JP2006246839A - ホタテ貝の破砕装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
特にホタテ貝に対して適用される装置であって、へら等により貝を開ける作業に先立ち、粉を生じることなく貝を効率的に破砕することができる新規な破砕装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
モータ駆動する回転ドラム10と、前記回転ドラム10の周面に回転軸11に沿って設けられた複数条の突起12と、ホタテ貝Aを挿入して前記ホタテ貝の先端部A1を前記突起12と接触可能な状態に位置させるガイド部13とを備え、前記回転ドラム10の回転に伴ってホタテ貝の先端部A1が前記突起12により断砕されるように構成してなるホタテ貝の破砕装置1である。
【選択図】 図1
特にホタテ貝に対して適用される装置であって、へら等により貝を開ける作業に先立ち、粉を生じることなく貝を効率的に破砕することができる新規な破砕装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
モータ駆動する回転ドラム10と、前記回転ドラム10の周面に回転軸11に沿って設けられた複数条の突起12と、ホタテ貝Aを挿入して前記ホタテ貝の先端部A1を前記突起12と接触可能な状態に位置させるガイド部13とを備え、前記回転ドラム10の回転に伴ってホタテ貝の先端部A1が前記突起12により断砕されるように構成してなるホタテ貝の破砕装置1である。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ホタテ貝にへらを挿入し手作業により貝を開ける際に、前もってホタテ貝を破砕し、へらを挿入させ易くするホタテ貝の破砕装置に関する。
従来、ホタテ貝を開けて貝柱を取り出すには、閉じた貝の間にへらやナイフを挿入し、手作業によりこじ開けている。この作業には熟練を要し、また処理効率が上がらないという問題があった。
ところで、カキ等の二枚貝を開ける際に、前もって貝を切削する等してへらを挿入させ易くするための装置がいくつか知られている。
ところで、カキ等の二枚貝を開ける際に、前もって貝を切削する等してへらを挿入させ易くするための装置がいくつか知られている。
従来の貝殻を開けやすくする装置の例として、(特許文献1)には、モーター駆動する回転砥石と、前記回転砥石を被覆、露呈し得る少なくとも正面が開口したフードと、前記フードを載置しかつ前記回転砥石を支持する支持体とを有してなり、支持体は回転砥石を支持し、かつこれを被覆する被覆体、フードの支持台を備えていることを特徴とする二枚貝の殻を切削する装置が開示されている。
また、(特許文献2)には、上記のような回転砥石ではなく回転刃を用いた、殻付き生カキの殻を切削する装置が開示されている。
また、(特許文献2)には、上記のような回転砥石ではなく回転刃を用いた、殻付き生カキの殻を切削する装置が開示されている。
上記従来の装置は、回転砥石等によって貝殻を切削するものであるため、切削による粉が発生し、周囲に飛散したり装置・貝殻に付着して掃除に手間がかかるという問題があった。また、従来の装置には、発生した粉を水で洗い流す機能が付いたものがあるが、水で洗浄すると粉を含んだ水が貝の表面に付着している細菌と一緒に中に入ってしまい、結局は貝を開けてから改めて貝柱を洗浄しなければならず無意味であった。
特に、カキとは違ってホタテ貝の場合には、上下の貝殻が対称形に近く、貝殻同士が密着している部位が狭い(辺縁に沿った線状の領域のみ)ため、上記のような従来の装置を用いて先端部を切削すると直ちに大きな隙間が形成され、その隙間から発生した粉が大量に入り込み易いという問題があった。
特に、カキとは違ってホタテ貝の場合には、上下の貝殻が対称形に近く、貝殻同士が密着している部位が狭い(辺縁に沿った線状の領域のみ)ため、上記のような従来の装置を用いて先端部を切削すると直ちに大きな隙間が形成され、その隙間から発生した粉が大量に入り込み易いという問題があった。
そこで本発明は、上記従来の状況に鑑み、特にホタテ貝に対して適用される装置であって、へら等により貝を開ける作業に先立ち、粉を生じることなく貝を効率的に破砕することができる新規な破砕装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1として、モータ駆動する回転ドラムと、前記回転ドラムの周面に回転軸に沿って設けられた複数条の突起と、ホタテ貝を挿入して前記ホタテ貝の先端部を前記突起と接触可能な状態に位置させるガイド部とを備え、前記回転ドラムの回転に伴ってホタテ貝の先端部が前記突起により断砕されるように構成してなるホタテ貝の破砕装置を提供する。
上記構成によれば、回転するドラムの周面に設けられた突起によってホタテ貝の先端部が打ち砕かれ、比較的大きな欠片を生じる。そして、ホタテ貝の先端部にはへら等を挿入可能な隙間が形成される。
また、請求項2は、請求項1記載の破砕装置において、複数条の突起は、回転ドラムの周面に金属棒を溶接することにより形成されることを特徴とする。
上記構成によれば、金属棒の溶接により、複数条の突起が容易に形成される。この突起は刃を有しておらず、ホタテ貝の先端部に当たって欠片状に砕くものである。
以上のように、本発明では、回転ドラムの周面に複数条の突起を備え、この突起をホタテ貝の先端部に打ち当てて断裁するように構成したため、従来のような切削に伴う粉が発生せず、比較的大きな欠片にすることができる。そのため、ホタテ貝の中に粉が入り込んだり、飛散したりせず、作業中の水での洗浄も不要となる。したがって、その後のホタテ貝の処理や装置の掃除も容易に行うことができる。
また、先端部の断砕によって隙間が形成されるため、へらを用いたホタテ貝を開ける作業を効率的に行うことができる。
また、先端部の断砕によって隙間が形成されるため、へらを用いたホタテ貝を開ける作業を効率的に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図1〜図3に基づき説明する。
図1は、ホタテ貝の破砕装置の一実施形態を示す回転ドラム部分の断面図、図2はホタテ貝の破砕装置の全体を示す側面図、図3はホタテ貝の破砕装置を示す上面図(説明の便宜上、上側のカバー部材を除いた状態)である。
図1は、ホタテ貝の破砕装置の一実施形態を示す回転ドラム部分の断面図、図2はホタテ貝の破砕装置の全体を示す側面図、図3はホタテ貝の破砕装置を示す上面図(説明の便宜上、上側のカバー部材を除いた状態)である。
ホタテ貝の破砕装置1は、図1に示すように、モータ駆動する回転ドラム10と、その回転ドラム10の周面に回転軸11に沿って設けられた複数条の突起12と、ホタテ貝Aを挿入し、ホタテ貝の先端部A1を突起12と接触可能な状態に位置させるガイド部13とを備えて概略構成されている。回転ドラム10がモータ駆動されることにより、突起12がホタテ貝の先端部A1に当たり、先端部A1が断裁されるようになっている。
図2及び図3に示すように、この破砕装置1は、回転ドラム10が収められた破砕部1aと、駆動モータ14が収められた駆動部1bとから構成されており、回転軸11によって接続されている。また、装置全体はカバー15により覆われている。そして、カバー15にはガイド部13に対応して隙間15aが形成されており、その隙間15aにホタテ貝Aを挿入できるようになっている。なお、駆動モータ14は支持台16に固定され、回転ドラム10も図示しない軸受を介して支持台16に固定されている。また、スイッチ17により駆動モータ14のON、OFFを行うように構成されている。
回転ドラム10には、図3に示すように回転軸11に沿って複数条の突起12が設けられている。この突起12は、図1に示すように、断面が四角形の角柱状に形成されている。なお、突起12の数は、回転ドラム10の回転数を応じて適宜設定される。また、突起12の高さは、ガイド部13に挿入したホタテ貝の先端部A1が1〜10mm程度断砕されるような高さに設定することが好ましい。
複数条の突起12は、回転ドラム10を作製する際に、切削、鍛造等の手段によって形成しても良いが、円柱状の回転ドラムの周面に対し、角柱状の金属棒を溶接することにより形成することが好ましい。これにより、強固な突起を容易に設けることができる。
ガイド部13は、カバーの隙間15aから突起12へ向かって、徐々に狭くなるように上下が傾斜面になっている。上下のガイド部13によって形成される空間の高さは、閉じた状態のホタテ貝Aを挿入したときに、先端部A1が突起12と接触できる程度にガイド部13間の最狭部からはみ出るような高さであって、かつホタテ貝Aをそれ以上挿入しようとするとホタテ貝Aの中心寄りの厚い部分が最狭部に引っ掛かって挿入できなくなるような高さに設定される。なお、異なるサイズのホタテ貝に対応できるように、上下のガイド部13間の高さを調整できる調整機構を設けても良い。また、ホタテ貝の先端部A1を適正な分だけ断砕できるように、例えばガイド部13の斜面上に特定の幅以上のホタテ貝が入らないようなストッパを設けることもできる。
この破砕装置1を使用する際には、まず駆動モータ14によって回転ドラム10を回転させる。そして、隙間15aからガイド部13を通じてホタテ貝Aを挿入し、ホタテ貝の先端部A1を回転ドラム10周面の突起12に接触させる。すると、先端部A1は突起12によって打ち砕かれ、欠片状の貝殻となって先端部A1は除かれることとなる。
貝殻の欠片A2は、従来の切削粉のように飛散することなく、そのまま装置の下に落ちて堆積するようになっている。これにより、ホタテ貝の洗浄が不要となり、貝の中に粉が入り込むこともない。また、装置の清掃も容易に行うことができる。
また、この実施の形態では、カバーの隙間15a及びガイド部13は、回転ドラム10の両側に形成されている。これによって、図1の左側においてもホタテ貝Aを挿入して先端部を処理することができる。なお、この場合、図1の左側ではホタテ貝の先端部に対して突起12は下側から当たることになる。無論、この実施の形態に限らず、隙間15及びガイド部13は装置の一方のみに設けても構わない。
先端部A1を断砕したホタテ貝は、隙間が形成されるため、この隙間にへらやナイフを挿入して貝を開き、貝柱を容易に取り出すことができる
1 破砕装置
1a 破砕部
1b 駆動部
10 回転ドラム
11 回転軸
12 突起
13 ガイド部
14 駆動モータ
15 カバー
15a 隙間
16 支持台
17 スイッチ
A ホタテ貝
A1 先端部
A2 欠片
1a 破砕部
1b 駆動部
10 回転ドラム
11 回転軸
12 突起
13 ガイド部
14 駆動モータ
15 カバー
15a 隙間
16 支持台
17 スイッチ
A ホタテ貝
A1 先端部
A2 欠片
Claims (2)
- モータ駆動する回転ドラムと、前記回転ドラムの周面に回転軸に沿って設けられた複数条の突起と、ホタテ貝を挿入して前記ホタテ貝の先端部を前記突起と接触可能な状態に位置させるガイド部とを備え、前記回転ドラムの回転に伴ってホタテ貝の先端部が前記突起により断砕されるように構成してなるホタテ貝の破砕装置。
- 請求項1記載の破砕装置において、複数条の突起は、回転ドラムの周面に金属棒を溶接することにより形成されることを特徴とするホタテ貝の破砕装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005070820A JP2006246839A (ja) | 2005-03-14 | 2005-03-14 | ホタテ貝の破砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005070820A JP2006246839A (ja) | 2005-03-14 | 2005-03-14 | ホタテ貝の破砕装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006246839A true JP2006246839A (ja) | 2006-09-21 |
Family
ID=37087947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005070820A Pending JP2006246839A (ja) | 2005-03-14 | 2005-03-14 | ホタテ貝の破砕装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006246839A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101108571B1 (ko) | 2010-04-09 | 2012-01-30 | 이주헌 | 패각류 분쇄장치 |
CN106106697A (zh) * | 2016-08-29 | 2016-11-16 | 广西海世通食品股份有限公司 | 一种扇贝自动开壳控制系统 |
CN106857780A (zh) * | 2017-03-29 | 2017-06-20 | 河北农业大学 | 一种自动化扇贝开壳双侧微切口装置 |
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2005
- 2005-03-14 JP JP2005070820A patent/JP2006246839A/ja active Pending
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CN106857780B (zh) * | 2017-03-29 | 2023-08-29 | 河北农业大学 | 一种自动化扇贝开壳双侧微切口装置 |
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