JP2004033958A - 剪断式粉砕装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉛直方向に沿った回転軸に対して設けられた回転刃とこの回転刃に重なる状態で回転軸まわりに設けられた固定刃とを有し、これら両刃間で剪断作用を生じさせる剪断式粉砕装置において、回転刃や固定刃に対する清掃をはじめとするメンテナンスが迅速且つ簡単に行えるようにする。
【解決手段】固定刃13,14,15は、回転軸10を境として左右で半割りにされており、これら半割りされたもの相互が、観音開き状に揺動開閉自在とされた構成とした。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、剪断式粉砕装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、嘗て、ランナーやスプール、或いはその他の樹脂廃材を再利用又は廃棄のために剪断によって粉砕するための装置を開発し、特許出願した(特開平10−137615号公報参照)。
この剪断式破砕装置は、鉛直方向に沿った回転軸に対して複数の回転刃が互いに所定間隔で設けられ、これら回転刃の相互間には、各回転刃に重なる状態で固定刃が設けられている。従って、これら固定刃は、回転軸まわりを取り囲み、また各回転刃に対してこれを上下に挟持する配置で設けられていることになる。
【0003】
なお、固定刃の種類には、最上位に位置付けられる掻き落とし刃や最下位に位置付けられるスクリーンが含まれているものとする。
なお、回転刃の外周には、この回転刃と同等厚のスペーサが設けられており、これら複数の固定刃及びスペーサが、全て回転軸方向に串刺し状に設けられるボルトによって一体的に連結されている。
最上位となる回転刃の上部には、スクリュウフィーダーより成る材料押し込み部が設けられ、この材料押し込み部には側方へ突出する材料投入用のホッパーが設けられている。なお、材料押し込み部のスクリュウ軸と上記回転軸とは一体的に繋がったものである。
【0004】
また最下位となる回転刃の下部には粉砕後の材料の落下領域を取り込む材料取出室が設けられている。
従って、この従来の剪断式粉砕装置は、回転刃を回転させ、ホッパーから材料押し込み部へ材料を投入すると、回転刃と固定刃との間で剪断作用が生じ、これによって材料が粉砕され、粉砕後の材料は材料取出室を介して装置外へ取り出されるというものであった。
ところで、この従来の剪断式粉砕装置において、複数の固定刃及び複数のスペーサは、全て、回転軸を境とする半割り状態とされていた。従って、これら半割りされたもの相互が串刺し状に設けられたボルトによって連結されていることで、左右のブロック状になっていることになる。
【0005】
そして、このような左右のブロックは、回転刃を取り囲むように設けられた箱形ケーシングに対し、必要に応じてその左側面及び右側面から抜き差しできるようにしてあった。
これは、粉砕後の材料を再利用する場合にあって、投入する材料が変わるときに、粉砕後の材料としてその色や材質が混ざらないように回転刃や固定刃の清掃が必要となるためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の剪断式粉砕装置では、回転刃や固定刃を清掃するに際し、ケーシングに対して左右のブロック(複数の固定刃と複数のスペーサとの各半割りされたもの相互を連結したもの)を抜き差しするのに神経を使わなければならないということがあった。
それは、このブロックが5kg程度又はそれ以上もあり、人手によって持ち上げるには重いためである。
【0007】
のみならず、清掃中やメンテナンス中には、この抜き出した左右のブロック(固定刃等)を装置周辺の床等へ置く必要があるが、このために清掃作業やメンテナンス作業にとって邪魔になるということもあった。
また、従来の剪断式粉砕装置において、ホッパーや材料取出室はボルト結合によって組み立てられており、それらをいちいち清掃のたびに分解するのは面倒であった。そのため、これらホッパー内や材料押し込み部内、また材料取出室内等を清掃やメンテナンスするのは面倒であると共に、作業し難いということがあった。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、回転刃や固定刃に対する清掃をはじめとするメンテナンスが迅速且つ簡単に行えるようにした剪断式粉砕装置を提供することを目的とする。
また本発明は、回転刃や固定刃のみならず、ホッパー内や材料押し込み部内、及び粉砕後材料の取出部分等に対する清掃やメンテナンスをも迅速且つ簡単に行えるようにした剪断式粉砕装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
すなわち、本発明に係る剪断式粉砕装置1は、鉛直方向に沿った回転軸10に対して設けられた回転刃(11等)とこの回転刃(11等)に重なる状態で回転軸10まわりに設けられた固定刃(13等)とを有し、これら両刃間で剪断作用を生じさせるものである。また上記固定刃(13等)は、回転軸10を境として左右で半割りにされている。
【0010】
そして、これら半割りされた両側の固定刃半体27a,27b相互は、観音開き状に揺動開閉自在とされている。
このような構成であると、固定刃半体27a,27bを観音開き状に揺動して開くだけで回転刃(11等)や固定刃(13等)に対する清掃をはじめ、その他各種のメンテナンスをすることができる。
またこの清掃中やメンテナンス中において、固定刃(13等)を持っておく必要も、また抜き出した固定刃(13等)を装置周辺の床等へ置く必要もないため、この固定刃(13等)が清掃作業やメンテナンス作業にとって邪魔となるおそれもない。
【0011】
なお、固定刃(13等)は回転刃(11等)を上下に挟持する配置で複数設けられ、且つ回転刃(11等)の外周には当該回転刃(11等)と同等厚のスペーサ(22等)が設けられており、これら複数の固定刃(13等)及びスペーサ(22等)が全て回転軸10を境とする半割り状態とされたうえで互いに回転軸10方向に一体的に連結されており、これら連結された両側の固定刃半体27a,27b全体として、観音開き状に揺動開閉自在とされているものとすればよい。
固定刃(13等)において、半割りされた左右の固定刃半体27a,27bを上記のように揺動開閉自在にさせるには、これら固定刃半体27a,27bを、回転軸10と平行させて設ける支持軸30を共通の支点として保持させるようにすればよい。
【0012】
この場合、この支持軸30を、装置全体としての支持柱4を兼ねた構造にすると、回転刃(11等)等を所定高さに保持させるための脚体構造等(粉砕後の材料を取り出すための高さスペース確保のためのもの)は、わざわざ別途設ける必要がなくなり、この装置全体としての構造簡潔化及びコンパクト化が図れるものである。
回転刃(11等)の上部には、例えばスクリュウフィーダーより成る材料押し込み部6が設けられ、またこの材料押し込み部6には側方へ突出する材料投入用のホッパー40が設けられているものとすればよい。
【0013】
この場合、ホッパー40は、回転軸10に平行する縦ヒンジ軸41を支点として材料押し込み部6に対する左右方向へ揺動開閉自在に保持されているものとするのが好適である。
このようにすることで、このホッパー40内や材料押し込み部6内に対する清掃やメンテナンス等も迅速且つ簡単に行えるようになる。
回転刃(11等)の下部には、粉砕後の材料の落下領域を取り込むスカート部45が設けられているものとすればよい。
【0014】
この場合、スカート部45は、回転軸10と直交する横ヒンジ軸46を支点として上下方向へ揺動自在に保持されているものとするのが好適である。
このようにすることで、このスカート部45の内部(粉砕後材料の取出部分)に対する清掃やメンテナンス等も迅速且つ簡単に行えるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図2乃至図4は、本発明に係る剪断式粉砕装置(以下、単に「粉砕装置」と言う)1の一実施形態についてその全体を示している。
この粉砕装置1は、移動自在なキャスター2を具備した脚体3に支持柱4を介して粉砕ヘッド5が保持されたものとなっている。またこの粉砕ヘッド5には、材料押し込み部6が設けられている。
【0016】
図5に示すように、粉砕ヘッド5は、鉛直方向に沿った回転軸10に対して設けられた回転刃(11等)と、この回転刃に重なる状態で回転軸10まわりに設けられた固定刃(13等)とを有している。
本実施形態において回転刃には上部回転刃11と下部回転刃12とがあるものとした。
また固定刃には、中段に位置付けられるメインの固定刃13の他、これの上段側に位置付けられる掻き落とし刃14、及び下段側に位置付けられるスクリーン15の計3枚があるものとした。
【0017】
すなわち、回転刃(11等)と固定刃(13等)とは回転軸10に沿って交互配置で設けられており、上部回転刃11がその上下を掻き落とし刃14とメインの固定刃13とで挟持され、また下部回転刃12がその上下をメインの固定刃13とスクリーン15とで挟持される配置となっている。
従って、回転軸10を回転させることによって、これら各刃間で剪断作用が生じて材料の粉砕ができるものである。
図6に示すように、上部回転刃11はヒトデ状に形成されたもので、突出する刃部11aの数が粗く、例えば図8に示すように、これら各刃部11aの下縁部にエッジ状の刃11bが形成されている。
【0018】
これに対して下部回転刃12は風車状に形成されたもので、突出する刃部12aの数が細かく、例えば図7に示すように、これら各刃部12aの上下両縁部にエッジ状の刃12bが形成されている。
なお、上部回転刃11と下部回転刃12とは、回転軸10に対してキー接合されるが、このとき上部回転刃11の刃部間空間と下部回転刃12の刃部間空間とが合致するのをなるべく避けて、材料の未粉砕通過(長尺粉砕物の発生)が起こらないようにするための角度関係を設けてある。
【0019】
一方、メインの固定刃13は、そのベースプレート13aに対して回転軸10を通す中央孔17が設けられ、この中央孔17から放射状配置で複数本の溝13bが設けられており、これら各溝13bの開口縁となる上下両縁部にエッジ状の刃(刃の断面は図7に示した下部回転刃12の場合と略同様である)が形成されている。
掻き落とし刃14は、そのベースプレート14aに対し、上部回転刃11の回転領域に略相当する範囲で中央開口14bが設けられ、この中央開口14b内へ向けて書き落としバー18が突出形成されたものである。
【0020】
スクリーン15は、そのベースプレート15aに対し、下部回転刃12の回転領域に略相当する範囲で篩目となる多数の細孔19が設けられたものである。
これらメインの固定刃13、掻き落とし刃14、スクリーン15は、いずれも、それらのベースプレート13a,14a,15aが、回転軸10の軸心位置を境として左右方向に半割りできるように、それぞれ切断面13k,14k,15kが形成されている。
また、これらメインの固定刃13、掻き落とし刃14、スクリーン15のベースプレート13a,14a,15aには、互いに共通する位置付けで連結用孔13L,14L,15Lが設けられている。
【0021】
これら各連結用孔13L,14L,15Lには、位置的に対応するもの相互が、図5に示すように上部回転刃11や下部回転刃12と同等厚のスペーサ22,23、及び固定刃台24をも加えた状態で、回転軸方向に串刺し状にボルト連結(なお、ボルトの図示は省略したが図6中にボルトの串刺し軸線を符号Pで示した)される。
これらの説明から明らかなように、これらメインの固定刃13、掻き落とし刃14、スクリーン15は、それぞれにおいて半割りされたもの相互が集合したかたちで連結一体化され、図1に示すようにブロック形体を呈する固定刃半体27a,27bを形成しているものである。
【0022】
このような固定刃半体27a,27bは、回転軸10と平行して設けられた支持軸30を支点として保持されており、左右方向へ向けて観音開き状に揺動開閉自在とされている(図1及び図4に示す矢符X参照)。
すなわち、正面から見て左側(図1上側)配置となる固定刃半体27aは、回転軸10を中心に右側の固定刃半体27bと合致する位置を基準位置として、この基準位置の左方領域を揺動自在となっており、また同様に右側(図1下側)配置となる固定刃半体27bは、回転軸10を中心に左側の固定刃半体27aと合致する位置を基準位置として、この基準位置の右方領域を揺動自在となっている。
【0023】
このように固定刃半体27a,27bが観音開き状に揺動自在となっていれば、これらを開くだけで上部回転刃11や下部回転刃12、及びメインの固定刃13はじめ掻き落とし刃14やスクリーン15にいたるまで、清掃やその他各種のメンテナンスをすることができる。
勿論、この清掃中やメンテナンス中において、固定刃半体27a,27bは支持軸30に対して支持されたままであるから、作業者が持っておく必要も、また装置周辺の床等へ置く必要もなく、この清掃作業やメンテナンス作業が容易であり、また清掃作業やメンテナンス作業に邪魔となるおそれもない。
【0024】
なお、これら固定刃半体27a,27bの揺動は、個々別々に(相手側との連動を図ることなく)行わせるものとしてある。
固定刃半体27a,27bの各揺動角度は、単体で最大90°(両者間でも最大90°)であり、清掃作業・メンテナンス等に支障が無い。
固定刃半体27a,27bを支持している支持軸30は、図2や図3等から明らかなように、この粉砕装置1の全体としての支持柱4を兼ねた構造になっており、これによって構造簡潔化及びコンパクト化が図られている。
【0025】
上記した材料押し込み部6(図2乃至図4参照)は、粉砕ヘッド5(即ち、回転刃11,12等)の上部に設けられている。
図9に示すように、本実施形態においてこの材料押し込み部6はスクリュウフィーダーより成る。
すなわち、この材料押し込み部6は、スクリュウ軸33を中心としてそのまわりで螺旋を描くように設けられたスクリュウ34を有しており、このスクリュウ34が減速機35付きのモータ36(モータ36に関しては図2乃至図4参照)によって回転駆動されるようになっている。
【0026】
従って、この材料押し込み部6においてモータ36を作動させることにより、スクリュウ34には下送り方向の回転が加えられ、これによって材料が粉砕ヘッド5(上部回転刃11等)へ向けて押し込まれるようになっている。
なお、このスクリュウ34のスクリュウ軸33は粉砕ヘッド5の回転軸10と兼用になっている。そのため、このスクリュウ34を回転させれば、粉砕ヘッド5側では上部回転刃11及び下部回転刃12も一緒に回転駆動されるようになっている。
【0027】
このようにスクリュウ軸33と回転軸10とを兼用構造(一体)とさせることで、材料の定量供給が可能であると共に、負荷変動の少ない剪断を可能にするという利点を得ることができる。
そして、このスクリュウ軸33〜回転軸10は、減速機35に内蔵された2個の軸受け37に、更に1個の外付け軸受け38を加えた計3個の軸受けにより、上端片持ち状に支持される構造としてある。
モータ36は、スクリュウ34、上部回転刃11、下部回転刃12をそれぞれ60rpm程度で回転させるように設定してあり、これによって5kg/hの粉砕処理能力が得られるようにした。
【0028】
図2乃至図4に示すように、この材料押し込み部6には、側方へ突出する材料投入用のホッパー40が設けられている。
このホッパー40は、材料押し込み部6の外側面に対し、回転軸10に平行する縦ヒンジ軸41を有した蝶番42によって取り付けられている。
従って、この蝶番42の縦ヒンジ軸41を支点として左右方向に揺動開閉自在になっている(図4に示す矢符Y参照)。
このようにしてホッパー40を揺動させると、材料押し込み部6は正面部が開放され、スクリュウ34が露呈されるので、このスクリュウ34等に対する清掃やメンテナンス等が迅速且つ簡単に行えるようになっている。
【0029】
このホッパー40は、固定刃半体27a,27bが観音開き状に開かれないと、開き方向へ揺動させることができないように機械的(物理的)な係合構造(図示略)が採られている。これにより、ホッパー40が開いてできる正面部空間内(スクリュウ34等)に対して人手が差し込まれることがないようにしている。
また、固定刃半体27a,27bの背後(支持軸30まわり)にはセンサ又はスイッチ等の検出器(図示略)が設けられており、この検出器によって固定刃半体27a,27bが開かれているか否かの判断ができるようにしてある。
【0030】
そして、固定刃半体27a,27bが開かれることによってこの検出器が固定刃半体27a,27bの開放状態を検出すると、モータ36が動作しなくなる(動作中なら停止される)ように回路が組まれている。
なお、上記した粉砕ヘッド5(即ち、回転刃11,12等)には、その下部にスカート部45が設けられている。
このスカート部45は、粉砕後の材料の落下領域を取り込むようにしたもので、上下が開放された箱カバーとなっている。
【0031】
このスカート部45は、粉砕ヘッド5における一方の固定刃半体27bの外側面に対し、回転軸10と直交する横ヒンジ軸46を有した蝶番47によって取り付けられている。
従って、この蝶番47の横ヒンジ軸46を支点として上下方向に揺動自在になっている(図4に示す矢符Z参照)。言うまでもなく、固定刃半体27bを左右方向へ揺動させるとこのスカート部45も一緒に、左右方向へ揺動することになる(図4に示す矢符W参照)。
【0032】
このスカート45の正面板は、固定刃半体27a,27bが閉じられているときには、これら固定刃半体27a,27bの正面に係合するようになっている。
スカート部45においても、開放状態を検出するセンサーやスイッチ類を設けておき、これらの検出信号が所定の条件を満たしていない時にはモータ36を作動させないようにしたり、或いは非常停止させたりするといった回路をもたせておくこともできる。
このような構成の粉砕機1では、粉砕しようとする材料がその色や材質などにおいて変わるときに、モータ36を停止し、スカート部45を下向きに揺動させ、固定刃半体27a,27bを観音開き状に揺動して開き、そのうえでホッパ40を開かせることで、上段回転刃11、下段回転刃12、メインの固定刃13、掻き落し刃14、スクリーン15、スクリュ34を清掃したり、各種メンテナンスしたりすることができる。
【0033】
また、このとき当然に、ホッパ40の内部、材料押込み部6の内部、及びスカート部45の内部(粉砕後材料の取出部分)に関しても清掃や各種メンテナンスを行うことができる。
そして、清掃やメンテナンスの終了後、ホッパ40を閉じ、固定刃半体27a,27bを閉じて、スカート部45を上方へ揺動させて元の状態に戻せば、変更になった材料に対する粉砕が可能になるものである。
ところで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る剪断式粉砕装置は、回転刃や固定刃に対する清掃をはじめとするメンテナンスが迅速且つ簡単に行えるようになっている。
また本発明に係る剪断式粉砕装置は、回転刃や固定刃のみならず、ホッパー内や材料押し込み部、更には粉砕後材料の取出部分等に対する清掃やメンテナンスをも迅速且つ簡単に行えるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3のA−A線拡大矢視図である。
【図2】本発明に係る剪断式粉砕装置の一実施形態を示した斜視図である。
【図3】図1に示した粉砕装置の側面図である。
【図4】図2に対応する正面図である。
【図5】図1のB−B線拡大断面図である。
【図6】回転刃及び固定刃の組み合わせ例を示した分解斜視図である。
【図7】下部回転刃の刃先形状を示した断面図である。
【図8】上部回転刃の刃先形状を示した断面図である。
【図9】材料押し込み部を示す側面図である。
【符号の説明】
1  剪断式粉砕装置
4  支持柱
6  材料押し込み部
10  回転軸
11  回転刃(上部回転刃)
12  回転刃(下部回転刃)
13  固定刃(メインとなる固定刃)
14  固定刃(掻き落とし刃)
15  固定刃(スクリーン)
22  スペーサ
23  スペーサ
27a 固定刃半体
27b 固定刃半体
30  支持軸
40  ホッパー
41  縦ヒンジ軸
45  スカート部
46  横ヒンジ軸

Claims (5)

  1. 鉛直方向に沿った回転軸(10)に対して設けられた回転刃(11)(12)とこの回転刃(11)(12)に重なる状態で回転軸(10)まわりに設けられた固定刃(13)(14)(15)とを有し、これら両刃間で剪断作用を生じさせる剪断式粉砕装置において、
    上記固定刃(13)(14)(15)は回転軸(10)を境として左右で半割りにされており、これら半割りされた両側の固定刃半体(27a,27b)相互が観音開き状に揺動開閉自在とされていることを特徴とする剪断式粉砕装置。
  2. 前記固定刃(13)(14)(15)は回転刃(11)(12)を上下に挟持する配置で複数設けられ、且つ回転刃(11)(12)の外周には当該回転刃(11)(12)と同等厚のスペーサ(22)(23)が設けられており、これら複数の固定刃(13)(14)(15)及びスペーサ(22)(23)が全て回転軸(10)を境とする半割り状態とされたうえで互いに回転軸(10)方向に一体的に連結されており、これら連結された両側の固定刃半体(27a,27b)全体として観音開き状に揺動開閉自在とされていることを特徴とする請求項1記載の剪断式粉砕装置。
  3. 前記固定刃(13)(14)(15)において半割りされた左右の固定刃半体(27a,27b)は、いずれも回転軸(10)と平行して設けられる支持軸(30)を共通の支点として上記の揺動開閉が自在となっており、この支持軸(30)が装置全体としての支持柱(4)を兼ねていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の剪断式粉砕装置。
  4. 前記回転刃(11)(12)の上部には材料押し込み部(6)が設けられ、この材料押し込み部(6)には側方へ突出する材料投入用のホッパー(40)が設けられており、このホッパー(40)が回転軸(10)に平行する縦ヒンジ軸(41)を支点として材料押し込み部(6)に対する左右方向へ揺動開閉自在に保持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の剪断式粉砕装置。
  5. 前記回転刃(11)(12)の下部には粉砕後の材料の落下領域を取り込むスカート部(45)が設けられており、このスカート部(45)は回転軸(10)と直交する横ヒンジ軸(46)を支点として上下方向へ揺動自在に保持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の剪断式粉砕装置。
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