WO2023119494A1

WO2023119494A1 - 鞍乗り型車両、および物品支持機構

Info

Publication number: WO2023119494A1
Application number: PCT/JP2021/047615
Authority: WO
Inventors: 小島孝政
Original assignee: 本田技研工業株式会社
Priority date: 2021-12-22
Filing date: 2021-12-22
Publication date: 2023-06-29

Abstract

鞍乗り型車両（１０）は、上下方向に延在する車体フレーム（１８）と、車体フレーム（１８）に取り付けられる複数のクランプ部材（２６）と、複数のクランプ部材（２６）の各々に取り付けられ、物品（４２、４４、４６）を支持する複数のバー部材（２８）と、を備える。

Description

鞍乗り型車両、および物品支持機構

　本発明は、鞍乗り型車両と、物品支持機構とに関する。

　特開昭５８－１３３９７７号公報には、自動二輪車（鞍乗り型車両）が開示されている。この鞍乗り型車両は、フェアリングを備える。フェアリングは、車幅方向に延びる延出部を有する。この延出部には、ニーパッドを取り付けることができる。また、ニーパッドにはレッグシールドを取り付けることができる。

　特開昭５８－１３３９７７号公報は、ニーパッド等を取り付け得ることを開示しているにすぎない。より良好な鞍乗り型車両が待望されている。

　本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。

　本発明の第１の態様は、上下方向に延在する車体フレームを備える鞍乗り型車両であって、前記車体フレームに取り付けられる複数のクランプ部材と、複数の前記クランプ部材の各々に取り付けられ、物品を支持する複数のバー部材と、を備える。

　本発明の第２の態様は、鞍乗り型車両の上下方向に延在する車体フレームに取り付け可能な物品支持機構であって、前記車体フレームに取り付けられるクランプ部材と、前記クランプ部材の各々に取り付けられ、物品を支持するバー部材と、を備える。

　本発明によれば、複数のバー部材が様々な物品を交換可能に支持できるので、鞍乗り型車両のカスタマイズが容易になる。

図１は、実施形態に係る鞍乗り型車両の左側面図である。図２は、ロアフレームの周辺を示す斜視図である。図３は、第１クランプ部材と、第１クランプ部材に取り付けられたバー部材とを説明するための図である。図４は、複数のバー部材と、複数のバー部材によって支持されるシールド部材とを例示する斜視図である。図５は、複数のバー部材と、複数のバー部材によって支持される収納ケースとを例示する斜視図である。図６は、複数のバー部材と、複数のバー部材によって支持されるドリンクホルダとを例示する斜視図である。

　［実施形態］
　図１は、実施形態に係る鞍乗り型車両（車両）１０の左側面図である。

　図１には、車両１０のみならず、複数の矢印（ＤＦ、ＤＬ、ＤＤ、ＤＢ、ＤＵ）が図示される。矢印ＤＦは、車両１０の進行方向（車体前方）を指す。矢印ＤＬは、左方向（車幅方向の一方）を指す。矢印ＤＤは、下方向（重力方向）を指す。進行方向と、左方向と、下方向とは、互いに直交する。矢印ＤＢは、車両１０の後退方向（車体後方）を指す。後退方向は、進行方向の反対方向である。矢印ＤＵは、上方向を指す。上方向は、下方向の反対方向である。

　車両１０は、前輪１２と、後輪１４と、車体フレーム１８と、エンジン２０と、２つのステップ２２とを備える。車体フレーム１８は、車両１０の骨格を形成するフレーム群によって構成される。エンジン２０は、車体フレーム１８によって支持されている。車体フレーム１８は、２つのロアフレーム２４を含む。

　なお、２つのステップ２２と、２つのロアフレーム２４との各々は、左右一対に配置される。したがって、図１に図示されるステップ２２と、ロアフレーム２４との各々の数は、１つである。

　一対のロアフレーム２４は、エンジン２０を保護するフレームである。一対のロアフレーム２４の各々は、上下方向に延びる上下延在部分２４１と、上下延在部分２４１の下端部から車体後方に延びる前後延在部分２４２とを有する。

　ステップ２２は、運転者の足置きである。ステップ２２は上下延在部分２４１より車体後方に配置される。

　図２は、図１のロアフレーム２４の周辺を示す斜視図である。図２の矢印ＤＲは、車両１０の右方向（車幅方向の他方）を指す。

　車両１０は、複数の物品支持機構２５をさらに備える。

　複数の物品支持機構２５の各々は、様々な種類の物品を交換可能に支持するための機構である。複数の物品支持機構２５の各々は、クランプ部材２６と、バー部材２８とを備える。すなわち、車両１０は、複数のクランプ部材２６と、複数のバー部材２８とをさらに備える。

　クランプ部材２６の数（物品支持機構２５の数）は特に限定されない。ここでは、車両１０に２つのクランプ部材２６が備えられている場合を例に説明する。バー部材２８の数は、クランプ部材２６の数と同じ（２つ）である。

　なお、２つのクランプ部材２６のうち一方のクランプ部材２６は、以下の説明において第１クランプ部材２６１とも記載される。また、２つのクランプ部材２６のうち他方のクランプ部材２６は、第２クランプ部材２６２とも記載される。

　２つのクランプ部材２６の各々は、車体フレーム１８に着脱可能に取り付けられる環状部材である。例示のために、本実施形態の２つのクランプ部材２６は、左側のロアフレーム２４の上下延在部分２４１に取り付けられる。第１クランプ部材２６１は、第２クランプ部材２６２よりも上方に配置される。

　２つのバー部材２８の各々は、棒状部材である。ここでは、２つのバー部材２８の各々が、パイプ部材である場合を例に説明する（図３も参照）。２つのバー部材２８は、互いに異なるクランプ部材２６に取り付けられる。ここで、バー部材２８は、クランプ部材２６に例えば溶接される。ただし、クランプ部材２６にバー部材２８を取り付ける方法は溶接に限定されない。

　２つのバー部材２８の各々には、バー部材２８の短手方向に突出する突出部３０が設けられる（図３も参照）。バー部材２８に突出部３０を設ける利点は後述する。図２の突出部３０は、バー部材２８の先端部２８１に着脱可能に設けられる。

　図３は、図２の第１クランプ部材２６１と、第１クランプ部材２６１に取り付けられたバー部材２８とを説明するための図である。

　クランプ部材２６は、第１部材３２と第２部材３４とに分離可能である。バー部材２８は、第１部材３２と第２部材３４とのうち、第１部材３２に溶接される。

　第１部材３２と第２部材３４とは、上下延在部分２４１（車体フレーム１８）を挟むように配置される。第１部材３２には、ネジ穴３６１が形成されている。第２部材３４には、ネジ穴３６２が形成されている。第１部材３２と第２部材３４とが上下延在部分２４１を挟んだ状態において、ネジ穴３６１とネジ穴３６２とは連通する。

　ネジ穴３６１と、ネジ穴３６１に連通したネジ穴３６２とには、ネジ３８を挿通させることができる。これにより、第１部材３２と第２部材３４とは、上下延在部分２４１を挟んだ状態で互いにネジ留めされる。その結果、クランプ部材２６は、上下延在部分２４１に取り付けられる。

　クランプ部材２６と上下延在部分２４１との間には、滑り止め部材４０が設けられることが好ましい。これにより、上下延在部分２４１に沿ってクランプ部材２６がずれるおそれが低減される。滑り止め部材４０は、例えばラバーである。

　上記の複数のバー部材２８は、様々な物品を交換可能に支持する。複数のバー部材２８により支持可能な限りにおいて、物品の種類は限定されない。

　図４は、複数のバー部材２８と、複数のバー部材２８によって支持されるシールド部材４２とを例示する斜視図である。

　複数のバー部材２８は、例えばシールド部材４２を支持する。シールド部材４２は、例えばレッグシールドである。ただし、シールド部材４２は、エンジンガードでもよい。シールド部材４２は、保護部４２１と、複数の取り付け部４２２とを備える。

　保護部４２１は、運転者の足またはエンジン２０を保護するための壁部である。複数の取り付け部４２２は、シールド部材４２を複数のバー部材２８に取り付けるための部材である。

　複数の取り付け部４２２の各々は、例えばフック状を有する。この場合、複数のバー部材２８に複数の取り付け部４２２を引っ掛けることで、シールド部材４２が車両１０に装着される。

　複数の取り付け部４２２は、バー部材２８に沿ってスライド可能である。これにより、バー部材２８の長手方向に沿ったシールド部材４２の位置調整が許容される。

　ただし、取り付け部４２２がバー部材２８の長手方向に沿って制限なくスライド可能である場合、例えば車両１０の走行中に、シールド部材４２がバー部材２８から脱落するおそれがある。シールド部材４２がバー部材２８から脱落するのを防止すべく、突出部３０が備えられている。突出部３０は、取り付け部４２２のスライド範囲を、バー部材２８の長手方向（図４では左方向）に関して制限する。これにより、シールド部材４２がバー部材２８から脱落することが防止される。

　また、バー部材２８の向きは、上下延在部分２４１へのクランプ部材２６の取り付け方に応じて調整可能である。バー部材２８の向きを調整することによって、シールド部材４２の向きを調整することが可能となる。

　図５は、複数のバー部材２８と、複数のバー部材２８によって支持される収納ケース４４とを例示する斜視図である。

　複数のバー部材２８は、収納ケース４４を支持してもよい。収納ケース４４は、箱状の収納部４４１と、複数の取り付け部４４２とを備える。複数の取り付け部４４２の各々は、例えばバー部材２８に引っ掛け可能なフックである。複数のバー部材２８に複数の取り付け部４４２を引っ掛けることで、収納ケース４４が車両１０に装着される。これにより、運転者は、収納部４４１に私物等を入れたまま車両１０を走行させることができる。

　図６は、複数のバー部材２８と、複数のバー部材２８に支持されるドリンクホルダ４６とを例示する斜視図である。

　複数のバー部材２８は、ドリンクホルダ４６を支持してもよい。ドリンクホルダ４６は、４つの取り付け部４８と、一対の第１保持部５０と、一対の第２保持部５２と、一対の第３保持部５３と、２つの第４保持部５５とを備える。

　４つの取り付け部４８の各々は、バー部材２８に着脱可能に取り付けられる部材である。図６の取り付け部４８は、車体フレーム１８に取り付けられるクランプ部材２６とは別のクランプ部である。つまり、取り付け部４８は、第１部材５４と第２部材５６とに分離可能である。第１部材５４と第２部材５６とは、バー部材２８を挟んだ状態でネジ留めされる。

　第２部材５６は、クランプ部材２６の第２部材３４と同型（同形状）の部品であることが好ましい。これにより、第２部材５６と第２部材３４とが同形状の部品であるため、部品の種類を少なく抑えることができる。

　４つの取り付け部４８は、一対の第１取り付け部４８１と、一対の第２取り付け部４８２とから成る。一対の第１取り付け部４８１は、第１クランプ部材２６１から延びるバー部材２８に取り付けられる。一対の第２取り付け部４８２は、第２クランプ部材２６２から延びるバー部材２８に取り付けられる。

　一対の第１保持部５０の各々は、第１取り付け部４８１の第１部材５４から延びる長手部材である。一対の第１保持部５０は、互いに異なる第１取り付け部４８１に取り付けられる。第１保持部５０は、第１取り付け部４８１に例えば溶接される。ただし、第１保持部５０を第１取り付け部４８１に取り付ける方法は、溶接に限定されない。

　一対の第１保持部５０は、互いの並び方向（バー部材２８の長手方向）に関して、ドリンク容器５８（例えば、ペットボトル）を挟むことができる。

　一対の第２保持部５２の各々は、第２取り付け部４８２の第１部材５４から延びる部材である。一対の第２保持部５２は、互いに異なる第２取り付け部４８２に取り付けられる。一対の第２保持部５２の各々は、第１部分５２１と、第２部分５２２とを備える。

　第１部分５２１は、第２保持部５２のうち、第１部材５４から延びる部位である。第１部分５２１は、車体後方に向かって延びる。

　第１部分５２１は、第２取り付け部４８２に例えば溶接される。ただし、第１部分５２１を第２取り付け部４８２に取り付ける方法は、溶接に限定されない。

　第２部分５２２は、第１部分５２１の後端から上方向に延びる部位である。ただし、第２部分５２２と、第１保持部５０とは、接合されない。

　一対の第３保持部５３は、一対の第１保持部５０の後端から、左右方向に延びる部材である。なお、一対の第３保持部５３の各々は、後述の第４保持部５５よりも上下方向に幅広である。

　一対の第３保持部５３のうち、左側の第３保持部５３は、左側の第１保持部５０の後端から、右方向に延びる。左側の第１保持部５０と、左側の第３保持部５３とは、一体成形されてもよい。

　一対の第３保持部５３のうち、右側の第３保持部５３は、右側の第１保持部５０の後端から、左方向に延びる。右側の第１保持部５０と、右側の第３保持部５３とは、一体成形されてもよい。

　２つの第４保持部５５は、一対の第２部分５２２の上端よりも下方に配される部材である。２つの第４保持部５５は、上下方向に関して互いに同位置に配されている。ただし、２つの第４保持部５５は、上下方向に関して互いに異なる位置に配されてもよい。

　２つの第４保持部５５のうち、一方の第４保持部５５は、左側の第２部分５２２から右方向に延びる。左側の第２部分５２２と、左側の第２部分５２２から延びる第４保持部５５とは、一体成形されてもよい。

　２つの第４保持部５５のうち、他方の第４保持部５５は、右側の第２部分５２２から左方向に延びる。右側の第２部分５２２と、右側の第２部分５２２から延びる第４保持部５５とは、一体成形されてもよい。

　なお、ドリンクホルダ４６に備わる第４保持部５５の数は、２つに限定されない。例えば、第４保持部５５の数は、３つでもよい。その場合、例えば一方の第２部分５２２から２つの第４保持部５５が延び、他方の第２部分５２２から１つの第４保持部５５が延びてもよい。

　上記のドリンクホルダ４６によれば、一対の第１取り付け部４８１の間隔は、バー部材２８への一対の第１取り付け部４８１の取り付け方に応じて、変更可能である。一対の第１取り付け部４８１の間隔を調整することにより、一対の第１保持部５０の間隔が調整される。したがって、一対の第１保持部５０の間隔は、ドリンク容器５８の形状に応じて変更可能である。

　また、上記のドリンクホルダ４６によれば、一対の第２取り付け部４８２の間隔は、バー部材２８への一対の第２取り付け部４８２の取り付け方に応じて、変更可能である。一対の第２取り付け部４８２の間隔を調整することにより、一対の第２保持部５２の間隔が調整される。一対の第２保持部５２の間隔は、ドリンク容器５８の形状に応じて変更可能である。

　一対の第２保持部５２の第１部分５２１は、ドリンク容器５８の底部５８１を支持する。また、一対の第２保持部５２の第２部分５２２と、一対の第３保持部５３と、２つの第４保持部５５とは、一対の第２取り付け部４８２またはバー部材２８と共に、ドリンク容器５８の位置を規制する。すなわち、ドリンクホルダ４６は、車両１０の前後方向と、左右方向とにおけるドリンク容器５８の変位を規制する。

　しかも、前述の通り、一対の第１保持部５０の間隔と、一対の第２保持部５２の間隔とは、ドリンク容器５８の形状に応じて変更可能である。したがって、上記のドリンクホルダ４６は、様々な形状のドリンク容器５８を臨機応変に支持可能である。

　なお、収納ケース４４を支持する複数のバー部材２８と、シールド部材４２を支持する複数のバー部材２８と、ドリンクホルダ４６を支持する複数のバー部材２８とは、互いに異なる形状を有してもよい。

　要するに、形状が互いに異なる複数のバー部材２８が、物品の種類に応じて使い分けられてもよい。例えば、収納ケース４４を支持する複数のバー部材２８は、シールド部材４２を支持する複数のバー部材２８よりも小型でもよい。

　上述したように、クランプ部材２６は、第１部材３２と第２部材３４とに分離可能である（図３も参照）。

　バー部材２８が取り付けられる対象は、第１部材３２であり、第２部材３４ではない。このため、形状が異なるバー部材２８がそれぞれ備えられた複数種の第１部材３２が製造される場合であっても、これらの第１部材３２と組み合わせられる第２部材３４は１種類で足りる。

　［変形例］
　以下には、上記実施形態に係る変形例が記載される。ただし、上記実施形態と重複する説明は、以下の説明では可能な限り省略される。上記実施形態で説明済の構成要素には、特に断らない限り、上記実施形態と同一の参照符号が付される。

　（変形例１）
　複数のクランプ部材２６が取り付けられる箇所は、ロアフレーム２４に限定されない。車体フレーム１８のうちのロアフレーム２４以外の部位に、複数のクランプ部材２６が取り付けられてもよい。

　（変形例２）
　シールド部材４２は、複数の取り付け部４２２（図４参照）ではなく、複数の取り付け部４８（図６参照）によって、複数のバー部材２８に取り付けられてもよい。収納ケース４４は、複数の取り付け部４４２（図５参照）ではなく、複数の取り付け部４８（図６参照）によって、複数のバー部材２８に取り付けられてもよい。

　なお、本発明は、上述した実施形態、および変形例に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を取り得る。

　［実施形態から得られる発明］
　上記実施形態および変形例から把握しうる発明について、以下に記載する。

　＜第１の発明＞
　第１の発明は、上下方向に延在する車体フレーム（１８）を備える鞍乗り型車両（１０）であって、前記車体フレーム（１８）に取り付けられる複数のクランプ部材（２６）と、複数の前記クランプ部材（２６）の各々に取り付けられ、物品（４２、４４、４６）を支持する複数のバー部材（２８）と、を備える。

　これにより、複数のバー部材（２８）が様々な物品（４２、４４、４６）を交換可能に支持できるので、鞍乗り型車両（１０）のカスタマイズが容易になる。

　複数の前記クランプ部材（２６）の各々は、前記バー部材（２８）が取り付けられた第１部材（３２）と、前記第１部材（３２）とは別体である第２部材（３４）とを備え、前記第１部材（３２）と前記第２部材（３４）とで前記車体フレーム（１８）を挟むことで、前記クランプ部材（２６）が前記車体フレーム（１８）に取り付けられてもよい。形状が異なるバー部材（２８）がそれぞれ備えられた複数種の第１部材（３２）が製造される場合であっても、これらの第１部材（３２）と組み合わせられる第２部材（３４）は１種類で足りる。

　鞍乗り型車両（１０）は、複数の前記クランプ部材（２６）の各々と前記車体フレーム（１８）との間に配置された複数の滑り止め部材（４０）をさらに備えてもよい。これにより、複数のクランプ部材（２６）の位置ズレが抑制される。

　複数の前記バー部材（２８）の各々には、前記バー部材（２８）の延在方向と直交する方向に沿って突出する突出部（３０）が設けられてもよい。これにより、物品がバー部材（２８）から脱落することが抑制される。

　前記突出部（３０）は、前記バー部材（２８）の先端部（２８１）に設けられてもよい。これにより、バー部材（２８）の長手方向に沿った物品のスライド移動の可動範囲が最大限確保される。

　鞍乗り型車両（１０）は、運転者の足を置くためのステップ（２２）をさらに備え、複数のクランプ部材（２６）は、前記ステップ（２２）よりも車体前方に配置されてもよい。

　前記物品（４２）は、取り付け部（４２２）を備えるレッグシールドまたはエンジンガードであって、前記取り付け部（４２２）が前記バー部材（２８）に取り付けられることで、前記レッグシールドまたは前記エンジンガードが前記バー部材（２８）に保持されてもよい。これにより、運転者の足またはエンジン（２０）が保護される。

　前記物品（４６）は、ドリンク容器（５８）を保持するドリンクホルダであって、複数の取り付け部（４８）を介してバー部材（２８）に取り付けられ、複数の取り付け部（４８）は、前記第１部材（３２）と、前記第２部材（３４）とのうち、少なくとも前記第２部材（３４）と同型の部品を含んでもよい。これにより、ドリンク容器（５８）が保持される。また、取り付け部（４８）としてクランプ部材（２６）が流用可能である。

　複数の前記クランプ部材（２６）は、第１のクランプ部材（２６１）と、第２のクランプ部材（２６２）とを有し、前記ドリンクホルダ（４６）は、前記第１のクランプ部材（２６１）に取り付けられた前記バー部材（２８）に取り付けられ、前記ドリンク容器（５８）を挟み合うことで前記ドリンク容器（５８）を保持する一対の第１保持部（５０）と、前記第２のクランプ部材（２６２）に取り付けられた前記バー部材（２８）に取り付けられ、前記ドリンク容器（５８）の底部（５８１）を支持する一対の第２保持部（５２）と、を備えてもよい。これにより、様々な形状のドリンク容器（５８）をドリンクホルダ（４６）に支持させることができる。

　＜第２の発明＞
　第２の発明は、鞍乗り型車両（１０）の上下方向に延在する車体フレーム（１８）に取り付け可能な物品支持機構（２５）であって、前記車体フレーム（１８）に取り付けられるクランプ部材（２６）と、前記クランプ部材（２６）の各々に取り付けられ、物品（４２、４４、４６）を支持するバー部材（２８）と、を備える。

１０…鞍乗り型車両　　　　　　　　　　　１８…車体フレーム
２２…ステップ　　　　　　　　　　　　　２５…物品支持機構
２６…クランプ部材　　　　　　　　　　　２８…バー部材
３０…突出部　　　　　　　　　　　　　　３２…第１部材
３４…第２部材　　　　　　　　　　　　　４０…滑り止め部材
４２…物品（シールド部材）　　　　　　　４４…物品（収納ケース）
４６…物品（ドリンクホルダ）　　　　　　４８…取り付け部
５０…第１保持部　　　　　　　　　　　　５２…第２保持部
５８…ドリンク容器

Claims

　上下方向に延在する車体フレーム（１８）を備える鞍乗り型車両（１０）であって、
　前記車体フレーム（１８）に取り付けられる複数のクランプ部材（２６）と、
　複数の前記クランプ部材（２６）の各々に取り付けられ、物品（４２、４４、４６）を支持する複数のバー部材（２８）と、
　を備える、鞍乗り型車両（１０）。
　請求項１に記載の鞍乗り型車両（１０）であって、
　複数の前記クランプ部材（２６）の各々は、前記バー部材（２８）が取り付けられた第１部材（３２）と、前記第１部材（３２）とは別体である第２部材（３４）とを備え、
　前記第１部材（３２）と前記第２部材（３４）とで前記車体フレーム（１８）を挟むことで、前記クランプ部材（２６）が前記車体フレーム（１８）に取り付けられる、鞍乗り型車両（１０）。
　請求項１または２に記載の鞍乗り型車両（１０）であって、
　複数の前記クランプ部材（２６）の各々と前記車体フレーム（１８）との間に配置された複数の滑り止め部材（４０）をさらに備える、鞍乗り型車両（１０）。
　請求項１～３のいずれか１項に記載の鞍乗り型車両（１０）であって、
　複数の前記バー部材（２８）の各々には、前記バー部材（２８）の延在方向と直交する方向に沿って突出する突出部（３０）が設けられている、鞍乗り型車両（１０）。
　請求項４に記載の鞍乗り型車両（１０）であって、
　前記突出部（３０）は、前記バー部材（２８）の先端部（２８１）に設けられている、鞍乗り型車両（１０）。
　請求項１～５のいずれか１項に記載の鞍乗り型車両（１０）であって、
　運転者の足を置くためのステップ（２２）をさらに備え、
　複数の前記クランプ部材（２６）は、前記ステップ（２２）よりも車体前方に配置される、鞍乗り型車両（１０）。
　請求項６に記載の鞍乗り型車両（１０）であって、
　前記物品（４２）は、取り付け部（４２２）を備えるレッグシールドまたはエンジンガードであって、
　前記取り付け部（４２２）が前記バー部材（２８）に取り付けられることで、前記レッグシールドまたは前記エンジンガードが前記バー部材（２８）に保持される、鞍乗り型車両（１０）。
　請求項２に記載の鞍乗り型車両（１０）であって、
　前記物品（４６）は、ドリンク容器（５８）を保持するドリンクホルダであって、複数の取り付け部（４８）を介してバー部材（２８）に取り付けられ、
　複数の前記取り付け部（４８）は、前記第１部材（３２）と、前記第２部材（３４）とのうち、少なくとも前記第２部材（３４）と同型の部品を含む、鞍乗り型車両（１０）。
　請求項８に記載の鞍乗り型車両（１０）であって、
　複数の前記クランプ部材（２６）は、第１のクランプ部材（２６１）と、第２のクランプ部材（２６２）とを有し、
　前記ドリンクホルダ（４６）は、
　前記第１のクランプ部材（２６１）に取り付けられた前記バー部材（２８）に取り付けられ、前記ドリンク容器（５８）を挟み合うことで前記ドリンク容器（５８）を保持する一対の第１保持部（５０）と、
　前記第２のクランプ部材（２６２）に取り付けられた前記バー部材（２８）に取り付けられ、前記ドリンク容器（５８）の底部（５８１）を支持する一対の第２保持部（５２）と、
　を備える、鞍乗り型車両（１０）。
　鞍乗り型車両（１０）の上下方向に延在する車体フレーム（１８）に取り付け可能な物品支持機構（２５）であって、
　前記車体フレーム（１８）に取り付けられるクランプ部材（２６）と、
　前記クランプ部材（２６）の各々に取り付けられ、物品（４２、４４、４６）を支持するバー部材（２８）と、
　を備える、物品支持機構（２５）。