JP2004029709A - 自動写真作成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スタンプ画像および背景用画像を自由に作成・編集できる自動写真作成装置を提供する。
【解決手段】本自動写真作成装置は、利用者Uが入る撮影室2と、利用者Uの撮影画像を含む合成画像を生成して写真シールとして出力する本体部4とを備える。撮影室2は、視野選択性フィルムが貼られ利用者Uの前面を閃光により照らす複数のフラッシュと、利用者U背後の左右上方から利用者Uの頭部付近を閃光により照らしてつやを出す補助フラッシュ210L,210Rと、利用者Uの背後に設けられ背景または前景として撮影される複数のシートを含むカーテン300と、接続コード32で接続される把持可能な手持ちカメラ30と、天井部に設けられたドーム型フラッシュ6とを備える。この手持ちカメラ30により撮像された画像を背景とする撮影画像との合成画像が写真シールとして出力される。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者をカメラで撮影し、その撮影画像を写真として出力する自動写真作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、利用者をカメラで撮影し、その撮影画像を写真として出力する遊技用写真作成装置が知られている。このような遊技用写真作成装置は、遊技性または娯楽性が高いことから、撮影画像と合成すべき画像(以下「付加画像」という)を、利用者の嗜好に応じて、予め用意された多種多様な背景画像および前景画像から選択したり、ライトペン等のペン型入力手段を用いて利用者が自由に描いたりできるように構成されているものが多い。
【0003】
例えば、従来の遊技用写真作成装置では、CRT等の画像表示手段によりメニューが表示され、ライトペンによりメニューが選択され、またはライトペンにより絵を描くような操作を受け付ける表示入力手段を備えており、利用者によりこれらの操作入力がなされると、利用者の操作内容に基づく画像が手書き画像として生成されて撮影画像と合成されるように構成されているものがある。これらの構成により、利用者の嗜好に合わせた手書き画像を含む付加画像を生成して、遊技用写真作成装置の遊技性または娯楽性を高めることができる。
【0004】
また、従来の遊技用写真作成装置は、カメラの撮影方向に閃光を放つフラッシュを備えるのが一般的であり、その閃光で照らされた利用者が撮影されるように構成されている。
【0005】
さらに、従来の遊技用写真作成装置では、利用者とともに実際に撮影される利用者の背景を利用者の嗜好に合わせて変更するために、利用者の背後に設けられる背景用カーテンの色や柄を利用者が自由に選択できるように構成されているものがある。例えば、特開2000−267162号公報には、エンドレスベルト状のスクリーンをローラおよびモータで循環させることにより、背景用カーテンの色や柄を利用者が自由に選択できる映像プリント遊戯装置の構成が開示されている。また、特開2000−267179号公報には、ロール状に巻かれた異なる色や柄が付された複数のスクリーンから1つを引き出すことにより、背景用カーテンの色や柄を利用者が自由に選択できる映像プリント遊戯装置の構成が開示されている。これらの構成により、利用者の嗜好に合わせた背景選択を可能にして、遊技用写真作成装置の遊技性または娯楽性を高めることができる。
【0006】
さらにまた、従来の遊技用写真作成装置では、CRT等の画像表示手段にメニュー、予め用意されたスタンプ画像や背景用画像、および画像の周囲を飾るべきフレームデザイン画像等が表示されており、ライトペンによりこのスタンプ画像やフレームデザイン画像等が選択されると、利用者の操作内容に基づきスタンプ画像やフレームデザイン画像等が撮影画像と合成されるように構成されているものがある。これらの構成により、利用者の嗜好に合わせた付加画像を生成して、遊技用写真作成装置の遊技性または娯楽性を高めることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の遊技用写真作成装置において、画像表示手段により表示されたメニューをライトペンにより利用者が選択する表示入力手段を備える構成では、画像表示手段においてメニューを表示するためのソフトウェア等が必要があるためコストがかかるとともに、当該ソフトウェアにより予め定められた手順でしかメニューが表示されないために利用者がその嗜好に合わせた手順でメニューを選択することができない。特に、上記の装置構成によれば、装置が起動されていない場合やプレイが開始されていない場合、利用者は上記メニューを見ることができない。
【0008】
また、上記従来の遊技用写真作成装置において備えられるフラッシュは、カメラの撮影方向に閃光を放つ構成であるため、利用者がカメラに近づくと利用者とフラッシュとの距離が近くなりすぎ、利用者に対して過度に強い閃光があたることになって、撮影のための適切な照度を保つことができなくなる。
【0009】
さらに、上記従来の遊技用写真作成装置において備えられる背景用カーテンは、背景にすべきカーテンの選択や変更が面倒であり、プレイ時間が制限されているにもかかわらず選択や変更に時間がかかる。例えば、エンドレスベルト状のスクリーンを循環させる構成では、利用者がランダムに背景用カーテンを試してみることができず、所望の背景用カーテンを選択するのに時間がかかる。ロール状に巻かれた複数のスクリーンを引き出す構成では、引き出したものの選択しなかったスクリーンを元の状態に巻き直さなければならないため面倒であり、時間もかかる。また、上記の背景用カーテンでは、1つのカーテンにより1つの背景が形成されるため、背景のバリエーションがカーテンの数に制限される。
【0010】
さらにまた、従来の遊技用写真作成装置では、CRT等の画像表示手段に表示されるスタンプ画像や背景用画像が予め用意されたものに限定されており、例えば利用者が自由にスタンプ画像や背景用画像を作成して自由に撮影画像と合成されるようには構成されていない。そのため、利用者の嗜好に合わせた付加画像を生成して、遊技用写真作成装置の遊技性または娯楽性を高めることができない。
【0011】
そこで本発明では、利用者が自らの嗜好に合わせたスタンプ画像または背景用画像を簡単かつ自由に作成して、自由に編集することができる自動写真作成装置を提供することを目的とする。
【0012】
なお、利用者がその嗜好に合わせた手順でメニューを選択することができるとともに、装置が起動されていない場合やプレイが開始されていない場合でも利用者がメニューを見ることができる低コストな入力手段を備える自動写真作成装置を提供し、また、利用者がカメラに近づいた場合でも、利用者に対して過度に強い閃光があたることなく撮影のための適切な照度を保ち、適切な撮影環境を実現し、利用者を美しく撮影することができるフラッシュを備える自動写真作成装置を提供し、さらに、利用者が自らの嗜好に合わせた背景を簡単に短時間で選択することができ、背景のバリエーションが豊富なカーテンを備える自動写真作成装置を提供することを目的とすることも可能である。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する複数の撮影手段と、当該複数の撮影手段により得られる1つ以上の撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力装置とを備える自動写真作成装置であって、
前記複数の撮影手段のうちの1つ以上は、前記利用者により近傍の所望の位置へ移動可能に構成される可動撮影手段であることを特徴とする。
【0014】
このような第1の発明によれば、可動撮影手段を備える構成により、当該可動撮影手段により撮影されるべき位置を利用者が任意に調整して所望の撮影画像を得ることができる。
【0015】
第2の発明は、第1の発明において、
前記可動撮影手段は、前記利用者により支持されることを特徴とする。
【0016】
このような第2の発明によれば、利用者が支持可能な可動撮影手段を備える構成により、当該可動撮影手段により撮影されるべき位置を利用者が支持しながら任意に調整して容易に所望の撮影画像を得ることができる。
【0017】
第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記可動撮影手段は、前記利用者が把持可能に構成されており、当該利用者が操作することにより撮像タイミングを決定するシャッタ手段を含むことを特徴とする。
【0018】
このような第3の発明によれば、利用者が把持する可動撮影手段にシャッタボタンが備えられる構成により、利用者は位置や姿勢を崩すことなく撮像を行うことができる。
【0019】
第4の発明は、第1から第3までのいずれか1つの発明において、
前記可動撮影手段は、当該可動撮影手段により撮影されるべき撮影画像を前記利用者に確認させる確認手段を含むことを特徴とする。
【0020】
このような第4の発明によれば、可動撮影手段により撮影されるべき撮影画像を確認することができる確認手段を備える構成により、撮影されるべき撮影画像を撮影前に予め的確に予測することができ、可動撮影手段の位置を調整して所望の撮影画像を得ることができる。
【0021】
第5の発明は、第4の発明において、
前記確認手段は、関連する可動撮影手段の画角とほぼ等しい画角を有する曲面ミラーであることを特徴とする。
【0022】
このような第5の発明によれば、可動撮影手段の画角と曲面ミラーの画角とがほぼ等しく構成されるため、曲面ミラーからの反射像が撮像されるべき画像とほぼ同一になる。そのため、曲面ミラーの反射像が利用者によって視認されることにより、撮影されるべき画像が撮影前に予め的確に予測することができる。
【0023】
第6の発明は、第1から第5までのいずれか1つの発明において、
前記可動撮影手段は、他の撮影手段により得られる撮影画像に対して合成されるべき合成用撮影画像を出力することを特徴とする。
【0024】
このような第6の発明によれば、可動撮影手段が他の撮影画像と合成されるべき合成用撮影画像を出力する構成により、他の撮影手段(例えば中央に固定されたカメラ)とは異なる位置からの撮像画像が得られるため、遊技性の高いスタンプ画像を作成する自動写真作成装置を提供することができる。
【0025】
第7の発明は、第6の発明において、
前記撮影画像および前記合成画像の一方または双方を表示する表示手段と、前記合成画像を作成するために前記撮影画像に対して画像編集を行う編集手段と、当該編集手段に関連する前記利用者による操作を受け付ける入力手段とをさらに備え、
前記編集手段は、前記合成用撮影画像を繰り返して貼り付け合成可能なスタンプ画像として記憶し、前記入力手段により受け付けられた操作に応じて当該スタンプ画像を貼り付け合成することを特徴とする。
【0026】
第8の発明は、第7の発明において、
前記編集手段は、前記可動撮影手段により異なる時刻に撮影された複数の合成用撮影画像をそれぞれ所定のフレームデザイン用画像と合成し、合成されたそれぞれの画像を複数のスタンプ画像として記憶することを特徴とする。
【0027】
第9の発明は、第7または第8の発明において、
前記入力手段は、前記合成画像における前記スタンプ画像を貼り付け合成すべき画像位置を示す情報を受け付けるとともに、さらに当該画像位置を中心として所定角を有する円弧が描かれることにより当該所定角を示す情報を受け付け、
前記編集手段は、前記入力手段により受け付けられた所定角に基づいて前記スタンプ画像を回転させて、前記入力手段により受け付けられた画像位置に貼り付け合成することを特徴とする。
【0028】
第10の発明は、第6の発明において、
前記撮影画像および前記合成画像の一方または双方を表示する表示手段と、前記合成画像を作成するために前記撮影画像に対して画像編集を行う編集手段と、当該編集手段に関連する前記利用者による操作を受け付ける入力手段とをさらに備え、
前記編集手段は、前記合成用撮影画像を前記撮影画像に対する背景として貼り付け合成可能な背景用画像として記憶し、前記入力手段により受け付けられた操作に応じて当該背景用画像を貼り付け合成することを特徴とする。
【0029】
第11の発明は、所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する複数の撮影ステップと、当該複数の撮影ステップにおいて得られる1つ以上の撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
前記複数の撮影ステップのうちの1つ以上は、前記利用者により近傍の所望の位置へ移動可能に構成される可動撮影手段で撮影することを特徴とする。
【0030】
第12の発明は、第11の発明に記載の自動写真作成方法により写真として印刷されたことを特徴とする印刷媒体である。
【0031】
さらに、課題を解決するための手段として以下のような構成も考えられる。
第1の構成は、所定の撮影領域における被写体を撮影する撮影手段と、当該撮影手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力装置とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮影画像または前記合成画像を表示して、画像編集を行うべき利用者による操作を受け付ける表示入力手段と、
前記撮影画像または前記合成画像を編集するための印刷されたメニューを有しており、当該メニューに基づいて前記利用者による画像編集のための操作を受け付ける非表示入力手段と
を備えることを特徴とする。
【0032】
このような第1の構成によれば、印刷されたメニューを有する構成により、利用者がその嗜好に合わせた手順でメニューを選択することができるとともに、装置が起動されていない場合やプレイが開始されていない場合でも利用者がメニューを見ることができる低コストな入力手段を提供することができる。
【0033】
第2の構成は、第1の構成において、
前記非表示入力手段は、デジタイザを含むことを特徴とする。
【0034】
第3の構成は、第1または第2の構成において、
前記非表示入力手段は、めくることができる複数のページからなるメニューを有していることを特徴とする。
【0035】
第4の構成は、第3の構成において、
前記非表示入力手段は、前記複数のページのうちのいずれが開かれているかを判別するための検知手段を含むことを特徴とする。
【0036】
第5の構成は、第4の構成において、
前記検知手段は、近接センサ、赤外線センサ、および光センサのうちのいずれか1つ以上からなることを特徴とする。
【0037】
第6の構成は、第1から第5までのいずれか1つの構成において、
前記表示入力手段は、前記利用者に把持される把持入力手段による画像編集のための操作を受け付け、
前記非表示入力手段は、前記表示入力手段において用いられる把持入力手段による画像編集のための操作を受け付けることを特徴とする。
【0038】
第7の構成は、所定の撮影領域における被写体を撮影する撮影手段と、所定の方向へ閃光を放つフラッシュ手段と、当該撮影手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力装置とを備える自動写真作成装置であって、
前記フラッシュ手段は、前記被写体と前記撮影手段との位置関係に応じて前記被写体が受ける閃光の強度が小さくなるように、前記所定の方向と前記被写体への方向とがなす角度が所定の角度より大きくなると前記閃光の光強度を減衰する減衰手段を含むことを特徴とする。
【0039】
このような第7の構成によれば、被写体との角度が所定の角度より大きくなると前記閃光の光強度を減衰する減衰手段がフラッシュに含まれる構成により、利用者が撮影手段に近づいた場合でも、利用者に対して過度に強い閃光があたることなく撮影のための適切な照度を保つことができる。
【0040】
第8の構成は、第7の構成において、
前記フラッシュ手段は、前記撮影手段が設けられる位置を基点として前記撮影手段により撮影されるべき方向に対して略垂直方向に離れた位置に設けられることを特徴とする。
【0041】
第9の構成は、第7または第8の構成において、
前記減衰手段は、視野選択性フィルムまたは視野選択性ガラスであることを特徴とする。
【0042】
第10の構成は、第7の構成において、
前記減衰手段は、前記所定の方向および前記被写体への方向を含む平面に対して略垂直な平面を有し、前記所定の方向へ所定の奥行き長を有する1つ以上の遮光板であることを特徴とする。
【0043】
第11の構成は、所定の撮影領域における被写体を撮影する撮影手段と、当該撮影手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力装置とを備える自動写真作成装置であって、
前記被写体の頭部の高さよりも高い位置であってかつ前記撮影手段に対して前記被写体より後方に設けられており、前記被写体の頭部付近を照らすべき閃光を放つ補助フラッシュ手段を備えることを特徴とする。
【0044】
このような第11の構成によれば、撮影手段から見て利用者の頭部の上方からその頭部付近へ向けて閃光を放つように補助フラッシュ手段を配置する構成により、撮影画像に写るべき利用者の頭部に光輪状の美しいつやが得られる。
【0045】
第12の構成は、第11の構成において、
前記補助フラッシュ手段は、前記撮影手段により撮影されるべき方向を基準として前記被写体から所定の角度をなす左方向または右方向のいずれか一方または双方の所定位置に設けられることを特徴とする。
【0046】
第13の構成は、第12の構成において、
前記所定の角度は、略45度であることを特徴とする。
【0047】
第14の構成は、第12または第13の構成において、
前記補助フラッシュ手段は、前記閃光が放たれるべき方向の中心方向から左方向または右方向への角度が所定の角度より大きくなると前記閃光の光強度を減衰し、前記中心方向から略鉛直方向に角度が変化した場合には前記閃光の光強度を減衰しない減衰手段を含むことを特徴とする。
【0048】
第15の構成は、第14の構成において、
前記減衰手段は、視野選択性フィルムまたは視野選択性ガラスであることを特徴とする。
【0049】
第16の構成は、所定の撮影領域における被写体を撮影する撮影手段と、当該撮影手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力装置とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮影手段に対向して配置されており、任意に選択された1つ以上が展開されることにより前記被写体の撮影時における背景または前景を構成する複数のカーテンと、
前記撮影手段により撮影されるべき方向へ所定の距離をあけて配置されており、前記複数のカーテンを展開可能に支持する複数の支持手段とを備えることを特徴とする。
【0050】
このような第16の構成によれば、複数のカーテンを吊り下げた支持手段を撮影されるべき方向へ所定の間隔をあけて複数配置する構成により、利用者が自らの嗜好に合わせた背景を簡単に短時間で選択することができ、背景のバリエーションが豊富なカーテンを備える自動写真作成装置を提供することができる。
【0051】
第17の構成は、第16の構成において、
前記複数の支持手段は、前記撮影手段により撮影されるべき方向に対して左方向または右方向へ前記複数のカーテンを展開可能に支持することを特徴とする。
【0052】
第18の構成は、第17の構成において、
前記複数の支持手段は、それぞれ2つのカーテンを支持しており、左側の端部近傍には一方のカーテンの左端近傍が固定され、右側の端部近傍には他方のカーテンの右端近傍が固定されていることを特徴とする。
【0053】
第19の構成は、第16の構成において、
前記複数のカーテンのうちの少なくとも1つは、前記被写体の一部が露出すべき開口部を有しており、前記被写体の撮影時における前景を構成することを特徴とする。
【0054】
第20の構成は、所定の撮影領域における被写体を撮影する撮影手段と、撮影時に閃光を放つフラッシュ手段と、当該撮影手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力装置とを備える自動写真作成装置であって、
前記フラッシュ手段は、閃光を放つ発光部と、所定の曲率半径を有するドーム型の反射部とを含むことを特徴とする。
【0055】
このような第20の構成によれば、ドーム型の反射部を含むドーム型フラッシュを備える構成により、放たれた閃光が反射部により広がりをもって反射されため、撮影室内の撮影環境を均質にすることができる。また、撮影室の天井等にドーム型の形状が得られるため、美感上も好ましい。
【0056】
第21の構成は、第20の構成において、
前記フラッシュ手段は、前記被写体より上方に設けられており、放たれるべき閃光に広がりをもたせるために前記曲率半径よりも前記反射部に近い距離に前記発光部を配置することを特徴とする。
【0057】
第22の構成は、
所定の撮影領域における被写体を撮影する撮影手段と、当該撮影手段により得られる撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力装置とを備える自動写真作成装置であって、
前記撮影画像または前記合成画像を表示し、前記合成画像に合成されるべき付加画像の作成を含む画像編集を利用者が行うための表示を行う表示手段と、
前記利用者による前記画像編集の操作を受け付けるとともに、当該操作の前、当該操作の途中、または当該操作の後に当該利用者による撮影指示の操作を受け付ける入力手段と
を備えることを特徴とする。
【0058】
このような第22の構成によれば、例えば画像編集入力が受け付け中である場合や当該画像編集入力により付加画像が作成される前または後において、撮影手段から撮影画像を取得して各種画像処理を行う構成により、利用者の嗜好に合わせたタイミングで様々な撮影画像を取得して合成画像を編集・作成することができる。したがって、遊技用写真作成装置の遊技性または娯楽性を高めることができる。
【0059】
第23の構成は、第22の構成において、
前記入力手段は、前記利用者による前記画像編集の操作を受け付けた後に、前記利用者による撮影指示の操作を受け付け、
前記表示手段は、前記画像編集の操作に基づいて得られる付加画像に前記入力手段により受け付けられる撮影指示の操作に基づいて得られる撮影画像を合成した合成画像を表示することを特徴とする。
【0060】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態につき添付図面を参照して説明する。
<1.全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る遊技用写真作成装置の側面図であり、図2は、本遊技用写真作成装置の平面図であり、図3は、本遊技用写真作成装置内部の本体部の正面図である。以下、これらの図を参照して、本発明の一実施形態に係る遊技用写真作成装置の全体構成について説明する。
【0061】
この遊技用写真作成装置は、利用者Uが入る撮影室2と、利用者Uの撮影画像を含む合成画像を生成して写真シール(または写真カード)として出力する本体部4とを備えている。なお、利用者Uはひとりでも2人以上であってもよい。
【0062】
撮影室2は、利用者Uの背後の左右上方にそれぞれ設けられて利用者Uの頭部付近を閃光により照らす補助フラッシュ210L,210Rと、利用者Uの背後に設けられて利用者Uとともに撮影されるカーテン300とを備えている。これら補助フラッシュ210L,210Rおよびカーテン300の構成については後述する。
【0063】
また、撮影室2の天井部にはドーム型フラッシュ6が備えられている。このドーム型フラッシュ6は、図1および図2に示す所定の曲率半径を有するドーム型の反射板と、閃光を放つ発光部とを含む。この発光部は、反射板に対して上記曲率半径よりも近い距離に取り付けられている。そのため、発光部から放たれた閃光は反射板により広がりをもって反射され、撮影室2内は均質に照明される。なお、このドーム型反射板は、撮影室2内に光を広がりをもって反射する機能を有していれば足りるので、楕円球の一部であっても、多面体の一部であってもよい。また、反射面には凹凸が付されていてもよいし、反射率が低くてもよい。
【0064】
本体部4は、図3に示すように利用者Uを撮影するカメラ16と、確認用の液晶ディスプレイパネル(以下「LCD」と略記する)17と、後述する視野選択性フィルムを含む複数のフラッシュ201L,201R,202L,202R,203L,203R,204とを備える。これら複数のフラッシュは、中空のボックス形状であって、その内部に配置されて閃光を発するフラッシュ装置と、その前面に配置されて光を拡散させる拡散板とを含む。なお、上記視野選択性フィルムは、上記拡散板の前面に貼られている。これら複数のフラッシュおよび図示されない照明手段からの光が利用者Uを照らし、カメラ16が利用者Uを撮影し、確認用LCD17に表示される撮影画像を利用者Uが見ることができる。このカメラ16は、撮影室2において床面上に存在する利用者Uおよびその背後に設けられたカーテン300を撮影して撮影画像を表す画像信号を出力する。典型的には、CCD(電荷結合素子)を利用して画像信号を生成するデジタルカメラが使用される。確認用LCD17は、上記画像信号の表す画像を表示するように構成されており、カメラ16によって得られる撮影画像を確認するために使用される。なお、図示されない照明手段は、カメラの撮影方向を照らす蛍光灯で構成され、本遊技用写真作成装置の動作中は常時点灯される。上記複数のフラッシュ201L〜204は、カメラ16による撮影のための図示されないシャッタボタンが押下されると、数秒程度の予め決められた時間の経過後にカメラの撮影方向に閃光を放つ。そして、これらのフラッシュから閃光が放たれると、その閃光で照らされた利用者Uおよびカーテン300のカメラ16による撮影画像を表す画像信号が本体部4内の制御装置に転送され、画像ファイルとして一時的に保存される。
【0065】
本体部4は、さらに各部の制御や画像処理を行うコンピュータで構成される制御装置や、プリンタ、メインディスプレイ装置22等を内蔵する。メインディスプレイ装置22はLCDであって、その画面が利用者Uに向き合うように配置されており、そのメインディスプレイ装置22の両側には2つのタッチペン18L,18Rが備え付けられている。また、メインディスプレイ装置22の表面には透明なデジタイザが貼られており、利用者Uが上記タッチペン18L,18Rを操作するとこの透明なデジタイザによりタッチペンの座標が読みとられる。この構成により、利用者Uはメインディスプレイ装置22に表示される撮影画像に付加すべき画像や文字を入力することができる。なお、この透明なデジタイザは、抵抗膜方式、超音波方式、赤外線方式、または静電誘導方式等、どのような方式であってもよい。また、上記タッチペン18L,18Rのうちの1つは省略されてもよいし、1つ以上のタッチペンが新たに設けられてもよい。
【0066】
また、本体部4の前面すなわち利用者Uに向き合う面には、2つのデジタイザ101L,101Rが設けられており、これらのデジタイザ上には画像処理のための各種コマンドが選択可能である後述するブック型のメニューが載置されている。利用者Uがこれらのデジタイザ上でタッチペン18L,18Rを操作すると、電磁誘導方式によりタッチペンの座標が読みとられる。具体的には、上記ブック型メニューに記載されたコマンド(アイコン)の上で利用者がタッチペンを接触させると、そのときのタッチペンの座標が読みとられるため、利用者Uが選択したコマンドを判別することができる。この構成により、写真シールとして出力すべき合成画像を構成する撮影画像を選択するための選択操作手段や、合成画像生成の際に撮影画像に付加される画像(付加画像)としての背景画像や前景画像を指定する指定手段、撮影画像と合成されるべき付加画像として利用者Uにより描かれるべき画像(以下「手書き画像」と称する)を生成する手書き画像生成手段などを実現する。なお、デジタイザ101L,101Rは、赤外線方式、磁歪方式、静電誘導方式、または音響方式等、どのような方式であってもよい。また、デジタイザ101L,101Rは、上記透明なデジタイザであってもよく、これらのうちの1つが省略されてもまた1つ以上のデジタイザが新たに設けられてもよい。さらに、本体部4の前面中央下部(メインディスプレイ装置22の下部)には、接続コード32によって手持ちカメラ30が接続されている。この手持ちカメラ30の構成および機能については後述する。さらにまた、本体部4の前面下方にはコイン投入口26が備えられ、その側面には写真シールの取出口28が備えられている。
【0067】
<2.要部の機能的構成>
図4は、本実施形態に係る遊技用写真作成装置の要部を機能面から見た構成を示すブロック図である。この遊技用写真作成装置の要部は、機能的には、手持ちカメラ51と、カメラ52と、確認表示部54と、ビデオ分配部56と、キャプチャ制御部58と、画像処理部60と、メイン表示部62と、写真シール出力部64と、コイン入力部66と、操作部67と、表示入力部68と、照明部70と、I/O制御部72と、ペン入力部74と、座標入力制御部76と、メイン制御部80と、非表示入力部82と、ページ検出部84、フラッシュ照明部71とから構成される。
【0068】
この構成において、手持ちカメラ51とカメラ52と確認表示部54とは、本体部4における手持ちカメラ30とカメラ16と確認用LCD17とにそれぞれ相当する。また、タッチペン18L,18Rはペン入力部74に相当し、デジタイザ101L,101Rは非表示入力部82に相当する。さらに、メインディスプレイ装置22の表面に貼り付けられた透明なデジタイザは、表示入力部68に相当する。
【0069】
ビデオ分配部56は、本体部4内の制御装置に含まれるハードウェアによって実現され、シャッタボタンが押下されるまでの間にカメラ52によって取り込まれる撮影方向の画像(「スルー画像」と呼ばれる)の信号を確認表示部54とキャプチャ制御部58とに分配する。これにより、スルー画像は、確認表示部54に表示されると共に、キャプチャ制御部58を通して画像処理部60経由でメイン表示部62にも表示される。
【0070】
キャプチャ制御部58は、制御装置に含まれるハードウェアと制御装置内のコンピュータが実行するソフトウェアとによって実現され、キャプチャ処理を実行する。すなわち、利用者Uの撮影のためにシャッタボタンが押下されると、メイン制御部80からの指示に基づき、利用者U(およびその背後のカーテン300)の撮影画像を表す信号として手持ちカメラ51およびカメラ52から出力されるそれぞれの画像信号を直接に(ビデオ分配部56を介さずに)受け取り、画像処理部60内に画像ファイルとして一時的に格納する。なお、ここでシャッタボタンは、手持ちカメラ51に取り付けられた後述するシャッタボタンと、装置前面に配置または表示されたシャッタボタンとを含むものとする。
【0071】
画像処理部60は、制御装置に含まれるハードウェアと制御装置内のコンピュータが実行するソフトウェアとによって実現され、メイン制御部80からの指示に基づき、その内部に格納されたカメラ52による画像ファイルの表す撮影画像と、手持ちカメラ51による画像ファイルの表す撮影画像から生成されるスタンプ画像または背景用画像や手書き画像等の付加画像とを合成することにより、合成画像を生成する。このスタンプ画像は、手持ちカメラ51に対応する撮影画像をカメラ52に対応する撮影画像に比べて小さく縮小された画像であり、利用者Uが表示される合成画像において所望の画像位置に所望の大きさおよび角度で繰り返し貼り付け合成することができるように画像処理部60による画像処理が行われる。このスタンプ画像は、予め定められた画像のほか、異なる時刻に撮影された複数の撮影画像から生成される複数の画像を含むものとする。
【0072】
また、背景用画像も上記スタンプ画像と同様に、手持ちカメラ51に対応する撮影画像をカメラ52に対応する撮影画像に比べて小さく縮小された画像であり、利用者Uの撮影画像の背後で背景となるように所望の配列態様(すなわち所望の配列位置、サイズ、および配列数で)で貼り付け合成(ここではクロマキー合成)することができるように画像処理部60による画像処理が行われる。なお、背景用画像は、予め定められた画像のほか、異なる時刻に撮影された複数の撮影画像から生成される複数の画像が含まれてもよい。
【0073】
ここで上記合成画像の作成について、図15を参照して説明する。図15に示す画像Aは、典型的には、所定色(例えば青色)の背景の前に立つ利用者Uをカメラ52で撮像することにより得られる撮影画像であり、画像Bは手持ちカメラ51で星形のマークを撮像することにより得られる背景用画像である。この画像Bが利用者Uの背景を構成するのに適した配列態様で画像Aに対してクロマキー合成されることにより、合成画像Cが生成される。具体的には画像処理部60は、予め定められた配列位置、大きさ、および配列数、またはペン入力部74、非表示入力部82、および表示入力部68を介して利用者Uにより決定された配列位置、大きさ、および配列数で画像Bを配列することにより生成される配列画像のうち、画像Aにおける上記所定色の領域に対応する配列画像の領域のみを画像Aに対して上書きするように合成する。そうすれば、合成画像Cにおける利用者Uが写る領域には(画像Bの)配列画像が上書きされることがなく、所定色の背景領域にのみ(画像Bの)配列画像が上書きされるため、配列された画像Bを背景とする合成画像が生成される。なお、このようなクロマキー合成処理をすることなく、利用者Uが写る領域を公知の画像認識処理や図示されないセンサ等により検出してもよい。
【0074】
また、画像処理部60は、撮影画像やスタンプ画像の周囲を互いに異なる模様や色彩で飾るべき複数のフレームデザイン画像を格納している。上記複数のスタンプ画像および背景用画像は、利用者Uの選択によりまたは自動的に上記フレームデザイン画像と合成される。
【0075】
ページ検出部84は、デジタイザ101L,101R上に載置されたブック型のメニューのうちのどのページが開かれているかを検知する。その構成および動作については後述する。
【0076】
ペン入力部74、非表示入力部82、および表示入力部68は、タッチペン18L,18Rの座標データやこれらのタッチペンの先がディスプレイ等の対象に触れたことを示す接触検知データ等を出力し、これらのデータが座標入力制御部76に入力されてタッチペンの座標が算出される。メイン制御部80は、上記のように算出された座標に基づいて利用者Uにより選択されたメニュー(の画像処理コマンド)を判定し、メイン制御部80からの制御に基づく画像処理部60によりメニューの選択結果に係る画像処理に基づく合成画像が生成される。また、メイン制御部80は、算出された座標に基づいて、メイン表示部62に表示されている撮影画像であって利用者Uにより選択される写真シールとして出力すべき合成画像を構成する撮影画像や、合成されるべきスタンプ画像や背景用画像などの利用者Uにより選択される付加画像を判別し、画像処理部60に対して画像合成処理や各種表示処理を行うように制御する。具体的には、表示入力部68には上記撮影画像、複数のスタンプ画像、および背景用画像などが表示されており、利用者Uがタッチペンにより或るスタンプ画像を押下すると、押下された画像位置の座標により選択されたスタンプ画像が判別される。続いて、利用者Uが表示されている撮影画像または合成画像における所望の位置をタッチペンにより押下すると、押下された画像位置に選択された上記スタンプ画像が貼り付け合成される。さらに、利用者Uがタッチペンにより或るスタンプ画像を押下したまま当該画像位置を中心として所望の角度を有する円弧を描くように操作すると、メイン制御部80およびその制御に基づく画像処理部60は、当該タッチペンの座標変化から上記角度を計算し、選択された上記スタンプ画像を計算された角度で回転させて表示し、タッチペンが画面から離される操作により上記位置に上記角度で回転させられたスタンプ画像を貼り付け合成する。なお、このような操作は繰り返し行うことができるものとする。また、背景用画像の配列位置、大きさ、および配列数も表示入力部68から入力され、上記クロマキー合成により生成される合成画像がメイン表示部62に表示される。さらにまた、メイン制御部80は、算出された座標に基づいて、所定の場合に手書き画像を生成するように画像処理部60に対して制御を行う。
【0077】
また、手持ちカメラ51により撮影される撮影画像は、上記の画像編集操作中またはその前後のタイミング(例えば画像編集入力が受け付け中である場合や画像編集入力により付加画像が作成される前または後)のいずれかまたは全てにおいて、後述する手持ちカメラ51のシャッタボタンが押下されることにより取得されて、これを付加画像として上記画像合成処理や各種表示処理の対象とすることができるように構成されている。したがって、画像編集部60は、所定の画像編集操作により作成・編集された付加画像または合成画像に対して、ペン入力部74、非表示入力部82、または表示入力部68が受け付けた操作に従って上記撮影画像を付加画像として、合成画像を編集・作成することができるように各種画像編集処理を行う。なお、このような画像編集処理は、カメラ52により撮影される撮影画像に対しても同様に行われる構成であってもよい。すなわち、カメラ52により撮影される撮影画像は、上記の画像編集操作中またはその前後のタイミングで取得されるように構成されてもよい。
【0078】
メイン表示部62は、本体部4におけるメインディスプレイ装置に相当し、画像処理部60によって生成される上記のような合成画像、撮影画像、および付加画像を表示する。写真シール出力部64は、本体部4に内蔵されるプリンタに相当し、メイン制御部80からの指示に基づき、画像処理部60で生成された合成画像を写真シール(または写真カード)として出力する。コイン入力部66は、本体部4におけるコイン投入口26と制御装置内のハードウェアとによって実現され、コイン投入口26に投入されたコインを検出して、投入コインを示すコイン信号を出力する。
【0079】
フラッシュ照明部71は、本体部4における複数のフラッシュ201L〜204と、ドーム型フラッシュ6(に含まれる発光部)と、後述する補助フラッシュ210L,210Rとに相当し、メイン制御部80から指示に基づきI/O制御部からいずれかまたは全ての上記フラッシュへ充電信号が送られ、さらにカメラ52からのフラッシュ信号Sfにより閃光を発するように制御される。照明部70は、プレイ中は常時点灯される図示されない蛍光灯等の照明装置に相当し、メイン制御部80からの指示に基づきI/O制御部72によって調光および点灯/消灯が制御される。I/O制御部72は、制御装置内のハードウェアによって実現され、メイン制御部80からの指示に基づき、照明部70およびフラッシュ照明部71を制御すると共に、コイン入力部66からのコイン信号をメイン制御部80へ転送する。
【0080】
メイン制御部80は、制御装置内のコンピュータがソフトウェアを実行することによって実現され、上述のように各部に指示を出す。また、制御装置内のコンピュータは、タイマー機能を備えており、メイン制御部80は、このタイマー機能を利用して、操作部67に含まれるシャッタボタンが押下されてからキャプチャ処理が開始されるまでの時間、キャプチャ処理を許容する時間、およびタッチペンによる手書き画像の受け付けや付加画像の選択・編集を許容する時間を管理する。
【0081】
<3.ブック型メニューの具体的構成>
図5は、本発明の一実施形態に係るデジタイザ101R上に一体として組み込まれるブック型メニューの概略的な構成を示す平面図であり、図6は、本ブック型メニューの概略的な構成を示す正面図である。なお、同様のブック型メニューはデジタイザ101L上に一体として組み込まれているものとする。以下、図5および図6を参照して、本ブック型メニューの構成について説明する。
【0082】
ブック型メニュー110は、デジタイザ101R上に組み込まれてその位置を固定されており、複数の画像処理コマンドを含むメニューが印刷されているページを表裏に有する第1から第3までのシート111〜113と、これらのシートを本のようにめくることを可能にするため各シートの所定辺近傍に開口された複数の穴にリング状の留め具を通すことにより各シートを支持するシート綴代台115と、第1から第6までのページセンサ121〜126と、デジタイザ101Rである認識パネル120とを備える。なお、ブック型メニュー110は、デジタイザ101R上に載置されてその位置を固定されてもよい。
【0083】
第1から第3までのシート111〜113は、表面および裏面に画像処理コマンドを示す着色された小さな絵(アイコン)が描かれており、このコマンド(アイコン)の上で利用者がタッチペン18Rを接触させると、そのときのタッチペンの座標がデジタイザ101Rにより読みとられ、利用者Uが選択したコマンドが判別される。なお、このコマンドは、文字、数字、または所定の画像であってもよい。また、コマンドの内容は、各種画像処理手法のほか、手書きペンの種類などおよそ画像に対する所定の処理を指示する各種コマンドを含んでもよい。
【0084】
また、第1のシート111は、上辺左端近傍が半円状に上方へ突出した形状をしており、表面(すなわち各シートをシート綴代台115の直上中央に支持した場合の左側の面)に上記のような所定のメニューが印刷された第1のページを有し、裏面(すなわち上記場合の右側の面)にも第1のページの内容とは異なる所定のメニューが印刷された第2のページを有している。第2のシート112は、上辺中央近傍が同様に突出した形状をしており、第3および第4のページを有している。第3のシート113は、上辺右端近傍が同様に突出した形状をしており、第5および第6のページを有している。
【0085】
第1のページセンサ121は、近接センサであって、第1のシート111がシート綴代台115よりも左側にあるときに、第1のシート111の上記突出部の裏面側と接触または近接するように配置されており、第1のシート111における第1のページが閉じられている場合にはこれを検知して、第1のページ検出信号を出力する。同様に、第2のページセンサ122は第2のシート112における第3のページが閉じられていることを検知して第3のページ検出信号を出力し、第3のページセンサ123は第3のシート113における第5のページが閉じられていることを検知して第5の検出信号を出力する。また、第4から第6までのページセンサ124〜126も同様の検出信号を出力する。これらの第1から第6までのページセンサ121〜126は、図4におけるページ検出部84に相当し、上記検出信号は座標入力制御部76に入力されて、当該検出結果および入力されたタッチペンの座標に基づき、利用者により選択された(すなわち開かれた)ページを判別し、当該ページのメニューに記載された特定の画像処理コマンドが座標とコマンドとの対応関係を示す所定のテーブル等と照合されることにより判別される。なお、第4から第6までのページセンサ124〜126が省略される場合であっても開かれているページを判別することは可能であるが、第4から第6までのページセンサ124〜126により右側のページが確実に閉じられていることを検出する構成であるため、左右のページが閉じられて所定のページが見開かれていることを確実に検出することが可能になる。また、図示されない第4から第6までのシートがさらに設けられてシート数が6枚となる場合でも(同様にシート数が4枚または5枚となる場合でも)、第1から第3までのページセンサ121〜123に加えて第4から第6までのページセンサ124〜126により開かれているページを検出することができる。なお、第1から第6までのページセンサ121〜126は、ページを検知することができる赤外線センサまたは光センサであってもよい。
【0086】
<4.フラッシュの具体的構成>
フラッシュ201L,201R,202L,202R,203L,203Rは、それぞれ図3に示す位置に配置されており、その前面(すなわち閃光が放たれる方向にある面)には視野選択性フィルム(または視野選択性ガラス)が設けられている。視野選択性フィルム(または視野選択性ガラス)は、例えば携帯電話の液晶表示面に貼られ、または建築用の外装ガラスとして用いられており、斜め方向から見えにくくする用途に供されている。この視野選択性フィルム(または視野選択性ガラス)は、当該フィルム面に対して垂直な方向から到来する光をほぼ100%透過するが、当該垂直方向に対して特定の方向(例えば横方向)へ所定の角度(以下「限界角」と称する)を超える角度をなす方向から到来する光の強度を減衰する性質を有する。なお、この視野選択性フィルムは、この特定の方向に対する垂直方向(例えば縦方向)へ傾いた方向から到来する光の強度を減衰することはない。また、この視野選択性フィルムは、当該フィルム面に対して垂直な方向からの角度が限界角を超えて大きくなるにしたがってその減衰量が大きくなる構成であってもよいし、上記角度が限界角を超えるとほぼ完全に光を透過しない構成であってもよい。さらに、この視野選択性フィルムは、顕著な限界角を有しない構成であって当該フィルム面に対して垂直な方向からの角度が大きくなるにしたがってその減衰量が大きくなる構成であってもよい。この構成では、上記限界角は0であるか、0に近い微小値であるといえる。また、視野選択性フィルムは、偏向フィルタを含み、また必ずしも薄いフィルムである必要はなく厚い板であってもよいし、上記機能または構成を有する視野選択性素材であれば、プラスチックやガラスの他、どのような素材であってもよい。
【0087】
ここでフラッシュ201Lを例に説明する。フラッシュ201Lは、カメラ16により撮影されるべき方向を中心として図3に示す正面左側に配置されており、その前面には図3に示す正面右方向へ限界角を超える角度をなす方向へ放たれる閃光の強度を減衰するように視野選択性フィルムが配置されている。なお、このように配置された場合には、図3に示す正面上下方向に傾いた方向へ放たれる閃光の強度が減衰されることはない。また、利用者Uがカメラ16から撮影に適する所定の位置に離れて立つ場合には、視野選択性フィルムの前面に対して垂直な方向から限界角以内の範囲に利用者Uが位置するものとし、利用者Uがカメラ16から或る程度近い位置に立つ場合には、視野選択性フィルムの前面に対して垂直な方向から限界角を超えた範囲に利用者Uが位置するものとする。
【0088】
図7は、フラッシュ201L、カメラ16、および利用者Uの位置関係を説明するための平面図である。なお、図7では上記限界角がθで表されている。このように視野選択性フィルムを含むフラッシュ201Lが配置されると、利用者Uがカメラ16から或る程度離れて立つ場合にはフラッシュ201Lから放たれた閃光が減衰されることなく利用者Uに照射され、利用者Uがカメラ16に或る程度近づいて(図7に示す利用者U’の位置に)立つ場合には上記閃光が減衰されて利用者U(図7では利用者U’)に照射される。このため、利用者Uがカメラ16に近づいて立つ場合にも、撮影に適さない強すぎる閃光が利用者Uに対して照射されることがない。
【0089】
また、フラッシュ202Lについても、限界角が異なる他は同様に構成することができ、フラッシュ201Rおよび202Rについても同様に構成することができる。さらに、フラッシュ203Lおよび203Rについても同様に構成することができるが、これらのフラッシュは図3に示す正面上部付近に設けられているため、これらのフラッシュの前面には図3に示す正面下方向に限界角を超える角度をなす方向へ放たれる閃光の強度を減衰するように視野選択性フィルムが配置される構成であってもよい。このような構成によっても上記と同様の効果を得ることができる。
【0090】
さらにフラッシュ201L,201R,202L,202R,203L,203Rの前面には上記の視野選択性フィルム(または視野選択性ガラス)に代えて、1つ以上の遮光板が設けられてもよい。以下、この遮光板がフラッシュ201Lの前面に設けられる場合を例に説明する。このフラッシュ201Lの前面に設けられる遮光板は、図3に示す正面上下方向を長手方向とし、正面奥行き方向を短手方向とする長方形の板またはフィンであり、正面左右方向に間隔をあけて複数が設けられている。このように遮光板を含むフラッシュ201Lが配置されると、利用者Uがカメラ16から或る程度離れて立つ場合にはフラッシュ201Lから放たれた閃光が遮光板に遮られることなく利用者Uに照射され、利用者Uがカメラ16に或る程度近づいて立つ場合には上記閃光の一部が遮光板に遮られて利用者Uに照射される。このため、利用者Uがカメラ16に近づいて立つ場合にも、撮影に適さない強すぎる閃光が利用者Uに対して照射されることがない。なお、遮光板は完全に閃光を遮ってもよいし、閃光の強度を或る程度減衰して透過する半透明の板であってもよい。
【0091】
<5.補助フラッシュの具体的構成>
補助フラッシュ210L,210Rは、利用者Uの頭部の上方かつ斜め後方からその頭部付近へ向けて閃光を放つように、図1および図2に示す位置に配置されている。このように利用者Uの頭部に斜め方向から閃光が照射されて撮影が行われることにより、撮影画像に写るべき利用者Uの頭部に光輪状の美しいつやが得られる。このつやは、少なくとも利用者Uの頭部の上方から閃光が照射されることにより得られるが、利用者Uの顔部付近に不必要な閃光が照射されないように頭部後方から照射される構成が好ましい。また、頭部の真後ろ方向から閃光が照射される構成よりも、斜め後方から照射される構成の方がより美しいつやが得られるのでより好ましく、さらに斜め45度後方から照射される構成が最も美しいつやが得られるので最も好ましい。
【0092】
また、補助フラッシュ210L,210Rの前面には、上述したフラッシュ201L,201R,202L,202R,203L,203Rと同様に、視野選択性フィルムが設けられている。なお、この視野選択性フィルムに代えて視野選択性ガラスまたは1つ以上の上記と同様の遮光板が設けられてもよい。この視野選択性フィルムは、図2に示す撮影室2の側面(図の上下)方向であって限界角を超える角度をなす方向へ放たれる閃光の強度を減衰するよう上記フラッシュの前面に配置される。具体的には、補助フラッシュ210L, 210Rは撮影室2の側面へ照射される閃光の強度を十分に減衰するように配置される。このように視野選択性フィルムを含む補助フラッシュ210L,210Rが配置されると、利用者Uの頭部には放たれた閃光が減衰されることなく照射されるとともに、撮影室2の側面(に吊されている図示されないサイドカーテン)には十分に減衰された閃光が照射されるため、その反射光が利用者Uの顔部等を照らすことがない。このように、頭部の髪だけに閃光を照射する構成により、サイドカーテンからの不要な反射光などの乱反射光を防いで、全体の照明環境のバランスを壊すことなく利用者Uの頭部に美しいつやが得られる。
【0093】
また、変形例として、これらのフラッシュの前面には図1に示す正面下方向に限界角を超える角度をなす方向へ放たれる閃光の強度を減衰するように視野選択性フィルムが配置されてもよい。図8は、この補助フラッシュ210L,210Rおよび利用者Uの位置関係を説明するための側面図である。なお、図8では上記限界角がθで表されている。このように視野選択性フィルムを含むフラッシュ201Lが配置されると、利用者Uがカメラ16に近づくことにより補助フラッシュ210L,210Rから或る程度離れて立つ場合にはこれらの補助フラッシュから放たれた閃光が減衰されることなく利用者Uに照射され、利用者Uがカメラ16に或る程度離れることにより補助フラッシュ210L,210Rに近づいて立つ場合には上記閃光が減衰されて利用者Uに照射される。このため、利用者Uが補助フラッシュ210L,210Rに近づいて立つ場合にも、撮影に適さない強すぎる閃光が利用者Uに対して照射されることがない。ここで、比較的高い位置に配置される前述のフラッシュ203L,203Rは、上記変形例と同様に構成することが可能である。
【0094】
なお、補助フラッシュ210L,210Rのいずれか一方は省略することが可能であり、省略される場合であっても上記つやが得られる。なお、利用者Uの立つ位置や人数、または利用者Uの選択操作に応じて、補助フラッシュ210L,210Rのいずれか一方のみが閃光を放つように図4に示すメイン制御部80により照明の切り替え制御を行う構成であってもよい。
【0095】
<6.カーテンの具体的構成>
図9は、カーテン300の概略的な構成を示す斜視図である。カーテン300は、多数の円の絵柄が描かれている第1のシート材301および多数の星の絵柄が描かれている第2のシート材302を含む複数のシート材と、これらのシート材の上辺近傍の複数の所定箇所を吊り下げるための第1のカーテンレール部311および第2のカーテンレール部312を含む複数のカーテンレール部とを備える。
【0096】
上記シート材は、柔らかな素材、例えばカーテン生地からなる。また、上記カーテンレール部は、レールに沿って移動可能に支持されている複数のランナを含み、これらのランナはそれぞれ対応するシート材の上記所定箇所にあけられた穴に掛止用の部材を通して当該シート材を吊り下げている。これらのカーテンレール部は、図1に示す撮影室2の天板の一部である取り付け面320に対して、取り付け用金具により固定されている。なお、これらのカーテンレール部に代えてパイプ構造の軸レールが備えられ、当該パイプの外径よりやや大きい内径を有する複数の吊りリングが軸レールに沿って移動可能なように支持されており、これらの吊りリングがそれぞれシートの上部付近にあけられた穴に挿通されて、シート材が吊り下げられる構成であってもよい。
【0097】
これらの各カーテンレール部にはそれぞれ2つのシート材が吊り下げられている。例えば、第1のカーテンレール部311には、第1のシート材301および第2のシート材302が吊り下げられている。もちろん、各カーテンレール部にはそれぞれ3つ以上のシート材が吊り下げられていてもよく、カーテンレール部間の間隔および全体の大きさによる制限を除きカーテンレール部の数に制限はない。
【0098】
各カーテンレール部に吊り下げられた2つの各シート材は、カーテンレール部のいずれか一方の端部付近で固定されておりその端部近傍にて折り畳むことができるとともに、カーテンレール部の一端から他端まで展開することができるように支持されている。このような支持状態は、例えば図10および図11に示される。図10は、第1のシート材301が第1のカーテンレール部311の一端から他端まで展開された状態を示す図であり、図11は、第2のシート材302が第1のカーテンレール部311の一端から他端まで展開された状態を示す図である。
【0099】
この構成によれば、各カーテンレール部に吊り下げられた各シート材の一方または双方を折り畳み、またはカーテンレール部の一端から他端もしくは途中まで展開させて、1つ以上のシート材を様々な位置に移動させることにより、様々な背景を作り出すことが可能である。以下、上記のように作出される背景について説明する。
【0100】
図12は、各シート材が所定の位置に移動されて或る背景が作出される場合の一例を示す図である。図12に示すように、多数の円の絵柄が描かれている第1のシート材301は、正面に向かって左側へ約2/3が折り畳まれ、約1/3が正面左側から展開されている。また、多数の星の絵柄が描かれている第2のシート材302は、正面に向かって右側へ約2/3が折り畳まれており、約1/3が正面右側から展開されている。このように各シート材を配置すれば、第1のカーテンレール部311の正面付近の約1/3が開いた状態になり、第2のカーテンレール部312に吊り下げられており正面右側から左側付近まで展開された多数のハートの絵柄が描かれている第3のシート材303を上記開いた部分から見ることが可能になる。したがって、カメラから見た背景は多数の円、ハート、星の絵柄が描かれているものとして構成される。
【0101】
図13は、各シート材が所定の位置に移動されて或る背景が作出される場合の別例を示す図である。図13に示すように、第1のシート材301は、正面に向かって左側へ完全に折り畳まれている。また、多数の星の絵柄が描かれている第2のシート材302は、正面に向かって右側へ約2/3が折り畳まれており、約1/3が正面右側から展開されている。さらに、多数のハートの絵柄が描かれている第3のシート材303は、正面に向かって右側へ約1/3が折り畳まれており、約2/3が正面右側から展開されている。このように各シート材を配置すれば、第1のカーテンレール部311の正面左側の約2/3および第2のカーテンレール部312の正面左側の約1/3が開いた状態になる。よって、第3のカーテンレール部313に吊り下げられており正面右側から展開された多数のダイヤの絵柄が描かれている第4のシート材304を上記開いた部分から見ることが可能になる。したがって、カメラから見た背景は多数のダイヤ、ハート、星の絵柄が描かれているものとして構成される。以上のように、本カーテン300の構成によれば、1つ以上のシート材を様々な位置に移動させることにより、様々な背景を作出することが可能である。
【0102】
また本カーテン300に含まれる上記シート材の1つ以上は、利用者Uの顔部が露出すべき開口部を有しており、例えばシート材表面に上記開口部を顔の位置とする人物や動物などの絵が描かれていることにより、撮影時のコスプレ(コスチュームプレイ)用の前景を構成することができるものであってもよい。図14は、上記前景を構成すべきシート材が展開されているカーテン300の斜視図である。このコスプレ用シート材350は、利用者Uの顔部が露出すべき第1の開口部351と、利用者Uの左手首から先の部分が露出すべき第2の開口部352を有しており、その表面には第1の開口部351を顔の位置とし、第2の開口部352を左手首の位置とする人物の絵が描かれている。利用者Uは、このコスプレ用シート材350の後ろ側(すなわちカメラ16の反対方向側)に体を入れて、第1の開口部351から顔を出し、第2の開口部352から左手首を出す。このコスプレ用シート材350の構成により、利用者Uは擬似的な着替え遊び(コスチュームプレイ)を楽しみながら、描かれた人物等の絵を前景とする撮影画像を得ることができる。なお、コスプレ用シート材350は、前景を構成すべきシート材の一例であって、必ずしも着替え遊びに供される必要はなく、前景を構成するための絵が描かれているものであれば、どのようなものであってもよい。また、このコスプレ用シート材350を吊り下げているカーテンレール部のさらに後ろ側のカーテンレール部には、上述のような絵柄が描かれたシート材が吊り下げられるので、同時に背景を作出することが可能である。
【0103】
<7.手持ちカメラの具体的構成>
手持ちカメラ30は、撮影室2において床面上に存在する利用者Uに把持されており、当該利用者Uを撮影して撮影画像を表す画像信号を出力する撮像部と、撮影されるべき範囲を映す撮影範囲確認部と、手持ちカメラ30における撮像タイミングを決定するシャッタボタンとを備えている。
【0104】
手持ちカメラ30は、撮像部であるCCD(電荷結合素子)を利用して画像信号を生成する小型ビデオカメラである。撮影範囲確認部は、小型ビデオカメラの画角とほぼ等しい画角を有する曲面ミラーであり、撮像部近傍であって利用者Uが視認しやすい位置に設けられる。この小型ビデオカメラの光軸と曲面ミラーの光軸とはほぼ平行になるように調整されている。このように構成すれば、曲面ミラーからの反射像は、小型ビデオカメラが撮像すべき画像とほぼ同一になる。そのため、利用者Uに撮影範囲確認部を視認させることにより、撮像部により撮影されるべき画像は、利用者Uにより撮影前に予め的確に予測される。よって、利用者Uはこの撮影範囲確認部を見ながら、手持ちカメラ30の位置を調整して所望の撮影画像を得る。もちろん、利用者Uは、手持ちカメラ30により自らを撮影するだけでなく、予め用意されるぬいぐるみ等の対象物や利用者U以外の人物を撮影してもよい。また、カメラ16とは異なる位置からの撮像画像が得られるため、遊技性の高いスタンプ画像または背景用画像が作成される。なお、撮影範囲確認部は、曲面ミラーの他、LCDのようなディスプレイ装置であってもよい。その場合には、手持ちカメラ30のスルー画像が当該ディスプレイ装置に表示される。また、前面に固定されたカメラ16に代えて、上記手持ちカメラ30またはその他の手持ちカメラを設けてもよい。さらに、手持ちカメラ30またはその他の手持ちカメラは、例えばマイクスタンドのような位置を固定させるための保持装置に取り付けられる構成であってもよい。
【0105】
以下、利用者Uの操作に基づく手持ちカメラ30の動作について説明する。利用者Uは、手持ちカメラ30を把持し、撮影範囲確認部を見ながら所望の位置まで動かしてその位置を維持する。または、手持ちカメラ30を任意の位置に保持する上記のような図示されない移動スタンドを設けて、当該移動スタンドが有する所定のホルダ部に手持ちカメラ30を保持させてもよいし、撮影室2の壁などに上記ホルダ部を設けてこれに保持させてもよい。その後、利用者は適宜のタイミングで手持ちカメラ30に取り付けられたシャッタボタンを押下する。その直後または数秒程度の予め決められた時間の経過後に撮影が行われる。撮影後のスタンプ画像および背景用画像の作成および編集動作については前述した。このように利用者Uが把持する手持ちカメラ30にシャッタボタンが備えられる構成により、利用者Uの位置や姿勢が崩されることなく撮像が行われる。なお、以上では、手持ちカメラ30およびカメラ16はそれぞれ異なる所定の位置にシャッタボタンを有しており、これらのシャッタボタンが押下されることにより別々のタイミングで撮影が行われるように構成されるが、手持ちカメラ30により撮影されるタイミングを決定するシャッタボタンとカメラ16により撮影されるタイミングを決定するシャッタボタンとは同一であるように構成されてもよい。
【0106】
<8.本実施形態の効果>
上記のように本発明に係る一実施形態では、複数の画像処理コマンドを含むメニューが印刷されているページを表裏に有する第1から第3までのシート111〜113と、開かれているページを検出する第1から第6までのページセンサ121〜126とを含むブック型メニュー110をデジタイザ101R,101L上にそれぞれ載置する構成により、利用者Uがその嗜好に合わせた手順でメニューを選択することができるとともに、装置が起動されていない場合やプレイが開始されていない場合でも利用者Uがメニューを見ることができる低コストな入力手段を提供することができる。
【0107】
上記のように本発明に係る一実施形態では、フラッシュ201L,201R,202L,202R,203L,203Rの前面に視野選択性フィルム、視野選択性ガラス、または1つ以上の遮光板が設けられる構成により、利用者Uがカメラに近づいた場合でも、利用者に対して過度に強い閃光があたることなく撮影のための適切な照度を保つことができるフラッシュを提供することができる。また、カメラ16から見て利用者Uの頭部の上方であって左右に約45度後方からその頭部付近へ向けて閃光を放つように補助フラッシュ210L,210Rを配置する構成により、撮影画像に写るべき利用者Uの頭部に光輪状の美しいつやが得られる。さらに、補助フラッシュ210L,210Rの前面に視野選択性フィルム、視野選択性ガラス、または1つ以上の遮光板が設けられる構成により、撮影室2内(側面)からの不要な乱反射光を防ぎ、利用者Uの頭部にさらに美しいつやを得ることができる。さらにまた、ドーム型の反射板の曲率半径よりも近い距離に発光部を設けるドーム型フラッシュ6の構成により、発光部から放たれた閃光が反射板により広がりをもって反射されため、撮影室2内の撮影環境を均質にすることができる。また、撮影室2の天井にドーム型の形状が得られるため、美感上も好ましい。
【0108】
上記のように本発明に係る一実施形態では、カーテン300に含まれる複数のシート材を吊り下げたカーテンレール部を撮影されるべき方向へ所定の間隔をあけて複数配置する構成により、利用者Uが自らの嗜好に合わせた背景を簡単に短時間で選択することができ、背景のバリエーションが豊富なカーテンを備える自動写真作成装置を提供することができる。
【0109】
上記のように本発明に係る一実施形態では、手持ちカメラ30の撮像部の画角と撮影範囲確認部である曲面ミラーの画角とがほぼ等しく構成されるため、曲面ミラーからの反射像が撮像部により撮像されるべき画像とほぼ同一になる。そのため、利用者Uは、撮影範囲確認部を視認することにより、撮像部により撮影されるべき画像を撮影前に予め的確に予測することができ、手持ちカメラ30の位置を調整して所望の撮影画像を得ることができる。また、カメラ16とは異なる位置からの撮像画像が得られるため、遊技性の高いスタンプ画像または背景用画像が作成される。さらに利用者Uが把持する手持ちカメラ30にシャッタボタンが備えられる構成により、利用者Uの位置や姿勢を崩すことなく撮像を行うことができる。
【0110】
上記のように本発明に係る一実施形態では、例えば画像編集入力が受け付け中である場合においても、手持ちカメラ51のシャッタボタンが押下されることにより取得された撮影画像を付加画像として各種画像処理を行う構成により、利用者の嗜好に合わせたタイミングで様々な撮影画像を取得して合成画像を編集・作成することができる。したがって、遊技用写真作成装置の遊技性または娯楽性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る遊技用写真作成装置の側面図である。
【図2】上記一実施形態に係る遊技用写真作成装置の平面図である。
【図3】上記一実施形態に係る遊技用写真作成装置内部の本体部の正面図である。
【図4】上記一実施形態に係る遊技用写真作成装置の要部を機能面から見た構成を示すブロック図である。
【図5】上記一実施形態に係るブック型メニューの概略的な構成を示す平面図である。
【図6】上記一実施形態に係るブック型メニューの概略的な構成を示す正面図である。
【図7】上記一実施形態に係るフラッシュ、カメラ、および利用者の位置関係を説明するための模式図である。
【図8】上記一実施形態に係る補助フラッシュおよび利用者の位置関係を説明するための模式図である。
【図9】上記一実施形態に係るカーテンの概略的な構成を示す斜視図である。
【図10】上記一実施形態に係る第1のシート材が第1のカーテンレール部の一端から他端まで展開された状態を示す図である。
【図11】上記一実施形態に係る第2のシート材が第1のカーテンレール部の一端から他端まで展開された状態を示す図である。
【図12】上記一実施形態に係る各シート材が所定の位置に移動されて或る背景が作出される場合の一例を示す図である。
【図13】上記一実施形態に係る各シート材が所定の位置に移動されて或る背景が作出される場合の別例を示す図である。
【図14】上記一実施形態に係る前景を構成すべきシート材が展開されているカーテンの斜視図である。
【図15】上記一実施形態に係る背景用画像に基づく合成画像の作成を説明するための図である。
【符号の説明】
2  …撮影室
4  …本体部
16 …カメラ
17 …確認用LCD
18L,18R …タッチペン
22 …メインディスプレイ装置(LCD)
26 …コイン投入口
28 …写真シール取出口
52 …カメラ
54 …確認表示部(LCD)
58 …キャプチャ制御部
60 …画像処理部
62 …メイン表示部(メインディスプレイ装置)
64 …写真シール出力部(プリンタ)
66 …コイン入力部
68 …表示入力部
70 …照明部
74 …ペン入力部
76 …座標入力制御部
80 …メイン制御部
82 …非表示入力部
84 …ページ検出部
101L,101R …デジタイザ
110 …ブック型メニュー
111〜113 …第1から第3までのページ
115 …ページ綴代台
120 …認識パネル
121〜126 …第1から第6までのページセンサ
201L,201R,202L,202R,203L,203R,204 …フラッシュ
210L,210R …補助フラッシュ
300 …カーテン
301〜304 …第1から第4までのシート材
311〜313 …第1から第3までのカーテンレール部
350 …コスプレ用シート材
U  …利用者
θ  …限界角

Claims (12)

  1. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する複数の撮影手段と、当該複数の撮影手段により得られる1つ以上の撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力装置とを備える自動写真作成装置であって、
    前記複数の撮影手段のうちの1つ以上は、前記利用者により近傍の所望の位置へ移動可能に構成される可動撮影手段であることを特徴とする自動写真作成装置。
  2. 前記可動撮影手段は、前記利用者により支持されることを特徴とする、請求項1に記載の自動写真作成装置。
  3. 前記可動撮影手段は、前記利用者が把持可能に構成されており、当該利用者が操作することにより撮像タイミングを決定するシャッタ手段を含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の自動写真作成装置。
  4. 前記可動撮影手段は、当該可動撮影手段により撮影されるべき撮影画像を前記利用者に確認させる確認手段を含むことを特徴とする、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の自動写真作成装置。
  5. 前記確認手段は、関連する可動撮影手段の画角とほぼ等しい画角を有する曲面ミラーであることを特徴とする、請求項4に記載の自動写真作成装置。
  6. 前記可動撮影手段は、他の撮影手段により得られる撮影画像に対して合成されるべき合成用撮影画像を出力することを特徴とする、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の自動写真作成装置。
  7. 前記撮影画像および前記合成画像の一方または双方を表示する表示手段と、前記合成画像を作成するために前記撮影画像に対して画像編集を行う編集手段と、当該編集手段に関連する前記利用者による操作を受け付ける入力手段とをさらに備え、
    前記編集手段は、前記合成用撮影画像を繰り返して貼り付け合成可能なスタンプ画像として記憶し、前記入力手段により受け付けられた操作に応じて当該スタンプ画像を貼り付け合成することを特徴とする、請求項6に記載の自動写真作成装置。
  8. 前記編集手段は、前記可動撮影手段により異なる時刻に撮影された複数の合成用撮影画像をそれぞれ所定のフレームデザイン用画像と合成し、合成されたそれぞれの画像を複数のスタンプ画像として記憶することを特徴とする、請求項7に記載の自動写真作成装置。
  9. 前記入力手段は、前記合成画像における前記スタンプ画像を貼り付け合成すべき画像位置を示す情報を受け付けるとともに、さらに当該画像位置を中心として所定角を有する円弧が描かれることにより当該所定角を示す情報を受け付け、
    前記編集手段は、前記入力手段により受け付けられた所定角に基づいて前記スタンプ画像を回転させて、前記入力手段により受け付けられた画像位置に貼り付け合成することを特徴とする、請求項7または請求項8に記載の自動写真作成装置。
  10. 前記撮影画像および前記合成画像の一方または双方を表示する表示手段と、前記合成画像を作成するために前記撮影画像に対して画像編集を行う編集手段と、当該編集手段に関連する前記利用者による操作を受け付ける入力手段とをさらに備え、
    前記編集手段は、前記合成用撮影画像を前記撮影画像に対する背景として貼り付け合成可能な背景用画像として記憶し、前記入力手段により受け付けられた操作に応じて当該背景用画像を貼り付け合成することを特徴とする、請求項6に記載の自動写真作成装置。
  11. 所定の撮影領域における被写体である利用者を撮影する複数の撮影ステップと、当該複数の撮影ステップにおいて得られる1つ以上の撮影画像または当該撮影画像を含む合成画像を写真として出力する出力ステップとを備える自動写真作成方法であって、
    前記複数の撮影ステップのうちの1つ以上は、前記利用者により近傍の所望の位置へ移動可能に構成される可動撮影手段で撮影することを特徴とする自動写真作成方法。
  12. 請求項11に記載の自動写真作成方法により写真として印刷されたことを特徴とする印刷媒体。
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