JP2003320269A - 油圧駆動式1軸破砕機 - Google Patents

油圧駆動式1軸破砕機

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JP2003320269A
JP2003320269A JP2002126742A JP2002126742A JP2003320269A JP 2003320269 A JP2003320269 A JP 2003320269A JP 2002126742 A JP2002126742 A JP 2002126742A JP 2002126742 A JP2002126742 A JP 2002126742A JP 2003320269 A JP2003320269 A JP 2003320269A
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Japan
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mesh screen
crusher
opening
crushing chamber
rotary drum
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Yasuhiro Yoda
康宏 依田
Katsuya Maruyama
克也 丸山
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MATSUMOTO TEKKOSHO KK
Matsumoto Iron Works Co Ltd
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MATSUMOTO TEKKOSHO KK
Matsumoto Iron Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 破砕物を篩い落とすために用いるメッシュス
クリーンの開閉機構を備え、メッシュスクリーンの交換
等を効率良く、安全に行うことができる油圧駆動式1軸
破砕機を提案すること。 【解決手段】 油圧駆動式1軸破砕機1は、破砕室3内
に配置されている回転ドラム6に対峙しているメッシュ
スクリーン7を開閉するスクリーン開閉機構70と、メ
ッシュスクリーン7を閉じ位置および開き位置にロック
する機械式のロック機構80を備えている。スクリーン
開閉機構70により簡単にメッシュスクリーン7を開閉
できる。また、ロック機構80によってメッシュスクリ
ーンを閉じ位置および開き位置に確実に保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物等の破砕対
象物を固定刃と回転刃の間に送り込み、これらの刃の噛
み合い運動によって所定寸法の破砕片となるように破砕
する破砕機に関するものである。さらに詳しくは、回転
刃が取り付けられている回転ドラムの外周面に対して一
定間隔で対向配置されたメッシュスクリーンの開閉機構
の改良に関するものである。 【0002】 【従来の技術】産業廃棄物等を破砕して所定寸法の破砕
片にする破砕機としては、破砕室内に配置された回転ド
ラムの外周面に取り付けた回転刃と、破砕機フレームの
側に取り付けた固定刃とを備え、油圧駆動式の回転駆動
機構によって回転ドラムを回転させ、回転刃と固定刃の
噛み合い位置に向けて破砕対象物を押付け機構によって
押し付けて破砕を行なう油圧駆動式1軸破砕機が知られ
ている。 【0003】図8(a)および(b)にはこの形式の破
砕機の平面構成および断面構成を示してある。これらの
図に示すように、従来のこの種の破砕機100は筒状の
破砕室101を備え、この破砕室101の上端が破砕対
象物の投入口102とされている。破砕室の底面開口に
は破砕片を落下させるためのメッシュスクリーン103
が取付けられており、このメッシュスクリーン103の
直上位置には、回転ドラム104が水平に配置されてい
る。 【0004】回転ドラム104の外周面には、その軸線
方向に向けて複数個の回転刃105が装着されている。
破砕室の底板106には回転ドラム外周面に対峙させて
複数個の固定刃107が回転ドラム軸線方向に一列状態
に装着されている。 【0005】回転刃105と固定刃107の噛み合い位
置の側方には、押付け機構110が配置されており、こ
の押付け機構110は、破砕室底板106に対して垂直
に配置されている押付け板111と、この押付け板11
1を噛み合い位置に対して水平方向に前後動させる油圧
シリンダ112を備えている。押付け板111は回転ド
ラム104の軸長と同様な幅のものであり、底板106
と、左右のサイド枠113、114と、上部枠115と
によって区画される横長のボックス内から破砕室101
内の噛み合い位置近傍まで突出可能である。 【0006】回転ドラム104の両端には同軸状態で回
転軸104b、104cが取り付けられて、これらが軸
受けを介して回転自在の状態で装置フレームに支持され
ており、一方の回転軸104cは、破砕室外部に配置さ
れている油圧モータ121の回転軸に連結されており、
この油圧モータ121によって回転駆動される。油圧モ
ータ121は、不図示の電動モータによって駆動される
油圧ポンプから供給される油圧により駆動する。 【0007】破砕室投入口102から破砕対象物を投入
すると、破砕対象物は底板106に自重により落下す
る。落下した破砕対象物は、押付け機構110の押付け
板111によって、回転している回転ドラム外周面に装
着されている回転刃105と固定刃107の噛み合い位
置に向けて水平に押し付けられる。この噛み合い位置に
押し付けられることにより、破砕対象物が回転刃および
固定刃の噛み合いによって破砕される。所定寸法に破砕
された破砕片はメッシュスクリーン103を通過して自
重により落下する。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】ここで、破砕室前面側
の部分にはメンテナンス用の開閉扉が配置される。メン
テナンス用の開閉扉を開けて、メッシュスクリーン10
3の清掃および交換、メッシュスクリーン103の上に
配置されている回転ドラム104の交換調整、および、
破砕室101の中に残っている異物の除去等の点検が行
われる。 【0009】このような開閉機構は、点検時に簡単に開
閉ができることが望ましい。また、メッシュスクリーン
も、回転ドラムに対峙している閉じ位置から簡単な操作
により移動できることが望ましい。さらに、閉じ位置に
あるメッシュスクリーンが回転ドラムから離れてしまう
と、破砕物の篩分け効率が落ちてしまうなどの弊害が発
生する。 【0010】本発明の課題は、メッシュスクリーンの交
換、回転ドラムの調整交換、破砕室内部の点検を簡単に
行うことのできるスクリーン開閉機構を備えた油圧駆動
式1軸破砕機を提案することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、破砕室に配置された回転ドラムと、こ
の外周面に取り付けた回転刃と、破砕機フレームに取り
付けた固定刃と、前記回転ドラムの下に配置されて破砕
物の粒度管理をするためのメッシュスクリーンとを有
し、回転する前記回転ドラムの回転刃と前記固定刃の噛
み合い位置に破砕対象物を送り込むことにより破砕動作
を行なう油圧駆動式1軸破砕機において、前記メッシュ
スクリーンを、前記回転ドラムの外周面に対して一定の
間隔で対峙した閉じ位置および当該動作位置から退避し
た開き位置に移動させるためのスクリーン開閉機構と、
前記メッシュスクリーンを前記閉じ位置にロックするロ
ック機構とを有しており、前記スクリーン開閉機構は、
一端に前記メッシュスクリーンが取付けられ、他端が前
記破砕機フレームの側に回転自在の状態で取り付けられ
ているスイングアームと、このスイングアームをスイン
グさせるための油圧シリンダとを備えており、前記ロッ
ク機構は、前記メッシュスクリーンが前記閉じ位置およ
び/または前記開き位置に保持されるように、前記スイ
ングアームをロックするためのロックピンと、当該ロッ
クピンが取り外し可能に差し込まれるピン孔とを備えて
いることを特徴としている。 【0012】本発明の油圧駆動式1軸破砕機では、スク
リーン開閉機構によってメッシュスクリーンを回転ドラ
ムから離れた開き位置に移動させると、破砕室が開き、
その中に配置されている回転ドラムの外周面部分に対し
て外部からアクセス可能になる。従って、メッシュスク
リーンの清掃および交換、回転ドラムの交換調整、およ
び、破砕室の中に残っている異物の除去等の点検をする
ことができる。 【0013】また、メッシュスクリーンが取り付けられ
ているスイングアームは、閉じ位置から移動しないよう
に、ロック機構によってロックされる。従って、スイン
グアームをスイングさせるための油圧シリンダの保持力
が、その油圧回路における油圧リークなどによって低下
しても、ロック機構によってメッシュスクリーンが閉じ
位置に保持される。よって、常に、適切な破砕物の篩い
分け動作を行うことができる。 【0014】 【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した油圧駆動式1軸破砕機の実施例を説明する。 【0015】図1(a)、(b)は本例の油圧駆動式1
軸破砕機の概略平面図および回転ドラム駆動源を示す説
明図であり、図2はその概略正面図であり、図3はその
概略断面構成図である。また、図4(a)、(b)は当
該破砕機におけるメッシュスクリーンを示す側面図およ
び正面図である。さらに、図5は当該破砕機における固
定刃と回転ドラムに取り付けた回転刃を示す説明図であ
る。 【0016】(全体構成)これらの図を参照して説明す
ると、本例の油圧駆動式1軸破砕機1は破砕機フレーム
2を有し、この破砕機フレーム2によって上方に広がっ
た破砕室3が支持されている。破砕室3の上端開口が破
砕対象物の投入口4とされている。破砕室3の下端開口
5には回転ドラム6が破砕室幅方向に向けて水平に配置
されている。破砕室3は左右の垂直な側板31、32
と、前板および後板33、34から構成されている。 【0017】回転ドラム6の下側には、当該回転ドラム
外周面の下半部分を覆う状態で、円弧状のメッシュスク
リーン7が取付けられており、この直下の位置が破砕片
回収部2bとなっている。図4に示すように、1枚のメ
ッシュスクリーン7は、金属板に複数の矩形の穴を開け
たものであり、このメッシュスクリーン7を、穴の大き
さの違うものに交換することによって破砕粒度を調整で
きる。 【0018】また、回転ドラム6の外周面には、その軸
線6aの方向の中心に対して左右対称な状態で螺旋状に
複数個の回転刃8が取付けられている。回転ドラム6の
回転方向(図において矢印Aで示す方向)の手前側の位
置には当該回転ドラム6の外周面に対峙するように、軸
線6aの方向に向けて一列状態で複数個の固定刃9がフ
レーム2に取り付けられている。回転ドラム6の回転刃
8と固定刃9の噛み合い位置10の直上位置に向けて、
破砕室3の端板34の下端部分に形成された凹円弧状の
ガイド面35が延びている。 【0019】回転ドラム6は、回転刃8が外周面に取り
付けられたドラム本体60と、このドラム本体60の両
端に取り付けられている第1および第2回転軸61、6
2とを備えている。回転軸61、62は破砕室3の左右
の側板31、32を貫通して外部に突出し、破砕室外側
に配置されている軸受部11、12によって回転自在の
状態で支持されている。これら回転軸61、62の外端
には、同軸状態でそれぞれ油圧モータ13、14が連結
されている。一方の油圧モータ13が設置されているフ
レーム2に形成したモータ取り付け台2aの下側位置に
は、電動機15、この電動機15によって駆動される油
圧ポンプ16、17、18が設置されている。油圧ポン
プ16からは左右の油圧モータ13、14に向けて圧油
が供給され、これら油圧モータ13、14が回転駆動す
る。油圧モータ13、14によって、回転ドラム6の両
側の回転軸61、62が回転駆動される。このようにし
て両側から回転ドラム6は回転駆動されると、回転刃8
と固定刃9の噛み合い位置10に位置する破砕対象物の
破砕動作が行われる。なお、電動機15の代わりに内燃
機関を駆動源として用いることもできる。 【0020】(押付け機構)次に、本例の油圧駆動式1
軸破砕機1は、投入口4から破砕室3内に投入された破
砕対象物を噛み合い位置10に向けて押し付けるための
押付け機構20が備わっている。押付け機構20は、凹
円弧状のガイド面35に沿って上下に円弧運動可能な押
付け部材21を備えている。押付け部材21の下面はガ
イド面35に対応した凸円弧面21aとされている。 【0021】押付け部材21の両端部は、破砕室側板3
1、32に形成した円弧状のスリット(図示せず)を通
って破砕室外に突き出て、それぞれ、スイングアーム2
2、23の先端部22a、23aに連結されている。ス
イングアーム22、23の基端部22b、23bは、支
持ピン26の両端部分に回転自在に取り付けられてい
る。支持ピン26はブラケット27によって破砕室側板
31、32に支持されている。 【0022】左右のスイングアーム22、23における
中程の位置と、フレーム2との間には、スイングアーム
駆動機構としての油圧シリンダ27が架け渡されてい
る。この油圧シリンダ27には油圧ポンプ17から駆動
油が供給される。この油圧シリンダ27を伸縮させる
と、スイングアーム22、23がそれらの基端を中心と
して上下にスイングする。破砕室の凹円弧状のガイド面
35を規定している円弧の中心とスイングアーム22、
23のスイング中心とを一致させてあるので、スイング
アーム22、23の先端部22a、23aに取り付けら
れている押付け部材21が凹円弧状のガイド面35に沿
って上下に円弧運動を行なう。 【0023】押付け部材21における回転ドラムに面し
ている端面は、回転ドラム6の外周面に対応した凹円弧
状の押付け面21dとされており、押付け部材21が下
方に移動すると、押付け面21dにって破砕対象物が回
転刃8と固定刃9の噛み合い位置10に向けて押し付け
られる。 【0024】(スクリーン開閉機構およびロック機構)
一方、本例の油圧駆動式1軸破砕機1は、回転ドラム6
の前側位置において当該回転ドラム6の外周面に対して
一定の隙間で対向配置されている円弧状のメッシュスク
リーン7を開閉するためのスクリーン開閉機構70が備
わっている。本例のスクリーン開閉機構70は、4枚の
メッシュスクリーン7が着脱可能な状態で取り付けられ
ている支持ブラケット71と、この支持ブラケット71
の左右を支持している左右一対のスイングアーム72、
73と、これらのスイングアーム72、73の上端を回
転自在の状態で支持している水平支軸74とを有してい
る。 【0025】水平支軸74は破砕室前板33に取り付け
られている。また、左右のスイングアーム72、73
と、左右の破砕室側板31、32との間にはそれぞれ油
圧シリンダ75、76が架け渡されている。油圧シリン
ダ75、76は油圧ポンプ18から供給される駆動油に
よって伸縮する。これらが伸縮することにより、スイン
グアーム72、73が図3において実線で示す閉じ位置
と想像線で示す開き位置の間をスイングする。 【0026】スイングアーム72、73を開くことによ
り、その下端に取り付けられているメッシュスクリーン
7が回転ドラム6の前側位置から離れる。換言すると、
破砕室前面の下半部分が開き、外部から破砕室内にアク
セス可能になる。よって、回転刃8の交換調整や、破砕
室3内に詰まっている塵、異物などの除去作業を行うこ
とができる。 【0027】また、本例では、このスクリーン開閉機構
70により開閉したメッシュスクリーン7を開閉位置に
それぞれロックするためのロック機構80を有してい
る。図6は、図1の破砕機1におけるスクリーン開閉機
構70の下端部分を示す部分拡大正面図である。図7
は、図1の破砕機1におけるスクリーン開閉機構70の
スイングアーム72、73の上端部分を示す部分拡大側
面図である。 【0028】これらの図も参照して説明すると、ロック
機構80は、メッシュスクリーン7をその閉じ位置にロ
ックするためのロック機構を備えており、このロック機
構は、閉じ位置において上下に整列可能な位置に形成さ
れたピン孔81、82と、これらのピン孔81、82に
上側から差込可能なロックピン83から構成されてい
る。上側のピン孔81は支持ブラケット71の左右の表
面に形成されており、下側のピン孔82は破砕機フレー
ム2の前面に形成されている。 【0029】また、ロック機構80は、メッシュスクリ
ーン7を開き位置にロックするためのロック機構を備え
ており、このロック機構は、水平支軸74より下方の位
置で破砕室3における左右の側板31、32に形成され
た水平ピン孔85と、上記のロックピン83とから構成
されている。さらに、垂直ピン孔81、82あるいは水
平ピン孔85から外したロックピン83を仮に差し込ん
でおくためのピン保持孔86が、破砕室3の左右の側板
31、32に形成されている。 【0030】(破砕動作)このように構成した本例の油
圧駆動式1軸破砕機1による破砕動作を説明する。スク
リーン開閉機構70によってメッシュスクリーン7を閉
じ位置(図3の実線で示す位置)に保持し、また、ロッ
ク機構80によりメッシュスクリーン7を閉じ位置にロ
ックする。すなわち、ロックピン83を保持孔86から
抜き取り、垂直ピン孔81、82に上から差し込む。 【0031】次に、電動機15を駆動すると、油圧ポン
プ16から駆動油が左右の油圧モータ13、14に供給
され、これら油圧モータが回転駆動して、回転ドラム6
が矢印Aの方向(図5参照)に回転する。 【0032】押付け機構20の押付け部材21は図3に
おいて想像線で示す上端位置に待機させておく。この状
態で、投入口4から破砕対象物を破砕室3内に投入する
と、破砕対象物は自重により回転ドラム6上に落下す
る。あるいは前板33、後板34、後板34の下端に形
成されている凹円弧状のガイド面35に沿って自重によ
り滑落する。 【0033】所定量の破砕対象物を投入した後は、油圧
シリンダ27を引くことにより、押付け部材21を図3
において実線で示す下端位置まで移動させる。この結
果、破砕室3内に投入された破砕対象物が回転刃8と固
定刃9の噛み合い位置10に向けて押し付けられ、両刃
8、9にかみ込まれて破砕される。破砕動作が継続して
所定の寸法まで破砕された破砕片は回転ドラム6の下方
に配置されているメッシュスクリーン7を通り抜けて落
下して破砕片回収部2bで回収される。 【0034】破砕動作終了後などにおいて、メッシュス
クリーン7の清掃および交換、回転ドラム6の交換調
整、破砕室3の中に残っている異物の除去等を行う場合
には、ロック機構80によるロックを解除して、スクリ
ーン開閉機構70を駆動してメッシュスクリーン7を開
き位置まで移動し、しかる後にロック機構80によって
その位置にロックする。すなわち、ロックピン83を垂
直ピン孔81、82から外した後にメッシュスクリーン
7を開き位置まで移動させ、しかる後に、ロックピン8
3を水平ピン孔85に差し込む。この結果、スイングア
ーム72、73がロックされる。 【0035】従って、電磁バルブスプール等からのリー
クによる油圧シリンダ75、76の誤動作によって、こ
れらシリンダの保持力が低下してメッシュスクリーン7
が取り付けられているスイングアーム72、73が移動
してしまうことがない。従って、メッシュスクリーン7
を閉めた状態の破砕動作および、メッシュスクリーン7
を開けた状態の作業者による点検を効率良く、安全に行
うことができる。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の油圧駆動
式1軸破砕機では、メッシュスクリーンを開閉する油圧
駆動式のスクリーン開閉機構を備えているので、メッシ
ュスクリーンの清掃および交換、回転ドラムの交換調
整、破砕室の中に残っている異物の除去等の作業を簡単
に行うことができる。 【0037】また、油圧駆動式のスクリーン開閉機構に
より開閉されるメッシュスクリーンを、機械的なロック
機構によって、閉じ位置および開き位置にロックしてい
る。従って、スクリーン開閉機構を構成している油圧回
路の電磁バルブスプール等からのリークによる油圧降下
などによってメッシュスクリーンが移動してしまうこと
を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】(a)は本発明を適用した油圧駆動式1軸破砕
機の概略平面図であり、(b)はその駆動源の部分を示
す説明図である。 【図2】図1の破砕機の概略正面図である。 【図3】図1の破砕機の概略断面構成図である。 【図4】(a)および(b)は、図1の破砕機における
メッシュスクリーンを示す側面図および正面図である。 【図5】図1の破砕機における固定刃と回転ドラムの取
り付けた回転刃を示す説明図である。 【図6】図1の破砕機における支持ブラケットの下端部
分を示す拡大正面図である。 【図7】図1の破砕機におけるスイングアームの上端部
分を示す拡大側面図である。 【図8】従来の油圧駆動式1軸破砕機を示す平面構成図
および側面構成図である。 【符号の説明】 1 油圧駆動式1軸破砕機 2 破砕機フレーム 3 破砕室 4 投入口 5 下端開口 6 回転ドラム 7 メッシュスクリーン 8 回転刃 9 固定刃 10 噛み合い位置 11、12 軸受け部 13 第1油圧モータ 14 第2油圧モータ 31、32 側板 33 前板 34 後板 6a 回転軸線 60 ドラム本体 61 第1回転軸 62 第2回転軸 70 スクリーン開閉機構 71 支持ブラケット 72、73 スイングアーム 74 水平支軸 75、76 油圧シリンダ 80 ロック機構 81、82 垂直ピン孔 83 ロックピン 85 水平ピン孔 86 ピン保持孔 A 回転ドラムの回転方向
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成14年5月28日(2002.5.2
8) 【手続補正1】 【補正対象書類名】図面 【補正対象項目名】全図 【補正方法】変更 【補正内容】 【図2】 【図3】 【図1】 【図4】 【図5】 【図6】 【図7】 【図8】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 破砕室に配置された回転ドラムと、この
    外周面に取り付けた回転刃と、破砕機フレームに取り付
    けた固定刃と、前記回転ドラムの外周面の一部に対向配
    置された破砕物粒度管理用のメッシュスクリーンとを有
    し、回転する前記回転ドラムの回転刃と前記固定刃の噛
    み合い位置に破砕対象物を送り込むことにより破砕動作
    を行なう油圧駆動式1軸破砕機において、 前記メッシュスクリーンを、前記回転ドラムの外周面に
    対して一定の間隔で対峙した閉じ位置および当該動作位
    置から退避した開き位置に移動させるためのスクリーン
    開閉機構と、前記メッシュスクリーンを前記閉じ位置に
    ロックするロック機構とを有しており、 前記スクリーン開閉機構は、一端に前記メッシュスクリ
    ーンが取付けられ、他端が前記破砕機フレームの側に回
    転自在の状態で取り付けられているスイングアームと、
    このスイングアームをスイングさせるための油圧シリン
    ダとを備えており、 前記ロック機構は、前記メッシュスクリーンが前記閉じ
    位置および/または前記開き位置に保持されるように、
    前記支持ブラケットをロックするためのロックピンと、
    当該ロックピンが取り外し可能に差し込まれるピン孔と
    を備えていることを特徴とする油圧駆動式1軸破砕機。
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