JP5277123B2 - 鞍乗り型車両のリヤ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、乗車用シートの後方に荷台が配置され、該荷台の後部下方にテールライトが配置される鞍乗り型車両のリヤ構造に関する。
乗車用シートの後方に、後輪の前後長とほぼ同程度の前後長を有する大型の荷台が設けられ、該荷台の後部下方にテールライトが配置されるようにした自動二輪車が、特許文献1で既に知られている。
特許第3421730号公報
ところが、上記特許文献1で開示されるものでは、荷台およびテールライトが一体化されており、荷台が大型の荷物等を積載することを前提とした大型のものであるので、大型のトランクや荷物を積載した際には、後上方からのテールライトの視認性を確保する必要がある。そこでテールライトを単純に後方にずらして配置すると、荷台上に長尺の荷物を積んだ際に、テールライトからの熱影響を考慮することが求められる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、比較的大型の荷台の後部下方に配置されるテールライトの後上方からの視認性を確保しつつ、荷台上の積載物へのテールライトからの熱影響を小さく抑えることができるようにした鞍乗り型車両のリヤ構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、乗車用シートの後方に荷台が配置され、該荷台の後部下方にテールライトが配置される鞍乗り型車両のリヤ構造であって、前記荷台とは別体である前記テールライトの少なくとも一部が前記荷台の後端部よりも後方に配置され、前記荷台の後端部には、前記荷台の幅よりも平面視で狭い幅を有するカバー部が、前記テールライトの上面に沿って後方に延びるように連設され、前記カバー部の後端が前記テールライトの後端と同一もしくは前方に配置されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記カバー部の上面が前記荷台の上面よりも下方に配置されることを第2の特徴とする。
本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記カバー部の左右幅が前記テールライトの左右幅よりも大きく設定されることを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかにに加えて、前記荷台の上面に、該荷台を車体フレームに取り付けるための締結ボルトの拡径頭部を収容可能として下方に凹んだ座ぐり部が設けられ、前記荷台の上方に配置されるキャリアを前記車体フレームに取り付けるために前記拡径頭部の外径よりも大きな外径を有して前記荷台および前記キャリア間に介装される円筒状のカラーの下部を収容し得る大きさに前記座ぐり部の直径が設定されることを第4の特徴とする。
本発明は、第4の特徴の構成に加えて、前記座ぐり部の直径が、前記締結ボルトの軸部の直径の3.0〜4.5倍に設定されることを第5の特徴とする。
本発明は、第1〜第5の特徴の構成のいずれかに加えて、前記荷台の左右両側上部に、上方に開放した凹部が前後方向に延びるようにして形成されることを第6の特徴とする。
本発明は、第1〜第6の特徴の構成のいずれかに加えて、前記荷台は、後輪の前後長と略同等の前後長を有した大型の荷台として形成され、該荷台には、該荷台とは別体のトランクを締結可能とされることを第7の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第7の特徴の構成のいずれかに加えて、前記テールライトの後端よりも後方にも積載域の一部が配置されるようにして前記荷台の後端よりも後方に延出するキャリアが、前記荷台よりも左右幅を大きくして前記荷台上に取付け可能とされることを第8の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、テールライトは荷台とは別体であり、その少なくとも一部が荷台の後端部よりも後方に配置され、荷台の幅よりも平面視で狭い幅を有するカバー部が、その後端をテールライトの後端と同一もしくは前方に配置するようにしつつ、テールライトの上面に沿って荷台の後端部から後方に延びるので、大型の荷物やトランクを荷台上に積載しても後上方からのテールライトの視認性を充分に確保した上で、確保した視認性を犠牲にすることなく荷台上の積載物へのテールライトからの熱影響を小さく抑えることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、カバー部の上面が荷台の上面よりも下方にあるので、荷台の上面およびカバー部の上面間に段差が生じることになり、荷台上の積載物へのテールライトからの熱影響をより効果的に抑えることができる。またカバー部の上方に荷台上の荷物の一部が延在しても、カバー部および荷物間に隙間が生じるので、荷物に指を引っかけることを可能とし、荷物の積み下ろし作業を容易とすることができる。
本発明の第3の特徴によれば、テールライトの左右幅よりも大きな左右幅を有するカバー部でテールライトが上方から覆われるので、荷台上の積載物へのテールライトからの熱影響をより効果的に抑えることができる。
本発明の第4および第5の特徴によれば、荷台の上面に設けられて下方に凹んだ座ぐり部には、荷台を車体フレームに取り付けるための締結ボルトの拡径頭部を収容可能であり、荷台の上方に配置されるキャリアを車体フレームに取り付けるために拡径頭部の外径よりも大きな外径を有して荷台およびキャリア間に介装される円筒状のカラーの下部を収容し得るように、座ぐり部の直径が設定されるので、荷台上に配置されるキャリアの種類を増やすことができる。
本発明の第6の特徴によれば、荷台の左右両側上部に上方に開放した凹部が前後方向に延びるようにして形成されるので、該荷台の幅と同程度の幅の荷物の荷台への積み下ろし時に、荷台の左右両側上部の凹部に指を挿入することで荷物に指を引っかけることを可能とし、荷物の積み下ろし作業を容易とすることができる。
本発明の第7の特徴によれば、後輪の前後長と略同等の前後長を有した大型の荷台に、荷台とは別体であるトランクを締結可能とされるので、テールライトの後上方からの視認性を確保しつつ荷台上にトランクを取付けることができる。
さらに本発明の第8の特徴によれば、テールライトの後端よりも後方にも荷物を積載し得るようにして荷台の後端よりも後方に延出するキャリアが、荷台よりも左右幅を大きくして荷台上に取付け可能であるので、キャリアを荷台上に取付けた状態では、テールライトを上方および後方側から保護する保護部材としてキャリアの一部を機能させることができる。
電動二輪車の側面図である。 車体カバーを省略した状態での電動二輪車の側面図である。 図1の3矢視拡大平面図である。 自動二輪車の後部の分解斜視図である。 図3の5−5線断面図である。 キャリアを外した状態での荷台の車体フレームへの取付け部の図5の一部に対応した断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6を参照しながら説明すると、先ず図1において、この鞍乗り型車両は、低床フロア44を有するスクータ型の電動二輪車であり、後輪WRの車軸21を後部で軸支するスイングアーム22に内蔵された電動モータ23が発揮する回転動力で、前記後輪WRが回転駆動されるように構成されている。
図2において、この電動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク24ならびに該フロントフォーク24の上部に連結された操向ハンドル25を操向可能に支承するヘッドパイプ26と、該ヘッドパイプ26から後下がりに延びるダウンフレーム27と、該ダウンフレーム27の下部に連結されて後方に延びる左右一対のアンダーフレーム28…と、それらのアンダーフレーム28…の後端に一体に連なって後上がりに延びる左右一対のリヤフレーム29…とを備える。
前記車体フレームFにおける両リヤフレーム29…の前部に設けられたピボットプレート30…には、車体Bを左側に傾けた起立状態に保持するためのサイドスタンド31が回動可能に取付けられるとともに、前記スイングアーム22の前部が支軸32を介して揺動可能に支承され、前記両リヤフレーム29…のうち左側のリヤフレーム29の後部および前記スイングアーム22の後部間にはリヤクッションユニット33が設けられる。また前記スイングアーム22の前部には、メインスタンド34が回動可能に取付けられる。
前記両アンダーフレーム28…間には、前記電動モータ23に電力を供給するためのたとえば72Vである高電圧バッテリ36を内蔵せしめたバッテリケース37が両アンダーフレーム28…で支持されるようにして配置され、前記両リヤフレーム29…間には、側面視で前記スイングアーム22の上方に配置される収納ボックス38が、両リヤフレーム29…で支持されるようにして配置され、この収納ボックス38は、開閉可能な乗車用シート39で上方から覆われる。しかも収納ボックス38の後側下部には、補機たとえばヘッドライト51、テールライト52等に低電圧たとえば12Vの電力を供給するための低電圧バッテリ40を収納するバッテリ収納部38aが下方に突出するようにして一体に形成される。
前記車体フレームFは、該車体フレームFとともに車体Bを構成する合成樹脂製の車体カバー41で覆われるものであり、該車体カバー41は、前記ヘッドパイプ26を前方から覆うフロントカバー42と、前記乗車用シート39に座った乗員の脚部を前方から覆うようにして前記フロントカバー42に連なるレッグシールド43と、前記乗車用シート39に座った乗員の足を載せるようにして前記レッグシールド43の下部に連なるとともに前記バッテリケース28を上方から覆う低床フロア44と、前記両アンダーフレーム28…を両側から覆うようにして前記低床フロア44の両側から垂下される左右一対のフロアサイドカバー45…と、前記両フロアサイドカバー45…の下縁間を結ぶアンダーカバー46と、前記乗車用シート39の下方を前方から覆うようにして低床フロア44の後端から立ち上がるシート下前部カバー47と、前記乗車用シート39の下方を両側から覆うようにして前記シート下前部カバー47の両側に連なる左右一対のサイドカバー48…と、前記後輪WRを上方から覆って前記両サイドカバー48…に連なるリヤカバー49とを備え、前記バッテリケース37は、車体カバー41のうち前記低床フロア44、フロアサイドカバー45…、アンダーカバー46、シート下前部カバー47およびサイドカバー48…で覆われる。
前記フロントカバー42の前端には、前記ヘッドパイプ26に固定されたフロントステー50で支持されるようにしてヘッドライト51が配設され、前記リヤフレーム29…にはテールライト52が取付けられる。また前記フロントカバー42の下方に配置されるフロントフェンダ53が、前記前輪WFを上方から覆うようにして前記フロントフォーク24に取付けられ、前記後輪WRを後方斜め上方から覆うリヤフェンダ54が前記リヤカバー49に連設され、前記後輪WRを前方斜め上方から覆うフェンダ55が前記スイングアーム22の前部に取付けられる。また前記操向ハンドル25の中央部はハンドルカバー56で覆われており、フロントカバー42の前方に配置されるフロントキャリア57が前記フロントステー50で支持され、前記乗車用シート39の後方かつリヤカバー49の上部には後輪の前後長とほぼ同程度の前後長を有する大型の荷台58が設けられ、この荷台58の上方に配置されるキャリア59が前記リヤフレーム29…に着脱可能に取付けられる。
前記両アンダーフレーム28…間には、前記バッテリケース37の前後方向略中央部を跨ぐクロス部材60が設けられており、低床フロア44は該クロス部材60で支持される。また前記両アンダーフレーム28…の前部間には、前記バッテリケース37の前側下部を前方から保護する前部保護部材61がその中央部をダウンフレーム27の下端に連結するようにして設けられ、前記両アンダーフレーム28…の後部間には、前記バッテリケース37の後側下部を後方から保護する後部保護部材62が設けられ、前後方向に延びる複数の下部保護部材63…が、前記バッテリケース37を下方から保護するようにして前部および後部保護部材61,62間に設けられる。
前記バッテリケース37の前部には、左右一対の冷却空気導入ダクト64…の下流端部が接続管65…を介して接続され、両冷却空気導入ダクト64…は、前記レッグシールド43内で前記ダウンフレーム27を両側から挟むようにして該ダウンフレーム27に沿って延びるように配置される。一方、前記ダウンフレーム27の前記ヘッドパイプ26への連結部に対応した位置で前記レッグシールド43には、前方に凹む凹部67が形成されており、該凹部67の上部を覆うリッド68がレッグシールド43に取付けられる。而してリッド68の下縁および凹部67間には空気吸入口69が形成され、前記両冷却空気導入ダクト64…の上流端は、前記空気吸入口69に通じるようにして前記レッグシールド43に接続管66…を介して接続される。
前記バッテリケース37の後部上面には冷却ファン70が取付けられており、この冷却ファン70の作動により、前記空気吸入口69から吸入された空気が、接続管66…、冷却空気導入管64…および接続管65…を介してバッテリケース37内に導入され、バッテリケース37内の高電圧バッテリ36が冷却され、バッテリケース37から前記冷却ファン70によって外部に排出される。
図3および図4において、前記乗車用シート39の後方で前記リヤカバー49の上部には平坦な荷台58が形成されており、この荷台58すなわちリヤカバー49とは別体であるテールライト52が、その少なくとも一部を前記荷台58の後端部58aよりも後方に突出させるようにして前記荷台58の後部下方に配置される。
而して前記荷台58の後端部58aは、その幅方向中央部をその左右両側よりも後方に突出させた形状に形成されており、該後端部58aの上面には、その幅方向中央部で後下がりに傾斜した中央部傾斜面58aaと、中央部傾斜面58aaの左右両側に配置されて後下がりに傾斜した一対の側方傾斜面58ab,58abとが形成される。而して荷台58の後端部58aの上面に、そのような傾斜面58aa,58ab…が形成されることで荷台58への後方からの荷物の積み下ろしが容易となる。
ところで前記テールライト52と、その両側のリヤウインカ71,71とは後部灯火器ユニット72を構成するようにユニット化されており、前記両リヤフレーム29,29の後部間に設けられるクロスメンバー73に固着されて該クロスメンバー73から後方に延びるステー74に前記後部灯火器ユニット72が支持される。
しかも前記荷台58の後端部58aの幅方向中央部には、前記荷台58の幅よりも平面視で狭い幅W1を有するカバー部75が、前記テールライト52を上方から覆うべく該テールライト52の上面に沿って後方に延びるようにして一体に連設され、このカバー部75の上面は前記荷台58の上面よりも下方に配置される。また前記カバー部75の左右幅W1は、テールライト52の左右幅W2よりも大きく設定されており、該カバー部75の後端75aは前記テールライト52の後端52aと同一もしくは前方に配置される。
また前記クロスメンバー73の左右方向に間隔をあけた2箇所には、該クロスメンバー73から上方に突出する荷台支持台76,76が設けられ、それらの荷台支持台76…の前方で前記両リヤフレーム29…には、リヤフレーム29…から上方に突出する荷台支持台77,77が設けられ、それらの荷台支持台76…,77…には、ウエルドナット78…,79…が溶着される。また前記リヤカバー49の下部には前記後輪WRの上方に配置される下カバー104(図1参照)が設けられる。
図5を併せて参照して、前記荷台58の上面には、前記各荷台支持台76…,77…にそれぞれ対応して下方に凹むとともに前記荷台支持台76…,77…に対向する端壁部80a…を有する座ぐり部80…が設けられ、各端壁部80a…の中央部には貫通孔81…が設けられる。
前記キャリア59は、丸棒を矩形状に曲げ加工して成る外枠82と、該外枠82に固着される平板状の台板83とを備えており、前記後部灯火器ユニット72および前記カバー部75を上方から保護するための保護枠84が、前記外枠82の後部から後方に突出するようにして外枠84に固着され、保護枠84の前端には、丸棒を矩形状に曲げ加工して成るストッパ85が上方に突出するようにして固着される。また前記外枠82の両側下部および保護枠84の下部には、ロープかけのための複数ずつのフック86…が下方に向けて突設される。
而して前記キャリア59は、前記荷台58よりも左右幅を大きくして形成されており、前記キャリア59の前記保護枠84上にも荷物を積載可能であるので、前記テールライト52の後端52aよりも後方にも積載域の一部が配置されるようにして前記荷台58の後端部58aよりも後方に延出することになる。
前記荷台支持台76…に対応する部分でキャリア59における台板83の下面には、下方に向けて突出する支持板87…が固着され、荷台支持台77…に対応する部分でキャリア59における台板83および外枠82の下面間には、下方に向けて突出する支持板88…が固着されており、それらの支持板87…,88…の下面には、円筒状のカラー89…,90…の上端がそれぞれ固着される。
一方、前記荷台58における座ぐり部80…の端壁部80a…に上方から係合する鍔部91a…を上端に有する鍔付きカラー91…が、前記端壁部80a…の貫通孔81…に挿通されており、それらの鍔付きカラー91…の下端は荷台支持台76…,77…の上面に当接される。而して前記カラー89…,90…の下端を前記鍔付きカラー91…の上端に当接させた状態で、カラー89…,90…および鍔付きカラー91…に挿通される締結ボルト92…を前記ウエルドナット78…,79…に螺合し、締結ボルト92…の拡径頭部92a…を支持板86…,87…に当接、係合せしめるまで締結ボルト92…を締め付けることで、キャリア59が荷台58とともにリヤフレーム29…に共締めされる。
而して前記キャリア59における台板83は複数の透孔を有するように形成されており、前記支持板87…は、前記複数の透孔のうち2つの透孔93,93を介して台板83の上方から締結ボルト92…の回転操作を行うことを可能として、前記透孔93…に対応する位置で台板83の下面に固着されている。また前記台板83および外枠82間には複数の開口部が形成されており、前記支持板88…は、それらの開口部のうち2つの開口部94,94を介して台板83の上方から締結ボルト92…の回転操作を行うことを可能として前記開口部94…に対応する位置で台板83および外枠82の下面間に固着されている。
すなわちテールライト52の後端52aよりも後方にも荷物を積載し得るようにして荷台58の後端部58aよりも後方に延出するとともに荷台58よりも左右幅を大きくしたキャリア59を荷台58上に取付け可能であるので、キャリア59を荷台58上に取付けた状態では、テールライト52を含む後部灯火器ユニット72を上方および後方側から保護する保護部材としてキャリアの一部を機能させることができる。
ところで前記キャリア59を外すことも可能であり、この場合、図6で示すように、前記荷台58の上面に設けられた座ぐり部80…の端壁部80a…には、貫通孔81…に挿通されて荷台支持台76…,77…の上面に当接される鍔付きカラー91…の鍔部91a…が上方から係合されており、それらの鍔付きカラー91…に挿通される締結ボルト95…を前記ウエルドナット78…,79…に螺合し、締結ボルト95…の拡径頭部95a…を鍔部91a…に当接、係合せしめるまで締結ボルト95…が締め付けられる。
而して前記座ぐり部80…の直径D1は、前記締結ボルト95…の拡径頭部95a…を収容可能として設定される。またキャリア59を車体フレームFのリヤフレーム29…に取り付けるために前記支持板87…,88…に固着されたカラー89…,90…の外径D3は、前記拡径頭部95a…の外径D2よりも大きな外径を有するものであるが、前記座ぐり部80…の直径D1は、前記外径D3よりも大きく設定される。
しかも座ぐり部80…の直径D1は、前記締結ボルト95…軸部95bの直径D4の3.0〜4.5倍に設定されており、たとば前記軸部95bの直径D4が8mmであるときに、座ぐり部80…の直径D1は30mmに設定され、前記拡径頭部95aの外径D2は16mmに設定される。
また前記荷台58の左右両側上部には、上方に開放した凹部96,96が前後方向に延びるようにして形成される。さらにリヤフレーム29…の後部には、丸棒を曲げ加工して成るフックホルダ97…の両端が固着され、それらのフックホルダ97…の下部にはロープをかけるための複数のフック98…が固着される。またフックホルダ97…が、前記荷台58の下方でリヤカバー49の両側から側方に張り出すものであり、リヤカバー49の左右両側下部には、前記フックホルダ97…を突出させるための一対の切欠き99…,100…が設けられる。
前記荷台58には、前記キャリア59と同様にして、図1〜図3に鎖線で示すトランク102を締結可能であり、テールライト52の後上方からの視認性を確保しつつ荷台58上にトランク102を取付けることができる。
また前記テールランプ52の下方でリヤフェンダ54にはナンバープレート103が固着されており、このナンバープレート103は、上方のテールライト52からの光で照らされる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、乗車用シート39の後方に配置される荷台58の後部下方にテールライト52が配置されるのであるが、荷台58を形成するリヤカバー49とは別体である前記テールライト52の少なくとも一部が荷台58の後端部58aよりも後方に配置されており、荷台58の後端部58aには、荷台58の幅よりも平面視で狭い幅を有するカバー部75が、前記テールライト52の上面に沿って後方に延びるように連設され、前記カバー部75の後端75aが前記テールライト52の後端52aと同一もしくは前方に配置されるので、大型の荷物やトランク102を荷台58上に積載しても後上方からのテールライト52の視認性を充分に確保した上で、確保した視認性を犠牲にすることなく荷台58上の積載物へのテールライト52からの熱影響を小さく抑えることができる。
またカバー部75の上面が荷台58の上面よりも下方に配置されるので、荷台58の上面およびカバー部75の上面間に段差が生じることになり、荷台58およびキャリア59上の積載物へのテールライト52からの熱影響をより効果的に抑えることができ、またカバー部75の上方に荷台58上の荷物の一部が延在しても、カバー部75および荷物間に隙間が生じるので、荷物に指を引っかけることを可能とし、荷物の積み下ろし作業を容易とすることができる。
またカバー部75の左右幅W1がテールライト52の左右幅W2よりも大きく設定されるので、テールライト52の左右幅W2よりも大きな左右幅W1を有するカバー部75でテールライト52が上方から覆われることになり、荷台58およびキャリア59上の積載物へのテールライト52からの熱影響をより効果的に抑えることができる。
ところで荷台58の上面には、該荷台58を車体フレームFのリヤフレーム29…に取り付けるための締結ボルト95…の拡径頭部95a…を収容可能として下方に凹んだ座ぐり部80…が設けられ、荷台58の上方に配置されるキャリア59を前記リヤフレーム29…に取り付けるために前記拡径頭部95a…の外径よりも大きな外径を有して前記荷台58および前記キャリア59間に介装される円筒状のカラー89…,90…の下部を収容し得る大きさに前記座ぐり部80…の直径D1が設定される。すなわち荷台58の上面に設けられて下方に凹んだ座ぐり部80…には、荷台58をリヤフレーム29…に取り付けるための締結ボルト95…の拡径頭部95a…を収容可能であり、キャリア59をリヤフレーム29…に取り付けるために拡径頭部95a…の外径D2よりも大きな外径D3を有して荷台58およびキャリア59間に介装される円筒状のカラー89…,90…の下部を収容し得るように、座ぐり部80…の直径が設定されるので、荷台58上に配置されるキャリア59の種類を増やすことができる。
さらに荷台58の左右両側上部に、上方に開放した凹部96…が前後方向に延びるようにして形成されるので、荷台58の幅と同程度の幅の荷物の荷台58への積み下ろし時に、荷台58の左右両側上部の凹部96…に指を挿入することで荷物に指を引っかけることを可能とし、荷物の積み下ろし作業を容易とすることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施の形態では本発明を電動二輪車に適用した場合について説明したが、本発明は電動三輪車にも適用可能であり、また内燃機関を動力源とした自動二輪車や自動三輪車等の鞍乗り型車両にも広く適用することができる。
39・・・乗車用シート
52・・・テールライト
52a・・・テールライトの後端
58・・・荷台
58a・・・荷台の後端部
59・・・キャリア
75・・・カバー部
75a・・・カバー部の後端
95・・・締結ボルト
95a・・・拡径頭部
95b・・・軸部
80・・・座ぐり部
89,90・・・カラー
96・・・凹部
102・・・トランク

Claims (8)

  1. 乗車用シート(39)の後方に荷台(58)が配置され、該荷台(58)の後部下方にテールライト(52)が配置される鞍乗り型車両のリヤ構造であって、前記荷台(58)とは別体である前記テールライト(52)の少なくとも一部が前記荷台(58)の後端部(58a)よりも後方に配置され、前記荷台(58)の後端部(58a)には、前記荷台(58)の幅よりも平面視で狭い幅を有するカバー部(75)が、前記テールライト(52)の上面に沿って後方に延びるように連設され、前記カバー部(75)の後端(75a)が前記テールライト(52)の後端(52a)と同一もしくは前方に配置されることを特徴とする鞍乗り型車両のリヤ構造。
  2. 前記カバー部(75)の上面が前記荷台(58)の上面よりも下方に配置されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のリヤ構造。
  3. 前記カバー部(75)の左右幅が前記テールライト(52)の左右幅よりも大きく設定されることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両のリヤ構造。
  4. 前記荷台(58)の上面に、該荷台(58)を車体フレーム(F)に取り付けるための締結ボルト(95)の拡径頭部(95a)を収容可能として下方に凹んだ座ぐり部(80)が設けられ、前記荷台(58)の上方に配置されるキャリア(59)を前記車体フレーム(F)に取り付けるために前記拡径頭部(95a)の外径よりも大きな外径を有して前記荷台(58)および前記キャリア(59)間に介装される円筒状のカラー(89,90)の下部を収容し得る大きさに前記座ぐり部(80)の直径が設定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の鞍乗り型車両のリヤ構造。
  5. 前記座ぐり部(80)の直径が、前記締結ボルト(95)の軸部(95b)の直径の3.0〜4.5倍に設定されることを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両のリヤ構造。
  6. 前記荷台(58)の左右両側上部に、上方に開放した凹部(96)が前後方向に延びるようにして形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の鞍乗り型車両のリヤ構造。
  7. 前記荷台(58)は、後輪(WR)の前後長と略同等の前後長を有した大型の荷台(58)として形成され、該荷台(58)の車体フレーム(F)への取付け部が、前記荷台(58)とは別体のトランク(102)を締結可能に構成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の鞍乗り型車両のリヤ構造。
  8. 前記テールライト(52)の後端(52a)よりも後方にも積載域の一部が配置されるようにして前記荷台(58)の後端よりも後方に延出するキャリア(59)が、前記荷台(58)よりも左右幅を大きくして前記荷台(58)上に取付け可能とされることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の鞍乗り型車両のリヤ構造。
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