JP2004034344A - コンクリート成形型 - Google Patents

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Kazuo Kawakami
川上 嘉寿雄
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Abstract

【課題】前面に石材を並べたような模擬石材部を備えたコンクリート成形型を軽量化できるようにする。
【解決手段】コンクリート版10は、その表面には自然な景観を保つため、石材を並べたような模擬石材部11が形成されている。このコンクリート版10を成形する型枠本体は底壁部2の周縁に側壁部3を立設して一側面を開口した有底箱型に形成する。コンクリート版10の模擬石材部11を成形する表面成形板6を型枠本体4の開口部5に固定する。そして、型枠本体4の内部の空洞部7空洞部7充填材9を充填し、型枠本体4と表面成形板6とを一体化する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面側が石材を並べた表面のように凹凸状に形成されたコンクリート版の表面を成形するコンクリート成形型。
【0002】
【従来の技術】
例えば、河川の護岸用として、法面に護岸用ブロックを敷設する場合、法面が平坦なコンクリート面となってしまい、その外観は無機質で周囲の景観とマッチしないことから、近年、河川に護岸用ブロックを敷設する場合、護岸用ブロックと周囲の景観とが違和感なく、自然に溶け込むように、表面に自然石を配した護岸用ブロックが知られている。しかし、自然石を用いる場合、熟練工が、石材を組んだり、石材をモルタルで固めるなど、施工能率が悪く、施工コストが高くなる。このため、コンクリート版の表面に擬似的に石材を並べた表面のように凹凸状に形成した構造のコンクリート版も知られている。このような、コンクリート版を整形するコンクリート成形型は、表面側に石材を並べたような凹凸状に形成されているが、従来、この種のコンクリート成形型として、前面に石材を並べたような凹凸部を一体形成したアルミダイキャスト製のコンクリート成形型あるいは凹凸部を有する表面成形板のみを例えば、樹脂などによって一体形成し、これをコンクリート成形型の前面に一体的に固定するようにしている。
【0003】
しかし、このようなアルミダイキャストなどで成形されるコンクリート成形型は、それ専用の成型用金型が必要で製造コストも高くなるとともに、一体構造であるため、コンクリート成形型が重くなり、コンクリート成形型の型開きや型締め時に、重いコンクリート成形型を昇降させる必要があるため、作業的に重労働である。また、樹脂などで成形した別体の表面成形板をコンクリート成形型に固定する場合であって、重量的には一体構造のコンクリート成形型とさほど変わりないから、やはり、コンクリート成形型の型開きや型締め時に、重いコンクリート成形型を着脱する作業を行う必要がある。
【0004】
そこで、本発明は、前面に石材を並べたような模擬石材部を備えたコンクリート成形型の軽量化が可能であるとともに、安価なコンクリート成形型を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のコンクリート成形型は、表面側が石材を並べたように模擬石材部が形成されたコンクリート版の表面を成形するコンクリート成形型であって、この成形型は、少なくとも一面を開口する有底箱型に型枠本体と、この型枠本体の開口部に取り付けられて模擬石材部に対応した凹凸部を有する表面成形板とを備え、この表面成形板を開口部に固定して前記型枠本体の内部に空洞部を形成し、この空洞部に充填材を充填し、前記表面成形板と型枠本体とを一体化したものである。
【0006】
上記構成により、コンクリート成形型の内部が空洞となり、コンクリート成形型の重量を大幅に減らすことができる。
【0007】
本発明の請求項2記載のコンクリート成形型は、請求項1記載のコンクリート成形型において、前記型枠本体の底壁部に前記空洞部と連通する充填孔を設け、この開口部から前記型枠本体の内部に前記充填材を充填して成るものである。
【0008】
上記構成により、底壁部に形成する充填孔から充填材を充填し、この充填材によって表面成形板と型枠本体とが一体化される。
【0009】
本発明の請求項3記載のコンクリート成形型は、請求項1記載のコンクリート成形型において、前記充填材が発泡樹脂であるものである。
【0010】
上記構成により、コンクリート成形型の空洞部に発泡樹脂を充填することで、コンクリート成形型の軽量化が可能となるとともに、充填した発泡樹脂によって表面成形板が支持され、コンクリート成形型によって、コンクリート版の表面に擬似石材部を成形する際、表面成形板の反りや曲げなどの変形が生じない。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1において1はコンクリート成形型であり、このコンクリート成形型によってコンクリート版10を成形する。このコンクリート版10は、例えば河川の法面に敷設して護岸用コンクート壁面を構築するものであり、その表面には自然な景観を保つため、石材を並べたような模擬石材部11が形成されている。このコンクリート版10を成形する前記コンクリート成形型1は底壁部2の周縁に側壁部3を立設して一側面を開口した有底箱型に形成した型枠本体4と、この型枠本体4の開口部5に固定して前記コンクリート版10の前記模擬石材部11を成形する表面成形板6とで構成されている。
【0012】
前記表面成形板6は前記コンクリート成形型1とは別に、例えば、合成樹脂によって射出成形される。すなわち、予め、模擬石材部11の形状に形成した成形用金型(図示しない)に溶融樹脂を射出して成形するものである。また、表面成形板6は、ほぼ一定の肉厚を有して前記模擬石材部11の形状に対応した凹凸部6Aを形成している。このように、別途、成形した表面成形板6を前記コンクリート成形型1の開口部5に固定することにより、コンクリート成形型1の内部に空洞部7が形成されている。また、コンクリート成形型1の底壁部2には前記空洞部7に連通する充填孔8が形成され、この充填孔8から前記空洞部7の内部に充填材9を充填することによって、コンクリート成形型1の型枠本体4と表面成形板6とを一体化している。なお、本実施例では、充填材9として発泡ウレタンを使用している。
【0013】
以上のように構成される本実施では、図1に示すように、コンクリート版10を成形するコンクリート成形型1の型枠本体4を有底箱型に形成し、その開口部5にほぼ一定の肉厚で別途形成した表面成形板6を固定する。これにより、コンクリート成形型1の内部に空洞部7が形成されることになる。この後、図2に示すように、型枠本体4の底壁部2に形成する開口部5から空洞部7の内部に軽量な発泡ウレタンからなる充填材9を充填し、この後、図示しない覆板で開口部5を塞ぎ、充填材9を硬化させて表面成形板6と型枠本体4とを一体化する。そして、コンクリート版10の成形に際し、箱型の型枠20にコンクリートを充填するとともに、その開口部にコンクリート成形型1を配置する。これにより、図4に示すように、コンクリート版10の表面にコンクリート成形型1の表面成形板6によって石材を並べたような模擬石材部11が形成される。
【0014】
以上のように、本実施例においては、コンクリート成形型1の表面に石材を並べたような模擬石材部11を成形するためのコンクリート成形型1の型枠本体4を有底箱型に形成し、その開口部5に表面成形板6を固定してコンクリート成形型1の内部に空洞部7を形成し、その空洞部7の内部に発泡樹脂などの充填材9を充填して表面成形板6とコンクリート成形型1とを一体化することにより、コンクリート成形型1の重量を大幅に減らすことができる。また、コンクリート成形型1の空洞部7に充填材9を充填することにより、その分、コンクリート成形型1の材料も少なくて済むからコンクリート成形型1の製造コストも大幅に引き下げることができる。したがって、コンクリート版10の表面に模擬石材部11を成形する際、コンクリート成形型1の着脱作業時の労力を低減することができる。また、コンクリート成形型1の製造コストも引き下げることができる。また、空洞部7の内部に充填した充填材9によって表面成形板6が支持され、コンクリート成形型1によって、コンクリート版10の表面に擬似石材部11を成形する際、表面成形板6の反りや曲げなどの変形も防止することができる。
【0015】
以上、本発明の一実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0016】
たとえば、空洞部7に充填する充填としては、発泡ウレタンに限らず、他の発泡樹脂あるいは発泡樹脂以外の各種樹脂を充填してもよい。さらに、充填材として例えば、コンクリートなどでもよい。
【0017】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載のコンクリート成形型によれば、表面側が石材を並べたように模擬石材部が形成されたコンクリート版の表面を成形するコンクリート成形型であって、この成形型は、少なくとも一面を開口する有底箱型に型枠本体と、この型枠本体の開口部に取り付けられて模擬石材部に対応した凹凸部を有する表面成形板とを備え、この表面成形板を開口部に固定して前記型枠本体の内部に空洞部を形成し、この空洞部に充填材を充填し、前記表面成形板と型枠本体とを一体化したものであるから、コンクリート成形型の内部を空洞とすることにより、コンクリート成形型を軽量化し、コンクリート版の表面に模擬石材部を成形する際、コンクリート成形型の着脱作業時の労力を低減することができる。また、コンクリート成形型の製造コストも引き下げることができる。
【0018】
本発明の請求項2記載のコンクリート成形型によれば、請求項1記載のコンクリート成形型において、前記型枠本体の底壁部に前記空洞部と連通する充填孔を設け、この開口部から前記型枠本体の内部に前記充填材を充填して成るものであるから、充填材によって表面成形板と型枠本体とを強固に一体化することができる。
【0019】
本発明の請求項3記載のコンクリート成形型によれば、請求項1記載のコンクリート成形型において、前記充填材が発泡樹脂であるものであるから、コンクリート成形型の軽量化が可能となるとともに、充填した発泡樹脂によって表面成形板が支持され、コンクリート成形型によって、コンクリート版の表面に擬似石材部を成形する際、表面成形板の反りや曲げなどの変形を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコンクリート成形型の断面図であり、空洞部に充填材を充填しない状態を示している。
【図2】同上充填材を充填した状態を示すコンクリート成形型の断面図である。
【図3】同上コンクリート版の成形状態を示す断面図である。
【図4】同上コンクリート版の斜視図である。
【符号の説明】
1 コンクリート成形型
2 底壁部
4 型枠本体
5 開口部
6 表面成形板
7 空洞部
8 充填孔
9 充填材
10 コンクリート版
11 模擬石材部

Claims (3)

  1. 表面側が石材を並べたように模擬石材部が形成されたコンクリート版の表面を成形するコンクリート成形型であって、この成形型は、少なくとも一面を開口する有底箱型に型枠本体と、この型枠本体の開口部に取り付けられて模擬石材部に対応した凹凸部を有する表面成形板とを備え、この表面成形板を開口部に固定して前記型枠本体の内部に空洞部を形成し、この空洞部に充填材を充填し、前記表面成形板と型枠本体とを一体化したことを特徴とするコンクリート成形型。
  2. 前記型枠本体の底壁部に前記空洞部と連通する充填孔を設け、この開口部から前記型枠本体の内部に前記充填材を充填して成ることを特徴とする請求項1記載のコンクリート成形型。
  3. 前記充填材は発泡樹脂であることを特徴とする請求2記載のコンクリート成形型。
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