JP4418640B2 - 破砕装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、豚骨破砕装置に関する。ラーメンのスープの材料やペットフード等に使用される豚や牛等の骨等の内部には、多量の骨髄が収容されているが、骨を煮込むときに骨髄を骨から露出させておくと非常に良いダシがとれるため、豚や牛等の骨等は、使用される前に割られ、その内部の骨髄を露出させた状態で使用される。
本発明は、とくに豚や牛等の骨を割るために使用される豚骨破砕装置に関する。
なお、本発明の破砕装置は、豚や牛等の骨を割るためだけでなく、鰹節等を割ったり砕いたりすることにも使用することができるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、豚骨等は、人がハンマー等を使用して割っていたため、非常に重労働であった。そこで、豚骨等の骨を割る装置として、特許文献1記載の装置(従来例1)が開発されている。
従来例1の骨割り装置は、貫通孔が形成されている複数枚のフレームを重ねて、略筒状の孔を形成し、この略筒状の孔の側面から孔の内部に向けて、複数本の刃部を、シリンダによって出没させるようにしたものである。
このため、略筒状の孔内に豚骨等を入れて、シリンダによって複数本の棒状の刃部を孔内に突出させれば、複数本の刃部を豚骨等に接触させることができる。
【0003】
【特許文献1】
実公平5−29032号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来例1の破砕装置の場合、豚骨等は、単に略筒状の孔内に入れられているだけであり、複数本の刃部を接触させるときに豚骨等は固定されていない。すると、豚骨等の位置によっては、刃部を豚骨等に接触させることができず、豚骨等を確実に割ることができない可能性がある。
また、複数本の刃部をシリンダによって移動させているから、刃部の移動速度には限界があり、作業能率が低くなる。しかも、刃部が突出しているときにしか割る作業ができないので、より一層作業能率が低下する。
【0005】
本発明はかかる事情に鑑み、豚骨等を確実に割ることができ、しかも作業効率を向上させることができる豚骨破砕装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の豚骨破砕装置は、豚骨を破砕するために使用される装置であって、該装置が、装置本体に固定された固定側破砕部材と、該固定側破砕部材に対して接近離間可能に設けられた移動側破砕部材と、該移動側破砕部材を前記固定側破砕部材に対して接近離間させる移動機構とからなり、該移動機構が、前記装置本体に対して回転可能に設けられた回転体を備えており、該回転体の外周面に、前記移動側破砕部材が設けられており、該回転体が、その半径方向において、その回転軸から前記固定側破砕部材までの距離と、その回転軸から前記移動側破砕部材の外端縁までの距離の差が、豚骨の幅よりも短くなるように配設されており、前記移動側破砕部材が、前記回転体の回転方向に沿って複数設けられており、前記複数の移動側破砕部材における前記回転体の回転軸方向の長さが、該回転体における回転軸方向の長さよりも短くなるように形成されており、隣接する前記移動側破砕部材において、一方の移動側破砕部材の前記回転体の回転軸方向の位置が、他方の移動側破砕部材の前記回転体の回転軸方向の位置に対して、前記回転体の回転軸方向に沿ってオフセットしており、前記移動側破砕部材が、その外端縁と前記回転体の外周面との間に、前記回転体の回転方向後方に向かって傾斜する傾斜面を備えており、前記回転体の回転軸方向において、前記移動側破砕部材の傾斜面と、その側方に位置する前記回転体の外周面との間に段差が形成されることを特徴とする。
請求項2の豚骨破砕装置は、請求項1記載の発明において、前記回転体との間に前記固定側破砕部材を挟むように配設された、豚骨を前記回転体に接近させた状態で保持する保持部材を備えていることを特徴とする。
請求項3の豚骨破砕装置は、請求項1記載の発明において、前記回転体において、前記移動側破砕部材に対して回転方向前方に位置する外周面が、該回転体と前記固定側破砕部材との間に配置された豚骨を、その回転軸に対して傾斜させるように形成されていることを特徴とする
求項豚骨破砕装置は、請求項1記載の発明において、前記回転体の下方において、前記固定側破砕部材の下流側に、前記固定側破砕部材から豚骨が供給される複数の第2破砕部材が設けられており、該複数の第2破砕部材が、前記回転体の回転方向に沿って、互いに間隔を空けた状態で配設されており、前記回転体の半径方向において、該回転体の回転軸から前記複数の第2破砕部材までの距離と、前記回転体の回転軸から前記移動側破砕部材の外端縁までの距離との差が、豚骨の幅よりも短いことを特徴とする。
請求項豚骨破砕装置は、請求項1記載の発明において、前記一対の破砕部材および前記回転体を覆うケーシングが設けられており、該ケーシングが、前記一対の破砕部材に対して豚骨を供給する豚骨投入部と、破砕された豚骨を排出する排出部とを備えていることを特徴とする。
請求項豚骨破砕装置は、請求項記載の発明において、前記ケーシングの排出部と前記固定側破砕部材との間に、複数の第2破砕部材が設けられており、該複数の第2破砕部材が、前記回転体の回転方向に沿って、互いに間隔を空けた状態で配設されており、前記回転体の半径方向において、該回転体の回転軸から前記複数の第2破砕部材までの距離と、前記回転体の回転軸から前記移動側破砕部材の外端縁までの距離との差が、豚骨の幅よりも短いことを特徴とする
【0007】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本発明の破砕装置は、豚や牛等の骨や鰹節などを破砕するために使用される装置であるが、とくに、豚骨等のように比較的硬度が低い物体を破砕するのに適したものである。以下では、代表として、豚骨を破砕する場合について説明する。
【0008】
図1は本実施形態の破砕装置1の概略説明図である。図2は本実施形態の破砕装置1の要部拡大図である。図1において、符号10は、本実施形態の破砕装置1の本体を示している。この本体10には、ステー3を介して固定側破砕部材31が取り付けられている。
この固定側破砕部材31の側方には、本体10に対して回転可能かつ水平に、回転軸13が設けられている。この回転軸13は、本体10に設けられた図示しないモータ等の駆動装置に連結されており、駆動装置を駆動させると反時計回りに回転される。
【0009】
この回転軸13には、回転体15が、その中心軸と回転軸の中心軸が同軸となるように取り付けられている。この回転体15は、同一形状の3枚の回転部材CPを溶接によって接合して形成されている。各回転部材CPには、その中心軸周りに3つの突起状の移動側破砕部材32が形成されており、その中心軸方向から見て、各回転部材CPの移動側破砕部材32が互いに重なり合わないように中心軸に対して等角度間隔となるように接合されている。つまり、回転体15の外周面には、9つの移動側破砕部材32が回転軸13の中心軸周りに等角度間隔で配置されているのである。
なお、3つの回転部材CPは、溶接によって隣接する回転部材CP同士の間に隙間ができないように形成されている。すると、豚骨等を破砕したときに、髄液等が回転部材CP同士の間に侵入して腐敗したりすることがないので、衛生的である。
さらになお、回転体15は一体成形してもよいが、上記のごとき構成とすれば、製造が容易であり、製造コストを抑えることができる。
【0010】
図2に示すように、前記回転体15の各移動側破砕部材32は、その外端縁、つまりその先端部から回転軸13の中心軸までの距離R2と、固定側破砕部材31から回転軸13の中心軸までの距離R1との差D1が、破砕する豚骨mの幅Bよりも短くなるように形成されている。具体的には、差D1は、10〜15mmとなるように調整されている。
【0011】
また、図1および図2に示すように、本体10には、固定側破砕部材31および回転体15を覆うように、ケーシング20が取り付けられている。このケーシング20には、前記固定側破砕部材31の上方に、その内部と外部を連通させる豚骨投入部22が形成されており、前記回転体15の下方に、その内部と外部を連通させる排出部27が形成されている。
そして、ケーシング20の側壁23は、固定側破砕部材31を、回転体15との間に挟む位置に配置されており、しかも、固定側破砕部材31における回転体15側の一端との距離D2が豚骨mの幅Bよりも短くなるように配設されている。具体的には、距離D2が、10〜15mmとなるように調整されている。
【0012】
このため、豚骨投入部22からケーシング20内に豚骨mを投入すると、豚骨mは固定側破砕部材31上に落下し、固定側破砕部材31上においてケーシング20の側壁23と回転体15との間に保持される。そして、距離D2が、10〜15mm程度であるから、豚骨mの大部分は固定側破砕部材31と回転体15との間に配置されることになる。
すると、回転体15が回転して移動側破砕部材32が固定側破砕部材31に接近すると、移動側破砕部材32を豚骨mに確実に接触させることができる。しかも、差D1が10〜15mmであり、かつケーシング20の側壁23によって回転体15から離間する方向に移動することを防いでいるから、固定側破砕部材31と移動側破砕部材32の間に豚骨mを挟むことができる。よって、豚骨mを確実に切断したり押圧して破砕することができる。このケーシング20の側壁23が特許請求の範囲にいう保持部材に該当する。
【0013】
また、移動側破砕部材32は、回転体15の回転方向に沿って複数設けられているから、一の移動側破砕部材32が豚骨mに接触してから、次の移動側破砕部材32が豚骨mに接触するまでの時間を短くすることができる。よって、豚骨mを連続してケーシング20内に投入しても、各豚骨mを破砕する時間を短くできるから、作業効率を向上させることができる。しかも、移動側破砕部材32を、連続して豚骨mに接触させることができるから、豚骨mをより確実にかつ細かく破砕することができる。
さらに、回転体15を回転させて移動側破砕部材32を固定側破砕部材31に対して接近させているだけであるから、回転体15の回転数を速くするだけで、移動側破砕部材32を固定側破砕部材31に対して接近離間させる速度を速くすることができる。言い換えれば、豚骨mを破砕する速度を速くすることができるから、作業効率を容易に向上させることができる。すると、料理等に使用する豚骨mの下準備を容易かつ短時間で行なうことができる。
【0014】
なお、移動側破砕部材32は一枚でもよいが、移動側破砕部材32を複数設けることによって上記のごとき効果を得ることができる。
【0015】
さらに、固定側破砕部材31および回転体15を覆うように、ケーシング20が取り付けられているから、豚骨mを破砕したときに、破砕された豚骨mの破片や、髄液等が周囲に飛散することを防ぐことができる。よって、豚骨mの破砕作業によって作業場が汚れることを防ぐことができる。
そして、粉砕された破砕片aは、ケーシング20の排出部27から排出されるから、排出部27の下方に回収部70を配置しておけば、破砕片aの回収が容易になる。
【0016】
なお、ケーシング20を設けなくてもよいが、ケーシング20設けることによって上記のごとき効果を得ることができる。
【0017】
そして、固定側破砕部材31と排出部27との間において、前記回転体15の下方には、複数の第2破砕部材33が設けられている。この第2破砕部材33は、回転体15の半径方向において、移動側破砕部材32の外端縁から回転軸13の中心軸までの距離R1と回転軸13の中心軸からの距離R3の差D3が、破砕する豚骨mの幅Bよりも短くなるように形成されている。具体的には、差D3は、10〜15mm、つまり前記差D1と同等もしくはわずかに狭くなるように調整されている。
そして、第2破砕部材33は、回転体15の回転方向に沿って、互いに間隔Wを空けた状態で配設されている。具体的には、間隔Wは、10〜15mmとなるように調整されている。
【0018】
このため、固体側破砕部材51の位置で破砕された豚骨mの破砕片aは、固体側破砕部材51と回転体15との間隔よりも小さくなると、複数の第2破砕部材33上に落下する。すると、破砕片aが複数の第2破砕部材33同士の間隔Wよりも小さく破砕されている場合には、その破砕片aを第2破砕部材33同士の間からケーシング20の排出部27を通して回収部70まで落下させることができる。
そして、破砕された豚骨mの破砕片aが複数の第2破砕部材33同士の間隔Wよりも大きい場合や、豚骨mが破砕されずにそのままできなかった場合には、破砕片a等は第2破砕部材33同士の間に保持される。すると、その破砕片a等を、第2破砕部材33と移動側破砕部材32との間に挟んで破砕することができる。そして、破砕片aが第2破砕部材33同士の間隔Wよりも小さくなると、破砕片aは第2破砕部材33同士の間から落下する。つまり、第2破砕部材33を設けることによって、豚骨mを、所定の大きさ、具体的には第2破砕部材33同士の間隔Wよりも小さくなるまで破砕することができるのである。
【0019】
なお、豚骨mをそれほど小さくしない場合や、破砕されていない豚骨mが含まれていても問題ない場合には、第2破砕部材33は設けなくてもよい。
【0020】
つぎに、移動側破砕部材32について詳細に説明する。
図2に示すように、回転体15の外周面に形成されている移動側破砕部材32において、その回転体15の回転方向前面には、破砕する豚骨mに接触する押圧面32s が形成されている。この押圧面32s は、回転体15の外周面に対してほぼ垂直となるように形成されている。
このため、移動側破砕部材32の押圧面32s が豚骨mに接触したときにおいて、押圧面32s から豚骨mに加わる力の方向を、回転体15の接線方向とほぼ同じ方向とすることができるから、回転体15の回転力を確実に豚骨mに加えることができ、豚骨mを効率よく破砕することができる。
【0021】
また、移動側破砕部材32の回転軸13の軸方向の長さD4は各回転部材CPの厚さと同じ厚さで形成されているから、回転体15の回転軸13の軸方向の長さD5よりも短くなる。そして、回転体15が3枚の回転部材CPを接合して形成されているから、隣接する移動側破砕部材32同士は、回転体15の半径方向から見て、回転軸13の軸方向の位置が互いにオフセットする(図2(B)参照)。
そして、移動側破砕部材32において、その回転体15の回転方向背面には傾斜面32b が形成されており、この傾斜面32b は、移動側破砕部材32の先端から回転方向後方に位置する回転体15の外周面に向かって傾斜している。しかも、この傾斜面32b は、回転方向後方の移動側破砕部材32の位置では、回転軸13の軸方向において、その側方に位置する回転体15の外周面との間に段差が形成されるように形成されている。
このため、回転体15の外周面と固定側破砕部材31との間に配置された豚骨mは、移動側破砕部材32が固定側破砕部材31の位置まで回転してきたときには、回転軸13の軸方向に対して傾斜した状態に配置されることになる。つまり、豚骨mは、その一端が回転体15の外周面に接触した状態で、その他端が固定側破砕部材31に載せられた状態に配置されることになる。すると、豚骨mの中間部分を、移動側破砕部材32の移動経路上に確実に配置させることができる。言い換えれば、豚骨mの中間部分に移動側破砕部材32を確実に接触させることができるから、豚骨mを確実に折ったり破砕したりすることができる。
そして、隣接する移動側破砕部材32同士の回転軸13の軸方向の位置が互いにオフセットしているから、一本の豚骨mであっても、複数箇所に移動側破砕部材32を接触させることができる。よって、豚骨mを、確実かつ細かく破砕することができる。
【0022】
なお、移動側破砕部材32に傾斜面32b を設ける代わりに、移動側破砕部材32の押圧面32s の前方に位置する回転体15の外周面を、その外周面に接触した豚骨mが回転軸13の軸方向に対して傾斜するように形成させてもよい。例えば、回転体15の外周面を回転軸13の軸方向に対して傾斜させれば、豚骨mをその傾斜に沿って配置されるし、回転体15の外周面に突起などを形成して段差ができるようにすれば、その突起を支点として豚骨mを傾斜させることができる。
【0023】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、つぎの効果を奏する。
a)回転体の外周面と固定側破砕部材との間に配置した状態で回転体を回転させれば、固定側破砕部材に対して移動側破砕部材が接近し、両者の間に豚骨を挟むことができるから、豚骨を切断したり押圧して破砕することができる。しかも、回転体を回転させるだけで固定側破砕部材に対して移動側破砕部材を接近させることができるから、移動側破砕部材を、固定側破砕部材に対して高速で接近離間させることができる。よって、豚骨を破砕する作業効率を向上させることができる。
b)複数の移動側破砕部材が回転体の回転方向に沿って設けられているから、一の移動側破砕部材が豚骨に接触してから、次の移動側破砕部材が豚骨に接触するまでの時間を短くすることができる。よって、豚骨を破砕する作業効率を、さらに向上させることができる。
c)豚骨が隣接する移動側破砕部材間に配置されると、その豚骨は、回転体の回転軸に対して傾斜した状態、つまり、豚骨は、その一端を回転体の外周面に接触し、かつ他端が固定側破砕部材に接触したさせておくことができる。すると、豚骨の中間部分に移動側破砕部材を接触させることができるから、豚骨を確実に折ったり破砕したりすることができる。
請求項2の発明によれば、回転体の外周面と固定側破砕部材との間に配置された豚骨が回転体から離間することを防ぐことができる。すると、移動側破砕部材を豚骨に確実に接触させることができるから、破砕作業を確実に行なうことができる。
請求項3の発明によれば、豚骨の一端を回転体の外周面に接触させた状態で他端を固定側破砕部材に接触させておくことができる。すると、豚骨の中間部分に移動側破砕部材を接触させることができるから、豚骨を確実に折ったり破砕したりすることができる
求項の発明によれば、複数の第2破砕部材同士の間隔よりも大きい豚骨は第2破砕部材同士の間に保持しておくことができるから、固体側破砕部材で破砕された豚骨や、固体側破砕部材で破砕できなかった豚骨を移動側破砕部材によって第2破砕部材同士の間隔よりも小さくなるまで破砕することができる。すると、複数の第2破砕部材同士の間隔を調整すれば、破砕後の豚骨を所定の大きさよりも確実に小さくすることができる。
請求項の発明によれば、豚骨豚骨投入部からケーシング内に供給すれば、一対の破砕部材によって豚骨を破砕させることができ、破砕された部材を排出部からケーシング外に排出させることができる。しかも、一対の破砕部材および回転体がケーシングに覆われているから、豚骨が破砕したときに発生する破片等が周囲に飛散することを防ぐことができる。
請求項の発明によれば、複数の第2破砕部材同士の間隔よりも大きい豚骨は第2破砕部材同士の間に保持しておくことができるから、固体側破砕部材で破砕された豚骨や、固体側破砕部材で破砕できなかった豚骨を移動側破砕部材によって第2破砕部材同士の間隔よりも小さくなるまで破砕することができる。すると、複数の第2破砕部材同士の間隔を調整すれば、破砕後の豚骨を所定の大きさよりも確実に小さくすることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の破砕装置1の概略説明図である。
【図2】本実施形態の破砕装置1の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 破砕装置
10 本体
13 回転軸
15 回転体
20 ケーシング
22 豚骨投入部
27 排出部
31 固定側破砕部材
32 移動側破砕部材
33 第2破砕部材
a 破砕片
m 豚骨

Claims (6)

  1. 豚骨を破砕するために使用される装置であって、
    該装置が、
    装置本体に固定された固定側破砕部材と、
    該固定側破砕部材に対して接近離間可能に設けられた移動側破砕部材と、
    該移動側破砕部材を前記固定側破砕部材に対して接近離間させる移動機構とからなり、
    該移動機構が、
    前記装置本体に対して回転可能に設けられた回転体を備えており、
    該回転体の外周面に、前記移動側破砕部材が設けられており、
    該回転体が、
    その半径方向において、その回転軸から前記固定側破砕部材までの距離と、その回転軸から前記移動側破砕部材の外端縁までの距離の差が、豚骨の幅よりも短くなるように配設されており、
    前記移動側破砕部材が、前記回転体の回転方向に沿って複数設けられており、
    前記複数の移動側破砕部材における前記回転体の回転軸方向の長さが、該回転体における回転軸方向の長さよりも短くなるように形成されており、
    隣接する前記移動側破砕部材において、一方の移動側破砕部材の前記回転体の回転軸方向の位置が、他方の移動側破砕部材の前記回転体の回転軸方向の位置に対して、前記回転体の回転軸方向に沿ってオフセットしており、
    前記移動側破砕部材が、
    その外端縁と前記回転体の外周面との間に、前記回転体の回転方向後方に向かって傾斜する傾斜面を備えており、
    前記回転体の回転軸方向において、前記移動側破砕部材の傾斜面と、その側方に位置する前記回転体の外周面との間に段差が形成される
    ことを特徴とする豚骨破砕装置。
  2. 前記回転体との間に前記固定側破砕部材を挟むように配設された、豚骨を前記回転体に接近させた状態で保持する保持部材を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の豚骨破砕装置。
  3. 前記回転体において、
    前記移動側破砕部材に対して回転方向前方に位置する外周面が、該回転体と前記固定側破砕部材との間に配置された豚骨を、その回転軸に対して傾斜させるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の豚骨破砕装置
  4. 前記回転体の下方において、前記固定側破砕部材の下流側に、前記固定側破砕部材から豚骨が供給される複数の第2破砕部材が設けられており、
    該複数の第2破砕部材が、前記回転体の回転方向に沿って、互いに間隔を空けた状態で配設されており、
    前記回転体の半径方向において、該回転体の回転軸から前記複数の第2破砕部材までの距離と、前記回転体の回転軸から前記移動側破砕部材の外端縁までの距離との差が、豚骨の幅よりも短い
    ことを特徴とする請求項1記載の豚骨破砕装置。
  5. 前記一対の破砕部材および前記回転体を覆うケーシングが設けられており、
    該ケーシングが、
    前記一対の破砕部材に対して豚骨を供給する豚骨投入部と、
    破砕された豚骨を排出する排出部とを備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の豚骨破砕装置。
  6. 前記ケーシングの排出部と前記固定側破砕部材との間に、複数の第2破砕部材が設けられており、
    該複数の第2破砕部材が、前記回転体の回転方向に沿って、互いに間隔を空けた状態で配設されており、
    前記回転体の半径方向において、該回転体の回転軸から前記複数の第2破砕部材までの距離と、前記回転体の回転軸から前記移動側破砕部材の外端縁までの距離との差が、豚骨の幅よりも短い
    ことを特徴とする請求項記載の豚骨破砕装置
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