JP2001198485A - 粗大物の破砕装置 - Google Patents
粗大物の破砕装置Info
- Publication number
- JP2001198485A JP2001198485A JP2000011808A JP2000011808A JP2001198485A JP 2001198485 A JP2001198485 A JP 2001198485A JP 2000011808 A JP2000011808 A JP 2000011808A JP 2000011808 A JP2000011808 A JP 2000011808A JP 2001198485 A JP2001198485 A JP 2001198485A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crushing
- screen
- crushed
- divided
- rollers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 対をなす破砕ロールによる粗大物破砕装置に
おいて、上記破砕ロールによる破砕と、さらに該破砕ロ
ール下方に取付けられたスクリーンとにより、再度破砕
する方法が試みられるが、この際、該スクリーンは大型
で、このスクリーンをスクリーン取付台から取り外すに
は、１人の作業員では行えず、多大の労力を要するとい
う問題がある。本発明は、スクリーンを複数に分割する
と共に、スクリーンの交換などの作業が、簡易に迅速
に、一人でも容易に行えるようにした粗大物の破砕装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 筐体内に収納された対をなす平行な回転
軸に破砕刃５，６を取付けて破砕ローラ３，４とし、該
破砕刃５，６の相対する先端部分をラップさせ、供給さ
れる粗大物を破砕して下方に排出する破砕装置１におい
て、それぞれの破砕ローラ３，４の下部に、破砕ローラ
３，４により破砕された破砕物を選別して排出するスク
リーンを配置すると共に、該スクリーンは破砕ローラ
３，４の長手方向に複数に分割して配設する。
おいて、上記破砕ロールによる破砕と、さらに該破砕ロ
ール下方に取付けられたスクリーンとにより、再度破砕
する方法が試みられるが、この際、該スクリーンは大型
で、このスクリーンをスクリーン取付台から取り外すに
は、１人の作業員では行えず、多大の労力を要するとい
う問題がある。本発明は、スクリーンを複数に分割する
と共に、スクリーンの交換などの作業が、簡易に迅速
に、一人でも容易に行えるようにした粗大物の破砕装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 筐体内に収納された対をなす平行な回転
軸に破砕刃５，６を取付けて破砕ローラ３，４とし、該
破砕刃５，６の相対する先端部分をラップさせ、供給さ
れる粗大物を破砕して下方に排出する破砕装置１におい
て、それぞれの破砕ローラ３，４の下部に、破砕ローラ
３，４により破砕された破砕物を選別して排出するスク
リーンを配置すると共に、該スクリーンは破砕ローラ
３，４の長手方向に複数に分割して配設する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は粗大物の破砕装置、
特に比較的破砕し易い粗大物、例えば廃棄プラスチッ
ク、木材、合板等の粗大物を破砕する際、破砕装置のス
クリーンの目詰まりの清掃、摩耗或いは破損時の交換
を、簡易に行えるようにした粗大物の破砕装置に関す
る。
特に比較的破砕し易い粗大物、例えば廃棄プラスチッ
ク、木材、合板等の粗大物を破砕する際、破砕装置のス
クリーンの目詰まりの清掃、摩耗或いは破損時の交換
を、簡易に行えるようにした粗大物の破砕装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の粗大物の破砕装置としては、通常
固定刃と、これに対向して取付けられる回転刃を備えた
回転ローラとよりなる１軸式破砕装置と、対をなす平行
な回転軸に破砕刃を取付けて破砕ローラとし、該破砕刃
の相対する先端部分をラップさせ、供給される粗砕大物
を破砕する２軸式破砕装置、または平行な対をなす上部
破砕ローラと、その下方に配置される下部破砕ローラと
よりなる３軸式破砕装置等が用いられている。
固定刃と、これに対向して取付けられる回転刃を備えた
回転ローラとよりなる１軸式破砕装置と、対をなす平行
な回転軸に破砕刃を取付けて破砕ローラとし、該破砕刃
の相対する先端部分をラップさせ、供給される粗砕大物
を破砕する２軸式破砕装置、または平行な対をなす上部
破砕ローラと、その下方に配置される下部破砕ローラと
よりなる３軸式破砕装置等が用いられている。
【０００３】これらは、その目的等により選別して使用
されているが、２軸破砕装置は比較的安価に提供できる
ため、広い範囲で使用されている。しかし２軸破砕装置
は、平行する２本の破砕ローラにより破砕された破砕物
は、往々にして長尺の短冊状で排出されることががあ
り、このため該破砕ローラの下部に、破砕ローラの外周
面に沿った円弧形のスクリーンを配置し、破砕ローラに
より破砕された破砕物を該スクリーンと破砕ロールとに
より再度破砕する方法が試みられている。
されているが、２軸破砕装置は比較的安価に提供できる
ため、広い範囲で使用されている。しかし２軸破砕装置
は、平行する２本の破砕ローラにより破砕された破砕物
は、往々にして長尺の短冊状で排出されることががあ
り、このため該破砕ローラの下部に、破砕ローラの外周
面に沿った円弧形のスクリーンを配置し、破砕ローラに
より破砕された破砕物を該スクリーンと破砕ロールとに
より再度破砕する方法が試みられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記スクリーンは通常
各破砕ローラそれぞれに対して１枚のスクリーンが対設
されている。しかし、この粗大物を破砕する２軸式破砕
装置は、その作業特質上頑強に製作され、かつ大型の廃
棄プラスチック、木材、合板等をも投入可能なように、
対をなす破砕ローラも１０００ｍｍを越える長いものと
なり、該破砕ローラに対して１枚のスクリーンを使用す
ると、スクリーンも大型化し、重量も大となるものであ
る。
各破砕ローラそれぞれに対して１枚のスクリーンが対設
されている。しかし、この粗大物を破砕する２軸式破砕
装置は、その作業特質上頑強に製作され、かつ大型の廃
棄プラスチック、木材、合板等をも投入可能なように、
対をなす破砕ローラも１０００ｍｍを越える長いものと
なり、該破砕ローラに対して１枚のスクリーンを使用す
ると、スクリーンも大型化し、重量も大となるものであ
る。
【０００５】このスクリーンは、廃棄プラスチック、木
材、合板等の粗大物を、対をなす破砕ローラ間にて破砕
された後、スクリーンに穿孔された穴より下方に落下排
出するようにしているので、破砕作業時にスクリーンの
穴が目詰まりしたり、摩耗したり、更には硬い物質の衝
突等にて変形、破損することがある。斯かる場合、スク
リーンを清掃、又は交換する必要がある。けれどもスク
リーンはスクリーン取付台にボルト止めにて固定されて
おり、しかも１本の破砕ローラに対して１枚の大きなス
クリーンを使用しているため、このスクリーンをスクリ
ーン取付台から取り外すには、１人の作業員では行え
ず、複数の作業者の共同作業が要求され、またさらに多
大の労力を要するという問題があった。
材、合板等の粗大物を、対をなす破砕ローラ間にて破砕
された後、スクリーンに穿孔された穴より下方に落下排
出するようにしているので、破砕作業時にスクリーンの
穴が目詰まりしたり、摩耗したり、更には硬い物質の衝
突等にて変形、破損することがある。斯かる場合、スク
リーンを清掃、又は交換する必要がある。けれどもスク
リーンはスクリーン取付台にボルト止めにて固定されて
おり、しかも１本の破砕ローラに対して１枚の大きなス
クリーンを使用しているため、このスクリーンをスクリ
ーン取付台から取り外すには、１人の作業員では行え
ず、複数の作業者の共同作業が要求され、またさらに多
大の労力を要するという問題があった。
【０００６】本発明はかゝる点に鑑み、粗大物を破砕す
る２軸式破砕装置においても、破砕ローラの長手方向に
対して、スクリーンを複数に分割し、該各スクリーンの
一端をヒンジを介して取り付けることにより、目詰まり
したスクリーンの清掃、破損したスクリーンの交換など
の作業が、簡易に迅速に、一人でも容易に行えるように
した粗大物の破砕装置を提供することを目的とする。
る２軸式破砕装置においても、破砕ローラの長手方向に
対して、スクリーンを複数に分割し、該各スクリーンの
一端をヒンジを介して取り付けることにより、目詰まり
したスクリーンの清掃、破損したスクリーンの交換など
の作業が、簡易に迅速に、一人でも容易に行えるように
した粗大物の破砕装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第１の発明は、筐体内に収納された対をなす平行な回
転軸に破砕刃を取付けて破砕ローラとし、該破砕刃の相
対する先端部分をラップさせ、供給される粗大物を破砕
して下方に排出する破砕装置において、それぞれの破砕
ローラの下部に、破砕ローラにより破砕された破砕物を
選別して排出するスクリーンを配置すると共に、該スク
リーンは破砕ローラの長手方向に複数に分割して配設し
たことを特徴とする。
の第１の発明は、筐体内に収納された対をなす平行な回
転軸に破砕刃を取付けて破砕ローラとし、該破砕刃の相
対する先端部分をラップさせ、供給される粗大物を破砕
して下方に排出する破砕装置において、それぞれの破砕
ローラの下部に、破砕ローラにより破砕された破砕物を
選別して排出するスクリーンを配置すると共に、該スク
リーンは破砕ローラの長手方向に複数に分割して配設し
たことを特徴とする。
【０００８】上記の装置からなる本第１発明によるとき
は、破砕ローラの下部に配設されるスクリーンを、破砕
ローラの長手方向に複数に分割して配設しているため、
１枚のスクリーンが小型化され、重量が軽減されるの
で、目詰まりが生じたとき、或いは破損又は摩耗したと
きにも、分割した比較的小なるスクリーン毎に取り外し
ができ、労力を少なくして簡単に清掃や交換等の作業が
できる。さらには目詰まりや摩耗、破損したスクリーン
のみの清掃、交換などが部分的に行えるので、作業性が
良く、経済的である。
は、破砕ローラの下部に配設されるスクリーンを、破砕
ローラの長手方向に複数に分割して配設しているため、
１枚のスクリーンが小型化され、重量が軽減されるの
で、目詰まりが生じたとき、或いは破損又は摩耗したと
きにも、分割した比較的小なるスクリーン毎に取り外し
ができ、労力を少なくして簡単に清掃や交換等の作業が
できる。さらには目詰まりや摩耗、破損したスクリーン
のみの清掃、交換などが部分的に行えるので、作業性が
良く、経済的である。
【０００９】また、第２の発明は、上記第１の発明にお
いて、分割した各スクリーンは、平行する破砕ローラの
中間位置に配設したスクリーン取付台にヒンジにて開閉
可能に、他端側を外フレームに固定して取り付けたこと
を特徴とする。
いて、分割した各スクリーンは、平行する破砕ローラの
中間位置に配設したスクリーン取付台にヒンジにて開閉
可能に、他端側を外フレームに固定して取り付けたこと
を特徴とする。
【００１０】上記の装置からなる本発明によるときは、
スクリーンは複数に分割すると共に片端をヒンジにて開
閉可能に支持しているため、反対側の固定用ボルトを外
してもスクリーンは急に落下することがないので、清掃
時では、このボルトのみを外すだけでスクリーンは大き
く開口するように開放されるので、わざわざスクリーン
を取り外さなくても目詰まりしている物質をスクリーン
の開口部より簡単に取り除くことができ、さらに目詰ま
りをした穴から物質の除去が簡単となり、さらにはスク
リーン取り外し、取り付け時の作業が安全かつ、簡単に
行える。
スクリーンは複数に分割すると共に片端をヒンジにて開
閉可能に支持しているため、反対側の固定用ボルトを外
してもスクリーンは急に落下することがないので、清掃
時では、このボルトのみを外すだけでスクリーンは大き
く開口するように開放されるので、わざわざスクリーン
を取り外さなくても目詰まりしている物質をスクリーン
の開口部より簡単に取り除くことができ、さらに目詰ま
りをした穴から物質の除去が簡単となり、さらにはスク
リーン取り外し、取り付け時の作業が安全かつ、簡単に
行える。
【００１１】また第３の発明は、上記第１の発明におい
て、分割した各スクリーンの他端側の固定は、相対する
破砕ロールに対して所要間隙を形成すべく外フレームに
上下調整可能に取付けたことを特徴とする。
て、分割した各スクリーンの他端側の固定は、相対する
破砕ロールに対して所要間隙を形成すべく外フレームに
上下調整可能に取付けたことを特徴とする。
【００１２】上記の装置からなる本発明によるときは、
ヒンジで片端が固定されたスクリーンの他端を外フレー
ムに上下調整可能に取付けることにより、該スクリーン
は、相対する破砕ロールに対して間隔を任意に調整する
ことができる。
ヒンジで片端が固定されたスクリーンの他端を外フレー
ムに上下調整可能に取付けることにより、該スクリーン
は、相対する破砕ロールに対して間隔を任意に調整する
ことができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施例
に基づいて説明する。図において、破砕装置１は、筐体
２内に対をなす２本の破砕ローラ３，４を平行に配置
し、それぞれの破砕ローラ３，４には多数の破砕刃５，
６を備える。５ａ，６ａは、破砕ローラ３，４の外周面
に形成する破砕刃５，６のそれぞれの噛込み用切込み部
を示す。両破砕刃５，６はそれぞれの相対する先端部分
をラップさせてスリットカッタ部分を形成すると共に、
両破砕ローラ３，４は歯車機構Ｇにより逆回転され、両
破砕ローラ３，４間上方から投入される粗大物が、対を
なす２本の破砕ローラ３，４間に自然に食い込まれ、破
砕されるようにする。ただし一方の破砕ローラ３は駆動
ローラとし、伝導ベルトＢを介して駆動モータＭに接続
される。破砕ローラの駆動は油圧でも電動でも良い。ま
た、図は伝動ベルトを介して一方の破砕ローラを駆動し
ている例を示したが、モータを直接軸に設置して、各破
砕ローラを駆動させても良い。
に基づいて説明する。図において、破砕装置１は、筐体
２内に対をなす２本の破砕ローラ３，４を平行に配置
し、それぞれの破砕ローラ３，４には多数の破砕刃５，
６を備える。５ａ，６ａは、破砕ローラ３，４の外周面
に形成する破砕刃５，６のそれぞれの噛込み用切込み部
を示す。両破砕刃５，６はそれぞれの相対する先端部分
をラップさせてスリットカッタ部分を形成すると共に、
両破砕ローラ３，４は歯車機構Ｇにより逆回転され、両
破砕ローラ３，４間上方から投入される粗大物が、対を
なす２本の破砕ローラ３，４間に自然に食い込まれ、破
砕されるようにする。ただし一方の破砕ローラ３は駆動
ローラとし、伝導ベルトＢを介して駆動モータＭに接続
される。破砕ローラの駆動は油圧でも電動でも良い。ま
た、図は伝動ベルトを介して一方の破砕ローラを駆動し
ている例を示したが、モータを直接軸に設置して、各破
砕ローラを駆動させても良い。
【００１４】図中、１０，１１は、投入粗大物中の比較
的小なる物質が破砕ローラ３，４と筐体内面との間より
破砕されないまま下部に落下するのを防止する遮蔽板を
示し、該遮蔽板１０，１１は破砕刃５，６の通過を許容
するよう櫛歯状に形成されて、平行に配設される破砕ロ
ーラ３，４の外側にそれぞれ配置し、筐体２に固定され
る。ただし該遮蔽板１０，１１は破砕ローラ３，４に接
触しないものとする。
的小なる物質が破砕ローラ３，４と筐体内面との間より
破砕されないまま下部に落下するのを防止する遮蔽板を
示し、該遮蔽板１０，１１は破砕刃５，６の通過を許容
するよう櫛歯状に形成されて、平行に配設される破砕ロ
ーラ３，４の外側にそれぞれ配置し、筐体２に固定され
る。ただし該遮蔽板１０，１１は破砕ローラ３，４に接
触しないものとする。
【００１５】また、図中３０，４０は、それぞれ破砕ロ
ーラ３，４の下部に配置されたスクリーンを示す。この
スクリーン３０，４０は、破砕ローラ３，４間にて所定
の大きさに破砕された粗大物の砕片のみが下部に落下排
出されるように、それぞれ多数の穴３０ｈ，４０ｈを穿
孔し、破砕ローラ３，４に取り付けられた破砕刃５、６
の回転軌跡５ｂ，６ｂの外周面に沿いやすくするために
若干、湾曲して形成し、筐体２に取付けられる。例え
ば、このスクリーン３０，４０の湾曲曲線は、破砕刃の
回転軌跡より大きく形成されるが、このスクリーン３
０，４０の中央側、即ち両スクリーンとの合致部にヒン
ジ８ａ，８ｂを介してスクリーン取付台７に支持し、破
砕刃５，６の回転軌跡５ｂ，６ｂと近接位置に取り付け
る。
ーラ３，４の下部に配置されたスクリーンを示す。この
スクリーン３０，４０は、破砕ローラ３，４間にて所定
の大きさに破砕された粗大物の砕片のみが下部に落下排
出されるように、それぞれ多数の穴３０ｈ，４０ｈを穿
孔し、破砕ローラ３，４に取り付けられた破砕刃５、６
の回転軌跡５ｂ，６ｂの外周面に沿いやすくするために
若干、湾曲して形成し、筐体２に取付けられる。例え
ば、このスクリーン３０，４０の湾曲曲線は、破砕刃の
回転軌跡より大きく形成されるが、このスクリーン３
０，４０の中央側、即ち両スクリーンとの合致部にヒン
ジ８ａ，８ｂを介してスクリーン取付台７に支持し、破
砕刃５，６の回転軌跡５ｂ，６ｂと近接位置に取り付け
る。
【００１６】このスクリーン３０と、スクリーン４０と
は、同じ形態であるので、以下スクリーン３０について
詳細に説明する。スクリーン３０は、破砕ローラ３の長
手方向に複数に、ほぼ等間隔になるようにして２〜４に
分割する。図に示す実施例では、スクリーン３０，４０
をそれぞれ３等分に、計６分割としたものであるが、こ
れはスクリーン３０と、スクリーン４０の大きさによっ
て、２〜４に分割（計４〜８に分割）するもので、複数
に分割された各分割スクリーン３１，３２，３３及び４
１，４２，４３（以下総称するときは、分割スクリーン
３１という）はみな同じ形態とし、以下一方の分割スク
リーン３１〜３３について説明する。
は、同じ形態であるので、以下スクリーン３０について
詳細に説明する。スクリーン３０は、破砕ローラ３の長
手方向に複数に、ほぼ等間隔になるようにして２〜４に
分割する。図に示す実施例では、スクリーン３０，４０
をそれぞれ３等分に、計６分割としたものであるが、こ
れはスクリーン３０と、スクリーン４０の大きさによっ
て、２〜４に分割（計４〜８に分割）するもので、複数
に分割された各分割スクリーン３１，３２，３３及び４
１，４２，４３（以下総称するときは、分割スクリーン
３１という）はみな同じ形態とし、以下一方の分割スク
リーン３１〜３３について説明する。
【００１７】分割スクリーン３１，３２，３３は、図
１、図２に示すように、平行する破砕ローラの中間位置
に配設したスクリーン取付台側の両端に、ヒンジ８ａ，
８ａを設けてスクリーン取付台７に対して開閉可能に取
り付ける。このためスクリーン取付台側にも分割スクリ
ーン３１側のヒンジ８ａ，８ａと対向する位置にそれぞ
れヒンジ８ｂ，８ｂを取り付け、該分割スクリーン側及
びスクリーン取付台側の両ヒンジ間に軸８ｃを挿通する
ようにして、該ヒンジ部にて分割スクリーン３１，３
２，３３が下方向に垂れ下がるように、即ちスクリーン
取付台７に対して各分割スクリーン３１，３２，３３が
開閉可能とする。スクリーン取付台７に隣接する分割ス
クリーン３１，３２，３３の間隔は、その間隔を未破砕
物が下方に落下しない程度として、恰も１つのスクリー
ンの如く構成する。
１、図２に示すように、平行する破砕ローラの中間位置
に配設したスクリーン取付台側の両端に、ヒンジ８ａ，
８ａを設けてスクリーン取付台７に対して開閉可能に取
り付ける。このためスクリーン取付台側にも分割スクリ
ーン３１側のヒンジ８ａ，８ａと対向する位置にそれぞ
れヒンジ８ｂ，８ｂを取り付け、該分割スクリーン側及
びスクリーン取付台側の両ヒンジ間に軸８ｃを挿通する
ようにして、該ヒンジ部にて分割スクリーン３１，３
２，３３が下方向に垂れ下がるように、即ちスクリーン
取付台７に対して各分割スクリーン３１，３２，３３が
開閉可能とする。スクリーン取付台７に隣接する分割ス
クリーン３１，３２，３３の間隔は、その間隔を未破砕
物が下方に落下しない程度として、恰も１つのスクリー
ンの如く構成する。
【００１８】また、分割スクリーン３１，３２，３３の
他端側、即ち反ヒンジ側には、外フレーム９にボルト２
０にて固定する取付板２１を一体に取り付ける。この取
付板２１はフランジの如く形成され、分割スクリーンが
相対する破砕ロールに対して所要の間隙に調整可能とす
べく、外フレーム９もしくは取付板２１には長孔２２を
穿孔し、ボルト２０にて固定する。２３は補助ボルトを
示し、分割スクリーン３１を破砕ロールに対して、その
距離を調整する調整ボルトを示す。なお、各分割スクリ
ーン３１，３２，３３は、頑丈に製作され、粗大物の破
砕時にも変形、破損しないようにする。
他端側、即ち反ヒンジ側には、外フレーム９にボルト２
０にて固定する取付板２１を一体に取り付ける。この取
付板２１はフランジの如く形成され、分割スクリーンが
相対する破砕ロールに対して所要の間隙に調整可能とす
べく、外フレーム９もしくは取付板２１には長孔２２を
穿孔し、ボルト２０にて固定する。２３は補助ボルトを
示し、分割スクリーン３１を破砕ロールに対して、その
距離を調整する調整ボルトを示す。なお、各分割スクリ
ーン３１，３２，３３は、頑丈に製作され、粗大物の破
砕時にも変形、破損しないようにする。
【００１９】上記構成において、比較的破砕し易い粗大
物、例えば廃棄プラスチック、木材、合板等の粗大物
を、本発明破砕装置の対向する破砕ローラ３，４間の上
から供給するとその粗大物は、まず回転する破砕ローラ
３，４の両破砕刃５，６により破砕されて下方に排出さ
れ、該破砕物のうち、比較的小物はスクリーン３０，４
０の穿孔３０ｈ，４０ｈを通過して下方に落下する。そ
の他の未破砕物及び比較的大型の破砕物は、この回転す
る破砕ローラ３，４とスクリーンとにより破砕され、穿
孔３０ｈ、４０ｈから排出されない大型のものは、破砕
ロールの回転（必要によっては逆回転）により持ち上げ
られ、再び回転する破砕ローラ３，４の破砕刃により再
度破砕され、小物となった破砕物のみがスクリーンの穿
孔３０ｈ，４０ｈから外部に排出される。
物、例えば廃棄プラスチック、木材、合板等の粗大物
を、本発明破砕装置の対向する破砕ローラ３，４間の上
から供給するとその粗大物は、まず回転する破砕ローラ
３，４の両破砕刃５，６により破砕されて下方に排出さ
れ、該破砕物のうち、比較的小物はスクリーン３０，４
０の穿孔３０ｈ，４０ｈを通過して下方に落下する。そ
の他の未破砕物及び比較的大型の破砕物は、この回転す
る破砕ローラ３，４とスクリーンとにより破砕され、穿
孔３０ｈ、４０ｈから排出されない大型のものは、破砕
ロールの回転（必要によっては逆回転）により持ち上げ
られ、再び回転する破砕ローラ３，４の破砕刃により再
度破砕され、小物となった破砕物のみがスクリーンの穿
孔３０ｈ，４０ｈから外部に排出される。
【００２０】いま、スクリーンに目詰まりが生じると、
破砕装置を止めて目詰まりが生じた処の分割スクリーン
のボルト２０Ｂを外すと、該分割スクリーンは、ヒンジ
８ａ，８ｂ部にて支持されて下方に垂れ下がるようにし
て開放される。この状態ではスクリーン部が大きく口を
開けたようになっているので、作業者はスクリーンをフ
レームから完全に取り外さなくてもここから簡単に清掃
することができる。この分割スクリーンは比較的軽く、
従ってその着脱操作は容易に行うことができる。
破砕装置を止めて目詰まりが生じた処の分割スクリーン
のボルト２０Ｂを外すと、該分割スクリーンは、ヒンジ
８ａ，８ｂ部にて支持されて下方に垂れ下がるようにし
て開放される。この状態ではスクリーン部が大きく口を
開けたようになっているので、作業者はスクリーンをフ
レームから完全に取り外さなくてもここから簡単に清掃
することができる。この分割スクリーンは比較的軽く、
従ってその着脱操作は容易に行うことができる。
【００２１】また、分割スクリーンが設定された規定値
まで摩耗したとき、或いは変形などにより破損したとき
には、同様にして破損又は摩耗した部分の分割スクリー
ンのボルト２０を外し、次にこのボルトを外した位置の
ヒンジ軸を外して、１枚の分割スクリーンをスクリーン
取付台及び外フレームから取り外して、新しい分割スク
リーンと交換する。取り付けは取り外し時と反対にし
て、ヒンジ側から取り付け、次にボルトを締結して行
う。このスクリーンは分割されていて、大きさも重量も
小となっているため、取り外し、取り付けも簡単に行え
る。
まで摩耗したとき、或いは変形などにより破損したとき
には、同様にして破損又は摩耗した部分の分割スクリー
ンのボルト２０を外し、次にこのボルトを外した位置の
ヒンジ軸を外して、１枚の分割スクリーンをスクリーン
取付台及び外フレームから取り外して、新しい分割スク
リーンと交換する。取り付けは取り外し時と反対にし
て、ヒンジ側から取り付け、次にボルトを締結して行
う。このスクリーンは分割されていて、大きさも重量も
小となっているため、取り外し、取り付けも簡単に行え
る。
【００２２】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、筐体内
に収納された対をなす平行な回転軸に破砕刃を取付けて
破砕ローラとし、該破砕刃の相対する先端部分をラップ
させ、供給される粗大物を破砕して下方に排出する破砕
装置において、破砕ローラの下部に配設されるスクリー
ンを、破砕ローラの長手方向に複数に分割して配設して
いるため、１枚のスクリーンが小型化され、重量が軽減
されるので、目詰まりが生じたとき、破損又は摩耗した
ときにも、分割した比較的小なるスクリーン毎に取り外
しができ、労力を少なくして簡単に清掃や交換等の作業
ができ、さらには目詰まりや摩耗、破損したスクリーン
のみの清掃、交換などが部分的に行えるので、作業性が
良く、経済的である。また、請求項２記載の発明におい
ては、複数に分割された各スクリーンを、その片端をヒ
ンジにて開閉可能に支持しているため、反対側の固定用
ボルトを外してもスクリーンは急に落下することがない
ので、清掃時では、このボルトのみを外すだけでスクリ
ーンは大きく開口して目詰まりしている物質を簡単に取
り除くことができ、さらに目詰まり物質の穴からの除去
が簡単となり、さらにはスクリーン取り外し、取り付け
時の作業が安全に、簡単に行える。また、請求項３記載
の発明によるときは、ヒンジで片端が固定された状態
で、他端を上下調整可能に取付けたことにより、相対す
る破砕ロールとの間隔の調整を容易に行うことができ
る。
に収納された対をなす平行な回転軸に破砕刃を取付けて
破砕ローラとし、該破砕刃の相対する先端部分をラップ
させ、供給される粗大物を破砕して下方に排出する破砕
装置において、破砕ローラの下部に配設されるスクリー
ンを、破砕ローラの長手方向に複数に分割して配設して
いるため、１枚のスクリーンが小型化され、重量が軽減
されるので、目詰まりが生じたとき、破損又は摩耗した
ときにも、分割した比較的小なるスクリーン毎に取り外
しができ、労力を少なくして簡単に清掃や交換等の作業
ができ、さらには目詰まりや摩耗、破損したスクリーン
のみの清掃、交換などが部分的に行えるので、作業性が
良く、経済的である。また、請求項２記載の発明におい
ては、複数に分割された各スクリーンを、その片端をヒ
ンジにて開閉可能に支持しているため、反対側の固定用
ボルトを外してもスクリーンは急に落下することがない
ので、清掃時では、このボルトのみを外すだけでスクリ
ーンは大きく開口して目詰まりしている物質を簡単に取
り除くことができ、さらに目詰まり物質の穴からの除去
が簡単となり、さらにはスクリーン取り外し、取り付け
時の作業が安全に、簡単に行える。また、請求項３記載
の発明によるときは、ヒンジで片端が固定された状態
で、他端を上下調整可能に取付けたことにより、相対す
る破砕ロールとの間隔の調整を容易に行うことができ
る。
【図１】本発明の実施例を示し、図３におけるＸーＸ線
に沿う拡大した断面図である。
に沿う拡大した断面図である。
【図２】本発明のスクリーン部の底面図である。
【図３】本発明の粗大物の破砕装置の全体概略説明図で
ある。
ある。
【図４】分割スクリーンの１枚を示す展開図で、（Ａ）
は平面図、（Ｂ）は側面図である。
は平面図、（Ｂ）は側面図である。
１ 破砕装置 ３ 破砕ローラ ４ 破砕ローラ ５ 破砕刃 ６ 破砕刃 ７ スクリーン取付台 ８ａ，８ｂ ヒンジ ９ 外フレーム ２０ ボルト ２１ 取付板 ３０，４０ スクリーン ３１〜３３ 分割スクリーン ４１〜４３ 分割スクリーン
Claims (3)
- 【請求項１】 筐体内に収納された対をなす平行な回転
軸に破砕刃を取付けて破砕ローラとし、該破砕刃の相対
する先端部分をラップさせ、供給される粗大物を破砕し
て下方に排出する破砕装置において、それぞれの破砕ロ
ーラの下部に、破砕ローラにより破砕された破砕物を選
別して排出するスクリーンを配置すると共に、該スクリ
ーンは破砕ローラの長手方向に複数に分割して配設した
ことを特徴とする粗大物の破砕装置。 - 【請求項２】 分割した各スクリーンは、平行する破砕
ローラの中間位置に配設したスクリーン取付台にヒンジ
にて開閉可能に、他端側を外フレームに固定して取り付
けたことを特徴とする請求項１記載の粗大物の破砕装
置。 - 【請求項３】 分割した各スクリーンの他端側の固定
は、相対する破砕ロールに対して所要間隙を形成すべく
外フレームに上下調整可能に取付けたことを特徴とする
請求項１又は２記載の粗大物の破砕装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000011808A JP2001198485A (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | 粗大物の破砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000011808A JP2001198485A (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | 粗大物の破砕装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001198485A true JP2001198485A (ja) | 2001-07-24 |
Family
ID=18539626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000011808A Pending JP2001198485A (ja) | 2000-01-20 | 2000-01-20 | 粗大物の破砕装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001198485A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7789334B2 (en) | 2004-02-19 | 2010-09-07 | Kabushiki Kaisha Kinki | Shredding machine and shredding method |
| CN107614109A (zh) * | 2015-07-15 | 2018-01-19 | 三菱重工环境·化学工程株式会社 | 破碎机 |
| CN111500863A (zh) * | 2020-04-13 | 2020-08-07 | 深圳市翠绿黄金精炼有限公司 | 一种黄金生产提炼装置 |
| CN114733601A (zh) * | 2022-03-25 | 2022-07-12 | 河南省中医药研究院 | 一种高血压治疗用中医护理粉碎装置及方法 |
-
2000
- 2000-01-20 JP JP2000011808A patent/JP2001198485A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7789334B2 (en) | 2004-02-19 | 2010-09-07 | Kabushiki Kaisha Kinki | Shredding machine and shredding method |
| CN107614109A (zh) * | 2015-07-15 | 2018-01-19 | 三菱重工环境·化学工程株式会社 | 破碎机 |
| CN107614109B (zh) * | 2015-07-15 | 2019-05-10 | 三菱重工环境·化学工程株式会社 | 破碎机 |
| CN111500863A (zh) * | 2020-04-13 | 2020-08-07 | 深圳市翠绿黄金精炼有限公司 | 一种黄金生产提炼装置 |
| CN114733601A (zh) * | 2022-03-25 | 2022-07-12 | 河南省中医药研究院 | 一种高血压治疗用中医护理粉碎装置及方法 |
| CN114733601B (zh) * | 2022-03-25 | 2023-03-03 | 河南省中医药研究院 | 一种高血压治疗用中医护理粉碎装置及方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3642733B2 (ja) | 合わせガラスをガラス片と中間膜片とに分離して回収する装置 | |
| JP3188909B2 (ja) | ２軸破砕機 | |
| US6241170B1 (en) | Industrial shredders and novel components therefor | |
| US4848682A (en) | Double bladed rock crusher | |
| CA1185580A (en) | Roll-crusher | |
| US5516050A (en) | Industrial Rotary Shredder | |
| JP2001219090A (ja) | 粗大物破砕装置 | |
| US20020074435A1 (en) | Flour milling roll machine having front door and roll cover with fulcrum axes for exposing rolls easily | |
| JP2001198485A (ja) | 粗大物の破砕装置 | |
| KR100686324B1 (ko) | 4축 파쇄장치 | |
| JPH09122523A (ja) | 茶葉の粉砕加工装置 | |
| JP4319086B2 (ja) | 木質系粉砕装置 | |
| JP2004538138A (ja) | 粉砕装置用の側部取り外し式スクリーンシステム | |
| JP3624115B2 (ja) | 粗大物の破砕装置 | |
| JPH0938515A (ja) | 破砕機 | |
| JP2001205126A (ja) | 粗大物破砕機の安全装置 | |
| CN211160016U (zh) | 一种金属物料的粉碎装置 | |
| KR200351358Y1 (ko) | 파쇄력이 향상된 삼축 파쇄기 | |
| JPH06254428A (ja) | 粗大物破砕装置 | |
| JP3038303B2 (ja) | 高速粉砕装置 | |
| CN217120388U (zh) | 一种小型破碎设备 | |
| JP3566912B2 (ja) | 破砕装置 | |
| JP3126091B2 (ja) | ボードの粉砕処理装置 | |
| JPH07845A (ja) | 二軸剪断式破砕装置 | |
| JPH0425287Y2 (ja) |