JP2003320266A - 油圧駆動式1軸破砕機 - Google Patents

油圧駆動式1軸破砕機

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JP2003320266A
JP2003320266A JP2002126741A JP2002126741A JP2003320266A JP 2003320266 A JP2003320266 A JP 2003320266A JP 2002126741 A JP2002126741 A JP 2002126741A JP 2002126741 A JP2002126741 A JP 2002126741A JP 2003320266 A JP2003320266 A JP 2003320266A
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rotary
hydraulic pressure
crusher
rotary drum
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Yasuhiro Yoda
康宏 依田
Katsuya Maruyama
克也 丸山
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MATSUMOTO TEKKOSHO KK
Matsumoto Iron Works Co Ltd
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MATSUMOTO TEKKOSHO KK
Matsumoto Iron Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ドラムを複数台の油圧モータによって効
率良く回転駆動させて、効率の良い破砕動作を実現可能
な油圧駆動式1軸破砕機を提案すること。 【解決手段】 油圧駆動式1軸破砕機1は、回転ドラム
6の両端に同軸状態に取り付けた第1および第2回転軸
61、62をそれぞれ、第1および第2油圧モータ1
3、14により回転させて、破砕動作を行う。油圧モー
タ13、14は、共通の油圧ポンプユニット80に並列
接続され、油圧ポンプユニット80の油圧ポンプ16か
ら吐出する駆動油が共通の油圧分配路83を介して供給
される。第1および第2油圧モータ13、14は同一回
転数で回転するので、回転ドラム6を効率良く回転で
き、従って、効率の良い破砕動作を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物等の破砕対
象物を固定刃と回転刃の間に送り込み、これらの刃の噛
み合い運動によって所定寸法の破砕片となるように破砕
する破砕機に関するものである。さらに詳しくは、回転
刃が取付けられている回転ドラムの回転駆動機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】産業廃棄物等を破砕して所定寸法の破砕
片にする破砕機としては、破砕室内に配置された回転ド
ラムの外周面に取り付けた回転刃と、破砕機フレームの
側に取り付けた固定刃とを備え、油圧駆動式の回転駆動
機構によって回転ドラムを回転させ、回転刃と固定刃の
噛み合い位置に向けて破砕対象物を押付け機構によって
押し付けて破砕を行なう油圧駆動式1軸破砕機が知られ
ている。
【0003】図6(a)および(b)にはこの形式の破
砕機の平面構成および断面構成を示してある。これらの
図に示すように、従来のこの種の破砕機100は筒状の
破砕室101を備え、この破砕室101の上端が破砕対
象物の投入口102とされている。破砕室の底面開口に
は破砕片を落下させるためのメッシュフィルタ103が
取付けられており、このメッシュフィルタ103の直上
位置には、回転ドラム104が水平に配置されている。
【0004】回転ドラム104の外周面には、その軸線
方向に向けて複数個の回転刃105が装着されている。
破砕室の底板106には回転ドラム外周面に対峙させて
複数個の固定刃107が回転ドラム軸線方向に一列状態
に装着されている。
【0005】回転刃105と固定刃107の噛み合い位
置の側方には、押付け機構110が配置されており、こ
の押付け機構110は、破砕室底板106に対して垂直
に配置されている押付け板111と、この押付け板11
1を噛み合い位置に対して水平方向に前後動させる油圧
シリンダ112を備えている。押付け板111は回転ド
ラム104の軸長と同様な幅のものであり、底板106
と、左右のサイド枠113、114と、上部枠115と
によって区画される横長のボックス内から破砕室101
内の噛み合い位置近傍まで突出可能である。
【0006】回転ドラム104の両端には同軸状態で回
転軸104b、104cが取り付けられて、これらが軸
受けを介して回転自在の状態で装置フレームに支持され
ており、一方の回転軸104cは、破砕室外部に配置さ
れている油圧モータ121の回転軸に連結されており、
この油圧モータ121によって回転駆動される。油圧モ
ータ121は、不図示の電動モータによって駆動される
油圧ポンプから供給される油圧により駆動する。
【0007】破砕室投入口102から破砕対象物を投入
すると、破砕対象物は底板106に自重により落下す
る。落下した破砕対象物は、押付け機構110の押付け
板111によって、回転している回転ドラム外周面に装
着されている回転刃105と固定刃107の噛み合い位
置に向けて水平に押し付けられる。この噛み合い位置に
押し付けられることにより、破砕対象物が回転刃および
固定刃の噛み合いによって破砕される。所定寸法に破砕
された破砕片はメッシュフィルタ106を通過して自重
により落下する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この構成の油圧駆動式
1軸破砕機100では、回転ドラム104がその一端面
に同軸状態に取り付けた回転軸104cに連結されてい
る油圧モータ121により回転駆動される。回転ドラム
104の回転トルクを上げるためには油圧モータのサイ
ズを上げると共に回転トルクが伝達される回転軸の径も
大きくする必要がある。また、油圧モータ121から離
れた回転ドラムの位置に配置されている回転刃に負荷が
掛かった場合には、回転軸104cおよび回転ドラム1
04のねじれ角が大きくなり、回転ドラム104の回転
軸線方向に沿って見た場合に各位置における回転刃と固
定刃の隙間のばらつきが大きくなり、設定された粒度で
の破砕動作が行われなくなるという問題点がある。
【0009】そこで、本願人は、回転ドラムの両端に形
成された回転軸を別個の油圧モータにより駆動して、回
転ドラムの軸線方向における各位置での回転刃と固定刃
の隙間のばらつきを抑制でき、しかも、油圧モータのサ
イズおよび回転ドラムの回転軸の径を大きくすることな
く十分な回転トルクを得ることのできる油圧駆動式1軸
破砕機を提案している。
【0010】この構成の破砕機においては、回転ドラム
両端の回転軸を、同期をとって同一回転数で回転駆動し
ないと、回転ドラムの運転効率が低下し、また、回転ト
ルクにむらが発生して、振動が発生するなどの弊害が発
生する可能性がある。
【0011】本発明の課題は、回転ドラムの両端に形成
された回転軸を、別個の油圧モータによってトルクむら
や振動が発生することなく効率良く回転駆動可能な油圧
駆動式1軸破砕機を提案することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、回転ドラムと、この外周面に取り付け
た回転刃と、破砕機フレームに取り付けた固定刃と、前
記回転ドラムの回転駆動機構とを有し、回転する前記回
転ドラムの回転刃と前記固定刃の噛み合い位置に破砕対
象物を送り込むことにより破砕動作を行なう油圧駆動式
1軸破砕機において、前記回転ドラムの回転軸は、当該
回転ドラムの左右の端面にそれぞれ同軸状態に取り付け
られた第1回転軸および第2回転軸を備えており、前記
回転駆動機構は、前記第1回転軸を回転駆動する第1油
圧モータと、前記前記第2回転軸を回転駆動する第2油
圧モータと、これら第1および第2油圧モータに対して
駆動油を供給する油圧供給源と、前記第1および第2油
圧モータの油圧供給ポートに連通している油圧分配路
と、この油圧分配路に前記油圧供給源からの油圧を供給
する油圧供給路とを備えていることを特徴としている。
【0013】第1および第2油圧モータは、油圧供給源
からの油圧が共通の油圧分配路を介して供給される。従
って、双方の油圧モータに供給される油圧は同一に保持
されるので、双方の油圧モータは同一回転数で駆動す
る。
【0014】ここで、前記油圧供給源が複数の油圧ポン
プを備えている場合には、各油圧ポンプからの油圧を、
前記油圧供給路および前記油圧分配路を経由して前記第
1および第2油圧モータに供給すればよい。
【0015】各油圧ポンプの回転数、駆動油吐出量に差
があっても、各油圧ポンプから供給される駆動油は共通
の油圧分配路を介して各油圧モータに配分される。よっ
て、各油圧モータを回転差なく駆動することができるの
で、回転ドラムを効率良く駆動することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した油圧駆動式1軸破砕機の実施例を説明する。
【0017】(全体構成)図1(a)、(b)、(c)
は本例の油圧駆動式1軸破砕機の概略平面図、回転ドラ
ムの回転駆動機構を示す説明図およびその油圧回路を示
す説明図である。図2は本例の破砕機の概略正面図であ
り、図3はその概略断面構成図であり、図4は当該破砕
機における固定刃と回転ドラムの取り付けた回転刃を示
す説明図である。
【0018】これらの図を参照して説明すると、本例の
油圧駆動式1軸破砕機1は破砕機フレーム2を有し、こ
の破砕機フレーム2によって上方に広がった破砕室3が
支持されている。破砕室3の上端開口が破砕対象物の投
入口4とされている。破砕室3の下端開口5には回転ド
ラム6が破砕室幅方向に向けて水平に配置されている。
破砕室3は左右の垂直な側板31、32と、前板および
後板33、34から構成されている。
【0019】回転ドラム6の下側には、当該回転ドラム
外周面の下半部分を覆う状態で、円弧状のメッシュスク
リーン7が取付けられており、この直下の位置が破砕片
回収部2bとなっている。メッシュスクリーン7によっ
て破砕粒度が調整される。
【0020】回転ドラム6の外周面には、その軸線6a
の方向の中心に対して左右対称な状態で螺旋状に複数個
の回転刃8が取付けられている。回転ドラム6の回転方
向(図において矢印Aで示す方向)の手前側の位置には
当該回転ドラム6の外周面に対峙するように、軸線6a
の方向に向けて一列状態で複数個の固定刃9がフレーム
2に取り付けられている。回転ドラム6の回転刃8と固
定刃9の噛み合い位置10の直上位置に向けて、破砕室
3の端板34の下端部分に形成された凹円弧状のガイド
面35が延びている。
【0021】回転ドラム6は、回転刃8が外周面に取り
付けられたドラム本体60と、このドラム本体60の両
端に取り付けられている第1および第2回転軸61、6
2とを備えている。回転軸61、62は破砕室3の左右
の側板31、32を貫通して外部に突出し、破砕室外側
に配置されている軸受部11、12によって回転自在の
状態で支持されている。
【0022】(回転駆動機構)本例の回転ドラム6を回
転駆動するために油圧式回転駆動機構は、回転軸61、
62の外端にそれぞれ同軸状態で連結された油圧モータ
13、14と、一方の油圧モータ13が設置されている
フレーム2に形成したモータ取り付け台2aの下側位置
に配置されている油圧ポンプユニット80とを備えてい
る。油圧ポンプユニット80は、電動機15と、この電
動機15によって駆動される油圧ポンプ16と、この油
圧ポンプ16からの油圧を供給する油圧供給路81と、
この油圧供給路81に介挿されている制御弁82と、油
圧供給路81から供給される油圧を各油圧モータ13、
14に配分する油圧分配路83とを備えている。油圧分
配路83には、各油圧モータ13、14の油圧供給ポー
ト13a、14aが並列接続されている。なお、電動機
15の代わりに内燃機関を駆動源として用いることもで
きる。
【0023】ここで、本例の油圧ポンプユニット80
は、電動機15によって回転駆動される油圧ポンプ1
7、18も備わっている。油圧ポンプ17は後述の押付
け機構20の駆動源として利用され、油圧ポンプ18は
後述のスクリーン開閉機構70の駆動源として利用され
る。
【0024】(押付け機構)次に、本例の油圧駆動式1
軸破砕機1は、投入口4から破砕室3内に投入された破
砕対象物を噛み合い位置10に向けて押し付けるための
押付け機構20が備わっている。押付け機構20は、凹
円弧状のガイド面35に沿って上下に円弧運動可能な押
付け部材21を備えている。押付け部材21の下面はガ
イド面35に対応した凸円弧面21aとされている。
【0025】押付け部材21の両端部は、破砕室側板3
1、32に形成した円弧状のスリット(図示せず)を通
って破砕室外に突き出て、それぞれ、スイングアーム2
2、23の先端部22a、23aに連結されている。ス
イングアーム22、23の基端部22b、23bは、支
持ピン26の両端部分に回転自在に取り付けられてい
る。支持ピン26はブラケット27によって破砕室側板
31、32に支持されている。
【0026】左右のスイングアーム22、23における
中程の位置と、フレーム2との間には、スイングアーム
駆動機構としての油圧シリンダ27が架け渡されてい
る。この油圧シリンダ27には油圧ポンプユニット80
の油圧ポンプ17から駆動油が供給される。この油圧シ
リンダ27を伸縮させると、スイングアーム22、23
がそれらの基端を中心として上下にスイングする。破砕
室の凹円弧状のガイド面35を規定している円弧の中心
とスイングアーム22、23のスイング中心とを一致さ
せてあるので、スイングアーム22、23の先端部22
a、23aに取り付けられている押付け部材21が凹円
弧状のガイド面35に沿って上下に円弧運動を行なう。
【0027】押付け部材21における回転ドラムに面し
ている端面は、回転ドラム6の外周面に対応した凹円弧
状の押付け面21dとされており、押付け部材21が下
方に移動すると、押付け面21dによって破砕対象物が
回転刃8と固定刃9の噛み合い位置10に向けて押し付
けられる。
【0028】(スクリーン開閉機構)一方、本例の油圧
駆動式1軸破砕機1は、回転ドラム6の前側位置におい
て当該回転ドラム6の外周面に対して一定の隙間で対向
配置されている円弧状のメッシュスクリーン7を開閉す
るためのスクリーン開閉機構70が備わっている。本例
のスクリーン開閉機構70は、メッシュスクリーン7が
着脱可能な状態で取り付けられている支持ブラッケット
71と、この支持ブラッケット71の左右を支持してい
る左右一対のスイングアーム72、73と、これらのス
イングアーム72、73の上端を回転自在の状態で支持
している水平支軸74とを有している。
【0029】水平支軸74は破砕室前板33に取り付け
られている。また、左右のスイングアーム72、73
と、左右の破砕室側板31、32との間にはそれぞれ油
圧シリンダ75、76が架け渡されている。油圧シリン
ダ75、76は油圧ポンプ18から供給される駆動油に
よって伸縮する。これらが伸縮することにより、スイン
グアーム72、73が図3において実線で示す閉じ位置
と想像線で示す開き位置の間をスイングする。
【0030】スイングアーム72、73を開くことによ
り、その下端に取り付けられているメッシュスクリーン
7が回転ドラム6の前側位置から離れる。よって、回転
刃8の交換調整や、破砕室3内に詰まっている塵、異物
などの除去作業を行うことができる。
【0031】(破砕動作)このように構成した本例の油
圧駆動式1軸破砕機1による破砕動作を説明する。油圧
ポンプユニット80の電動機15を駆動すると、これに
より駆動される油圧ポンプ16からの油圧は、油圧供給
路81、制御弁82を介して油圧分配路83に供給さ
れ、この油圧分配路83から各油圧モータ13、14に
配分される。これら油圧モータ13、14が回転駆動す
ると、これらに連結されている回転ドラム両端の回転軸
61、62が回転する。換言すると、回転ドラム6が図
4に示す矢印Aの方向に回転する。
【0032】押付け機構20の押付け部材21は図3に
おいて想像線で示す上端位置に待機させておく。この状
態で、投入口4から破砕対象物を破砕室3内に投入する
と、破砕対象物は自重により回転ドラム6上に落下す
る。あるいは前板33、後板34、後板34の下端に形
成されている凹円弧状のガイド面35に沿って自重によ
り滑落する。
【0033】所定量の破砕対象物を投入した後は、油圧
シリンダ27を引くことにより、押付け部材21を図3
において実線で示す下端位置まで移動させる。この結
果、破砕室3内に投入された破砕対象物が回転刃8と固
定刃9の噛み合い位置10に向けて押し付けられ、両刃
8、9にかみ込まれて破砕される。破砕動作が継続して
所定の寸法まで破砕された破砕片は回転ドラム6の下方
に配置されているメッシュスクリーン7を通り抜けて落
下して破砕片回収部2bで回収される。
【0034】本例の破砕機1では、回転ドラム6の両端
に形成された回転軸61、62がそれぞれ油圧モータ1
3、14により回転駆動され、これらの油圧モータ1
3、14は、共通の油圧分配路83を介して油圧が供給
される。従って、双方の油圧モータ13、14は同一回
転数で駆動されるので、回転ドラム6を効率良く回転駆
動させることができる。
【0035】(回転駆動機構の別の例)上記の回転駆動
機構では、油圧モータ13、14を駆動するために単一
の油圧ポンプ16を備えている。この代わりに、複数台
の油圧ポンプを用いて油圧モータ13、14を回転駆動
してもよい。この場合にも、各油圧ポンプから供給され
る油圧を、共通の油圧分配路に供給することにより合流
させた後に、各油圧モータに供給することが望ましい。
各油圧ポンプによって別個に油圧モータ13、14を駆
動する場合には、各油圧ポンプの回転差などに起因する
油吐出量のばらつきによって、各油圧モータ13、14
に回転差が生ずることがある。しかし、各油圧ポンプか
らの油圧を共通の油圧分配路を介して各油圧モータに供
給すれば、このような油吐出量の差を解消できるので、
双方の油圧モータを同一回転数で回転駆動させることが
できる。よって、回転ドラム6を効率良く回転させるこ
とができる。
【0036】図5には、2台の油圧ポンプを備えた油圧
ポンプユニットの例を示してある。この図に示すよう
に、油圧ポンプユニット80Aは、第1電動機151
と、この第1電動機15によって駆動される第1油圧ポ
ンプ161と、第2電動機152と、この第2電動機1
52によって駆動される第2油圧ポンプ162とを備え
ている。この油圧ポンプユニット80Aでは、第1およ
び第2油圧ポンプ161、162から吐出される各駆動
油を合流させた後に、当該駆動油を各油圧モータ13、
14に供給している。第1および第2油圧ポンプ16
1、162に回転数、吐出量の差があっても、各油圧モ
ータ13、14を同一回転数で回転できる。また、第1
および第2の油圧ポンプ161、162のうち、一方の
ポンプあるいは電動機に故障等が発生した場合でも、正
常な他方の油圧ポンプのみを駆動することにより各油圧
モータ13、14に油を供給できる。よって、破砕動作
を継続することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の油圧駆動
式1軸破砕機では、回転ドラムの両端に形成された第1
および第2の回転軸をそれぞれ、第1および第2の油圧
モータにより回転させ、第1および第2油圧モータを共
通の油圧分配路を介して供給される油圧によって駆動す
るようにしている。したがって、各油圧モータを同一回
転させることができるので、回転ドラムを効率良く回転
駆動させて、効率の良い破砕動作を実現できる。
【0038】また、複数台の油圧ポンプを用いて油圧モ
ータを駆動する場合においても、本発明では各油圧ポン
プからの油圧を共通の油圧分配路に導き、ここで合流さ
せた後に各油圧モータに供給している。従って、各油圧
ポンプによって各油圧モータを駆動する場合に発生する
油吐出量差などに起因する油圧モータの回転差を抑制で
き、各油圧モータを同一回転させることができる。よっ
て、回転ドラムを効率良く複数台の油圧モータで回転駆
動できるので、効率の良い破砕動作を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明を適用した油圧駆動式1軸破砕
機の概略平面図であり、(b)はその駆動源である油圧
ポンプユニットの部分を示す説明図であり、(c)は油
圧ポンプユニットの概略油圧回路である。
【図2】図1の破砕機の概略正面図である。
【図3】図1の破砕機の概略断面構成図である。
【図4】図1の破砕機における固定刃と回転ドラムの取
り付けた回転刃を示す説明図である。
【図5】図1の破砕機における油圧ポンプユニットの別
の例を示す説明図である。
【図6】従来の油圧駆動式1軸破砕機を示す平面構成図
および側面構成図である。
【符号の説明】
1 油圧駆動式1軸破砕機 2 破砕機フレーム 3 破砕室 4 投入口 5 下端開口 6 回転ドラム 7 メッシュスクリーン 8 回転刃 9 固定刃 10 噛み合い位置 11、12 軸受け部 13 第1油圧モータ 14 第2油圧モータ 15、151、152 電動機 16、161、162 油圧ポンプ 20 押付け機構 31、32 側板 33 前板 34 後板 6a 回転軸線 60 ドラム本体 61 第1回転軸 62 第2回転軸 70 スクリーン開閉機構 80 油圧ポンプユニット 81 油圧供給路 82 制御弁 83 油圧分配路 A 回転ドラムの回転方向
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月28日(2002.5.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムと、この外周面に取り付けた
    回転刃と、破砕機フレームに取り付けた固定刃と、前記
    回転ドラムの回転駆動機構とを有し、回転する前記回転
    ドラムの回転刃と前記固定刃の噛み合い位置に破砕対象
    物を送り込むことにより破砕動作を行なう油圧駆動式1
    軸破砕機において、 前記回転ドラムの回転軸は、当該回転ドラムの左右の端
    面にそれぞれ同軸状態に取り付けられた第1回転軸およ
    び第2回転軸を備えており、 前記回転駆動機構は、前記第1回転軸を回転駆動する第
    1油圧モータと、前記前記第2回転軸を回転駆動する第
    2油圧モータと、これら第1および第2油圧モータに対
    して駆動油を供給する油圧供給源と、前記第1および第
    2油圧モータの油圧供給ポートに連通している油圧分配
    路と、この油圧分配路に前記油圧供給源からの油圧を供
    給する油圧供給路とを備えていることを特徴とする油圧
    駆動式1軸破砕機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記油圧供給源は複数の油圧ポンプを備えており、 各油圧ポンプからの油圧は、前記油圧供給路および前記
    油圧分配路を経由して前記第1および第2油圧モータに
    供給されることを特徴とする油圧駆動式1軸破砕機。
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