JP2004034984A - 無限軌道 - Google Patents

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Abstract

  【課題】 乗物から柔軟な無限軌道への駆動力の効果的な移動が達成される無限軌道を提供すること。
  【解決手段】 車輪の乗物を無限軌道の乗物に変えるための柔軟な無限軌道(1)であって、この無限軌道(1)は、エラストマー材料のバンド(5)を備える。このバンド(5)は、少なくとも一つの柔軟な伸ばされた補強要素(7)にて補強されている。この補強要素(7)は、上記バンド内に埋め込まれ、上記バンドの長さに沿って延長している。上記無限軌道の端部は、それぞれ、少なくとも一つの穴を与えられ、この穴は、上記バンドの長さの横断方向に延長して、切れ目のない無限軌道を形成するために、上記端部を結合する手段を収容するための通路を形成する。上記少なくとも一つの補強要素(7)は、上記バンドの端部の周りに輪を形成する。
【選択図】 図1

Description

 この発明は、単一の柔軟な無限軌道に関し、車輪を有する乗物を、無限軌道を有する乗物に、変えるために使用されることを目的とする。上記単一という言葉は、ここの中で、無限軌道の長さの横断方向に延長している複数の結合された剛体要素からなる無限軌道に対抗して用いられ、上記剛体要素は、ゴム相に埋め込まれているか若しくはゴム相に埋め込まれていない。
 従来、車輪の乗物を無限軌道の乗物に変えるために、膨大な数の解決策が提案されており、それによれば、単一の柔軟な無限軌道が、乗物の同じ側で相互に離れている一組の車輪の周りに取り付けられる。なお、上記車輪の少なくとも一方は、駆動車輪である。使用中の上記無限軌道の伸長を防ぐために、上記無限軌道は、例えば、一つまたはより多くの、鋼のまたは織物の、繊維またはひもによって、大抵は、縦(長さ)方向に補強される。
 GB-A-2.104.015では、エラストマーの材料からつくられた柔軟な無限軌道が開示され、この無限軌道は、ナイロンまたは鋼の糸状の材料を、複数の並んだ折り返しにて上記無限軌道の幅を横切って曲げられた一連のひもの形にして、補強されている(GB-A-2.104.015:特許文献1参照)。
 この無限軌道は、無限で、切れ目がないので、上記車輪のタイヤは、上記無限軌道を取り付けるときに、空気を抜く必要がある。この操作は複雑であり、時間が消費される。もちろん、上記車輪から上記無限軌道を取り外す補足的な操作は、上記同一の不利を示す。
 タイヤが一揃えの二つの隣り合ったタイヤに配列された車輪の付いたトラックを、農業の目的や、重い荷物をもって軟らかい地面を移動するのに適合させるための他の解決策は、US-A-4.362.340によって提案されている(US-A-4.362.340:特許文献2参照)。US-A-4.362.340によれば、継ぎ目のないトレッドタイプの無限軌道は、連続した一組のタイヤの周りに取り付けられ、上記無限軌道は、柔軟な材料(例えば、合成樹脂またはゴムのような材料)からつくられ、もし、必要であれば、一つまたはそれ以上の布またはナイロンの裏地を含んでいる。上記無限軌道は、単一部分の組み合わせであり、乗物に取り付けて継ぎ目のないベルトを形成するとき、その両端は互いに連結される。さらに、上記無限軌道は、二つまたはそれ以上の部分の組み合わせであってもよく、二つまたはそれ以上の結合によって互いに連結される。各ベルトの内側(すなわち、上記タイヤに面する側)に、切頭円錐の形状を有する複数のカムまたは歯が備えられる。上記カムまたは歯は、二つの隣り合ったタイヤの間にしっかりと固定された状態にある。
 このタイプの無限軌道に生ずると共に上記車輪による上記無限軌道の周囲の牽引力に基づいた問題の分析によれば、十分な牽引力を備えるために、上記無限軌道の長さは、上記車輪の大きさと前後車輪の間の間隔とに適合させる必要があることが明らかになる。上記車輪の大きさは乗物の種類によって変化し、タイヤが使用中に磨耗しても、周囲の張力の連続的な適応性が要求される。これに加えて、上記カムによって供給される牽引力は不十分であるように思われ、上記乗物の前側で滑る結果となる。
 DE-U-9302375.8に、無限軌道として使用されるための柔軟なベルトが開示され、使用するにつれて伸長する危険性を最小限にするという問題を解決し、一方、これは、反対に、上記無限軌道とその駆動との間の接触に影響する(DE-U-9302375.8:特許文献3参照)。DE-U-9302375.8に開示された上記柔軟なベルトは、使用されるために備えられるが、それだけでは、車輪の付いた乗物と結合してこのベルトを使用することを教えることができない。DE-U-9302375.8に開示された上記ベルトは、上記無限軌道の横断方向に相互に連結された複数の平行なバンドを備え、各バンドは、内部に、複数の金属のひもによって補強されている。上記無限軌道の横断方向への平行なバンドの連結は、複数のU形状の外形の
手段によって達成され、各U外形は、上記平行なバンド内の対応する凹部内に収容される。各バンドは、両側の第1と第2の端部を有する。各端部は、上記無限軌道の縦方向に上記第1の端部を上記第2の端部に連結するための中央の連結穴を含み、補強しているひもは、上記連結穴の周りに輪として延長している。
 このように、車輪の乗物を無限軌道の乗物に変えるための柔軟な無限軌道が、簡単に取り付けられ上記車輪による上記無限軌道の改良された駆動を示すようにする必要がある。
GB-A-2.104.015 US-A-4.362.340 DE-U-9302375.8
 そこで、この発明の課題は、車輪の乗物を無限軌道の乗物に変えるための柔軟な無限軌道であって、上記乗物から上記柔軟な無限軌道への駆動力の効果的な移動が達成される無限軌道を提供することにある。
 上記課題を解決するため、この発明の柔軟な無限軌道は、柔軟な材料のバンドを備え、このバンドは、少なくとも二つの連続した乗物用車輪の周りに取り付けられるために供給され、この車輪は、上記乗物の移動方向に沿って配置される。この発明の上記バンドは、第1と第2の端部を有し、この端部は、上記バンドの横断方向に延長して、継ぎ目のない無限軌道を形成する目的で上記第1の端部を上記第2の端部に結合するための相互に共働した結合手段を備える。この発明の上記柔軟な無限軌道は、複数の案内翼を備えることを特徴とし、この案内翼は、相互に間隔をもって離され、上記バンドの両方の縦側面に沿って配置される。上記案内翼は、上記車輪に面する上記バンドの内面から突き出ており、少なくとも上記乗物用車輪の部分の両方の横側面に係合することを目的にするチャンネルを形成する。
 上記無限軌道の両側に沿って上記案内翼があるため、上記無限軌道が極限の状態で駆動されたとき、上記無限軌道は、上記車輪から跡をつけないことを相殺される。すなわち、発明者が気づくところによると、荷物を積んだときに、上記車輪は横方向に広がり、結果として、上記車輪の側面は、上記案内翼に接触し、上記案内翼に対して押し付けられる。そのような接触から生じる上記ベルトの幅方向の上記摩擦力により、上記車輪への上記無限軌道のつかみを確実に改良し、その結果としてスリップの危険性を確実に軽減する。荒れた地面のひどい状況のみならず上記無限軌道がいくらかたわみを示す場所で、たとえ、上記無限軌道によってほとんどまたは全く周囲の張力が及ぼされない場合でも、スリップへの危険性が最小限にされることがわかる。上記車輪の両側によって上記無限軌道を駆動させることは、上記タイヤの走行面の磨耗に対する酷使の感度を軽減し、上記無限軌道を駆動するための周囲の張力に対する必要性を不要にするという効果を有する。上記車輪と上記無限軌道との間の上記効果的な接触面が、この効果に寄与する。
 上記乗物から上記柔軟な無限軌道への駆動力の効果的な伝達に加えて、発明者が気づいたことは、必要とされる上記駆動力は、事実上、上記タイヤの考えられる磨耗とは無関係であり、周囲の張力は上記無限軌道によって及ぼされ、接触圧力の配分は効果的になり、上記無限軌道は簡単に固定される。
 すなわち、車輪の周りに取り付けられる連続した無限軌道に生ずる問題の分析によれば、周囲の牽引力を通して上記無限軌道を駆動することを目的としたとき、上記無限軌道は上記車輪の周りにぴったりと合うことが必要となることが明らかになる。もし、上記車輪に大きな周囲の張力が及ぼされているならば、好ましい固定が成立され得る。一方、この張力は、上記無限軌道の端部を結合している部分に重荷を課して、しばしば、これらの結合部分に最初の破損を生じさせる。また、上記分析によれば、上記無限軌道の内面の突出部による上記車輪の走行面の機械的係合を通して与えられる上記無限軌道の駆動が不十分であって、もし、上記バンドが上記車輪の周りに十分にしっかりと固定されていないならば、上記無限軌道のすべりの問題が未だに生ずるということが明らかになる。
 車輪の乗物を無限軌道の乗物に変えることは、以下の必要性のある状況で行なわれる。
 1)上記乗物によって及ぼされる上記地面への局部的な圧力を減少する必要性
 2)地面の圧縮を最小限にするために、上記無限軌道によって及ぼされる地面の圧力をできる限り均一にする必要性
 連続した無限軌道の使用が、上記乗物によって及ぼされる上記地面への圧力を多かれ少なかれ均一の状態に減少することに寄与し、結果として、とても高い局部的な圧力の発生の危険性が最小限になる。さらに、特に、実質上穴のないゴムの無限軌道が使用される場合に、改良された地面との接触と、改良された接触圧力とが観測される。この発明の上記無限軌道が、泥の地面、積荷しているときに地面に沈む危険性がある場所、砂の地面、急な坂または岩の表面で使用されるときに、これらの改良は重要である。そのような地面を移動することができることに加えて、さらに、上記乗物は、人をのせ、移動し、荷物を運ぶことができなければならない。これらの行動は、上記乗物によって及ぼされる地面の圧力に対して、高い要求を与える。この発明の上記無限軌道を上記車輪に取り付けて乗物を使用するときに、使用中に上記乗物が倒れる危険性を確実に軽減することが観測される。
 さらに、石と、偶然に上記車輪と上記無限軌道との間で最終的に形成された破片との最適な排出が、発見された。この現象は、全く積荷のない状態で上記無限軌道によって及ぼされる上記低い周囲の張力のために、実質的に、丸い横断面の形状に保持されるという事実によって説明され得る。主に正方形と平坦な上記無限軌道の内面の形状と結合される上記車輪の接触面の凸面の存在が、上記凸面内にベクトルの力を発生し、このベクトルの力は、上記外側に向かっており、石や他の破片を外側へ動かす。図7からわかるように、これらのベクトルの力の径方向の成分(F radial)は、その軸方向の成分(F axial)が増加するにつれて、外側に向かって減少する。
 上記結合可能な端部の存在により、上記無限軌道の容易な取り付けが保証される。
 上記車輪によって上記無限軌道に及ぼされる駆動力を改善するために、好ましくは、上記案内翼を、上記乗物の車輪の両方の横側面に締め付け力を及ぼすように配置する。さらに、好ましくは、上記案内翼はいくらか弾力を示し、これにより、上記無限軌道の使用を、上記車輪の幅からほとんど垂れ下がらないようにする。
 一方、上記案内翼の柔軟性を減少させることが好ましいとき、各案内翼は、好ましくは、剛体の芯材で補強される。上記剛体の芯材は、例えば、鋼または他の適切な材料からつくられる。上記剛体の芯材は、好ましくは、二つの実質的に垂直に配置された部材からなり、その部材は、第1の横に延長する部材と、上記案内翼内で実質的に垂直に延長する他の部材である。上記剛体の芯材の存在により、上記無限軌道の幅方向に上記案内翼が屈曲することを防止し、したがって、荷物を積んで上記車輪が広がるにつれて、上記車輪と上記案内翼との間の摩擦力を増加することができる。
 上記案内翼の少なくとも一部の内側面は、上記車輪に直面し、上記内側面から上記車輪に向かって突き出ている外形を与えられ、上記車輪へのつかみ(グリップ)を改善し、摩擦熱の発生の危険性を最小限にすることができる。
 上記案内翼の外側面の少なくとも一部は、地面への上記バンドのつかみを改善するように上記外側面から突き出ている外形を与えられる。
 上記案内翼は、上記無限軌道がつくられる材料と同じ柔軟な材料、または、相違する材料からつくられる。しかしながら、同じ材料からつくられることが好ましい。
 もし、上記車輪に接触することを目的とされた上記バンドの内面が、牽引用リブを与えられるならば、上記無限軌道への上記車輪の移動の伝達効率のさらなる改善が達成される。特に、上記無限軌道上で上記車輪のまれな滑りが発生する場合に、上記牽引用リブは、対応している凹部の係合が、上記乗物の車輪の中に存在できるように配置される。上記車輪に係合している上記牽引用リブの結果として、上記無限軌道によって上記車輪に及ぼされる周囲の張力は軽減され、上記無限軌道がたわんでも、上記無限軌道の車輪を通して地面へのエンジン力の伝達に有利となる。
 上記牽引用リブの数量と形状と、目的とされる上記係合とは、上記無限軌道が使用される状況に応じて、当業者によって適合される。特に、ひどい地面で、上記乗物を駆動するのに必要とされる力が、上記モータの力より大きくなるときに、いくらかの滑りを許容することが、一般的に、忠告される。
 牽引用リブの代わりにまたはそれに加えて、複数の突出部が上記無限軌道の内側面に与えられる。上記突出部が配置される数量、形状と模様は、上記車輪の効果的な係合を達成するために当業者によって適応される。
 上記無限軌道の柔軟性としなやかさを改善するために、上記無限軌道が、上記第1と第2の端部が相互に結合される状態で曲がることが重要である。これを達成するために、上記バンドの上記第1と第2の端部が、相互に蝶番状に結合可能になる。
 さらに、上記無限軌道の強さを改善するために、少なくとも一つの柔軟な伸ばされた補強要素が、上記バンドの中に埋め込まれる。この少なくとも一つの補強要素は、上記バンドの長さにそって延長し、上記穴、または、上記バンドの上記第1と第2の端部の各々の場所で与えられる穴の周りに輪を形成する。
 この発明の柔軟な無限軌道では、各補強要素は、第1と第2の端部を備え、上記端部の全ては、輪を形成するために上記補強要素に締められる(固定される)。上記輪の存在が、上記無限軌道の端部の付加的な補強を与える。上記輪の存在がもたらす効果によれば、上記無限軌道の操作中に上記無限軌道の二つの端部の結合で耐えられる張力は、上記柔軟な伸ばされた補強要素によって吸収される。そのように、上記二つの端部を結合する手段を収容する通路の両側で、上記エラストマーのバンドの中にひびが形成される危険性が、最小限にされる。
 好ましくは、上記バンドは、両方の第1と第2の横と縦の側面を備え、各補強要素は、上記バンドの一つの縦側から上記バンドの反対の縦側に延長して、上記バンドの上記第1と第2の端部の全ての穴の周りに交互の輪をつくる。この形状は、上記無限軌道、特にその端部に、同種の牽引の抵抗を与え、上記無限軌道の上記端部を結合するための結合手段を収容する各通路は、適切に補強される。
 上記補強要素の形状は、この発明に欠くことができないものではなく、その使用に応じて当業者によって適応される。しかしながら、少なくとも一つの金属または織物のひもまたは細片を備える補強要素を使うことが好ましく、これらの材料は、高い張力の抵抗と高い柔軟性を示す。さらに好ましくは、上記補強要素は、エラストマー材料のコーティングの中に埋め込まれた鋼のひもからなり、;または、エラストマー材料のコーティングの中に埋め込まれた複数の隣り合った鋼のひもからなる。
 上記縦の補強要素中の上記輪の存在と、上記エラストマーの母体の中に埋め込まれた隣り合う補強要素の間に存在する間隔の存在により、上記縦の慣性モーメントが増加される。これにより、上記無限軌道の縦方向に一層高い曲げ抵抗が達成され、上記無限軌道によって及ぼされる地面の圧力の一層均一な配分を伴うという結果を有する。
 この発明の好ましい実施形態において、上記バンドの上記第1と第2の端部は、交互に延長部と凹部を与えられ、各延長部は、少なくとも一つの穴を与えられる。上記第1の端部の各延長部は、上記第2の端部の対応している凹部に係合するように与えられ、上記第2の端部の各延長部は、上記第1の端部の対応している凹部に係合するように与えられる。このように、上記第1と第2の端部が相互に係合する位置で、連続した穴のチャンネルが、上記バンドの上記第1と第2の端部を結合するための上記結合手段を収容するために形成される。この形態は、上記バンドの上記端部を結合するためのとても単純な手段を与え、上記端部の強い結合を相互に与え、乗物の車輪に取り付けられた上記無限軌道を優れた連続状態にする。交互の延長部と凹部の総計の最適条件は、当業者によって決定され、上記補強要素の強度と上記結合棒の直径に関係する。
 上記結合手段の大きさは、好ましくは、次式に一致するように、選択される。
Figure 2004034984
 実質的に単一の柔軟な無限軌道は、上述された技術的な特徴が得られ、また、乗物の取り付け、取り外しを容易に行える。この発明の上記無限軌道は、連続的なものではなく、上記無限軌道に埋め込まれた柔軟な材料からなり、この柔軟な材料は、ナイロンのライナー、布地またはそのようなもので補強されている。上記結合可能な両方の端部の不連続性により、上記無限軌道の上記乗物の車輪への取り付けを簡単にすることができ、たとえば、むきだされて使い果たされた無限軌道(すなわち、上記端部が結合されない無限軌道)をつけた上記乗物を運転する際に取り付けが行われる。上記タイヤが、上記無限軌道の内側に位置され、上記端部を固定することによって、一緒に上記車輪の周りを追従されるまで、取り付けは行われない。
 好ましくは、上記バンドの上記第1と第2の端部を結合する手段は、少なくとも一つの剛体のまたは柔軟な伸ばされた部材を備え、この部材は、上記バンドの幅に一致している長さを有すると共に上記無限軌道の上記第1と第2の端部の各穴を通過するのに適合された横断面を有する。これにより、上記端部を速くかつ容易に結合することができる。
 好ましくは、上記穴の全ては、剛体の管部分を与えられる。これにより確実に行われることによれば、たとえ上記バンドの上記端部が高い張力を受けたときでも、上記バンドの上記端部を結合したままにする手段を収容するための通路は、その形状を保持する。
 操作中、特に上記無限軌道を荒れた地面の状況で動かさなければならないとき、上記無限軌道の上記第1と第2の端部が相互に結合されるところの上記無限軌道の部分は、高い張力を受ける。上記無限軌道の上記第1と第2の端部での各通路を、上記無限軌道の中に埋め込まれた補強材料で補強することによって、応力が発生する結果として上記無限軌道の幅方向へのひび割れが形成される危険性が最小限にされる。理解されるべきことによれば、そのようなひび割れの発生が上記無限軌道の剛性を弱め、上記無限軌道の破壊の危険性を伴い、上記乗物の運転者やその周りの人々に重大な危険性を及ぼす。
 さらに、上記無限軌道の一方または両方の端部どちらにおいても、剛体の軸受け(たとえば鋳物の剛体の軸受け)を与えてもよく、上記第1と第2の端部の剛体の軸受けは、相互に係合するようにつくられる。上記剛体の軸受けは、エラストマーからつくられてもよく、また、たとえば、延長部と空洞部を直角に交差することによって形成される。好ましくは、各鋳物の延長部は、管部分を収容するための穴を備える。上記無限軌道の上記第1と第2の端部が相互に係合するとき、上記管部分は、棒を収容するための実質的に連続したチャンネルを形成し、この棒は、たとえば鋼の棒であり、上記乗物の車輪の周りに切れ目のないベルトを形成するために上記無限軌道の上記第1と第2の端部を固く結合することを目的とする。
 この発明の他の形態において、さらに、上記無限軌道は、付加的に、剛体または柔軟な補強要素を備え、この補強要素は、上記無限軌道の長さを横切って配置される。これにより上記バンドにもたらすことによれば、横断方向の安定性を改善し、磨耗による危険性を軽減し、損傷を受けることに対する抵抗を改善する。このことが重要であるときは、この発明の無限軌道が取り付けられた乗物を、荒れて非常に不規則な地面の状況の中で進行する必要があり、地面に及ぼされる圧力の均一な配分が目的とされるときである。
 可能な限り、さらにこの発明の柔軟な無限軌道は少なくとも一つの中間部材を備え、この中間部材は、上記無限軌道の長さを変更するために上記バンドの上記第1と第2の端部で取り外し可能に結合される。これにより上記無限軌道は車輪のついた乗物のほとんどどのような形状にも適合できる。
 以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
 図1によれば、本発明の柔軟な無限軌道1の一部が示され、この無限軌道1は、(図示しない)車輪の付いた乗物の車輪のタイヤ12に取り付けられる。上記無限軌道1はバンド5を備え、このバンド5は柔軟な材料からなる。このバンド5は、この技術に精通している者(以下、当業者という)に知られる如何なる適切な材料からなり、好ましくは、エラストマーの材料からなる。
 上記バンド5の材料の中に、少なくとも一つの補強要素7が埋め込まれる。この補強要素7は、当業者に知られる如何なる適切な材料からなり、例えば、鋼の帯ひも、または、複数の隣接した鋼のひもからなり、エラストマーの材料のコーティングの中に埋め込まれる。他の適切な材料は、綱、麻、糸または補強材料の繊維の布切れを含み、この補強材料は、例えば、鉱物繊維、金属繊維、合成ポリマー繊維(例えば、ポリエステル繊維、アラミド繊維)を備える。さらに、相違する材料からなる補強要素を結合させることも可能である。上記補強要素7は、上記無限軌道1の長さに沿って延長する。
 上記無限軌道1は、さらに好ましくは、単一のまたは複数の柔軟な強化要素11を備え、この強化要素11は、上記バンド5の第1の縦側面から上記バンド5の第2の縦側面に延長している。この強化要素11は、パンクや外部物体からの損傷に対しての保護物となり、上記無限軌道に要求される縦の強化を与える。
 上記無限軌道1は、また、上記バンド5の内面(すなわち、上記車輪に面する側)から突き出る複数の案内翼4を備える。この案内翼4は、上記バンド5の縦の側面に沿って配置される。隣り合う案内翼4,4の間の距離、上記案内翼4の形状と高さ、上記バンド5の両側に沿った位置は、目的の使用に応じて当業者によって適合される。上記案内翼4は、当業者に知られる如何なる材料からなり、好ましくは、上記バンド5と同じ材料からなる。上記案内翼4は、上記バンド5が取り付けられる乗物の車輪の両方の横側面22,22に係合し、この横側面22に固定力(留め力)を及ぼすように規定される。
 上記無限軌道1が使われる状況に応じて、上記案内翼4の全てまたは一部を、剛体の、半分剛体の、または、柔軟な芯材6で補強してもよい。この芯材6は、当業者に知られる如何なる適切な材料からなり、例えば、鋼の使用が好ましいが、熱可塑性または熱硬化性の樹脂、合成材料を補強された繊維、金属部分からなる。上記剛体の芯材は、普通、(a)上記無限軌道1の横断方向に延長して使用中に上記無限軌道1の走行面と共に平行に走行する第1の基部と、(b)上記基部に関して実質的に垂直に延長している二つの部分とを備え、上記基部と上記部分との角度は、より大きな固定力を目的とするならば、90度より小さくてもよい。
 上記車輪に面している上記案内翼4の内面は、突出部(例えば、外形または模様)を含み、この突出部は、上記車輪の方向の内面から突き出る。これによれば、上記車輪へのつかみを改善し、上記翼4内の摩擦熱の発生の危険性を最小限にできる。さらにまた、上記案内翼4の外面は突出部を備え、この突出部は、例えば、上記外面から突き出ている外形または模様であり、上記無限軌道1が移動される地面への上記翼4のつかみを改善する。上記外形の好ましい形状は、当業者によって決定される。
 上記案内翼は、上記無限軌道の主要部分とは違う他の材料からつくられてもよい。
 上記案内翼4は、そのままで使用され、または、上記車輪に面する上記バンドの内面に備えられた牽引用リブと結合して使用される。単独で使用されるとき、案内翼4により、上記乗物の車輪のタイヤの如何なる種類のデザインを、使うことができ、上記タイヤの幅が上記無限軌道に適合するように規定できる。牽引用リブは、全体の付加的牽引要素として使われ、この付加的牽引要素は、滑りが発生したときに予備の積極的な干渉を許容する。この牽引用リブの形状、数量および位置は、最適の男性/女性の契約を保証するために、特定のタイヤのデザインに気づいた当業者によって決定される。
 図2aでは、柔軟な伸ばされた補強要素7が示される。この示された補強要素7は、エラストマーの材料の層で覆われた鋼のひもからなる。このように覆われた上記補強要素7は、上記柔軟な無限軌道1の(図示しない)上記バンド5の材料の中に埋め込まれる。上記柔軟な伸ばされた補強要素7は、上記バンドの一方の横側面から反対の横側面へ一連に延長する。これにより達成されることによれば、補強要素7の第1の端部は、上記無限軌道の上記第1の端部18から上記無限軌道の上記反対の端部19に向かって延長し、上記第2の端部19の周りに輪をつくり、上記第1の端部18に戻って、上記第1の端部18の周りに別の輪をつくる。そのように、上記補強要素7は、上記第1の端部18と上記第2の端部19の周りに交互に輪をつくる。好ましくは、これらの輪は、上記バンドの端部に備えられた穴14を定める剛体の管部分9の周りに延長する。上記穴14は、上記バンドの横断方向に延長して通路を形成し、この通路は、(図示しない)結合手段を収容し、この結合手段は、、図3に示されるように上記バンドの上記第1と第2の端部を結合する。
 上記補強要素7の構成は、金属、織物、プラスチック材料、鉱物繊維、金属繊維、合成ポリマー繊維(例えば、ポリエルテル繊維、アラミド繊維)、または、好ましくは、エラストマー材料のコーティング17の中に埋め込まれた相違する材料からなる補強要素の結合、エラストマー材料のコーティングの中に埋め込まれたそのような材料の、ひも、または、細片、または、複数の隣接した細片である。
 上記補強要素7は、ひも、細片、綱、麻、糸、または、補強材料の繊維の布切れの形状を有する。
 上記バンドは、複数の剛体のまたは柔軟な強化要素11を備え、この強化要素11は、上記バンドの長さに横切って配置される。
 上記補強要素7の上記端部8は、上記補強要素7に固定部分25にて締め付けられ(固定され)、輪を形成し、上記端部から上記補強要素の大部分に張力を伝達する。
 図2bは、輪の詳細を示し、この輪は、剛体の管部分9の周りに上記柔軟な伸ばされた補強要素7によってつくられ、この管部分9は、穴14を決定し、この穴14は、(図示しない)上記バンドの両端を結合するための(図示しない)結合手段の通路である。
 図2cは、上記柔軟な伸ばされた補強要素7の前方断面を示し、この補強要素7は、エラストマー材料のコーティング17の中に埋め込まれた複数の鋼ひも(スチールコード)16の細片(ストリップ)を備える。
 図3は、本発明の柔軟な無限軌道1の一部分を示し、この無限軌道1は、相互に結合された上記第1と第2の端部18,19のみならず、エラストマー材料のバンド5を備える。図3にみられるように、上記第1と第2の端部18,19は、複数の交互の延長部と凹部2を備える。上記第1の端部の各延長部は、上記第2の端部の対応している凹部に係合する。各延長部は、(図示しない)管部分が取り付けられる穴を備え、連続した延長部の管部分が、上記バンドの横断方向にチャンネル15を形成し、このチャンネル15は、上記バンド5の端部を結合するための(図示しない)結合手段を収容する。好ましくは、上記バンド5の上記第1と第2の端部18,19が、蝶番状に相互に結合可能になることである。
 図4は、本発明の柔軟な無限軌道1の一部分を示し、この無限軌道1は、エラストマー材料の柔軟なバンド5を備え、このバンド5は、このバンド5の内面に配置された案内翼4と牽引用リブとを有し、上記無限軌道が取り付けられる乗物の車輪に接触することを目的とされる。図面に示されるように、上記バンド5の一端には、交互に延長部と凹部2とが備えられ、上記延長部の全ては、上記バンドの長さの横断方向にその中に区画された穴14を有し、この穴14は通路を形成し、この通路は、上記無限軌道が乗物の車輪に取り付けられるときに、上記バンド5の両端を結合するための結合手段13を収容し、上記結合手段13は、剛体の伸ばされた要素がある。
 図5aと図5bにみられるように、牽引用リブに加えてまたは牽引用リブの代わりに、上記バンドの内面に、もし必要ならばバンドとタイヤとの間の係合を改善するように、外形を描いてもよい。
 図6aと図6bにみられるように、上記バンドは、外形を描かれた外面10を備え、この外面10は、如何なるタイプの適応性または地面状況に効果的である。上記外面は、さらに、少なくとも一つの、横の突出部、斜めの突出部、曲がった突出部、ダイアモンドまたはブロック模様、ボルト内に埋め込まれまたは剛体材料からなる無限軌道に固定されたなめらかな物質を備えてもよく、地面へのつかみ(グリップ)を改善したり、上記バンドを強化したり、上記バンドの寿命を増大することができる。
乗物の車輪に取り付けられた本発明の無限軌道の一部の部分破断斜視図を示す。 本発明の無限軌道の柔軟な伸ばされた補強要素の斜視図を示す。 本発明の柔軟な伸ばされた補強要素によって形成される輪の斜視図を示す。 本発明の柔軟な伸ばされた補強要素の前方の断面図を示す。 本発明の無限軌道のバンドの先端が結合された状態を示す無限軌道の一部の斜視図を示す。 本発明の無限軌道の一部の表面を示す斜視図である。 本発明の無限軌道の内面の好ましい形態を示す斜視図である。 本発明の無限軌道の内面の好ましい形態を示す斜視図である。 本発明の無限軌道の外面の好ましい形態を示す斜視図である。 本発明の無限軌道の外面の好ましい形態を示す斜視図である。 本発明の無限軌道内に収容される車輪内に生じる力を示す作用説明図である。
符号の説明
 1  無限軌道
 2  凹部
 3  内面
 4  案内翼
 5  バンド
 7  補強要素
 11 強化要素
 12 車輪
 13 結合手段
 14 穴
 15 通路
 17 エラストマー材料のコーティング
 18 第1の端部
 19 第2の端部
 20 縦側面
 21 縦側面
 22 横側面
 23 横断側面
 24 横断側面
 25 固定部分

Claims (21)

  1. 車輪の付いた乗物を無限軌道の付いた乗物に変えるための柔軟な無限軌道(1)であって、
     上記無限軌道(1)は、上記乗物の移動方向に沿って連続された少なくとも2つの車輪の周りに取り付けられる柔軟材料のバンド(5)を備え、
     上記無限軌道(1)は、それの横断方向に沿って延長している第1と第2の端部(18,19)を有し、
     上記第1と第2の端部は、それぞれ、切れ目のない無限軌道を形成する目的で上記第1の端部(18)を上記第2の端部(19)に結合するための相互に共同する結合手段(13)を備え、
     上記バンドは、このバンドの両方の縦側面(20,21)に沿って配置される複数の間隔をもって離された案内翼(4)を備え、この案内翼(4)は、上記車輪(12)の少なくとも一部の両方の横側面(22)に係合することを目的としてチャンネルを形成するために上記バンド(5)の内面(3)から突き出ている
    ことを特徴とする無限軌道。
  2. 請求項1に記載の無限軌道において、
     上記案内翼(4)は、上記車輪の上記横側面に固定力を及ぼすように並べられていることを特徴とする無限軌道。
  3. 請求項1または2に記載の無限軌道において、
     上記案内翼(4)は、剛体の芯材で補強されていることを特徴とする無限軌道。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載の無限軌道において、
     上記車輪に面している上記案内翼の少なくとも一部の内面が、上記車輪へのつかみを改善すると共に摩擦熱の上昇の危険性を最小限にするために、上記内面から上記車輪に向かって突き出ている外形を与えられていることを特徴とする無限軌道。
  5. 請求項1から4のいずれか一つに記載の無限軌道において、
     上記案内翼の外面の少なくとも一部が、上記バンドの地面へのつかみを改善するために、上記外面から突き出ている外形を与えられていることを特徴とする無限軌道。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載の無限軌道において、
     上記案内翼(4)と上記バンド(5)は、上記同一の材料または相違する材料からつくられていることを特徴とする無限軌道。
  7. 請求項1から6のいずれか一つに記載の無限軌道において、
     上記バンド(5)の上記第1と第2の端部(18,19)は、相互に蝶番状に結合可能であることを特徴とする無限軌道。
  8. 請求項1から7のいずれか一つに記載の無限軌道において、
     上記バンド(5)の上記第1と第2の端部(18,19)の全ては、交互の延長部と凹部(2)を与えられ、各延長部は、少なくとも一つの穴(14)を与えられると共に上記第2の端部の対応している凹部に係合することを目的とされ、上記第2の端部(19)の各延長部は、上記第1の端部(18)の対応している凹部に係合することを目的とされ、その結果、上記バンド(5)の幅を横切って通路(15)を形成し、この通路(15)は、上記バンドの上記第1の端部(18)を上記第2の端部(19)に結合するための上記結合手段(13)を収容するための複数の連続した穴を有することを特徴とする無限軌道。
  9. 請求項8に記載の無限軌道において、
     各穴(14)は、剛体の管部分(9)を与えられることを特徴とする無限軌道。
  10. 請求項8または9に記載の無限軌道において、
     上記バンドの上記第1と第2の端部を結合するための上記結合手段(13)は、少なくとも一つの剛体のまたは柔軟な伸ばされた部材を備え、この部材は、上記バンド(5)の幅に一致している長さを有すると共に各穴(14)を通過するために適合された横断面を有することを特徴とする無限軌道。
  11. 請求項1から10のいずれか一つに記載の無限軌道において、
     少なくとも一つの柔軟な伸ばされた補強要素(7)は、上記バンドの中に埋め込まれ、上記少なくとも一つの補強要素(7)は、上記バンド(5)の上記第1と第2の端部(18,19)の周りに輪を形成することを特徴とする無限軌道。
  12. 請求項11に記載の無限軌道において、
     上記バンド(5)は、両方の第1と第2の横断側面(23,24)を備え、各補強要素(7)は、上記バンド(5)の上記第1と第2の端部(18,19)の各穴の周りに交互の輪をつくりながら、上記バンドの一方の横断側面から上記バンドの反対の側面に連続的に延長することを特徴とする無限軌道。
  13. 請求項11または12に記載の無限軌道において、
     各補強要素(7)は、第1と第2の端部を備え、上記端部のそれぞれは、輪を形成するために、上記補強要素(7)に固定部分(25)にて固定されていることを特徴とする無限軌道。
  14. 請求項11から13のいずれか一つに記載の無限軌道において、
     上記補強要素(7)は、金属、織物、プラスチック材料、鉱物繊維、金属繊維、合成ポリマー繊維(たとえば、ポリエステル繊維、アラミド繊維)、または、好ましくはエラストマー材料のコーティング(17)の中に埋め込まれた相違する材料からなる補強要素の組み合わせ、エラストマー材料のコーティングの中に埋め込まれた上記材料からなるひもまたは細片または複数の隣り合った細片、からなることを特徴とする無限軌道。
  15. 請求項14に記載の無限軌道において、
     上記補強要素(7)は、ひも、細片、綱、麻、糸または補強材料の繊維の布切れの形状を有することを特徴とする無限軌道。
  16. 請求項1から15のいずれか一つに記載の無限軌道において、
     上記バンドは、複数の剛体のまたは柔軟な強化要素(11)を備え、この強化要素(11)は、このバンドの長さを横切って配置されることを特徴とする無限軌道。
  17. 請求項1から16のいずれか一つに記載の無限軌道において、
     さらに上記無限軌道は、少なくとも一つの中間部材を備え、この中間部材は、上記無限軌道の長さを変更するために上記バンドの上記第1と第2の端部で取り外し可能に結合できることを特徴とする無限軌道。
  18. 請求項1から17のいずれか一つに記載の無限軌道において、
     上記バンドは、上記車輪に接触するように与えられた内面を備え、この内面は、上記車輪の中に一致している凹部に係合するように配置された牽引用リブを与えられることを特徴とする無限軌道。
  19. 請求項1から18のいずれか一つに記載の無限軌道において、
     上記バンドは、上記車輪に接触するように与えられた内面を備え、この内面は、上記車輪に向かって突き出ている複数の突出部を与えられることを特徴とする無限軌道。
  20. 請求項1から19のいずれか一つに記載の無限軌道において、
     上記バンドは、外面を備え、この外面は、そこから突き出ている複数の突出部を備えることを特徴とする無限軌道。
  21. 請求項20に記載の無限軌道において、
     地面へのつかみを改善し、または、上記バンドを強化し、上記バンドの寿命を増大することを目的として、上記無限軌道の上記外面は、少なくとも一つの、横の突出部、斜めの突出部、曲がった突出部、剛体の材料からつくられるダイアモンドまたはブロック模様を備えることを特徴とする無限軌道。
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