JP2006320815A - 破砕方法とこの方法に用いられる一軸式破砕装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ローター12の回転駆動を停止し、破砕位置からフラップドア17をその基部18を支点として噛み合い部に対して上方でローター12の周面に沿い内側に回動させ、ホッパー15の傾斜した側壁を開口させ、フラップドア17を異物除去位置にセットし、噛み合い部を露出してこの噛み合い部に噛み込んだ異物を除去する。
【選択図】 図2
Description
図1乃至図4において、10は一軸式破砕装置全体を示し、この破砕装置10は外周面に回転刃11を多数取り付けた1つローター12と、前記ローター12の直径方向で、このローター12の周面近傍に対として配列された多数の受け刃部13を有する固定刃ブロック14と、この固定刃ブロック14の上方空間を囲繞したホッパー15と、この回転刃11受け刃部13で破砕された粉砕片を下方に落下させるスクリーン24と、前記ホッパー15から投入された被破砕物を回転中の前記ローター12に向け押し込むプッシャー25を備える。前記ローター12と左右の受け刃部13との噛み合い部に対応して、前側メンテナンスドア16と前記後側メンテナンスドア17が開閉可能に設けられている。
この明細書で前側とは、前記破砕装置10の正面側を意味し、後側とは前記破砕装置10の背面側を意味する。前記後側メンテナンスドア17は、完全閉止位置と異物除去可能開放位置との間で移動可能に機枠に設けられている。
前記被破砕物を破砕する場合には、前記フラップドア17を前記破砕位置にセットし、完全に閉止し、前記ホッパー15の傾斜した側壁の一部を前記フラップドア17で形成する(図1参照)。この後、前記ホッパー15から投入された被破砕物である廃棄物、例えば廃棄プラステックなどを回転中のローター12の回転刃11と、このローター12の直径方向で対に設けられた前記受け刃部13との共同作用で粉砕し、その粉砕片を下方にスクリーン24を通して落下させる。前記回転刃11と受け刃部13の噛み合い部に異物が噛み込まれた場合には、ローター12と前記各受け刃部13との噛み合い部に対応して設けられた前側メンテナンスドア16及びフラップドア17を閉止状態から開放状態に移動させて、前記異物を除去する。
回転刃11、前記受け刃部13の交換を行う場合には、前記フラップドア17を前記ローター12の周面から離反するように内側にその基部18を支点として上方に回動し前記受け刃部とローター部分の一部をも露出させ、全開し前記刃交換位置にセットして(図3参照)、回転刃11、前記受け刃部13の交換を行う。
前記ホッパー15内を清掃し、前記回転刃11、固定刃13を清掃、保守する場合には、前記フラップドア17を前記機枠22に対してその基部18を支点として外側に回動し前記フラップドア17の先端側19を前記機枠22の外側に張り出し前記排出位置にセットして(図4参照)、破砕以前の被破砕物を前記機枠22外に排出し、前記ホッパー15内の清掃、前記回転刃11、固定刃13の清掃し、保守を、前記フラップドア17の外側への張り出しにより前記ホッパー15後方の側壁に形成された開口部を通して行う。
11 回転刃
13 受け刃部
17 フラップドア
Claims (6)
- 水平な軸線回りに回転可能であり、外周面に回転刃が多数取り付けられた一つのローターと、前記ローターの直径方向で、このローターの周面近傍に対として配列された多数の受け刃部を有する固定刃ブロックと、前記ローターと固定刃ブロックの上方空間を囲繞したホッパーとを備えた一軸式破砕装置を用い、前記ホッパーから投入された被破砕物をプッシャーにより回転中の前記ローターに向け押し込み、このローターの回転刃と、このローターの直径方向で前記ローターの周囲に対に設けられた前記受け刃部との共同作用で粉砕し、その粉砕片を下方へスクリーンを通して落下させ、この回転刃と受け刃部の噛み合い部に異物が噛み込まれた場合にはローターと前記各受け刃部との噛み合い部に対応して前記一軸式破砕装置の機枠に設けられた前側及びフラップドアを閉止状態から開放状態に移動させて、前記噛み合い部から前記異物を除去することを特徴とする破砕方法。
- 前記フラップドアは、その基部を前記ローターの軸線と並行で水平な枢軸で回動可能に機枠に取り付けてなるフラップドアとし、
前記フラップドアを完全に閉止し、前記ホッパーの傾斜した側壁の一部を前記フラップドアで形成する破砕位置から、前記ローターの回転を停止し、前記プッシャーを前記ローターの周面から後退させた状態で、前記フラップドアを前記基部を支点として前記噛み合い部に対して上方で前記ローターの周面に沿い内側に回転させ前記ホッパーの傾斜した側壁を開口させ、前記噛み合い部を露出してこの噛み合い部に噛み込んだ異物を除去可能な異物除去位置と、前記フラップドアを前記ローターの周面から離反するように前記基部を支点として更に内側で上方に更に回動させ前記受け刃部とローター部分の一部をも露出させ、全開し回転刃、受け刃部交換を行う刃交換位置と、前記フラップドアを前記基部を支点として前記機枠に対して外側に回動し前記フラップドアの先端側を前記機枠の外側に張り出し被破砕物を排出する排出位置の各々に、選択的に前記フラップドアの中間部に接続された駆動装置により前記フラップドアを回動位置決めすることを特徴とする請求項1記載の破砕方法。 - 前記被破砕物を、廃棄物とすることを特徴とする請求項1又は2記載の破砕方法。
- 水平な軸線回りに回転可能であり、外周面に回転刃が多数取り付けられた一つのローターと、前記ローターの直径方向で、このローターの周面近傍に対として配列された多数の受け刃部を有する固定刃ブロックと、前記ローターと前記固定刃ブロックの上方空間を囲繞したホッパーと、前記ホッパーから投入された被破砕物を回転中の前記ローターに向け押し込むプッシャーとを備えた一軸式破砕装置において、ローターと前記ローターの周囲に対に設けた前記各受け刃部との噛み合い部に対応して、前側メンテナンスドアと前記フラップドアが開閉可能に前記一軸式破砕装置の機枠に設けられ、前記フラップドアは完全閉止位置と異物除去可能開放位置との間で移動可能に機枠に配置されていることを特徴とする一軸式破砕装置。
- 前記フラップドアは、その基部を前記ローターの軸線と並行で水平な枢軸で回動可能に機枠に取り付けてなるフラップドアとし、
前記フラップドアの中間部に前記フラップドア回動用の駆動装置が接続して設けてあり、
前記フラップドアを完全に閉止し、前記ホッパーの傾斜した側壁の一部を前記フラップドアで形成する破砕位置から、前記ローターの回転を停止し、前記プッシャーを前記ローターの周面から後退させた状態で、前記フラップドアを前記噛み合い部に対して上方で前記ローターの周面に沿い内側に前記基部を支点として回転させ、前記ホッパーの傾斜した側壁を開口させて、前記噛み合い部を露出してこの噛み合い部に噛み込んだ異物を除可能な異物除去位置と、前記フラップドアを前記ローターの周面から離反するように前記基部を支点として回転させ内側で上方に回動し前記受け刃部とローター部分の一部をも露出させ、全開し回転刃、受け刃部の交換を行う刃交換位置と、前記フラップドアを前記基部を支点として前記機枠に対して外側に回動し前記フラップドアの先端側を前記機枠の外側に張り出し破砕物を排出可能とする排出位置の4つの位置に各々に、選択的に前記フラップドアは、前記駆動装置により回動位置決め可能に配備されていることを特徴とする請求項4記載の一軸式破砕装置。 - 前記フラップドアと機枠の間には、前記フラップドアの両側に位置する前記駆動装置が設けられていることを特徴とする請求項4又は5記載の一軸式破砕装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005145245A JP2006320815A (ja) | 2005-05-18 | 2005-05-18 | 破砕方法とこの方法に用いられる一軸式破砕装置 |
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Family Applications (1)
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JP2005145245A Pending JP2006320815A (ja) | 2005-05-18 | 2005-05-18 | 破砕方法とこの方法に用いられる一軸式破砕装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2005
- 2005-05-18 JP JP2005145245A patent/JP2006320815A/ja active Pending
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