結フレーム12にわたって連結しているベース枠前後向きの補強杆に兼用のフレーム受け杆55と、前記前積み重ねフレーム13と、前記連結フレーム12とで成る保護フレーム収容部56を、ベース枠10の前後方向での中間部に設け、車体から取り外した転倒保護フレーム4を、一対の基部が先端側よりベース枠前方側に位置するとともに前記前積み重ねフレーム13の上面側に載るようにして前積み重ねフレーム13、連結フレーム12、フレーム受け杆55それぞれの上面側にわたって載置し、転倒保護フレーム4の一対の基部に前記連結ボルトを装着するように設けてあるボルト孔を利用して転倒保護フレーム4を前積み重ねフレーム13に締め付け固定するように構成してある取り付けボルト62を装着することにより、図12などに示す如く転倒保護フレーム4を車体の下方で保護フレーム収容部56に固定してベース枠10に支持させられるように構成してある。
【0029】
図4に示すように、ベース枠10のメインフレーム11の後辺部11cの前側近くで前記後積み重ねフレーム14と、前記連結フレーム12とで支持されている左右一対のリンク受け体57を、ベース枠10の後部に設け、車体から外した前記リンク機構5の左右一対のロワーリンク5aを前記一対のリンク受け体57にわたって載置するとともに固縛することにより、図11に示す如くロワーリンク5aをリンク受け体57に固定してベース枠10に支持させられるように構成してある。
【0030】
図1、図10などに示すように、ベース枠10の前記メインフレーム11の前辺部11bにおける下面側の左右2箇所、後辺部11cにおける下面側の左右2箇所、左右の横辺部11aにおける下面側の前後2個所のそれぞれに屈曲板金を付設してフォーク爪挿入孔19を設けてある。
【0031】
図5などに示すように、前梱包体20は、前記左右一対の支柱21及び前記連結杆22の他に、左側支柱21及び右側支柱21の途中に角形鋼管で成る連結アーム23を介して連結している鋼板で成る連結部24、左側支柱21の方においても右側支柱の方においても前記連結アーム23と支柱21とにわたって連結している鋼管で成る補強杆25、左側支柱21と連結杆22とにわたって連結している鋼管で成る補強杆26のそれぞれを備えて構成してあるとともに、図8、図9などに示す如くベース枠10及びこのベース枠10に搭載された車体に対して連結することによって梱包状態になるように構成してある。
【0032】
すなわち、左側支柱21の下端部と、右側支柱21の下端部を、ベース枠10の前記前積み重ねフレーム13に一対の板金部材を付設して設けてある図4、図5の如き左右一対の支持部10aに対して各別に外嵌させるとともに連結ボルト63によって着脱自在に締め付け連結し、図8、図9に示す如く左側支柱21の方の前記連結部24をトラクタ車体の前記前輪支持フレーム45の左外面側に、右側支柱21の方の前記連結部24を前記前輪支持フレーム45の右外面側にそれぞれ連結ボルト64よって着脱自在に締め付け連結して左側支柱21の途中も、右側支柱21の途中も車体のうちの前輪支持フレーム45に連結することにより、左右の支柱21がエンジンボンネット41の両横側に各別に位置し、連結杆22がエンジンボンネット41の上方を車体横向きに通った状態になって、左右支柱21と連結杆22とによって車体の前端側の両横側方と上方とを覆うように、かつ、連結杆22の上面側によって別の梱包車体のベース枠10の前記前積み重ねフレーム13を載置してその梱包車体の前端側を積載する積載部27を形成するように梱包状態になる。
【0033】
図6などに示すように、後梱包体30は、前記左右一対の支柱31及び前記連結杆32の他に、左側支柱31と連結杆32とにわたって連結している鋼管で成る補強杆33を備えて構成してあるとともに、図8、図10などに示す如くベース枠10に搭載された車体に対して連結することによって梱包状態になるように構成してある。
【0034】
すなわち、図13などに示すように、左側支柱31の下端部と、右側支柱31の下端部とを、前記左右一対の保護フレーム支持部44に対して各別に内嵌させるとともに連結ボルト65によって着脱自在に締め付け連結することにより、左右の支柱31が車体後端部の両横側に各別に位置し、連結杆32が車体後端部の上方を車体横向きに通った状態になって、左右支柱31と連結杆32とによって車体後端部の上方を覆うように、かつ、連結杆32の上面側によって別の梱包車体のベース枠10の前記後積み重ねフレーム14を載置してその梱包車体の後端を積載する積載部34を形成するように梱包状態になる。
【0035】
これにより、この輸送用梱包体にあっては、トラクタの車体を前後輪1,2、前輪駆動ケース40の右車軸ケース40a、転倒保護フレーム4、リンク機構5のロワーリンク5a、右後輪フェンダー43を取り外した状態にしてベース枠10の前輪駆動ケース載置部16とミッションケース載置部17とにわたって載置し、前記ロックボルト61を装着し、前梱包体20の左右支柱21の下端部をベース枠10の支持部10aに、左右の連結部24を車体の前輪支持フレーム45にそれぞれ連結し、後梱包体30の左右支柱31を車体の保護フレーム支持部46に連結することにより、その車体を図11、図12に示す如く右側の後車軸ケース部44の先端側が少しベース枠10から横外側に突出した状態でベース枠10に載置し、前輪支持フレーム45の前梱包体20によるベース枠10への連結と、連結体50のロックボルト61による車体固定体18への連結とによって車体をベース枠10に固定し、前梱包体20の連結杆22と後梱包体30の連結杆32とにわたって別の梱包車体のベース枠10を載置できる状態に梱包する。
【0036】
すなわち、コンテナに積載するに当たり、図11に示すように、車体右側がコンテナ内側になり、コンテナ横方向に並ぶ2台の梱包車体の前後向きが互いに逆になる状態にしてコンテナ横方向に並べると、各梱包車体の後車軸ケース部44のベース枠10から横外側に突出している部分が互いに隣の梱包車体のベース枠10の内側に入り込んで、2台の梱包車体をコンテナ横方向に並べて積載できるように梱包する。
【0037】
図9、図12に示すように、上段側の梱包車体のベース枠10を下段側の梱包車体の前梱包体20と後梱包体30の連結杆22,32どうしにわたって載置することにより、2台の梱包車体を積み重ねてコンテナに積載できるように梱包する。
【0038】
このとき、下段側梱包車体における前梱包体20及び後梱包体30の連結杆22,32と、上段側梱包車体のベース枠10におけるメインフレーム11、前記前積み重ねフレーム13、後積み重ねフレーム14のそれぞれとで成る係合手段により、上端側梱包車体の下段側梱包車体に対する位置決め及び位置ずれ防止ができるようにしてある。
すなわち、図9、図12に示すように、上段側梱包車体の前側積み重ねフレーム13が下段側梱包車体の前梱包体20の連結杆22に載り、この連結杆22が前積み重ねフレーム13を構成している屈曲板金の溝に対して、前記メインフレーム11の横辺部11aどうしの間で入り込み、後側積み重ねフレーム14が下段側梱包車体の後梱包体30の連結杆32に載り、この連結杆32が後積み重ねフレーム14を構成している屈曲板金の溝に対して、前記メインフレーム11の横辺部11aどうしの間で入り込み、これによる上段側梱包車体のベース枠10と、下段側梱包車体の前梱包体20及び後梱包体30との係合により、上段側梱包車体が下段側梱包車体に対して前後方向にも横方向にも位置ずれしないで積み重なった所定の積み重ね状態になる。そして、上段側梱包車体が下段側梱包車体に対して車体前後方向に位置ずれしようとすると、前梱包体20や後梱包体30の連結杆22,32が前積み重ねフレーム13や後積み重ねフレーム14を構成している屈曲板金の前後の縦辺部に当接して位置ずれが防止され、上段側梱包車体が下段側梱包車体に対して車体横方向に位置ずれしようとすると、前梱包体20や後梱包体30の連結杆22,32がベース枠10のメインフレーム11の横辺部11aに当接して位置ずれが防止される。
【0039】
そして、前輪駆動ケース40から外した右車軸ケース40aは、車軸ケース支持台53に、保護フレーム支持部46から外した転倒保護フレーム4は、保護フレーム収容部56に、ミッションケース7から外したリンク機構5の左右一対のロワーリンク5aは、リンク受け体57にそれぞれ固定することにより、ベース枠10に支持させて車体と共に梱包できるようにしてある。
尚、車体から外した右後輪フェンダー43は、図11に示す如く車体フレームから取り外し、本来の車体内向き面が車体外向きになるように向き変更した状態で車体に装着することにより、車体と共に梱包してある。
【0040】
図5に示すように、前記前梱包体20の連結杆22は、左右支柱21のそれぞれに対して、連結杆22の端部に固着されている連結片22aと、支柱21の上端部内に入り込ませたこの連結片22aと支柱21とを締め付け連結する連結ボルト28とによって分離自在に連結するように構成し、前梱包体20の前記補強杆26は、連結杆22及び左支柱21に対して連結ボルト29によって分離自在に連結するように構成してある。
つまり、前梱包体20の組み付けを行うに当たり、先ず、左右支柱21をベース枠10と車体の前輪支持フレーム45とにわたって組み付け、この後、連結杆22を左右支柱21にわたって連結する組み付け方法を採用できるようにしてある。
【0041】
〔別実施形態〕
上記実施形態の如く、前輪駆動ケース40の右車軸ケース40a、右後輪フェンダー43を取り外し、右後車軸ケース部44の先端側がベース枠10から突出する状態で車体を梱包するように構成して実施する他、前輪駆動ケース40の左車軸ケース40a、左後輪フェンダー43を取り外し、左後車軸ケース部44の先端側がベース枠10から突出する状態で車体を梱包するように構成して実施してもよい。
【0042】
トラクタの他、芝刈り機など各種の作業用車輌の輸送用梱包体にも本発明は適用できるのであり、これら、トラクタ、芝刈り機などを総称して作業車と呼称する。
【図面の簡単な説明】
【図1】輸送用梱包体の斜視図
【図2】輸送用梱包体の車体梱包状態での斜視図
【図3】トラクタ全体の側面図
【図4】ベース枠の平面図
【図5】前梱包体の斜視図
【図6】後梱包体の斜視図
【図7】ベース枠の車体搭載状態での平面図
【図8】輸送用梱包体の車体梱包状態での側面図
【図9】前梱包体の梱包車体段積み状態を示す正面図
【図10】後梱包体の梱包状態を示す後面図
【図11】梱包車体のコンテナ積み込み状態を示す平面図
【図12】梱包車体の段積み状態を示す側面図
【図13】後梱包体の梱包車体段積み状態を示す後面図
【図14】前車軸ケース梱包状態を示す側面図
【図15】従来の輸送用梱包体を示す斜視図
【符号の説明】
10      ベース枠
20      前梱包体
21      前梱包体の支柱
22      前梱包体の連結杆
27,34   積載部
30      後梱包体
31      後梱包体の支柱
32      後梱包体の連結杆
46      保護フレーム支持部

Claims (3)

  1. 作業車の輸送用梱包体であって、作業車車体を搭載して支持させる一つのベース枠と、作業車車体の前端側と後端側とに各別に位置する前後一対の梱包体とを備えて構成し、
    前記前後一対の梱包体のそれぞれは、作業車車体の両横側に各別に配置する左右一対の支柱、及び、この左右一対の支柱の上端側どうしにわたって連結されて作業車車体の上方を車体横向きに通る連結杆を備えて成り、前記左右一対の支柱が作業車車体に着脱自在に連結されることによって、梱包状態になるとともに梱包状態において前記連結杆によって別の梱包作業車車体を積載する積載部を形成するように構成してある作業車の輸送用梱包体。
  2. 前記前後一対の梱包体のうちの後側の梱包体は、前記左右一対の支柱が作業車車体の転倒保護フレーム支持部に連結されることによって梱包状態になるように構成してある請求項1記載の作業車の輸送用梱包体。
  3. 前記前後一対の梱包体のうちの前側の梱包体は、前記左右一対の支柱の下端部が前記ベース枠に連結され、前記左右一対の支柱の途中が作業車車体に連結されることによって梱包状態になるように構成してある請求項1又は2記載の作業車の輸送用梱包体。
JP2002196230A 2002-07-04 2002-07-04 作業車の輸送用梱包体 Pending JP2004035070A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002196230A JP2004035070A (ja) 2002-07-04 2002-07-04 作業車の輸送用梱包体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002196230A JP2004035070A (ja) 2002-07-04 2002-07-04 作業車の輸送用梱包体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004035070A true JP2004035070A (ja) 2004-02-05

Family

ID=31704382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002196230A Pending JP2004035070A (ja) 2002-07-04 2002-07-04 作業車の輸送用梱包体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004035070A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101088878B (zh) * 2006-06-12 2010-10-06 中国国际海运集装箱(集团)股份有限公司 一种托盘和利用其堆码货物的方法
KR101464320B1 (ko) * 2014-05-14 2014-11-25 최재영 중량물 포장박스
JP2016020228A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 三菱マヒンドラ農機株式会社 作業車両の梱包用支持装置
CN105540040A (zh) * 2016-03-01 2016-05-04 马鞍山市润启新材料科技有限公司 一种堆放装置
JP2016147679A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 三菱マヒンドラ農機株式会社 作業車輌の梱包体
CN115447910A (zh) * 2022-07-11 2022-12-09 奇瑞商用车(安徽)有限公司 一种海运船运输货架

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101088878B (zh) * 2006-06-12 2010-10-06 中国国际海运集装箱(集团)股份有限公司 一种托盘和利用其堆码货物的方法
KR101464320B1 (ko) * 2014-05-14 2014-11-25 최재영 중량물 포장박스
JP2016020228A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 三菱マヒンドラ農機株式会社 作業車両の梱包用支持装置
JP2016147679A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 三菱マヒンドラ農機株式会社 作業車輌の梱包体
CN105540040A (zh) * 2016-03-01 2016-05-04 马鞍山市润启新材料科技有限公司 一种堆放装置
CN115447910A (zh) * 2022-07-11 2022-12-09 奇瑞商用车(安徽)有限公司 一种海运船运输货架

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7438319B2 (en) Modular roll protection structure (ROPS) for compact tractors
KR20170029360A (ko) 자전거 운반 컨테이너 및 자전거 고정 요소
JP2004035070A (ja) 作業車の輸送用梱包体
US11267387B2 (en) Work vehicle
EP3093395B1 (en) Front loader, frame mechanism of a front loader and method
JP6197805B2 (ja) 産業車両
JP3131612U (ja) 手持式ハンドル付きの二輪車
JP2007112233A (ja) 作業車両
JP4509414B2 (ja) 二輪車輸送用リターナブルケース
EP3023347B1 (en) Motorcycle crate
JP6474269B2 (ja) 作業車輌の梱包体
JP5365104B2 (ja) トラクタ
TWI694960B (zh) 用於包裝自行車的包裝結構
JP3935112B2 (ja) トレーラ
WO2023119494A1 (ja) 鞍乗り型車両、および物品支持機構
JP2019047746A (ja) 乗用芝刈機
JP4838033B2 (ja) 農用作業台車
JPS6337310Y2 (ja)
JPH0137982Y2 (ja)
JP6389666B2 (ja) 作業車両の梱包用支持装置
JPH02191151A (ja) 移動農機の輸送用梱包枠体
JP2010052592A5 (ja)
JPH0561095U (ja) 作業車の梱包枠
JP2017226436A (ja) 作業車両の梱包用支持装置
JP2020110105A (ja) 圃場作業機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070327

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070719