JP2004028436A - ガスコンロの五徳取付け構造 - Google Patents

ガスコンロの五徳取付け構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ガスコンロの五徳取付け構造として、天板に対する汁受け皿の誤セットを確実に気付かせるようにし、汁受け皿の誤セットを防止して五徳を正しく位置決めさせる。
【解決手段】汁受け皿3は、周壁部32に外側凸部351と内側凹部352とを有した絞り部35を備える。天板開口部20には、汁受け皿3の絞り部35における外側凸部351を係合可能とする切欠き部23を設けると共に、五徳4には、汁受け皿3の絞り部35における内側凹部352に係合可能とする位置決め用突片44を五徳ツメ42の足部を延長形成して設ける。上記汁受け皿3に設ける絞り部35を2個とすることによって、汁受け皿3の誤セット時は必ず汁受け皿3がガタ付くため、この誤セット状態に容易に気付くことができる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスコンロの五徳取付け構造に関し、特に五徳をガスバーナに対して位置決めさせるため汁受け皿に五徳が位置決めされて取付けられるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガスコンロにおいてガスバーナに対し五徳を位置決めして取付けられるものが実開平6−28507号公報に開示されている。この五徳取付け構造を採用するガスコンロは、図6〜図8に示すように、コンロ本体801の上面にガスバーナBが臨む天板開口部820を有する天板802を備え、この天板開口部820に汁受け皿803を支持させると共に汁受け皿803に五徳804を支持させている。なお、このものは、下面板870上にガラスプレート860が配置されて、これら下面板870とガラスプレート860とによって上記天板802を構成している。
【0003】
そして、このものは、天板開口部820における立上げ片822に3つの切欠き部823を設ける(図6、図8を参照)。また、汁受け皿803の外側に上記切欠き部823と係合する絞り凸部851を3つ設けると共にこれら絞り凸部851の裏側に形成される絞り凹部852と係合する位置決め用突片844を五徳804の対応する3つの五徳ツメ842に形成する。これによって、汁受け皿803は天板802に係止され、五徳804は汁受け皿803に係止されるため、五徳804は汁受け皿803を介して天板802に位置決めされる。
【0004】
従って、ガスバーナBに対する五徳804の位置ずれが阻止でき、ガスバーナBの炎が五徳ツメ842と触れないように例えば小炎孔とした部分と、五徳ツメ842とを必ず対応させて五徳ツメ842の過熱の防止等を行っている。
【0005】
また、このものは、図7に示すように、五徳804におけるリング状の板材からなる五徳枠841が宙に浮いた状態にあって五徳ツメ842を汁受け皿803の外周フランジ831に支持させているので、五徳804を汁受け皿803上に確実に安定させるため、五徳804に位置決め用突片844を3つ設け、これに伴ない上記天板開口部820の切欠き部823や上記汁受け皿803の絞り凹部852が3箇所に設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記汁受け皿803の天板802へのセット時に、天板開口部820の切欠き部823が汁受け皿803自体によって隠れて見えない状態となるため、汁受け皿803の絞り凸部851を天板開口部820の切欠き部823に誘導させ難く、汁受け皿803の天板802へのセットが非常にやり辛かった。
【0007】
しかも、この汁受け皿803の絞り凸部851が3箇所に形成されているため、これら絞り凸部851が天板開口部820の切欠き部823に係合されなくても天板開口部820の立上り片822上に安定して支持されることから、上述の汁受け皿セットのやり辛さと相まって汁受け皿803の誤セットに全く気付かないことがあった。
【0008】
そして、この誤セット状態の汁受け皿803に対しても、上記五徳804の位置決め用突片844が正常に汁受け皿803の絞り凹部852と係合されるため、汁受け皿803が天板802に誤セットされていても気付かれなかった。この汁受け皿803の誤セット状態では、汁受け皿803に取付けた五徳804も、ガスバーナBに対して位置決めされていないこととなり、その結果、ガスバーナBの炎が五徳ツメ842に当たって燃焼効率を低下させてしまう等の不具合が生じる。
【0009】
また、この汁受け皿803の誤セット状態で、重い調理鍋等が五徳804上に載せられると、汁受け皿803の絞り凸部851が天板開口部820の立上げ片822に無理に嵌合され、次に天板802から汁受け皿803を取外そうとしても、そう簡単には取外せなくなってしまう不具合も起こる。
【0010】
さらに、この汁受け皿803の誤セット状態では、汁受け皿803の外周フランジ831と天板802との間にすき間が形成されるため、このすき間から調理鍋等の煮こぼれ等がコンロ本体801内部に浸入してしまう不具合も起こる。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、天板に対する汁受け皿の誤セットを確実に気付かせるようにし、汁受け皿の誤セットを防止して五徳を正しく位置決めさせるガスコンロの五徳取付け構造を実現するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の請求項1に係るガスコンロの五徳取付け構造は、
コンロ本体上面の天板におけるガスバーナが臨む天板開口部に汁受け皿を支持させると共に該汁受け皿に五徳を支持させたガスコンロの五徳取付け構造であって、
外側凸部と内側凹部とを有した絞り部が上記汁受け皿の周壁部に設けられ、
上記天板開口部に上記汁受け皿をセットしたとき、上記絞り部の外側凸部を係合可能とする切欠き部が該天板開口部に設けられ、
上記汁受け皿に上記五徳をセットしたとき、上記絞り部の内側凹部に係合可能とする位置決め用突片が該五徳の下部に設けられ、
且つ、上記絞り部を汁受け皿に1個または2個設けるようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
これによると、上記汁受け皿の絞り部は、2個以下の個数でしか設けられないので、汁受け皿の天板へのセット時、汁受け皿における絞り部の外側凸部が天板開口部の切欠き部に係合されない間は、汁受け皿は、天板開口部で2点支持されるから、必ずガタ付いた状態となる。そのため、汁受け皿の外側凸部が切欠き部に係合されない誤セット状態に容易に気付くことができる。従って、汁受け皿は、絞り部の外側凸部が天板開口部の切欠き部に係合される正規の位置にセットされるようになる。すると、この正規位置にセットされた汁受け皿において五徳の位置決め用突片を絞り部の内側凹部に係合させることによって、五徳をガスバーナに対して位置決め状態にして確実にセットさせることができる。このように、五徳は、ガスバーナに対して位置決め状態にして確実に取付けられるため、ガスバーナの炎が五徳ツメに当たって燃焼効率を低下させる等の不具合を防止できる。
【0014】
また、汁受け皿が天板開口部に確実に正規の位置にセットされるようになるため、絞り部の外側凸部が天板開口部に強く噛み込んで汁受け皿が取外し難くなることも防止でき、さらには汁受け皿の外周フランジと天板との間にすき間が形成されることもなく煮こぼれ等がコンロ本体内部に浸入してしまう不具合も防止できる。
【0015】
(2)また、本発明の請求項2に係るガスコンロの五徳取付け構造は、上記ガスコンロの五徳取付け構造(請求項1)において、
上記五徳の位置決め用突片を上記汁受け皿の上記絞り部の数よりも多くならない個数で設けるようにしたことを特徴とするものである。
【0016】
これによると、五徳の位置決め用突片は、1個または2個しか設けられない。従って、この五徳も汁受け皿にセットする際、位置決め用突片が絞り部の内側凹部に係合されない間は、五徳は、汁受け皿上で2点支持されるから、必ずガタついた状態となるので、五徳の誤セット状態に容易に気付くことができ、五徳の誤セットも確実に防止できる。
【0017】
【発明の効果】
(1)本発明の請求項1に係るガスコンロの五徳取付け構造によれば、上記汁受け皿の絞り部は、2個以下の個数でしか設けられないので、汁受け皿の誤セット状態に容易に気付くことができ、確実に汁受け皿を正規の位置にセットさせるようにできる。従って、正規位置にセットされた汁受け皿に五徳をガスバーナに対して位置決め状態にして確実にセットさせることができ、ガスバーナの炎が五徳ツメに当たって燃焼効率を低下させる等の不具合を防止できる。
【0018】
しかも、汁受け皿が天板開口部に確実に正規の位置にセットされるようになるため、絞り部の外側凸部が天板開口部に強く噛み込んで取外し難くなることも防止でき、さらには汁受け皿の外周フランジと天板との間にすき間が形成されることもなく煮こぼれ等がコンロ本体内部に浸入してしまう不具合も防止できる。
【0019】
(2)また、本発明の請求項2に係るガスコンロの五徳取付け構造によれば、五徳の位置決め用突片が1個または2個しか設けられることがないため、五徳も汁受け皿にセットする際、五徳の誤セット状態に容易に気付くことができ、五徳の誤セットも確実に防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
なお、実施の形態では、システムキッチン等のカウンタートップにドロップイン形式に取付けたガスコンロを例に挙げて説明するが、本発明は、このようなドロップイン形式以外の据え置きタイプにおいても適用可能である。
【0021】
図1は、ガスコンロの断面図を示し、図2は、このガスコンロの天板の平面図を示す。また、図3は、上記汁受け皿の平面図を示し、図4は、汁受け皿に上記五徳がセットされた状態の断面図を示す。そして、図5は、汁受け皿と五徳との取付け構造の部分斜視図を示す。
【0022】
図1に示すように、このガスコンロGCは、カウンタートップCTの開口10にコンロ本体1の上部フランジ11を支承させ、上面をカウンタートップCTと略フラットとなるように配置させている。なお、コンロ本体1の前面には、ガスバーナBの火力調節レバー12や点火スイッチ13が配置されている。コンロ本体1の上面には、天板2が取付けられている。
【0023】
上記天板2には、コンロ本体1内のガスバーナBが臨む円形の天板開口部20が設けられ、この天板開口部20に丸型の汁受け皿3を支持させると共にこの汁受け皿3に丸型の五徳4を支持させている。この天板開口部20は、ガスコンロGCに備えるガスバーナBの数に合せて設けられ、図2に示すように、本例のものでは2つ設けられている。そして、これら天板開口部20の形成箇所がガスコンロGCのコンロ部となる。なお、図2中、天板2の後方にはグリル部の排気口Hが設けられている。
【0024】
また、上記天板2は、上記天板開口部20の周縁に隆起した段押し部21が設けられ、また、この段押し部21に連続してフランジ部22が設けられて天板開口部20を形成させている。これら段押し部21とフランジ部22に上記汁受け皿3の外周フランジ31が支持されることによって、汁受け皿3が天板開口部20にセットされる。そして、この天板開口部20にセットされた汁受け皿3の外周フランジ31上に上記五徳4が載置され、これによって五徳4が汁受け皿3を介して天板2にセットされる。
【0025】
上記天板開口部20のフランジ部22には、図2に示すように、2個の切欠き部23が設けられている。これら切欠き部23は、ガスコンロGCの前後方向において天板開口部20の中心を通る直線上に対向配置されている。また、天板2には、上記段押し部21の外側に上記切欠き部23位置を示すマークM2がそれぞれ付されている。なお、これらマークM2は、天板2を隆起させて形成するが、シールや印刷等で天板2上に付したもの等でもよい。
【0026】
図3〜図5に示すように、上記丸型の汁受け皿3は、上記天板開口部20に支持させる外周フランジ31と、この外周フランジ31の内側端から垂下形成させた周壁部32と、この周壁部32の下部から内側に連続形成させた皿部33と、この皿部33中央に設けてガスバーナBを望ませる中央口部34とを有するものである。
【0027】
一方、上記丸型の五徳4は、リング状の線材からなる五徳枠41と、この五徳枠41上に等間隔に形成された6本の五徳ツメ42とを有し、6本の五徳ツメ42のうち対向する2本の五徳ツメ42においてその下部に形成された足部43を他の五徳ツメ42よりも上記五徳枠41下方へ突出させて、これを位置決め用突片44とするものである。
【0028】
そして、上記汁受け皿3の外周フランジ31は、図5をも参照し、上段部311と下段部312とを構成し、上段部311が天板2の段押し部21に載置され、下段部312が天板開口部20のフランジ部22に載置される。上記丸型の五徳4は、この外周フランジ31の下段部312上に五徳枠41が載置され、五徳ツメ42の下部が上段部311に載置される。なお、この外周フランジ31の上段部311には、この汁受け皿3にホーロをコーティングするときコーティング液に浸けるに際して吊り下げ用の孔部hが設けられている。この吊り下げ用孔部hは、五徳4をセットすると五徳ツメ42によって隠されるので、見栄えを損ねることもない(図3を参照)。
【0029】
また、上記汁受け皿3の周壁部32には、上記下段部312に開口すると共に、外側凸部351と内側凹部352とを有する絞り部35が2個設けられている。これら絞り部35は、汁受け皿3の中心を通る直線上に対向配置されている。そして、これら絞り部35における外側凸部351が上記天板開口部20のフランジ部22に設けた切欠き部23に係合される一方、内側凹部352に五徳4の上記位置決め用突片44が係合される。これによって、五徳4が汁受け皿3を介してガスバーナBと位置決め状態にして取付けられる。
【0030】
また、上記汁受け皿3の皿部33には、上記2個の絞り部35位置をそれぞれ示すマークM3が2個付されている。なお、これらマークM3は、皿部33を隆起させて形成するが、シールや印刷等で皿部33上に付したもの等でもよい。また、この皿部33の中央口部34付近は、斜め上方へ折り曲げられた返し部331が設けられている(図4を参照)。この返し部331によって、中央口部34に臨んだガスバーナBに煮こぼれ等が撥ね付かないようガードしている。また、この皿部33は、中心に向けて高くなるようやや傾斜させ、煮こぼれ等が中央口部34から零れてガスバーナBに滴下されたり、コンロ本体1内部に浸入しないようにしている。
【0031】
そして、上記汁受け皿3と上記丸型五徳4とを天板2にセットするには、例えば、ガスコンロGCの前面側に立って次のように行われる。
まず、汁受け皿3をその絞り部35が天板開口部20に設けた切欠き部23と概ね一致するように天板開口部20に載置させる。このとき、天板2上の切欠き部23を示すマークM2を目安にし、上から視認できる汁受け皿3の絞り部35やその皿部33に設けたマークM3が上記天板2上のマークM2と向き合うように配置させる。これにより、汁受け皿セット時に、天板開口部20の切欠き部23が汁受け皿3に隠れて見えなくなっても、汁受け皿3の絞り部35を天板開口部20の切欠き部23付近に容易に配置させることができる。
【0032】
また、この汁受け皿3の絞り部35は、2個設けられるので、汁受け皿3の天板開口部20へのセット時、絞り部35の外側凸部351が切欠き部23に係合されない間は、汁受け皿3は、天板開口部20におけるフランジ部22に2点支持されるから、必ずガタ付いた状態となる。この場合、上記絞り部35の外側凸部351が切欠き部23に嵌り込んで係合されるまでの汁受け皿3のガタつきは、2個の絞り部35が汁受け皿3の中心を通る直線上に対向配置されているので、これら2個の絞り部35が中心を通る直線上に対向配置されないものと比して最も大きくガタつき、汁受け皿3の誤セット状態が一層はっきり確認できる。従って、汁受け皿3の誤セット状態に容易に気付くことができ、絞り部35の外側凸部351が切欠き部23に係合されない状態のままで放置されることも防止できる。
【0033】
そして、天板2上のマークM2を目安にして汁受け皿3を小幅に左右に回動させるだけで絞り部35の外側凸部351が切欠き部23に簡単に誘導されて嵌り込む。これにより、汁受け皿3が天板2天板開口部20に正しくセットされる。すなわち、この汁受け皿3にも配置させる向きが決められており、この決められた正規の位置に正しくセットされることとなる。
【0034】
次いで、この天板開口部20に正規位置にセットされた汁受け皿3上に丸型の五徳4がセットされる。すなわち、五徳4下部の2個の位置決め用突片44位置を予め確認し、この位置決め用突片44を設けたどちらかの五徳ツメ42を指で摘んで汁受け皿3の外周フランジ31における内側の下段部312にセットさせる。このとき、汁受け皿3のマークM3や天板2上のマークM2を目安に、指で摘んでいる五徳ツメ42をこれらマークM2,M3付近に配置させる。これにより、五徳4セット時に、汁受け皿3の絞り部35が五徳枠41に隠れて見えなくなっても、五徳ツメ42の下部に形成させた位置決め用突片44が汁受け皿3の絞り部35付近に容易に配置させることができる。
【0035】
また、この位置決め用突片44も、2個設けられるので、五徳セット時に、位置決め用突片44が絞り部35の内側凹部352に係合されない間は、五徳4は、汁受け皿3の外周フランジ31上に2点支持されるから、必ずガタ付いた状態となる。そして、上部の汁受け皿セット時の場合と同じく、2個の位置決め用突片44がこの五徳4の中心を通る直線上に対向配置されているので、位置決め用突片44が絞り部35の内側凹部352に嵌り込んで係合されるまで大きくガタつく状態にあるから、五徳4の誤セット状態がはっきり確認できる。従って、五徳4の誤セット状態に容易に気付くことができ、五徳4の位置決め用突片44が絞り部35の内側凹部352に係合されない状態のままで放置されることも防止できる。
【0036】
そして、天板2上のマークM2や汁受け皿3上のマークM3を目安にして五徳4を小幅に左右に回動させるだけで位置決め用突片44が絞り部35の内側凹部352に簡単に誘導されて嵌り込む。すると、汁受け皿3の外周フランジ31の下段部312上に五徳枠41が載置され、その上段部311に五徳ツメ42の下部が載置される。これにより、五徳4は、汁受け皿3に位置決めされて取付けられる。汁受け皿3も天板開口部20に位置決めされて取付けられているので、この五徳4は、汁受け皿3を介して天板2に位置決め状態で正しくセットされる。
【0037】
そして、この五徳セット状態では、五徳ツメ42のみならず五徳枠41をも汁受け皿3の外周フランジ31に載置させるようにするので、図6〜図8に示す従来のものと異なり、五徳4が安定して汁受け皿3に支持され、そのため、五徳4の位置決め用突片44を2個以下としても五徳4を安定して汁受け皿3にセットさせておくことができる。
【0038】
以上のように、本実施の形態のものによれば、汁受け皿3が誤セットされた状態でその上に五徳4がセットされることを防止でき、よって、五徳4は、ガスバーナBに対して位置決め状態にして確実に取付けられるため、ガスバーナBの小炎孔を五徳ツメ42と対向させて炎が五徳ツメ42に当たらないようにすれば、ガスバーナBの燃焼効率を低下させる等の不具合も防止できる。また、五徳ツメ42の過熱も防止できる。
【0039】
また、汁受け皿3が天板開口部20に確実に正規の位置にセットされるようになるため、絞り部35の外側凸部351が天板開口部20に強く噛み込んで取外し難くなることも防止できる。
さらに、汁受け皿3の外周フランジ31と天板2との間にすき間が形成されることもなく煮こぼれ等がコンロ本体1内部に浸入してしまう不具合も防止できる。
なお、本発明は、上記実施の形態のものに限定されず、種々の設計変更が可能である。
【0040】
例えば、上記五徳4の位置決め用突片44を上記汁受け皿3の絞り部35の数よりも多くならない個数で設けるようにしてもよい。すなわち、上記実施の形態のように汁受け皿3に絞り部35を2個設ける場合は、位置決め用突片44を1個設けるようにしてもよい。この場合も、五徳4は、位置決め用突片44が汁受け皿3の内側凹部352に係合されない状態では汁受け皿3上で不安定にガタついた状態となるため、五徳4の誤セットに容易に気付くことができ、五徳4の誤セットも確実に防止できる。
【0041】
また、上記位置決め用突片44は、特定の五徳ツメ42の下部の足部43を延長形成させたものであるが、五徳ツメ42とは別体に五徳枠41に形成させたものでもよい。
【0042】
また、上記汁受け皿3の絞り部35を1個設けるようにしてもよい。この場合も、汁受け皿3は、絞り部35の外側凸部351が天板開口部20の切欠き部23に係合されない状態では天板2上で不安定にガタついた状態となるため、汁受け皿3の誤セットに容易に気付くことができ、汁受け皿3の誤セットも確実に防止できる。
【0043】
また、上記天板開口部20の切欠き部23は、上記汁受け皿3に設けられた絞り部35の数以上の個数で設けられてもよい。この場合、例えば、上記実施の形態において6本の五徳ツメ42の位置に対応して切欠き部23を4個または6個としてもよい。すると、汁受け皿セット時に、2パターン(切欠き部23を4個)または3パターン(切欠き部23を6個)の配置位置が形成されるので、汁受け皿3を大きく回動させることなく切欠き部23に絞り部35を係合させることができ、迅速に汁受け皿3をセットできる。
【0044】
また、上記汁受け皿3の2個の絞り部35を汁受け皿3の中心を通る直線上に対向配置させるが、このように対向配置させなくてもよい。但し、この場合は上記天板開口部20の切欠き部23や五徳4の位置決め用突片44の配置位置も対応させる必要がある。
【0045】
また、五徳4、汁受け皿3、天板開口部20の形状を円形以外の多角形としてもよいし、五徳枠41を線材ではなく板材で形成してもよく、さらに五徳ツメ42の本数も上記6本に限定されない。
【0046】
また、天板2は、下面板とこれに載置されるガラスプレートとによって構成されてもよいし、ステンレスなどでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるガスコンロの五徳取付け構造を採用したガスコンロを示した断面図である。
【図2】ガスコンロの天板を示した平面図である。
【図3】汁受け皿に五徳が載置された状態を示した平面図である。
【図4】汁受け皿に五徳が載置された状態を示した断面図である。
【図5】五徳取付け構造を示した部分斜視図である。
【図6】従来のガスコンロの五徳取付け構造を示した部分斜視図である。
【図7】従来のガスコンロの五徳取付け構造を示した断面図である。
【図8】従来のガスコンロの五徳取付け構造における天板を示した平面図である。
【符号の説明】
1 コンロ本体
2 天板
3 汁受け皿
4 五徳
20 天板開口部
21 段押し部
22 フランジ部
23 切欠き部
31 外周フランジ
32 周壁部
33 皿部
34 中央口部
35 絞り部
41 五徳枠
42 五徳ツメ
43 足部
44 位置決め用突片
311 上段部
312 下段部
331 返し部
351 絞り部における外側凸部
352 絞り部における内側凹部
B ガスバーナ
M2,M3 マーク

Claims (2)

  1. コンロ本体上面の天板におけるガスバーナが臨む天板開口部に汁受け皿を支持させると共に該汁受け皿に五徳を支持させたガスコンロの五徳取付け構造であって、
    外側凸部と内側凹部とを有した絞り部が上記汁受け皿の周壁部に設けられ、
    上記天板開口部に上記汁受け皿をセットしたとき、上記絞り部の外側凸部を係合可能とする切欠き部が該天板開口部に設けられ、
    上記汁受け皿に上記五徳をセットしたとき、上記絞り部の内側凹部に係合可能とする位置決め用突片が該五徳の下部に設けられ、
    且つ、上記絞り部を汁受け皿に1個または2個設けるようにしたことを特徴とするガスコンロの五徳取付け構造。
  2. 請求項1に記載のガスコンロの五徳取付け構造において、
    上記五徳の位置決め用突片を上記汁受け皿の上記絞り部の数よりも多くならない個数で設けるようにしたことを特徴とするガスコンロの五徳取付け構造。
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