JP2004031800A - チップ型複合部品及び複合部品の製造方法 - Google Patents

チップ型複合部品及び複合部品の製造方法 Download PDF

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Yuji Terasawa
寺澤 裕次
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Abstract

【目的】少ない占有面積でサーミスタ自体の自己発熱があっても周囲の温度検知を正確に行うことが出来るサーミスタ部品を提供する。
【構成】中央部にビアホール5を配設したアルミナ基体1の一方面の一方端部近傍に内部電極A2を形成し、その上にサーミスタ層3を形成し、サーミスタ層3上部よりアルミナ基体1の中央部ビアホール5にかけて内部電極B4を形成する。アルミナ基体1の他方面の中央部のビアホール5部分から他方端部に向けて内部電極C6を形成し、内部電極C6を覆うように抵抗体層7を形成し、抵抗体層7上からアルミナ基体1の他方端部にかけて内部電極D8を形成する。なお、内部電極B4、内部電極C6の中央アルミナ基体1の部分はアルミナ基体1の両側面端部に延出する延出部を備えている。両端部に端子電極A8、端子電極B9を、両側面に側面電極10、11を形成する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、絶縁材料で構成した基体の両表面上にサーミスタと抵抗素子を形成してなるチップ型複合部品及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一定電圧を印加する回路にて、例えばNTCサーミスタを使用した場合、サーミスタを動作状態とするとサーミスタの電流が流れ、どうしても温度上昇が起きる。温度上昇が起きると、サーミスタの特性からサーミスタの抵抗値が減少するため消費電力が増加し、サーミスタ自体の自己発熱により周囲の温度検知を正確に行うことが出来なくなる。
【0003】
即ち、消費電力(W)={電圧(V)}/抵抗値(R)であり、温度上昇に伴って抵抗値が減少すればサーミスタに印加される電力が増加してしまう。このためますます温度上昇が進むという悪循環を引き起こしてしまう。
【0004】
従来はこのようなサーミスタに供給される電力の増加を抑えるために直列に抵抗素子を接続して、温度上昇によるサーミスタの抵抗値減少に伴う印加電力の上昇(サーミスタの自己発熟量の上昇)を直列に接続された抵抗に電圧を分圧することにより防ぎ、温度の誤検知を防ぐ方法が取られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来は抵抗素子とサーミスタをそれぞれ個別に用意し、例えば基板上に実装することにより直列接続を実現していた。このため、どうしてもサーミスタと抵抗素子それぞれの実装スペースが必要であり、小型化には限界があった。
【0006】
小型化のためにひとつのチップにサーミスタと抵抗素子とを搭載するものもあったが、例えば、特開2000−124008号に記載のように、従来の積層技術ではサーミスタと抵抗素子を並列に接続することが出来るに過ぎなかった。このため、サーミスタと抵抗を直列に接続した複合チップの実現が待たれていた。
【0007】
また、サーミスタと抵抗とを直列に接続しても、サーミスタと抵抗との合成特性が検出できるのみでは、温度変化に対するサーミスタの抵抗変化を適切に検知できなくなる虞がある。
【0008】
例えば、サーミスタの例えば25度C時の抵抗値が200Ωであり、直列に接続された抵抗が1MΩであるような場合では、周囲の温度変化に対する抵抗値の変化は数十Ω程度であり、合成の抵抗値で見るとほんのわずかな変化となるため、実用的には不十分な部品となってしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した課題を解決することを目的としてなされたもので、サーミスタと抵抗を1チップで直列に接続した複合チップその製造方法を提供することにより、少ない占有面積でサーミスタ自体の自己発熱があっても周囲の温度変化を確実に検知可能なことを目的とする。そして、係る目的を達成し、上述した課題を解決する一手段として例えば以下の構成を備える。
【0010】
即ち、絶縁材料で構成した基体の両面上にサーミスタと抵抗素子を形成してなるチップ型複合部品であって、前記基体の一方面上の一方端部側に形成されたサーミスタ層と、前記基体の他方面上の他方端部側に形成された抵抗体層と、前記基体の一方端部端面から前記サーミスタ層の一方面に形成される第1の電極と、前記基体の他方端部端面から前記抵抗体層の一方面に形成される第2の電極と、前記サーミスタ層の他方面から前記基体中央部に形成された第3の電極と、前記抵抗体層の他方面から前記基体中央部に形成された第4の電極と、前記第3の電極と前記第4の電極とを互いに接続する前記基体を貫通して形成されたビアホールとを備え、前記第1の電極からサーミスタ層、第3の電極、ビアホール、第4の電極、抵抗体層、第2の電極が直列に接続され、さらに前記第3の電極或いは前記第4の電極の少なくとも一方の電極は前記基体中央部から前記基体側面に延出する延出部を有することを特徴とする。
【0011】
そして例えば、前記基体の一方面上に前記第1の電極を形成し、前記1の電極上から前記基体中央部上に前記サーミスタ層を形成し、前記サーミスタ層上から前記基体上に前記第3電極を形成し、前記基体の他方面上に前記第4の電極を形成し、前記第4電極上から前記基体上に前記抵抗体層を形成し、前記抵抗体層上から前記基体の他方端部に前記第2の電極を形成してなることを特徴とする。
【0012】
また例えば、前記基体の一方面上に前記第1の電極を形成し、前記1の電極上から前記基体中央部上に前記サーミスタ層を形成し、前記サーミスタ層上から前記基体上に前記第3電極を形成し、前記基体の他方面上に前記第2の電極を形成し、前記第2電極上から前記基体上に前記抵抗体層を形成し、前記抵抗体層上から前記基体上に前記第4の電極を形成してなることを特徴とする。
【0013】
さらに例えば、前記基体の一方面上に前記第3の電極を形成し、前記3の電極上から前記基体の一方端部上に前記サーミスタ層を形成し、前記サーミスタ層上から前記基体の一方端部に前記第1電極を形成し、前記基体の他方面上に前記第4の電極を形成し、前記第4電極上から前記基体上に前記抵抗体層を形成し、前記抵抗体層上から前記基体の他方端部に前記第2の電極を形成してなることを特徴とする。
【0014】
また例えば、前記基体の一方面上に前記第1の電極及び第3の電極を所定間隔で形成し、前記1の電極と前記第3の電極をまたいで前記基体一方面上に前記サーミスタ層を形成し、前記基体の他方面上に前記第2の電極及び第4の電極を所定間隔で形成し、前記2の電極と前記第4の電極をまたいで前記基体一方面上に前記抵抗体層を形成してなることを特徴とする。
【0015】
さらに例えば、その後、端部を除く基体の両表面にコート層を形成して保護コートとすると共に、前記第1の電極及び前記第2の電極にそれぞれ接続された外部接続電極を形成し、さらに前記第3の電極或いは前記第4の電極の延出部の前記基体側面に接続された側面電極端子を形成することを特徴とする。
【0016】
また例えば、前記基体表面のいずれかの面の前記保護コートに表示材を付加して前記サーミスタ層あるいは前記抵抗体層の形成面を識別可能とすることを特徴とする。
【0017】
または、絶縁材料で構成した基体の両表面上にサーミスタと抵抗素子を形成してなるチップ型複合部品の製造方法であって、前記基体の中央部を貫通するビアホールを形成するビアホール形成工程と、前記基体の一方面上の一方端部から中央に延出する第1の電極を形成する第1電極形成工程と、前記1の電極上から前記基体中央部上に前記サーミスタ層を形成するサーミスタ層形成工程と、前記サーミスタ層上から前記基体上に形成され前記ビアホールにいたる第3の電極を形成する第3電極形成工程と、前記基体の他方面上の中央部の前記ビアホールから他方端部方向に前記第4の電極を形成する第4電極形成工程と、前記第4電極上から前記基体上に抵抗体層を形成する抵抗体層形成工程と、前記抵抗体層上から前記基体の他方端部に前記第2の電極を形成する第2電極形成工程とを有し、前記第3電極形成工程或いは前記第4電極形成工程の少なくとも一方の電極形成工程においては電極に前記基体中央部から前記基体側面に延出する延出部を形成するチップ型複合部品の製造方法とすることを特徴とする。
【0018】
さらにまた、絶縁材料で構成した基体の両表面上にサーミスタと抵抗素子を形成してなるチップ型複合部品の製造方法であって、前記基体の中央部を貫通するビアホールを形成するビアホール形成工程と、前記基体の一方面上の一方端部から中央に延出する第1の電極を形成する第1電極形成工程と、前記1の電極上から前記基体中央部上に前記サーミスタ層を形成するサーミスタ層形成工程と、前記サーミスタ層上から前記基体上に形成され前記ビアホールにいたる第3の電極を形成する第3電極形成工程と、前記基体の他方面上の他方端部より中央に延出する第2の電極を形成する第2電極形成工程と、前記第2の電極上から前記基体中央部上に抵抗体層を形成する抵抗体層形成工程と、前記抵抗体層上面から前記基体上に形成され、前記ビアホールにいたる第4の電極を形成する第4電極形成工程を有し、前記第3電極形成工程或いは前記第4電極形成工程の少なくとも一方の電極形成工程においては電極に前記基体中央部から前記基体側面に延出する延出部を形成するチップ型複合部品の製造方法とすることを特徴とする。
【0019】
また、絶縁材料で構成した基体の両表面上にサーミスタと抵抗素子を形成してなるチップ型複合部品の製造方法であって、前記基体の中央部を貫通するビアホールを形成するビアホール形成工程と、前記基体の一方面上の前記ビアホールから一方端部方向に第3の電極を形成する第3電極形成工程と、前記3の電極上から前記基体の一方端部近傍上にサーミスタ層を形成するサーミスタ層形成工程と、前記サーミスタ層上から前記基体の一方端部面に第1の電極を形成する第1電極形成工程と、前記基体の他方面上の前記ビアホールから他方端部方向に第4の電極を形成する第4電極形成工程と、前記4の電極上から前記基体他方端部近傍上に抵抗体層を形成する抵抗体層形成工程と、前記抵抗体層上から前記基体の他方端部面に第2の電極を形成する第2電極形成工程とを有し、前記第3電極形成工程或いは前記第4電極形成工程の少なくとも一方の電極形成工程においては電極に前記基体中央部から前記基体側面に延出する延出部を形成するチップ型複合部品の製造方法とすることを特徴とする。
【0020】
さらにまた、絶縁材料で構成した基体の両表面上にサーミスタと抵抗素子を形成してなるチップ型複合部品の製造方法であって、前記基体の中央部を貫通するビアホールを形成するビアホール形成工程と、前記基体の一方面上の一方端部面から中央部に第1の電極を形成する第1電極形成工程と、前記第1の電極の中央部と所定の間隔を有し前記ビアホールにいたる第3の電極を形成する第3電極形成工程と、前記1の電極と前記第3の電極をまたいでサーミスタ層を形成するサーミスタ層形成工程と、前記基体の他方面上の他方端部面から中央部に第2の電極を形成する第2電極形成工程と、前記第2の電極の中央部と所定の間隔を有し前記ビアホールにいたる第4の電極を形成する第3電極形成工程と、前記2の電極と前記第4の電極をまたいで抵抗体層を形成する抵抗体層形成工程とを有し、前記第3電極形成工程或いは前記第4電極形成工程の少なくとも一方の電極形成工程においては電極に前記基体中央部から前記基体側面に延出する延出部を形成するチップ型複合部品の製造方法とすることを特徴とする。
【0021】
そして例えば、その後、端部を除く基体の両表面にコート層を形成して保護コートとする保護コート形成工程と、前記第1の電極及び前記第2の電極にそれぞれ接続された外部接続電極を形成する外部電極形成工程と、前記第3の電極或いは前記第4の電極の延出部の前記基体側面に接続された側面電極端子を形成する側面電極形成工程とを有することを特徴とする。
【0022】
また例えば、前記基体表面の少なくとも一方の面の前記保護コートに表示材を付加する表示材付加工程を有するチップ型複合部品の製造方法とすることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。
〔第1の実施の形態例〕
図1は本発明に係る一発明の実施の形態例の複合チップの構成を説明するための断面図、図2は本実施の形態例の複合チップ基体の一方面における構造を説明するための図、図3は本実施の形態例の複合チップ基体の他方面の構造を説明するための図であり、図1のA−Aが基体の一方面、B−Bが基体の他方面である。なお、図1は図2のC−C面の断面を示している。
【0024】
本実施の形態例では、アルミナ基体の両表面にサーミスタと抵抗体とを接続し、中間部をビアホールで接続した場合を複合チップの例として説明する。
【0025】
図において、1は電気絶縁性を有するアルミナ基体であり、アルミナ基体1はアルミナ焼結体により形成されている。本実施の形態例では、複合チップ完成時にほぼ実装面積1.28mm(1.6mm×0.8mm×0.8mmサイズの複合チップ)程度に成形する。
【0026】
2はアルミナ基体1の一方面(図1のA−A面)の一方端部端面より中央部にかけて形成された内部電極A、3は内部電極A2の端部を除く全面を覆いアルミナ基体1の中央部にかけて形成されたサーミスタ層である。本実施の形態例のサーミスタ層3はほぼ正方形状に成形している。
【0027】
4はサーミスタ層3の上面からアルミナ基体1の中央部の配設されているビアホール5にかけて形成された内部電極Bであり、内部電極B4はアルミナ基体1の表面中央部には側面両端部まで延出する延出部4a、4bが形成されている。
【0028】
5はアルミナ基体1のほぼ中央部を貫通して配設されたビアホールであり、導電ペーストがホール内に充填され、内部電極B4と内部電極C6とを電気的に接続している。ビアホール5内への導電材料の充填は、内部電極B4又は内部電極C6を形成時に同時に行ってもよく、またスルーホール形状でホール内周のみに導電材料を形成したものであってもよい。本実施の形態例では例えばビアホール5として孔径を10μm〜200μm程度に形成することができる。
【0029】
6はアルミナ基体1の他方面(図1のB−B面)の中央ビアホール位置から抵抗体層7の上部にかけて延出する内部電極Cであり、内部電極C6はアルミナ基体1のアルミナ基体1表面中央部には側面両端部まで延出する延出部6a、6bが形成されている。
【0030】
なお、本実施の形態例においては、内部電極B4の延出部4a、4bの延出側面端部位置と内部電極C6の延出部6a、6bの延出側面端部位置はほぼ同じ位置となるように形成されている。
【0031】
以上の説明は、内部電極B4に延出部4a、4bを設けると共に内部電極C6にも延出部6a、6bを形成して後述する側面接続端子13、14を接続形成し易くする例を説明した。しかし、以上の例に限定されるものではなく、内部電極B4あるいは内部電極C6のいずれか一方のみに延出部を設けるように構成し、他方の内部電極は延出部を備えない構成であってもよい。
【0032】
7は内部電極D8の端部を除く全面を覆いアルミナ基体1の中央部にかけて形成された抵抗体層であり、本実施の形態例では抵抗体層7をほぼ正方形状に成形している。8はアルミナ基体1の他方側端部端面から中央部にかけて形成された内部電極Dである。
【0033】
9はアルミナ基体1の一方表面(サーミスタ形成面)の端部(端子電極形成部)を除く全面をコートする保護コートA、10はアルミナ基体1の他方表面(抵抗体形成面)の端部(端子電極形成部)を除く全面をコートする保護コートBである。
【0034】
このようにしてアルミナ基体1上にサーミスタ層3と抵抗体層7を内部電極及びビアホール5により直列に接続した後、アルミナ基体1の両端部を除いて保護コートA9、B10により表面をコートすることにより経年変化などから防ぐことができる。
【0035】
11は内部電極A2に接続された端子電極A、12は内部電極D8に接続された端子電極、13は内部電極B4の延出部4aに接続されると共に内部電極C6bに接続されている側面電極A、14は内部電極B4の延出部4bに接続されると共に内部電極C6aに接続されている側面電極B、15は保護コートA9のサーミスタ層形成上部に付加された表示材である。
【0036】
なお、本実施の形態例で表示材15を付加するのは、サーミスタ層3に接続されている端子電極A11を容易に識別可能とするためであり、端子電極A8近傍の保護コートA9表面に表示材15を付加している。
【0037】
表示材15は、保護コートA9と区別のつきやすい塗料を塗布、又は、保護コートA9と区別のつきやすいインクを用いてのスタンプで表示するものであってもよい。識別可能な表示であればどのような材料であっても、或いはどのような方法で表示させてもよい。或いは、保護コート9の一部を削ることにより他の区別をつけてもよい。
【0038】
表示材15を付加したことにより、複合チップの裏表を容易に識別できる。さらに、サーミスタ素子のみを接続する場合においても、複合チップを実装する際のチップの実装向きを容易に識別でき、表示材15の付加されている側の端子電極と側面電極を実装基板の配線パターン位置に間違いなく位置決めでき、実装結果の確認も容易に行える。
【0039】
上述した本実施の形態例で用いるアルミナ基体1は、例えば96%AlO3のアルミナ基板を用い、基板の厚さはチップサイズに合わせて適当な厚さのものを選択することが望ましい。
【0040】
内部電極A2、B4、C6、D8は、Ag、Ag/Pd,Pt、Auなどの任意の貴金属をスパッタリング、スクリーン印刷などにより形成できる。例えば、Ag−Pd−ガラスのメタルグレーズをスクリーン印刷などにより形成することができる。なお、内部電極をAu又はAgで形成してもよい。
【0041】
同じくサーミスタ層3は任意の特性を持つサーミスタペーストをスクリーン印刷などにより形成する。本実施の形態例で用いるサーミスタペーストは、Mn,Ni,Co,Fe,Al,Cuの中より特性に応じて3から4種類選択した複合酸化物を用いる。サーミスタ層3の焼成温度は850度C〜1300度Cとすることができるが、望ましくは1000度C以下とする。
【0042】
焼成温度を低く設定した場合、例えば1000度C以下であるような場合には、低温での焼結性を良くして、内部電極A2やアルミナ基体1への密着性の増大を図るため、サーミスタペースト内にガラス材料を添加する。
【0043】
具体的には、例えば以下の方法で製造する。
【0044】
▲1▼サーミスタ成分比がMn:30〜60mol%、Ni:10〜30mol%、Co:10〜30mol%、Fe:10〜30mol%になる割合の各種金属の酸化物を原料として、溶媒には水又はアルコールを用いて湿式ボールミルにより混合してスラリーを製造する。出発原料として用いる金属酸化物としては、Mn,NiO,Co,Fe等とすることが望ましい。
【0045】
▲2▼混合したスラリーを乾燥工程において乾燥させて水分又はアルコールを除去した後、800度C〜1000度Cにて仮焼成を行い、原料粉末を作る。
【0046】
▲3▼仮焼成を行った粉末を湿式ボールミルにより粉砕する。このとき溶媒は水又はアルコールを用いる。
【0047】
▲4▼得られたスラリーを乾燥工程において乾燥させ、水分又はアルコール成分を除去した後、エチルセルロース、α一テルピネオールを加え3本ロールミルを用いてサーミスタペーストを作成する。
【0048】
▲5▼ガラスをサーミスタペースト内に加える場合はホウ珪酸ガラス粉末をサーミスタペースト内に添加して3本ロールミルによりペースト化する。
【0049】
以上のようにしてサーミスタペーストを製造し、このサーミスタペーストをスクリーン印刷でアルミナ基体1に形成することにより、小型でありながら性能のよいサーミスタが製造できる。
【0050】
また、本実施の形態例の抵抗体層7は、任意の特性を持つ抵抗体ペーストをスクリーン印刷で形成するほか、抵抗体材料をスパッタリングなどにより形成してもよい。ここで用いる抵抗体材料はRuO、SnOなどを用いることができ、抵抗値により任意のものを選択可能である。
【0051】
抵抗体層7をスクリーン印刷により形成する場合は、抵抗体の粉末をペースト化して用いる。この場合の抵抗体層7の焼成温度は600度C〜1000度Cとすることが望ましい。サーミスタ層3と焼成温度を同じとする場合は、サーミスタ層3と抵抗体層7(内部電極B4、C6を含む。)を同時焼成により形成してもよい。
【0052】
端子電極A11、B12は、Ag、Ag/Pd、Ni/Cr,Cuなどの任意の導電材料をディッピング又はスパッタリングなどにより形成し、その上にニッケル、半田又はSnを電界めっきなどにより形成して半田付け性を確保する。
【0053】
保護コートA9、保護コートB10は、ガラスまたは耐熱性の樹脂のなかから任意に選択してスクリーン印刷などにより形成する。例えば、ホウ珪酸ガラスを用いたペースト又はエポキシ、ポリイミド系の樹脂を用いることができる。
【0054】
このようにして製造した複合チップのサーミスタ特性及び抵抗素子の抵抗値特性は、サーミスタ層、抵抗層又は内部電極のレーザートリミングまたは、内部電極・構造(電間距離)により調整が可能である。
【0055】
次に、以上に構成を説明した複合チップの製造方法を図4乃至図16を参照して説明する。図4乃至図16は本実施の形態例の複合チップの製造方法を説明するための図であり、各製造工程を模式的に表している。
【0056】
図4は絶縁基板であるアルミナ基体上に内部電極Aを形成する工程を示し、図5はその上にサーミスタ層を形成する工程を示し、図6は内部電極Bを形成する工程を示し、図7はアルミナ基体上に内部電極Dを形成する工程を示し、図8は抵抗体層を形成する工程を示し、図9は内部電極Cを形成する工程を示し、図10はアルミナ基体の他方面に保護コートBを形成する工程を示し、図11はアルミナ基体の一方面に保護コートAを形成する工程を示し、図12は保護コートAに表示材を付加する工程を示し、図13は短冊状の列状集合部品形状に切断する工程を示し、図14はさらに端子電極を形成する工程を示し、図15は短冊状の集合部品を各個別の複合チップ部品に切断する工程を示し、図16は個別の複合チップ部品に側面電極を形成する工程を示している。
【0057】
本実施の形態例では、最初にアルミナ基体の所定箇所にビアホール孔105を貫通させておく、そして、図4に示すように、ビアホール105が配設された所定大きさのアルミナ焼結体の絶縁基板(以下の説明は12個の複合チップを製造する場合の例を説明する。)101の一方面上に内部電極A102を例えばAg−Pd−ガラスメタルグレーズにより印刷する。
【0058】
続いて図5に示すように、各内部電極A102毎に端部を除く延長部の上面にかけて先の製造方法で製造したサーミスタペーストを印刷する。
【0059】
次に、図6に示すように、各サーミスタ層103毎にサーミスタ層103上面よりアルミナ基板101のビアホール位置を完全に覆うように内部電極B104を例えばAg−Pd−ガラスメタルグレーズにより印刷する。同時にビアホールを電極グレーズで充填する。
【0060】
なお、延出部を形成するため、内部電極B102は行毎に連続したパターンとして形成される。延出部は図6及び後述する図9に示すように、中央端部からそのまま直線状に延出していてもよく、端子電極と一定距離離間して側面電極が配設できればその幅に制約はない。
【0061】
その後、例えば約850度Cで焼成することにより一方面上に各サーミスタ層103などを形成する。
【0062】
ここでアルミナ基体101の一方面への形成が終了したため、アルミナ基体101を裏返し、以後アルミナ基体101の他方面に対する処理を行う。まず図7に示すように、アルミナ基体102の他方面上に所定間隔で内部電極D108を例えばAg−Pd−ガラスメタルグレーズにより印刷する。
【0063】
続いて図8に示すように各内部電極D107上からビアホール105方向にかけて抵抗体ペーストを印刷して各抵抗体層107を形成する。
【0064】
次に、図9に示すように、各抵抗体層107上部からアルミナ基板101のビアホール位置を完全に覆うように内部電極C106を例えばAg−Pd−ガラスメタルグレーズにより印刷する。同時にビアホールを電極グレーズで充填する。なお、延出部を形成するため、内部電極B102は行毎に連続したパターンとして形成される。
【0065】
その後例えば約850度Cで焼成することにより他方面上に各抵抗体層105等を形成する。なお、サーミスタ層103と抵抗体層107を同じ温度で焼成する場合には、一方面上へのサーミスタ層103などの形成後に焼成するのではなく、最後に一括して焼成してもよい。
【0066】
なお、ここで、抵抗値或いはサーミスタ特性を調整する必要があるときは、内部電極D108をレーザ光により抵抗体層105上で切断し、切溝位置によって抵抗値を調整する。切断の方法はレーザ光による他、サンドブラスト法で調整してもよく、或いは内部電極D108を予めくし形に形成しておき、くし形の連続部を適当位置で切断して調整してもよい。
【0067】
次に、図10に示すように、アルミナ基体101の他方面の各内部電極A102と各内部電極D108の端部間部分を(チップごとに切断したときの端子電極、側面電極形成部分を除く部分を)被覆するように、例えば耐熱性エポキシ樹脂を印刷形成し、例えば約130度Cで樹脂を硬化させ保護コートB110を形成する。
【0068】
次のアルミナ基体101を裏返し、図11に示すように一方面の各内部電極A102と各内部電極D108の両端部間部分を(チップごとに切断したときの端子電極、側面電極形成部分を除く部分を)被覆するように、例えば耐熱性エポキシ樹脂を印刷形成し、例えば約130度Cで樹脂を硬化させ保護コートA109を形成する。
【0069】
なお、保護コートA109、B110を個別の焼成せずに両面にそれぞれ耐熱性エポキシ樹脂を印刷形成し、一度の焼成で両面に保護コートを形成してもよい。これにより工程を減らすことができる。
【0070】
次に、図12に示すように、例えば保護コートA109のサーミスタ層103形成部上部に表示材15を付加する。これにより、いずれの面がサーミスタ形成面で、いずれの面が抵抗体形成面であるかが容易に識別可能となると共に、サーミスタ層103が接続された端子電極A109がどちらの端子かを容易に特定可能となる。
【0071】
なお、表示材15は、保護コートA109と区別のつきやすい塗料を塗布、又は、保護コートA109と区別のつきやすいインクを用いてのスタンプで表示するものであってもよい。識別可能な表示であればどのような材料であっても、或いはどのような方法で表示させてもよい。或いは、保護コートの一部の形態を変えることにより他との区別をつけてもよい。
【0072】
そして図13に示すように、各複合チップ片の長さ方向を幅方向として破線で示す部分(あらかじめ分割溝を形成していてもよい。)から絶縁基板101を分割して短冊様分割体120を得る。
【0073】
次に、図14に示すように、短冊様分割体120の幅方向の両側に連続した端子電極111、112を形成し、一方の端子電極を内部電極A102に、他方の端子電極を内部電極D108とをそれぞれ接続する。端子電極111、112の形成は、Ni−Crの真空蒸着による方法、Ag−Pd−ガラスメタルグレーズの塗布、焼成による方法、Agを分散させてエポキシ樹脂塗料の塗布、硬化などの方法によって形成される。
【0074】
そして、図15に示すように短冊様分割体120を各複合チップごとに、例えば図15の破線位置(あらかじめ分割溝を形成していてもよい。)で切断して個別の複合チップに分割する
最後に図16に示すように、個別の複合チップ体150の側面に側面電極110、111を形成し、側面電極110、111を内部電極B104、内部電極C106に接続した状態として複合チップ部品を完成させる。
【0075】
側面電極110、111の形成は、Ni−Crの真空蒸着による方法、Ag−Pd−ガラスメタルグレーズの塗布、焼成による方法、Agを分散させてエポキシ樹脂塗料の塗布、硬化などの方法によって形成される。
【0076】
なお、以上に説明した本実施の形態例においては、側面電極を一方側面ではなく両側面に形成して実装時の実装基板配線パターンの設計の余裕度を上げた例を説明したが、一方側面に形成するのみで足りる使用の場合にはいずれか一方のみ側面電極を形成すればよい。
【0077】
また、部品の表裏が判別できればサーミスタ接続端子電極を識別できるため、一方側面のみの側面電極を設ける場合には、部品のどちら側にサーミスタ層が設けられているか判別でき、表示材15について必ずしも付加する必要がなく、表示を省略してもよい。
【0078】
以上説明したように本実施の形態例によれば、内部電極B4、C6を外部に接続する側面電極10、11を備えているため、電力の供給はサーミスタと抵抗直列で行いながら、温度変化検出などのサーミスタ特定の検出はサーミスタ単独で行うことができ、サーミスタ特定の変化をより確実かつ正確に検出できる。
【0079】
さらに、サーミスタ層の反対側の面に抵抗体層が形成されているため、サーミスタ層が抵抗体の自己発熱の影響を受けずらくできる。なお、基板への実装時に、抵抗体層を基板側にして実装することにより、抵抗体より発せられた熱が実装基板に拡散し易く、サーミスタへの熱の影響をさらに軽減できる。
【0080】
〔第2の実施の形態例〕
以上の説明においては、アルミナ基体1の一方面上に内部電極A2の上にサーミスタ層3、その上に内部電極B4を形成し、アルミナ基体1の他方面上においても一方面上と同様の工程で内部電極D8、抵抗体層7、内部電極C6を形成する例について説明した。しかし、本発明は以上の例に限定されるものではなく、例えばアルミナ基体1の他方面上において、内部電極C6、抵抗体層7、内部電極D8の順に各層を形成してもよい。
【0081】
このように形成した本発明に係る第2の実施の形態例を以下図17及び図18を参照して以下に説明する。図17は本発明に係る第2の実施の形態例の複合チップの構成を説明するための断面図、図18は本実施の形態例の複合チップ基体の他方面の構造を説明するための図であり、上述した第1の実施の形態例と同様構成には同一番号を付し詳細説明を省略する。図17のA−Aが基体の一方面、B−Bが基体の他方面である。第2の実施の形態例において、アルミナ基体1の一方面(A−A面)は上述した第1の実施の形態例の図2に示す構成と同様であるため、アルミナ基体1の一方面の説明を省略し、他方面(B−B面)についてのみ説明する。なお、図17は図2のC−C面の断面を示している。
【0082】
第2の実施の形態例においても、第1の実施の形態例と同様にしてアルミナ基体1の一方面に例えば図2に示すサーミスタ層3などを形成する。そして、一方面への内部電極C4の形成が終了すると、アルミナ基体1を裏返して他方面上にまずアルミナ基体1のビアホール位置を完全に覆うように内部電極C206を例えばAg−Pd−ガラスメタルグレーズにより印刷する。それと同時にビアホールを電極グレーズで充填する。
【0083】
続いて各内部電極C206上からアルミナ基板1上の他方端部方向にかけて抵抗体ペーストを印刷して抵抗体層207を形成する。次に、各抵抗体層207上面よりアルミナ基体1他方端部まで内部電極D208を例えばAg−Pd−ガラスメタルグレーズにより印刷する。
【0084】
そして、例えば約850度Cで焼成することにより他方面上に抵抗体層205を形成する。なお、サーミスタ層3と抵抗体層207を同じ温度で焼成する場合には、一方面上へのサーミスタ層3などの形成後に焼成するのではなく、最後に一括して焼成してもよい。
【0085】
そして、アルミナ基体1の他方表面の両端部(端子電極形成部)を除く全面を保護コートB210でコートすると共に、アルミナ基体1の一方表面の両端部(端子電極形成部)を除く全面を保護コートA9でコートして経年変化などから防ぐ。
【0086】
そして、保護コートA9のサーミスタ層3の形成位置上部に表示材15を付加する。その後にアルミナ基体1の両端部に端子電極A211と端子電極B212を形成する。端子電極A211は内部電極A2に接続され、端子電極B212は内部電極D208に接続されている。
【0087】
その後、アルミナ基体1の側面に側面電極210、211を形成し、側面電極210、211を内部電極B4、内部電極C206に接続した状態としてサーミスタと抵抗とが直列に接続された1チップ複合部品が実現する。
【0088】
以上説明したように第2の実施の形態例によれば、第1の実施の形態例と同様の工程で複合チップが提供できる。
【0089】
〔第3の実施の形態例〕
以上に説明した第2の実施の形態例では、まず内部電極A2と内部電極C206をアルミナ基体1上に印刷してその上にサーミスタ層3、抵抗体層207を形成し、その上に内部電極B4、D208を形成する例を説明した。しかし、本発明は以上の例に限定されるものではなく、例えば最初に内部電極B及びCを形成してもよい。最初に内部電極B及びCを形成する本発明に係る第3の実施の形態例を以下図19及び図20を参照して説明する。
【0090】
図19は本発明に係る第3の実施の形態例の複合チップの構成を説明するための断面図、図20は本実施の形態例の複合チップ基体の一方面(A−A面)の構造を説明するための図であり、上述した実施の形態例と同様構成には同一番号を付し詳細説明を省略する。第3の実施の形態例において、アルミナ基体1の他方面(B−B面)は上述した第2の実施の形態例の図18に示す構成と同様であるため、アルミナ基体1の他方面の説明を省略し、一方面についてのみ説明する。なお、図19は図20のC−C面の断面を示している。
【0091】
第3の実施の形態例では、まず、アルミナ基体の中央部のビアホール部分から一方端部にかけてほぼ正方形状の内部電極B304を印刷などにより形成する。それと同時にビアホールを電極グレーズで充填する。
【0092】
続いてこの内部電極B304の少なくとも中央部を除く一方端部を覆うように第1の実施の形態例と上面積がほぼ同様形状にサーミスタペーストを印刷し、サーミスタ層303を形成する。
【0093】
次にサーミスタ層303の上部からアルミナ基体1の一方端部にかけて内部電極A302を形成する。そして例えば約850度Cで焼成することにより一方面のサーミスタ層などの形成が終了する。
【0094】
なお、サーミスタ層303と抵抗体層207を同じ温度で焼成する場合には、一方面上へのサーミスタ層303などの形成後に焼成するのではなく、他方面への抵抗体層などの形成が終了した後に最後に一括して焼成してもよい。
【0095】
そして、アルミナ基体1の一方表面の両端部(端子電極形成部)を除く全面を保護コートA309でコートすると共に、アルミナ基体1の他方表面の両端部(端子電極形成部)を除く全面を保護コートB310でコートして経年変化などから防ぐ。
【0096】
そして保護コートA309のサーミスタ層303の形成位置上部に表示材15を付加する。その後にアルミナ基体1の両端部に端子電極A311と端子電極B312を形成する。端子電極A311は内部電極A302に接続され、端子電極B312は内部電極D208に接続されている。
【0097】
その後、アルミナ基体1の側面に側面電極310、311を形成し、側面電極310、311を内部電極B304、内部電極C206に接続した状態としてサーミスタと抵抗とが直列に接続された1チップ複合部品が実現する。
【0098】
以上説明したように第3の実施の形態例によれば、第1の実施の形態例と同様の工程で複合チップが提供できる。
【0099】
〔第4の実施の形態例〕
以上に説明した各実施の形態例では、サーミスタ層と抵抗体層の上面に電極を形成する例を説明した。しかし、本発明は以上の例に限定されるものではなく、例えば最初に内部電極A、B、C、Dを形成してもよい。最初にすべての内部電極を形成する本発明に係る第4の実施の形態例を以下図21乃至図23を参照して説明する。
【0100】
図21は本発明に係る第4の実施の形態例の複合チップの構成を説明するための断面図、図22は第4の実施の形態例の複合チップ基体の一方面における構造を説明するための図、図23は第4の実施の形態例の複合チップ基体の他方面の構造を説明するための図であり、図21のA−Aが基体の一方面、B−Bが基体の他方面である。なお、図21は図22のC−C面の断面を示している。
【0101】
第4の実施の形態例では、まず、アルミナ基体1の一方面の一方端部より中央部にかけてと中央部ビアホールを含む部分に図22に示すように列状に所定間隔で内部電極A402、B404を印刷などにより形成する。それと同時にビアホールを電極グレーズで充填する。
【0102】
続いてこの内部電極A402と内部電極B404をまたいで第1の実施の形態例と上面積がほぼ同様形状にサーミスタペーストを印刷し、例えば約850度Cで焼成することによりサーミスタ層403を形成する。
【0103】
次にアルミナ基体1を裏返して他方面への抵抗体層などの形成処理を行う。まず、アルミナ基体1の他方面の他方端部より中央部にかけてと中央部ビアホールを含む部分に図23に示すように列状に所定間隔で内部電極C406、D408を印刷などにより形成する。それと同時にビアホールを電極グレーズで充填する。
【0104】
次に内部電極C406と内部電極D408をまたいで第1の実施の形態例と上面積がほぼ同様形状に抵抗体ペーストを印刷し、例えば約850度Cで焼成する。
【0105】
なお、サーミスタ層403と抵抗体層408を同じ温度で焼成する場合には、サーミスタペーストと抵抗体ペーストを連続して、又は同時に印刷し、その後に一括して焼成してもよい。
【0106】
そして、アルミナ基体1の一方表面の両端部(端子電極形成部)を除く全面を保護コートA409でコートすると共に、アルミナ基体1の他方表面の両端部(端子電極形成部)を除く全面を保護コートB410でコートして経年変化などから防ぐ。
【0107】
そして保護コートA409のサーミスタ層403の形成位置上部に表示材15を付加する。その後にアルミナ基体1の両端部に端子電極A411と端子電極B412を形成する。端子電極A411は内部電極A402に接続され、端子電極B412は内部電極D408に接続されている。
【0108】
その後、アルミナ基体1の側面に側面電極410、411を形成し、側面電極A410、B411を内部電極B404、内部電極C406に接続した状態としてサーミスタと抵抗とが直列に接続された1チップ複合部品が実現する。
【0109】
以上説明したように第4の実施の形態例によれば、第1の実施の形態例と同様の工程で複合チップが提供できる。これに加えて、内部電極を列状に形成するため、一度の工程で2つの内部電極を形成でき、製造工程を減らすことができる。さらに、内部電極上に形成するサーミスタ層403と抵抗体層407も、内部電極の厚さがさほど厚くないため、同じく形成が容易であり、形成すべき位置精度にも余裕があり、容易に小型チップを提供できる。
【0110】
上記各実施の形態例では、サーミスタ層の反対側の面に抵抗体層が形成されているため、サーミスタ層が抵抗体の自己発熱の影響を受けずらくできるのみならず、基板への実装時に、抵抗体層を基板側にして実装すれば抵抗体より発せられた熱が実装基板に拡散し易く、サーミスタへの熱の影響をさらに軽減できる。
【0111】
このとき、上述した各実施の形態例においては、サーミスタ層が形成されている面に表示材15を付加しているため、容易に抵抗体形成面を基板表面側として実装でき、実装状態を容易に確認できる。
【0112】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ひとつのチップの両面にサーミスタ素子と抵抗素子を直列接続して形成でき、少ない占有面積で発熱などで特性が変化することの少ない高精度のサーミスタ特性を有する複合チップ部品を提供できる。さらに、抵抗体層を基板側にして実装することにより、抵抗体より発せられた熱が実装基板に拡散し易く、サーミスタへの熱の影響をさらに軽減できる。
【0113】
また、電力の供給はサーミスタと抵抗直列で行いながら、温度変化検出などのサーミスタ特定の検出はサーミスタ単独で行うことができ、サーミスタ特定の変化をより確実かつ正確に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一発明の実施の形態例の複合チップの構成を説明するための断面図である。
【図2】本実施の形態例の複合チップ基体の一方面における構造を説明するための図である。
【図3】本実施の形態例の複合チップ基体の他方面の構造を説明するための図である。
【図4】本実施の形態例の複合チップの製造方法を説明するための図である。
【図5】本実施の形態例の複合チップの製造方法を説明するための図である。
【図6】本実施の形態例の複合チップの製造方法を説明するための図である。
【図7】本実施の形態例の複合チップの製造方法を説明するための図である。
【図8】本実施の形態例の複合チップの製造方法を説明するための図である。
【図9】本実施の形態例の複合チップの製造方法を説明するための図である。
【図10】本実施の形態例の複合チップの製造方法を説明するための図である。
【図11】本実施の形態例の複合チップの製造方法を説明するための図である。
【図12】本実施の形態例の複合チップの製造方法を説明するための図である。
【図13】本実施の形態例の複合チップの製造方法を説明するための図である。
【図14】本実施の形態例の複合チップの製造方法を説明するための図である。
【図15】本実施の形態例の複合チップの製造方法を説明するための図である。
【図16】本実施の形態例の複合チップの製造方法を説明するための図である。
【図17】本発明に係る第2の実施の形態例の複合チップの構成を説明するための断面図である。
【図18】第2の実施の形態例の複合チップ基体の他方面の構造を説明するための図である。
【図19】本発明に係る第3の実施の形態例の複合チップの構成を説明するための断面図である。
【図20】第3の実施の形態例の複合チップ基体の一方面における構造を説明するための図である。
【図21】本発明に係る第4の実施の形態例の複合チップの構成を説明するための断面図である。
【図22】第4の実施の形態例の複合チップ基体の一方面における構造を説明するための図である。
【図23】第4の実施の形態例の複合チップ基体の他方面の構造を説明するための図である。
【符号の説明】
1、101  アルミナ基体
2、102、302、402  内部電極A
3、103、303、403  サーミスタ層
4、104、304、404  内部電極B
5、105  ビアホール
6、106、206、306、406  内部電極C
7、107、207、307、407  抵抗体層
8、108、208、308、408  内部電極D
9、109、209、309、409  保護コートA
10、110、210、310、410  保護コートB
11、111、211、311、411  端子電極A
12、112、212、312、412  端子電極B
13、113、213、313、413  側面電極A
14、114、214、314、414  側面電極B
15  表示材

Claims (13)

  1. 絶縁材料で構成した基体の両面上にサーミスタと抵抗素子を形成してなるチップ型複合部品であって、
    前記基体の一方面上の一方端部側に形成されたサーミスタ層と、
    前記基体の他方面上の他方端部側に形成された抵抗体層と、
    前記基体の一方端部端面から前記サーミスタ層の一方面に形成される第1の電極と、
    前記基体の他方端部端面から前記抵抗体層の一方面に形成される第2の電極と、
    前記サーミスタ層の他方面から前記基体中央部に形成された第3の電極と、
    前記抵抗体層の他方面から前記基体中央部に形成された第4の電極と、
    前記第3の電極と前記第4の電極とを互いに接続する前記基体を貫通して形成されたビアホールとを備え、
    前記第1の電極からサーミスタ層、第3の電極、ビアホール、第4の電極、抵抗体層、第2の電極が直列に接続され、さらに前記第3の電極或いは前記第4の電極の少なくとも一方の電極は前記基体中央部から前記基体側面に延出する延出部を有することを特徴とするチップ型複合部品。
  2. 前記基体の一方面上に前記第1の電極を形成し、前記1の電極上から前記基体中央部上に前記サーミスタ層を形成し、前記サーミスタ層上から前記基体上に前記第3電極を形成し、
    前記基体の他方面上に前記第4の電極を形成し、前記第4電極上から前記基体上に前記抵抗体層を形成し、前記抵抗体層上から前記基体の他方端部に前記第2の電極を形成してなることを特徴とする請求項1記載のチップ型複合部品。
  3. 前記基体の一方面上に前記第1の電極を形成し、前記1の電極上から前記基体中央部上に前記サーミスタ層を形成し、前記サーミスタ層上から前記基体上に前記第3電極を形成し、
    前記基体の他方面上に前記第2の電極を形成し、前記第2電極上から前記基体上に前記抵抗体層を形成し、前記抵抗体層上から前記基体上に前記第4の電極を形成してなることを特徴とする請求項1記載のチップ型複合部品。
  4. 前記基体の一方面上に前記第3の電極を形成し、前記3の電極上から前記基体の一方端部上に前記サーミスタ層を形成し、前記サーミスタ層上から前記基体の一方端部に前記第1電極を形成し、
    前記基体の他方面上に前記第4の電極を形成し、前記第4電極上から前記基体上に前記抵抗体層を形成し、前記抵抗体層上から前記基体の他方端部に前記第2の電極を形成してなることを特徴とする請求項1記載のチップ型複合部品。
  5. 前記基体の一方面上に前記第1の電極及び第3の電極を所定間隔で形成し、前記1の電極と前記第3の電極をまたいで前記基体一方面上に前記サーミスタ層を形成し、
    前記基体の他方面上に前記第2の電極及び第4の電極を所定間隔で形成し、前記2の電極と前記第4の電極をまたいで前記基体一方面上に前記抵抗体層を形成してなることを特徴とする請求項1記載のチップ型複合部品。
  6. その後、端部を除く基体の両表面にコート層を形成して保護コートとすると共に、前記第1の電極及び前記第2の電極にそれぞれ接続された外部接続電極を形成し、さらに前記第3の電極或いは前記第4の電極の延出部の前記基体側面に接続された側面電極端子を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のチップ型複合部品。
  7. 前記基体表面のいずれかの面の前記保護コートに表示材を付加して前記サーミスタ層あるいは前記抵抗体層の形成面を識別可能とすることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のチップ型複合部品。
  8. 絶縁材料で構成した基体の両表面上にサーミスタと抵抗素子を形成してなるチップ型複合部品の製造方法であって、
    前記基体の中央部を貫通するビアホールを形成するビアホール形成工程と、
    前記基体の一方面上の一方端部から中央に延出する第1の電極を形成する第1電極形成工程と、
    前記1の電極上から前記基体中央部上に前記サーミスタ層を形成するサーミスタ層形成工程と、
    前記サーミスタ層上から前記基体上に形成され前記ビアホールにいたる第3の電極を形成する第3電極形成工程と、
    前記基体の他方面上の中央部の前記ビアホールから他方端部方向に前記第4の電極を形成する第4電極形成工程と、
    前記第4電極上から前記基体上に抵抗体層を形成する抵抗体層形成工程と、
    前記抵抗体層上から前記基体の他方端部に前記第2の電極を形成する第2電極形成工程とを有し、
    前記第3電極形成工程或いは前記第4電極形成工程の少なくとも一方の電極形成工程においては電極に前記基体中央部から前記基体側面に延出する延出部を形成することを特徴とするチップ型複合部品の製造方法。
  9. 絶縁材料で構成した基体の両表面上にサーミスタと抵抗素子を形成してなるチップ型複合部品の製造方法であって、
    前記基体の中央部を貫通するビアホールを形成するビアホール形成工程と、
    前記基体の一方面上の一方端部から中央に延出する第1の電極を形成する第1電極形成工程と、
    前記1の電極上から前記基体中央部上に前記サーミスタ層を形成するサーミスタ層形成工程と、
    前記サーミスタ層上から前記基体上に形成され前記ビアホールにいたる第3の電極を形成する第3電極形成工程と、
    前記基体の他方面上の他方端部より中央に延出する第2の電極を形成する第2電極形成工程と、
    前記第2の電極上から前記基体中央部上に抵抗体層を形成する抵抗体層形成工程と、
    前記抵抗体層上面から前記基体上に形成され、前記ビアホールにいたる第4の電極を形成する第4電極形成工程を有し、
    前記第3電極形成工程或いは前記第4電極形成工程の少なくとも一方の電極形成工程においては電極に前記基体中央部から前記基体側面に延出する延出部を形成することを特徴とするチップ型複合部品の製造方法。
  10. 絶縁材料で構成した基体の両表面上にサーミスタと抵抗素子を形成してなるチップ型複合部品の製造方法であって、
    前記基体の中央部を貫通するビアホールを形成するビアホール形成工程と、
    前記基体の一方面上の前記ビアホールから一方端部方向に第3の電極を形成する第3電極形成工程と、
    前記3の電極上から前記基体の一方端部近傍上にサーミスタ層を形成するサーミスタ層形成工程と、
    前記サーミスタ層上から前記基体の一方端部面に第1の電極を形成する第1電極形成工程と、
    前記基体の他方面上の前記ビアホールから他方端部方向に第4の電極を形成する第4電極形成工程と、
    前記4の電極上から前記基体の他方端部近傍上に抵抗体層を形成する抵抗体層形成工程と、
    前記抵抗体層上から前記基体の他方端部面に第2の電極を形成する第2電極形成工程とを有し、
    前記第3電極形成工程或いは前記第4電極形成工程の少なくとも一方の電極形成工程においては電極に前記基体中央部から前記基体側面に延出する延出部を形成することを特徴とするチップ型複合部品の製造方法。
  11. 絶縁材料で構成した基体の両表面上にサーミスタと抵抗素子を形成してなるチップ型複合部品の製造方法であって、
    前記基体の中央部を貫通するビアホールを形成するビアホール形成工程と、
    前記基体の一方面上の一方端部面から中央部に第1の電極を形成する第1電極形成工程と、
    前記第1の電極の中央部と所定の間隔を有し前記ビアホールにいたる第3の電極を形成する第3電極形成工程と、
    前記1の電極と前記第3の電極をまたいでサーミスタ層を形成するサーミスタ層形成工程と、
    前記基体の他方面上の他方端部面から中央部に第2の電極を形成する第2電極形成工程と、
    前記第2の電極の中央部と所定の間隔を有し前記ビアホールにいたる第4の電極を形成する第3電極形成工程と、
    前記2の電極と前記第4の電極をまたいで抵抗体層を形成する抵抗体層形成工程とを有し、
    前記第3電極形成工程或いは前記第4電極形成工程の少なくとも一方の電極形成工程においては電極に前記基体中央部から前記基体側面に延出する延出部を形成することを特徴とするチップ型複合部品の製造方法。
  12. その後、端部を除く基体の両表面にコート層を形成して保護コートとする保護コート形成工程と、
    前記第1の電極及び前記第2の電極にそれぞれ接続された外部接続電極を形成する外部電極形成工程と、
    前記第3の電極或いは前記第4の電極の延出部の前記基体側面に接続された側面電極端子を形成する側面電極形成工程とを有することを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれかに記載のチップ型複合部品の製造方法。
  13. 前記基体表面の少なくとも一方の面の前記保護コートに表示材を付加する表示材付加工程を有することを特徴とする請求項12に記載のチップ型複合部品の製造方法。
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